JP6813397B2 - ドアミラー - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられるドアミラーに関するものである。
従来から、ドアミラーには、電動リモートコントロールユニット(以下、リモコンユニットと称する)が内装され、車内の操作スイッチによってミラーの反射角を調整できるものがある。このリモコンユニットは、ケース内部にミラーを上下・左右に傾動させるためのモータを備えている。このモータには、モータを作動させるための制御信号の転送や、モータへの給電を行うため、複数本の配線を束ねたハーネスが接続される。ハーネスは、その一端がモータに接続され、ドアミラーのステーを通して外部に導出されている。
ドアミラーは、車体に固定する場合、このドアミラーのステーを車体の内側からボルトにより締結固定する構造とする場合が多い。ドアミラーを車体に組み付けるときには、ステーから導出されたハーネスを、車体のアウターパネルに形成された開口部から車体の内側に挿通し、車内に設けられたコネクタ等に接続する。
ここで、車体のドアの内部には、ウィンドウガラスと、ウィンドウガラスを昇降させるための昇降機構と、昇降機構を駆動するモータ等が収容されている。このため、ドアの内部において、ハーネスを配策する空間や、作業者が手や工具を入れる空間には限りがある。
また、ハーネスを小さな曲率で曲げるとハーネスに負荷が掛かり、好ましくない。このため、ハーネスは、ある程度以上の曲率で曲げつつ、ドアの内部の限られた空間内に配策しなければならず、手間がかかる場合がある。
このため、筒状のチューブ内にハーネスを挿通させ、このチューブをテープやガスケットによって車体に固定するドアミラーハーネス配索構造が、例えば特許文献1に開示されている。これにより、ハーネスに負荷が掛かるのを抑えつつ、ハーネスを容易に引き回すことができる。
特開2008−271699号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、チューブ等を、ドアミラーとは別部品で用意する必要があり、組付け工程の増加や、部品コストの上昇を招く可能性があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、部品コストの上昇を抑えるとともに、ハーネスの組み付けを容易に行うことのできるドアミラーを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明のドアミラーは、ミラー、及び前記ミラーの駆動用アクチュエータを備えたドアミラー本体と、前記ドアミラー本体を車体に取り付けるための取付ステーと、前記取付ステーと前記車体との間に設けられるシール部と、一端が前記駆動用アクチュエータに接続され、他端が前記取付ステーから導出されて前記車体側に接続され、前記駆動用アクチュエータに駆動電流を供給するハーネスと、を備え、前記シール部は、第一基部と、前記第一基部よりも前記車体側から離間した側に位置する第二基部と、前記第二基部から前記車体側に向かって突出し、前記ハーネスが挿通されるハーネス導出部と、前記取付ステーを前記車体に固定するための固定部材が挿入される固定部と、を備え、前記第一基部から前記車体側に向かって突出し、前記ハーネス導出部と間隔をあけて併設された突起部を備え、前記突起部は、前記第一基部側から先端部に向かって、前記ハーネス導出部の径方向に沿った厚みが漸次小さくなるよう形成されて前記先端部が可撓可能であり、前記第一基部に、前記突起部から前記ハーネス導出部と反対側に向かって延び前記突起部と前記固定部とを結ぶようにリブが形成されていることを特徴とする。
この構成では、ハーネス導出部が、第一基部よりも車体側から離間した側に位置する第二基部に設けられている。このため、ハーネスを挿通させた状態で、ハーネス導出部を傾けることにより、ハーネスを、車体側から、より離間した位置から曲げて引き回すことができる。これにより、限られた空間内でハーネスを引き回す自由度が高まる。また、ハーネス導出部の第一基部からの突出寸法、つまりハーネス導出部の車体側への突出寸法を抑えることができる。よって、ハーネスの組み付けを容易に行うことができる。
さらに、ハーネス導出部は、シール部に一体に形成されているので、部品点数が増えるのを抑えることができる。このため、部品コストの上昇を抑えることができる。
