JP7426788B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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本発明は、貯蔵庫に関する。
従来、食品や飲料品等を、温蔵、冷蔵もしくは冷凍状態で貯蔵可能な貯蔵庫が知られている。この種の貯蔵庫として、下記特許文献1には、板状ガラスの周縁を枠体で保持した前後2枚のスライド扉がケース本体の前面開口部に開閉可能に装着されたショーケースが記載されている。
特開2007-075334号公報
上記特許文献1に記載された貯蔵庫のように、スライド扉を備えた貯蔵庫においては、閉状態において、貯蔵室内の温度が逃げないように密閉されること、つまり、スライド扉と貯蔵庫本体との間に隙間が生じないようにされることが望まれる。例えば、上記特許文献1に記載の貯蔵庫は、スライド扉にマグネットパッキンが装着され、そのマグネットパッキンが貯蔵庫本体の内面に固定された磁性金属板に吸着されることで貯蔵室内が密閉されるように構成される。しかしながら、上記特許文献1に記載の貯蔵庫は、マグネットパッキンや磁性金属板が必要となるため、部品点数が増え、貯蔵庫の構成が複雑化したり、コストが増加したりするという問題がある。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、簡便な構成によってスライド扉を貯蔵庫本体に密着させることが可能な貯蔵庫を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の貯蔵庫は、
前方に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体に対して左右方向にスライド可能に配されて前記貯蔵室を開閉可能なスライド扉と、を含んで構成され、前記スライド扉の左右方向における一方側の側端部が前記貯蔵庫本体における内壁側面に接することで前記貯蔵室を閉状態とする貯蔵庫であって、
前記貯蔵庫本体は、前記貯蔵庫本体における内壁下面に左右方向に延びて上方に突出する突条を備え、
前記スライド扉は、左右方向に間隔をおいて配されて前記突条の上を転動する2つのローラを備え、
前記突条は、前記一方に向かうほど突出高さが小さくなるように傾斜する傾斜部を有しており、
前記2つのローラのうちの前記一方側のものが、前記閉状態において前記傾斜部の上に位置するように構成されたことを特徴とする。
この構成の貯蔵庫は、一方側のローラが突条の傾斜部を転がり落ちている途中で、スライド扉における一方側の側端部が貯蔵庫本体における内壁側面に接し、閉状態となるように構成される。つまり、この構成の貯蔵庫は、閉状態において、一方側のローラが傾斜部の上に位置していることで、スライド扉には貯蔵庫本体における内壁側面に向かう方向の力が働いていることになる。したがって、この構成の貯蔵庫によれば、使用者によって、スライド扉が閉状態までスライドさせられていなくても、一方側のローラが傾斜部にかかっていれば、スライド扉が自重によって閉状態まで移動することができ、スライド扉と貯蔵庫本体との間に隙間が生じるような事態を回避することができる。また、この構成の貯蔵庫によれば、スライド扉に作用する内壁側面に向かう力によって、閉状態を確実に維持することができる。
上記構成において、前記2つのローラのうちの前記一方側のものは、外径が他方側のものの外径に比較して大きくされた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、閉状態において、スライド扉の一方側のローラが突条の傾斜部上に位置するため、一方側のローラが他方側のローラに比較して下がることになる。しかしながら、一方側のローラの外径が他方側のローラより大きくされているため、閉状態において一方側のローラが下がっても、スライド扉の扉本体は、水平な状態に近づけることができる。つまり、この構成の貯蔵庫は、閉状態において、スライド扉の一方側の側端面と貯蔵庫本体の内壁側面とを平行に近づけることができるため、それらの間に隙間が生じることを抑えることができる。また、この構成の貯蔵庫は、閉状態において、貯蔵庫本体に対するスライド扉の傾きを抑えることができ、意匠性の悪化を抑えることができる。つまり、この構成の貯蔵庫は、意匠性が求められるショーケースのような貯蔵庫に、好適である。
また、上記構成において、前記2つのローラの各々は、それらの各々の回転軸を結んだ直線が前記スライド扉の側端面に対して垂直になるように配されており、前記閉状態において前記2つのローラの各々の前記回転軸が同じ高さ位置になるような外径のものとされた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、閉状態において、スライド扉の扉本体を水平状態に保つことができる。つまり、この構成の貯蔵庫は、閉状態において、スライド扉の一方側の側端面と貯蔵庫本体の内壁側面とを平行にすることができるため、それらの間に隙間が生じることをより確実に抑えることができる。また、この構成の貯蔵庫は、閉状態において、貯蔵庫本体に対するスライド扉の傾きをなくすことができ、意匠性の悪化を防止することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、
