JP2014172515A - ドアミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】車体との間のシール性を確実に確保することができるドアミラーを提供する。
【解決手段】ステーパッキン12は、板状のパッキン本体31と、パッキン本体31から取付ボス25a,25b,25cに対応するように突設された複数のボスパッキン34と、パッキン本体31から車体に向かって突出形成され、且つ複数のボスパッキン34の周囲を取り囲むように形成されたリップ部35とを有し、リップ部35は、上下方向で対向し、水平方向に沿って延在する上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bと、これら上部直線リップ部36aと下部直線リップ部36bとを、長手方向両端で連結する前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dとにより構成され、上部直線リップ部36aと下部直線リップ部36bは、その断面積が、長手方向中央から長手方向両端に向かうに従って漸次大きくなるように形成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、ドアミラーに関するものである。
一般に、車体にドアミラーを固定する場合、このドアミラーのステーを車体の内側からボルトにより締結固定する構造とする場合が多い。ここで、車体とドアミラーとの間には、シール性を確保するためのパッキン(ガスケット)が設けられている。そして、ボルトを締め付けることによりパッキンを圧縮変形させ、パッキンと車体、及びパッキンとステーとを密着させるようにしている。これにより、車体とドアミラーとの間のシール性が確保される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−262634号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、ボルトで締め付けられている箇所の近傍はパッキンを十分に圧縮変形させることができるが、ボルトで締め付けられている箇所から離間するに従い、パッキンを十分に圧縮変形させることができなくなる。このため、ボルトで締め付けられている箇所から離間した位置にあるパッキンは、車体やドアミラーのステーとの密着が不十分になり、シール不良が発生してしまうという課題がある。シール不良が発生すると、車体内部に塵埃や雨水等が浸入するばかりか、走行時の風切音が増大したり、ドアミラーがガタついたりしてしまう。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、車体との間のシール性を確実に確保することができるドアミラーを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るドアミラーは、ドアミラー本体と、このドアミラー本体を車体に取り付けるための取付ステーと、この取付ステーと前記車体との間に設けられるシール部材とを有し、前記取付ステーの前記車体に当接する取付面の周縁は、上下方向で対向し、水平方向に沿って延在する上部直線辺及び下部直線辺と、これら上部直線辺と下部直線辺とを、長手方向両端で連結する2つの側部湾曲辺とにより構成され、前記取付面には、前記取付ステーを前記車体に固定するための固定部材が通る複数の取付ボス部が前記車体に向かって突設され、前記複数の取付ボス部は、前記上部直線辺及び前記下部直線辺の一端と、前記側部湾曲辺との接続部、及び前記上部直線辺及び前記下部直線辺の他端と、前記側部湾曲辺との接続部の近傍にそれぞれ配置され、前記シール部材は、前記取付面に対応するように形成された板状のシール本体と、前記シール本体から前記取付ボスに対応するように突設され、この取付ボスを被覆する複数のボスシール部と、前記シール本体から前記車体側に向かって突出形成され、且つ前記複数のボスシール部の周囲を取り囲むように形成されたリップ部とを有し、前記リップ部は、上下方向で対向し、水平方向に沿って延在する上部直線リップ部及び下部直線リップ部と、これら上部直線リップ部と下部直線リップ部とを、長手方向両端で連結する2つの側部湾曲リップ部とにより構成され、前記上部直線リップ部及び前記下部直線リップ部は、その断面積が、長手方向中央から長手方向両端に向かうに従って漸次大きくなるように形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、固定部材から離間した位置にあるリップ部の弾性力を低下させることができ、圧縮変形し易くすることができる。このため、リップ部全体の圧縮変形量を均一にすることができ、車体と取付ステーとの間のシール性を確実に確保することが可能になる。よって、車体内部への塵埃や雨水等の浸入を防止できると共に、走行時の風切音を低減できる。さらには、ドアミラーのガタつきも防止できる。
