JP6760741B2 - 自動車ドア用グラスラン - Google Patents

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Description

本発明は、自動車ドアのウインドフレームに配設されるグラスランに関し、特に、ウインドフレームの車室外側から組み付けられる構造の技術分野に属するものである。
自動車の側部に設けられるドアとして複数のタイプがあるが、その一つとして、ウインドガラスの周縁部を保持するウインドフレームを有するドアがある。このウインドフレームを有するドアには、ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールするためのグラスランが配設されている。
特許文献1に開示されているグラスランは、ウインドフレームに対して車室外側から組み付けられるようになっている。すなわち、ウインドフレームには、グラスラン本体が組み付けられるグラスラン取付板部が車室内外方向に延びるように設けられるとともに、グラスラン取付板部の車室内側から下方へ突出するフランジが設けられ、一方、グラスラン本体には、ウインドフレームのフランジを覆うリップが一体成形されている。リップは、ウインドフレームのフランジをその突出方向先端側から覆うように形成されており、該フランジの車室外側から内側へ延びた後、フランジの基端側にまわり込むように延びている。
また、特許文献1のグラスランのようにウインドフレームに対して車室外側から取り付けられるグラスランは、ウインドフレームの一部を車室外側から覆って隠すヒドンタイプと呼ばれるものであり、例えば車両のデザイン上の要求から採用される場合がある。
特表2008−518135号公報
ところで、特許文献1のグラスランのリップは組付完了状態でウインドフレームのフランジを覆うものであることから目に付きやすい部分である。従って、組付完了状態でフランジに対する動きを防止し、かつ、不要な変形を防止するためにリップの剛性を高めに設定するのが好ましい。
しかしながら、車室外側から組み付けられるグラスランの場合、グラスラン本体を組み付けるためのグラスラン取付板部が車室内外方向に延びているのに対し、フランジは上下方向に延びており、グラスラン取付板部とフランジの延びる方向が全く異なっている。このため、上述したように、グラスラン本体を車室外側から移動させてグラスラン取付板部に組み付ける第1の工程の後、リップをフランジに組み付ける第2の工程が必要になる。
ところが、上述したように組付完了状態での動き及び変形を防止する必要性があることからリップの剛性を高く設定していると、第1の工程と、第2の工程の両方で以下に述べるような組付上の問題が生じる恐れがある。
すなわち、第1の工程では、グラスラン本体を車室外側から内側へ向けて移動させてグラスラン取付板部に組み付けるのであるが、このとき、リップがフランジの車室外側の面に接触するのでリップによって車室外側への反発力が発生する。上述したようにリップの剛性を高く設定しているとリップの反発力が大きくなり、この大きな反発力は、グラスラン本体の組付方向とは反対側(車室外側)に働くので、グラスラン本体の組付力が増加し、組付作業性が悪化するという問題が発生する。特に、グラスランの成形後の形状と組付後の形状とが異なっていてリップの反発力が大きく発生するような形状差がある場合にはより一層顕著な問題となる。
また、第2の工程では、リップをフランジに組み付けるのであるが、既にグラスラン本体が取付板部に取り付けられているので、グラスラン本体はドアフレームに対して殆ど動かない状態となっている。このとき、リップがフランジの車室外側に位置しており、この状態からリップを開くように変形させ、開いた形状を維持しつつ、そのリップを、フランジの突出方向先端側を通して車室内側へ持っていく必要がある。この場合に、上述したようにリップの剛性を高く設定していると、リップを開こうとするとき、及び開いた形状を維持するのに要する力が増大して組付作業性が悪化するという問題が発生する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドアフレームに車室外側から組み付けられるグラスランに、ドアフレームのフランジを覆うリップを一体成形する場合に、組付完了後におけるリップの動きや変形を防止可能な剛性をリップに確保しながら、グラスランの組付作業性を良好にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、リップの全体としての剛性を低下させないように該リップの一部に凹部を形成し、この凹部を形成した部分を組付時に変形の起点となるようにした。
第1の発明は、