また、ハーネスを配索させるにともなってハーネス導出部を傾けたときに、ハーネス導出部が突起部に突き当たる。これにより、ハーネス導出部が突起部によって支持され、ハーネスを曲げた状態で、ハーネス及びハーネス導出部を安定的に支持することができる。また、突起部によって、ハーネス導出部が過度に傾くのを抑えることができる。
また、突起部は、先端部側の剛性が低く、第一基部側の根元部分の剛性が高くなる。これにより、ハーネス導出部が傾倒して突起部に突き当たったときに、突起部全体が第一基部側から倒れてしまうのを抑えることができる。また、ハーネス導出部が突起部に突き当たったときには、突起部の先端部がハーネス導出部に沿うように変形することにより、ハーネス導出部と突起部との間に隙間が生じるのを抑えることができる。この結果、シール部によって、ハーネス導出部を安定的に支持することができる。
また、突起部の根元部分が補強される。このため、ハーネス導出部が突起部に固定されたときに、突起部がハーネス導出部側に引っ張られて変形するのを抑えることができる。
また、リブによって突起部と固定部とを結ぶことにより、突起部の根元部分の剛性がさらに高まる。
また、本発明のドアミラーは、前記ハーネス導出部が、前記突起部に接触するように傾倒した状態で、固定手段により前記突起部に固定されるようにしてもよい。
このように構成することで、ハーネス導出部を傾倒させた状態で突起部に固定することで、ハーネスを所望の方向に曲げた状態で固定することができる。固定手段としては、ハーネス導出部と突起部とハーネスとが固定できるものであれば何でも良く、例えば、粘着テープ、結束バンド等を用いることができる。
また、本発明のドアミラーは、前記ハーネス導出部の肉厚が、前記ハーネス導出部と前記突起部とが並列する方向における前記突起部の肉厚よりも小さいようにしてもよい。
このように構成することで、突起部よりもハーネス導出部の剛性が低く、ハーネス導出部を曲げやすくなる。また、ハーネス導出部を突起部に固定したときに、突起部がハーネス導出部側に傾くのを抑えて、ハーネス導出部の傾倒状態を維持することができる。
また、本発明のドアミラーは、前記ハーネス導出部が略円筒形状を有し、前記突起部は、前記ハーネス導出部の外周面に沿う円弧状断面形状を有しているようにしてもよい。
このように構成することで、ハーネス導出部が傾倒して突起部に突き当たったときに、突起部がハーネス導出部の外周面に面接触し、密着性が高まる。これによって、ハーネス導出部を、より安定的に支持することができる。
また、本発明のドアミラーは、前記突起部の先端部よりも、前記ハーネス導出部の先端部が、前記車体側に突出しているようにしてもよい。
このように構成することで、ハーネス導出部が傾倒して突起部に突き当たったときに、ハーネス導出部よりも突起部が車体側に突出するのを抑える。これにより、突起部は、ハーネス導出部を、ハーネス導出部の傾倒方向内側から確実に支持することができる。
また、本発明のドアミラーは、前記突起部の先端部は、前記第二基部と前記ハーネス導出部の先端部との間の中間位置よりも前記車体側に向かって突出しており、前記第一基部は、前記中間位置よりも前記車体から離間した位置に配置されてもよい。
また、本発明のドアミラーは、前記突起部は、前記第一基部において前記第二基部側の縁部に設けられているようにしてもよい。
このように構成することで、ハーネス導出部が傾倒したときに、第二基部と第一基部との段差部分に接触することなく、突起部に突き当たる。これにより、ハーネス導出部を突起部によって確実に支持することができる。
本発明によれば、ハーネスを挿通させた状態で、ハーネス導出部を傾けることにより、ハーネスを、車体側から、より離間した位置から曲げて引き回すことができる。これにより、限られた空間内でハーネスを引き回す自由度が高まる。また、ハーネス導出部の第一基部からの突出寸法、つまりハーネス導出部の車体側への突出寸法を抑えることができる。よって、ハーネスの組み付けを容易に行うことができる。
さらに、ハーネス導出部は、シール部に一体に形成されているので、部品点数が増えるのを抑えることができる。このため、部品コストの上昇を抑えることができる。
