JP6026766B2 - オープニングトリムの取付構造 - Google Patents

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本発明は、オープニングトリムの取付構造に関し、詳しくは、天井材とピラーとが連続する自動車のドアの開口端を、オープニングトリムにより被覆するオープニングトリムの取付構造に関する。
従来、自動車のドアの開口端には、天井材とピラーとが連続するように配置されており、そのピラーは、ピラーガーニッシュなどにより装飾されている。また、このようなドアの開口端には、オープニングトリムが取り付けられている。
具体的には、例えば、車体のドア開口縁に沿って取付けられるトリム部と、トリム部の車室内側の側面に形成されたリップを備えたオープニングトリムを、ドア開口縁沿いに一連に形成されたフランジに覆嵌することにより取付け、そのリップによって、ルーフサイドからピラーにかけて、天井ボードおよびピラーガーニッシュの端縁を被覆する方法が、知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
また、このような自動車では、その製造時のばらつきによって、内装材(天井ボードやピラーガーニッシュ)の間に隙間が生じ、意匠性を低下させる場合がある。そこで、例えば、自動車用ウエザストリップ(オープニングトリム)において、断面U字形の取付基部の車室内側の側壁外面に、取付基部における底面寄りの位置から車室内方向へ張り出す剛性を有する根元部と、根元部の先端から反転して車室内側の側壁に向って延出し、自動車内装材端縁が当接する傾斜もしくは湾曲した当たり面を有する中空形状のリップ部とからなる衝合部を形成し、その衝合部を内装材の隙間に押し込むようにして端縁に当接させることにより、内装材の端縁を衝合させる方法が、提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−20564号公報 特開平5−238328号公報
一方、上記した特許文献1および特許文献2においては、内装材としてピラーガーニッシュが設けられるフルトリム構造が採用されているが、近年、低コスト化の観点から、ピラーガーニッシュを設けないセミトリム構造が採用される場合がある。
このような場合には、ピラーガーニッシュが設けられないので、特許文献1に記載されるようにオープニングトリムを組み付けると、ピラー部分においてリップが浮き上がり、リップが目立つことにより、見栄えを損なうという不具合がある。そのため、例えば、ピラー部分においてリップを切除することが検討されるが、処理が煩雑であるという不具合がある。
また、特許文献2に記載されるように、中空形状のリップ部を内装材の隙間に押し込むように処理すれば、切除することなく見栄えの向上を図ることができるものの、内装材の成形時に生じるばらつきによっては、リップ部を内装材の隙間の端縁に当接させることができず、やはり、見栄えを損なう場合がある。
本発明の目的は、フルトリム構造およびセミトリム構造のいずれが採用される場合においても、簡易に優れた意匠性を確保することができるオープニングトリムの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のオープニングトリムの取付構造は、天井材とピラーとが連続する自動車のドアの開口端を、オープニングトリムにより被覆するオープニングトリムの取付構造において、前記オープニングトリムは、前記開口端に沿って装着可能とされ、底部と前記底部の両端から並行に延びる一対の側部とを備える断面視略U字状のトリム部と、前記底部から一方の前記側部の外側に延び、先端部が前記一方の側部の遊端部を超えるように延びるリップ部とを備えており、前記リップ部が前記自動車の車室内側となるように、前記天井材と前記ピラーとの前記開口端に臨む端部を連続して被覆することを特徴としている。
このようなオープニングトリムの取付構造において用いられるオープニングトリムは、トリム部とリップ部とを備えており、そのリップ部の先端部は、トリム部の一方の側部の遊端部を超えるように延びている。
そのため、このようなオープニングトリムを用いれば、フルトリム構造が採用される場合には、オープニングトリムのリップ部によって、天井材およびピラー(ピラーガーニッシュ)が連続的に被覆されるので、優れた意匠性が確保される。
