JPH106379A - 自動車用ウエザストリップの製造方法 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの製造方法

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JPH106379A
JPH106379A JP8161567A JP16156796A JPH106379A JP H106379 A JPH106379 A JP H106379A JP 8161567 A JP8161567 A JP 8161567A JP 16156796 A JP16156796 A JP 16156796A JP H106379 A JPH106379 A JP H106379A
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JP
Japan
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weather strip
holding
door opening
body flange
region
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JP8161567A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nakajima
勉 中島
Hiroyuki Masuda
博之 増田
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドア開口部の全周にわたって、その
ボディフランジに嵌着される断面略U字形の嵌着部とシ
ール部とよりなり、嵌着部の内周面にボディフランジを
挾持する複数の保持リップが形成されたウエザストリッ
プの製造方法において、コストアップを抑えながら、そ
の取付け作業性の向上とシール部倒れの防止とを可能に
する製造方法を提供する。 【解決手段】 押出成形時に、保持リップ20を、その
断面形状を徐々に変化させる徐変押出によって、ボディ
フランジ6の厚み等の形状の変化に応じ、周方向の所定
領域で異なる断面形状に形成する。これにより、ドア開
口部4の全周にわたって配され、その周方向における各
領域に最適な保持リップ形状を有するウエザストリップ
10を1個の口金で成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の乗降用ド
ア部やトランク部等のドア開口部のボディフランジに嵌
着されるウエザストリップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図14に示す自動車用ウ
エザストリップ100は、ボディフランジ101に嵌着
される断面略U字形の嵌着部102と、ドア103に当
接する中空状のシール部104とよりなり、嵌着部10
2には、その内周面に複数の保持リップ105,105
…が突出形成されており、嵌着部102にボディフラン
ジ101を差込むことにより、この複数の保持リップ1
05,105…がボディフランジ101を挾持するよう
になっている。
【0003】かかるウエザストリップ100はドア開口
部の全周にわたって配されるものであるが、従来よりウ
エザストリップは一定形状の押出成形により製造されて
いるため、ドア開口部の全周におけるボディフランジ1
01の厚みの変化に追従することができず、ウエザスト
リップ100の取付け作業性が悪いという問題がある。
即ち、ボディフランジ101は、ドア開口部の周方向で
鉄板の重ね合せ枚数や板厚みが必ずしも一定でなく、例
えば、図16(a)に示す1枚、図14に示す2枚、図
15に示す3枚又は4枚と、周方向で異なることがあ
り、そのため、ボディフランジ6の厚い領域等、周方向
で部分的にウエザストリップ100を取付けにくいとい
うことがある。また、ボディフランジ101の厚みの薄
い領域やドア開口部のコーナ領域においては、図16
(a)に矢印Xで示す方向に、シール部104が倒れる
ことがあり、シール性能に悪影響を与えることがある。
【0004】そこで、これらの対策として、ウエザスト
リップを押出成形する際に2個以上の口金を用いて、図
16(a)に示す保持リップ105,105…の肉厚の
厚いものを図14に示す肉厚の薄いものとは別に成形す
る等、断面形状の異なる押出物を別々成形してこれらを
1本に接続したり、あるいは、図16(b)に示すよう
に、シール部104にゴムチューブ等の詰め物106を
挿入したり、あるいはまた、取付け作業性が悪くならな
い程度にボディフランジ101にテープ107を貼付し
ていたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、断面形状の異なる押出物を別々に製造する場
合、口金が2個以上必要となり、コストアップになると
いう問題がある。また、別々に成形したものを環状に接
