JP6119591B2 - 変速機の変速操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される変速機の変速操作装置に関し、車両用動力伝達技術の分野に属する。
一般に、自動車用の手動変速機は、クラッチを介してエンジンの出力軸に連結されたプライマリシャフトと、このプライマリシャフトに平行に配置され、差動装置を介して駆動輪に連結されたセカンダリシャフトとを有する。これら両軸間には、複数の前進用ギヤ列と単一のリバース用ギヤ列とが設けられる。
この種の手動変速機において、通常、前進変速段用のギヤ列には常時噛合い式のギヤ列が採用される。常時噛合い式のギヤ列では、プライマリシャフト又はセカンダリシャフトの一方に固定された固定ギヤと、他方のシャフトに遊嵌された遊転ギヤとが常時噛み合っており、車両走行中にいずれかの前進段への変速が行われるときは、この前進段のギヤ列における前記遊転ギヤとシャフトの回転が同期装置によって同期されることで、このギヤ列での動力伝達状態が円滑に実現される。
一方、リバース用のギヤ列には、一般的に、選択摺動式のギヤ列が採用される。選択摺動式のリバース用ギヤ列は、プライマリシャフトに固定されたリバースプライマリギヤと、セカンダリシャフトに固定されたリバースセカンダリギヤと、リバースシャフト上に軸方向に摺動可能に支持されたリバースアイドルギヤとで構成される。後退段への変速が行われるときは、リバースアイドルギヤが軸方向に摺動してリバースプライマリギヤとリバースセカンダリギヤとに噛み合うことで、後退段での動力伝達状態が実現される。
この種の手動変速機の変速は、運転者によるチェンジレバーのセレクト操作とシフト操作によって行われる。具体的には、セレクト操作により選択されたセレクト位置に応じて、これに対応する同期装置のシンクロスリーブ又はリバースアイドルギヤが、シフト操作に連動して軸方向にスライドすることで、シフト操作により選択された変速段に対応するいずれか1つのギヤ列が、プライマリシャフトとセカンダリシャフトとの間で動力伝達状態となる。
特許文献1には、このような手動変速機の操作系の一例が開示されている。
特許文献1に開示された変速操作装置は、チェンジレバーのセレクト操作によりケーブルを介して揺動するセレクトアウタレバーと、チェンジレバーのシフト操作によりケーブルを介して揺動するシフトアウタレバーとを備えている。これらのアウタレバーには、変速機ケースを貫通して上下方向に延びる第1のコントロールロッドが、セレクト操作によって軸方向に移動し且つシフト操作によって軸周りに回動するように連結されている。さらに、第1のコントロールロッドの下端部には、複数のシフトロッドに平行に配置された第2のコントロールロッドが、第1のコントロールロッドに連動してセレクト操作によって軸周りに回動し且つシフト操作によって軸方向に移動するように連結されている。
この変速操作装置において、セレクト操作により第2のコントロールロッドが回動すると、いずれかのシフトロッドが第2のコントロールロッドに係合される。さらに、シフト操作により第2のコントロールロッドが軸方向に移動すると、これに係合されたシフトロッド及び該シフトロッド上のシフトフォークが軸方向にスライド移動し、当該変速段のギヤ列が動力伝達状態となる。
また、特許文献1の変速操作装置には、チェンジレバーの可動範囲を規制するためのガイド機構として、第2のコントロールロッド上のスリーブに固定されたガイドピンと、該ガイドピンの可動範囲を規制するガイドスリットが形成されたガイドプレートとで構成されたものが設けられている。
特許文献1のガイド機構において、ガイドプレートは、第2のコントロールロッドに平行に配置され、前記ガイドスリットが形成されたガイド面部と、第2のコントロールロッドの軸方向においてガイド面部の一端から直角に延びる取付け面部と、を備えたL字状部材で構成されている。取付け面部は変速機ケース内面に固定されており、これにより、ガイドプレートは、軸方向一端側において変速機ケースに片持ち支持されている。
以上のように、特許文献1の変速操作装置は、アウタレバー(セレクトアウタレバー及びシフトアウタレバー)に連結された第1のコントロールロッドに加えて、これに連動する第2のコントロールロッドがアウタレバーから下方に離れた位置に追加された構成となっており、該第2のコントロールロッドにガイド機構が設けられている。そのため、アウタレバーと第1のコントロールロッドとの連結に用いられる種々の部品に干渉することなく、ガイドプレートを変速機ケースに取り付けることができる。
特開2006−138344号公報
しかしながら、特許文献1の構成のようにアウタレバーから離れた位置に第2のコントロールロッド及びガイド機構が設けられる場合、変速操作装置の占有スペースが増大し、変速機の大型化を招いてしまう。
