JP2006131011A - シール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェンダーパネルの上端縁における撓みを効果的に防止することのできるシール構造を提供する。
【解決手段】フロントガラス12の前端部両側に対応して整流板13が設けられる。整流板13の内周側かつ下端側がフロントガラス12に当接し、外周側にはフードパネル14、フェンダーパネル15等が位置している。整流板13はEPDMソリッドゴムにより一体成形されている。中間のコーナー部よりも後ろ側の区間においては、断面略L字状を成し、当該部位を覆うようにフェンダーパネル15の頂部が位置する。当該断面略L字状をなす部位に、やはり断面略L字状の硬質樹脂製のインサート部材25が埋設されている。フェンダーパネル15の上側から押さえ付け力が加わった場合でも、インサート部材25の剛性によって整流板13の変形が規制され、形状が維持される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自動車の少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間をシールするべく、弾性素材よりなるシール部材を用いてなるシール構造に関するものである。
従来、自動車のフロントガラスの前角部に対応して、整流板と称されるシール部材が設けられる(例えば、特許文献1,2等参照)。この整流板は、フロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間に位置し、両者間をシールする機能、前方からの気流を整流する機能、並びに、フードパネル(ボンネット)、カウルルーバトップ、フェンダーパネルの各端縁部を隠して意匠性の向上を図る機能等を具備している。
特開平4−63743号公報 実開平1−59779号公報
ところで、例えば図7に示すように、フェンダーパネル51の頂部が自由端となっている区間があり、当該区間において上からの応力がかかると、フェンダーパネル51が比較的容易に撓んでしまうおそれがある。ここで、フェンダーパネル51の頂部とフロントガラス52との間には、前述したような整流板53が存在するが、整流板53自体は弾性素材よりなるものであり、これによって撓みを抑制することは事実上困難であった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、フェンダーパネルの上端縁における撓みを効果的に防止することのできるシール構造を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する各手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間をシールするべく、弾性素材よりなるシール部材を用いてなるシール構造であって、
前記フェンダーパネルの上側からの押さえ付け方向に延びる硬質のインサート部材を、前記シール部材に埋設したことを特徴とするシール構造。
手段1によれば、弾性素材よりなるシール部材によって、少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間がシールされる。シール部材には、硬質のインサート部材がフェンダーパネルの上側からの押さえ付け方向に延びるようにして埋設されている。このため、フェンダーパネルの上側から押さえ付け力が加わった場合でも、インサート部材の剛性によってシール部材の変形が規制され、形状が維持されることとなる。従って、フェンダーパネルの上側から押さえ付け力が加わった場合でも、自由端となっているフェンダーパネルの上端縁が撓んでしまうことがない。結果として、シール部材にさらなる機能を付与することができる。
手段2.少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間をシールするべく、弾性素材よりなる平面視略へ字状のシール部材を用いてなるシール構造であって、
前記シール部材のうち、少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間の所定区間が、断面L字状をなすよう構成するとともに、少なくとも当該断面L字状の部位に、断面L字状の硬質のインサート部材を埋設したことを特徴とするシール構造。
手段2によれば、基本的には手段1と同様の作用効果が奏される。また特に、シール部材のうち、少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間の所定区間が、断面L字状をなすよう構成されるとともに、少なくとも当該断面L字状の部位に、断面L字状の硬質のインサート部材が埋設されている。このため、シール部材が倒れてしまうことがなく、より確実にシール部材の形状が維持されやすいものとなる。その結果、上述した作用効果をより一層確実に奏せしめることができる。尚、「前記シール部材は、前方からの気流を整流する機能を具備していること」としてもよい。
手段3.前記シール部材は、フロントガラス前部に対応して設けられるカウルルーバの両側に設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載のシール構造。
手段3によれば、シール部材に、カウルルーバの端縁の外観悪化を防止する機能を付与せしめることができる。
手段4.前記シール部材は、カウルルーバの両側に一体的に成形されていることを特徴とする手段3に記載のシール構造。
手段4のように、シール部材をカウルルーバの両端に一体化させることとしてもよい。かかる構成を採用することで、部品点数の低減、作業工数の低減等を図ることができる。
手段5.前記インサート部材は、硬質樹脂材料よりなることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のシール構造。
手段5によれば、インサート部材を金属等で構成した場合に比べ、シール部材の飛躍的な軽量化を図ることができる。また、シール部材を構成する弾性素材と相溶性のある素材を、インサート部材の素材として採用することで、シール部材とインサート部材とのより一層の一体化を図ることができ、両者の相対的な位置ずれ等をより確実に抑制できる。
尚、「前記シール部材は、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)よりなり、前記インサートはPP(ポリプロピレン)よりなること」、或いは、「前記シール部材は、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン非共役共重合体)よりなり、前記インサートはポリアミドよりなること」としてもよい。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1において、自動車11のフロントガラス12の前端部に対応して、カウルルーバ(図示略)が設けられ、その両側に、シール部材としての整流板13が設けられている。整流板13は、平面視略へ字状をなし、その内周側かつ下端側が、フロントガラス12に当接している。また、外周側には、フードパネル(ボンネット)14、フェンダーパネル15等が位置している。また、フェンダーパネル15の後方には、後方ほど高位置となるよう傾斜するフロントピラー16が設けられている。