自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
上記自動車ドア用グラスランは、
上記ウインドフレームに形成された車室外側へ延びるグラスラン取付板部に組み付けられるグラスラン本体と、
上記グラスラン本体に一体成形され、上記ウインドフレームに形成された上記ウインド開口内へ向けて突出するフランジを覆う弾性材からなるリップとを備え、
上記リップは、上記フランジの車室外側から該フランジの突出方向先端側及び該フランジの車室内側に達するように屈曲形成され、
上記リップにおける上記フランジの突出方向先端側を覆う部分の内面には、凹部が形成され
上記リップの上記凹部は、該リップを上記フランジに組み付ける際に該リップに対して開き方向の力を加えるための組付補助部材が収容される収容部を構成していることを特徴とする。
この構成によれば、グラスランをウインドフレームに組み付ける際には、まず、グラスラン本体をウインドフレームに対して車室外側から内側に移動させる。グラスラン本体を車室内側に移動させる際、リップが、例えばウインドフレームのフランジの車室外側の面等に接触することがある。このとき、リップの内面に凹部が形成されているので、この凹部の形成された部分を起点としてリップが変形し易くなっており、従って、フランジの車室外側の面等に接触した際にリップの反発力が低下する。これにより、グラスラン本体をウインドフレームのグラスラン取付板部に組み付ける際にリップの反発力がグラスラン本体の組付方向とは反対側に働いたとしても、組付力の増加は僅かなものとなる。
その後、リップをウインドフレームのフランジに組み付ける際には、リップを開くように弾性変形させるのであるが、このとき、凹部の形成された部分が起点となって少ない力で変形させてフランジの車室内側まで容易に持っていくことが可能になる。
つまり、組付完了状態でのリップの動きや変形を防止すべくリップの剛性を高めたとしても、リップに凹部を形成することによってウインドフレームへの組付時における組付力の増大が抑制されるので、組付作業性が良好になる。
また、凹部の形成箇所はリップの内面であることから外部には見えず、凹部の形成によって見栄えが悪化することはない。
さらに、凹部はリップの一部に形成されているだけなので、リップの他の部分の肉厚を厚くする等の手段によってリップ全体としての剛性は十分に確保可能であり、組付完了状態でのリップの動きや変形は効果的に防止される。
また、リップを開いてフランジに組み付ける際に組付補助部材を凹部に収容しておくことで、組付補助部材を利用してリップに開き方向の力を容易に加えることが可能になる。これにより、組付作業性がより一層良好になる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記リップにおける凹部の形成された部分は、該リップの車室外側部に比べて薄肉であることを特徴とする。
この構成によれば、リップにおける凹部の形成された部分が薄肉になるので、リップの変形に要する力が確実に低下する。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記リップは、上記ウインドフレームの上記ウインド開口の周縁部に沿って延びるように連続して形成され、
上記凹部は、上記リップの長手方向に連続する溝状をなしていることを特徴とする。
すなわち、グラスランがウインド開口の周縁部に沿って延びるものであることから押出成形によって長手方向に同一断面を有するグラスランを得ることができる。押出成形する際には、リップの凹部がグラスランの長手方向に連続して溝状になる。つまり、凹部を有するリップが押出成形によって容易に得られる
の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記リップの上記凹部には、該リップを上記フランジに組み付ける際に該リップに対して開き方向の力を加えるための紐状部材が収容されることを特徴とする。
この構成によれば、リップの凹部に紐状部材を収容しておくことで、フランジへの組付時に紐状部材が邪魔になることはない。そして、紐状部材を作業者が引っ張ることによりリップに対してその外部から開き方向の力を容易に加えることが可能になる。
また、凹部に紐状部材を収容しているので、紐状部材を引っ張った際にリップにおける凹部の形成された部分に紐状部材による力が集中して作用することになる。これにより、凹部の形成された部分が起点となってリップが確実に開くようになる。
の発明は、第の発明において、
上記紐状部材が上記リップの上記凹部に収容された状態で固着していることを特徴とする。
