JP2014162283A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ビードコアへの水分の浸透を抑制された空気入りタイヤ1の提供。
【解決手段】タイヤ周方向に環状のビードコア17が配置されたビード部4を有する空気入りタイヤ1であって、インナーライナ10、チェーファゴム11、ビードベース24、及び、インナーライナ10とチェーファゴム11との間に介装されたゴムシート13、を備えており、タイヤ1の中心軸を含む平面に沿った断面において、上記インナーライナ10の端部10cが、ビードベース24におけるリム40の表面と密着する範囲である嵌合領域CPの端部位置CEより、タイヤ軸方向外方に位置しており、インナーライナ10の厚さが、少なくとも上記嵌合領域の端部位置では、1.0mm以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
図6には、従来の重荷重用空気入りタイヤ51のビード部52が示されている。図示のごとく、従来のタイヤ51は、一般的に、インナーライナ53の端部53aがビードトゥー部54(近傍)に位置している。インナーライナ53は、空気及び水分の浸透を阻止する作用を有する。
タイヤ51は、リム組みされ且つインフレートされた状態で、ビードベース55のビードトゥー54側はリム40の表面と密着しない。リム40の表面に密着しているビードヒール側の部分を嵌合領域CAと呼ぶ。リムに密着していない範囲を非嵌合領域NCと呼ぶ。この非嵌合領域NCと上記嵌合領域CAとの境の部位を「嵌合端CE」と呼ぶ。
タイヤ51は、例えば雨ざらし状態で長期保管されると、ビードコア(以下、単にコアともいう)56が錆びることがある。これは、水分がタイヤ51の内側に長期間付着し、この水分が、前述した非嵌合領域NCに進入し、チェーファゴム57に浸透してビードコア56に至ることが一因と考えられる。ビードコア56が錆びると、カーカスプライ58との間でフレッティング(擦れ)が生じるおそれがある。この場合、CBU(ケースブレーキングアップ)が生じる可能性がある。
CBUとは、上記カーカスプライ58の図示しないコードの強度低下及び繰り返し変形により、このコードが疲労して破断する現象である。CBUは、タイヤ51の外傷などから生じたカーカスプライ58のコードの錆び等に起因する。
車両の雨天走行中においても、CBUが発生するおそれがある。これは、水分が、ビード部52の上記嵌合端CEとインナーライナ53の端部53aとの間から、ビードコア56にまで透過して来る可能性があるからである。
図6及び図7に示されたタイヤ51、61では、そのビード部52の軸方向外方に、スチールコードが配列された補強フィラー59、62が設けられている。図6に示されたタイヤ51では、上記補強フィラー59が、ビードコア56の軸方向外方から内方にかけて覆っている。一般的に、その両端59a、59bは、いずれもビードコア56より径方向外方に位置している。
一方、図7に示されたタイヤ61では、上記補強フィラー62の径方向内端62aは、ビードヒール60側であって、ビードコア56の径方向内側にある。これを「ショートフィラー構造」と呼ぶ。これに対し、図6における断面U字状に配設された補強フィラー59を有するタイヤ51を、ここでは「U字フィラー構造」と呼ぶ。図7のショートフィラー構造では、ビードコア56の下部は補強フィラー62によって覆われていない。ショートフィラー構造のタイヤ61では、ビードコア56の内側に補強フィラー62の部分が存在しない。このため、図6のタイヤ51に較べて、水分がビードコア56へ浸透し易い。両タイヤ51、61は、上記フィラー構造の相違を除いては、互いに同一の構成を有している。従って、図7において、図6のタイヤ51と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
一方、タイヤのビード部の耐久性に関連する技術としては、以下の先行文献に開示されたものが知られている。
特開2006−256557号公報には、エア保持性及びビード部の耐久性の向上を目的として、耐酸素透過性及び耐屈曲性に優れた空気遮断層が、ビードトゥ部を中心にビード部周辺に設けられたタイヤが提案されている。
特開2011−105076号公報には、ビード耐久性の維持及び成型不良の抑制を目的として、インナーライナの径方向内端とインナーサイドウォールゴム層の径方向内端との離間距離を規定することが提案されている。
特開2004−168244号公報には、エア保持性の向上及びビード部耐久性の向上を目的として、ビードトゥ部に特別なトゥゴムを設けたタイヤが提案されている。
上記いずれの公報の技術も、ビードベース側からビードコアへの水分の透過を阻止することを目的としたものではなく、その効果も期待できない。
特開2006−256557号公報 特開2011−105076号公報 特開2004−168244号公報
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、ビードコアへの水分の浸透を抑制することにより、ビード部の耐久性が向上した空気入りタイヤの提供を目的としている。