そこで、特許文献1の変速操作装置のコンパクト化を図るために、第2のコントロールロッドを廃止して、第1のコントロールロッドにガイド機構を設けることが考えられるが、この場合、変速機ケースに対するガイドプレートの取付けに関して、アウタレバーと第1のコントロールロッドとの連結に用いられる種々の部品にガイドプレートの取付け面部が干渉しないように考慮する必要がある。このような干渉を回避するためには、第1のコントロールロッドをアウタレバーから遠ざかるように延長しつつ、該延長部分にガイド機構を設ける構成や、第1のコントロールロッド上においてガイドピン及びガイドスリットはアウタレバー近傍に設けつつ、ガイドプレートの取付け面部がアウタレバーから離れて配置されるようにガイドプレートを軸方向に延長する構成が考えられる。
しかしながら、前者の場合、第1のコントロールロッドが長尺になることで、結局、変速機の大型化を招くことになる。また、後者のように長尺のガイドプレートが片持ち状に支持されると、ガイドピンとの接触によりガイドプレートが変形しやすくなる。さらに、この変形を抑制するためにガイドプレートの板厚を大きくすると、車両の軽量化の要請に反してガイドプレートの重量が増大するとともに、ガイドスリットの打ち抜き加工が困難になる。また、ガイドプレートの撓みを抑制するために、ガイドプレートの両端部を固定することも考えられるが、この場合、両端が固定されたガイドプレートにコントロールロッド上のガイドピンを係合させなければならず、組付け性が悪くなる。
そこで、本発明は、変速機の小型化を図りつつ、ガイドプレートの撓みを抑制するとともに、ガイドプレートの良好な組付け性を実現することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る変速機の変速操作装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
変速機ケースに収容された複数のギヤ列の1つをチェンジレバーのセレクト操作とシフト操作とにより選択的に動力伝達状態とする変速機の変速操作装置であって、
前記変速機ケースに支持されたコントロールロッドと、
前記セレクト操作又は前記シフト操作の一方により軸周りに回動し且つ他方により軸方向に移動するように前記コントロールロッド上に設けられたガイドピンと、
該ガイドピンの可動範囲を規制するガイドスリットが設けられたガイドプレートと、を備え、
該ガイドプレートは、軸方向一端部に設けられた取付け面部が前記変速機ケースに固定され、他端部に設けられた挿通穴に前記コントロールロッドが挿通されることにより、両端部で支持されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記変速機ケースは、前記ガイドプレートが固定される第1ケース構成部材と、該第1ケース構成部材に結合された第2ケース構成部材とで構成され、
前記コントロールロッドは、前記第1ケース構成部材と第2ケース構成部材とに跨がって軸方向に固定されており、
前記コントロールロッドには、前記セレクト操作時に該コントロールロッドと一体に回動し且つ前記シフト操作時に前記コントロールロッド上を軸方向に摺動するシフトフィンガが外嵌されており、
該シフトフィンガに前記ガイドピンが突設されていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記変速機ケースの内面に設けられた凹部と、該凹部を塞ぐように前記変速機ケースの内面に取り付けられた前記取付け面部とによって、前記変速機ケースの内側空間と外側空間とに連通するブリーザ室が形成されていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、ガイドプレートに荷重がかからない状態では、ガイドプレートの軸方向一端部のみが変速機ケースに固定され、他端部は支持されない片持ち状の支持状態となるが、ガイドプレートに荷重がかかると、コントロールロッドがガイドプレートの挿通穴の周壁との当接部において荷重を受けることになり、ガイドプレートは軸方向の両側から支持される。そのため、ガイドプレートを軸方向に長く形成しても、該ガイドプレートを変形が抑制されるように確実に支持することができる。また、このような安定支持が可能になるため、ガイドプレートの厚みを低減することができ、これにより、打ち抜き加工によりガイドスリットを形成しやすくなるとともに、ガイドプレートの軽量化を図ることができる。
また、この発明によれば、上記のような安定支持を実現しつつガイドプレートを軸方向に長く形成できるため、変速機ケースの内面に固定されるガイドプレートの取付け面部を、ガイドピンから軸方向に離れた位置に設けることができる。したがって、アウタレバーと変速機ケース内の構成部品とを連結するレバーシャフト等の各種部品の近傍に、ガイドピンとガイドプレートからなるガイド機構を集約させて配置しても、ガイドプレートの取付け面部を、前記各種部品に干渉することなく変速機ケースに固定しやすくなる。よって、アウタレバーの近傍にガイド機構を集約させて配置することが可能になり、これにより、変速機の小型化を図ることができる。