この構成によれば、紐状部材とグラスランとを一体化した状態でウインドフレームに組み付けることが可能になるので、組付前や組付途中において紐状部材がグラスランから脱落したり、所定位置からずれてしまうことがなくなる。
第1の発明によれば、ウインドフレームに対して車室外側から組み付けられるグラスラン本体に、ウインドフレームのフランジを覆うように屈曲形成されたリップを一体成形し、該リップにおけるフランジの突出方向先端側を覆う部分の内面に凹部を形成したので、組付完了後におけるリップの動きや変形を防止可能な剛性をリップに確保しながら、グラスランの組付作業性を良好にすることができる。
また、リップに対して開き方向の力を加えるための組付補助部材をリップの凹部に収容することができるので、組付補助部材を利用して組付作業性をより一層良好にすることができる。
第2の発明によれば、リップにおける凹部の形成された部分を薄肉にすることができるので、リップの変形に要する力を確実に凹部で低下させることができ、リップがその車室外側部で折れ曲がることなどがなく、グラスランの組付作業性をより一層良好にすることができる。
第3の発明によれば、リップに凹部が形成されたグラスランを押出成形によって効率よく得ることができる
の発明によれば、リップの凹部に紐状部材を収容することができるので、フランジへの組付時に紐状部材が邪魔になることはなく、紐状部材を作業者が引っ張ることによりリップに対してその外部から開き方向の力を容易に加えることができる。そして、紐状部材を引っ張った際には、リップにおける凹部の形成された部分に紐状部材による力を集中して作用させることができる。これにより、凹部の形成された部分が起点となってリップが確実に開くようになるので、組付作業性をより一層良好にすることができる。
の発明によれば、紐状部材とグラスランとを一体化した状態でウインドフレームに組み付けることができるので、組付前や組付途中において紐状部材がグラスランから脱落したり、所定位置からずれてしまうことがなくなり、組付作業性をより一層良好にすることができる。
実施形態に係る自動車ドア用グラスランを備えた自動車ドアを車室外側から見た図である。 図1におけるII−II線断面図である。 成形後のグラスランを示す図2に相当する断面図である。 グラスランの組付開始時を示す図2に相当する断面図である。 グラスラン本体を組み付けた直後を示す図2に相当する断面図である。 リップを開いた状態を示す図2に相当する断面図である。 実施形態の変形例1に係る図2に相当する断面図である。 実施形態の変形例2に係る図5に相当する断面図である。 実施形態の変形例2に係る図6に相当する断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(ドアの構成)
図1は、本発明の実施形態に係る自動車ドア用グラスラン20を備えた自動車ドア1を車室外側から見た側面図である。この自動車ドア1は、自動車(図示せず)の側部において前側に配設されるフロントドアであり、自動車の側部において前側に形成された開口部(図示せず)を開閉する。図示しないが、自動車の側部にリヤドアが配設されている場合には、リヤドアに設けられるグラスランにも本発明を適用することができる。
尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
自動車ドア1は、該自動車ドア1の略下半部を構成するドア本体2と、略上半部を構成するウインドフレーム3とを有している。ドア本体2の前端部は、図示しないが、上下方向に延びる回動軸を有するヒンジを介して車体のピラーに取り付けられている。ドア本体2は、鋼板等からなるインナパネル(図示せず)とアウタパネル2aとで構成されており、内部には、昇降動作するウインドガラス4や、ウインドガラス4を昇降動作させるための昇降装置(図示せず)等が収容可能になっている。
ウインドフレーム3は、ウインドガラス4の周縁部を保持するサッシュとして機能するものであり、ウインド開口7を形成するように延びている。ウインドフレーム3によって形成されているウインド開口7がウインドガラス4によって開閉されるようになっている。この実施形態のウインドフレーム3は、図2に示すように鋼板等をプレス成形してなる第1パネル材5及び第2パネル材6を組み合わせて構成されたものである。尚、ウインドフレーム3は、例えばロール成形法によって構成されたものであってもよい。