本発明に係る空気入りタイヤは、
タイヤ周方向に環状のビードコアが配置されたビード部を有する空気入りタイヤであって、
インナーライナ、チェーファゴム及びビードベースを備えており、
タイヤの中心軸を含む平面に沿った断面において、上記インナーライナの端部が、ビードベースにおけるリムの表面と密着する範囲である嵌合領域の端部位置より、タイヤ軸方向外方に位置しており、
インナーライナの厚さが、少なくとも上記嵌合領域の端部位置では、1.0mm以上である。
好ましくは、上記インナーライナとチェーファゴムとの間に、ゴムシートが介装されている。
好ましくは、上記ゴムシートの配合は、基材ゴムにおける天然ゴムの割合が70%以上である。
好ましくは、上記ゴムシートの複素弾性率E*が、3Mpa以上7Mpa以下である。
好ましくは、上記ゴムシートの厚さが、0.5mm以上2.5mm以下である。
好ましくは、タイヤの中心軸を含む平面に沿った断面において、上記ゴムシートのタイヤ軸方向内方に位置する端部が、上記チェーファゴムのタイヤ径方向外端位置より外方に位置し、ゴムシートのタイヤ軸方向外方に位置する端部が、上記インナーライナの端部位置よりタイヤ軸方向外方に位置する。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、ビードコアへの水分の浸透が抑制される。その結果、ビードコアとカーカスプライとの間でフレッティング、及び、CBU(ケースブレーキングアップ)が効果的に防止されうる。タイヤのビード部の耐久性が向上しうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤを示す、その中心軸を含む面に沿った断面図である。 図2は、図1のタイヤのビード部を示す拡大断面図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係るタイヤのビード部を示す拡大断面図である。 図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤのビード部を示す拡大断面図である。 図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤのビード部を示す拡大断面図である。 図6は、従来のタイヤのビード部の一例を示す拡大断面図である。 図7は、従来のタイヤのビード部の他の例を示す拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ1の一部を示す、子午線方向に切った断面図である。図2は、図1のタイヤ1のビード部4を示す断面図である。図1において、上下方向がタイヤ半径方向(以下、単に半径方向又は径方向ともいう)であり、左右方向がタイヤ軸方向(以下、単に軸方向ともいう)であり、紙面に垂直な方向がタイヤ周方向(以下、単に周方向ともいう)である。このタイヤ1は、図1中の中心線CLに関してほぼ左右対称の形状を呈する。この中心線CLは、トレッドセンターラインとも呼び、タイヤ1の赤道面EQを表す。
このタイヤ1は、トレッド2、サイドウォール3、ビード部4、クリンチ部5、カーカス6、ベルト7、カバーゴム8、インシュレーションゴム9、インナーライナ10、チェーファゴム11、補強フィラー12及びゴムシート13を備えている。このタイヤ1は、チューブレスタイプである。このタイヤ1は、トラック、バス等に装着される重荷重用空気入りタイヤである。
トレッド2は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。トレッド2は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド2の外周面は、路面と接地するトレッド面14を構成する。トレッド面14には、周方向の溝15が刻まれている。溝15同士の間にリブ16が形成されている。この溝15により、トレッドパターンが形成されている。本実施形態では、5本リブ16のパターンが採用されている。
サイドウォール3は、トレッド2の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール3は、架橋ゴムからなる。サイドウォール3は、カーカス6の外傷を防止する。
ビード部4は、サイドウォール3の半径方向内側に位置している。ビード部4は、ビードコア17と、このビードコア17から半径方向外向きに延びるビードエイペックス18とを備えている。ビードコア17はリング状である。ビードコア17は、巻回された非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)17aの束と、この束を包むラッピング材17bとを有している。
ビードエイペックス18は、半径方向外向きに先細りである。ビードエイペックス18は、高硬度な架橋ゴムからなる。
