JP6655697B2 - 撮像装置用ホルダ及び貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、撮像装置用ホルダ及び貯蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫の庫内の食品に関する情報を認識するために、カメラを用いた冷蔵庫のシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、冷蔵庫では、庫内にカメラを設置することは予定されていない。このため、例えば冷蔵庫の扉のドアポケットにカメラを配置した場合、ドアポケットにカメラ全体が収容されて撮像範囲を確保できず、或は、扉の開閉によりカメラの配置がずれる等、解決すべき、実用上の課題が存在する。
特開2012−226748号公報
本発明が解決しようとする課題は、貯蔵庫における庫内の撮像に好適な撮像装置用ホルダ、及び貯蔵庫を提供することである。
実施形態による撮像装置用ホルダは、撮像装置の外郭をなす筺体を保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体に設けられ、貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品における被取付部に着脱可能に取付けられる取付部と、を備え、前記取付部は、前記被取付部となる前記貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品の形状に合わせて形成され、当該被取付部へ取付けられることにより、当該被取付部に対して位置決めされた状態で、前記庫内の所定の位置で前記撮像装置による撮像が可能に構成されている
実施形態による貯蔵庫は、撮像装置用ホルダを備えたものであり、前記撮像装置用ホルダは、前記撮像装置の外郭をなす筺体を保持するホルダ本体と、前記ホルダ本体に設けられ、前記貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品における被取付部に着脱可能に取付けられる取付部と、を備え、前記取付部は、前記被取付部となる前記貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品の形状に合わせて形成され、当該被取付部へ取付けられることにより、当該被取付部に対して位置決めされた状態で、前記庫内の所定の位置で前記撮像装置による撮像が可能に構成されている
一実施形態における冷蔵庫を開扉した状態で示す正面図 冷蔵庫及び撮像装置の電気的構成を含む家電ネットワークシステムの概略構成を示す図 (a)及び(b)は、撮像装置の外観を表す正面図及び内部構造を表す縦断側面図 (a)及び(b)は、第1ホルダの正面図及び側面図 第1ホルダの下側から見た斜視図 ビードにおける被取付部を説明するための斜視図 第1ホルダを取付けた部分における拡大横断面図 第1ホルダをとともに示す被取付部近傍の図 第1ホルダに保持された撮像装置による撮像画像の一例を示す図 (a)及び(b)は、第2ホルダの平面図及び正面図 第2ホルダとともに示す収納容器の裏側から見た斜視図 第2ホルダを取付けた部分における拡大縦断側面図 (a)〜(c)は、第2ホルダに係る他の設置例について収納容器とともに模式的に示す平面図 第2ホルダに保持された撮像装置による撮像画面の一例を示す図
以下、一実施形態について、図1〜図12を参照しながら説明する。
図1に示すように、冷蔵庫1は食材を貯蔵するための貯蔵庫として、本体2の上部から順に、冷蔵室3、野菜室4、製氷室5、上部冷凍室6、及び下部冷凍室7を備える。冷蔵室3及び野菜室4と、製氷室5及び上部冷凍室6との間は、図示しない断熱仕切壁により仕切られている。前記冷蔵室3は、所謂両開き式の左扉3a及び右扉3bによって開閉される。詳しい図示は省略するが、これらの扉3a,3bは、冷蔵室3の前面開口における左右両側部のヒンジ部に回動自在に枢支された回動式扉である。また、本実施形態の右扉3bは、左扉3aよりも左右方向の寸法(つまり枢支側から反枢支側までの扉のサイズ)が大きく設定されている。
一方、野菜室4、製氷室5、上部冷凍室6及び下部冷凍室7は、引出し式の扉4a、扉5a、扉6a及び扉7aによって夫々開閉されるようになっている。各扉には、その開閉状態を検知するためのセンサが設けられている。なお、図2では、左扉3a用の左ドアセンサ3Sa、右扉3b用の右ドアセンサ3Sbのみを図示している。また、図1に示す冷蔵庫1の構成は一例であり、各貯蔵庫の配置順が異なっていたり、例えば上部冷凍室6が冷蔵と冷凍とを切り替え可能な切替室でもよい。
冷蔵室3の左扉3aには、上段から順にドアポケット8a、ドアポケット9a、ドアポケット10aが設けられており、右扉3bには、上段から順にドアポケット8b、ドアポケット9b、ドアポケット10bが設けられている。また、冷蔵室3内には、例えばガラス等の透明性材料で形成された棚板11が、上下方向に複数並べて配置されている。このうち最下段の棚板11の下方には、例えば卵室やチルド室のような特定目的室12が設けられている。また、冷蔵室3には庫内照明灯として、上面部に天井ライト13aが、側面に側面ライト13b(図2参照)が配設されている。天井ライト13aは庫内の上部側を照明し、側面ライト13bは庫内の中央部や下部等を照明する。
前記左扉3a及び右扉3bの前面は、絶縁性のガラス材料つまり電波を透過させる非金属製材料であるガラス板3gで覆われている。左扉3a及び右扉3bの内部には、断熱材であるウレタンが充填剤として充填されている。そして、左扉3a及び右扉3bの内側たる裏面は、非金属の樹脂製の内板14に、突出部としてのビード15を立設した構成となっている。左扉3aの裏面には、反枢支側(ビード15よりも開放端側)に位置させて、右扉3bとの隙間を埋めるための回動式の縦仕切り17が設けられている。なお、野菜室4の扉4a等も、右扉3bと同様にその前面がガラス板で覆われており、内部にはウレタンが断熱材として充填されている。
詳しくは後述するように、左扉3a及び右扉3bにおけるビード15は、前記ドアポケット8a〜10bを着脱可能に取付けるための被係合部を備える。例えば縦仕切り17がない右扉3bには、ビード15と前記被係合部を利用して、撮像装置18用の第1ホルダ51が取付けられるようになっている。また、例えば野菜室4の壁部には、撮像装置18用の第2ホルダ52(図11参照)が取りけられるようになっている。
続いて、撮像装置18について、図3(a)(b)も参照しながら説明する。
撮像装置18は、冷蔵庫1の庫内を撮像するために用いられるカメラであり、その外郭をなす筐体23が略直方体状に形成されている。筐体23には、撮像レンズ21及び撮像ランプ22と、照度センサ27cとが露出するように設けられている。以下では、当該レンズ21等が露出する側(図3(b)では右側)を筐体23の主面23aとし、反対側を背面とする。なお、レンズ21及びランプ22が直接露出しているのではなく、その表面をカバー等で覆う構成としてもよい。
前記レンズ21は、例えば概ね120度程度の視野角を有する広角レンズを採用している。従って、後述する図9に示すように、前記右扉3bが閉鎖された状態で、ドアポケット8a〜10bの少なくとも一部を含む冷蔵室3の庫内の略全域について、撮像装置18による撮像が可能とされている。なお、比較例として一般的なWebカメラの場合、その視野角は概ね55度程度である。