図1に示すように、ウインドフレーム3は、前側フレーム部3aと、後側フレーム部3bと、フレーム上辺部3cとで構成されている。前側フレーム部3aは、ドア本体2の上縁における前部から上方へ突出している。後側フレーム部3bは、ドア本体2の上縁における後部から上方へ延びている。後側フレーム部3bの方が前側フレーム部3aよりも上方まで延びている。フレーム上辺部3cは、前側フレーム部3aの上端から後側フレーム部3bの上端まで、車体のルーフ側縁部(図示せず)に沿って前後方向に延びている。尚、フレーム上辺部3cの形状は図示した形状に限られるものではなく、全体的に上方へ向けて湾曲した形状であってもよいし、湾曲部の位置やフレーム上辺部3cの傾斜角度も車体のルーフ形状に対応するように任意に設定することができる。
ウインドフレーム3の前側フレーム部3aの前方には、ドアミラー(図示せず)が取り付けられるドアミラー取付部3dが設けられている。ドアミラー取付部3dの上縁部は、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3cの前端部と連続するように形成されている。
図2に示すように、ウインドフレーム3には、車室外側へ延びるグラスラン取付板部10と、ウインド開口7(図1に示す)内へ向けて突出する内周側フランジ11とが形成されている。内周側フランジ11はウインド開口7内へ向けて突出しているため、フレーム上辺部3cにおいては下方へ突出することになる。前側フレーム部3a及び後側フレーム部3bにおいても同様な構造とすることもでき、この場合は後方へ向けて突出することになり、後側フレーム部3bにおいては前方へ向けて突出することになる。なお、前側フレーム部3a及び後側フレーム部3bはフレーム上辺部3cとは相違した構造であってもよい。
ウインドフレーム3を構成している第1パネル材5及び第2パネル材6は、該ウインドフレーム3の内部に中空部Rを区画形成するように構成されている。すなわち、車室内側の第1パネル材5の上下方向中間部には車室内側へ膨出する内側膨出部5aが形成されている。車室外側の第2パネル材6の上下方向中間部には車室外側へ膨出する外側膨出部6aが形成されている。第1パネル材5におけるウインド開口7内側には、該ウインド開口7内へ向けて延びる内側板部5bが形成されている。第2パネル材6におけるウインド開口7内側には、該ウインド開口7内へ向けて延びる内側板部6bが形成されている。第1パネル材5におけるウインド開口7外側には、車室外側へ向けて延びる外側板部5cが形成されている。第2パネル材6におけるウインド開口7外側には、車室外側へ向けて延びる外側板部6cが形成されている。
そして、第1パネル材5の内側板部5bと、第2パネル材6の内側板部6bを車室内外方向に重ねて接合するとともに、第1パネル材5の外側板部5cと、第2パネル材6の外側板部6cを上下方向に重ねて接合することにより、外側膨出部6aと内側膨出部5aとが合わさって中空部Rが区画形成される。また、第1パネル材5の内側板部5bと第2パネル材6の内側板部6bにより内周側フランジ11が構成される。さらに、第1パネル材5の外側板部5cと第2パネル材6の外側板部6cによりグラスラン取付板部10が構成される。グラスラン取付板部10の上側を構成している第1パネル材5の外側板部5cには、一部分を上方へ切り起こすことによって得られた切り起こし部5dが設けられている。切り起こし部5dの基端部は外側板部5cの車室外側に位置しており、切り起こし部5dはその基端部から車室内側へ行くほど上に位置するように傾斜している。
(グラスランの構成)
グラスラン20は、ウインドフレーム3の少なくとも車室外側を覆い隠す、いわゆるヒドンタイプであり、詳細は後述するが、ウインドフレーム3に対して車室外側から組み付けられ、ウインドフレーム3とウインドガラス4との間をシールするためのシール材として機能する。グラスラン20は、ウインドフレーム3の外面であるグラスラン取付板部10の外面と、内周側フランジ11も覆うように形成されている。
グラスラン20は、ウインドフレーム3のグラスラン取付板部10に組み付けられるグラスラン本体21と、グラスラン本体21に一体成形されたインナー側装飾リップ22とを備えている。グラスラン本体21の上部には、芯材23が設けられている。この芯材23と、グラスラン本体21の芯材23以外の部分とでは、材質が異なっている。具体的には、芯材23の材料としては、例えば硬質樹脂(例えばタルクやガラス繊維を混合した樹脂)、アルミニウム合金、鋼材、ステンレス鋼等を使用することができる。グラスラン本体21の芯材23以外の部分の材料としては、例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)やTPO(オレフィン系エラストマー)等のように、芯材23よりも軟らかく弾性を有する材料を使用することができる。また、インナー側装飾リップ22は、本発明のリップに相当するものであり、上記EPDMやTPO等で構成することができる。上記EPDMやTPOは、発泡材であってもよいし、ソリッド材であってもよい。