続するため、その接続部が2箇所以上になり、コストア
ップになるという問題がある。また、詰め物を挿入した
り、テープを貼付することにより、コストアップになる
という問題がある。
【0006】そこで、本発明は、これらのコストアップ
を抑えつつ、取付け作業性及びシール部の倒れ防止が可
能な自動車用ウエザストリップの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の自動
車用ウエザストリップの製造方法は、自動車のドア開口
部の全周にわたって配され、前記ドア開口部のボディフ
ランジに嵌着される断面略U字形の嵌着部と、ドアと当
接するシール部とが一体に押出成形され、前記嵌着部の
内周面に前記ボディフランジを挾持する複数の保持リッ
プが突出形成されたウエザストリップの製造方法におい
て、押出成形時に、少なくとも1つの前記保持リップ
を、その断面形状を徐々に変化させる徐変押出によっ
て、前記ドア開口部の周方向の所定領域で異なる断面形
状に形成することを特徴とする。
【0008】この方法においては、前記徐変押出によ
り、前記ボディフランジの周方向における厚み変化に応
じて、前記保持リップの肉厚、突出長及び突出角度のう
ちの少なくとも1つを変化させることが好ましい。
【0009】また、この方法においては、前記所定領域
が前記ドア開口部のコーナ領域であり、前記徐変押出に
より、前記保持リップの肉厚、突出長及び突出角度のう
ちの少なくとも1つを変化させることが好ましい。
【0010】このように、嵌着部の少なくとも1つの保
持リップの断面形状を、ドア開口部の周方向の所定領域
で異なる断面形状にするに際し、徐変押出により当該断
面形状を変化させるので、ドア開口部の全周にわたって
配され、当該周方向における各領域に最適な保持リップ
形状を有するウエザストリップを1個の口金で成形する
ことができる。そのため、接続部が1箇所となり、ま
た、詰め物やテープ等も不要となる。よって、コストア
ップを抑えながら、取付け作業性を向上させるととも
に、嵌着されたウエザストリップの姿勢をコントロール
してシール部の倒れ防止を行なうことができる。
【0011】請求項4の自動車用ウエザストリップの製
造方法は、自動車のドア開口部の全周にわたって配さ
れ、前記ドア開口部のボディフランジに嵌着される断面
略U字形の嵌着部と、ドアと当接するシール部とが一体
に押出成形され、前記嵌着部の内周面に前記ボディフラ
ンジを挾持する複数の保持リップが突出形成されたウエ
ザストリップの製造方法において、押出成形時に、少な
くとも1つの前記保持リップにつき、その一部もしくは
全部のゴムを異硬度のゴムにより徐々に置換する徐変押
出によって、前記ドア開口部の周方向の所定領域で異な
る材質構成に形成することを特徴とする。
【0012】このように、嵌着部の少なくとも1つの保
持リップにつき、その一部又は全部のゴムを、周方向の
所定の領域で異硬度のゴムで置換するに際し、徐変押出
によりそのゴムの材質構成を変化させるので、ドア開口
部の全周にわたって配され、当該周方向における各領域
に最適な保持性能を有するウエザストリップを、1個の
口金で成形することができる。そのため、接続部が1箇
所となり、また、詰め物やテープ等も不要となる。よっ
て、コストアップを抑えながら、取付け作業性を向上さ
せるとともに、嵌着されたウエザストリップの姿勢をコ
ントロールしてシール部の倒れ防止を行なうことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】まず、図1に示す自動車1のトランク部2
のドア開口部4に装着される1実施形態のウエザストリ
ップ10について説明する。
【0015】このウエザストリップ10は、一連の押出
成形により押出された一本の紐状の押出物の両端部を接
続して環状に形成したものであり、ドア開口部4の全周
にわたって一体に形成されている。そして、図2(a)
に示すように、ドア開口部4のボディフランジ6に嵌着
される断面略U字形の嵌着部12と、この嵌着部12の
外周面から車体の外側に向って延設され、ドアと当接し
てドアとドア開口部4との間をシールする中空状のシー
ル部14とよりなる。嵌着部12は、ソリッドゴムによ
り形成され、内部にインサートメタル16が埋設されて
おり、一方、シール部14は、スポンジゴムにより形成
されている。
【0016】嵌着部12の内周面には相対する2対(計
4個)の保持リップ20,20…が内方に向って突出形
成されており、嵌着部12の下方の開口部からボディフ
ランジ6が差込まれると、この2対の保持リップ20,
20…によってボディフランジ6が挾持されるよう構成
されている。この保持リップ20,20…は、図2
(a)において上方に向って傾斜するよう、所定の突出
角度を有して形成されている。また、その開口部側の一
対のうちの1個20aは、一部がスポンジゴムにより形
成されている。
【0017】このウエザストリップ10では、3個の保