ビードコア17は、六角形断面を有している。便宜上、上記断面における6個の角部に符号a、b、c、d、e、fが付されている。六角形断面の径方向最内側の辺afは、軸方向内方に向けて、径方向内方に傾斜している。この辺afの軸方向内側端の角部aが、ビードコア17の径方向最内端aである。角部dが、ビードコア17の径方向最外端dである。角部bが、ビードコア17の軸方向最内端bである。角部eが、ビードコア17の軸方向最外端eである。タイヤ1がリム組みされ且つインフレートされた後では、ビードベース24における、リム40との嵌合領域CAと非嵌合領域NCとの境界(嵌合領域の端部位置)である嵌合端CEは、通常、図2に示されるように、軸方向に見てビードコア17の径方向最内端aにほぼ対応する位置にある。
クリンチ部5は、サイドウォール3の半径方向略内側に位置している。クリンチ部5は、軸方向において、ビード部4及びカーカス6よりも外側に位置している。クリンチ部5は、サイドウォール3の下部から、ビード部4の外方のチェーファゴム11にかけて形成されている。図2に示されるように、クリンチ部5は、リムフランジ40fに係合し、締め付けられる部分である。
カーカス6はカーカスプライ19からなる。カーカスプライ19は、両側のビード部4の間に架け渡されており、トレッド2及びサイドウォール3に沿っている。カーカスプライ19は、ビードコア17の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ19には、主部20と折り返し部21とが形成される。折り返し部21は、チェーファゴム11とビードエイペックス18との間に積層されている。折り返し部21の先端21aは、ビードエイペックス18の半径方向中間近傍に位置している。もちろん、この位置には限定されない。
補強フィラー12は、上記ビードコア17を覆ったカーカスプライ19を囲むように積層されている。図2に示された本実施形態では、補強フィラー12は、ビードコア17の軸方向外側の図中上方から、図中下方を通って軸方向内側の図中上方まで、その断面がほぼU字状になるように配置されている。前述した「U字フィラー構造」である。本実施形態では、補強フィラー12は、並列された多数のコードとトッピングゴムとを有している。各コードは、スチールから形成されうる。この補強フィラー12は、スチールフィラーとも称される。この補強フィラー12により、ビード部4の剛性が向上する。補強フィラー12は、タイヤ1の耐久性に寄与する。
一方、図3に示された他の実施形態に係るタイヤ31では、前述したショートフィラー構造が採用されている。すなわち、補強フィラー32は、ビードコア17の軸方向外方において、ビードコア17の径方向外方から内方にかけて覆っている。補強フィラー32の径方向内端32aは、ビードヒール22側であって、ビードコア17より径方向内方にある。ビードコア17の下部には、補強フィラー32によって覆われていない部分が存在する。図3のタイヤ31の、以上の点以外の構成は、図2のタイヤの構成と同一である。従って、図3において、図2のタイヤ1と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
図2に示すように、ベルト7は、カーカス6の半径方向外側に積層されている。ベルト7は、カーカス6を補強する。このタイヤ1では、ベルト7は、径方向内側から、第一層7a、第二層7b、第三層7c及び第四層7dからなる。図示されていないが、第一層7a、第二層7b、第三層7c及び第四層7dのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、スチールから形成されうる。コードに、有機繊維が用いられてもよい。このコードは、赤道面に対して傾斜している。ベルト層は、四層には限定されない。三層以下でもよく、五層以上でもよい。
カバーゴム8は、ビードエイペックス18の軸方向外側に位置している。カバーゴム8は、カーカスプライ19の折り返し部21に積層されている。折り返し部21の先端21aは、カバーゴム8に覆われている。カバーゴム8により、上記先端21aへの応力集中が緩和される。補強フィラー12の軸方向外端12aも、カバーゴム8に覆われている。カバーゴム8により、上記軸方向外端12aへの応力集中が緩和される。
チェーファゴム11は、ビード部4及びその近傍に配置されている。チェーファゴム11は、サイドウォール3から半径方向内向きに延在し、ビードヒール部22及びビードトゥ部23を経て、ビード部4の内周面側に至る。チェーファゴム11は、軸方向において、ビード部4及びカーカス6よりも外側に位置している。チェーファゴム11は、通常は布とこの布に含浸した耐摩耗性に優れた架橋ゴムとからなる。ゴム単体からなるチェーファゴムが用いられてもよい。タイヤ1がリムに組み込まれると、このチェーファゴム11がリムフランジ40fに当接する(図2)。この当接により、ビード部4の近傍が保護される。
インシュレーションゴム9は、両側のビード部4の間に亘って、カーカス10の内周面に積層されている。インシュレーションゴム9は、カーカス6とインナーライナ10との接着性を向上させるとともに、両者6、10の剪断歪みを吸収しうる。これにより、タイヤ1の耐久性が向上しうる。インシュレーションゴム9は、一般的に、薄膜状にカレンダーされたゴムからなる。