グラスラン20は、押出成形された押出成形部と、型成形された型成形部とが組み合わされてなるものである。図1に示すように、グラスラン20のグラスラン上辺部21と前側グラスラン縦辺部22との境界部分において、境界線L1、L2(一点鎖線で示す)で挟まれた部分は型成形部である。さらに、グラスラン20のグラスラン上辺部21と後側グラスラン縦辺部23との境界部分において、境界線L3、L4(一点鎖線で示す)で挟まれた部分は型成形部である。上記以外の部分は押出成形部である。
図2に示すように、グラスラン本体21の芯材23には、ウインドフレーム3のグラスラン取付板部10が差し込まれる差込口21aが車室内側に開口するように形成されており、この差込口21aはグラスラン本体21の車室内面において、グラスラン取付板部10の延びる方向に長いスリット状をなしている。
グラスラン本体21の芯材23は、車室内外方向に延びる外板部23aと、外板部23aの車室外側端部から下方へ延びる端板部23bと、端板部23bの下端部から上記外板部23aと略平行に車室内側へ延びる内板部23cとで構成され、車室内側に開放した略コ字状断面を有する部材からなる。芯材23の車室内側への開放部分が、上記差込口21aとなっている。従って、ウインドフレーム3のグラスラン取付板部10は、芯材23の開放部分から該芯材23の内部に差し込まれることになり、このとき、芯材23の外板部23aと内板部23cとが車室内外方向に延びているので、グラスラン取付板部10の差込方向は車室内外方向になる。グラスラン取付板部10は、芯材23に対して深く差し込まれるようになっており、差込状態でグラスラン取付板部10の車室外側端部が芯材23の端板部23bに当接する。
芯材23の外板部23aの下面には、車室内外方向中間部に下方へ突出する第1突部23dが形成されている。この第1突部23dには、差込状態にあるグラスラン取付板部10の切り起こし部5dが車室外側から当接して係合する。また、芯材23の内板部23cの上面には、上方へ突出する第2突部23e、23e、23eが車室内外方向に互いに間隔をあけて形成されている。第2突部23e、23e、23eは、差込状態にあるグラスラン取付板部10の下面に当接する。
グラスラン本体21は、内側シール板部24、上部リップ25、突条部26及び外側シールリップ27を有しており、これら内側シール板部24、上部リップ25、突条部26及び外側シールリップ27は芯材23に一体成形されている。
内側シール板部24は、芯材23の内板部23cの下面において車室内側の端部から下方へ延びている。内側シール板部24の下端部は、外側シールリップ27の下端部よりも下に位置付けられている。内側シール板部24は、下側へ行くほど車室内側に位置するように傾斜している。内側シール板部24の車室外面には、第1内側シールリップ24aが車室外側へ延びるように形成されている。内側シール板部24の車室外面における第1内側シールリップ24aよりも下側には、第2シールリップ24bが車室外側へ延びるように形成されている。第1内側シールリップ24a及び第2シールリップ24bは、車室外側へ行くほど上に位置するように傾斜しており、ウインドガラス4の車室内面に接触するようになっている。また、内側シール板部24の車室内側の面は、ウインドフレーム3の第2パネル材6の外側膨出部6aと対向するように配置される。
上部リップ25は、芯材23の外板部23aの上面における車室内外方向中間部から上方へ突出するように形成されており、上側へ行くほど車室外側に位置するように傾斜している。上部リップ25は、自動車ドア1が閉状態にあるときに、車体パネル(図示せず)に接触して車体と自動車ドア1との間をシールするためのものである。突条部26は、芯材23の外板部23aの下面における車室内側の端部から下方へ突出するように形成されている。突条部26の突出方向先端部は、差込口21aに差し込まれた状態のグラスラン取付板部10の上面に当接し、これにより、グラスラン取付板部10と芯材23との間がシールされる。
外側シールリップ27は、芯材23の端板部23bの車室外側面に一体化されており、下方へ延びている。外側シールリップ27の下側には、車室内側へ屈曲して上方へ突出するガラス接触部27aが設けられている。このガラス接触部27aは、ウインドガラス4の車室外面に接触するようになっている。