前記筐体23内には、制御基板24、電池25、通信モジュール26、検知部27(図2参照)が収容されている。制御基板24には、例えばLEDからなる2個のランプ22,22が前記レンズ21を挟む位置に実装されている。つまり、ランプ22は、その照射方向と撮像装置18の撮像方向とが同じ向きになり、照射される光が撮像装置18にとって逆光にならないように庫内を照明する。また、制御基板24には、図2に示す撮像部28、制御部29等が設けられている。撮像部28は、CCDやCMOS等の周知の撮像素子を有し、その撮像素子は、筐体23の長手方向に延びる長方形の形状をなす。このため、一般的には縦長の冷蔵室3を撮像する際、撮像装置18を図8に示す縦向きで保持する第1ホルダ51を用いることで、撮像素子が縦長の向きとなる。
一方、横長の野菜室4を撮像する際、撮像装置18を図11に示す横向きで保持する第2ホルダ52を用いることで、撮像素子が横長の向きとなる。なお、筐体23の側面部には、オン・オフスイッチやモード設定用のスイッチ等のスイッチ類20(図2参照)が設けられている。
前記電池25は、制御部29や通信モジュール26、検知部27等に電力を供給する。電池25は、筐体23内の一側部(図3(b)では最下部)に寄せて配置されており、当該一側部における前後方向(同図3(b)で左右方向)の概ね全域を占有する。従って、仮に当該最下部の電池25の液漏れが生じたとしても、制御基板24側に液が流れ込むことを防止できる。また、筐体23内の各部材のうち比較的重量が大きい電池25を最下部に配置することで、前記第1ホルダ51で保持された縦向きの撮像装置18の重量バランスが安定する。この場合、重心が撮像装置18の下部に位置するため、扉3b開閉時の遠心力や振動等により撮像装置18が第1ホルダ51から転倒すること等を防止できる。また、詳しくは後述するように、第1ホルダ51は、撮像装置18の転倒を規制するための規制部を有しており、電池25が最上部となる向きでも撮像装置18を安定して保持するようになっている。なお、電池25は、例えば冷蔵庫1内のように比較的低温の場所であっても優れた放電特性を示すリチウム電池で構成されている。
前記通信モジュール26は、図2に示すルータ101との間での通信が可能に構成されており、通信端末103やサーバ104に画像情報を送信する。通信モジュール26は、撮像装置18で撮像した庫内の画像情報を通信端末103やサーバ104等の外部の装置に送信するための通信手段である。なお、通信モジュール26は、筐体23の背面側(最外縁側)の壁部に沿って設けられており、内蔵するアンテナ(図示略)と筐体23との間に他の部品等が存在せず、アンテナによる電波の送受信を阻害しないように構成されている。また、通信モジュール26は電池25に対して垂直向きになり、且つアンテナと電池25とが対向しない配置とされている。
そして、冷蔵庫1では、扉3b,3b,4aの前面は、上記したガラス材料で形成されているため、撮像装置18からの無線通信用の電波は、金属板等を用いる場合に比べて、扉3b,3b,4aを透過し易くなっている。特に、第1ホルダ51により撮像装置18を右扉3bの開放端側に配置したので、当該扉3bの如く観音開きの場合には、扉3b,3bの隙間から電波が庫外に出易い。従って、扉の前面が金属材料で形成されている場合でも、電波が庫外に出易く、扉内部がウレタンで充填されているため、電波を遮る可能性が少ない。
前記冷蔵庫1では、断熱材として、ウレタンの代わり或いはウレタンとともに、真空断熱材を用いた構成としてもよい。真空断熱材は、金属製の箔部材(例えばアルミ箔)と例えば合成樹脂製のフィルム部材とを貼り合わせてラミネート加工したフィルムでガラス繊維等の芯材を包むことで、例えば長方形の薄板状に形成した構成にある。この真空断熱材を、冷蔵庫1の筐体や扉の内部部材として用いる場合、撮像装置18近傍を避けて配設することで、電波が外に出易くなる。また、この場合、右扉3bについて通信モジュール26の部位を避けて真空断熱材を配置し、他の扉3a,6a,7aについて全面に真空断熱材を配置することにより、冷蔵庫1の断熱性を極力維持しながらも電波を出し易くすることができる。このような構造は、冷蔵庫1の通信装置34を介さずに撮像装置18から情報を送信する構成において、特に有意になる。
上記冷蔵庫1及び撮像装置18の電気的構成、並びに家電ネットワークシステム100について、図2を参照しながら概説する。先ず冷蔵庫1の主制御部30は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、内部にCPUや、ROM、RAM等の記憶部を有し、冷蔵庫1全体の制御を司る。主制御部30には、周知の冷凍サイクル等で構成される冷蔵用冷却機構31と冷凍用冷却機構32とが接続されており、当該主制御部30により冷却機構31,32を夫々駆動制御する。
主制御部30には、左ドアセンサ3Sa、右ドアセンサ3Sb、天井ライト13a、側面ライト13bが接続されるとともに、庫内センサ(図示略)や操作パネル33が接続されている。庫内センサは、冷蔵室3や下部冷凍室7の温度を検出するセンサを含む。前記操作パネル33は、表示器33a、スイッチ類33b、及び庫外センサ33cを有する。表示器33aは、冷蔵庫1の運転状態等の各種の情報を表示する。スイッチ類33bは、冷蔵庫1に対して入力操作が可能な各種のスイッチを含む。庫外センサ33cは、庫外の環境を検出するための温度センサや湿度センサを含む。主制御部30は、各ドアセンサ、前記庫内センサ、庫外センサ33c、スイッチ類33bからの入力信号に基づいて、冷却機構31,32、ライト13a,13b、表示器33a等を制御する。
また、主制御部30は、有線通信方式や無線通信方式により通信装置34と通信可能となっている。通信装置34は、例えば冷蔵庫1に対し着脱可能な無線通信用のアダプタで構成されている。通信装置34は、庫内を撮像するための指令(以下、撮像指令とも称する)を外部の装置から受信する。そして、主制御部30は、撮像指令を受信すると、撮像装置18に対して撮像指示を行う(例えば光の点滅信号により行う)。なお、撮像装置18に対する撮像指示は、ドアセンサ3Sa,3Sbからの入力信号に基づき、主制御部30により扉3a,3bが閉鎖状態にあることを判断して行うことができる。
一方、撮像装置18の制御部29は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、その装置18全体の制御を司る。制御部29は、内部にCPUや、ROM、RAM等の記憶部や、時刻を取得するためのリアルタイムクロック(以下、RTCと称する)を有する。
具体的には、制御部29には、撮像部28、ランプ22、スイッチ類20、通信モジュール26、検知部27が接続されている。前記検知部27は、温度センサ27a、加速度センサ27b、及び照度センサ27cを有する。制御部29は、温度センサ27aにより外部の温度を検知することで、撮像装置18が何れの貯蔵庫に設置されているか設置場所を判断する。温度センサ27aは、温度に比例して出力が変化するため、冷蔵室3や冷凍室6,7を判断するための基準となる基準温度に対応する閾値を設定しておくことで、制御部29により、撮像装置18の設置場所を判断することができる。