本発明の実施形態におけるドアミラーを進行方向前方からみた斜視図である。 本発明の実施形態におけるドアミラーを取付ステーのステー取付面側からみた斜視図である。 本発明の実施形態における取付ステーの斜視図である。 本発明の実施形態におけるドアミラーのステーパッキンを、アウターパネル側から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるステーパッキンをステー取付面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるステーパッキンを、ハーネス導出部と突起部の中心を通る断面で見た断面図である。 本発明の実施形態におけるハーネス導出部を傾倒させて突起部に突き当てた状態を示す斜視図である。
(車体)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ドアミラー1を進行方向前方からみた斜視図である。なお、以下の説明において、説明を簡単にするために、車両の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方、車幅方向(水平方向)を単に左右方向、車両の鉛直方向上下を単に上方および下方などと称して説明する場合がある。
同図に示すように、ドアミラー1は、車体2のフロントドア3に取り付けられている。
フロントドア3は、アウターパネル4と、このアウターパネル4にドアミラー1を取り付けるためのインナーブラケット5と、を備えている。
インナーブラケット5には、このインナーブラケット5の内側からボルト6を挿通可能な挿通孔7が形成されている。また、アウターパネル4にも不図示の挿通孔が形成されている。ボルト6は、フロントドア3の内側から各挿通孔7に挿通され、ドアミラー1の取付ステー10に螺入される。これにより、ボルト6によって、フロントドア3にドアミラー1が締結固定される。
(ドアミラー)
図2は、ドアミラー1を取付ステー10のステー取付面22側からみた斜視図である。
図1、図2に示すように、ドアミラー1は、ドアミラー本体9と、このドアミラー本体9をフロントドア3に取り付けるための取付ステー10と、この取付ステー10を覆うカバー11と、取付ステー10とアウターパネル4との間のシール性を確保するためのステーパッキン(シール部)12と、を備えている。
ドアミラー本体9は、後方に向けてミラー用開口部13を有するミラーハウジング14と、ミラー用開口部13を閉塞するように設けられ、車体2の後方を確認するためのミラー15と、ミラーハウジング14の前方側の面に取り付けられているターンランプ部16と、により外観構成されている。
ミラーハウジング14には、不図示の車内の操作スイッチによってミラーハウジング14を傾動させる電動格納ユニットと、ミラー15の反射角を調整するためのリモコンユニット(何れも不図示)と、が内装されている。このリモコンユニットの後方に、ミラー15が支持される。
ミラーハウジング14は、樹脂などにより成型されたものである。ミラーハウジング14は、ミラー用開口部13が形成されたハウジング本体17と、ハウジング本体17の前方である背面側に取り付けられるカバーハウジング18、およびスカルキャップ19と、により構成されている。
スカルキャップ19の下部には、車幅方向外側に切欠き部20が形成されており、この切欠き部20からターンランプ部16が露出した状態になる。
図3は、取付ステー10の斜視図である。
図2、図3に示すように、取付ステー10は、ドアミラー本体9から斜め下方に向かって延びる不図示のステー本体と、ステー本体の先端に設けられ、アウターパネル4にステーパッキン12を介して当接するステー取付面22と、が一体成形されている。
ステー取付面22は、板状で且つ平面視で前後方向に長くなるように略長方形状に形成されている。ステー取付面22の周縁23には、アウターパネル4(図1参照)側に向かって突出する凸条部51が形成されている。凸条部51は、平板状のステー取付面22の剛性を高めるためのものであって、周縁23の全周に渡って形成されている。
さらに、ステー取付面22には、長手方向中央の大部分に、ステー取付面22からドアミラー本体9の内部に連通する開口部24が形成されている。この開口部24には、ドアミラー本体9の電動格納ユニットやリモコンユニットと、車体2の内部のバッテリ(不図示)とを電気的に接続するためのハーネス100が配線される。
さらに、ステー取付面22には、開口部24よりも前方に、取付ボス25aおよび取付ボス(固定部材)25bがアウターパネル4(図1参照)側に向かって突出形成されている。
また、ステー取付面22には、開口部24よりも後方に、取付ボス25cがアウターパネル4側に向かって突出形成されている。