さらに、この発明によれば、ガイドプレートの挿通穴にコントロールロッドを通した状態で、ガイドプレートの取付け面部を変速機ケースの内面に固定することによって、ガイドプレートを変速機ケースに容易に組み付けることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、変速機ケースを構成する第1ケース構成部材と第2ケース構成部材とに跨がってコントロールロッドが軸方向に固定される場合、ガイドプレートの挿通穴にコントロールロッドを通した状態で、コントロールロッドの一端部とガイドプレートの取付け面部とを第1ケース構成部材に組み付けた後、第1ケース構成部材に第2ケース構成部材を組み付けることによって、変速機の簡単な組み付けを実現できる。また、コントロールロッドが軸方向に固定されることで、軸方向において変速機のコンパクト化を図ることができる。さらに、このようにコントロールロッドが軸方向に固定されていても、コントロールロッド上をシフトフィンガが軸方向に摺動することで、シフト操作により選択された変速段へのシフトインを実現できる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、ガイドプレートの取付け面部がブリーザ室の壁面の一部を構成するため、当該部分からブリーザ室へのオイルの浸入を規制する専用の蓋材を省略することができる。したがって、部品点数および組立工数を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る変速操作装置を備えた手動変速機の骨子図である。 同手動変速機における変速操作装置を軸方向反エンジン側から見た要部断面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 ガイドプレートを示す斜視図である。 ガイドプレートの取付け面部を軸方向から見た断面図である。 コントロールロッドの回動規制状態を示す図8と同様の断面図である。 ガイドプレートの取付け面部とブリーザ室との位置関係を示す図である。 ガイドピンから軸方向の荷重が加えられたときのガイドプレートの支持状態を説明するための模式図である。 ガイドピンから周方向の荷重が加えられたときのガイドプレートの支持状態を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る手動変速機1は、前進6速、後退1速の変速機であって、クラッチ4を介してエンジン2の出力軸3に連結されたプライマリシャフト10と、該プライマリシャフト10に平行に配置されたセカンダリシャフト20とを有する。
セカンダリシャフト20は、差動装置70を介して駆動輪(図示せず)に連結されている。具体的には、セカンダリシャフト20のエンジン側の端部に出力ギヤ28が設けられており、この出力ギヤ28が差動装置70のデフリングギヤ71に噛み合っている。これにより、セカンダリシャフト20の回転が差動装置70を介して左右の車軸72,73に伝達され、さらに、各車軸72,73に連結された前記駆動輪に伝達されるようになっている。
プライマリシャフト10とセカンダリシャフト20との間には、エンジン側から順に、1速用ギヤ列G1、リバース用ギヤ列GR、2速用ギヤ列G2、5速用ギヤ列G5、6速用ギヤ列G6、3速用ギヤ列G3、4速用ギヤ列G4が配設されている。
1速用ギヤ列G1及び2速用ギヤ列G2は、それぞれ、プライマリシャフト10に固定されたプライマリギヤ11,12と、セカンダリシャフト20に遊嵌合されたセカンダリギヤ21,22とで構成されている。また、3〜6速用の各ギヤ列G3〜G6は、プライマリシャフト10に遊嵌合されたプライマリギヤ13〜16と、セカンダリシャフト20に固定されたセカンダリギヤ23〜26とで構成されている。
セカンダリシャフト20上における1速用セカンダリギヤ21と2速用セカンダリギヤ22との間には1−2速用同期装置40が配設されている。また、プライマリシャフト10上における3速用プライマリギヤ13と4速用プライマリギヤ14との間、同じくプライマリシャフト10上における5速用プライマリギヤ15と6速用プライマリギヤ16との間には、それぞれ、3−4速用同期装置50、5−6速用同期装置60が配設されている。
チェンジレバー(図示せず)により前進段でのシフト操作が行われると、上記の同期装置40,50,60のうち、シフト操作された変速段に対応する1つの同期装置のみが作動し、これにより、上記の前進段ギヤ列G1〜G6のうち、シフト操作された変速段のギヤ列のみが選択的にプライマリシャフト10とセカンダリシャフト20との間で動力伝達状態となる。例えば、チェンジレバーにより1速または2速へのシフト操作が行われると、これに連動して、1−2速用同期装置40のスリーブ41がセカンダリシャフト20上をエンジン側または反エンジン側へスライドし、スライドされた側の遊嵌合ギヤ(21又は22)がセカンダリシャフト20に固定され、シフト操作された変速段のギヤ列(G1又はG2)が動力伝達状態となる。また、チェンジレバーにより3〜6速のいずれかへのシフト操作が行われると、これに連動して、3−4速用同期装置50のスリーブ51又は5−6速用同期装置60のスリーブ61がプライマリシャフト10上をエンジン側または反エンジン側へスライドし、スライドされた側の遊嵌合ギヤ(13、14、15又は16)がプライマリシャフト10に固定され、シフト操作された変速段のギヤ列(G3、G4、G5又はG6)が動力伝達状態となる。
