JP2014137107A - 手動変速機 - Google Patents

手動変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014137107A
JP2014137107A JP2013006043A JP2013006043A JP2014137107A JP 2014137107 A JP2014137107 A JP 2014137107A JP 2013006043 A JP2013006043 A JP 2013006043A JP 2013006043 A JP2013006043 A JP 2013006043A JP 2014137107 A JP2014137107 A JP 2014137107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
control rod
axial direction
rod
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013006043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6115141B2 (ja
Inventor
Takayuki Ikemoto
孝之 池本
Norihide Urabayashi
教秀 浦林
Tatsuya Hironaka
達也 弘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2013006043A priority Critical patent/JP6115141B2/ja
Publication of JP2014137107A publication Critical patent/JP2014137107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6115141B2 publication Critical patent/JP6115141B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3408Locking or disabling mechanisms the locking mechanism being moved by the final actuating mechanism

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】横置き式で、コントロールロッドがプライマリシャフト等と平行に配置される型の手動変速機において、変速機ケース内におけるコントロールロッドの収納スペースを小さくして変速機の小型化を図り、ひいてはエンジンルーム内のレイアウト性の向上を図る。
【解決手段】手動変速機1は、車幅方向に延びるように配置されたシフトロッド151〜153と、該ロッドに平行に配置されたコントロールロッド100と、該ロッド上に設けられ、いずれかのシフトロッドに選択的に係合するシフトフィンガ130とを有する。コントロールロッド100は、軸方向の移動が規制された状態で変速機ケース20内に収納され、かつ、チェンジレバーのセレクト操作によって回動する。シフトフィンガは、チェンジレバーのシフト操作によってコントロールロッド上を軸方向に移動して、係合したシフトロッドを軸方向に移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載される手動変速機に関し、車両用動力伝達技術の分野に属する。
一般に、車両に搭載される手動変速機は、変速機構と、該変速機構を操作する変速操作機構と、これらを収納する変速機ケースとを備えている。前輪駆動の車両に搭載される横置き式の変速機の場合、前記変速機構は、断接装置を介してエンジンの出力軸に連結されたプライマリシャフトと、差動装置を介して駆動輪に連結されたセカンダリシャフトと、これらのシャフトの間に配置されたギヤ比の異なる複数のギヤ列とを備えている。そして、運転者のチェンジレバー操作により、前記変速操作機構を介して、複数のギヤ列のうちのいずれかが同期装置を介して動力伝達状態とされる。その際、チェンジレバー操作として、動力伝達状態とするギヤ列を選択するセレクト操作と、選択したギヤ列を動力伝達状態とするシフト操作とが行われる。
また、前記変速操作機構は、例えば前記セレクト操作により回動し、シフト操作により軸方向に移動するコントロールロッドと、該ロッドのセレクト操作時の動作により、コントロールロッドに選択的に連結される複数のシフトロッドとを備える。該シフトロッドは、プライマリシャフトやセカンダリシャフト等と平行に配置される。上記の選択的連結は、コントロールロッドに設けられたシフトフィンガとシフトロッドに設けられたシフトエンドとで構成されたゲート機構を介して行われる。そして、例えばシフトロッドの軸方向移動により、対応する同期装置が作動して該当するギヤ列が動力伝達状態となる。
ところで、組付性改善等の理由により、コントロールロッドをプライマリシャフト等と直交する方向に向け、前記ゲート機構の構成部材等と共にユニット化し、これを変速機ケースの側部にカセット式に組み付けた変速操作機構が存在する。該変速操作機構を備えた手動変速機の車両搭載状態における側面図を図7に示している。
図7に示すように、この手動変速機においては、いずれも車幅方向に延びるプライマリシャフト210、セカンダリシャフト220及び差動装置の出力軸である前輪車軸230が前方からこの順に配置されている。また、変速機ケース240の前部にコントロールロッド250が上下方向に配置され、該ロッド250にはシフトフィンガ260が取り付けられている。そして、シフトフォーク271〜273を介して同期装置を作動させる複数のシフトロッド281〜283に、それぞれシフトエンド(図7ではシフトエンド292のみ図示)が取り付けられ、前記シフトフィンガ260がいずれかのシフトエンドに係合可能となっている。