これら取付ボス25a〜25cには、それぞれボルト6を螺入可能な雌ネジ部26が刻設されている。インナーブラケット5の内側から、このインナーブラケット5の挿通孔7およびアウターパネル4の不図示の挿通孔に挿通されたボルト6が、3つの取付ボス25a〜25cに螺入される。これにより、フロントドア3に、ドアミラー1が締結固定される。
このように構成された取付ステー10は、カバー11により覆われている。
図1に示すように、カバー11は、取付ステー10の下部を覆うロアカバー27と、取付ステー10の上部を覆うアッパーカバー28と、により分割構成されている。これらロアカバー27およびアッパーカバー28は、ドアミラー本体9からアウターパネル4に至る間に延在するように形成され、且つそれぞれ断面略U字状に形成されている。そして、ロアカバー27とアッパーカバー28とを上下方向で重ね合わせることで、閉断面構造が形成される。この閉断面構造内に、取付ステー10のステー本体21が収納される。
また、図2に示すように、ロアカバー27とアッパーカバー28とにより形成されるアウターパネル4側の開口部29は、ステー取付面22の周縁23に対応するように、且つこの周縁23の周囲を取り囲むように、略長方形状に形成されている。開口部29は、ステー取付面22と同一平面上に位置するようになっている。そして、開口部29を閉塞するように、ステーパッキン12が設けられている。
(ステーパッキン)
図4は、ステーパッキン12をアウターパネル4側からみた斜視図、図5は、ステーパッキン12をステー取付面22側から見た斜視図、図6は、ステーパッキン12を、ハーネス導出部33と突起部38の中心を通る断面で見た断面図、図7は、ハーネス導出部33を傾倒させて突起部38に突き当てた状態を示す斜視図である。
図4〜図6に示すように、ステーパッキン12は、例えばエラストマ等の弾性材料により形成されたものである。ステーパッキン12は、ステー取付面22に重なり合うように、且つ開口部29を閉塞するように設けられた平板状のパッキン本体31を有している。
パッキン本体31は、ステー取付面22に対応するように、平面視で前後方向に長くなるように略長方形状に形成されている。
パッキン本体31には、ステー取付面22の3つの取付ボス25a〜25cのそれぞれに対応する位置に、ボスパッキン34a,34b,34cがアウターパネル4側に向かって突出形成されている。ボスパッキン34a,34b,34cは、取付ボス25a〜25cの周囲を被覆するように略円筒状に形成されている。
また、パッキン本体31の周縁32のやや内側には、ステー装着部53が、ステー取付面22側に向かって突出形成されている。ステー装着部53は、ステー取付面22の周縁23および凸条部51を覆うように形成され、周縁23に外嵌される。
また、パッキン本体31には、3つのボスパッキン34a,34b,34cの周囲を取り囲むように、リップ部35がアウターパネル4側に向かって突出形成されている。さらに、リップ部35は、パッキン本体31のステー装着部53よりもやや内側を、周縁32の形状に対応するように形成されている。換言すれば、リップ部35は、根元がパッキン本体31を挟んでステー取付面22の凸条部51と対向する位置に、配置されている。また、リップ部35は、根元がステー装着部53に近接配置されている。
ステーパッキン12は、パッキン本体31を形成する第一基部36と、第一基部36よりも車体2側から離間した側に位置する第二基部37と、を備える。第二基部37の周囲には、車体2側に立ち上がり、第一基部36に連続する筒状壁37wを有している。筒状壁37w及び第二基部37は、ステー取付面22の開口部24に対応する位置に形成されている。
ステーパッキン12は、第二基部37に、ハーネス導出部33を備えている。ハーネス導出部33は、第二基部37から車体2側に立ち上がる円筒状をなしている。このハーネス導出部33には、ハーネス100が挿通される。ハーネス100は、その一端がドアミラー本体9の電動格納ユニットやリモコンユニット(何れも不図示)に接続され、他端が、ハーネス導出部33から導出され、車体2の内部に装備されたバッテリ(不図示)に電気的に接続される。
ハーネス導出部33は、第二基部37において、第二基部37の中心Mよりも後述する突起部38側にオフセットして設けるのが好ましい。
また、第二基部37は、ハーネス導出部33に対して突起部38側の肉厚T1が、ハーネス導出部33を挟んで突起部38とは反対側の肉厚T2よりも小さくなるように設定するのが好ましい。