インナー側装飾リップ22は、内周側フランジ11の車室外側から該内周側フランジ11の突出方向先端側及び該内周側フランジ11の車室内側に達するように屈曲形成されている。具体的には、インナー側装飾リップ22は、内側シール板部24の下端部から下方へ延びる車室外側部22aと、車室外側部22aの下端部から車室内側へ延びる下側部22bと、下側部22bの車室内側の端部から上方へ延びる車室内側部22cとを有し、車室外側部22a、下側部22b及び車室内側部22cによって上方に開放するU字に近い断面形状となっている。インナー側装飾リップ22の車室外側部22aは、内周側フランジ11の車室内側の面と対向するように配置されて該面を覆う部分である。車室外側部22aは内周側フランジ11に接触させてもよい。インナー側装飾リップ22の下側部22bは、内周側フランジ11の下端部と対向するように配置されて該下端部を覆う部分である。下側部22bと内周側フランジ11の下端部との間には隙間ができているが、この隙間は無くしてもよい。インナー側装飾リップ22の車室内側部22cは、内周側フランジ11の車室外側の面と対向するように配置されて該面を覆うとともに、内側膨出部5aの下部も覆う部分である。車室内側部22cの上端部は内側膨出部5aの下部に当接するようになっている。車室内側部22cの略上半部は、車室内側へ向けて湾曲している。このように、インナー側装飾リップ22によって内周側フランジ11を覆うことで内周側フランジ11が露出しなくなり、外観見栄えが良好になるとともに、乗員等が内周側フランジ11に触れないようにして安全性を高めることができる。
インナー側装飾リップ22における内周側フランジ11の突出方向先端側を覆う部分の内面には、凹部22dが形成されている。この実施形態では、凹部22dが、インナー側装飾リップ22の下側部22bと車室内側部22cとの境界部分に形成されており、この凹部22dの形成された部分は、インナー側装飾リップ22の他の部分、即ち凹部22dの形成されていない部分に比べて薄肉である。インナー側装飾リップ22は、ウインドフレーム3のウインド開口7の周縁部に沿って延びるように連続して形成されており、従って、凹部22dは、インナー側装飾リップ22の長手方向に連続する溝状をなしている。凹部22dの形成により、インナー側装飾リップ22を開く方向(図6に矢印Cで示す方向)に外力を加えると、凹部22dの形成された部分が起点となって少ない力で開くようになる。
グラスラン20の成形後の形状は図3に示すようになっており、ウインドフレーム3への組付が完了した形状(図2に示す)に比べて、内側シール板部24の傾斜角度が緩やかになっている。つまり、内側シール板部24と芯材23の内板部23cとのなす角度が組付完了時よりも大きくなった状態で成形されている。その理由は、製造を容易にするためと、組付完了時において内側シール板部24の弾性力によって内側シール板部24及び芯材23がウインドフレーム3にしっかりと接触して組み付けられるようにするためある。
(グラスランの組付方法)
次に、上記のように構成されたグラスラン20をウインドフレーム3に組み付ける方法について説明する。まず、図4に示すように、図3の形状で成形されたグラスラン20をウインドフレーム3の車室外側に配置し、グラスラン20の差込口21aと、ウインドフレーム3のグラスラン取付板部10の先端とを対向させる。その後、図4に白抜きの矢印Aで示すように、グラスラン20をウインドフレーム3の車室内側へ相対的に移動させ、グラスラン取付板部10を差込口21aに差し込む。このとき、グラスラン取付板部10の切り起こし部5dに接しながら沿うようにして芯材23の第1突部23dが車室内側へ移動して切り起こし部5dを乗り越えていく。図5に示すように、グラスラン取付板部10が差込口21aに完全に差し込まれると、グラスラン取付板部10の切り起こし部5dが芯材23の第1突部23dに車室外側から当接して係合し、グラスラン取付板部10の抜けが阻止されてグラスラン本体21がグラスラン取付板部10に組み付けられる。
グラスラン取付板部10を差込口21aに差し込む際、その途中段階からインナー側装飾リップ22の車室内側部22cがウインドフレーム3の内周側フランジ11の車室外側の面にあたる内側板部6bや外側膨出部6a等に接触し、そのときに発生する反発力がグラスラン20に対して車室外側、即ち差込口21aへの差込方向とは反対側(図5に矢印Bで示す方向)に働くことになる。この実施形態では、インナー側装飾リップ22に凹部22dを形成しているので、車室内側部22cが内周側フランジ11等に接触した際に、図5に示すように凹部22dの形成された部分を起点にして小さい力で弾性変形する。このため、図3のような、内側シール板部24が外側シールリップ27から大きく離れ、特に第1内側シールリップ24aとガラス接触部27aの間に大きな空間がある形状で成形していたとしても、インナー側装飾リップ22による反発力が小さくなり、グラスラン取付板部10を差込口21aに差し込む際に要する力が小さくて済む。また、グラスラン取付板部10の切り起こし部5dが芯材23の第1突部23dに車室外側から当接して係合した後でも、インナー側装飾リップ22による反発力でグラスラン20がグラスラン取付板部10から外れようとせず、よってグラスラン20の姿勢は安定するとともに、グラスラン取付板部10へも不要な力を与えることがないため、この位置の損傷を防ぐことができる。