一方、セミトリム構造が採用される場合には、ピラーガーニッシュを有さないピラー部分において、リップ部がトリム部の遊端部を覆い隠すように配置されるので、リップ部の先端部やトリム部の遊端部が目立たず、すなわち、リップ部3を備えていないオープニングトリム1と同様の見栄えとすることができ、優れた意匠性が確保される。
また、リップ部の先端部が、トリム部の遊端部を超えるように延びるので、被覆代(ラップ代)が大きく、例えば、内装材(天井材、ピラーガーニッシュなど)の製造時や組付け時のばらつきなどにより間隙が生じる場合にも、その間隙を良好に被覆し、意匠性の向上を図ることができる。
さらに、このようなオープニングトリムの取付構造によれば、リップ部を切除することなく意匠性を確保できるので、コストおよび工数を削減することができる。
また、本発明のオープニングトリムの取付構造では、前記オープニングトリムの非装着時において、前記リップ部は、前記底部から延び、前記一方の側部から徐々に離間した後、前記一方の側部の遊端部に徐々に近づく湾曲形状に形成されており、前記リップ部の先端部は、前記一方の側部の遊端部を超えて、一対の前記側部の間の空間をそれらの延設方向に投影した時の投影面内に配置されていることが好適である。
このようなオープニングトリムの取付構造では、オープニングトリムのリップ部が、トリム部の底部から延び、一方の側部から徐々に離間した後、その遊端部に徐々に近づく湾曲形状に形成されているので、優れた押圧力を確保することができ、リップ部の捲れなどを抑制し、優れた意匠性を確保することができる。
また、オープニングトリムのリップ部の先端部が、トリム部の一方の側部の遊端部を超えて、一対の側部の間の空間をそれらの延設方向に投影した時の投影面内に配置されているので、リップ部の先端部が目立たず、より一層優れた意匠性を確保することができる。
本発明のオープニングトリムの取付構造によれば、フルトリム構造およびセミトリム構造のいずれが採用される場合にも、コストおよび工数を削減するとともに、優れた意匠性を確保することができる。
図1は、本発明のオープニングトリムの取付構造の第1実施形態(フルトリム構造が採用される自動車にオープニングトリムが取付けられる形態)の要部斜視図を示す。 図1に示すオープニングトリムの非装着時における拡大断面図を示す。 図3は、本発明のオープニングトリムの取付構造の第2実施形態(セミトリム構造が採用される自動車にオープニングトリムが取付けられる形態)の要部斜視図を示す。
図1は、本発明のオープニングトリムの取付構造の第1実施形態(フルトリム構造が採用される自動車にオープニングトリムが取付けられる形態)の要部斜視図を示す。
図1に示されるように、自動車20、具体的には、天井材21とピラー22(およびピラーガーニッシュ23)とが連続する自動車20のドア(図示せず)の開口端25には、オープニングトリム1が、備えられている。
オープニングトリム1は、押出成形などによって一本の紐状に形成される装飾用の部材であって、図示しないが、開口端25の略全周にわたって取付け可能とされている。
そして、詳しくは後述するが、オープニングトリム1が開口端25の略全周にわたって取付けられることにより、自動車20の車室内側において、天井材21とピラー22とが被覆され、意匠性が確保される。
また、オープニングトリム1にシール部11(後述)が設けられる場合には、ドア(図示せず)の閉時に、開口端25とドア(図示せず)との隙間がシールされ、防音性および耐水性が確保される。
図2は、図1に示すオープニングトリムの非装着時における拡大断面図を示す。
以下において、図1に示すオープニングトリムの取付構造に用いられるオープニングトリムについて、図2を参照して詳述する。
図2において、オープニングトリム1は、開口端25(図1参照)に沿って装着可能とされるトリム部2と、そのトリム部2から延設されるリップ部3とを備えている。
トリム部2は、分割された多数の芯材片からなる芯材4と、その芯材4の周囲に配置され、トリム部2の外形形状を画成するソリッドゴム5とからなり、断面視略U字状に形成されている。
具体的には、トリム部2は、底部6と、底部6の両端から並行に延びる一対の側部7とを備え、それら側部7の遊端部8間において開口する断面視略U字状に形成されている。