ステーパッキン12は、第一基部36において、第二基部37側の縁部に、第一基部36から車体2側に突出する突起部38を有している。この突起部38は、ハーネス導出部33と間隔をあけて併設されている。突起部38は、第一基部36側の基部から先端部38sに向かって、ハーネス導出部33の径方向に沿った厚みが漸次小さくなるよう形成されている。また、突起部38は、略円筒状のハーネス導出部33の外周面に沿う円弧状断面形状を有している。
さらに、突起部38は、第一基部36側の基部よりも、先端部38sが、ハーネス導出部33の径方向における肉厚T3が小さく形成されている。より詳しくは、突起部38は、先端部38s側が、第一基部36側の基部から離間するに従って、その肉厚T3が漸次小さくなるテーパ状に形成されている。さらに、突起部38の先端部38s側には、ハーネス導出部33が傾倒してきたときに、その全面がハーネス導出部33の外周面に接触する湾曲面38fが形成されている。湾曲面38fは、ハーネス導出部33の軸方向から見た、ハーネス導出部33の径方向に沿う断面が、第一基部36から先端部38sに向かって漸次小さくなるように形成されている。
また、上記ハーネス導出部33の先端部33sが、突起部38の先端部38sよりも、車体2側に突出している。また、ハーネス導出部33の肉厚T4は、ハーネス導出部33と突起部38とが並列する方向における突起部38の肉厚T5よりも小さく設定されている。
また、ステーパッキン12には、第一基部36に、突起部38と、突起部38に対してハーネス導出部33と反対側に向かって延びるリブ39が形成されている。このリブ39は、第一基部36よりも肉厚で、第一基部36よりも車体2側に隆起している。リブ39は、取付ステー10を車体2に固定するための取付ボス(固定部材)25bが挿入されるボスパッキン(固定部)34bと、突起部38とを結ぶように設けられている。なお、ボスパッキン34a,34b,34cの径方向の肉厚は、ハーネス導出部33の径方向における突起部38の肉厚よりも大きく形成されている。
図7に示すように、上記ステーパッキン12は、ハーネス導出部33が、突起部38に接触するように傾倒可能となっている。これにより、ハーネス導出部33に挿通されるハーネス100は、ハーネス導出部33を根元部分33aから傾倒させるようにして、湾曲して配策することができる。
ここで、ハーネス導出部33に挿通されるハーネス100は、ハーネス導出部33が突起部38に接触するように傾倒した状態で、粘着テープ等の固定手段110により、突起部38に固定される。ここで、固定手段110としては、粘着テープ以外にも、例えば結束バンド等を用いることができる。
このように、上述のドアミラー1は、第一基部36と、第一基部36よりも車体2側から離間した側に位置する第二基部37と、第二基部37から車体2側に向かって突出し、ハーネス100が挿通されるハーネス導出部33と、を有したステーパッキン12を備えている。
このような構成によれば、ハーネス導出部33が、第一基部36よりも車体2側から離間した側に位置する第二基部37に設けられているので、ハーネス100を挿通させた状態で、ハーネス100を曲げるにともなってハーネス導出部33を傾けることで、ハーネス100を、車体2から、より離間した位置から曲げて配索することができる。これにより、限られた空間内でハーネス100を引き回す自由度が高まる。また、ハーネス導出部33の第一基部36からの突出寸法、つまりハーネス導出部33の車体2側への突出寸法を抑えることができる。また、ハーネス導出部33は、ステーパッキン12に一体に形成されているので、部品点数を増えるのを抑えることができる。
また、ドアミラー1は、第一基部36から車体2側に向かって突出し、ハーネス導出部33と間隔をあけて併設された突起部38、をさらに備えている。
このような構成によれば、ハーネス100を配索させるにともなってハーネス導出部33を傾けたときに、ハーネス導出部33が突起部38に突き当たる。これにより、ハーネス導出部33が突起部38によって支持され、ハーネス100をかげた状態で、ハーネス100及びハーネス導出部33を安定的に支持することができる。また、突起部38によって、ハーネス導出部33が過度に傾くのを抑えることができる。
また、ハーネス導出部33は、突起部38に接触するように傾倒した状態で、粘着テープ等の固定手段110により突起部38に固定される。
このような構成によれば、ハーネス導出部33を傾倒させた状態で突起部38に容易に固定することができる。これにより、ハーネス100を所望の方向に曲げた状態で固定することができる。