持リップ20,20,20が、その断面形状を徐々に変
化させる徐変押出により、ドア開口部4のボディフラン
ジ6の周方向における形状の変化に応じて、その周方向
の所定領域で、異なる断面形状に形成されている。
【0018】すなわち、図3(a)に示すボディフラン
ジ6の鉄板の重ね合せ枚数が2枚である厚い領域Wで
は、上記の図2(a)に示す断面形状になっており、1
枚のみからなる薄い領域Vでは、図2(b)に示すよう
に、3個の保持リップ20,20,20の肉厚がいずれ
も前記厚い領域Wにおける肉厚よりもTだけ厚く形成さ
れた断面形状になっている。そして、この薄い領域Vと
厚い領域Wとの境界に所定長の徐変領域Gが設けられて
おり、この徐変領域Gで、徐変押出により、3個の保持
リップ20,20,20の断面形状が同時に徐々に変化
して、それぞれの肉厚がTだけ変化している。
【0019】また、図3(b)に示すボディフランジ6
のストレート領域Sでは、上記の図2(a)の断面形状
になっており、コーナ領域Cでは、上記3個の保持リッ
プ20,20,20のうちの1つの保持リップ20が、
その肉厚がストレート領域Sの肉厚よりも厚くなるよう
形成されている。そして、このストレート領域Sとコー
ナ領域Cとの境界に所定長の徐変領域Gが設けられてお
り、この徐変領域Gで、徐変押出により、上記1つの保
持リップ20の断面形状が徐々に変化して、その肉厚が
Tだけ変化している。なお、これらの肉厚の徐変量T
は、0.5〜2.5mmの範囲内にあることが好まし
い。
【0020】このウエザストリップ10の製造は、図4
に示す押出口金部24を備えた押出機を用いて押出成形
することにより行なう。この押出口金部24は、押出ヘ
ッド26に装着された口金28が所定の製品開孔30を
有し、嵌着部12を形成する開孔部にインサートメタル
16とともにソリッドゴムが供給され、シール部14を
形成する開孔部にスポンジゴムが供給されるように構成
されている。なお、嵌着部12はフラットな形状で押出
され、押出成形後に略U字形に折曲される。
【0021】そして、嵌着部12の3個の保持リップ2
0,20,20を形成する開孔部には、口金28の前面
を摺動自在な摺動部材32,32が配されており、この
摺動部材32,32が、徐変領域Gにおいて、各保持リ
ップ20の突出方向に平行な方向に動くように構成され
ている。摺動部材32は、図5に示すように、口金28
のリップ形成開孔部31の一部を遮断して、保持リップ
20の肉厚を薄い状態で押出すリップ形成凹部32aを
有する。そして、徐変押出により肉厚を厚くする場合に
は、この摺動部材32を、ボディフランジ6の厚い領域
Wやストレート領域Sで、同図(a)に示すように、そ
のリップ形成凹部32aから肉厚の薄い保持リップ20
が押出されるように配し、同図(b)に示すように、徐
変領域Gで矢印Fの方向に徐々に動かして保持リップ2
0の断面形状を連続的に変化させ、同図(c)に示すよ
うに、薄い領域Vやコーナ領域Cで、口金28のリップ
形成開孔部31から肉厚の厚い保持リップ20が押出さ
れるように配する。反対に、肉厚を薄くする場合には、
摺動部材32を矢印Fの逆方向に動かす。
【0022】このように、ボディフランジ6の厚み変化
に応じて、少なくとも1つの保持リップ20の肉厚を徐
変押出により変化させる場合には、ボディフランジ6の
厚みの薄い領域Vにおける肉厚が、厚い領域Wにおける
肉厚よりも、厚くなるように変化させればよい。これに
より、ボディフランジ6の厚み変化に起因するウエザス
トリップの取付作業性不良及びシール部倒れを改善する
ことができる。
【0023】また、少なくとも1つの保持リップ20に
ついて、コーナ領域Cにおけるその肉厚をストレート領
域Sにおける肉厚よりも厚くすることにより、コーナ領
域Cにおけるシール部倒れを防ぐことができる。なお、
かかるシール部倒れ対策のめには、一部の保持リップ2
0(例えば保持リップが4個の場合、1又は2個程度)
を徐変すればよい。
【0024】ここで、上記の肉厚の徐変に代えて、図6
に示すように、その突出長を徐変させてもよい。その場
合、ボディフランジ6の厚み変化に対しては、その厚み
の薄い領域Vにおける突出長が、厚い領域Wにおける突
出長よりも、長くなるように変化さればよく、また、コ
ーナ領域Cに対しては、当該領域Cおける突出長をスト
レート領域Sにおける突出長よりも長くすればよい。な
お、この突出長の徐変量Lは、0.5〜5mmであるこ
とが好ましい。
【0025】このような保持リップ20の突出長の徐変
押出は、例えば、図7に示すように、上記摺動部材32
が保持リップ20の中央部の長さを変化させることがで
きるように構成し、この摺動部材32を、徐変領域Gで
徐々に動かす(図中、矢印Hで示す。)ことにより、保
持リップ20の突出長を徐々に短く又は長くすることが
できる。
【0026】また、上記の肉厚の徐変に代えて、図8に
示すように、その突出角度を徐変させてもよい。その場
合、ボディフランジ6の厚み変化に対しては、その厚み