本発明に係るドアミラーは、前記上部直線リップ部及び下部直線リップ部は、それぞれ突出高さが同一寸法に設定されており、幅方向の寸法を変化させることにより断面積を変化させていることを特徴とする。
このように構成することで、より確実に、リップ部全体の圧縮変形量を均一にすることができる。このため、車体と取付ステーとの間のシール性をさらに確実に確保することが可能になる。
本発明に係るドアミラーは、前記リップ部は、前記車体に前記取付ステーを取り付けることにより前記シール部材全体に押圧力を受けた際、外側に向かって傾倒するように形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、リップ部を圧縮変形させた際、このリップ部が外側に広がる。このため、車体と取付ステーとの間の生じる隙間を極力減らすことができる。よって、車体と取付ステーとの間に塵埃や雨水等が入り込むことを抑制することができ、シール性を向上させることができる。さらには、走行時の風切音を確実に低減できる。
本発明によれば、固定部材から離間した位置にあるリップ部の弾性力を低下させることができ、圧縮変形し易くすることができる。このため、リップ部全体の圧縮変形量を均一にすることができ、車体と取付ステーとの間のシール性を確実に確保することが可能になる。よって、車体内部への塵埃や雨水等の浸入を防止できると共に、走行時の風切音を低減できる。さらには、ドアミラーのガタつきも防止できる。
本発明の実施形態におけるドアミラーを進行方向前方からみた斜視図である。 本発明の実施形態におけるドアミラーを取付ステーのステー取付面側からみた斜視図である。 本発明の実施形態におけるステー取付面にステーパッキンを取り付けた状態の平面図である。 本発明の実施形態におけるステーパッキンの斜視図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 図3のC−C線に沿う断面図である。
(車体)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ドアミラー1を進行方向前方からみた斜視図である。尚、以下の説明において、説明を簡単にするために、車両の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方、車幅方向(水平方向)を単に左右方向、車両の鉛直方向上下を単に上方、及び下方などと称して説明する場合がある。
同図に示すように、ドアミラー1は、車体2のフロントドア3に取り付けられている。フロントドア3は、アウターパネル4と、このアウターパネル4にドアミラー1を取り付けるためのインナーブラケット5とを備えている。
インナーブラケット5には、このインナーブラケット5の内側からボルト6を挿通可能な挿通孔7が形成されている。また、アウターパネル4にもインナーブラケット5の挿通孔7に対応する位置に、挿通孔8が形成されている。ボルト6は、フロントドア3の内側から各挿通孔7,8に挿通され、ドアミラー1の取付ステー10に螺入されるようになっている。これにより、ボルト6によって、フロントドア3にドアミラー1が締結固定される。
(ドアミラー)
図2は、ドアミラー1を取付ステー10のステー取付面22側からみた斜視図である。
図1、図2に示すように、ドアミラー1は、ドアミラー本体9と、このドアミラー本体9をフロントドア3に取り付けるための取付ステー10と、この取付ステー10を覆うカバー11と、取付ステー10とアウターパネル4との間のシール性を確保するためのステーパッキン12とを備えている。
ドアミラー本体9は、後方に向けてミラー用開口部13を有するミラーハウジング14と、ミラー用開口部13を閉塞するように設けられ、車体2の後方を確認するためのミラー15と、ミラーハウジング14の前方側の面に取り付けられているターンランプ部16により外観構成されている。
ミラーハウジング14には、不図示の車内の操作スイッチによってミラーハウジング14を傾動させる電動格納ユニットと、ミラー15の反射角を調整するためのリモコンユニット(何れも不図示)が内装されている。このリモコンユニットの後方にミラー15が支持されるようになっている。
ミラーハウジング14は樹脂などで成型されたものであって、ミラー用開口部13が形成されたハウジング本体17と、ハウジング本体17の前方である背面側に取り付けられるカバーハウジング18、及びスカルキャップ19とにより構成されている。
スカルキャップ19の下部には、車幅方向外側に切欠き部20が形成されており、この切欠き部20からターンランプ部16が露出した状態になっている。
このように構成されたドアミラー本体9を、フロントドア3に取り付けるための取付ステー10は、ドアミラー本体9から斜め下方に向かって延びるステー本体21と、ステー本体21の先端に設けられ、アウターパネル4にステーパッキン12を介して当接するステー取付面22とが一体成形されている。