インナーライナ10は、上記インシュレーションゴム9の内周面に接合されている。インナーライナ10は、半径方向にビードコア17の内側から外向きに延在している。インナーライナ10は、左右のチェーファゴム11の間に架け渡されている。インナーライナ10は、架橋ゴムからなる。インナーライナ10には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー10の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナ10は、タイヤ1の内圧を保持する役割を果たす。
インナーライナ10は、少なくともそのエア保持域の範囲では、その厚さが1.0mm以上である。エア保持域とは、前述した嵌合端CE(嵌合領域の端部位置)領域をいう。インナーライナ10の厚さが1mm未満であると、水分透過の抑制効果が低下する可能性がある。
図2に示されるように、インナーライナ10の断面において、径方向の内端10aが、ビードコア17より径方向内側のビードトゥ部23に位置している。インナーライナ10は、その断面において、ビードトゥ部23から屈曲して軸方向外方へ延びている。インナーライナ10の屈曲部分10bは、ビードコア17の径方向内側を、軸方向外方に向けて延びている。インナーライナ10の端部10cは、ビードコア17の径方向最内端aより、軸方向外方に位置している。すなわち、インナーライナ10の端部10cは、リム40との嵌合端CEより、軸方向外方に位置している。
上記から、インナーライナ10の屈曲部分10bは、ビードベース24の非嵌合領域NCを覆っていることがわかる。空気遮蔽性に優れたインナーライナ10は、水分の透過をも効果的に抑制する。このようなインナーライナ10は、ビードコア17が錆びることを防止しうる。図2では、インナーライナ10の屈曲部分10bの端部10cは、ビードコア17の径方向最内端aより、わずかに軸方向外方に位置している。しかし、かかる構成には限定されない。屈曲部分10bの端部10cは、例えば、ビードコア17より軸方向外方にあってもよく、加えて、ビードコア17より径方向外方にあってもよい。
図6及び図7に示されているように、従来のタイヤ51では、一般的に、ビード部52において、インナーライナ53とチェーファゴム57とが直接接着されている。インナーライナ53とチェーファゴム57との接着強度はそれほど高くない。これは、両者に必要とされる機能(インナーライナ53にはエア透過防止、チェーファゴム57にはリムフランジ40fとの擦れによる損傷防止)を得るためには避けられない選択である。これは当業者にとって周知である。タイヤ51のリム組み時に、ビード部52がリムフランジ40fを乗り越える際、チェーファゴム57の端部位置のあたりがリムフランジ40fに引っ掛かり、チェーファゴム47が捲れてしまうおそれがある。また、更生タイヤの成形時(更正加硫時)において、インナーライナ53とチェーファゴム57との接着量がさらに低下するので、加硫時に剥離するおそれがある。リム組み時において、ビード部52がリムフランジ40fを通過させられるとき、ビードコア56の周囲のゴムが、高剛性のリムフランジ40fとビードコア56とに挟まれる。ビードコア56の周囲のゴムには、高い圧縮力及び剪断力が作用する。その結果、タイヤ51のリム組み時には、タイヤ51のビード部52が損傷を受ける可能性がある。このような問題を解消するためには、図2及び図3に示されるように、ゴムシート13が装着されるのが好ましい。
このゴムシート13は、粘着性に富んだゴム部材である。ゴムシート13は、インナーライナ10とチェーファゴム11との間に介装される。これにより、両者10、11間の接着性が向上し、互いの剥がれが抑制される。このゴムシート13の介在により、インナーライナ10とチェーファゴム11とは直接に接触しないようにされている。
ゴムシート13は、断面において、ビードコア17の軸方向外側から、ビードトゥ部23で屈曲して、ビードコア17の軸方向内側まで延びている。ゴムシート13の軸方向外方の端部13aは、インナーライナ10の端部10cより、径方向外方に位置している。ゴムシート13の軸方向外方の端部13aは、ビードコア17の軸方向最外端位置(e点)より軸方向外方且つ径方向外方に位置している。これは、タイヤ1の仕上がり状態において、インナーライナ10の端部10cの径方向位置のバラツキを、十分にカバーするためである。ゴムシート13の軸方向内方の端部13bは、ビードコア17より軸方向内方に位置したチェーファゴム11の径方向外端11aより径方向外方に位置している。これにより、ゴムシート13は、チェーファゴム11をインナーライナ10に対して十分にカバーすることができる。その結果、チェーファゴム11がインナーライナ10と接触することが防止される。