また、ハーネス導出部33の肉厚T4は、ハーネス導出部33と突起部38とが並列する方向における突起部38の肉厚T5よりも小さい。
このような構成によれば、突起部38よりもハーネス導出部33の剛性が低く、ハーネス導出部33を曲げやすくなる。また、ハーネス導出部33を突起部38に固定したときに、突起部38がハーネス導出部33側に傾くのを抑えて、ハーネス導出部33の傾倒状態を維持することができる。
また、突起部38は、第一基部36側から先端部38sに向かって、ハーネス導出部33の径方向に沿った肉厚T3が漸次小さくなるよう形成されている。
このような構成によれば、突起部38は、先端部38s側の剛性が低く、第一基部36側の根元部分の剛性が高くなる。これにより、ハーネス導出部33が傾倒して突起部38に突き当たったときに、突起部38全体が第一基部36側から倒れてしまうのを抑えることができる。また、ハーネス導出部33が突起部38に突き当たったときには、突起部38の先端部がハーネス導出部33に沿うように変形することで、ハーネス導出部33と突起部38との間に隙間が生じるのを抑え、ハーネス導出部33を安定的に支持することができる。
また、第一基部36に、突起部38からハーネス導出部33と反対側に向かって延びるリブ39が形成されている。このような構成によれば、突起部38の根元部分が補強され、ハーネス導出部33が突起部38に固定されたときに、突起部38がハーネス導出部33側に引っ張られて変形するのを抑えることができる。
さらに、リブ39は、突起部38の基部と等しい幅に形成され、突起部38とボスパッキン34bとを結ぶように設けられている。このような構成によれば、リブ39がボスパッキン34bと連続することで、突起部38の根元部分の剛性がさらに高まる。
また、ハーネス導出部33は略円筒形状を有し、突起部38は、ハーネス導出部33の外周面に沿う円弧状断面形状を有しているようにしてもよい。
このような構成によれば、ハーネス導出部33が傾倒して突起部38に突き当たったときに、突起部38がハーネス導出部33の外周面に面接触し、密着性が高まる。これによって、ハーネス導出部33を、突起部38により安定的に支持することができる。
また、ドアミラー1は、突起部38の先端部38sよりも、ハーネス導出部33の先端部33sが、車体2側に突出している。
このような構成によれば、ハーネス導出部33が傾倒して突起部38に突き当たったときに、ハーネス導出部33よりも突起部38が車体2側に突出するのを抑える。これにより、突起部38は、ハーネス導出部33を、ハーネス導出部33の傾倒方向内側から確実に支持することができる。さらに、固定手段110によりハーネス導出部33と突起部38とを固定した際に、突起部38とハーネス100とが接触しないため、固定手段110とハーネス100及びハーネス導出部33との間に隙間が生じるのを抑制できる。よって、ハーネス100をステーパッキンにより確実に固定でき、密封性も向上する。
また、突起部38は、第一基部36において第二基部37側の縁部に設けられている。
このような構成によれば、ハーネス導出部33が傾倒したときに、第二基部37と第一基部36との段差部分に接触することなく、突起部38に突き当たる。これにより、ハーネス導出部33を突起部38によって確実に支持することができる。
このようにして、部品コストの上昇を抑えるとともに、ハーネス100の組み付けを容易に行うことが可能となる。
また、ハーネス導出部33は、第二基部37において、第二基部37の中心Mよりも突起部38側にオフセットして設けることで、ハーネス導出部33が傾倒したときに容易に突起部38に突き当たって支持される。
また、第二基部37は、ハーネス導出部33に対して突起部38側の肉厚T1が、ハーネス導出部33を挟んで突起部38とは反対側の肉厚T2よりも小さくなるようにすれば、ハーネス導出部33が、その根元部分33aから突起部38側に傾倒しやすくなる。
