JP5840956B2 - 車両用ドアの止水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアの止水構造に係り、特に、グロメットを有する構造における止水構造に関する。
従来より、自動車のドアに配索されるドアハーネスの止水(防水)構造については、車体とヒンジ結合されるドアフレームの端面に貫通孔が設けられ、ドアハーネスに取り付けたグロメットを貫通孔に装着してドアから車体へとドアハーネスが配索されている。そして、防水構造の向上及び作業性向上のため各種の技術が提案されている。
例えば、グロメットの上を跨いでウェザーストリップを装着する自動車ドアに関して、ドアフレームとグロメットとの境界にできる段差部分において、ウェザーストリップを装着した際に生じる隙間をシール材で埋めるようにした技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術では、上記の止水構造を採用すると共に、ドア・インナーパネルの室内側内板部より端面板部にかけて略L形状の凹部を設け、該凹部に沿ってドアハーネスを配索することにより、グロメットを装着する作業の効率化が図れている。
また、別の技術として、図1及び図2の非貫通タイプのグロメット設置構造101に示すように、ドアパネルに側板部(外部側)から内板部(室内側)にわたって略L字状に凹んだグロメット用凹部152が設けられ、そのグロメット用凹部152にグロメット110(クランプ部)が挿入され固定される。グロメット110は、止水機能を中心とした構造(領域X)と内部が露出しないように配慮した意匠的な機能の構造(領域Y)とからなる。そして、グロメット110を跨ぐようにしてウェザーストリップ190が設置される。そして、グロメット110のベース部120の内面側124には止水リップ160がトリム180側を除く三方の外縁に沿って形成されている。
特開2006−154334号公報
ところで、特許文献1や図1や図2に開示の技術では、グロメットを装着する作業の効率化と止水構造が図られ一定の効果は得られているが、製造現場からは所望の防水性能を維持しつつ一層の作業効率の向上を図る技術が求められていた。例えば、グロメット110のベース部120の内部側には止水リップ160が設けられて、装着時に止水リップ160がグロメット用凹部152の表面に押し当てられることで所望の防水性能を維持している。したがって、止水リップ160の長さはグロメット110の挿入荷重に線形的に影響することから、この挿入荷重の低減が求められていた。
本発明の目的は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決する技術を提供することにある。
本発明のある態様は、車両用ドアの止水構造に関する。この車両用ドアの止水構造は、車両用ドアの側板部分に凹形状に形成されたグロメット配置部と、前記グロメット配置部に装着される非貫通タイプのグロメットと、装着状態の前記グロメットを跨ぐように設けられたウェザーストリップとを備え、前記ウェザーストリップの固定位置に前記グロメットの車両内部側の境界が形成されている。
本発明のある態様は、車両用ドアの止水構造に関する。この車両用ドアの止水構造は、車両用ドアの側板部分に、内板部分の側から連続して凹形状に形成されたグロメット配置部と、前記グロメット配置部の車外側の一部に装着される非貫通タイプのグロメットと、前記車両用ドアの前記側板部分と前記内板部分との境界から車外側に所定量だけ離れた位置において、装着状態の前記グロメットを跨ぐように設けられたウェザーストリップとを備え、前記ウェザーストリップの固定位置に前記グロメットの車両内部側の境界が形成され、前記グロメット配置部において前記グロメットが装着されていない部分には、前記グロメットの車両内部側の境界まで、前記車両用ドアのトリムの形状が延出して形成されている。
従来技術に係る、車両用ドアへのグロメット装着構造を模式的に示した斜視図である。 従来技術に係る、車両用ドアへのグロメット装着構造を模式的に示した平面図である。 実施形態に係る、車両用ドアへのグロメット装着構造を模式的に示した斜視図である。 実施形態に係る、車両用ドアへのグロメット装着構造を模式的に示した平面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。
図3は本実施形態に係る車両用ドアへのグロメット装着構造1を模式的に示した斜視図であって、図4はグロメット装着構造1を模式的に示した平面図である。
図示のように、本実施形態のグロメット装着構造1では、ドアパネル50の側板部分A2にグロメット10が装着されている。具体的には、ドアパネル50の側板部分A2にグロメット用凹部52が形成されており、そのグロメット用凹部52に非貫通タイプのグロメット10が挿入され固定されている。
グロメット10は、ワイヤーハーネスをドア内部から車体側へ導出する機能を有し、グロメットベース部20とジャバラ部40とを備えてゴム材等によって一体に形成されている。このグロメット10は非貫通タイプである。