このような構成では、コントロールロッド250を収納するために変速機ケース240の前部(図7に符号Aを付して示す部分)が膨らんでしまい、変速機の前方のスペースが制約されるという問題が生じる。また、変速機ケース240の前部にコントロールロッド250が配置されるため、最も後部に配置されたシフトロッド282を作動させるためのシフトエンド292が長くなる。それゆえ、変速機の重量が増加する、良好な操作性を確保するために加工寸法精度を高める必要がある、などの問題が生じる。
一方、例えば特許文献1には、コントロールロッドを、プライマリシャフトやセカンダリシャフトに平行、即ちシフトロッドに平行に配置した手動変速機の構成が開示されている。この手動変速機の構成によれば、上記の問題が軽減ないし解消することが期待できる。
特開2009−079601号公報
ところで、特許文献1に記載された構成では、チェンジレバーのシフト操作により、コントロールロッドが軸方向に移動するようになっている。
しかし、この構成では、コントロールロッドの移動ストロークを考慮して、該ロッドを収納するためのスペースを変速機ケース内に確保することが必要となる。このとき、当該収納部分で変速機ケースが外方へ膨出する場合には、当該膨出部分が軸方向に長くなり、周辺のスペースが制約される。特に、軸方向が車幅方向に配置される横置き式の変速機の場合、軸方向の寸法は厳しく制約される。それゆえ、変速機近傍に存在する周辺部材、例えば車体前後方向に配置されたサイドフレームとの干渉を避けるためのエンジンルーム内でのレイアウトが困難になることがある。
そこで本発明は、横置き式で、コントロールロッドがプライマリシャフト等と平行に配置される型の手動変速機において、変速機ケース内におけるコントロールロッドの収納スペースを小さくして変速機の小型化を図り、ひいてはエンジンルーム内のレイアウト性の向上を図ることを主として目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る手動変速機は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、車幅方向に延びるように配置された複数のシフトロッドと、該シフトロッドに平行に配置されたコントロールロッドと、該コントロールロッド上に設けられ、前記複数のシフトロッドのいずれかに選択的に係合するシフトフィンガとを有する手動変速機であって、前記コントロールロッドは、軸方向の移動が規制された状態で変速機ケース内に収納され、かつ、チェンジレバーのセレクト操作によって回動するように設けられ、前記シフトフィンガは、前記コントロールロッドの回動によって回動して前記複数のシフトロッドのいずれかに係合すると共に、前記チェンジレバーのシフト操作によってコントロールロッド上を軸方向に移動して、係合したシフトロッドを軸方向に移動させるように設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記変速機ケースの後部には差動装置収納部が設けられ、前記コントロールロッドは、前記変速機ケースの差動装置収納部より前方で、該変速機ケースの軸方向の一端側におけるクラッチ収納部と、該変速機ケースの他端側に位置する車体構成部材との間に位置するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記コントロールロッドは、前記変速機ケースの上部に配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記コントロールロッドには、前記シフトフィンガと選択的に係合したシフトロッド以外のシフトロッドが軸方向に移動することを阻止するインターロック阻止部材が設けられ、該インターロック阻止部材は、前記シフトフィンガの軸方向両側への移動をそれぞれ所定位置で規制するストッパ部を有することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、コントロールロッドの軸方向の移動が規制されるため、該ロッドが軸方向に移動する場合に比べて、変速機ケース内でのコントロールロッドの収納スペースを小さくすることができる。これにより、コントロールロッドを収納するために変速機ケースを膨出させる部分の軸方向の寸法が短くなり、ひいては、変速機の小型化を図ることが可能となる。またこれにより、変速機近傍に存在する周辺部材との干渉を避けることができ、横置き式の変速機が備えられたエンジンルームのレイアウト性を向上させることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、コントロールロッドが、変速機ケースの差動装置収納部より前方で、該ケースの軸方向の一端側におけるクラッチ収納部と、変速機ケースの他端側に位置する車体構成部材との間に位置するように設けられていることにより、多数の電気ケーブルなどが配索される差動装置収納部の上方で変速機ケースが大型化することがない。
また、請求項3に記載の発明によれば、コントロールロッドが変速機ケースの上部に配置されたことにより、該ケースの下部に配置された場合よりも、変速機とチェンジレバーとをつなぐケーブルの配索が容易になる。
また、請求項4に記載の発明によれば、インターロック阻止部材が、シフトフィンガの軸方向両側への移動をそれぞれ所定位置で規制するストッパ部を有することにより、シフトフィンガの軸方向の移動の規制が可能となる。