前記加速度センサ27bは、所謂三軸センサとしてX方向、Y方向及びZ方向(図3参照)の三軸方向について、撮像装置18に加わる重力加速度を検知する。このため、図8に示す第1ホルダ51を用いて、撮像装置18を縦向きで設置した場合と、同じく縦向きでも上下に180度半転させた向きで設置した場合(以降、何れの場合も縦置きとする)とにおいて、加速度センサ27bの出力が変化する。また、図11に示す第2ホルダ52を用いて、撮像装置18を横向きで設置した場合と、同じく横向きでも左右に180度半転させた向きで設置した場合(以降、何れの場合も横置きとする)とにおいて、加速度センサ27bの出力が変化する。この出力の変化により、制御部29は、撮像装置18の縦置きや横置きに係る4パターンの向きを検知して、後述する画像処理や設置場所の判断に利用することができる。
前記照度センサ27cは、撮像装置18が設置された場所の照度を検知する。これにより、制御部29は、照度センサ27cの検知信号に基づいて、前記ライト13a,13bの点灯の有無を判断する。一方、冷蔵庫1の主制御部30は、通信装置34を介して外部から撮像指令を受信すると、撮像タイミングを報知するために例えば天井ライト13aを予め設定された所定の点滅パターンで点滅させる。これにより、制御部29は、撮像指令を受信したか否かを照度センサ27cで検知した照度に基づき判定し、或いは前記RTCにより計時を行うことで所定期間が経過したかを判定して、撮像部28による撮像タイミングを制御する。
前記制御部29は、通信モジュール26により、ルータ101を介して外部の通信回線102に通信可能に接続されている。ルータ101は、いわゆる無線アクセスポイントであり、無線通信方式にて当該撮像装置18や冷蔵庫1と通信可能に接続されている。これにより、撮像装置18及び冷蔵庫1は、通信回線102に接続されている通信端末103やサーバ104との間で各種の情報をやり取りする。なお、上記した家電ネットワークシステム100では、冷蔵庫1の庫内を撮像した画像情報をサーバ104で記憶し、通信端末103は、サーバ104から画像情報を取得する。サーバ104は、所謂コンピュータシステムにより構成されており、アップロードされた画像を、通信端末103と撮像装置18(或いは冷蔵庫1)とを対応付けて、時系列で複数枚記憶する。また、画像情報は、例えばビットマップ形式やJPEG形式等、周知の形式のデータで送信することができる。また、通信端末103は、携帯可能な所謂スマートフォンやタブレット型パソコン、家電ネットワークシステム100に接続されているテレビ等を想定している。
そして、制御部29は、ランプ22による撮像環境を整える制御(点灯制御)や、通信モジュール26による画像情報の送信のための制御、前記画像の補正処理を含む画像処理等を行う。例えば、撮像装置18を縦置き又は横置きにした場合、画像は90度或いは180度回転した状態となっているため、画像の変換を行うことで上下方向が統一された画像、即ち、ユーザが冷蔵庫1を直接視認するときと同様の向きの画像を通信端末103に表示させる。また、広角レンズ21では図9に示すように中央付近が歪んだ画像となるため、中央付近と上下の端部との比率を一致させるような画像処理を行うことで、その歪を補正する(図14の画像200参照)。このような画像処理は、制御部29にて実行する(或いはサーバ104や通信端末103で実行してもよい)。
さて、本実施形態の撮像装置18は、第1ホルダ51を用いて縦置きで冷蔵室3に取付けられ、第2ホルダ52を用いて横置きで野菜室4に取付けられる。これらの取付構造及び各ホルダ51,52の保持構造について、第1ホルダ51、第2ホルダ52の順に説明する。
図4に示すように、第1ホルダ51は、例えば透明樹脂材料からなり、上面側及び正面側が開放された矩形箱型容器状をなす。第1ホルダ51は、撮像装置18の筐体23を保持するホルダ本体53と、右扉3bの被取付部に取付けられる取付部60とを一体に有する。なお、ホルダ51、52は、撮像装置18を保持した状態における筐体23の主面23a側を正面(前面)側として説明する。
前記ホルダ本体53は、左右の側壁部53a,53bと、背壁部53cと、底壁部53dとで縦置きの筐体23を囲う形状をなす。また、左右の側壁部53a,53bにおける前端部には、保持面である背壁部53cと対向するように、規制部54a,54bが設けられている。左側の規制部54aと右側の規制部54bは、何れも側壁部53a,53b前端を内側へ屈曲したリブ状をなしている。ホルダ本体53に収容される縦置きの筐体23は、その主面23aの左縁部が規制部54aで保持され、主面23aの右縁部が規制部54bで保持される。本実施形態では、規制部54a,54bは、縦置きの筐体23中心までの高さ位置よりも、上方の位置まで保持するように延設されている。具体的には、図4に示す規制部54a,54bの高さ寸法(ホルダ本体53の高さ寸法L1h)は、図3に示す筺体23の縦置き時の高さ寸法L1cの半分よりも大きくなるように設定されている(L1h>(L1c/2)、図8参照)。
これにより、規制部54a,54bと背壁部53cとの間で筐体23を挟むことで、撮像装置18の転倒が確実に防止される。ホルダ本体53において、前記規制部54a,54bは、筐体23の縁部のみを保持する寸法形状をなし、両者54a,54b間の開口が、撮像装置18の視野(撮像範囲)を遮ることがない窓部55を構成する。また、この窓部55の開口によって、ランプ22による照明を阻害することがない。
ホルダ本体53の底部には、内部と外部を連通する連通孔56a,56bが設けられている。図5に示すように、右隅部の連通孔56bは、底壁部53dの右側前部と、側壁部53bの下側前部と、規制部54b下端部とを切欠くようにして形成されている。同様に、左角部の連通孔56aは、底壁部53dの左側前部と、側壁部53aの下側前部と、規制部54a下端部とを切欠くようにして形成されている。
前記取付部60は、ホルダ本体53における側壁部53bの前縁部に連なるフック状部61と、側壁部53bにおける外側の上半部に設けられた係合部62とで構成されている。
フック状部61は、図7に示すように後方たるビード15側に向けて開口する嵌合溝(嵌合部)61aを有するフック状をなす。また、フック状部61は、図5に示すように所定の厚みで屈曲した形状をなす弾性体であり、自身の弾性力(可撓性)により、嵌合溝61aがビード15に嵌り込む。図1に示すように、左右の扉3a,3bにおける裏面の左右両側にて上下方向に延びるビード15a〜15dと、その上下の両端部にて左右方向に延びるビード15e〜15hとのうち、フック状部61が嵌るビード15aと、他のビード15b〜15hとで厚さ寸法(図7で左右方向の寸法)を異ならせる。
この場合、ビード15aの形状に関し、フック状部61の嵌合溝61aが嵌る寸法に設定することで、第1ホルダ51が所定のビード15aに取付けられるようになっている。また、第1ホルダ51は、ホルダ本体53に保持した撮像装置18に対し、ビード15aやフック状部61により撮像範囲を遮らないよう、ホルダ本体53前端側(図7で下側)とフック状部61前端側とで、大きな段差がない構成となっている。
