JP7032028B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵庫に関する。
従来、貯蔵庫として、カートを収容することが可能のものが知られている(下記特許文献1)。特許文献1には、カートの一部(基盤)が前方から進入可能な開口部を構成する開口部構成部材(カート受け)を備え、開口部構成部材における開口部の開口縁部(パッキン)によってカートの支持板を後方から受けることでカートが後方に変位することを規制する構成となっている。
特開2014-215019号公報
上記構成では、カートが庫内に収容されている状態では、カートによって開口部が塞がれる。一方、カートが庫内に配されていない状態では、開口部を通じて庫内の空気が外部に漏れる事態が懸念される。このような空気漏れを抑制するために、貯蔵庫が備える扉の裏面にシリコンシート等のシート部材を設け、シート部材によって開口部を塞ぐことが考えられる。しかしながら、シート部材と開口部構成部材との間に隙間が生じると、その隙間から空気が外部に漏れる事態が懸念され、この点について改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カートが庫内に配されていない状態で庫内の空気が庫外に漏れる事態を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の貯蔵庫は、前方に開口された収容室を有する箱状の貯蔵庫本体と、床面上を移動可能な台車部と、前記収容室に対して前方から挿入されることで前記収容室に収容されるカート本体部と、を備えるカートと、前記収容室の底壁の前端部に設けられ、前記カート本体部の少なくとも一部が前方から挿入される開口部を構成する開口部構成部材であって、前記開口部構成部材における前記開口部の開口縁部によって前記カートを後方から受けることで前記カートが後方に変位することを規制する開口部構成部材と、前記収容室を開閉可能な扉であって、前記扉の上部を構成する第1扉と、前記扉の下部を構成すると共に前記開口部構成部材と対向配置される第2扉と、を備える扉と、前記第2扉と前記開口部構成部材との間に配されるシート部材と、前記第2扉を前記開口部構成部材側に付勢する付勢部材と、を備え、前記カート本体部が前記収容室に配されていないカート未収容状態では、前記開口部が前記シート部材によって塞がれると共に、前記第2扉によって前記シート部材が前記開口部構成部材に押し付けられる構成であることに特徴を有する。
カートが収容室(庫内)に収容されていないカート未収容状態において、シート部材が開口部構成部材に押し付けられるため、シート部材と開口部構成部材との間に隙間が生じる事態を抑制できる。この結果、シート部材によって開口部をより確実に塞ぐことができ、開口部を通じて収容室の空気が庫外に漏れる事態を抑制できる。
また、前記カートは、前記台車部の前端部から上方に立ち上がると共に前記カート本体部と前記台車部とを接続する接続部と、を備え、前記接続部は、前記第2扉と前記開口部構成部材との間に配されており、前記第2扉は、前記第1扉に対して前方に相対変位可能な構成とされるものとすることができる。扉を閉じる際には、第2扉がカートの接続部に対して近づいて行く。上記構成では、第2扉が第1扉に対して前方に相対変位可能となっているため、扉を閉じる際に接続部に第2扉が当接した場合には、第2扉が前方に変位することで、接続部と第2扉とが干渉する事態を避けることができる。
また、前記第2扉における前記接続部側の面には、前記接続部側に突出する突出部が設けられ、前記扉を閉じる過程では、前記突出部の突出端が前記シート部材よりも前記接続部側に配された状態で、前記突出端が前記接続部に当接する構成であるものとすることができる。扉を閉じる際に、突出部が接続部に当接することで、シート部材が接続部に摺動する事態を抑制でき、シート部材の保護を図ることができる。
また、前記第2扉は、前記第1扉に対して前記第2扉の下端部が前方に向かう形で回動可能に取り付けられており、前記第2扉の前面の下端部は、前記カート未収容状態において、後方に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面であるものとすることができる。扉を閉じる際に接続部に第2扉が当接した場合には、第2扉が前方に向かう形で回動することで、接続部と第2扉とが干渉する事態を避けることができる。カート未収容状態において、第2扉の前面の下端部が、後方に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面となっているため、第2扉が前方に向かう形で回動した際に第2扉の下端部が前方に張り出す事態を抑制することができる。
また、前記第2扉は、前記第1扉に対してヒンジ部材を介して回動可能に取り付けられており、前記ヒンジ部材の回動軸は、当該貯蔵庫の左右方向に沿って延びるものとされ、前記接続部は、前記左右方向に並ぶ形で設けられた一対の柱体を備え、前記ヒンジ部材は、前記左右方向において、前記一対の柱体の間に配され、前記第2扉は、前記一対の柱体の各々に対して、前方から押し当てられているものとすることができる。上記構成では、左右方向に並ぶ一対の柱体を備え、ヒンジ部材は、左右方向において一対の柱体の間に配されている。このため、第2扉が、一対の柱体の各々に対して前方から押し当てられた際の反作用によってヒンジ部材にねじれが生じる事態を抑制することができる。