なお、以下において、2つの側部7を区別する場合には、一方側(紙面左側)の側部7を側部7aとし、また、他方側(紙面右側)の側部7を側部7bとする。
側部7bは、その延設方向において、側部7aよりわずかに長く形成されている。
また、その他の点については、トリム部2は、断面視において一対の側部7が対向する間の中央を側部7の延設方向において横切る直線を対称軸として、略線対称となるように形成されている。
また、各側部7のそれぞれには、それら側部7の対向方向内側に向かって突出する突起9が、複数(各側部7に2つ)、一体的に設けられている。
複数(2つ)の突起9は、側部7の延設方向に互いに間隔を隔てて配置されている。
突起9は、ソリッドゴム5から、先細りする形状に形成されており、やや底部6側に向かって傾斜するように、一対の側部7の対向方向における内側面から立設されている。
リップ部3は、ソリッドゴム5からなり、トリム部2の底部6から一方の側部7(側部7a)の外側に延びるように形成されている。
より具体的には、リップ部3は、側部7a側における底部6の端部から延びるように形成され、リップ部3の先端部10が、一方の側部7(側部7a)の遊端部8を、側部7aの延設方向において超えるように延設されている。
すなわち、このようなリップ部3は、側部7aの延設方向において、側部7aよりも長く形成されており、リップ部3の先端部10は、側部7aの遊端部8よりも、側部7aの延設方向に向かって突出している。
また、オープニングトリム1の非装着時において、リップ部3は、底部6から延び、一方の側部7aから徐々に離間し、側部7aの延設方向略中央に至った後、その一方の側部7aの遊端部8に徐々に近づくような湾曲形状に形成されている。そして、リップ部3の先端部10は、一方の側部7aの遊端部8を、側部7aの延設方向と直交する方向において超えて延び、一対の側部7の間の空間をそれらの延設方向に投影した時の投影面内に、配置されている。
すなわち、リップ部3は、底部6から側部7aを湾曲状にオーバーラップし、一方の側部7aの遊端部8を超えて、他方の側部7bの遊端部8に近接するように延設されている。
また、リップ部3の側面(側部7a側の側面)と、側部7aの側面(リップ部3側の側面)との間には、例えば、側部7aの肉厚と同等またはそれ以下となるような、薄い空間が、形成される。
なお、詳しくは図示しないが、このようなオープニングトリム1においては、目的および用途により、リップ部3と底部6との接続部分の肉厚を肉薄または肉厚として、リップ部3の開度(角度)を調節することができる。
また、このようなオープニングトリム1には、図2において仮想線で示すように、必要により、シール部11を備えることができる。
シール部11は、スポンジゴムからなるシール部材であって、公知の方法により断面視略C字状に形成され、その曲部が側部7bの対向方向外側に向かって膨出するように、他方側の側部7bに設けられる。
このようなシール部11は、オープニングトリム1の装着時において、車室外側に向かって膨出するように配置される(図1参照)。そして、詳しくは図示しないが、シール部11は、ドア(図示せず)の閉時において、ドア(図示せず)の外周縁が圧接され、それらの間をシールする。これにより、防音性および耐水性の向上を図ることができる。
このようなオープニングトリム1は、図1に示されるように、リップ部3が、自動車20の車室内側となるように装着され、そのリップ部3によって、天井材21とピラー22との、開口端25に臨む端部が、連続して被覆される。
より具体的には、図1に示される自動車20は、ルーフサイドレール24、ピラー22などによって、車室上部の開口端25が区画されている。
ルーフサイドレール24は、ルーフパネル(図示せず)の車幅方向両端に配置され、車両前後方向に沿って延設されている。このようなルーフサイドレール24は、車室内側に配置される内板24aと、車室外側に配置される外板24bとを備えており、それら内板24aと外板24bとが断面視略T字状となるように接合されることにより、ルーフサイドフランジ26が形成されている。
また、ピラー22は、ルーフサイドレール24から下方に延設されている。このようなピラー22は、車室内側に配置される内板22aと、車室外側に配置される外板22bとを備えており、それら内板22aと外板22bとが断面視略T字状となるように接合されることにより、ピラーフランジ27が形成されている。