本発明の実施の形態に係る手動変速機を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る手動変速機を示す平面図である。 図1、図2に示す手動変速機における変速操作機構の要部を、軸方向かつ反エンジン側から見た断面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 インターロック阻止部材の構造を示す斜視図である。 従来の変速操作機構を備えた手動変速機の車両搭載状態における側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図2はそれぞれ、本発明の実施の形態に係る手動変速機を示す側面図、平面図である。手動変速機1は、前輪駆動の車両に搭載される横置き式の変速機であって、図示しない変速機構と、変速操作機構10と、これらを収納する変速機ケース20とを備えている。図1、図2に示すように、変速機ケース20は、その前端面がクラッチ収納部30の後面に合わされた状態でクラッチ収納部30と結合している。
ここで、図示しない変速機構について簡単に説明する。手動変速機1には、前進6速、後退1速の変速機構が備えられている。該変速機構では、断接装置を介してエンジンの出力軸に連結されたプライマリシャフトと、差動装置を介して駆動輪に連結されたセカンダリシャフトとが平行に配置されている。この2つの平行なシャフト間には、1〜5速用ギヤ列がそれぞれ配置され、さらに後退用ギヤ列が配置されている。一方、後退用のギヤ列には、一般的な選択摺動式のギヤ列が採用されている。さらに、変速機構には、1−2速用、3−4速用及び5−6速用の同期装置が備えられている。なお、プライマリシャフト、セカンダリシャフト及び差動装置の出力軸である前輪車軸は、図7を参照して説明したように前方からこの順に配置されている。
図1に戻り、変速機ケース20の上面からは、セレクトレバーシャフト110及びシフトレバーシャフト120が突出している。セレクトレバーシャフト110は、図示しないチェンジレバーのセレクト操作に連動して、該シャフト110に固定されたセレクトアウタレバー111と共に回動する。同様に、シフトレバーシャフト120は、チェンジレバーのシフト操作に連動して、該シャフト120に固定されたシフトアウタレバー121と共に回動する。セレクトアウタレバー111、シフトアウタレバー121の端部には、それぞれケーブルを介してチェンジレバーに接続されるピン112、ピン122が固定されている。
図2に示すように、変速機ケース20の上面には、セレクトレバーシャフト110の位置に、後述するコントロールロッド100を収納可能なように膨出部21が形成されている。
また、手動変速機1は、マウント部材40を介して、車体の前後方向に配置されたサイドフレーム2にマウントされている。該マウント部材40は、弾性体を介して連結したケース20側のブラケット41とフレーム2側のブラケット42とで構成される。なお、サイドフレーム2は、特許請求の範囲の「車体構成部材」の一例に相当する。
図3は、図1、図2に示す手動変速機における変速操作機構の要部を、軸方向かつ反エンジン側から見た断面図である。また、図4、図5はそれぞれ、図3のA−A線断面図、B−B線断面図である。図3から図5を用いて、前記変速機構を操作する変速操作機構10について説明する。
変速操作機構10は、車幅方向に延びるプライマリシャフトと平行に配置された複数のシフトロッド151〜153と、該シフトロッドに平行に配置されたコントロールロッド100等を有する。コントロールロッド100は、軸方向の移動が規制された状態で変速機ケース20内に収納されている。ただし、図4(及び図2)に示すように、コントロールロッド100の一端はクラッチ収納部30側に突出しており、即ち該ロッド100は、変速機ケース20とクラッチ収納部30とに支持されている。また、コントロールロッド100は、チェンジレバーのセレクト操作によって回動するように設けられている。
このように、コントロールロッド100の軸方向の移動が規制されることにより、例えば特許文献1(特開2009−079601号公報)のように該ロッド100が軸方向に移動する構成に比べて、コントロールロッド100が収納される膨出部21の軸方向の寸法(図2中の符号X)が短くなる。これにより、手動変速機1の小型化を図ることが可能となる。またこれにより、コントロールロッド100とマウント部材40との干渉、即ち変速機1と、該変速機1の近傍に存在するサイドフレーム2のような周辺部材との干渉を避けることができる。
また、図2を参照して説明したように、コントロールロッド100が変速機ケース20上部の膨出部21に収納されることにより、該ケース20の下部に配置された場合よりも、チェンジレバーと変速機1とを接続するケーブルの配索を好適に行うことができる。さらに、例えばコントロールロッド100がプライマリシャフトよりも下方に配置された場合には、車両走行時に小石等が変速機ケース20の外側のレバーやワイヤに衝突する可能性も考えられるところ、本実施形態のように前記ケース20の上方に配置されることにより、このような問題を避けるという効果も予想される。
ここで、例えば特許文献1のように、コントロールロッドがプライマリシャフト等と平行に配置される型の手動変速機では、該ロッドの移動ストロークを考慮して、断接装置を避けた、例えば符号Dで示す差動装置収納部上方の符号Cの部分にコントロールロッドを配置することが考えられるが、該符号Cの部分は多数の電気ケーブル等を配索する部分であり、これは好ましくない。一方、本実施形態による手動変速機1では、コントロールロッド100の移動ストロークを考慮する必要がないため、符号Dの部分よりも車両前方に該ロッド100を配置することが可能となり、電気ケーブル等の配索に有利となる。