一方、リバース用ギヤ列GRは、選択摺動式のギヤ列であり、プライマリシャフト10に固定されたリバースプライマリギヤ17と、セカンダリシャフト20に固定されたリバースセカンダリギヤ27と、プライマリシャフト10及びセカンダリシャフト20に平行なリバースシャフト30に軸方向に摺動可能に嵌合されたリバースアイドルギヤ37とで構成されている。
なお、リバースセカンダリギヤ27は、セカンダリシャフト20に直接固定されておらず、1−2速用同期装置40のスリーブ41に設けられている。このスリーブ41は、同期装置40において、セカンダリシャフト20に固設されたハブ42にスプライン嵌合している。そのため、厳密に言えば、スリーブ41に設けられたリバースセカンダリギヤ27は、セカンダリシャフト20に対して回転方向には固定されているが、軸方向には移動可能となっている。
チェンジレバーがリバース位置にシフト操作されると、これに連動して、リバースアイドルギヤ37が軸方向反エンジン側へ摺動して、リバースプライマリギヤ17とリバースセカンダリギヤ27とに噛み合い、これにより、リバース用ギヤ列GRが動力伝達状態となる。
以下、手動変速機1の変速操作装置90について説明する。
図2は、変速操作装置90の主要部を軸方向反エンジン側から見た図であり、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は図3のC−C線断面図である。
図2〜図5に示すように、変速操作装置90は、上述したギヤ列G1〜G6,GRを収容するギヤケース80と、クラッチ4を収容するクラッチハウジング190(図3及び図4参照)とで構成された変速機ケース78に収容されている。図3及び図4に示すように、ギヤケース80は、その前端面がクラッチハウジング190の後面に合わされた状態で該クラッチハウジング190に結合されている。また、クラッチハウジング190の後面には、後述のブリーザ室194を構成する凹部192が形成されている。
図2〜図5に示すように、変速操作装置90は、プライマリシャフト10に平行なコントロールロッド100を有する。図3及び図4に示すように、コントロールロッド100の一端部は、クラッチハウジング190に設けられた支持穴191に回動可能に嵌合及び支持されており、コントロールロッド100の他端部は、ギヤケース80に設けられた支持穴81に回動可能に嵌合及び支持されている。これにより、コントロールロッド100は、軸周りに回動可能にギヤケース80とクラッチハウジング190とに支持されている。また、コントロールロッド100は、ギヤケース80とクラッチハウジング190とに跨がって軸方向に固定されている。このようにコントロールロッド100の軸方向移動が規制されていることにより、コントロールロッド100を収納する部分においてギヤケース80を軸方向にコンパクトに構成することが可能になっている。
図2及び図4に示すように、コントロールロッド100の上方には、チェンジレバーのセレクト操作に連動して回動するセレクトレバーシャフト110が配設されている。セレクトレバーシャフト110は、ギヤケース80を貫通してコントロールロッド100に略直角な方向、例えば上下方向に延びるように配設されている。なお、変速機ケースの外側においてクラッチハウジング190とギヤケース80との合わせ面近傍にはハーネス(図示せず)等が配設されているため、コントロールロッド100の軸方向において当該合わせ面から離間した位置にセレクトレバーシャフト110が配設されている。セレクトレバーシャフト110の下端部には、該セレクトレバーシャフト110の回動により揺動するセレクトレバー108が固定されている。
図2及び図3に示すように、コントロールロッド100の側方には、チェンジレバーのシフト操作に連動して回動するシフトレバーシャフト94が配設されている。シフトレバーシャフト94は、ギヤケース80を貫通してセレクトレバーシャフト110に平行に延びるように配設されている。シフトレバーシャフト94は、コントロールロッド100の軸方向においてセレクトレバーシャフト110と略同じ位置に配設されている。シフトレバーシャフト94の下端部には周溝95が形成されており、ギヤケース80に外側からねじ込まれた係合ピン99の先端部が周溝95に係合することで、シフトレバーシャフト94が軸方向に位置決めされている。また、シフトレバーシャフト94には、該シフトレバーシャフト94の回動により揺動するシフトレバー98が固定されている。
図2〜図4に示すように、コントロールロッド100には、シフトフィンガ102が軸方向移動及び回動可能に嵌合されており、このシフトフィンガ102には、その周方向の一部から径方向外側に延びるフィンガ部103が設けられている。
また、シフトフィンガ102には、シフトレバー98の先端部が係合する係合凹部160が設けられている。この係合凹部160は、軸方向に間隔を空けて配設された一対の突片161,162により平面視コ字形の溝状に形成されている(図3参照)。各突片161,162は、軸方向視において例えば略扇形に形成されている(図2参照)。
さらに、図2に示すように、シフトフィンガ102には、一方の突片162の外周部から更に径方向外側に突出する突出部169が設けられ、該突出部169の先端に、後述のガイド機構150を構成するガイドピン170が突設されている。