そして、これらルーフサイドフランジ26と、ピラーフランジ27とは、略L字形状に一連に連なるように形成されており、それらの端部が、開口端25を形成している。
また、この自動車20において、ルーフパネル(図示せず)の車室内側面には、天井材21が設けられており、その天井材21によって、ルーフパネル(図示せず)の車室内側面が被覆されている。また、ピラー22の車室内側面には、ピラーガーニッシュ23が設けられており、そのピラーガーニッシュ23によって、ピラー22の車室内側面が被覆されている。すなわち、この自動車20では、フルトリム構造が採用されている。
このような自動車20に、オープニングトリム1を取り付けるには、まず、オープニングトリム1がルーフサイドレール24およびピラー22にわたって配置されるよう、オープニングトリム1の延びる方向において、約90°の曲げ応力を加える。これにより、自動的にリップ部3が開かれる。
そして、そのリップ部3が車室内側となるように、トリム部2を、その遊端部8間からルーフサイドフランジ26およびピラーフランジ27に挿入する。
このとき、ルーフサイドフランジ26およびピラーフランジ27が、一対の側部7に備えられる突起9により挟持され、オープニングトリム1が、ルーフサイドレール24およびピラー22に固定される。また、このときに、開口端25に臨む天井材21の端縁、および、開口端25に臨むピラーガーニッシュ23の端縁が、リップ部3により連続的に被覆される。
これにより、天井材21とピラー22とが連続する自動車20のドアの開口端25の略全周にわたって、オープニングトリム1が取付けられる。
このように、フルトリム構造が採用される場合には、オープニングトリム1のリップ部3によって、開口端25に臨む天井材21およびピラー22(ピラーガーニッシュ23)の端縁が連続的に被覆されるので、それらの端縁が目立たず、優れた意匠性が確保される。
また、このように、オープニングトリム1が開口端25の略全周にわたって取付けられることにより、ドア(図示せず)の閉時に、開口端25とドア(図示せず)との隙間がシールされ、防音性および耐水性が確保される。
図3は、本発明のオープニングトリムの取付構造の第2実施形態(セミトリム構造が採用される自動車にオープニングトリムが取付けられる形態)の要部斜視図を示す。
また、上記したオープニングトリム1は、セミトリム構造が採用される自動車20に用いることもできる。
より具体的には、図3に示される自動車20は、上記と同様、ルーフサイドレール24、ピラー22などによって、車室上部の開口端25が区画されており、ルーフサイドレール24にはルーフサイドフランジ26が、ピラー22にはピラーフランジ27が、それぞれ一連に連なるように形成されている。
そして、この自動車20においては、ルーフパネル(図示せず)の車室内側面には、天井材21が設けられており、その天井材21によって、ルーフパネル(図示せず)の車室内側面が被覆されている。
一方、ピラー22の車室内側面には、ピラーガーニッシュ23が設けられておらず、ピラー22の車室内側面が露出されている。すなわち、この自動車20では、セミトリム構造が採用されている。
このような自動車20に、オープニングトリム1を取り付けるには、上記と同様、まず、オープニングトリム1がルーフサイドレール24およびピラー22にわたって配置されるよう、オープニングトリム1の延びる方向において、約90°の曲げ応力を加える。これにより、自動的にリップ部3が開かれる。
そして、そのリップ部3が車室内側となるように、トリム部2を、その遊端部8間からルーフサイドフランジ26およびピラーフランジ27に挿入する。
このとき、ルーフサイドフランジ26およびピラーフランジ27が、一対の側部7に備えられる突起9により挟持され、オープニングトリム1が、ルーフサイドレール24およびピラー22に固定される。また、このときに、開口端25に臨む天井材21の端縁が、リップ部3により被覆されるとともに、開口端25に臨むピラー22の端縁がトリム部2によって連続的に被覆される。なお、リップ部3の先端部10は、応力(復元力)によって、トリム部2の側部7aの遊端部8を超えるように配置され、トリム部2の側部7aの遊端部が、リップ部3により被覆される。