また、突起部38は、先端部38s側の肉厚が、第一基部36側の肉厚よりも小さい。さらに、突起部38には、ハーネス導出部33に対向する側に、ハーネス導出部33が傾倒してきたときに、その全面がハーネス導出部33の外周面に接触する湾曲面38fを有している。これにより、ハーネス導出部33が傾倒したときに、ハーネス100及びハーネス導出部33を確実に支持することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ステー取付面22は、板状で且つ平面視で前後方向に長くなるように略長方形状に形成されている場合について説明した。また、パッキン本体31は、ステー取付面22に対応するように平面視で前後方向に長くなるように略長方形状に形成されている場合について説明した。しかしながら、ステー取付面22の平面視形状は任意の形状にすることができる。この場合、パッキン本体31の平面視形状も、ステー取付面22の形状に対応させる。
さらに、上述の実施形態では、ステーパッキン12は、例えばエラストマにより形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、パッキンとして使用可能なさまざまな弾性部材を適用することが可能である。
また、上述の実施形態では、フロントドア3にドアミラー1を取り付けるための固定部材として、ボルト6を用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな固定部材を適用することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1…ドアミラー
2…車体
9…ドアミラー本体
10…取付ステー
12…ステーパッキン(シール部)
25b…取付ボス(固定部材)
33…ハーネス導出部
33s…先端部
34b…ボスパッキン(固定部)
36…第一基部
37…第二基部
38…突起部
38f…湾曲面
38s…先端部
39…リブ
100…ハーネス
110…固定手段
M…中心

Claims (7)

  1. ミラー、及び前記ミラーの駆動用アクチュエータを備えたドアミラー本体と、
    前記ドアミラー本体を車体に取り付けるための取付ステーと、
    前記取付ステーと前記車体との間に設けられるシール部と、
    一端が前記駆動用アクチュエータに接続され、他端が前記取付ステーから導出されて前記車体側に接続され、前記駆動用アクチュエータに駆動電流を供給するハーネスと、を備え、
    前記シール部は、
    第一基部と、
    前記第一基部よりも前記車体側から離間した側に位置する第二基部と、
    前記第二基部から前記車体側に向かって突出し、前記ハーネスが挿通されるハーネス導出部と、
    前記取付ステーを前記車体に固定するための固定部材が挿入される固定部と、
    を備え
    前記第一基部から前記車体側に向かって突出し、前記ハーネス導出部と間隔をあけて併設された突起部を備え、
    前記突起部は、前記第一基部側から先端部に向かって、前記ハーネス導出部の径方向に沿った厚みが漸次小さくなるよう形成されて前記先端部が可撓可能であり、
    前記第一基部に、前記突起部から前記ハーネス導出部と反対側に向かって延び前記突起部と前記固定部とを結ぶようにリブが形成されている
    ことを特徴とするドアミラー。
  2. 前記ハーネス導出部は、前記突起部に接触するように傾倒した状態で、固定手段により前記突起部に固定されることを特徴とする請求項に記載のドアミラー。
  3. 前記ハーネス導出部の肉厚は、前記ハーネス導出部と前記突起部とが並列する方向における前記突起部の肉厚よりも小さいことを特徴とする請求項またはに記載のドアミラー。
  4. 前記ハーネス導出部は略円筒形状を有し、
    前記突起部は、前記ハーネス導出部の外周面に沿う円弧状断面形状を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のドアミラー。
  5. 前記突起部の先端部よりも、前記ハーネス導出部の先端部が、前記車体側に突出していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のドアミラー。
  6. 前記突起部の先端部は、前記第二基部と前記ハーネス導出部の先端部との間の中間位置よりも前記車体側に向かって突出しており、
    前記第一基部は、前記中間位置よりも前記車体から離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のドアミラー。
  7. 前記突起部は、前記第一基部において前記第二基部側の縁部に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のドアミラー。
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