取付部60の係合部62は、前述したドアポケット9bの係合部(図示略)に合わせて形成されている。即ち、右扉3bのビード15a,15bには、ドアポケット8a〜10bの係合部が係脱可能に係合する被係合部41が複数設けられている。ここで、図6は、第1ホルダ51が取付けられるビード15aの被係合部41近傍を拡大して示している。同図に示すように、被係合部41は、ビード15aの内側面に、上下方向に複数並べて形成されている(被係合部41を上下に3箇所以上並べて形成してもよい)。これら被係合部41に、ドアポケット9bの係合部を選択的に係合させることで、ドアポケット9bの上下方向の位置調整が可能とされている。この場合、ドアポケット9bの係合部に係合されていない被係合部41に対して、取付部60の係合部62を選択的に係合させることができる。
前記被係合部41は、ビード15aから内方側(図6では左右方向)に突出した一対のブロック部41a,41bからなる。ブロック部41a,41bは、その突出方向から見て矩形状をなしており、夫々の上面部は、水平な平坦面41cとされている。また、ブロック部41a,41bは、相互に離間しており、両者41a,41bの間隙を利用して、前後方向の位置決めが可能に構成されている。上記したビード15aと被係合部41は、被取付部40を構成しており、複数の被係合部41の夫々に対応する複数の被取付部40として機能する。なお、例えばビード15aと被係合部41とのうち被係合部41のみを被取付部とする等、被取付部は適宜変更しうる。
一方、第1ホルダ51における、取付部60の係合部62は、図4(b)に示す水平部63と垂直部64a,64bとからなる。このうち、係合部62の水平部63は、フック状部61の後面から側壁部53bの後端にわたって水平に延設されている。係合部62の垂直部64a,64bは、水平部63の中央部から下方に延設されており、被係合部41のブロック部41a,41b間に差し込まれるピッチで形成されている。係合部62の水平部63と垂直部64a,64bは、何れも側壁部53bからの突出寸法(図4(b)では手前側への突出長)が、少なくともブロック部41aの突出寸法に合わせて形成されている(図7参照)。
上記係合部62は、その水平部63がブロック部41a,41bの平坦面41cに載置されることで、被係合部41に対し上下方向に位置決めされる。また、係合部62は、その垂直部64a,64bがブロック部41a,41b間に差し込まれることで、被係合部41に対し前後方向に位置決めされる。また、このとき、第1ホルダ51は、ホルダ本体53の背壁部53cが右扉3bの内板14に沿い、且つフック状部61の嵌合溝61aがビード15aに嵌合することで、所定の位置に固定される。
前記取付部60の係合部62を、複数の被係合部41のうち何れの被係合部41に係合させても、第1ホルダ51は、冷蔵室3全域の撮像に好適な位置となる。即ち、ホルダ本体53に撮像装置18を保持した状態で、第1ホルダ51の係合部62を中段のドアポケット9b用の複数の被係合部41に選択的に係合させることで、そのレンズ21中心が冷蔵室3の上下方向の略中央付近に位置する。また、第1ホルダ51は、両開き式の扉3a,3bのうち左右方向の長さが大きい扉3bの反枢支側に設ける構成としたので、レンズ21中心が冷蔵室3の左右方向の中央に位置する。なお、図8のレンズ21中心で交差する十字状の一点鎖線は、冷蔵室3の上下方向の中心線と左右方向の中心線を表す。
また、撮像装置18は、第1ホルダ51により、右扉3bの内板14に沿うように保持されるため、撮像装置18と棚板11上の食材との間の距離を確保することができ、視野を大きくすることができる。こうして、撮像装置18は、広角のレンズ21と相俟って冷蔵室3の略全域を撮像することができるとともに、撮像した画像の中心を冷蔵室3の中心として前述した歪みの補正を行うことができる。
図10(a)及び(b)は、野菜室4に取付け固定される第2ホルダ52の平面図及び正面図を示す。第2ホルダ52は、例えば透明樹脂材料からなり、上面側及び正面側が開放された矩形箱型容器状をなす。第2ホルダ52は、撮像装置18の筐体23を保持するホルダ本体70と、扉4aの裏面側に取付けられる取付部80とを一体に有する。
第2ホルダ52のホルダ本体70は、左右の側壁部70a,70bと、背壁部70cと、底壁部70dとで横置きの筐体23を囲う形状をなす。また、左右の側壁部70a,70bにおける前端部には、保持面である背壁部70cと対向するように、規制部71a,71bが設けられている。左側の規制部71aと右側の規制部71bは、何れも側壁部70a,70b前端を内側へ屈曲したリブ状をなしている。ホルダ本体70に収容される横置きの筐体23は、その主面23aの左縁部が規制部71aで保持され、主面23aの右縁部が規制部71bで保持される。本実施形態では、規制部71a,71bは、横置きの筐体23中心までの高さ位置よりも、上方の位置まで保持するように延設されている。具体的には、規制部71a,71bの高さ寸法(ホルダ本体70の高さ寸法L2h)は、図12に示す筺体23の横置き時の高さ寸法L2cの半分よりも大きくなるように設定されている(L2h>(L2c/2))。
これにより、規制部71a,71bと背壁部70cとの間で筐体23を挟むことで、撮像装置18の転倒が確実に防止される。また、ホルダ本体70において、規制部71a,71bは、筐体23の縁部のみを保持する寸法形状をなし、両者71a,71b間の開口が、撮像装置18の視野(撮像範囲)を遮ることない窓部75を構成する。また、この窓部75の開口によって、ランプ22による照明を阻害することがない。
左右の側壁部70a,70bは、何れも下方へ傾斜した上端縁73を有する。具体的には、側壁部70a,70bの各上端縁73,73は、背壁部70c側の上方(図12で右側上方)から規制部71a,71b側に向かい下方へ傾斜している。これにより、ホルダ本体70は、上端縁73に物を置けない構造となっている。
また、第2ホルダ52は、第1ホルダ51と同様、ホルダ本体70の底部に連通孔76a,76bが設けられている。左角部の連通孔76aは、底壁部70dの左側前部と、側壁部70aの下側前部と、規制部71a下端部とを切欠くようにして形成されている。右隅部の連通孔76bは、底壁部70dの右側前部と、側壁部70bの下側前部と、規制部71b下端部とを切欠くようにして形成されている。
前記取付部80は、ホルダ本体70における背壁部70cの上縁部に連なるフック状部81を有する。フック状部81は、野菜室4の被取付部47に対して嵌合する。図11に示すように、野菜室4は、扉4aの裏面側に、上面が開放された野菜室ボックス4bを取付けた構造となっている。野菜室ボックス4bは、引出し式の収納容器であって、図12に示すようにペットボトルP等の飲料容器を立てた状態で収納可能としている。即ち、野菜室ボックス4bの底壁44aには、手前(扉4a側)に収納したペットボトルPの載置部45を画する仕切部45aが形成されている。仕切部45aは、底壁44aから上方へ突出する形状をなして、左右方向(図12の紙面に対して垂直な方向)に延設されている。
図11に示す、野菜室ボックス4bの上縁部(各辺部)46a〜46dは、何れも外側へ向けて張出し或いは折返すようにして厚みを持たせてあり、且つその厚み(幅寸法)が相互に異なるように形成されている。野菜室ボックス4b周壁部の上縁部46a〜46dのうち、扉4a側の上縁部46aには、前記取付部80が取付けられる被取付部47が設けられている。詳しい図示は省略するが、野菜室ボックス4bの上縁部46aにおいて、左右方向の中央部分は、その他の左右の部分よりも幅寸法を小さく且つフック状部81が嵌り込む寸法に設定した被取付部47とされている。これにより、第2ホルダ52が所定の位置に取付けられる。なお、上縁部46aにおいてフック状部81が嵌合する被取付部47の部分のみを幅狭にする必要はなく(設計変更を伴うことなく)、上縁部46aの幅寸法を左右にわたって一定とする等、適宜変更してもよい。