また、図2〜図5に示すように、コントロールロッド100にはインターロックスリーブ104が固設されている。図3及び図4に示すように、インターロックスリーブ104は、コントロールロッド100に外嵌された筒状のベース部材200と、該ベース部材200に結合されたロック部材201とで構成されている。
ベース部材200は、コントロールロッド100に固定される円筒部202と、該円筒部202に連なる筒状延長部210とを備えている。円筒部202における軸方向の筒状延長部210とは反対側の端部には、周方向の所定角度範囲に亘って切欠部が形成されており、周方向における該切欠部以外の残余部分によって、後述の回動規制機構220の被規制部206が構成されている(図8参照)。筒状延長部210は、円筒部202よりも小さな外径を有しており、円筒部202の外周と筒状延長部210の外周との境界に、ロック部材201を位置決めする段状部が形成されている。
ロック部材201は、筒状延長部210の外周に固定されたセレクトプレート105と、軸方向においてセレクトプレート105よりも反エンジン側に配置されてコントロールロッド100が貫通された支持プレート107と、セレクトプレート105と支持プレート107とに跨がるロック部106とを備えている。
図4及び図5に示すように、セレクトプレート105の上端部には、セレクトレバー108に係合された係合凹部105aが設けられている。図2に示すように、ロック部106には、シフトフィンガ102のフィンガ部103が挿通される挿通穴106aが形成されており、これにより、インターロックスリーブ104とシフトフィンガ102との干渉が回避されている。インターロックスリーブ104がコントロールロッド100と一体回転すると、挿通穴106aの側壁とフィンガ部103との係合により、シフトフィンガ102がコントロールロッド100の回動に連動して回動するようになっている。図4に示すように、挿通穴106aは軸方向に延びる長穴となっており、シフトフィンガ102の摺動時においても、フィンガ部103がロック部106に干渉しないようになっている。なお、図4において、ロック部106は、挿通穴106aの周辺部分のみが図示されている。
図2及び図3に示すように、コントロールロッド100の下方には、1−2速用シフトエンド121が固定された1−2速用シフトロッド111、3−4速用シフトエンド122が固定された3−4速用シフトロッド112、及び、5−6速用シフトエンド123が固定された5−6速用シフトロッド113が、それぞれコントロールロッド100に平行に配設されている。各シフトロッド111,112,113は、軸方向にスライド可能なようにギヤケース80とクラッチハウジング190とに支持されている。また、各シフトロッド111,112,113には、対応する同期装置40,50,60のスリーブ41,51,61に係合されたシフトフォーク181,182,183が固定されている。
各シフトエンド120,121,122,123の先端部は、シフトフィンガ102の周囲に周方向に並んで配設されており、シフトフィンガ102のフィンガ部103に選択的に係合されるようになっている。また、フィンガ部103に係合されたシフトエンド以外のシフトエンドには、インターロックスリーブ104のロック部106が係合されるようになっている。
本実施形態では、3−4速用シフトロッド112にリバースシフトエンド120がスプライン嵌合されており、3−4速用シフトロッド112がリバース用シフトロッドとして兼用されている。
図4及び図5に示すように、リバースシフトエンド120にはリバースアーム130が固定されている。リバースアーム130の先端には、平面視コ字形の係合凹部131が形成されており、該係合凹部131に、リバースレバー136の係合突部138が係合されている。リバースレバー136は、プライマリシャフト10に隣接して配設されており、リバースシャフト30に略垂直な略水平方向に沿って配置された支軸134に回転可能に支持されている。リバースレバー136は、支軸134の周縁部から下方に延びる揺動端部140を備えている。図4に示すように、リバースアイドルギヤ37は、リバースプライマリギヤ17とリバースセカンダリギヤ27とに噛合可能なように軸方向一端部に設けられたギヤ部32と、軸方向他端部にフランジ状に設けられた鍔部34と、リバースレバー136の揺動端部140が係合するように軸方向においてギヤ部32と鍔部34との間に形成された凹溝部36と、を備えている。該凹溝部36には、リバースレバー136の揺動端部140が係合されている。
図2〜図5に示すように、チェンジレバーがセレクト操作されると、これに連動して、セレクトレバーシャフト110と一体的にセレクトレバー108が軸周りに回動する。このセレクトレバー108の揺動により、セレクトレバー108に係合したセレクトプレート105は、コントロールロッド100と共に軸周りに回動する。これにより、シフトフィンガ102は、コントロールロッド100の回動に連動して軸周りに回動し、シフトフィンガ102のフィンガ部103は、チェンジレバーのセレクト位置に応じたシフトエンド120〜123に係合する。