また、前記第2扉は、前記第1扉に対してヒンジ部材を介して回動可能に取り付けられており、前記ヒンジ部材の回動軸は、当該貯蔵庫の左右方向に沿って延びるものとされ、前記ヒンジ部材に取り付けられる第1壁部と、前記第1壁部の上端に設けられ、前記カート未収容状態において前記回動軸を前方且つ上方から覆う第2壁部と、を有するカバー部材を備え、前記第2壁部は、前記カート未収容状態において、前記第1扉に向かうにつれて後方に向かう形で傾斜する構成であるものとすることができる。ヒンジ部材の回動軸を中心として、第2扉が前方に回動した際に、カバー部材の第2壁部が第1扉の下面に干渉する事態を抑制することができる。
また、前記第2扉と前記シート部材との間に配された中間シート部材を備え、前記中間シート部材は、前記シート部材よりも前記第2扉に対する密着性が低い材質によって構成されているものとすることができる。仮にシート部材が第2扉に密着した状態で第2扉が変位すると、変位に伴ってシート部材が折れ曲がる事態が懸念される。シート部材が折れ曲がった状態で、カート未収容状態になると、シート部材によって、開口部を前方から覆うことができなくなることが懸念される。中間シート部材を備えることで、シート部材が第2扉に接触する事態を抑制できるため、シート部材が折れ曲がる事態を抑制できる。
また、前記中間シート部材の下端は、前記シート部材の下端よりも下方に配されるものとすることができる。シート部材が第2扉に接触する事態をより確実に抑制することができる。
また、前記第2扉は、前記第2扉における前記中間シート部材との対向面を構成する板状部材を備え、前記板状部材には、前記板状部材と前記中間シート部材との接触面積を減らすことが可能な接触面積低減部が設けられているものとすることができる。中間シート部材が第2扉に密着する事態をより確実に抑制することができる。
本発明によれば、カートが庫内に配されていない状態で庫内の空気が庫外に漏れる事態を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る急速冷却庫を示す正面図 扉を省略した状態の急速冷却庫示す斜視図 収容室を開放した状態の急速冷却庫を示す正面図(カート収容状態) 開口部構成部材付近を示す断面図(カート収容状態、図1のIV-IV線で切断した図に対応) 収容室を開放した状態の急速冷却庫を示す正面図(カート未収容状態) 開口部構成部材付近を示す断面図(図4のVI-VI線で切断した図に対応) 庫内を正面側から視た図(冷却ユニットの内部構造を示す断面図) 扉を示す側面図 扉の下部を庫内側から視た斜視図 第2扉を示す分解斜視図 開口部構成部材付近を示す断面図(図1のIV-IV線で切断した断面においてカート未収容状態を示す図) ヒンジ部材を後方から視た図 ヒンジブラケットを示す斜視図 開口部構成部材付近を示す断面図(図11のXIV-XIV線で切断した図に対応) 開口部構成部材付近を示す断面図(カート未収容状態、左側から視た断面図) 扉を閉じる過程を示す斜視図 比較例において扉を閉じる過程を示す斜視図(シート部材が設けられていない構成) 比較例において扉を閉じる過程を示す斜視図(シート部材が設けられている構成) 実施形態2に係る押さえ板部を示す斜視図 実施形態3に係る急速冷却庫を示す側面図(カート収容状態) 実施形態4に係る急速冷却庫を示す正面図(カート未収容状態) 実施形態4に係る急速冷却庫を示す正面図(カート収容状態)
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図18によって説明する。本実施形態では、貯蔵庫として、カートインタイプの急速冷却庫10(ブラストチラー)を例示する。急速冷却庫10は、図1及び図2に示すように、縦長の冷却庫本体11(貯蔵庫本体)と、扉12と、カート13と、を備える。冷却庫本体11は断熱箱体であり、前方に開口された箱状をなしている。冷却庫本体11の下面には、4つの脚部14が設けられている。冷却庫本体11は、4つの脚部14を介して、床面14Aに支持されており、冷却庫本体11の下面11Aと床面14Aとの間には隙間が設けられている。なお、以下の説明では、扉12側を前側、扉12とは反対側を後側として説明する。また、正面視(急速冷却庫10を前側から視た状態)における左右方向(図1の左右方向)が急速冷却庫10の左右方向である。