このように、セミトリム構造が採用される場合には、ピラーガーニッシュ23を有さないピラー22部分において、リップ部3がトリム部2の遊端部8を覆い隠すように配置されるので、リップ部3の先端部10やトリム部2の遊端部8が目立たず、すなわち、リップ部3を備えていないオープニングトリム1と同様の見栄えとすることができ、優れた意匠性が確保される。
以上述べたように、このようなオープニングトリム1の取付構造によれば、フルトリム構造およびセミトリム構造のいずれが採用される場合にも、コストおよび工数を削減するとともに、優れた意匠性を確保することができる。
すなわち、このようなオープニングトリム1の取付構造において用いられるオープニングトリム1は、トリム部2とリップ部3とを備えており、そのリップ部3の先端部10は、トリム部2の一方の側部7の遊端部8を超えるように延びている。
そのため、このようなオープニングトリム1を用いれば、フルトリム構造が採用される場合には、オープニングトリム1のリップ部3によって、天井材21およびピラー22(ピラーガーニッシュ23)が連続的に被覆されるので、優れた意匠性が確保される。
一方、セミトリム構造が採用される場合には、ピラーガーニッシュ23を有さないピラー22部分において、リップ部3がトリム部2の遊端部を覆い隠すように配置されるので、リップ部3の先端部10やトリム部2の遊端部8が目立たず、すなわち、リップ部3を備えていないオープニングトリム1と同様の見栄えとすることができ、優れた意匠性が確保される。
また、リップ部3の先端部10が、トリム部2の遊端部8を超えるように延びるので、被覆代(ラップ代)が大きく、例えば、内装材(天井材21、ピラーガーニッシュ23など)の製造時や組付け時のばらつきなどにより間隙が生じる場合にも、その間隙を良好に被覆し、意匠性の向上を図ることができる。
さらに、このようなオープニングトリム1の取付構造によれば、リップ部3を切除することなく意匠性を確保できるので、コストおよび工数を削減することができる。
さらに、このようなオープニングトリム1の取付構造では、オープニングトリム1のリップ部3が、トリム部2の底部6から延び、一方の側部7(側部7a)から徐々に離間した後、その遊端部8に徐々に近づく湾曲形状に形成されているので、優れた押圧力を確保することができ、リップ部3の捲れなどを抑制し、優れた意匠性を確保することができる。
また、オープニングトリム1のリップ部3の先端部が、トリム部2の一方の側部7(側部7a)の遊端部8を超えて、一対の側部7の間の空間をそれらの延設方向に投影した時の投影面内に配置されているので、リップ部3の先端部10が目立たず、より一層優れた意匠性を確保することができる。
さらに、このようなオープニングトリム1の取付構造では、オープニングトリム1に曲げ応力を加えることにより、自動的にリップ部3を開くことができるので、組付け性に優れ、作業性よくオープニングトリム1を組付けることができる。
1 オープニングトリム
2 トリム部
3 リップ部
6 底部
7 側部
8 遊端部
10 先端部
20 自動車
21 天井材
22 ピラー
25 開口端

Claims (1)

  1. 天井材とピラーとが連続する自動車のドアの開口端を、オープニングトリムにより被覆するオープニングトリムの取付構造において、
    前記オープニングトリムは、
    前記開口端に沿って装着可能とされ、底部と前記底部の両端から並行に延びる一対の側部とを備える断面視略U字状のトリム部と、
    前記底部から一方の前記側部の外側に延び、先端部が前記一方の側部の遊端部を超えるように延びるリップ部とを備えており、
    前記リップ部が前記自動車の車室内側となるように、前記天井材と前記ピラーとの前記開口端に臨む端部を連続して被覆し、
    前記オープニングトリムの非装着時において、
    前記リップ部は、前記底部から延び、前記一方の側部から徐々に離間した後、前記一方の側部の遊端部に徐々に近づく湾曲形状に形成されており、
    前記リップ部の先端部は、前記一方の側部の遊端部を超えて、一対の前記側部の間の空間をそれらの延設方向に投影した時の投影面内に配置されている
    ことを特徴とする、オープニングトリムの取付構造。
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