が薄い領域Vにおける突出角度が、厚い領域Wにおける
突出角度よりも、大きくなるように変化さればよく、ま
た、コーナ領域Cに対しては、当該領域Cにおける突出
角度をストレート領域Sにおける突出角度よりも大きく
すればよい。なお、この突出角度の徐変量θは、5〜3
0°であることが好ましい。
【0027】このような保持リップ20の突出角度の徐
変押出は、例えば、図9に示すように、口金28の直前
に、押出し直後の保持リップ20に作用してその突出角
度を変化させる徐変ロール36,36,36を、間欠的
に作用するように移動自在に配し、この徐変ロール36
を、徐変領域Gで矢印Eで示すように動かすことによ
り、保持リップ20の突出角度を徐々に変化させること
ができる。
【0028】以上のように、ボディフランジ6の形状に
応じて、保持リップ20の断面形状を徐変押出により変
化させることにより、周方向でその形状が様々に変化す
るボディフランジ6に対して、その各領域で最適な保持
性能を有するウエザストリップ10を、1個の口金でド
ア開口部4の全周にわたって一連の押出で成形すること
ができる。そのため、コストアップを抑えつつ、取付作
業性を向上し、シール部倒れを防止することができる。
なお、上述した肉厚、突出長及び突出角度の徐変は、単
独で行なっても、2種以上組合せて行なってもよい。
【0029】上記のように、保持リップ20の断面形状
を徐変押出により変化させる代りに、あるいはそれとと
もに、その材質構成を徐変押出により変化させてもよ
い。すなわち、少なくとも1つの保持リップ20につ
き、その一部又は全部のゴムを異硬度のゴムにより徐々
に置換する徐変押出によって、ドア開口部4のボディフ
ランジ6の周方向における形状変化に応じ、その周方向
の所定領域で、異なる材質構成に形成してもよい。この
場合の徐変押出は、口金から押出される上記異硬度のゴ
ムの吐出量を徐変領域で徐々に変化させることにより行
なうことができる。
【0030】ここで、保持リップ20の材質構成と肉厚
とを徐変押出により同時に変化させる場合の一例につい
て説明する。この例では、上記の厚い領域W及びストレ
ート領域Sにおいては、図10(a)に示すように、保
持リップ20のほぼ全部をスポンジゴムで形成するとと
もにその肉厚が薄い状態で押出し、徐変領域Gにおいて
このスポンジゴムを徐々にソリッドゴムで置換するとと
もに肉厚を厚く変化させて、薄い領域V及びコーナ領域
Cにおいて、図10(b)に示すように、先端部にスポ
ンジゴム部20bを有し、その他の部分がソリッドゴム
で形成された、肉厚の厚い状態で押出する。
【0031】かかる徐変押出は、図11及び図12に示
すように、上述した摺動部材32の構成に、口金28の
リップ形成開孔部31にスポンジゴムを供給するスポン
ジゴム供給部40の構成を組合せることにより行なうこ
とができる。その場合、図12に示すように、徐変領域
Gにおいて、上記した肉厚の徐変とともに、スポンジゴ
ム供給部40により、スポンジゴムの吐出量を所定量の
間で徐変させて、押出成形を行なう。
【0032】このように、ボディフランジ6の厚み変化
に応じて、少なくとも1つの保持リップ20の材質構成
を徐変押出により変化させる場合には、ボディフランジ
6の厚みの薄い領域Vの方が厚い領域Wよりも、高硬度
のゴム構成を有するようにすればよい。これにより、ボ
ディフランジ6の厚み変化に起因するウエザストリップ
の取付作業性不良及びシール部倒れを改善することがで
きる。
【0033】また、少なくとも1つの保持リップ20に
ついて、ストレート領域Sよりもコーナ領域Cの材質構
成をより高硬度のゴム構成とすることにより、コーナ領
域Cにおけるシール部倒れを防ぐことができる。
【0034】これにより、上記断面形状を徐変させる場
合と同様に、コストアップを抑えつつ、取付作業性を向
上し、シール部倒れを防止することができる。
【0035】図13は、図1に示す自動車1の乗降用ド
ア部3のドア開口部5に装着される本発明の他の実施形
態におけるウエザストリップ50を示したものである。
【0036】このウエザストリップ50では、その嵌着
部12の一対の保持リップ20,20が、ボディフラン
ジ6の肉厚の厚い領域Wでは、同図(a)に示すよう
に、薄く形成されており、ボディフランジ6の肉厚の薄
い領域Vでは、同図(b)に示すように、厚く形成され
ている。そして、この保持リップ20,20の肉厚の変
化が、上述した徐変押出によりなされている。
【0037】なお、以上の実施形態においては、ボディ
フランジ6の鉄板の重ね合せ枚数が1枚と2枚の領域よ
りなるものについて説明したが、3枚や4枚、あるいは
それ以上の領域がある場合にも同様に適用することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】本発明の自動車用ウエザストリップの製
造方法であると、コストアップを抑えつつ、取付作業性