冷却庫本体11の内部である庫内は、図2に示すように、被冷却物である食品が収容される収容室15と冷却ユニット16が設置される設置室17に分かれている。収容室15は、庫内の右側の領域であり、設置室17は、庫内の左側の領域である。収容室15は、前方に開口されており、扉12によって開閉可能な構成となっている。扉12は、図1に示すように、右側の側端部において、冷却庫本体11に対してヒンジ12Aを介して回動可能に取り付けられている。なお、設置室17は、扉12の左側に配された扉17Aによって開閉可能となっている。また、扉12及び扉17Aは、ロック機構52によって閉状態で保持される構成となっている。なお、ロック機構52はレバー53を備え、レバー53を操作することで、ロック機構52による扉12及び扉17Aのロックを解除することが可能となっている。
カート13は、図2に示すように、キャスタ18を備えた方形枠状の台車部19と、カート本体部20と、カート本体部20と台車部19とを接続する接続部21と、を備える。接続部21は、台車部19の前端部から上方に立ち上がる一対の柱体22,22と、一対の柱体22,22の後面に設けられた板部23と、を備える。カート本体部20は、板部23の後面から後方に延びる基盤24と、基盤24上に設けられた縦長の門型をなす前後一対のフレーム25,25と、一対のフレーム25,25間に亘って複数段に設けられたトレイ受け26と、を備える。トレイ受け26には、図3に示すように、トレイ26Aが載置され、そのトレイ26Aには被冷却物である食品が載置される。
台車部19は、床面14A上を移動可能であり、基盤24は、図1に示すように、台車部19の上方に配されている。そして、台車部19と基盤24との間には、冷却庫本体11の底壁部27(収容室の底壁)を後方から挿入することが可能な隙間S1が設けられている。収容室15(庫内)には、カート本体部20を前方から挿入することが可能となっている。図4に示すように、カート本体部20を収容室15に収容した状態(カート収容状態)では、台車部19は、底壁部27の下方に配置されている。
また、図2に示すように、底壁部27の前端部(収容室15の開口側の端部)には、上方に開口された略U字状(浅いチャンネル形状)をなす開口部構成部材28が設けられている。開口部構成部材28は、図2及び図5に示すように、左右方向に沿って延びるブロック状の延設部29と、延設部29の左右方向の両端から上方に立ち上がるブロック状の一対の延設部30,30と、延設部29の前面に設けられた横長のパッキン31と、延設部30の前面に設けられた縦長のパッキン32と、を備える。一対の延設部30,30の間には、基盤24(カート本体部の少なくとも一部)を前方から収容室15に挿入することが可能な開口部33が設けられている。つまり、開口部構成部材28は、開口部33を構成する部材である。延設部29及び延設部30は、例えば合成樹脂製のブロックによって構成されているがこれに限定されない。
パッキン31,32,32は開口部33の開口縁部を構成するものとされる。カート収容状態では、図4に示すように、パッキン31,32,32の前面がカート13の板部23に当接する。つまり、パッキン31,32,32は、カート13の板部23を後方から受けることでカート13が後方に変位することを規制するカート受け部であり、開口部構成部材28はカート受け部を構成する受け部構成部材である。なお、カート収容状態では、開口部33が板部23によって前方から塞がれる構成となっている。図4及び図6に示すように、カート13の板部23は一対のパッキン32,32の双方に前方(図6では下側)から当接する構成となっている。なお、パッキン32は、図6に示すように、延設部30に形成された凹部30Aに嵌合されている。
図7に示すように、設置室17には、冷却ユニット16が設置されている。冷却ユニット16は、2基の冷却器35(蒸発器)と3基の庫内ファン36とをケーシング37内に収めてユニット化したものである。冷却器35は、収容室15(庫内)を冷却するためのもので、庫内ファン36に対して左側に配されている。冷却器35は、冷媒配管を介して、外部に設けられた図示しない冷凍装置(圧縮機及び凝縮器)と循環接続されることで冷凍サイクルを構成するものとされる。なお、冷凍装置を構成する各機器(圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン等)は、例えば冷却庫本体11の上方に設けられた機械室38に配されていてもよい。
収容室15を冷却する冷却運転において、冷凍装置と庫内ファン36とが運転されると、収容室15の空気がケーシング37内に吸引され、冷却器35を通過する際に冷やされることで冷気となり、ケーシング37から左側に吹き出された冷気が設置室17を構成する左側の壁部17Bに当たった後、ケーシング37を回り込むようにして収容室15に送り込まれる。このような空気の循環が連続的に行われることで収容室15が冷却される。また、冷却器35の右側面には、ヒータ39が設けられている。ヒータ39は、庫内を乾燥させる乾燥運転を行う際に用いられる。このような乾燥運転は、例えば庫内の洗浄を行った後に実行される。なお、図3に示すように、一対の延設部30,30のうち右側の延設部30(符号30Rを付す)には貫通孔45が形成されている。この貫通孔45は、乾燥運転を行う際に、庫外の空気を庫内に取り込むための吸気路を構成する。