ステー取付面22は、平面視で前後方向に長くなるように略小判型状に形成されている。ステー取付面22の周縁23は、上下方向で対向し、前後方向に沿って延在する上部直線辺23a及び下部直線辺23bと、上部直線辺23aの前端と下部直線辺23bの前端とを連結する前側部湾曲辺23cと、上部直線辺23aの後端と下部直線辺23bの後端とを連結する後側部湾曲辺23dとにより構成されている。
また、ステー取付面22には、長手方向中央の大部分に、ステー取付面22からドアミラー本体9の内部に連通する開口部24が形成されている。この開口部24には、ドアミラー本体9の電動格納ユニットやリモコンユニットと、車体2の内部のバッテリ(不図示)とを電気的に接続するためのリード線(不図示)等が配線される。
さらに、ステー取付面22には、開口部24よりも前方に、第1取付ボス25a及び第2取付ボス25bがアウターパネル4側に向かって突出形成されている。また、ステー取付面22には、開口部24よりも後方に第3取付ボス25cがアウターパネル4側に向かって突出形成されている。
これら取付ボス25a〜25cには、それぞれボルト6を螺入可能な雌ネジ部40が刻設されている。インナーブラケット5の内側から、このインナーブラケット5の挿通孔7、及びアウターパネル4の挿通孔8に挿通されたボルト6が、3つの取付ボス25a〜25cに螺入されることにより、フロントドア3にドアミラー1が締結固定される。
また、第1取付ボス25aと第2取付ボス25bは、それぞれ上下方向に並んで配置されている。このように、第1取付ボス25aは、上部直線辺23aと前側部湾曲辺23cとの接続部26aの近傍に配置され、第2取付ボス25bは、下部直線辺23bと前側部湾曲辺23cとの接続部26bの近傍に配置されている。また、第3取付ボス25cは、上部直線辺23aと後側部湾曲辺23dとの接続部26cの近傍に配置されている。
このように構成された取付ステー10は、カバー11により覆われている。カバー11は、取付ステー10の下部を覆うロアカバー27と、取付ステー10の上部を覆うアッパーカバー28とにより分割構成されている。これらロアカバー27及びアッパーカバー28は、ドアミラー本体9からアウターパネル4に至る間に延在するように形成され、且つそれぞれ断面略U字状に形成されている。そして、ロアカバー27とアッパーカバー28とを上下方向で重ね合わせることで、閉断面構造が形成される。この閉断面構造内に取付ステー10のステー本体21が収納された状態になる。
また、ロアカバー27とアッパーカバー28とにより形成されるアウターパネル4側の開口部29の周縁30は、ステー取付面22の周縁23に対応するように、且つこの周縁23の周囲を取り囲むように、略小判型状に形成されている。
すなわち、開口部29の周縁30は、上下方向で対向し、前後方向に沿って延在する上部直線辺30a及び下部直線辺30bと、上部直線辺30aの前端と下部直線辺30bの前端とを連結する前側部湾曲辺30cと、上部直線辺30aの後端と下部直線辺30bの後端とを連結する後側部湾曲辺30dとにより構成されている。
このように構成された開口部29は、周縁30がステー取付面22と同一平面上に位置するようになっている。そして、開口部29を閉塞するように、ステーパッキン12が設けられている。
(ステーパッキン)
図3は、ステー取付面22にステーパッキン12を取り付けた状態の平面図、図4は、ステーパッキン12の斜視図である。
図3、図4に示すように、ステーパッキン12は、例えばエラストマ等の弾性材料により形成されたものである。ステーパッキン12は、ステー取付面22に重なり合うように、且つ開口部29を閉塞するように設けられた板状のパッキン本体31を有している。
パッキン本体31は、開口部29に対応するように、平面視略小判型状に形成されている。パッキン本体31の周縁32は、上下方向で対向し、前後方向に沿って延在する上部直線辺32a及び下部直線辺32bと、上部直線辺32aの前端と下部直線辺32bの前端とを連結する前側部湾曲辺32cと、上部直線辺32aの後端と下部直線辺32bの後端とを連結する後側部湾曲辺32dとにより構成されている。
また、パッキン本体31の中央部には、リード線導出部33がアウターパネル4側に向かって突出形成されている。リード線導出部33は、ドアミラー本体9の電動格納ユニットやリモコンユニットと、車体2の内部のバッテリ(不図示)とを電気的に接続するためのリード線等を、車体2の内部に導き出すものである。リード線導出部33は、先端が若干先細りとなる略円筒状に形成されている。
さらに、パッキン本体31には、ステー取付面22の3つの取付ボス25a〜25cに対応する位置に、それぞれボスパッキン34がアウターパネル4側に向かって突出形成されている。ボスパッキン34は、取付ボス25a〜25cの周囲を被覆するように略円筒状に形成されている。