また、チェンジレバーがシフト操作されると、これに連動して、シフトレバーシャフト94と一体的にシフトレバー98が軸周りに回動する。このシフトレバー98の揺動により、シフトレバー98に係合したシフトフィンガ102は、コントロールロッド100上を軸方向移動するようになっている。
いずれかの前進段のセレクト位置でシフト操作が行われる場合、シフトフィンガ102のフィンガ部103が係合したシフトエンド121〜123を介して、該シフトエンド121〜123が設けられたシフトロッド111〜113が軸方向移動する。このとき、該シフトロッド111〜113の軸方向移動に連動して、同期装置40,50,60のスリーブ41,51,61が軸方向移動することで、シフト操作された前進段ギヤ列G1〜G6での動力伝達状態が実現される。
なお、フィンガ部103が係合したシフトエンド121〜123以外のシフトエンドは、前記ロック部106との係合により軸方向移動が規制されているため、これにより、セレクト操作で選択されたセレクト位置でのみシフトインされ、同時に2つの変速段へシフトインされることが防止される。
一方、リバースセレクト状態でシフト操作が行われる場合、リバース用シフトロッド(3−4速用シフトロッド)112は軸方向移動せず、シフトレバー98の揺動によりシフトフィンガ102がコントロールロッド100上を軸方向に摺動し、該シフトフィンガ102に係合したリバースシフトエンド130とリバースアーム130とが、リバース用シフトロッド112上を軸方向移動し、これに連動してリバースレバー136が揺動する。これにより、リバースレバー136の揺動端部140に係合したリバースアイドルギヤ37が、リバースシャフト30上の中立位置からリバースプライマリギヤ17とリバースセカンダリギヤ27との噛合位置へ摺動し、リバース用ギヤ列GRでの動力伝達状態が実現される。
続いて、チェンジレバーの可動範囲を規制するためのガイド機構150について説明する。
図2に示すように、ガイド機構150は、コントロールロッド100上に設けられた前記ガイドピン170と、該ガイドピン170の可動範囲を規制するガイドスリット173が設けられたガイドプレート172とで構成されている。
上述したように、ガイドピン170は、シフトフィンガ102の外周に突設されている。したがって、ガイドピン170は、セレクト操作時にシフトフィンガ102と共に軸周りに回動し、シフト操作時にシフトフィンガ102と共にコントロールロッド100上を軸方向に摺動する。
図6に示すように、ガイドプレート172は、軸方向一端部に設けられた取付け面部175と、軸方向他端部に設けられた支持面部176と、取付け面部175と支持面部176とに跨がるガイド面部174とを備えている。なお、図6には、ガイドプレート172と周辺部材との位置関係を容易に理解可能にするために、コントロールロッド100、インターロックスリーブ104、シフトフィンガ102及びガイドピン170が二点鎖線で図示されている。
図2及び図6に示すように、ガイド面部174は、コントロールロッド100に平行に配置されており、軸方向視において軸周りに円弧状に延びるような湾曲形状を有する。ガイドスリット173は、ガイド面部174においてシフトパターン状に形成されている。これにより、該ガイドスリット173に嵌入されたガイドピン170の移動、ひいては、シフトフィンガ102の軸方向移動および回動が、所定のシフトパターンに従うように規制されている。
図3及び図4に示すように、取付け面部175は、変速機ケース78の内面、具体的にはクラッチハウジング190の後面に、例えばボルトによって固定されている。取付け面部175には挿通穴177が設けられており、該挿通穴177にコントロールロッド100が挿通されている。
図7に示すように、取付け面部175は、上述したインターロックスリーブ104の円筒部202に形成された被規制部206の回動範囲を規制する規制部として機能するようになっており、該取付け面部175と被規制部206とによって、コントロールロッド100の回動範囲を規制する回動規制機構220が構成されている。なお、図7において、符号180a,180bは、取付け面部175をクラッチハウジング190に固定するためのボルトが挿通されるボルト挿通穴を示している。
回動規制機構220を構成するために、取付け面部175の挿通穴177には、所定角度範囲に亘って他の部分よりも大径とされた大径穴部177aが形成されており、該大径穴部177aに、上述したインターロックスリーブ104の円筒部202に形成された被規制部206が嵌入されている。図8(a)及び図8(b)に示すように、コントロールロッド100の回動により、大径穴部177aの周方向両端部に形成された規制面178,179に、被規制部206の周方向の端面208,209が当接することで、被規制部206の回動が規制される。したがって、被規制部206の回動範囲は一対の規制面178,179間の角度範囲に規制され、これにより、コントロールロッド100の回動範囲が規制されるようになっている。
このように、回動規制機構220の規制部はガイドプレート172の取付け面部175で構成されているため、ガイドプレート172とは別体の規制部材を省略することができる。したがって、該別体の規制部材と取付け面部175との干渉を考慮することなく、クラッチハウジング190に対して取付け面部175を容易に取り付けることができる。