次に本実施形態の扉12の構成について説明する。本実施形態の扉12は、図1及び図8に示すように、扉12の上部を構成する第1扉61と、扉12の下部を構成する第2扉62と、第1扉61と第2扉62とを接続するヒンジ部材63と、を備える。図4に示すように、第2扉62は開口部構成部材28と対向配置されている。ヒンジ部材63は、左右方向に延びるヒンジ軸63Aを備える。これにより、第2扉62は、第1扉61に対してヒンジ部材63を介して回動可能に取り付けられている。具体的には、第2扉62は、第1扉61に対して、第2扉62の下端部が前方に向かう形で回動可能となっている。つまり、第2扉62は、第1扉61に対して前方に相対変位可能な構成とされる。
第1扉61は、収容室15の開口の大部分(主に開口部構成部材28が配されていない箇所)を前方から覆う構成となっている。 また、図5に示すように、第1扉61の裏面における周縁部の4辺には、方形の枠状をなす扉パッキン12Dが設けられている。扉パッキン12Dは、左右一対の縦パッキン12L,12Fと、上下一対の横パッキン12G,12Hと、を備える。扉12が閉じた状態では、揺動開閉の基端側の縦パッキン12Lが、収容室15の前面開口の右側縁に当接され、上側の横パッキン12Gが、収容室15の前面開口の上縁に当接される。また、扉12が閉じた状態では、扉12の自由端側の縦パッキン12Fは、扉17Aの自由端側に設けられたピラー17D(図3参照)の手前側の面に対して当接可能となっている。下側の横パッキン12Hは、開口部構成部材28の上部と対向配置する形で配される。
また、図9に示すように、第1扉61の裏面には、シート部材12B(シリコンシート等)及び中間シート部材12Eが設けられている。シート部材12B及び中間シート部材12Eは、第1扉61の裏面から垂れ下がる形で配されている。シート部材12Bは、第1扉61の下端部と第2扉62の双方を後側から覆う形で配されている。つまり、シート部材12Bは、第2扉62と開口部構成部材28との間に配されている。中間シート部材12Eは、扉12とシート部材12Bとの間に介在されている。つまり、中間シート部材12Eは、主に、第2扉62とシート部材12Bとの間に配されている。
また、図4に示すように、シート部材12B及び中間シート部材12Eは、第1扉61の裏面に設けられた横パッキン12Hと、延設部30に設けられたパッキン32との間に介在されている。横パッキン12Hは、中間シート部材12E及びシート部材12Bを介して、板部23の上端部に前方から押し付けられている。なお、横パッキン12Hの内部には磁石12Jが収容されており、磁石12Jによって金属製の板部23に対して横パッキン12Hを吸着させることで横パッキン12H、シート部材12B、板部23を密着させることが可能となっている。図9に示すように、横パッキン12Hは、左右方向の長さがシート部材12Bの左右方向の長さよりも大きい構成となっている。横パッキン12H、中間シート部材12E及びシート部材12Bによって、扉12(より詳しくは第1扉61)と板部23との間の隙間が塞がれている。
第2扉62は、図10に示すように、第2扉62の本体部分を構成する前側パネル部材71及び後側パネル部材72と、前側パネル部材71を前方から覆うカバー73と、後側パネル部材72を後方から覆う押さえ板部65と、を備える。ヒンジ部材63は、図4に示すように第1扉61の下面に取り付けられる基端部63Bと、ヒンジ軸63Aと、基端部63Bに対してヒンジ軸63Aを介して回動可能に取り付けられた先端部63Dと、を備える。ヒンジ軸63A(ヒンジ部材63の回動軸)は左右方向に沿って延びている。
先端部63Dには、前側パネル部材71及び後側パネル部材72が前方から取り付けられている。また、先端部63Dの後面には、図11に示すように、ヒンジブラケット66(カバー部材)が取り付けられている。また、ヒンジ軸63Aには、図12に示すように、ヒンジバネ64が巻き付けられている。ヒンジブラケット66は、図13に示すように、先端部63Dに取り付けられる第1壁部67と、第1壁部67の上端に設けられた第2壁部68とを備える。
第2壁部68は、図11のカート未収容状態において、ヒンジ軸63A(及びヒンジバネ64)を前方且つ上方から覆う構成となっている。また、第2壁部は、図11のカート未収容状態において、第1扉61に向かうにつれて後方に向かう形で傾斜する構成となっている。ヒンジ部材63の先端部63Dを構成する前壁部63Eは、後側パネル部材72と第1壁部67との間に配されており、前側パネル部材71、後側パネル部材72、前壁部63E、第1壁部67がビス69によって共締めされている。
図11に示すように、カート本体部20が収容室15に配されていないカート未収容状態では、シート部材12Bは、開口部構成部材28の開口部33を前方から塞ぐ構成となっている。カート未収容状態では、第2扉62は、自然状態(扉12を開けた状態、図8及び図9参照)に比べて、わずかに前方に回動した姿勢となっており、ヒンジバネ64(付勢部材)によって第2扉62は開口部構成部材28側に付勢されている。また、第2扉62の押さえ板部65(板状部材)は、下壁部65Bと、下壁部65Bの上端から前方に向かうにつれて上昇傾斜する上壁部65Dと、を備え、カート未収容状態では、下壁部65Bが第2扉62における中間シート部材12Eとの対向面を構成するものとされる。