一方、取付部80のフック状部81は、被取付部47に向けて下側が開口する嵌合溝81aを有し、図12に示すようにフック状をなす。また、フック状部81は、自身の弾性力(可撓性)により、嵌合溝81aが被取付部47に嵌り込む弾性体である。フック状部81の先端部には、被取付部47(野菜室ボックス4bの上縁部46a)の周縁端に係止される一対の爪部81bが設けられている(図10(a)、図12参照)。これら爪部81bは、フック状部81の内面側たる嵌合溝81a側において、相互に離間する位置に形成されている。
フック状部81の爪部81bが被取付部47に着脱可能に係止されることで、第2ホルダ52のがたつきが防止されるとともに、被取付部47に対して位置決めされる。このとき、ホルダ本体70に撮像装置18を保持した状態で、第2ホルダ52は、ホルダ本体70の背壁部70cが扉4a側の壁部44bに沿い、レンズ21中心が野菜室4の左右方向の中央で上下方向の中央に位置する(図11に示す十字状の一点鎖線参照)。また、このとき、ホルダ本体70が、野菜室ボックス4bの載置部45側に位置し、ホルダ本体70によりペットボトルPを載置できない空間が形成されることとなる(図12参照)。従って、撮像装置18は、第2ホルダ52により、扉4a側の壁部44bに取付け固定することができ、ペットボトルPや野菜等で視野を遮らず、野菜室4を撮像することができる。
本実施形態の上面開放タイプの引出し式の収納容器は、前記野菜室ボックス4bを含む複数の容器により構成される。即ち、図12に示すように、前記野菜室ボックス4bは外側容器に相当し、その内側には内側容器としての上容器91と下容器92とが当該ボックス4bに対して前後方向への移動が可能に支持されている。複数の容器である、これら野菜室ボックス4b、上容器91及び下容器92の夫々の内部を、上記した第2ホルダ52に保持された撮像装置18により撮像することができる構成にある。
具体的には、上容器91及び下容器92は、何れも透明樹脂材料からなる略矩形状の箱型の容器であり、上容器91及び下容器92に夫々収容された食材を透かして視認することができる(図14参照)。上容器91は、上縁端が外側に張り出し、その左右両側の被支持部91a,91a(図12では一方の被支持部91aのみ図示)を野菜室ボックス4b周壁部の上縁部46b,46cに掛け渡すようにして配置される。一方、図11、図12に示すように、野菜室ボックス4bの上縁部46b,46cは、段落ち状の支持部46g,46gで、上容器91の被支持部91a,91aを前後方向へのスライド移動が可能に支持する。また、野菜室ボックス4bの支持部46g,46g前端の段部は、撮像装置18や第2ホルダ52に対して、上容器91が接触しないように当該容器91の移動を規制する規制部93a,93aとされている。つまり、規制部93a,93aは、上容器91の被支持部91a,91aとの当接により当該移動を規制する規制手段である。
これに対し、下容器92は、野菜室ボックス4bの底壁44aにおいて、仕切部45aよりも奥方(後方)に載置されている。このため、野菜室ボックス4bの仕切部45aは、撮像装置18や第2ホルダ52に対して、下容器92が接触しないように当該容器92の前後方向の移動を規制する。つまり、仕切部45aは、下容器92の下部との当接により当該移動を規制する規制手段である。
図12に示すように、上記規制手段により上容器91及び下容器92の移動が規制されることで、それら内側容器91,92と野菜室ボックス4bとの間(容器91,92前端とボックス4bの前壁部44bとの間)には、第2ホルダ52を配置する配置空間が確保される。
また、上容器91及び下容器92は、野菜室ボックス4bの内側の上部及び下部に配置された状態で、相互に上下方向に離間する比較的浅底な容器である。この場合、図12に示すように、第2ホルダ52のホルダ本体70は、少なくとも撮像レンズ21が上容器91の下側であって且つ下容器92の上側に位置するように、筺体23を保持する構成とされている。このため、図14に示すように、上容器91の内部の食品を透かして視認でき、且つ下容器の内部の食品を上側から視認できる画像200を撮像装置18で撮像することができる。なお、図14の画像200は、前述した歪を補正する画像処理が行われており、当該画像に係る情報とともに通信端末103等の表示画面に表示される。
上記構成の作用を説明する。ユーザは、冷蔵庫1の庫内を撮像するために、第1ホルダ51及び第2ホルダ52を用いて、冷蔵室3及び野菜室4に撮像装置18を夫々配置する。
この場合、予め第1ホルダ51について、取付部60を冷蔵室3の右扉3bの被取付部40に取付ける。この取付けでは、例えば図6に示すドアポケット9bで用いていない被係合部40のブロック部41a,41bの上側で、第1ホルダ51のフック状部61の嵌合溝61aをビード15aに向けて嵌合させる。そして、ブロック部41a,41bの間に係合部62の垂直部64a,64bを差し込むようにして、ブロック部41a,41bの平坦面41cに、係合部62の水平部63が当接するまで、第1ホルダ51を下側へスライドさせる。
これにより、第1ホルダ51は、係合部62の垂直部64a,64bと水平部63がブロック部41a,41bに係合するだけでなく、フック状部61の可撓性によりビード15aに嵌合保持される。こうして、がたつかないように取付け固定された第1ホルダ51に対して、その上面側の開口から撮像装置18が収容されて縦置きに設置される(図8参照)。また、右扉3bが閉鎖された状態で、撮像装置18は、その視野が庫内(冷蔵室3)に対向する配置となる。
第2ホルダ52は、その取付部80が野菜室4の壁部44bの被取付部47に取付けられる。この取付けでは、フック状部81の嵌合溝81aを、図11に示す壁部44bの上縁部46aにおける中央の被取付部47に向けて嵌合させるように、第2ホルダ52を壁部44bに沿ってスライドさせる。
このとき、第2ホルダ52は、フック状部81の爪部81bが、当該被取付部47の周縁端に係止されると(図12参照)、フック状部81の可撓性により、上縁部46aに嵌合保持される。こうして、がたつかないように取付け固定された第2ホルダ52に対して、その上面側の開口から撮像装置18が収容されて横置きに設置される(図11参照)。
上記した扉3b,4aは、前後方向に回動し或いは前後方向に引出されるが、各ホルダ51,52には規制部54a,54b,71a,71bが設けられているため、撮像装置18がホルダ51,52から飛び出したり転倒することがない。
撮像装置18は、前記RTCにより計時を行い或いは前記撮像指令に基づき、設置された庫内(冷蔵室3や野菜室4)で撮像する。これにより、例えば図9に示すように、冷蔵室3の撮像装置18により冷蔵室3の略全域を撮像することができる。この画像は、棚板11が透明性材料で形成されているため、例えば最上段の棚板11に載置されている食材S1についても、棚板11を透かして視認することができる。また、撮像装置18からの無線通信用の電波は、扉3b,4aを透過させることができるため、当該画像情報を通信端末103等に送信することで、外出先等の遠隔地でも庫内の状況を把握することができる。