また、パッキン本体31には、3つのボスパッキン34の周囲を取り囲むように、リップ部35がアウターパネル4側に向かって突出形成されている。さらに、リップ部35は、パッキン本体31の周縁32のやや内側を、この周縁32の形状に対応するように形成されている。
すなわち、リップ部35は、上下方向で対向し、前後方向に沿って延在する上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bと、上部直線リップ部36aの前端と下部直線リップ部36bの前端とを連結する前側部湾曲リップ部36cと、上部直線リップ部36aの後端と下部直線リップ部36bの後端とを連結する後側部湾曲リップ部36dとにより構成されている。
ここで、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの断面形状と、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dの断面形状は、互いに異なっている。以下に詳述する。
図5は、図3のB−B線に沿う断面図、図6は、図3のC−C線に沿う断面図である。
図5、図6に示すように、後側部湾曲リップ部36dの断面形状は、やや外側に傾斜した形の台形状になっている。すなわち、後側部湾曲リップ部36dは、底面37aと上面37bと、内側面37cと外側面37dとを有している。
上面37bは、アウターパネル4に接触する先端に相当し、ややアウターパネル4側(図5における下側)に向かって膨出形成されている。また、上面37bは、底面37aの真横に位置しておらず、やや外側に位置している。このため、外側面37dの傾斜角度よりも内側面37cの傾斜角度が大きくなっている。これにより、後側部湾曲リップ部36d全体としては、やや外側に傾斜した形の台形状となっている。尚、前側部湾曲リップ部36cも後側部湾曲リップ部36dと同一の形状に形成されている。
一方、図6に示すように、下部直線リップ部36bの断面形状は、ほぼ前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dと同様である。
すなわち、下部直線リップ部36bの断面形状は、やや外側に傾斜した形の台形状になっている。下部直線リップ部36bは、底面38aと上面38bと、内側面38cと外側面38dとを有している。
上面38bは、アウターパネル4に接触する先端に相当し、ややアウターパネル4側(図6における下側)に向かって膨出形成されている。また、上面38bは、底面38aの真横に位置しておらず、やや外側に位置している。このため、外側面38dの傾斜角度よりも内側面38cの傾斜角度が大きくなっている。これにより、下部直線リップ部36b全体としては、やや外側に傾斜した形の台形状となっている。尚、上部直線リップ部36aも下部直線リップ部36bと同一の形状に形成されている。
ここで、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの断面形状と、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dの断面形状との相違点は、それぞれ断面積が異なる点にある。
より具体的には、図5に示す後側部湾曲リップ部36dの底面37aの幅H1よりも、図6に示す下部直線リップ部36bの底面38aの幅H2が狭く設定されている。一方、図5に示す後側部湾曲リップ部36dの上面37bの高さT1と、図6に示す下部直線リップ部36bの上面38bの高さT2は、同一高さに設定されている。これにより、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dの断面積よりも上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの断面積が小さくなる。
さらに、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bは、長手方向略中央の幅H2が最も狭く、長手方向両端に向かうに従って幅H2が徐々に幅H1に近づくように形成されている。すなわち、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bは、その断面積が長手方向中央から長手方向両端に向かうに従って、徐々に大きくなるように形成されている。