次いで、図6に示すように、インナー側装飾リップ22をウインドフレーム3の内周側フランジ11に組み付ける。インナー側装飾リップ22を組み付ける際には、図6に矢印Cで示す方向に外力を加え、インナー側装飾リップ22を開く。例えば、インナー側装飾リップ22の車室内側部22cを手で持ったり、工具等を使用して車室内側部22cに力を加えていく。このとき、凹部22dの形成された部分が起点となって少ない力で変形させることができるので、インナー側装飾リップ22の車室内側部22cを内周側フランジ11の車室内側まで容易に持っていくことができる。また、凹部22dが確実に起点となるため、作業の安定化が図られる。
そして、インナー側装飾リップ22では、車室外側部22aの方が凹部22dよりも厚肉(凹部22dの方が車室外側部22aよりも薄肉)のため、前述したようにインナー側装飾リップ22に対して組付作業をしていても車室外側部22aが折れ曲がってしまうことはない。また、内側シール板部24はインナー側装飾リップ22の車室外側部22aと連続しており、これらの肉厚は略同じにしている。従って、インナー側装飾リップ22への作業時に内側シール板部24が不用意に折れ曲がることもない。
なお、インナー側装飾リップ22の車室内側部22cは、その先端が凹部22dよりも厚肉となっており、これによって後述する装飾性や組付作業性の良好さが発揮されている。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、ウインドフレーム3に対して車室外側から組み付けられるグラスラン本体21に、ウインドフレーム3の内周側フランジ11を覆うように屈曲形成されたインナー側装飾リップ22を一体成形し、該インナー側装飾リップ22における内周側フランジ11の突出方向先端側を覆う部分の内面に凹部22dを形成したので、組付完了後におけるインナー側装飾リップ22の装飾性(動きや変形を防止可能な剛性)をインナー側装飾リップ22に確保しながら、グラスラン20の組付作業性を良好にすることができる。
また、凹部22dの形成箇所はインナー側装飾リップ22の内面であることから外部には見えず、凹部22dの形成によって見栄えが悪化することはない。
さらに、凹部22dはインナー側装飾リップ22の一部に形成されているだけなので、インナー側装飾リップ22の他の部分の肉厚を厚くする等の手段によってインナー側装飾リップ22全体としての剛性は十分に確保可能であり、組付完了状態でのインナー側装飾リップ22の動きや変形は効果的に防止される。
(その他の実施形態)
図7に示す実施形態の変形例1のように、インナー側装飾リップ22の凹部22dを、下側部22bと車室外側部22aとの境界部分に形成してもよい。また、図示しないが、インナー側装飾リップ22の凹部22dを、下側部22bと車室外側部22aとの境界部分と、下側部22bと車室内側部22cとの境界部分の両方に形成してもよい。
図8及び図9に示すように、インナー側装飾リップ22をウインドフレーム3の内周側フランジ11に組み付ける際には、紐状部材50を使用してもよい。紐状部材50は、インナー側装飾リップ22を内周側フランジ11に組み付ける際に該インナー側装飾リップ22に対して開き方向の力を加えるための組付補助部材である。紐状部材50の長手方向中間部をインナー側装飾リップ22の凹部(収容部)22dに収容しておき、紐状部材50の両端部をインナー側装飾リップ22の長手方向の両端部から外方へ延ばしておく。このとき、紐状部材50の両端部をインナー側装飾リップ22の長手方向の両端部から外方へ延ばしておかなくてもよい。
そして、インナー側装飾リップ22を開く工程で、紐状部材50の一方の端部又は両端部を作業者が手で持つ等して下方へ引っ張り、図9に示すようにインナー側装飾リップ22を開く。このとき、凹部22dに紐状部材50を収容しているので、紐状部材50を引っ張った際にインナー側装飾リップ22における凹部22dの形成された部分に紐状部材50による力が集中して作用することになる。これにより、凹部22dの形成された部分が起点となってインナー側装飾リップ22が確実に開くようになる。また、インナー側装飾リップ22の凹部22dに紐状部材50を収容しておくことで、内周側フランジ11への組付時に紐状部材50が邪魔になることはない。紐状部材50は、例えば金属、化繊、木綿、ゴム材等からなるものを使用することができ、長く可撓性を有する部材であればよい。