なお、上記した庫内の被取付部40,47は、ビード15aの壁部や野菜室ボックス4bの壁部44bで構成されているが、これらの壁部は庫内の部品(右扉3b裏面の内板14や野菜室ボックス4b)として把握することができる。
以上説明したように、撮像装置18用のホルダ51,52は、撮像装置18の外郭をなす筺体23を保持するホルダ本体53,70と、ホルダ本体53,70に設けられ、冷蔵庫1(貯蔵庫)の庫内の壁部または庫内の部品における被取付部40,47に取付けられる取付部60,80と、を備える。
これによれば、ホルダ51,52は、その取付部60,80にて庫内の壁部または部品の被取付部40,47に取付け、ホルダ本体53,70に撮像装置18を保持させて、冷蔵庫1の庫内に撮像装置18を設置することができる。また、例えば庫内を設計変更せずに、庫内の壁部または部品に合わせた取付部60,80の形状とすることで、ホルダ51,52に係る取付構造を安価で簡単なものとすることができる。即ち、冷蔵庫では撮像装置18を設置することが予定されていないため、例えば冷蔵庫のドアポケットに直接、撮像装置18を配置するために当該ドアポケットの設計変更を行えば、冷蔵庫の容量クラス毎に型費が発生し、コスト高となる。これに対し、ホルダ51,52の取付部60,80を、庫内における既存の構成に合わせた取付構造とすることで、撮像装置18の設置に伴うコストを抑制できる。
前記取付部60,80は、被取付部40,47に対して嵌合可能な弾性体を有する。これによれば、被取付部40,47に対して、取付部60,80を弾性により嵌合させることができ、ホルダ51,52を安定的に取付けることができる。
前記被取付部40,47は、例えばビード15aや上縁部46aの如く突状をなしており、取付部60,80は、被取付部40,47側に向けて開口する嵌合部を有するフック状に形成されている。これによれば、比較的簡単な構成で、取付部60,80を被取付部40,47に嵌合させることができ、ホルダ51,52の取付けも比較的容易に行うことができる。
前記ホルダ本体53,70において撮像装置18の筺体23を保持する保持面に対して対向するように設けられ、筺体23を保持面と挟んで当該撮像装置18の転倒を規制する規制部54a,54b,71a,71bを有する。これによれば、ホルダ51,52を例えば扉3b,4aの開閉に連動する可動側に設けても、規制部54a,54b,71a,71bにより撮像装置18の転倒を規制することができる。
前記ホルダ本体53,70の底部に、内部と外部を連通する連通孔56a,56b,76a,76bを設けたので、ホルダ51,52内に液体等が溜ることがなく、撮像装置18の筺体23内への液体の浸入を防止することができる。
前記ホルダ本体53,70は、撮像装置18の筺体23を囲う形状をなし且つ当該撮像装置18の撮像範囲を遮らないよう撮像レンズ側に開口した窓部55,75を有する。これによれば、撮像装置18をホルダ本体53,70で保持しても、庫内の画像がホルダ本体53,70で狭まることがなく、所期の画像を得ることができる。
前記ホルダ本体70は、下方へ傾斜した上端縁73を有し、撮像装置18やホルダ本体70に他の物を置けない構造としたので、他の物を置くことによるホルダ52の破損といった不具合を無くすことをできる。
前記冷蔵庫1に収納される上面開放タイプで引出し式の収納容器(上記実施形態では野菜室ボックス4b)の上縁部46aに、被取付部47が設けられ、取付部80は、下側が開口する嵌合部を有し、収納容器の被取付部47に対して嵌合する。これによれば、上面開放タイプで引出し式の収納容器に好適なホルダ52の構成とすることができる。また、収納容器の上縁部46aに対し、ホルダ52の取付部80を上側から嵌合させることで、簡単に取付ることができる。
前記冷蔵庫1の前面開口を開閉する回動式扉3a,3bの裏面にビード15a〜15d(突出部)が立設されるとともに、ビード15aに、ドアポケット9bの係合部が着脱可能に係合する被係合部41が設けられ、取付部60は、ビード15a及び/又は被係合部41を被取付部40として、着脱可能に取付ける構成とした。これによれば、ビード15a及び/又はドアポケット9b用の被係合部41を利用して、ホルダ51を着脱可能に取付けることができる。尚、突出部は、ビード15aに限らず、回動式扉3a,3bの裏面に設けられ、突出した形状をなす部分であればよい。 前記引出し式の収納容器の周壁部のうち被取付部47が設けられる壁部(上記実施形態では壁部44bの上縁部46a)の形状と、当該壁部以外の壁部の形状とを異ならせることで、被取付部47以外の部位に取付部80を取付けできない構成とした。これによれば、引出し式の収納容器であっても、被取付部47の位置を間違うことなく取付作業を行うことができ、ホルダ52を所定の位置に正確に取付けることができる。
また、前記収納容器(例えば野菜室ボックス4b)において、前記壁部44bと同じ形状の別の壁部を設けることで、前記別の壁部に取付部80の取付けが可能としてもよい。例えば図12において、野菜室ボックス4bの壁部44bの上縁部46aと上容器91の壁部(別の壁部)の上縁部91bとを同じ形状とする。この場合、上容器91の上下方向の寸法に合わせたホルダ52の寸法に設定することで、当該ホルダ52を上容器91に取付可能に構成してもよい。
前記引出し式の収納容器は、庫内において冷凍温度帯に配設されるものでもよい。この場合、撮像装置18の電池25は温度特性に優れたリチウム電池が有効である。
前記収納容器は、被取付部47が設けられた収納容器の壁部に沿ってペットボトルPを載置する載置部45を備え、収納容器の被取付部47に取付部80を取付けた状態で、ホルダ本体70が載置部45側に位置し、当該ホルダ本体70によりペットボトルPを載置できない空間を形成した。これによれば、収納容器の載置部45において撮像装置18のホルダ52によりペットボトルが置けない部分を確保し、収納容器内のペットボトルPで撮像範囲を遮るといった事態を防止することができる。
前記冷蔵庫1に収納される上面開放タイプの引出し式の収納容器として、複数の容器(野菜室ボックス4b、上容器91及び下容器92)により構成される収納容器4b,91,92を備え、ホルダ本体70は、撮像装置18により複数の容器4b,91,92の内部を撮像可能な位置に、筺体23を保持するように構成されている。これによれば、各収納容器4b,91,92の内部を撮像するのに好適な位置にホルダ52を配設することができる。
前記複数の容器は、外側容器(例えば野菜室ボックス4b)と、当該外側容器4bの内側に収納可能に配置され且つ当該外側容器4bに対して移動可能な透明な内側容器(例えば上容器91及び下容器92)とを含み、外側容器4bと内側容器91,92との間に位置させて、ホルダ本体70を配置する配置空間を有し、ホルダ本体70に保持された筺体23と内側容器91,92とが接触しないように内側容器91,92の移動を規制する規制手段を備える。これによれば、規制手段によって、内側容器91,92と撮像装置18との接触を防止して前記配置空間を確保することができ、撮像装置18に接触による負荷を与えたり、配置位置のずれが生じる等の事態を回避することができる。