そして、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの長手方向両端、つまり、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bと、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dとの接続部39では、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの底面38aの幅H2が、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dの底面37aの幅H1と同一に設定されている。
(ステーパッキンの作用)
次に、ステーパッキン12の作用について説明する。
図1に示すように、フロントドア3にドアミラー1を取り付けるにあたって、インナーブラケット5の内側から、このインナーブラケット5の挿通孔7、及びアウターパネル4の挿通孔8にボルト6を挿通する。そして、取付ステー10の3つの取付ボス25a〜25cに、それぞれボルト6を螺入する。
ここで、ボルト6を締め付けていくと、取付ステー10のステー取付面22がアウターパネル4側に引き付けられ、この結果、アウターパネル4と取付ステー10との間でステーパッキン12が圧縮変形する。
このとき、図5、図6に示すように、ステーパッキン12のリップ部35は、やや外側に傾斜するように形成されているので、外側に向かって傾くように圧縮変形される(図5、図6における矢印参照)。
ここで、3つの取付ボス25a〜25cの近傍には、ボルト6の締結力が十分に伝達されるので、3つの取付ボス25a〜25cの近傍に存在する前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dには、大きな圧縮力がかかる。このため、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dが十分に圧縮変形し、これら前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dと、アウターパネル4とが密着する。
これに対し、3つの取付ボス25a〜25cから離間するに従い、ボルト6の締結力の伝達が低下する。すなわち、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bにかかる圧縮力は、長手方向中央に向かうに従って弱くなる。
しかしながら、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bは、その断面積が長手方向中央から長手方向両端に向かうに従って、徐々に大きくなるように形成されている。すなわち、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bは、3つの取付ボス25a〜25cから離間する部位ほど、弾性力が低下するようになっている。このため、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bも十分に圧縮変形し、これら上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bと、アウターパネル4とが密着する。
(効果)
したがって、上述の実施形態によれば、フロントドア3にドアミラー1を取り付けるにあたって、ボルト6を締め付ける際、リップ部35の全体の圧縮変形量を均一にすることができ、リップ部35とアウターパネル4とを密着させることができる。このため、フロントドア3とドアミラー1との間のシール性を確実に確保することが可能になる。よって、車体2の内部への塵埃や雨水等の浸入を防止できると共に、走行時の風切音を低減できる。さらには、ドアミラーのガタつきも防止できる。
また、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの断面積を変化させるにあたって、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの底面38aの幅H2を変化させる一方、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの上面38bの高さT2を固定し、この高さT2を、前側部湾曲リップ部36c及び後側部湾曲リップ部36dの底面37aの高さT1と同一に設定している。このため、より確実に、リップ部35の全体の圧縮変形量を均一にすることができる。
さらに、リップ部35は、その断面形状が外側に傾斜するように形成され、リップ部35に圧縮力がかかった際、リップ部35が外側に向かって傾くように圧縮変形する。このため、アウターパネル4とステー取付面22との間に生じる隙間を極力減らすことができる。よって、アウターパネル4とステー取付面22との間に塵埃や雨水等が入り込むことを抑制することができ、シール性を向上させることができる。さらに、走行時の風切音も確実に低減できる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの断面積を変化させるにあたって、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの底面38aの幅H2を変化させる一方、上部直線リップ部36a及び下部直線リップ部36bの上面38bの高さT2を固定した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、高さT2を変化させてもよい。