また、紐状部材50はインナー側装飾リップ22の凹部22dに収容された状態で、該凹部22dの内面に固着させてもよい。例えば、グラスラン20の成形時に紐状部材50を同時成形することで、グラスラン20の凹部22d近辺に一体成形することができる。この場合は、特に凹部22dを形成している車室外側の壁部(インナー側装飾リップ22の肉厚が急激に変化している部分)22doよりも車室内側に紐状部材50が一体化されているのが望ましい。また、凹部22dが形成されている部分に紐状部材50を一体化することもできる。凹部22dが形成されている部分で一体化されていると、紐状部材50の一部又は全体を凹部22dに収容することができ、凹部22dを備えていない場合と比較してグラスラン20の組み付けの際に、前述したとおりインナー側装飾リップ22による反発力を低くでき、煩わしさを低減できる。
紐状部材50の一体成形により、組付前や組付途中において紐状部材50がグラスラン20から脱落したり、所定位置からずれてしまうことがなくなる。紐状部材50を引っ張ることでインナー側装飾リップ22を開くことができ、このときの引っ張り力によって紐状部材50がインナー側装飾リップ22から外れる。
また、紐状部材50の代わりに、例えばヘラや棒のような組付補助部材を凹部22dに入れ、この組付補助部材を利用して外方からインナー側装飾リップ22を開くように力を作用させてもよい。
また、本発明は、型成形部にも適用することができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る自動車ドア用グラスランは、ウインドフレームに車室外側から組み付けて使用することができる。
1 自動車ドア
3 ウインドフレーム
4 ウインドガラス
7 ウインド開口
10 グラスラン取付板部
11 内周側フランジ
20 自動車ドア用グラスラン
21 グラスラン本体
22 インナー側装飾リップ
22d 凹部
50 紐状部材(組付補助部材)

Claims (5)

  1. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームに車室外側から組み付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記自動車ドア用グラスランは、
    上記ウインドフレームに形成された車室外側へ延びるグラスラン取付板部に組み付けられるグラスラン本体と、
    上記グラスラン本体に一体成形され、上記ウインドフレームに形成された上記ウインド開口内へ向けて突出するフランジを覆う弾性材からなるリップとを備え、
    上記リップは、上記フランジの車室外側から該フランジの突出方向先端側及び該フランジの車室内側に達するように屈曲形成され、
    上記リップにおける上記フランジの突出方向先端側を覆う部分の内面には、凹部が形成され
    上記リップの上記凹部は、該リップを上記フランジに組み付ける際に該リップに対して開き方向の力を加えるための組付補助部材が収容される収容部を構成していることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  2. 請求項1に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記リップにおける凹部の形成された部分は、該リップの車室外側部に比べて薄肉であることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  3. 請求項1または2に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記リップは、上記ウインドフレームの上記ウインド開口の周縁部に沿って延びるように連続して形成され、
    上記凹部は、上記リップの長手方向に連続する溝状をなしていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記リップの上記凹部には、該リップを上記フランジに組み付ける際に該リップに対して開き方向の力を加えるための紐状部材が収容されることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  5. 請求項に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    上記紐状部材が上記リップの上記凹部に収容された状態で固着していることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
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