図3、図5に示すように、セレクトレバーシャフト110は、コントロールロッド100に略直角な方向、例えば上下方向に延びるように、かつ、コントロールロッド100の上方に配置されている。セレクトレバーシャフト110の下端部には、該シャフト110の回動により回動するセレクトレバー113が固定されている。
図3、図4に示すように、シフトレバーシャフト120は、セレクトレバーシャフト110に平行に延びるように、かつ、コントロールロッド100の側方に配置されている。シフトレバーシャフト120の下端部には、周溝123が形成されている。この周溝123に、変速機ケース20に外側からねじ込まれた係合ピン22の先端部が係合することで、シフトレバーシャフト120が軸方向に位置決めされている。また、シフトレバーシャフト120には、該シャフト120の回動により回動するシフトレバー124が固定されている。
変速操作機構10はまた、コントロールロッド100上に設けられたシフトフィンガ130を有する。該シフトフィンガ130は、コントロールロッド100と一体的に回動可能なように、かつ、該ロッド100上を軸方向移動可能なように、コントロールロッド100に嵌合している。シフトフィンガ130はまた、その周方向の一部から径方向外側に延びるフィンガ部131を有する。
また、シフトフィンガ130には、シフトレバー124の先端部が係合する係合凹部132が設けられている。図4に示すように、係合凹部132は、軸方向に間隔を空けて配置された一対の突片133,134により平面視略コ字形に形成されている。また、図3に示すように、各突片134(133)は、軸方向視で略扇形に形成されている。
さらに、図3に示すように、シフトフィンガ130には、径方向外側に突出したガイドピン135が設けられている。ガイドピン135は、支持プレート31を介してクラッチ収納部30に固定されたガイドプレート136の溝に係合するようになっている(図4参照)。この溝はシフトパターン状に形成されており、シフトフィンガ130は、該溝に係合することで軸方向移動及び回動が規制され、所定のシフトパターンに従って軸方向移動及び回動することになる。
図6は、コントロールロッド上に固設されたインターロック阻止部材の構造を示す斜視図である。インターロック阻止部材140は、コントロールロッド100を包囲するスリーブ部141と、一端が該スリーブ部141に、他端がコントロールロッド100に接合されたインターロック阻止部142とを有する。該インターロック阻止部142には、軸方向に延びる穴142aが形成されており、シフトフィンガ130のフィンガ部131は、該穴142aから突出している。
インターロック阻止部142は、セレクト操作で選択された変速段以外のシフトインを防止する機能を有する。具体的には、前記インターロック阻止部142には、後述するシフトエンド160〜163の先端部に沿うように屈曲片部142bが設けられており、セレクト操作時のコントロールロッド100の回動によってシフトフィンガ130がいずれかのシフトロッド(シフトエンド)と選択的に係合すると、当該係合したシフトロッド以外のシフトロッドが軸方向に移動しないようになっている(図3、図4参照)。
また、図5に示すように、シフトフィンガ130が軸方向に移動すると、スリーブ部141又はインターロック阻止部142に当接するようになっており、これにより、シフトフィンガ130の軸方向両側への移動は、同図に符号Lを付した矢印の範囲内に規制される。このように、スリーブ部141及びインターロック阻止部142は、特許請求の範囲の「ストッパ部」としても機能する。
そして、コントロールロッド100上に固設されたインターロック阻止部材140が該ロッド100と一体となって回動すると、インターロック阻止部142がシフトフィンガ130と当接した状態で共に回動するようになっている。
なお、本実施形態では、シフトフィンガ130の軸方向への移動をスリーブ部141及びインターロック阻止部142によって規制したが、代替として、該インターロック阻止部142に形成された穴142aの軸方向範囲を狭めることにより、シフトフィンガ130の軸方向への移動を規制しても構わない。この場合、シフトフィンガ130が軸方向へ移動すると、フィンガ部131が、穴142aの端部でインターロック阻止部142と接触することになる。
また、インターロック阻止部材140の軸方向エンジン側の端部には、セレクトレバー113と係合するように形成された凹部114aを有するセレクトプレート114が設けられている。
図3、図4に戻り、コントロールロッド100の下方には、1−2速用シフトエンド161が固定された1−2速用シフトロッド151、3−4速用シフトエンド162が固定された3−4速用シフトロッド152、及び、5−6速用シフトエンド163が固定された5−6速用シフトロッド153が、それぞれコントロールロッド100に平行に配置されている。各シフトロッド151〜153は、軸方向にスライド可能なように変速機ケース20とクラッチ収納部30とに支持されている。また、シフトロッド151,152,153には、それぞれシフトフォーク171,172,173が固定されている。該シフトフォーク171〜173は、対応する同期装置のスリーブに係合している。
また、本実施形態では、3−4速用シフトロッド152に後退用シフトエンド160がスプライン嵌合されている。これにより、3−4速用シフトロッド152を後退用シフトロッドとして兼用することができる。