また、上述の実施形態では、ステー取付面22に、3つの取付ボス25a〜25cが突出形成されており、それぞれ上部直線辺23aと前側部湾曲辺23cとの接続部26aの近傍と、下部直線辺23bと前側部湾曲辺23cとの接続部26bの近傍と、上部直線辺23aと後側部湾曲辺23dとの接続部26cの近傍とに配置されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、取付ボスの数は3つ以上であってもよい。この場合、各取付ボスは、それぞれの接続部26a〜26cの近傍、又は下部直線辺23bと後側部湾曲辺23dとの接続部の近傍に配置されていればよい。
さらに、上述の実施形態では、ステーパッキン12は、例えばエラストマにより形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、パッキンとして使用可能なさまざまな弾性部材を適用することが可能である。
そして、上述の実施形態では、フロントドア3にドアミラー1を取り付けるための固定部材として、ボルト6を用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな固定部材を適用することが可能である。
1 ドアミラー
2 車体
4 アウターパネル
6 ボルト(固定部材)
9 ドアミラー本体
10 取付ステー
12 ステーパッキン(シール部材)
22 ステー取付面(取付面)
23,30,32,36 周縁
23a,30a,32a 上部直線辺
23b,30b,32b 下部直線辺
23c,30c,32c 前側部湾曲辺(側部湾曲辺)
23d,30d,32d 後側部湾曲辺(側部湾曲辺)
25a 第1取付ボス(取付ボス部)
25b 第2取付ボス(取付ボス部)
25c 第3取付ボス(取付ボス部)
26a,26b,26c 接続部
31 パッキン本体(シール本体)
34 ボスパッキン(ボスシール部)
35 リップ部
36a 上部直線リップ部
36b 下部直線リップ部
36c 前側部湾曲リップ部(側部湾曲リップ部)
36d 後側部湾曲リップ部(側部湾曲リップ部)
H1,H2 幅
T1,T2 高さ

Claims (3)

  1. ドアミラー本体と、このドアミラー本体を車体に取り付けるための取付ステーと、この取付ステーと前記車体との間に設けられるシール部材とを有し、
    前記取付ステーの前記車体に当接する取付面の周縁は、上下方向で対向し、水平方向に沿って延在する上部直線辺及び下部直線辺と、これら上部直線辺と下部直線辺とを、長手方向両端で連結する2つの側部湾曲辺とにより構成され、
    前記取付面には、前記取付ステーを前記車体に固定するための固定部材が通る複数の取付ボス部が前記車体に向かって突設され、
    前記複数の取付ボス部は、前記上部直線辺及び前記下部直線辺の一端と、前記側部湾曲辺との接続部、及び前記上部直線辺及び前記下部直線辺の他端と、前記側部湾曲辺との接続部の近傍にそれぞれ配置され、
    前記シール部材は、
    前記取付面に対応するように形成された板状のシール本体と、
    前記シール本体から前記取付ボスに対応するように突設され、この取付ボスを被覆する複数のボスシール部と、
    前記シール本体から前記車体側に向かって突出形成され、且つ前記複数のボスシール部の周囲を取り囲むように形成されたリップ部とを有し、
    前記リップ部は、上下方向で対向し、水平方向に沿って延在する上部直線リップ部及び下部直線リップ部と、これら上部直線リップ部と下部直線リップ部とを、長手方向両端で連結する2つの側部湾曲リップ部とにより構成され、
    前記上部直線リップ部及び前記下部直線リップ部は、その断面積が、長手方向中央から長手方向両端に向かうに従って漸次大きくなるように形成されていることを特徴とするドアミラー。
  2. 前記上部直線リップ部及び下部直線リップ部は、それぞれ突出高さが同一寸法に設定されており、幅方向の寸法を変化させることにより断面積を変化させていることを特徴とする請求項1に記載のドアミラー。
  3. 前記リップ部は、前記車体に前記取付ステーを取り付けることにより前記シール部材全体に押圧力を受けた際、外側に向かって傾倒するように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドアミラー。
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