インナーライナ10とチェーファゴム11との間にゴムシート13を介装する方法として、チェーファ材料の準備工程において押出機を用いてゴムシートを押し出す方法、ゴムシートをチェーファ材料に貼り付ける方法等が採用されうる。
ゴムシート13の配合は、基材ゴムにおける天然ゴム(NR)の割合が70%以上であるのが好ましい。天然ゴムの割合が70%未満であると、ゴムシート13の粘着力が低下する。その結果、タイヤ1のリム組み時に、ゴムシート13と、インナーライナ10及び/又はゴムシート13との間で剥離が生じるおそれがある。かかる観点から、天然ゴムの割合は80%以上であるのがさらに好ましい。
ゴムシート13の物性として、複素弾性率E*が、3MPa以上7MPa以下であるのが好ましい。複素弾性率E*が3MPa未満であると、加硫時にゴム流れが生じるおそれがある。この場合、ゴムシート13の十分な厚さを確保することが難しくなる。一方、複素弾性率E*が7MPaを超えると、ゴムシート13が硬くなる。この場合、ゴムシート13は、リム組み時の変形に追随しにくくなる。その結果、ゴムシート13と、インナーライナ10との間で剥離が生じるおそれがある。かかる観点から、ゴムシート13の複素弾性率E*は、3.5MPa以上6.5MPa以下であるのがさらに好ましい。
ゴムシート13の厚さは、0.5mm以上2.5mm以下であるのが好ましい。ゴムシート13の厚さが0.5mm未満であると、チェーファゴム11との間の接着力が低下する。その結果、チェーファゴム11のメクレが生じるおそれがある。一方、ゴムシート13の厚さが2.5mmを超えると、負荷時の変形が大きくなるため、タイヤに、PTL、ビードベースクラック等の損傷が生じるおそれがある。この場合、ビード部4の耐久性が低下する。また、ビードベースの変形角度が大きくなる可能性がある。かかる観点から、ゴムシート13の厚さは、1.0mm以上2.0mm以下であるのがさらに好ましい。ここで、PTLとは、プライターンアップルースであり、カーカスプライ19の折り返し部21の端部(プライエッジともいう)21a近傍において破壊が発生することをいう。また、ビードベースの変形角度とは、嵌合端CEとビードトゥ部23とを結ぶ直線に対するビードベース面のなす角度である。タイヤの長期使用に伴い、この角度が大きくなる方向に永久変形する。
図3に示されるショートフィラー構造のタイヤ31においても、図2におけると同じインナーライナ10の屈曲部分10b及びゴムシート13が設けられている。屈曲部分10bの端部10cは、ビードコア17の径方向最内端aより、軸方向外方に位置している。すなわち、屈曲部分10bの端部10cは、リム40との嵌合端CEより、軸方向外方に位置している。屈曲部分10bの端部10cと、補強フィラー32の径方向内端とは、離間せずに重なり合っている。水分のビードコア17への浸透が抑制される。また、ゴムシート13は、インナーライナ10とチェーファゴム11との間に介装され、両者10、11同士が接触することを防止している。これにより、チェーファゴム11の捲れが抑制されている。
図4及び図5のそれぞれには、上記ゴムシート13が設けらていないタイヤ35、36が示されている。図4のタイヤ35は、前述したインナーライナ10の屈曲部分10bが設けられた「U字フィラー構造」のタイヤである。図5のタイヤ36は、前述したインナーライナ10の屈曲部分10bが設けられた「ショートフィラー構造」のタイヤである。これらのタイヤ35、36でも、インナーライナ10の屈曲部分10bの作用により、水分のビードコア17への浸透が抑制される。これらのタイヤ35、36は、ゴムシート13が設けらていない点を除いては、図2に示されたタイヤ1及び図3に示されたタイヤ31とその構成は同一である。従って、図4及び図5において、図2及び図3のタイヤ1、31と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
[台上試験]
以上説明されたタイヤ1、31、35、36に対して、その耐CBU性能、並びに、ビードコアの耐錆性能及び耐フレッティング性能等が、水入り台上試験によって評価されうる。耐PTL性能、及び、耐ビードベース変形性能等は、水無し台上試験によって評価されうる。台上試験は、駆動ドラムによって供試タイヤを回転走行させて行われる。
供試タイヤの内圧は、正規内圧である。供試タイヤに負荷される荷重は、正規荷重の300%である。ここで、正規内圧とは、例えば、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、ETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」等をいう。正規荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、ETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」等をいう。