を向上し、シール部倒れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様における自動車用ウエザス
トリップ10,50の配置を示す自動車1の側面の概略
図である。
【図2】ウエザストリップ10の断面図であり、
(a),(b)は周方向の異なる領域における断面を示
している。
【図3】ドア開口部4のボディフランジ6の平面図であ
り、(a)はその厚みが変化している領域を示し、
(b)はそのコーナ領域Cを示す。
【図4】ウエザストリップ10の押出成形に用いる押出
口金部24の正面図である。
【図5】(a)〜(c)は、ウエザストリップ10の保
持リップ20を、徐変押出によりその肉厚を変化させて
いる状態を示す口金28の要部拡大図である。
【図6】ウエザストリップ10の保持リップ20の他の
徐変例を示す断面図である。
【図7】(a),(b)は、前図の保持リップ20につ
き、徐変押出によりその突出長を変化させている状態を
示す口金28の要部拡大図である。
【図8】ウエザストリップ10の保持リップ20のさら
に他の徐変例を示す断面図である。
【図9】前図の徐変例において用いる押出口金部24の
正面図である。
【図10】(a),(b)は、ウエザストリップ10の
保持リップ20のさらに他の徐変例を示す断面図であ
る。
【図11】(a)は、前図の徐変罫において用いる押出
口金部24の正面図であり、(b)は、そのB−B断面
図である。
【図12】(a)〜(c)は、図10の保持リップ20
につき、徐変押出によりその材質構成を変化させている
状態を示す口金28の要部拡大図である。
【図13】(a),(b)は、乗降用ドア部3に装着さ
れるウエザストリップ50の徐変例を示す断面図であ
る。
【図14】従来のウエザストリップ100の断面図であ
る。
【図15】(a),(b)は、ボディフランジ101の
断面図である。
【図16】(a),(b)は、従来のウエザストリップ
100の断面図である。
【符号の説明】
4,5……ドア開口部 6……ボディフランジ 10,50……ウエザストリップ 12……嵌着部 14……シール部 20……保持リップ V……ボディフランジ6の薄い領域 W……ボディフランジ6の厚い領域 S……ボディフランジ6のストレート領域 C……ボディフランジ6のコーナ領域 G……徐変領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア開口部の全周にわたって配
    され、前記ドア開口部のボディフランジに嵌着される断
    面略U字形の嵌着部と、ドアと当接するシール部とが一
    体に押出成形され、前記嵌着部の内周面に前記ボディフ
    ランジを挾持する複数の保持リップが突出形成されたウ
    エザストリップの製造方法において、 押出成形時に、少なくとも1つの前記保持リップを、そ
    の断面形状を徐々に変化させる徐変押出によって、前記
    ドア開口部の周方向の所定領域で異なる断面形状に形成
    することを特徴とする自動車用ウエザストリップの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記徐変押出により、前記ボディフラン
    ジの周方向における厚み変化に応じて、前記保持リップ
    の肉厚、突出長及び突出角度のうちの少なくとも1つを
    変化させることを特徴とする請求項1記載の自動車用ウ
    エザストリップの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記所定領域が前記ドア開口部のコーナ
    領域であり、 前記徐変押出により、前記保持リップの肉厚、突出長及
    び突出角度のうちの少なくとも1つを変化させることを
    特徴とする請求項1記載の自動車用ウエザストリップの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 自動車のドア開口部の全周にわたって配
    され、前記ドア開口部のボディフランジに嵌着される断
    面略U字形の嵌着部と、ドアと当接するシール部とが一
    体に押出成形され、前記嵌着部の内周面に前記ボディフ
    ランジを挾持する複数の保持リップが突出形成されたウ
    エザストリップの製造方法において、 押出成形時に、少なくとも1つの前記保持リップにつ
    き、その一部もしくは全部のゴムを異硬度のゴムにより
    徐々に置換する徐変押出によって、前記ドア開口部の周
    方向の所定領域で異なる材質構成に形成することを特徴
    とする自動車用ウエザストリップの製造方法。
JP8161567A 1996-06-21 1996-06-21 自動車用ウエザストリップの製造方法 Pending JPH106379A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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