図4に示すように、取付け面部175は、クラッチハウジング190の前記凹部192を塞ぐように設けられており、該凹部192と取付け面部175とによって、変速機ケース78の内側空間と外側空間とに連通するブリーザ室194が形成されている。
図9は、クラッチハウジング190におけるギヤケース80との合わせ面の一部を示している。なお、図9には、ブリーザ室194とガイドプレート172との位置関係を容易に理解可能にするために、ガイドプレート172が二点鎖線で図示されている。また、図9において、符号198a,198bは、ガイドプレート172の取付け面部175をクラッチハウジング190に固定するためのボルトが締結されるボルト穴を示している。
図9に示すように、ブリーザ室194は、クラッチハウジング190の上壁部に設けられている。ブリーザ室194は、該ブリーザ室194から下方に延びる一対の連通穴195,196を介して変速機ケース78の内側空間に連通し、ブリーザ室194から上方に延びる連通穴197と該連通穴197に取り付けられたブリーザ199とを介して変速機ケース78の外側空間に連通している。変速機ケース78の内圧が上昇すると、この内圧は、ブリーザ室194を通して変速機ケース78の外側へ逃がされるようになっている。このとき、空気と共にブリーザ室194に流入したオイルは、ブリーザ室194の壁面等に付着して一旦留まった後、一対の連通穴195,196のいずれかを通って変速機ケース78内に戻される。これにより、変速機ケース78の外側へのオイルの噴出が抑制される。
ガイドプレート172の取付け面部175は、前記凹部192の開口端部を塞ぐようにブリーザ室194の壁面の一部を構成している。そのため、前記凹部192の開口端部からブリーザ室194へのオイルの浸入を規制する専用の蓋材を省略することができ、これにより、部品点数および組立工数を低減することができる。
図10は、コントロールロッド100に直角、且つ、ガイド面部174に平行な方向からコントロールロッド100及びガイドプレート172を見た模式的な断面図であり、図11は、コントロールロッド100に直角、且つ、ガイド面部174に略直角な方向からコントロールロッド100及びガイドプレート172を見た模式的な断面図である。
図10(a)及び図11(a)に示すように、ガイドプレート172の支持面部176には挿通穴188が設けられており、該挿通穴188にコントロールロッド100が挿通されている。コントロールロッド100は、挿通穴188に遊嵌されており、これにより、コントロールロッド100の回動がガイドプレート172によって阻害されないようになっている。なお、図10及び図11では、発明の理解を容易にするために、コントロールロッド100の外周と挿通穴188の内壁との隙間が大きく誇張して図示されているが、実際には当該隙間は微小である。
支持面部176は、ギヤケース80の内面に対して近接した位置で対向配置されているが、ギヤケース80に取り付けられておらず、専らコントロールロッド100に支持される。すなわち、図10(a)及び図11(a)に示すようにガイドプレート172に荷重がかからない状態では、ガイドプレート172の軸方向一端部のみがクラッチハウジング190に固定され、他端部は支持されない片持ち状の支持状態となる。
一方、例えばチェンジレバーの操作時にガイドピン170がガイドスリット173の周壁に当接することで、ガイドプレート172に荷重がかかると、コントロールロッド100が支持面部176の挿通穴188の周壁との当接部において荷重を受けることになる。すなわち、ガイドプレート172は、軸方向一端部に設けられた取付け面部175がクラッチハウジング190に固定され、他端部に設けられた支持面部176の挿通穴188にコントロールロッド100が挿通されることにより、両端部で支持されている。
そのため、例えば、シフト操作時に、シフト方向(コントロールロッド100の軸方向)に移動するガイドピン170がガイドスリット173の周壁に接触したときに、図10(b)に示すように、ガイド面部174と支持面部176とのコーナー部がコントロールロッド100に接近するようにガイドプレート172が僅かに撓むことがあるが、このとき、コントロールロッド100の外周において支持面部176の挿通穴188の内壁が押し込まれた部分によって、支持面部176が支持される。
また、例えば、セレクト操作時に、セレクト方向(コントロールロッド100の周方向)に移動するガイドピン170がガイドスリット173の周壁に接触したときに、図11(b)に示すようにコントロールロッド100の周方向に支持面部176が変位するようにガイドプレート172が僅かに撓むことがあるが、このときも、コントロールロッド100の外周において支持面部176の挿通穴188の内壁が押し込まれた部分によって、支持面部176が支持される。