前記スライド扉は、矩形状の扉本体と、前記扉本体の外周縁部に装着される枠体と、前記2つのローラに対応して設けられて前記ローラを回転可能に保持して前記枠体に取り付けられる2つのローラホルダと、を備え、
前記枠体は、前記扉本体の下側に装着される下枠と、右側に装着される右枠と、左側に装着される左枠と、を有し、前記右枠および前記左枠の下端側に形成された嵌合部が、前記下枠の左右方向における両端部の各々に形成された被嵌合部に嵌合することで、前記右枠および前記左枠の各々と前記下枠とが連結されたものとされ、
前記右枠および前記左枠の各々の前記嵌合部は、上下方向に長い長手状をなし、下端に開口する取付穴を有するものとされ、
締結具が、前記下枠の前記被嵌合部に形成された貫通孔と前記ローラホルダに形成された貫通孔とを挿通して前記取付穴に螺合することで、前記右枠,前記下枠および前記2つのローラホルダの一方が共締めされるとともに、前記左枠,前記下枠および前記2つのローラホルダの他方が共締めされた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、右枠,下枠およびローラホルダの一方、左枠,下枠およびローラホルダの他方が、それぞれ単一の締結具によって締結されている。したがって、この構成の貯蔵庫によれば、スライド扉の組み立て作業を簡素化することができる。また、この構成の貯蔵庫は、嵌合部が、右枠,左枠の延びる方向と同一の方向に長い長手状のものとされているため、下枠の被嵌合部に嵌合させた場合に、右枠,左枠が下枠に対して傾斜することを抑制することができる。さらに言えば、この構成の貯蔵庫は、嵌合部の下端が、下枠における貫通孔を形成する部分に直接載せ置かれた状態、あるいは、ローラホルダの貫通孔を形成する部分を介して間接的に載せ置かれた状態となっているため、右枠および左枠の各々は、下枠に対する上下方向にずれることも防止される。つまり、この構成の貯蔵庫によれば、締結箇所が少ないにもかかわらず、スライド扉の開閉時等において、右枠および左枠の各々と下枠との間のぐらつきを抑えることができるようになっている。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記スライド扉は、使用者が指を掛けることが可能な取手部を備え、前記取手部は、前記一方に向かって突出する部分である一方側凸部と、左右方向における他方に向かって突出する部分である他方側凸部と、を有するものとされた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、使用者がスライド扉を開く場合に一方側凸部に指を掛けることができるだけでなく、閉じる場合に他方側凸部に指をかけることができるため、スライド扉の開閉を行ないやすくなっている。
なお、この構成において、一方側凸部は、突出する寸法が他方側凸部が突出する寸法より大きくされた構成とすることができる。また、この構成において、取手部は、一方側凸部の先端とスライド扉の前面との間の開口幅(車両前後方向における寸法)が、他方側凸部の先端とスライド扉の前面との間の開口幅より大きくされた構成とすることができる。貯蔵庫には、閉状態を維持するための機構が設けられることが多く、スライド扉を開ける場合には、その機構の閉状態を維持する力を超える力を加える必要がある。このような構成とすれば、特にスライド扉を開く場合に力を加えやすく、スライド扉を開きやすくすることができる。
本発明によれば、簡便な構成によってスライド扉を貯蔵庫本体に密着させることが可能な貯蔵庫を提供することができる。
本発明の実施例の貯蔵庫であるショーケースの正面図である。 図1に示すショーケースの断面図(図1におけるA-A断面)である。 図1に示すショーケースの断面図(図1におけるB-B断面)である。 図1に示すショーケースが備えるスライド扉の下端部を拡大して示す断面図である。 図2の一部を拡大して示す図であり、スライド扉と箱体との接触部分を示す図である。 前側スライド扉の外側上端を拡大して示す斜視図である。 前側スライド扉の外側下端を拡大して示す正面図である。 前側スライド扉の下端を拡大して示す正面断面図である。 前側スライド扉の外側下端を下方からの視点において示す図である。 前側スライド扉を分解して示す正面断面図である。 前側スライド扉を分解して、下方からの視点において示す図である。 変形例のショーケースが備えるスライド扉の外側上端を上方からの視点において示す図である。 別の変形例のショーケースが備えるスライド扉の外側上端を上方からの視点において示す図である。 さらに別の変形例のショーケースが備えるスライド扉の外側上端を上方からの視点において示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の実施例である貯蔵庫は、図1から図3に示す冷蔵用のショーケース10である。