カート未収容状態では、押さえ板部65によってシート部材12B(及び中間シート部材12E)が開口部構成部材28のパッキン31に押し付けられる。このため、カート未収容状態において、シート部材12Bと開口部構成部材28との間に隙間が生じる事態を抑制できる。この結果、図11及び図14に示すように、シート部材12Bによって開口部33をより確実に塞ぐことができ、開口部33を通じて収容室15の空気が庫外に漏れる事態を抑制できる。
カート収容状態では、図4に示すように、接続部21(柱体22及び板部23)は、第2扉62と開口部構成部材28との間に配されている。このため、接続部21(特に柱体22)の分だけ、第2扉62がカート未収容状態よりも前方に回動した状態となっている。このように、第2扉62が第1扉61に対して前方に相対変位可能となっているため、扉12を閉じた際に柱体22と第2扉62とが干渉する事態を避けることができる。また、図11に示すカート未収容状態では、第2扉62の前面(カバー73の前面)の下端部は、後方に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面73Aとなっている。このため、図4に示すカート未収容状態において、第2扉62が前方に向かう形で回動した際に第2扉62の下端部が前方に張り出す事態を抑制することができる。
また、カート13の接続部21は、図6に示すように、左右方向に並ぶ形で設けられた一対の柱体22,22を備える。ヒンジ部材63は、左右方向において、一対の柱体22,22の間(より詳しくは、左右方向について一対の柱体22,22の中間位置)に配されている。第2扉62の押さえ板部65は、一対の柱体22,22の各々に対して、前方から押し当てられている。
また、中間シート部材12Eは、シート部材12Bよりも押さえ板部65に対する密着性が低い材質によって構成されている。シート部材12Bをシリコンシートとした場合には、例えば、中間シート部材12Eをシリコンシートよりも密着性が低いゴムシートとすればよいが、中間シート部材12E及びシート部材12Bの材質はこれに限定されず、適宜変更可能である。カート収容状態では、図4及び図15に示すように、中間シート部材12E及びシート部材12Bは、柱体22と干渉することから、柱体22の形状に倣って折れ曲がった状態となる。
そして、カート収容状態からカート未収容状態になった場合、図11に示すように、中間シート部材12E及びシート部材12Bが垂れ下がった状態となるため、開口部33を覆うことができる。仮にシート部材12Bが折れ曲がった状態(カート収容状態)から、シート部材12Bの下端が押さえ板部65の上面65Aに密着しつつ、カート未収容状態になると、シート部材12Bが折れ曲がった状態で保持される結果、シート部材12Bが垂れ下がった状態(図11の状態)にならない事態が懸念される。この場合、シート部材12Bによって、開口部33を前方から覆うことができなくなることが懸念される。
中間シート部材12Eを備えることで、シート部材12Bが押さえ板部65に接触する事態を抑制できる。そして、密着性の低い中間シート部材12Eは、カート収容状態から扉12を開けた際に、シート部材12Bと共に押さえ板部65の上面65Aを滑り落ちることができる。このため、カート収容状態からカート未収容状態にする過程で、中間シート部材12E及びシート部材12Bを垂れ下がった状態にすることができる。また、中間シート部材12Eの下端は、シート部材12Bの下端よりも下方に配されている。
また、図9に示すように、押さえ板部65における裏面(接続部21側の面)には、裏側(接続部21側)に突出するブロック状の突出部74が設けられている。突出部74は例えば摺動性の高い合成樹脂製(例えばポリアセタール等)とされる。突出部74は、第2扉62の裏面の下端部に設けられ、扉12の揺動開閉の基端側(図9では左側)寄りの箇所に配されている。本実施形態では、図16に示すように、カート収容状態において、扉12が閉じられる過程では、突出部74の突出端74Aがシート部材12B(図16では網掛け模様で図示)よりも右側の柱体22(接続部21)側に配された状態で、突出部74の突出端が右側の柱体22(図16では符号22Rを付す)に当接する構成となっている。その後、さらに扉12が閉じられると、第2扉62が第1扉61に対して前方に向かう形で回動し、扉12を完全に閉めた状態では、図15に示すように、突出部74は柱体22から離間した状態となる。