このように、ガイドプレート172がガイドピン170から荷重を受けたときでも、この荷重がコントロールロッド100で受けられることによって、ガイドプレート172の撓みが確実に抑制される。したがって、ガイドプレート172を軸方向に長く形成しても、該ガイドプレート172を変形が抑制されるように確実に支持することができる。また、このような安定支持が可能になるため、ガイドプレート172の厚みを低減することができ、これにより、打ち抜き加工によりガイドスリット173を形成しやすくなるとともに、ガイドプレート172の軽量化を図ることができる。
また、このような安定支持を実現しつつガイドプレート172を軸方向に長く形成できるため、クラッチハウジング190に固定されるガイドプレート172の取付け面部175を、ガイドピン170から軸方向に離れた位置に設けることができる。したがって、シフトレバーシャフト94(図2及び図3参照)及びセレクトレバーシャフト110(図2及び図4参照)の近傍にガイドピン170及びガイド面部174を集約させて配置しても(図2参照)、取付け面部175を、前記レバーシャフト94,110に干渉することなくクラッチハウジング190に固定しやすくなる。よって、アウタレバーの近傍にガイド機構150を集約させて配置することが可能になり、これにより、手動変速機1の小型化を図ることができる。
さらに、本実施形態によれば、ガイドプレート172の支持面部176の挿通穴188にコントロールロッド100を通した状態で、コントロールロッド100の一端部とガイドプレート172の取付け面部175とをクラッチハウジング190に組み付けた後、クラッチハウジング190にギヤケース80を組み付けることによって、手動変速機1の簡単な組み付けを実現できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、ガイドピンがシフトフィンガと共にセレクト操作によって回動し、シフト操作によって軸方向に移動する場合について説明したが、本発明は、ガイドピンがシフト操作によって回動し、セレクト操作によって軸方向に移動する場合にも適用することができる。
以上のように、本発明によれば、手動変速機の小型化を図りつつ、ガイドプレートの撓みを抑制するとともに、ガイドプレートの良好な組付け性を実現することが可能となるから、ガイドプレートを備えた手動変速機の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 手動変速機
2 エンジン
4 クラッチ
10 プライマリシャフト
20 セカンダリシャフト
30 リバースシャフト
40 1−2速用同期装置
50 3−4速用同期装置
60 5−6速用同期装置
70 差動装置
78 変速機ケース
80 ギヤケース(第2ケース構成部材)
90 変速操作装置
94 シフトレバーシャフト
98 シフトレバー
100 コントロールロッド
102 シフトフィンガ
104 インターロックスリーブ
108 セレクトレバー
110 セレクトレバーシャフト
150 ガイド機構
172 ガイドプレート
173 ガイドスリット
174 ガイド面部
175 取付け面部
176 支持面部
177 取付け面部の挿通穴
188 支持面部の挿通穴
190 クラッチハウジング(第1ケース構成部材)
194 ブリーザ室
G1 1速用ギヤ列
G2 2速用ギヤ列
G3 3速用ギヤ列
G4 4速用ギヤ列
G5 5速用ギヤ列
G6 6速用ギヤ列
GR リバース用ギヤ列

Claims (3)

  1. 変速機ケースに収容された複数のギヤ列の1つをチェンジレバーのセレクト操作とシフト操作とにより選択的に動力伝達状態とする変速機の変速操作装置であって、
    前記変速機ケースに支持されたコントロールロッドと、
    前記セレクト操作又は前記シフト操作の一方により軸周りに回動し且つ他方により軸方向に移動するように前記コントロールロッド上に設けられたガイドピンと、
    該ガイドピンの可動範囲を規制するガイドスリットが設けられたガイドプレートと、を備え、
    該ガイドプレートは、軸方向一端部に設けられた取付け面部が前記変速機ケースに固定され、他端部に設けられた挿通穴に前記コントロールロッドが挿通されることにより、両端部で支持されていることを特徴とする変速機の変速操作装置。
  2. 前記変速機ケースは、前記ガイドプレートが固定される第1ケース構成部材と、該第1ケース構成部材に結合された第2ケース構成部材とで構成され、
    前記コントロールロッドは、前記第1ケース構成部材と第2ケース構成部材とに跨がって軸方向に固定されており、
    前記コントロールロッドには、前記セレクト操作時に該コントロールロッドと一体に回動し且つ前記シフト操作時に前記コントロールロッド上を軸方向に摺動するシフトフィンガが外嵌されており、
    該シフトフィンガに前記ガイドピンが突設されていることを特徴とする請求項1に記載の変速機の変速操作装置。
  3. 前記変速機ケースの内面に設けられた凹部と、該凹部を塞ぐように前記変速機ケースの内面に取り付けられた前記取付け面部とによって、前記変速機ケースの内側空間と外側空間とに連通するブリーザ室が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の変速機の変速操作装置。
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