前記複数の容器は、外側容器(例えば野菜室ボックス4b)と、この外側容器4bの内側の内側容器として当該外側容器4bの壁部に設けられる上容器91及び/または当該外側容器4bの底面に載置される下容器92とを含み、ホルダ本体70は、少なくとも撮像装置18の撮像レンズ21が上容器91の下側又は下容器92の上側に位置するように、筺体23を保持する構成とした。これによれば、上容器91が透明な場合には、その上容器91の下側から内部を撮像でき、下容器92の上側から内部を撮像できる配置構成とすることができる。
前記回動式扉3a,3bの裏面の左右両側に、上下方向に延びるように立設されたビード15a〜15d(突出部)を備え、ビード15a〜15dのうち被取付部40として取付部60が取付けられるビード形状と、それ以外のビード形状とを異ならせることで、被取付部40以外のビード15b〜15dに取付部60を取付けできない構成とした。これによれば、複数のビード15a〜15dがあっても、被取付部40の位置を間違うことなく取付作業を行うことができ、ホルダ51を所定の位置に正確に取付けることができる。
前記ビード15aに設けられ、ドアポケット9bの係合部が着脱可能に係合する被係合部41を備え、被係合部41は、ビード15aに対して上下方向に複数並べて形成されることで複数の被取付部40を構成し、それら被取付部40に対して取付部60が選択的に取付けられる。これによれば、ドアポケット9b及びホルダ51の取付けについて、ユーザの好みに合わせて選択的な位置調整を行うことができ、使い勝手のよいものとすることができる。
第1ホルダ51及び第2ホルダ52は、貯蔵庫に対して着脱可能である必要はなく、一体のものでもよい。例えば図12の第2ホルダ52において、その背壁部70cと野菜室ボックス4bの壁部44bとを一体にして、ホルダ本体70を野菜室ボックス4bに一体に設けた構成とする。このように、貯蔵庫の庫内の壁部または庫内の部品にホルダ本体53,70を設けた変更形態であっても、庫内の撮像に好適なものとすることができる等、上記実施形態と同様の効果を奏する。
また、図13(a)〜(c)に模式的な平面図で示すように、前記収納容器(例えば外側容器である野菜室ボックス4b)とは別の収納容器95〜97を備えた構成としてもよい。以下では、上記実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態と異なる点につき説明する
図13(a)に示すように、野菜室ボックス4bの載置部45には、別の収納容器として野菜スタンド95が載置されている。このように、野菜スタンド95は、野菜室ボックス4bの壁部44bに寄せて配置されるものであり、透明樹脂材料から矩形箱型容器状に形成されている。野菜スタンド95は、その上面開口から収容された食材S2を収容する。また、野菜スタンド95は、載置部45の左右方向の側部(例えば左側部)に載置されることで、図13(a)の平面視にてホルダ本体70と左右に並ぶようにして隣り合う。この場合、野菜スタンド95の前壁部95aは、ホルダ本体70に保持された撮像装置18の撮像レンズ21よりも、野菜室ボックス4bの壁部44b側に位置する。また、野菜スタンド95における少なくとも後部は、撮像装置の撮像範囲(同図の破線参照)に含まれる。
このように、収納容器(例えば野菜室ボックス4b)が前記貯蔵庫に収納された状態で、当該収納容器4bの壁部44b寄りの位置に別の収納容器(例えば野菜スタンド95)を備え、別の収納容器95とホルダ本体70とが隣り合うように配設される。これにより、収納容器4bにおいて、別の収納容器95が撮像装置18による撮像の邪魔にならない配置構成とすることができ、ホルダ本体70の隣のスペースを別の収納容器95を用いて有効活用することができる。
また、別の収納容器95は、少なくとも一部が撮像装置18の撮像レンズ21よりも収納容器4bの壁部44b側に位置し、その他の一部が撮像装置18の撮像範囲に含まれるように配置されている。これにより、収納容器4bにおける収納スペースを別の収納容器95を用いて極力広く活用することができ、その場合でも別の収納容器95の一部を撮像することができる。
図13(b)に示す別の収納容器96は、例えば上容器91の左前面部に一体に設けられている。即ち、収納容器96は、透明樹脂材料からなる上容器91の左部を前方へ延出することにより形成された延出部分の容器である。収納容器96の寸法形状は、例えば前記野菜スタンド95と略同じ収容スペースとなるように設定されており、収納容器96とホルダ本体70と左右に並ぶような配置にすることができる。即ち、図13(b)に矢印で示すように、上容器91は前後方向への移動が可能であるため、同図の位置では、野菜スタンド95と同様に、収納容器96の一部が撮像範囲に含まれる。また、収納容器96の前壁部96aは、ホルダ本体70に保持された撮像装置18の撮像レンズ21よりも、野菜室ボックス4bの壁部44b側に位置する。従って、収納容器96によれば、野菜スタンド95と同様の効果を奏する。
また、同図に示すように収納容器96と上容器91は前後方向で繋がる1つの収容空間を形成し、当該容器91,96の上面側の開口は、蓋98により密閉可能に閉塞される。このように、収納容器91,96を上側から覆う蓋98を備えることで、食材S2等の貯蔵に適した構成とすることができる。
図13(c)に示す別の収納容器97は、例えばホルダ本体70と同じ撮像装置18の保持構成とする点で、収納容器96と異なる。この場合、収納容器97は、前述したようにホルダ本体70を一体形成した構成であってもよいし、ホルダ本体70の着脱が可能な被取付部を備えた構成でもよい。このように、収納容器97は、上容器91を前方へ延出することにより形成された延出部分の容器であって、ホルダ本体70として撮像装置18の収容が可能な容器とした。これによれば、上容器91を利用して撮像装置18の筺体23を保持することができ、部品点数を削減することができる。また、蓋98により閉塞することで、収納容器97内部の撮像装置18と接触しないように保護することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は冷蔵庫(貯蔵庫)、3a,3b,4aは扉、4b,91,92は収納容器(複数の容器)、9bはドアポケット、15はビード(突出部)、18は撮像装置、21は撮像レンズ、23は筺体、40,47は被取付部、41は被係合部、45a,93aは規制手段、51,52はホルダ、53,70はホルダ本体、54a,54b,71a,71bは規制部、55,75は窓部、56a,56b,76a,76bは連通孔、60,80は取付部、73は上端縁、95〜97は別の収納容器を示す。

Claims (21)

  1. 撮像装置の外郭をなす筺体を保持するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に設けられ、貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品における被取付部に着脱可能に取付けられる取付部と、
    を備え、
    前記取付部は、前記被取付部となる前記貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品の形状に合わせて形成され、当該被取付部へ取付けられることにより、当該被取付部に対して位置決めされた状態で、前記庫内の所定の位置で前記撮像装置による撮像が可能に構成されていることを特徴とする撮像装置用ホルダ。