仮に、突出部74及びシート部材12Bが設けられていない構成では、図17に示すように、扉12を閉じる際に、柱体22Rと押さえ板部65の角部(下壁部65Bと上壁部65Dの境界部)とが接触する。このため、図18に示すように、シート部材12Bが設けられていると、扉12を閉じる際に、柱体22Rと押さえ板部65の間にシート部材12B(及び中間シート部材12E)が挟まれてしまい、扉12の回動や第2扉62の回動(押さえ板部65の変位)に伴って、シート部材12Bが柱体22Rに摺動し、中間シート部材12Eが押さえ板部65に摺動されてしまう結果、両シート部材12B,12Eが損傷する事態が懸念される。なお、図16及び図18では、中間シート部材12Eを図示省略している。なお、本実施形態では、中間シート部材12Eを備えていない構成としてもよいが、仮に中間シート部材12Eを備えていない場合には、柱体22Rと押さえ板部65の間にシート部材12Bが挟まれると、シート部材12Bが押さえ板部65に摺動されてしまう、本実施形態のように、突出部74を設けることで、柱体22Rと押さえ板部65の間にシート部材12B(及び中間シート部材12E)が挟まれる事態を抑制できるため、両シート部材12B,12Bが損傷する事態を抑制することができる。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、カート13が収容室15(庫内)に収容されていないカート未収容状態において、シート部材12Bが開口部構成部材28に押し付けられるため、シート部材12Bと開口部構成部材28との間に隙間が生じる事態を抑制できる。この結果、シート部材12Bによって開口部33をより確実に塞ぐことができ、開口部33を通じて収容室15の空気が庫外に漏れる事態を抑制できる。
また、カート13は、台車部19の前端部から上方に立ち上がると共にカート本体部20と台車部19とを接続する接続部21と、を備え、接続部21は、第2扉62と開口部構成部材28との間に配されており、第2扉62は、第1扉61に対して前方に相対変位可能な構成とされる。扉12を閉じる際には、第2扉62がカート13の接続部21に対して近づいて行く。上記構成では、第2扉62が第1扉61に対して前方に相対変位可能となっているため、扉12を閉じる際に接続部21に第2扉62が当接した場合には、第2扉62が前方に変位することで、接続部21と第2扉62とが干渉する事態を避けることができる。
また、第2扉62における接続部21側の面には、接続部21側に突出する突出部74が設けられ、扉12を閉じる過程では、突出部74の突出端がシート部材12Bよりも接続部21側に配された状態で、突出端が接続部21に当接する構成である。扉12を閉じる際に、突出部74が接続部21に当接することで、シート部材12Bが接続部21に摺動する事態を抑制でき、シート部材12Bの保護を図ることができる。
また、第2扉62は、第1扉61に対して第2扉62の下端部が前方に向かう形で回動可能に取り付けられており、第2扉62の前面の下端部は、カート未収容状態において、後方に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面73Aである。扉12を閉じる際に接続部21に第2扉62が当接した場合には、第2扉62が前方に向かう形で回動することで、接続部21と第2扉62とが干渉する事態を避けることができる。カート未収容状態において、第2扉62の前面の下端部が、後方に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面73Aとなっているため、第2扉62が前方に向かう形で回動した際に(言い換えると図4のカート収容状態で)第2扉の下端部が前方に張り出す事態を抑制することができる。
また、第2扉62は、第1扉61に対してヒンジ部材63を介して回動可能に取り付けられており、ヒンジ部材63のヒンジ軸63A(回動軸)は、急速冷却庫10の左右方向に沿って延びるものとされ、接続部21は、左右方向に並ぶ形で設けられた一対の柱体22,22を備え、ヒンジ部材63は、左右方向において、一対の柱体22,22の間に配され、第2扉62(押さえ板部65)は、一対の柱体22,22の各々に対して、前方から押し当てられているものとすることができる。上記構成では、左右方向に並ぶ一対の柱体22,22を備え、ヒンジ部材63は、左右方向において一対の柱体22,22の間に配されている。このため、第2扉62が、一対の柱体22,22の各々に対して前方から押し当てられた際の反作用によってヒンジ部材63にねじれが生じる事態を抑制することができる。仮に、第2扉62(押さえ板部65)が一対の柱体22,22のうち一方のみに当接する構成とした場合、垂直方向に沿う回動軸R1(図1及び図6参照)を中心として、第2扉62に回転モーメントが作用してしまい、ヒンジ部材63にねじれが生じる事態が懸念されるが、本実施形態では、このような事態を抑制できる。
また、第2扉62は、第1扉61に対してヒンジ部材63を介して回動可能に取り付けられており、ヒンジ部材63のヒンジ軸63A(回動軸)は、急速冷却庫10の左右方向に沿って延びるものとされ、ヒンジ部材63に取り付けられる第1壁部67と、第1壁部67の上端に設けられ、カート未収容状態においてヒンジ軸63Aを前方且つ上方から覆う第2壁部68と、を有するヒンジブラケット66を備え、第2壁部68は、カート未収容状態において、第1扉61に向かうにつれて後方に向かう形で傾斜する構成である。ヒンジ部材63のヒンジ軸63Aを中心として、第2扉62が前方に回動した際に、ヒンジブラケット66の第2壁部68が第1扉61の下面に干渉する事態を抑制することができる。