水入り台上試験は、供試タイヤの走行前に、水をタイヤの内面に注入してから実施される。水無し台上試験では水は供給されない。水入り台上試験及び水無し台上試験ともに、走行開始から、タイヤの損傷発生に至るまでの時間が測定される。各損傷は、所定の走行時間ごとに走行停止し、目視で検出される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
実施例1として、図2に示された、U字状フィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ1が製作された。このタイヤ1のサイズは、11R22.5である。このタイヤ1が装着されたリムは、7.50×22.5である。このタイヤ1は、溝深さが14.0mmの5リブパターンを有している。表1に記載のとおり、このタイヤ1は、インナーライナ10の屈曲部分10bを有し、インナーライナ10とチェーファゴム11との間にゴムシート13を有している。上記屈曲部分10bの端部10cは、ビードコア17の径方向最内の角部aより軸方向外方、すなわち、嵌合端CEより軸方向外方にある。インナーライナ10の厚さ、並びに、ゴムシートの配合、物性及び厚さは表1に記載されているとおりである。実施例1のタイヤ1に対して、性能評価のために、前述の水入り台上試験及び水無し台上試験が実施された。このタイヤ1に対する試験の結果(評価結果)が表1に示されている。
[実施例2−10]
実施例2から10として、図2に示された、U字状フィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ1が製作された。このタイヤ1のインナーライナ10の諸元及びゴムシート13の諸元は表1及び表2に記載されているとおりである。これらのタイヤ1のその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。これらのタイヤ1に対する試験の結果(評価結果)が表1及び表2に示されている。
[実施例11]
実施例11として、図4に示された、U字状フィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ35が製作された。このタイヤ35はゴムシート13を有していない。このタイヤ35のインナーライナ10の諸元は表2に記載されているとおりである。このタイヤ35のその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。このタイヤ35に対する試験の結果(評価結果)が表2に示されている。
[実施例12]
実施例12として、図3に示された、ショートフィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ31が製作された。このタイヤ31のインナーライナ10の諸元及びゴムシート13の諸元は表2に記載されているとおりである。このタイヤ31のその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。このタイヤ31に対する試験の結果(評価結果)が表2に示されている。
[実施例13]
実施例13として、図5に示された、ショートフィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ36が製作された。このタイヤ36はゴムシート13を有していない。このタイヤ36のインナーライナ10の諸元は表2に記載されているとおりである。このタイヤ36のその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。このタイヤ36に対する試験の結果(評価結果)が表2に示されている。
[比較例1]
比較例1として、図6に示された、U字状フィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ51が製作された。このタイヤ51はゴムシートを有していない。このタイヤ51のインナーライナ53の諸元は表3に記載されているとおりである。インナーライナ53に屈曲部分は形成されていない。このタイヤ51のその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。このタイヤ51に対する試験の結果(評価結果)が表3に示されている。
[比較例2、3]
比較例2及び3として、U字状フィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤが製作された。これらのタイヤのインナーライナの諸元及びゴムシートの諸元は表3に記載されているとおりである。インナーライナに屈曲部分は形成されていない。これらのタイヤのその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。これらのタイヤに対する試験の結果(評価結果)が表3に示されている。
[比較例4]
比較例4として、U字状フィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤが製作された。このタイヤのインナーライナの諸元及びゴムシートの諸元は表3に記載されているとおりである。このタイヤのその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。このタイヤに対する試験の結果(評価結果)が表3に示されている。