ジャバラ部40はグロメットベース部20の外面部22に取り付けられた蛇腹状の筒状体であって、グロメットベース部20に設けられた貫通孔に連通している。ワイヤーハーネスがジャバラ部40を介してドアパネル50車両側表面から車体側へと導出する。
グロメットベース部20は、グロメット用凹部52に一般的なクランプ部材(図示せず)や係止形状(図示せず)によって装着される。さらに、グロメットベース部20の内面部24には、止水リップ60がトリム80側を除く三方の外縁に沿って形成されている。
グロメットベース部20の形状は、略矩形形状(台形を倒した形状)となっており、図示左側の上下のコーナーはラウンドしており、一方図示の右側側面部分は直線で形成されている。つまり、車外側部分(図示左側)は従来同様の形状となっているが、室内側部分(図示右側、ドアトリム80側の部分)は、ウェザーストリップ90が装着される部分までとなっている。言い換えると、図1や図2で示した構造と比較して、ドアトリム80側の部分が廃止され、グロメットベース部20の形状が小さくなっている。それに伴い、止水リップ60の長さも短くなっている。
なお、ウェザーストリップ90の下側部分からドアトリム80の前端部の領域は、運転者等か直接視認可能な位置にワイヤーハーネスが存在する。このワイヤーハーネスが露出して視認されてしまうことを防止するために、ドアトリム80をウェザーストリップ90の下側部分の手前箇所まで延長して設置している。つまり、ドアパネル50の前端部分にはトリム用凹部54から延出して形成された延長トリム用凹部56が形成されている。延長トリム用凹部56に延長トリム部82が嵌め込まれることで、ワイヤーハーネスの露出が防止される。なお、延長トリム用凹部56の上下の端部位置は、止水リップ60の形成位置と略同一に設定されている。
なお、グロメット用凹部52と延長トリム用凹部56とは、連続した凹部で形成されている。また、グロメットベース部20のドアトリム80側の境界28と延長トリム部82の境界88は、ウェザーストリップ90の下側部分のドアトリム80側と一致する位置となっている。しかし、境界28、88をウェザーストリップ90の下側に隠すようにすることでデザイン性を向上させることができる。また、境界28、88をウェザーストリップ90のドアトリム80側位置よりさらに若干ドアトリム80側に移動させることで、止水性能を向上させることができる。
ところで、グロメット10のグロメットベース部20がグロメット用凹部52に装着される際のグロメット挿入荷重は、止水リップ60をグロメット用凹部52の表面に押し当てるリップ押し当て荷重と、クランプ部材を挿入してグロメットベース部20を固定するためのクランプ挿入荷重との和となる。
本実施形態では、グロメット10のグロメットベース部20が小型化されることに伴い止水リップ60が短くなり、リップ押し当て荷重が低減することができる。さらに、必要とされるクランプ部材等の削減も可能である。したがって、クランプ挿入荷重を低減することができる。その結果、グロメット10のドアパネル50への取り付け作業の効率を向上させることができる。また、グロメット10を小型化することで、必要とされる保護カバー等の関連部品を小型化及び低コスト化ができる。なお、延長トリム部82を設けることによるコスト増は小さく、現実には上記メリットの方が十分大きいものである。一般的には部品単位でのコスト削減が中心的であり、別の部品、特にサプライヤー業種が異なるような部品のコスト増となるような改善及び発想は難しかった。しかし、本発明者は部品の種別を超えた横断的な知見から、上記実施形態に係る発明に想到することができたものである。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素及びその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 グロメット装着構造
10 グロメット
20 グロメットベース部
22 外面部
24 内面部
28、88 境界
40 ジャバラ部
50 ドアパネル
52 グロメット用凹部
54 トリム用凹部
56 延長トリム用凹部
60 止水リップ
80 ドアトリム
82 延長トリム部
90 ウェザーストリップ
A1 内板部分
A2 側板部分

Claims (1)

  1. 車両用ドアの側板部分に、内板部分の側から連続して凹形状に形成されたグロメット配置部と、
    前記グロメット配置部の車外側の一部に装着される非貫通タイプのグロメットと、
    前記車両用ドアの前記側板部分と前記内板部分との境界から車外側に所定量だけ離れた位置において、装着状態の前記グロメットを跨ぐように設けられたウェザーストリップと
    を備え、
    前記ウェザーストリップの固定位置に前記グロメットの車両内部側の境界が形成され
    前記グロメット配置部において前記グロメットが装着されていない部分には、前記グロメットの車両内部側の境界まで、前記車両用ドアのトリムの形状が延出して形成されていることを特徴とする車両用ドアの止水構造。
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