また、第2扉62とシート部材12Bとの間に配された中間シート部材12Eを備え、中間シート部材12Eは、シート部材12Bよりも第2扉62に対する密着性が低い材質によって構成されている。仮にシート部材12Bが第2扉62に密着した状態で第2扉62が変位すると、変位に伴ってシート部材12Bが折れ曲がる事態が懸念される。シート部材12Bが折れ曲がった状態で、カート未収容状態になると、シート部材12Bによって、開口部33を前方から覆うことができなくなることが懸念される。中間シート部材12Eを備えることで、シート部材12Bが第2扉62に接触する事態を抑制できるため、シート部材12Bが折れ曲がる事態を抑制できる。
また、中間シート部材12Eの下端は、シート部材12Bの下端よりも下方に配される。シート部材12Bが第2扉62に接触する事態をより確実に抑制することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図19によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態では、第2扉が備える押さえ板部の構成が上記実施形態と異なる。本実施形態の押さえ板部265(板状部材)では、図19に示すように、押さえ板部265の上壁部65Dに複数の貫通孔265Eが形成されている。貫通孔265Eは、例えば、前後方向に長い長孔である。貫通孔265Eを形成することで、貫通孔265Eの分だけ、中間シート部材12Eと上壁部65Dとの接触面積が小さくなるため、中間シート部材12Eが上壁部65D(上面65A、第2扉62)に密着する事態をより確実に抑制することができる。つまり、貫通孔265Eは、押さえ板部265と中間シート部材12Eとの接触面積を減らすことが可能な接触面積低減部である。
このため、カート収容状態から扉12を開けた際に、中間シート部材12E及びシート部材12Bは、押さえ板部265の上面65Aを滑り落ちることができる。このため、カート収容状態からカート未収容状態にする過程で、中間シート部材12E及びシート部材12Bをより確実に垂れ下がった状態にすることができる。なお、貫通孔265Eの代わりに、上面65Aにリブ等の突起を設けることで、中間シート部材12Eと上壁部65Dとの接触面積を減らす構成としてもよい。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図20によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態では、収容室を覆う扉の構成が上記実施形態と異なる。本実施形態の急速冷却庫310では、収容室15を覆う扉312が、第1扉361と、第2扉362と、スライドレール363とを備える。第2扉362は第1扉361に対してスライドレール363を介して取り付けられている。これにより、第2扉362は第1扉361に対して前後方向(図20の左右方向)についてスライド変位可能となっている。本実施形態では、ヒンジ部材63の代わりにスライドレール363を用いて、第1扉361に対して第2扉362を前方に相対変位可能な構成を実現している。これにより、カート収容状態において扉312を閉める際には、図20に示すように、柱体22の分だけ、第2扉362が、第1扉361に対して前方に相対変位することで、第2扉262と柱体22とが干渉する事態を避けることができる。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図21から図22によって説明する。本実施形態では、収容室を覆う扉の構成が上記実施形態と異なる。本実施形態の急速冷却庫410では、図21に示すように、収容室15を覆う扉412は、第1扉461と、第2扉462と、備える。第1扉461の右側の側端部は、ヒンジ412Aを介して冷却庫本体11に対して回動可能に取り付けられている。また、第2扉462の右側の側端部は、ヒンジ412Bを介して冷却庫本体11に対して回動可能に取り付けられている。つまり、第1扉461と、第2扉462とは、それぞれ独立して回動可能となっている。このため、図22に示すように、第1扉461を閉じた状態で、第2扉462のみを開いた状態にすることができる。このような構成とすれば、カート収容状態において扉412(第1扉461及び第2扉462の双方)を閉める際には、第2扉462が、第1扉461に対して前方に相対変位することができるため、第2扉462と柱体22とが干渉する事態を避けることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、貯蔵庫として急速冷却庫を例示したが、これに限定されない。本発明は、カートを備える貯蔵庫に対して適用することができる。
(2)カートの構成は、上記実施形態で例示したものに限定されず、収容室15に収容される部分を備えているものであればよい。
(3)上記実施形態では、付勢部材としてヒンジバネ64を例示したが、これに限定されない。例えば、付勢部材として板バネ等を用いてもよい。