図2は自動車の右前部に設けられる整流板13を示す斜視図であり、図3,4,5,6は、それぞれ図2のJ−J線、K−K線、L−L線、M−M線の断面端面図である。
これらの図に示すように、整流板13は、略平板状の本体部21を具備しているとともに、フロントガラス12に向かって延びるリップ部22を備えており、これらはEPDMソリッドゴムにより一体成形されている。また、例えば図3に示すように、本体部21には、係止突起23が一体形成されている。そして、当該係止突起23がボディパネル17に形成された係止孔18に嵌め込まれることで、整流板13がボディパネル17に取付けられている。勿論、これ以外にも他の取付部材(例えば両面接着テープやクリップ等)で整流板13が取付けられる構成となっていてもよい。また、例えば図4に示すように、本体部21には、長手方向に沿って延びる複数条のリブ24が一体形成されている。
さらに、本体部21は、中間のコーナー部よりも後ろ側の区間においては、断面略L字状を成しており(図5,6参照)、丁度当該部位を覆うようにして、フェンダーパネル15の頂部が位置している。つまり、当該部位においては、整流板13により、フロントガラス12前角部とフェンダーパネル15との間がシールされるようになっている。
そして、当該断面略L字状をなす部位に、やはり断面略L字状の硬質樹脂(本実施形態ではPA(ポリアミド))製のインサート部材25が埋設されている。インサート部材25には、図示しない透孔が多数形成されており、当該透孔内に本体部21を構成するEPDMが回り込んでいる。これにより、インサート部材25は、本体部21内において、位置ずれすることなく、その埋設状態が維持されるようになっている。
次に、上述したシール構造によって奏される作用効果について説明する。基本的に、上記整流板13の存在によって、フロントガラス12前角部とフェンダーパネル15との間をシールする機能、前方からの気流を整流する機能、並びに、フードパネル14、カウルルーバトップ、フェンダーパネル15の各端縁部を隠して意匠性の向上を図る等の各種機能が発揮される。
これらに加えて、本実施形態では、整流板13の本体部21内には、硬質のインサート部材25がフェンダーパネルの上側からの押さえ付け方向に延びるようにして埋設されている。このため、フェンダーパネル15の上側から押さえ付け力が加わった場合でも、インサート部材25の剛性によって整流板13の変形が規制され、形状が維持されることとなる。従って、フェンダーパネル15の上側から押さえ付け力が加わった場合でも、自由端となっているフェンダーパネル15の上端縁が撓んでしまうことがない。結果として、整流板13にフェンダーパネル15の撓み防止機能を付与することができる。
また特に、整流板13のうち、断面L字状をなす部位に、前記断面L字状のインサート部材25が埋設されている。このため、整流板13が倒れてしまうことがなく、より確実に整流板13の形状が維持されやすいものとなる。その結果、上述した作用効果をより一層確実に奏せしめることができる。
さらに、前記インサート部材25を硬質樹脂材料たるポリアミドにより構成した。このため、金属等で構成した場合に比べ、整流板13の飛躍的な軽量化を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、整流板13を、フロントガラス12前部に対応して設けられるカウルルーバの両側に別体で設けられる場合について具体化しているが、カウルルーバの両側に整流板を一体的に成形することとしてもよい。この場合、カウルルーバの端縁の外観悪化を防止できるのみならず、部品点数の低減、作業工数の低減等を図ることができる。尚、この場合には、カウルルーバを構成する素材と同一又は同等の素材で整流板部を構成するのが望ましい。例えば、カウルルーバ及び整流板部の本体部をTPOにより構成し、インサート部材をPPにより構成するといった具合である。
(b)上記実施形態ではインサート部材25を板状体により構成したが、複数本のフレームを柵状或いは格子状に組み合わせることで構成してもよいし、場合によっては断面略L字状としなくてもよい。
(c)上記実施形態では、シール部材として整流機能を具備する整流板13に具体化しているが、必ずしも整流機能を具備していなくともよい。
一実施形態における自動車及び整流板の配設位置等を説明するための模式図である。 整流板を示す斜視図である。 シール構造を説明する図であって、図2のJ−J線断面端面図である。 シール構造を説明する図であって、図2のK−K線断面端面図である。 シール構造を説明する図であって、図2のL−L線断面端面図である。 シール構造を説明する図であって、図2のM−M線断面端面図である。 従来技術のシール構造の一例を示す断面模式図である。
符号の説明
12…フロントドア、13…シール部材としての整流板、14…フードパネル、15…フェンダーパネル、21…本体部、22…リップ部、25…インサート部材。

Claims (4)

  1. 少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間をシールするべく、弾性素材よりなるシール部材を用いてなるシール構造であって、
    前記フェンダーパネルの上側からの押さえ付け方向に延びる硬質のインサート部材を、前記シール部材に埋設したことを特徴とするシール構造。
  2. 少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間をシールするべく、弾性素材よりなる平面視略へ字状のシール部材を用いてなるシール構造であって、
    前記シール部材のうち、少なくともフロントガラス前角部とフェンダーパネルとの間の所定区間が、断面L字状をなすよう構成するとともに、少なくとも当該断面L字状の部位に、断面L字状の硬質のインサート部材を埋設したことを特徴とするシール構造。
  3. 前記シール部材は、フロントガラス前部に対応して設けられるカウルルーバの両側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシール構造。
  4. 前記インサート部材は、硬質樹脂材料よりなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012214183A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Toyota Motor Corp 車両用サイドピース及び車両のフロントウインドシールドガラス周りの排水構造
CN106274729A (zh) * 2016-09-07 2017-01-04 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种上安装板装饰盖结构

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