[比較例5、7]
比較例5及び7として、ショートフィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤが製作された。これらのタイヤのインナーライナの諸元及びゴムシートの諸元は表3に記載されているとおりである。インナーライナに屈曲部分は形成されていない。これらのタイヤのその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。これらのタイヤに対する試験の結果(評価結果)が表3に示されている。
[比較例6]
比較例6として、図7に示された、ショートフィラー構造を有する重荷重用空気入りタイヤ61が製作された。このタイヤ61はゴムシートを有していない。このタイヤ61のインナーライナ53の諸元は表3に記載されているとおりである。インナーライナ53に屈曲部分は形成されていない。このタイヤ61のその他の構成及び試験条件は、前述の実施例1と同一である。このタイヤ61に対する試験の結果(評価結果)が表3に示されている。
Figure 2014162283
Figure 2014162283
Figure 2014162283
[全体評価]
表1から3に、実施例1から13、及び、比較例1から7の各タイヤについて、上記の各種性能評価の結果が示されている。水入り試験では、走行開始から、CBU、ビードコアの錆及びフレッティングの発生に至るまでの時間を測定した。水無し試験では、走行開始から、PTL、ビードベース変形等の発生に至るまでの時間を測定した。この時間を指数で表示した。指数は実施例1の損傷未発生を100とした。この指数値は大きいほど好ましい。表1から3には、評価項目の全体の評価を示すマークが付されている。○マークは良好、△マークはやや良好、×マークは不良を示す。総じて、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された空気入りタイヤは、トラック、バス等の車両に適用されうる。
1、31、35、36・・・タイヤ
2・・・トレッド
3・・・サイドウォール
4・・・ビード部
5・・・クリンチ
6・・・カーカス
7・・・ベルト
8・・・カバーゴム
9・・・インシュレーションゴム
10・・・インナーライナ
11・・・チェーファゴム
12、32・・・補強フィラー
13・・・ゴムシート
14・・・トレッド面
15・・・溝
16・・・リブ
17・・・ビードコア
18・・・ビードエイペックス
19・・・カーカスプライ
20・・・主部
21・・・折り返し部
22・・・ビードヒール部
23・・・ビードトゥ部
24・・・ビードベース
40・・・リム
CA・・・(リムとビードベースとの)嵌合領域
CE・・・(リムとビードベースとの)嵌合端
CL・・・トレッドセンターライン
EQ・・・赤道面
NC・・・(リムとビードベースとの)非嵌合領域

Claims (6)

  1. タイヤ周方向に環状のビードコアが配置されたビード部を有する空気入りタイヤであって、
    インナーライナ、チェーファゴム、ビードベース、及び、インナーライナとチェーファゴムとの間に介装されたゴムシート、を備えており、
    タイヤの中心軸を含む平面に沿った断面において、上記インナーライナの端部が、ビードベースにおけるリムの表面と密着する範囲である嵌合領域の端部位置より、タイヤ軸方向外方に位置しており、
    インナーライナの厚さが、少なくとも上記嵌合領域の端部位置では、1.0mm以上である空気入りタイヤ。
  2. 上記インナーライナとチェーファゴムとの間に、ゴムシートが介装されている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記ゴムシートの配合は、基材ゴムにおける天然ゴムの割合が70%以上である請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記ゴムシートの複素弾性率E*が、3Mpa以上7Mpa以下である請求項2又は3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 上記ゴムシートの厚さが、0.5mm以上2.5mm以下である請求項2から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. タイヤの中心軸を含む平面に沿った断面において、上記ゴムシートのタイヤ軸方向内方に位置する端部が、上記チェーファゴムのタイヤ径方向外端位置より外方に位置し、ゴムシートのタイヤ軸方向外方に位置する端部が、上記インナーライナの端部位置よりタイヤ軸方向外方に位置する請求項2から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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