  2. 前記取付部は、前記被取付部に対して嵌合可能な弾性体を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置用ホルダ。
  3. 前記被取付部は、突状をなしており、
    前記取付部は、前記被取付部側に向けて開口する嵌合部を有するフック状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置用ホルダ。
  4. 前記ホルダ本体において前記撮像装置の筺体を保持する保持面に対して対向するように設けられ、前記筺体を前記保持面と挟んで当該撮像装置の転倒を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の撮像装置用ホルダ。
  5. 前記ホルダ本体の底部に、内部と外部を連通する連通孔を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の撮像装置用ホルダ。
  6. 前記ホルダ本体は、前記撮像装置の筺体を囲う形状をなし且つ当該撮像装置の撮像範囲を遮らないよう撮像レンズ側に開口した窓部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の撮像装置用ホルダ。
  7. 前記ホルダ本体は、下方へ傾斜した上端縁を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の撮像装置用ホルダ。
  8. 前記貯蔵庫に収納される上面開放タイプで引出し式の収納容器の上縁部に、前記被取付部が設けられ、
    前記取付部は、下側が開口する嵌合部を有し、前記収納容器の前記被取付部に対して嵌合することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の撮像装置用ホルダ。
  9. 前記貯蔵庫の前面開口を開閉する回動式扉の裏面に突出部が立設されるとともに、前記突出部に、ドアポケットの係合部が着脱可能に係合する被係合部が設けられ、
    前記取付部は、前記突出部及び/又は前記被係合部を前記被取付部として、着脱可能に取付ける構成としたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の撮像装置用ホルダ。
  10. 撮像装置用ホルダを備えた貯蔵庫であって、
    前記撮像装置用ホルダは、
    撮像装置の外郭をなす筺体を保持するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に設けられ、前記貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品における被取付部に着脱可能に取付けられる取付部と、
    を備え、
    前記取付部は、前記被取付部となる前記貯蔵庫の庫内の壁部または前記庫内の部品の形状に合わせて形成され、当該被取付部へ取付けられることにより、当該被取付部に対して位置決めされた状態で、前記庫内の所定の位置で前記撮像装置による撮像が可能に構成されていることを特徴とする貯蔵庫。
  11. 前記貯蔵庫に収納される上面開放タイプの引出し式の収納容器を備え、
    前記収納容器の周壁部のうち前記被取付部が設けられる壁部の形状と、当該壁部以外の壁部の形状とを異ならせることで、前記被取付部以外の部位に前記取付部を取付けできない構成としたことを特徴とする請求項10記載の貯蔵庫。
  12. 前記収納容器は、前記被取付部が設けられた前記収納容器の壁部に沿ってペットボトルを載置する載置部を備え、
    前記収納容器の前記被取付部に前記取付部を取付けた状態で、前記ホルダ本体が前記載置部側に位置し、当該ホルダ本体により前記ペットボトルを載置できない空間を形成したことを特徴とする請求項11記載の貯蔵庫。
  13. 前記貯蔵庫に収納される上面開放タイプの引出し式の収納容器として、複数の容器により構成される収納容器を備え、
    前記ホルダ本体は、前記撮像装置により前記複数の容器の内部を撮像可能な位置に、前記筺体を保持するように構成されていることを特徴とする請求項10から12のいずれか一項記載の貯蔵庫。
  14. 前記複数の容器は、外側容器と、当該外側容器の内側に収納可能に配置され且つ当該外側容器に対して移動可能な透明な内側容器とを含み、
    前記外側容器と前記内側容器との間に位置させて、前記ホルダ本体を配置する配置空間を有し、前記ホルダ本体に保持された前記筺体と前記内側容器とが接触しないように前記内側容器の移動を規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項13記載の貯蔵庫。
  15. 前記複数の容器は、外側容器と、この外側容器の内側の内側容器として当該外側容器の壁部に設けられる上容器及び/または当該外側容器の底面に載置される下容器とを含み、
    前記ホルダ本体は、少なくとも前記撮像装置の撮像レンズが前記上容器の下側又は前記下容器の上側に位置するように、前記筺体を保持する構成としたことを特徴とする請求項13または14記載の貯蔵庫。
  16. 前記収納容器が前記貯蔵庫に収納された状態で、当該収納容器の壁部寄りの位置に別の収納容器を備え、
    前記別の収納容器と前記ホルダ本体とが隣り合うように配設されていることを特徴とする請求項13から15のいずれか一項記載の貯蔵庫。
  17. 前記別の収納容器は、少なくとも一部が前記撮像装置の撮像レンズよりも前記収納容器の壁部側に位置し、その他の一部が前記撮像装置の撮像範囲に含まれるように配置されていることを特徴とする請求項16記載の貯蔵庫。
  18. 前記複数の容器は、外側容器と、当該外側容器の内側に収納可能に配置され且つ当該外側容器に対して移動可能な透明な内側容器と、を含み、
    前記内側容器として、前記外側容器の壁部に設けられる上容器を含み、
    前記別の収納容器は、前記上容器を前方へ延出することにより形成された延出部分の容器であって、前記ホルダ本体として前記撮像装置の収容が可能な容器としたことを特徴とする請求項16または17記載の貯蔵庫。
  19. 前記別の収納容器を上側から覆う蓋を備えることを特徴とする請求項18記載の貯蔵庫。
  20. 前記貯蔵庫の前面開口を開閉する回動式扉と、
    前記回動式扉の裏面の左右両側に、上下方向に延びるように立設された突出部とを備え、
    前記突出部のうち前記被取付部として前記取付部が取付けられる突出部の形状と、それ以外の突出部の形状とを異ならせることで、前記被取付部以外の突出部に前記取付部を取付けできない構成としたことを特徴とする請求項10から12のいずれか一項記載の貯蔵庫。
  21. 前記貯蔵庫の前面開口を開閉する回動式扉と、
    前記回動式扉の裏面の左右両側に、上下方向に延びるように立設された突出部と、
    前記突出部に設けられ、ドアポケットの係合部が着脱可能に係合する被係合部とを備え、
    前記被係合部は、前記突出部に対して上下方向に複数並べて形成されることで複数の前記被取付部を構成し、それら被取付部に対して前記取付部が選択的に取付けられることを特徴とする請求項10から12のいずれか一項記載の貯蔵庫。
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