各シフトエンド160〜163の先端部は、シフトフィンガ130の周囲に周方向に並んで配置されており、該シフトフィンガ130のフィンガ部131に選択的に係合するようになっている。また、前記の通り、フィンガ部131に係合したシフトエンド以外のシフトエンドには、インターロック阻止部材140のインターロック阻止部142が係合するようになっている。
以上の構成により、チェンジレバーがセレクト操作されると、これに連動して、セレクトレバーシャフト110と一体的にセレクトレバー113が軸周りに回動する。該レバー113の回動により、セレクトレバー113に係合したセレクトプレート114は、コントロールロッド100と共に軸周りに回動する。これにより、シフトフィンガ130もコントロールロッド100と共に軸周りに回動し、シフトフィンガ130のフィンガ部131は、シフトロッド151〜153上に固定されたシフトエンド160〜163のいずれかに選択的に係合する。このようにして、シフトフィンガ130は、チェンジレバーのセレクト位置に応じたシフトロッドに間接的に係合する。
また、チェンジレバーがシフト操作されると、これに連動して、シフトレバーシャフト120と一体的にシフトレバー124が軸周りに回動する。該シフトレバー124の回動により、いずれかのシフトロッドに間接的に係合したシフトフィンガ102は、コントロールロッド100上を軸方向に移動する。これにより、当該係合したシフトロッドも軸方向に移動する。そして、シフト操作された変速段に対応する1つの同期装置のみが作動し、シフト操作された変速段のギヤ列のみが、選択的にプライマリシャフトとセカンダリシャフトとの間で動力伝達状態となる。
以上、本実施形態によれば、手動変速機1の小型化を図ることが可能となり、また、横置き式の変速機1が備えられたエンジンルームのレイアウト性を向上させることが可能となる。
1 手動変速機
2 サイドフレーム(車体構成部材)
10 変速操作機構
20 変速機ケース
30 クラッチ収納部
40 マウント部材
100 コントロールロッド
110 セレクトレバーシャフト
120 シフトレバーシャフト
130 シフトフィンガ
140 インターロック阻止部材
141 スリーブ部
142 インターロック阻止部
150 シフトロッド
以上のように、本発明によれば、横置き式で、コントロールロッドがプライマリシャフト等と平行に配置される型の手動変速機において、変速機ケース内におけるコントロールロッドの収納スペースを小さくして変速機の小型化を図り、ひいてはエンジンルーム内のレイアウト性の向上を図ることが可能となるから、この種の手動変速機の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。

Claims (4)

  1. 車幅方向に延びるように配置された複数のシフトロッドと、
    該シフトロッドに平行に配置されたコントロールロッドと、
    該コントロールロッド上に設けられ、前記複数のシフトロッドのいずれかに選択的に係合するシフトフィンガとを有する手動変速機であって、
    前記コントロールロッドは、軸方向の移動が規制された状態で変速機ケース内に収納され、かつ、チェンジレバーのセレクト操作によって回動するように設けられ、
    前記シフトフィンガは、前記コントロールロッドの回動によって回動して前記複数のシフトロッドのいずれかに係合すると共に、前記チェンジレバーのシフト操作によってコントロールロッド上を軸方向に移動して、係合したシフトロッドを軸方向に移動させるように設けられていることを特徴とする手動変速機。
  2. 前記変速機ケースの後部には差動装置収納部が設けられ、
    前記コントロールロッドは、前記変速機ケースの差動装置収納部より前方で、該変速機ケースの軸方向の一端側におけるクラッチ収納部と、該変速機ケースの他端側に位置する車体構成部材との間に位置するように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の手動変速機。
  3. 前記コントロールロッドは、前記変速機ケースの上部に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の手動変速機。
  4. 前記コントロールロッドには、前記シフトフィンガと選択的に係合したシフトロッド以外のシフトロッドが軸方向に移動することを阻止するインターロック阻止部材が設けられ、
    該インターロック阻止部材は、前記シフトフィンガの軸方向両側への移動をそれぞれ所定位置で規制するストッパ部を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の手動変速機。
JP2013006043A 2013-01-17 2013-01-17 手動変速機 Expired - Fee Related JP6115141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006043A JP6115141B2 (ja) 2013-01-17 2013-01-17 手動変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006043A JP6115141B2 (ja) 2013-01-17 2013-01-17 手動変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014137107A true JP2014137107A (ja) 2014-07-28