10…急速冷却庫(貯蔵庫)、11…冷却庫本体(貯蔵庫本体)、12…扉、12B…シート部材、12E…中間シート部材、13…カート、14A…床面、15…収容室、19…台車部、20…カート本体部、21…接続部、22…柱体、24…基盤(カート本体部の少なくとも一部)、27…底壁部(収容室の底壁)、28…開口部構成部材、31,32…パッキン(開口部構成部材における開口部の開口縁部)、33…開口部、61,361,461…第1扉、62,362,462…第2扉、63…ヒンジ部材、63A…ヒンジ軸(ヒンジ部材の回動軸)、64…ヒンジバネ(付勢部材)、66…ヒンジブラケット(カバー部材)、67…第1壁部、73A…傾斜面、74…突出部

Claims (9)

  1. 前方に開口された収容室を有する箱状の貯蔵庫本体と、
    床面上を移動可能な台車部と、前記収容室に対して前方から挿入されることで前記収容室に収容されるカート本体部と、を備えるカートと、
    前記収容室の底壁の前端部に設けられ、前記カート本体部の少なくとも一部が前方から挿入される開口部を構成する開口部構成部材であって、前記開口部構成部材における前記開口部の開口縁部によって前記カートを後方から受けることで前記カートが後方に変位することを規制する開口部構成部材と、
    前記収容室を開閉可能な扉であって、前記扉の上部を構成する第1扉と、前記扉の下部を構成すると共に前記開口部構成部材と対向配置される第2扉と、を備える扉と、
    前記第2扉と前記開口部構成部材との間に配されるシート部材と、
    前記第2扉を前記開口部構成部材側に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記カート本体部が前記収容室に配されていないカート未収容状態では、前記開口部が前記シート部材によって塞がれると共に、前記第2扉によって前記シート部材が前記開口部構成部材に押し付けられる構成である貯蔵庫。
  2. 前記カートは、前記台車部の前端部から上方に立ち上がると共に前記カート本体部と前記台車部とを接続する接続部と、を備え、
    前記接続部は、前記第2扉と前記開口部構成部材との間に配されており、
    前記第2扉は、前記第1扉に対して前方に相対変位可能な構成とされる請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前記第2扉における前記接続部側の面には、前記接続部側に突出する突出部が設けられ、
    前記扉を閉じる過程では、前記突出部の突出端が前記シート部材よりも前記接続部側に配された状態で、前記突出端が前記接続部に当接する構成である請求項2に記載の貯蔵庫。
  4. 前記第2扉は、前記第1扉に対して前記第2扉の下端部が前方に向かう形で回動可能に取り付けられており、
    前記第2扉の前面の下端部は、前記カート未収容状態において、後方に向かうにつれて下降傾斜する傾斜面である請求項2又は請求項3に記載の貯蔵庫。
  5. 前記第2扉は、前記第1扉に対してヒンジ部材を介して回動可能に取り付けられており、
    前記ヒンジ部材の回動軸は、当該貯蔵庫の左右方向に沿って延びるものとされ、
    前記接続部は、前記左右方向に並ぶ形で設けられた一対の柱体を備え、
    前記ヒンジ部材は、前記左右方向において、前記一対の柱体の間に配され、
    前記第2扉は、前記一対の柱体の各々に対して、前方から押し当てられている請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  6. 前記第2扉は、前記第1扉に対してヒンジ部材を介して回動可能に取り付けられており、
    前記ヒンジ部材の回動軸は、当該貯蔵庫の左右方向に沿って延びるものとされ、
    前記ヒンジ部材に取り付けられる第1壁部と、前記第1壁部の上端に設けられ、前記カート未収容状態において前記回動軸を前方且つ上方から覆う第2壁部と、を有するカバー部材を備え、
    前記第2壁部は、前記カート未収容状態において、前記第1扉に向かうにつれて後方に向かう形で傾斜する構成である請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  7. 前記第2扉と前記シート部材との間に配された中間シート部材を備え、
    前記中間シート部材は、前記シート部材よりも前記第2扉に対する密着性が低い材質によって構成されている請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  8. 前記中間シート部材の下端は、前記シート部材の下端よりも下方に配される請求項7に記載の貯蔵庫。
  9. 前記第2扉は、前記第2扉における前記中間シート部材との対向面を構成する板状部材を備え、
    前記板状部材には、前記板状部材と前記中間シート部材との接触面積を減らすことが可能な接触面積低減部が設けられている請求項7又は請求項8に記載の貯蔵庫。
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