本実施例のショーケース10は、前方に開口された開口部11を有する貯蔵室12を構成する箱体(貯蔵庫本体)13と、その箱体13に対して左右方向にスライド可能に設けられた一対のスライド扉14F,14Rとを含んで構成される。箱体13は、例えばステンレス鋼板からなる外箱及び内箱の間に、発泡樹脂からなる断熱材が発泡充填されることで構成されている。そして、貯蔵室12の開口部11は、左右方向に配列された一対のスライド扉14F,14Rによって覆われている。一対のスライド扉14F,14Rは、図2および図3に示すように、前後方向にずれる形で配されており、箱体13に対してそれぞれが左右方向についてスライド移動可能とされている。これにより、スライド扉14F,14Rの各々をスライド移動させることで、貯蔵室12を開閉可能となっている。なお、以下の説明において、左右方向は、本ショーケース10の正面側からの視点において定まる方向であり、図1における左右方向が本ショーケース10の左右方向と一致している。
また、箱体13の下方には機械室15が配されている。機械室15内には、圧縮機16、凝縮器17等からなる冷凍装置18と、電装箱19等が設置されている。なお、機械室15は、図3に示すように、フロントパネル20によって前側から覆われる構成となっているが、図1では、フロントパネル20を省略している。
図3に示すように、箱体13の内部における天井部分には、ドレンパンを兼ねたエアダクト21が張設されており、その上方に冷却器室22が形成されている。つまり、冷却器室22は、貯蔵室12の上方(且つ奥側)に配されている。冷却器室22の手前側には吸込口23が、奥側には吹出口24が設けられている。冷却器室22内には冷却器25が収容されていると共に、吸込口23に対向する形で庫内ファン26が配されている。冷却器25は、上記の冷凍装置18と冷媒配管27とによって循環接続されることで、周知の冷凍回路が構成されている。貯蔵室12内における左右方向の中央部かつ前方側には、棚柱28が配されている。棚柱28内に冷媒配管27が収納されている。棚柱28および貯蔵室12の奥面や側面に配された棚柱28に取り付けられた受金29には、棚網30が複数段にわたって装着されるようになっている。
圧縮機16および庫内ファン26が駆動すると、貯蔵室12内の空気が吸込口23から冷却器室22に吸引され(空気の流れを図3の矢線F1で示す)、冷却器室22を通過する過程で熱交換により冷気が生成され、この冷気が吹出口24から奥面に沿うようにして貯蔵室12内に吹き出される(空気の流れを図3の矢線F2で示す)といった循環流が生じ、貯蔵室12内が冷却されるようになっている。つまり、庫内ファン26は、冷却器25によって生成された冷気を奥側(後側)に送風して、貯蔵室12に送ることが可能となっている。
次に、貯蔵室12の開閉状態に係る構成、つまり、箱体13における開口部11およびスライド扉14F,14Rの構成について詳しく説明する。まず、図1に示すように、箱体13における内壁面の開口縁部に沿って、つまり、開口部11には、一対のスライド扉14F,14Rをスライド可能に保持するためのガイドフレーム40が設けられている。ガイドフレーム40は、箱体13における内壁上面に固定された上側スライドレール41と、内壁下面に固定された下側スライドレール42と、左右の内壁側面に固定された右側サイドフレーム43および左側サイドフレーム44とを含んで構成される。
上側スライドレール41は、図3に示すように、それぞれが下方に開口して左右方向に延設され、前後方向に並んで形成された前側レール溝41Aおよび後側レール溝41Bを有している。また、下側スライドレール42は、図2に示すように、それぞれが上方に開口して左右方向に延設され、前後方向に並んで形成された前側レール溝42Aおよび後側レール溝42Bを有している。なお、下側スライドレール42における前側レール溝42Aおよび後側レール溝42Bの各々には、幅方向(前後方向)におけるほぼ中央に、延設方向(左右方向)に沿って延びる突条45A,45Bが形成されている。
図2に示すように、右側サイドフレーム43は、それぞれが左方に開口して上下方向に延設され、前後方向に並んで形成された前側溝43Aおよび後側溝43Bを有している。また、左側サイドフレーム44は、それぞれが右方に開口して上下方向に延設され、前後方向に並んで形成された前側溝44Aおよび後側溝44Bを有している。なお、右側サイドフレーム43の前側溝43Aには、幅方向(前後方向)におけるほぼ中央に延設方向(上下方向)に沿って延びる突条46Aが形成されている。また、左側サイドフレーム44の後側溝44Bには、同様に、幅方向(前後方向)におけるほぼ中央に延設方向に沿って延びる突条46Bが形成されている。
続いて、一対のスライド扉14F,14Rについて説明する。一対のスライド扉のうちの一方14Fは、上端が上側スライドレール41の前側レール溝41Aに挿入され、下端が下側スライドレール42の前側レール溝42Aに挿入され、それら前側レール溝41A,42Aに沿って移動可能とされる。また、一対のスライド扉のうちの他方14Rは、上端が上側スライドレール41の後側レール溝41Bに挿入され、下端が下側スライドレール42の後側レール溝42Bに挿入され、それら後側レール溝41B,42Bに沿って移動可能とされる。つまり、そのような構成から、一対のスライド扉14F,14Rの各々は、前後方向にずれる形で配されている。以下の説明では、一対のスライド扉のうち、前側のスライド扉14Fを前側スライド扉14Fと呼び、後側のスライド扉14Rを後側スライド扉14Rと呼ぶ場合がある。なお、各スライド扉14F,14Rの構成は基本的に同じであるため、以下の説明においては、スライド扉14F,14Rの構成について、前側スライド扉14Fを主に説明する。
前側スライド扉14Fは、図1に示すように、ガラスやアクリルなどの透明板からなる矩形状をなす扉本体50と、扉本体50の外周縁部に装着される枠体51と、枠体51の下側部分に固定される2つの戸車52A,52B(図8参照)とを含んで構成される。なお、枠体51は、上下方向に延びる一対の縦枠(外側縦枠54および内側縦枠55、右枠および左枠)と、左右方向に延びる一対の横枠(上側横枠56および下側横枠57)とからなる。後に詳しく説明するが、2つの戸車52A,52Bは、下側横枠(下枠)57における左右方向における両端部の各々に取り付けられている。
前側スライド扉14Fが開口部11を閉塞した閉状態において、前側スライド扉14Fにおける右側サイドフレーム43に接する外側縦枠54(右側の縦枠)には、図5および図6に示すように、右側サイドフレーム43に形成された突条46Aと係合する係合部60が設けられている。ちなみに、後側スライド扉14Rにおいては、左側サイドフレーム44に対向する左側の縦枠が外側縦枠54であり、その外側縦枠54に、左側サイドフレーム44に形成された突条46Bと係合する係合部60が設けられている。前側スライド扉14Fの外側縦枠54は、それの本体部61が、対向する右側サイドフレーム43側に開口して上下方向に延びる溝部61Aを有するものとされ、上記係合部60は、その溝部61Aと、その溝部61Aの開口縁部の各々に固定された一対の接触片62とからなる。一対の接触片62の各々は、上下方向に長手状で弾性変形可能なものであり、それぞれが内側に向かって延び出している。また、それら一対の接触片62は、先端側の厚み寸法が小さくなる先細り形状とされるとともに、内側(溝部61Aの底面側)に向かって湾曲するラウンド形状とされており、先端部同士が近接する状態となっている。そして、前側スライド扉14Fを閉状態とする際には、図5に示すように、前側スライド扉14Fの右側サイドフレーム43に接近する方向のスライド移動に伴って、一対の接触片62が、弾性変形しつつ、右側サイドフレーム43の突条46Aを溝部61Aの内部に進入させることになる。つまり、閉状態において、一対の接触片62の各々によって突条46Aを挟み込んだ状態で密着しており、貯蔵室12を密封状態とすることができるようになっている。
次に、一対の縦枠54,55と一対の横枠56,57との組み付け構造について詳しく説明する。まず、外側縦枠54と下側横枠57との組み付け構造と、内側縦枠55と下側横枠57との組み付け構造とは、同じ構造であるため、外側縦枠54と下側横枠57との組み付け構造を代表して、図7から図11をも参照しつつ説明する。外側縦枠54は、本体部61が、上下方向に延びる軸部61Bと、その軸部61Bの上記溝部61Aとは反対側に設けられて扉本体50の側端が嵌入する扉本体嵌入部61Cと、を有している。外側縦枠54は、図10に示すように、前方からの視点において、下端側の部分が段付き状とされており、扉本体嵌入部61Cより溝部61Aが下方に延び出した形状とされている。そして、外側縦枠54の下端部には、下側横枠57の右側の端部が嵌って、外側縦枠54と下側横枠57とが組み付けられた状態において、それらの各々の前面および後面とが、それぞれ面一となる。また、外側縦枠54の軸部61Bは、その下端部61B1が、扉本体嵌入部61Cより下方まで延び出した形状となっており、以下に詳しく説明する下側横枠57の被嵌合部に嵌合する嵌合部として機能する部分となる。
なお、内側縦枠55は、外側縦枠54と類似するものであるが、図8に示すように、係合部60を有していない形状のものとなっている。つまり、内側縦枠55は、軸部61Bと、扉本体50の側端が嵌入する扉本体嵌入部61Cとで構成されたものとなっている。
下側横枠57は、図4に示すように、前側および後側の壁面をなす前側壁面部57Aおよび後側壁面部57Bと、それら前側壁面部57Aおよび後側壁面部57Bを上下方向における2箇所において連結し左右方向に延びる板状の上側連結部57Cおよび下側連結部57Dと、を含んで構成される。前側壁面部57Aおよび後側壁面部57Bと上側連結部57Cとによって、上側連結部57Cの上方側には、上方に開口する溝が形成されており、扉本体50の下端が嵌入される。なお、その上側連結部57Cの右端および左端の各々は、図10に示すように、前側壁面部57Aおよび後側壁面部57Bの右端および左端までは延びておらず、外側縦枠54の軸部61Bの下端側に形成された嵌合部61B1が、前側壁面部57Aおよび後側壁面部57Bとの間に嵌まり込むようなっている。
一方、下側連結部57Dには、図9および図11に示すように、左右方向における両端側の各々に、2つの開口63が成形されている。つまり、それら開口63より端部側の部分は、図8および図10に示すように、上述した外側縦枠54の嵌合部61B1の下端が当接し、その外側縦枠54を載せ置くための台座部57D1となる。以上のように、下側横枠57においては、その左右方向における両端部の各々の台座部57D1から上方側の部分が、一対の縦枠54,55の嵌合部61B1を嵌合させる被嵌合部57Eとして機能する。
また、上記の開口63と台座部57D1とを利用して、下側横枠57に対して、2つの戸車52A,52Bが取り付けられる。それら2つの戸車52A,52Bは同様の構成であるため、外側(右側)の戸車52Aを代表して説明する。戸車52Aは、図10に示すように、ローラ70Aと、そのローラ70Aを回転可能に保持するローラホルダ71とを含んで構成される。ローラホルダ71は、断面が概してコの字状で内部にローラ70Aを保持するホルダ本体部72と、そのホルダ本体部72の上面部72Aから延び出したブラケット部73とからなる。そのブラケット部73は、前後方向からの視点において概してL字状に成形されている。この戸車52Aは、下側横枠57の下側連結部57Dに成形された開口63から挿入される。そして、図8に示すように、ホルダ本体部72の上面部72Aが、上側連結部57Cの下面に接するとともに、ブラケット部73の先端部73Aが、下側連結部57Dに形成された台座部57D1の下面に接する状態となる。
図11に示すように、ブラケット部73の先端部73Aには、上下方向に貫通する貫通孔74が成形されるとともに、台座部57D1(被嵌合部57Eの一部)にも、上下方向に貫通する貫通孔75が成形されている。さらに、外側縦枠54の嵌合部61B1は、中空状に成形されており、その中空部76が、締結具であるボルト77を螺合させる取付穴となっている。そして、下側横枠57の被嵌合部57Eに外側縦枠54の嵌合部61B1を嵌合させるとともに、戸車52Aを下側横枠57の開口63に挿入させた状態においては、ブラケット部73の貫通孔74,下側横枠57の被嵌合部57Eの貫通孔75および外側縦枠54の嵌合部61B1の中空部76が、同軸的に配されることになる。つまり、ボルト77が、ブラケット部73の貫通孔74および被嵌合部57Eの貫通孔75を挿通して、嵌合部61B1の中空部76に螺合させられることで、外側縦枠54,下側横枠57および戸車52Aが共締めされているのである。なお、もう1つの戸車52Bは、図8に示すように、下側横枠57の左側において、その下側横枠57および内側縦枠55とともに、同様の構造によって共締めされている。
以上のような組み付け構造によって、スライド扉14F,14Rは、扉本体50に対して枠体51を組み付ける際に、外側縦枠54,下側横枠57および戸車52Aを単一のボルト77によって締結するとともに、内側縦枠55,下側横枠57および戸車52Bを単一のボルト77によって締結することができるため、スライド扉14F,14Rの組み立て作業の簡素化が図られたものとなっている。
また、上記の組み付け構造は、縦枠54,55の嵌合部61B1が、下方に向かって突出して上下方向に長い長手状に成形されて、下側横枠57の前側壁面部57Aおよび後側壁面部57Bとの間に挟まれた状態とされているため、縦枠54,55は、下側横枠57に対して傾斜しにくくされている。さらに、嵌合部61B1は、下側横枠57の台座部57D1に載せ置かれた状態とされているため、縦枠54,55は下側横枠57に対して上下方向にずれることもない。したがって、本ショーケース10は、スライド扉14F,14Rの組立作業の簡素化が図られているにもかかわらず、スライド扉14F,14Rが開閉時等において縦枠54,55と下側横枠57との間のぐらつきを抑えることができるようになっている。
上記のように構成されたスライド扉14F,14Rは、先にも述べたように、箱体13に対して、上側スライドレール41と下側スライドレール42とによって、左右方向にスライド移動可能とされている。詳しく言えば、前側スライド扉14Fは、下側スライドレール42の前側レール溝42Aに成形された突条45Aの上に、2つの戸車52A,52Bの各々のローラ70A,70Bが載せ置かれるとともに、後側スライド扉14Rは、下側スライドレール42の後側レール溝42Bに成形された突条45Bの上に、2つの戸車52A,52Bの各々のローラ70A,70Bが載せ置かれている。そして、それらローラ70A,70Bが突条45A,45Bの上を転動することで、各スライド扉14F,14Rは、スライドレール41,42に沿って円滑にスライド移動することができるようになっている。
本ショーケース10においては、図8に示すように、前側レール溝42Aに成形された突条45Aが、右側の端部に、右側に向かうほど突出高さが小さくなるように傾斜する傾斜部45A1を有するとともに、後側レール溝42Bに成形された突条45Bが、左側の端部に、左側に向かうほど突出高さが小さくなるように傾斜する傾斜部を有している。そして、本ショーケース10においては、図8に示すように、前側スライド扉14Fが閉状態にある場合、詳しく言えば、前側スライド扉14Fの右側(前側スライド扉14Fにおける一方側)の側端部に相当する外側縦枠54が、箱体13における内壁側面に相当する右側サイドフレーム43に接している場合に、右側のローラ70Aが、突条45Aの傾斜部45A1の上に位置しているのである。また、後側スライド扉14Rも前側スライド扉14Fと同様に、後側スライド扉14Rが閉状態にある場合、詳しく言えば、後側スライド扉14Rの左側(後側スライド扉14Rにおける一方側)の側端部に相当する外側縦枠54が、箱体13における内壁側面に相当する左側サイドフレーム44に接している場合に、左側のローラ70Aが、突条45Bの傾斜部の上に位置している。なお、以下の説明において、前側スライド扉14Fの右側(一方側)の戸車52Aと、後側スライド扉14Rの左側(一方側)の戸車52Aとが備えるローラ70Aを、外側ローラ70Aと呼び、前側スライド扉14Fの左側(他方側)の戸車52Bと、後側スライド扉14Rの右側(他方側)の戸車52Bとが備えるローラ70Bを、内側ローラ70Bと呼ぶ場合がある。
外側ローラ70Aが、傾斜部45A1の上に位置している状態においては、外側ローラ70Aは、傾斜部45A1を下る方向に転動しようとする。つまり、前側スライド扉14Fには、外側(一方側,右側サイドフレーム43側)に向かう方向の力が作用することになる。したがって、本ショーケース10は、前側スライド扉14Fを閉める場合に、外側ローラ70Aが傾斜部45A1にかかる位置まで移動させられれば、前側スライド扉14Fは、自重によって閉状態まで移動することができ、前側スライド扉14Fと箱体13との間に隙間が生じるような事態を回避することができる。また、スライド扉14Fには、閉状態においても、一方側に向かう方向の力が常時作用しているため、閉状態を確実に維持することができる。なお、後側スライド扉14Rも同様の構成であるため、後側スライド扉14Rと箱体13との間に隙間が生じるような事態を回避することができるとともに、閉状態において一方側(左側サイドフレーム44側)に向かう方向の力が常時作用しているため、閉状態を確実に維持することができる。以上のように、本ショーケース10は、簡便な構成によって、スライド扉14F,14Rを貯蔵庫本体である箱体13に密着させ、閉状態を確実に維持することができるものとなっている。
また、本ショーケース10においては、図8に示すように、外側ローラ70Aの外径が内側ローラ70Bの外径に比較して大きくされている。詳しく言えば、外側ローラ70Aを保持しているローラホルダ71と、内側ローラ70Bを保持しているローラホルダ71とは、同一のものであり、下側横枠57に取り付けられた状態においては、外側ローラ70Aの回転軸Cと、内側ローラ70Bの回転軸Cとは、下側横枠57において、同じ高さ位置とされる。つまり、外側ローラ70Aの回転軸Cと内側ローラ70Bの回転軸Cとを結ぶ直線Lが、下側横枠57の延びる方向と平行となっており、換言すれば、縦枠54,55の延びる方向(詳しく言えば、外側縦枠54の側端面)に垂直となっている。そして、本ショーケース10においては、図8に示すように、前側スライド扉14Fが閉状態にある場合に、外側ローラ70Aの回転軸Cと内側ローラ70Bの回転軸Cとを結ぶ直線Lが、水平となるように、詳しく言えば、箱体13の内壁下面と平行となるように、外側ローラ70Aと内側ローラ70Bとの大きさが定められている。
以上のような構成から、本ショーケース10は、前側スライド扉14Fが閉状態とされ、外側ローラ70Aが傾斜部45A1上で内側ローラ70Bより低い位置に位置しても、前側スライド扉14Fは、箱体13に対して水平な状態とされる。つまり、前側スライド扉14Fの外側縦枠54と箱体13の右側サイドフレーム43とが平行となり、外側縦枠54が右側サイドフレーム43に対して傾斜して、それらの間に隙間が生じてしまうような事態を回避することができる。また、後側スライド扉14Rも同様の構成であるため、閉状態において、後側スライド扉14Rの外側縦枠54と箱体13の左側サイドフレーム44とが平行となり、外側縦枠54が左側サイドフレーム44に対して傾斜して、それらの間に隙間が生じてしまうような事態を回避することができる。
なお、本実施例の貯蔵庫は、ショーケース10であるため、閉状態においてスライド扉14F,14Rの箱体13に対する傾きを防止して意匠性の悪化を防止できるこの構成が好適である。
また、スライド扉14F,14Rには、開閉時に使用者が指を掛けることが可能な取手部80を備えている。この取手部80についても、図5および図6を参照しつつ、前側スライド扉14Fを用いて説明する。その取手部80は、外側縦枠54の前面に前方に向かって突出するとともに、上下方向に延びる長手状のものである。また、その取手部80は、図5に示すように、前方に突出する軸部81と、その軸部81の先端から外側(右側,一方側)に向かって突出する外側凸部(一方側凸部)82と、軸部81の先端から内側(左側,他方側)に向かって突出する内側凸部(他方側凸部)83と、を有している。したがって、この取手部80によって、本ショーケース10は、スライド扉14F,14Rを開く場合に、使用者が外側凸部82に指をかけ、スライド扉14F,14Rを閉じる場合に、内側凸部83に指を掛けることができ、スライド扉14F,14Rの開閉が行ないやすくなっている。
なお、内側凸部83が、軸部81に直交するように成形されているのに対して、外側凸部82は、斜め前方に突出した後、軸部81に直交する方向に突出した形状に成形されている。そのような形状により、外側凸部82は、軸部81から外側に突出する寸法が、内側凸部83の軸部81から内側に突出する寸法より大きくされるとともに、外側凸部82の先端と前側スライド扉14Fの扉前面との間の開口幅が、内側凸部83の開口幅より大きくされている。本ショーケース10は、先に説明したような構成によりスライド扉14F,14Rには閉状態を維持する力が働いているため、スライド扉14F,14Rを開ける場合には、その閉状態を維持する力を超える力を加える必要がある。本ショーケース10は、取手部80が上述のような形状とされているため、外側凸部82に指を掛ける場合、つまり、スライド扉14F,14Rを開く場合に力を加えやすく、スライド扉14F,14Rがより開きやすくなっている。
スライド扉の取手部は、その形状が上記の形状に限定されず、図12から図14に示した形状のもの等をも採用することができる。図12に示したスライド扉100は、取手部101が、上記実施例における取手部80と同様に、軸部102,一方側凸部としての外側凸部103および他方側凸部としての内側凸部104を有するものとされているが、それら外側凸部103と内側凸部104とは軸部102において左右対称な形状とされている。
また、図13に示したスライド扉110は、取手部111が、軸部112,外側凸部113および内側凸部114を有するものとされているが、軸部112が斜め前方内側に向かって突出している。そして、外側凸部113が、その軸部112の先端からその軸部112に概して直交する方向に突出するものとされており、使用者は、内側凸部114より外側凸部113に指を掛けやすい形状とされており、特にスライド扉110を開く場合に力を加えやすく、スライド扉110が開きやすくなっている。
また、図14に示したスライド扉120は、取手部121が、1枚の板を曲げたような形状とされている。取手部121は、断面がくの字状に屈折して内側に突出した形状の取手本体部122と、その取手本体部122の先端から外側に向かって突出したフランジ部123と、を有するものとされている。そのような形状により、使用者は、取手部121の外側から指を掛けやすい形状とされており、特にスライド扉120を開く場合に力を加えやすく、スライド扉120が開きやすくなっている。なお、この取手部120においては、取手本体部122における基端部122Aから屈折している頂点部122Bまでの部分が、内側(他方側)に突出する他方側凸部として機能するとともに、取手本体部122の頂点部122Bからフランジ部123までが、外側(一方側)に突出する一方側凸部として機能する。
上記の実施例においては、貯蔵庫として、冷蔵用のショーケースを例示したが、それに限定されず、ショーケース以外の冷却庫や、温蔵庫など、スライド扉を備えた貯蔵庫に、本発明を広く採用することができる。
10…ショーケース〔貯蔵庫〕、11…開口部、12…貯蔵室、13…箱体〔貯蔵庫本体〕、14F,14R…一対のスライド扉、41…上側スライドレール、41A…前側レール溝、41B…後側レール溝、42…下側スライドレール、42A…前側レール溝、42B…後側レール溝、43…右側サイドフレーム、43A…前側溝、43B…後側溝、44…左側サイドフレーム、44A…前側溝、44B…後側溝45A…突条(前側レール溝)、45A1…傾斜部、45B…突条(後側レール溝)、46A…突条(右側サイドフレーム)、46B…突条(左側サイドフレーム)、50…扉本体、51…枠体、52A,52B…戸車、54…外側縦枠、55…内側縦枠、56…上側横枠、57…下側横枠、57A…前側壁面部、57B…後側壁面部、57C…上側連結部、57D…下側連結部、57D1…台座部、57E…被嵌合部、60…係合部、61…本体部、61A…溝部、61B…軸部、61B1…下端部〔嵌合部〕、61C…扉本体嵌入部、62…接触片、63…開口(下側横枠)、70A…外側ローラ(一方側のローラ)、70B…内側ローラ(他方側のローラ)、71…ローラホルダ、72…ホルダ本体部、72A…上面部、73…ブラケット部、73A…先端部、74…貫通孔(ローラホルダ)、75…貫通孔(被嵌合部)、76…中空部〔取付穴〕、77…ボルト〔締結具〕、C…回転軸(外側ローラ)、C…回転軸(内側ローラ)、L…回転軸を結ぶ直線、80…取手部、81…軸部、82…外側凸部〔一方側凸部〕、83…内側凸部〔他方側凸部〕、100…スライド扉、101…取手部、102…軸部、103…外側凸部〔一方側凸部〕、104…内側凸部〔他方側凸部〕、110…スライド扉、111…取手部、112…軸部、113…外側凸部〔一方側凸部〕、114…内側凸部〔他方側凸部〕、120…スライド扉、121…取手部、122…取手本体部、122A…基端部、122B…頂点部、123…フランジ部

Claims (4)

  1. 前方に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体に対して左右方向にスライド可能に配されて前記貯蔵室を開閉可能なスライド扉と、を含んで構成され、前記スライド扉の左右方向における一方側の側端部が前記貯蔵庫本体における内壁側面に接することで前記貯蔵室を閉状態とする貯蔵庫であって、
    前記貯蔵庫本体は、前記貯蔵庫本体における内壁下面に左右方向に延びて上方に突出する突条を備え、
    前記スライド扉は、左右方向に間隔をおいて配されて前記突条の上を転動する2つのローラを備え、
    前記突条は、前記一方側に向かうほど突出高さが小さくなるように傾斜する傾斜部を有しており、
    前記閉状態において、前記ローラと前記突条の接地部分の高さは、前記2つのローラのうちの前記一方側のものが、前記傾斜部の上でかつ前記2つのローラのうちの左右方向における他方側のものより低く位置することで、前記スライド扉に自重によって前記内壁側面に向かう方向の力を働かせるように構成され
    前記2つのローラのうちの前記一方側のものは、前記他方側のものの外径に比較して大きくされた貯蔵庫。
  2. 前記2つのローラの各々は、それらの各々の回転軸を結んだ直線が前記スライド扉の側端面に対して垂直になるように配されており、前記閉状態において前記2つのローラの各々の前記回転軸が同じ高さ位置になるような外径のものとされた請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前方に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体に対して左右方向にスライド可能に配されて前記貯蔵室を開閉可能なスライド扉と、を含んで構成され、前記スライド扉の左右方向における一方側の側端部が前記貯蔵庫本体における内壁側面に接することで前記貯蔵室を閉状態とする貯蔵庫であって、
    前記貯蔵庫本体は、前記貯蔵庫本体における内壁下面に左右方向に延びて上方に突出する突条を備え、
    前記スライド扉は、左右方向に間隔をおいて配されて前記突条の上を転動する2つのローラを備え、
    前記突条は、前記一方側に向かうほど突出高さが小さくなるように傾斜する傾斜部を有しており、
    前記閉状態において、前記ローラと前記突条の接地部分の高さは、前記2つのローラのうちの前記一方側のものが、前記傾斜部の上でかつ前記2つのローラのうちの左右方向における他方側のものより低く位置することで、前記スライド扉に自重によって前記内壁側面に向かう方向の力を働かせるように構成され、
    前記スライド扉は、矩形状の扉本体と、前記扉本体の外周縁部に装着される枠体と、前記2つのローラに対応して設けられて前記ローラを回転可能に保持して前記枠体に取り付けられる2つのローラホルダと、を備え、
    前記枠体は、前記扉本体の下側に装着される下枠と、右側に装着される右枠と、左側に装着される左枠と、を有し、前記右枠および前記左枠の下端側に形成された嵌合部が、前記下枠の左右方向における両端部の各々に形成された被嵌合部に嵌合することで、前記右枠および前記左枠の各々と前記下枠とが連結されたものとされ、
    前記右枠および前記左枠の各々の前記嵌合部は、上下方向に長い長手状をなし、下端に開口する取付穴を有するものとされ、
    締結具が、前記下枠の前記被嵌合部に形成された貫通孔と前記ローラホルダに形成された貫通孔とを挿通して前記取付穴に螺合することで、前記右枠,前記下枠および前記2つのローラホルダの一方が共締めされるとともに、前記左枠,前記下枠および前記2つのローラホルダの他方が共締めされた貯蔵庫。
  4. 前方に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体に対して左右方向にスライド可能に配されて前記貯蔵室を開閉可能なスライド扉と、を含んで構成され、前記スライド扉の左右方向における一方側の側端部が前記貯蔵庫本体における内壁側面に接することで前記貯蔵室を閉状態とする貯蔵庫であって、
    前記貯蔵庫本体は、前記貯蔵庫本体における内壁下面に左右方向に延びて上方に突出する突条を備え、
    前記スライド扉は、左右方向に間隔をおいて配されて前記突条の上を転動する2つのローラを備え、
    前記突条は、前記一方側に向かうほど突出高さが小さくなるように傾斜する傾斜部を有しており、
    前記閉状態において、前記ローラと前記突条の接地部分の高さは、前記2つのローラのうちの前記一方側のものが、前記傾斜部の上でかつ前記2つのローラのうちの左右方向における他方側のものより低く位置することで、前記スライド扉に自重によって前記内壁側面に向かう方向の力を働かせるように構成され、
    前記スライド扉は、使用者が指を掛けることが可能な取手部を備え、
    前記取手部は、前記一方側に向かって突出する部分である一方側凸部と、前記他方側に向かって突出する部分である他方側凸部と、を有するものとされた貯蔵庫。
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