JP6115141B2 JP6115141B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=51414734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013006043A Expired - Fee Related JP6115141B2 (ja) 2013-01-17 2013-01-17 手動変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6115141B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020045951A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 明石機械工業株式会社 手動変速機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0352465U (ja) * 1989-09-27 1991-05-21
JPH0367755U (ja) * 1989-10-27 1991-07-02
JPH084898A (ja) * 1994-06-23 1996-01-12 Aisin Ee I Kk 手動変速機におけるリバースシフトギヤ鳴り防止装置
JP2008286346A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Mazda Motor Corp 変速機
JP2009079601A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Toyota Motor Corp 手動変速機の変速用ケーブル調整機構
JP2012077856A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Mitsubishi Motors Corp 手動変速機のギヤ鳴り防止装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0352465U (ja) * 1989-09-27 1991-05-21
JPH0367755U (ja) * 1989-10-27 1991-07-02
JPH084898A (ja) * 1994-06-23 1996-01-12 Aisin Ee I Kk 手動変速機におけるリバースシフトギヤ鳴り防止装置
JP2008286346A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Mazda Motor Corp 変速機
JP2009079601A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Toyota Motor Corp 手動変速機の変速用ケーブル調整機構
JP2012077856A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Mitsubishi Motors Corp 手動変速機のギヤ鳴り防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020045951A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 明石機械工業株式会社 手動変速機
JP7171334B2 (ja) 2018-09-18 2022-11-15 明石機械工業株式会社 手動変速機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6115141B2 (ja) 2017-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015081634A (ja) ドラム式変速機構
JPWO2016021423A1 (ja) パワーユニットの変速駆動装置
JP6164041B2 (ja) 手動変速機のシフト装置
JP6115141B2 (ja) 手動変速機
JP2006036165A (ja) ハイブリッド車両におけるパーキング装置
JP2009024713A (ja) 変速機
JP6119591B2 (ja) 変速機の変速操作装置
JP2006082737A (ja) 車両のシフトレバー装置
JP6376103B2 (ja) 手動変速機の変速操作機構
JP2012007672A (ja) 変速機のシフトアンドセレクトシャフトアッセンブリ
CN109690151B (zh) 手动变速器
JP2012026480A (ja) 車両用変速機のシフト装置
JP6380047B2 (ja) 車両用変速機
JP6079609B2 (ja) 変速機の変速操作装置
KR20150049132A (ko) 수동변속기 오조작 방지 장치
JP6413849B2 (ja) 手動変速機のシフト装置
JP5880406B2 (ja) 手動変速機の組立方法
JP6008008B1 (ja) 手動変速機のチェンジ操作機構
JP4356104B2 (ja) 手動変速機のシフト装置
JP5767167B2 (ja) 手動変速装置
JP6156119B2 (ja) 動力伝達装置の組み付け構造および動力伝達装置の組み付け方法
JP2017026053A (ja) 手動変速機のシフト装置
JP6612097B2 (ja) 変更装置
JP6361619B2 (ja) 変速機の変速操作機構
JP6311662B2 (ja) 手動変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6115141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees