JP6413849B2 - 手動変速機のシフト装置 - Google Patents

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本発明は、手動変速機のシフト装置に関し、特に、セレクト操作に応じてシフトケース本体に対して軸線方向に移動自在、かつ、シフト操作に応じてシフトケース本体に対して軸線周りに回転するように配設されたシフトアンドセレクトシャフトを備えた手動変速機のシフト装置に関する。
従来の手動変速機のシフト装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたシフト装置は、変速機ケースに取付けられたシフトケースと、シフトレバーのシフト操作によって軸線方向に移動し、シフトレバーのセレクト操作によって軸線周りに回転するようにシフトケースに取付けられたシフトアンドセレクトシャフトとを備えている。
変速機ケースにはシフトアンドセレクトシャフトの外周部に設けられたインナレバーに荷重を直接作用させてシフトアンドセレクトシャフトをばね力によって抑え付けるガイドピンが設けられており、シフトアンドセレクトシャフトが回転方向(シフト方向)および軸線方向(セレクト方向)に移動したときに、ガイドピンからインナレバーを介してシフトアンドセレクトシャフトに抵抗力が与えられることにより、シフトアンドセレクトシャフトの操作力が得られる。
特開2013−19469号公報
このような従来の手動変速機のシフト装置にあっては、ガイドピンが変速機ケースに設けられ、インナレバーがシフトアンドセレクトシャフトに設けられている。これにより、ばね力が作用するガイドピンによってインナレバーが強く押されてしまい、シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向に移動した場合に、シフトアンドセレクトシャフトと変速機ケースとの間で摺動抵抗が増大してしまう。このため、シフトアンドセレクトシャフトの操作性が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、シフトアンドセレクトシャフトの操作性を向上できる手動変速機のシフト装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、変速機ケースに形成された開口部に取付けられたシフトケース本体を有するシフトケースと、セレクト操作に応じてシフトケース本体に対して軸線方向に移動自在、かつ、シフト操作に応じてシフトケース本体に対して軸線周りに回転するように配設されたシフトアンドセレクトシャフトと、シフトアンドセレクトシャフトに固定され、シフトゲートパターンに沿った形状のガイド溝を有するガイド部材と、ガイド溝に挿入される先端部を有し、シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向および回転方向への移動量を規制するガイドピンと、シフトアンドセレクトシャフトに固定され、カム面と、シフトヘッドを押圧してフォークシャフトをシフト方向に移動させるフィンガー部とを有するカム部材と、カム部材を挟み込むようにU字状に形成されるとともに、フィンガー部の先端を突出させる開口を有し、シフトアンドセレクトシャフトと一体で軸線方向に移動し、かつ、シフトアンドセレクトシャフトと相対回転するインタロック部材と、カム部材のカム面に押し付け力を作用させることにより、シフトアンドセレクトシャフトが回転方向に移動するときの操作力を付与するディテント部材とを備え、シフトケースが、シフトアンドセレクトシャフトに対向するようにシフトケース本体から変速機ケースの内方に向かって延び、シフトケース本体と一体で形成された柱状支持部を有する手動変速機のシフト装置であって、柱状支持部にガイドピンを固定するとともに、ディテント部材をインタロック部材に固定し、シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向に移動したときに、インタロック部材およびカム部材が柱状支持部に対して軸線方向に相対移動し、シフトアンドセレクトシャフトが回転したときに、インタロック部材が柱状支持部に当接することで、インタロック部材の回転が規制されるものから構成されている。
このように上記の本発明によれば、シフトケース本体と一体で形成された柱状支持部にガイドピンが固定されるとともに、ディテント部材がインタロック部材に固定される。
これにより、シフトアンドセレクトシャフトを軸線方向に移動させるときに、インタロック部材およびディテント部材を一体で移動させることができる。このため、ディテント部材の押し付け力がシフトアンドセレクトシャフトに加わることを防止して、シフトアンドセレクトシャフトとシフトケース本体との摺動抵抗を低減できる。この結果、シフトアンドセレクトシャフトの操作性を向上できる。
また、シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向に移動したときに、インタロック部材およびカム部材が柱状支持部に対して軸線方向に相対移動し、シフトアンドセレクトシャフトが回転したときに、インタロック部材が柱状支持部に当接することで、インタロック部材の回転が規制される。
これにより、柱状支持部を利用してインタロック部材の回転を規制でき、シフト装置の構成を簡素化できる。
図1は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、手動変速機の外観斜視図である。 図2は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、手動変速機の上面図である。 図3は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、手動変速機の前側面図である。 図4は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、変速歯車機構およびシフト装置の外観斜視図である。 図5は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、変速歯車機構およびシフト装置の側面図である。 図6は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、図2のVI−VI方向矢視断面図である。 図7は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、シフト装置の背面図である。 図8は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、図5のVIII−VIII方向矢視断面図である。 図9は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、シフト装置の断面斜視図である。 図10は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、インタロックプレートおよびフォークシャフトの位置関係を示す断面図である。 図11は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、シフト操作が行われた状態におけるインタロックプレートおよびフォークシャフトの位置関係を示す断面図である。 図12は、本発明の手動変速機のシフト装置の一実施の形態を示す図であり、ガイド溝の構成図である。
以下、本発明に係る手動変速機のシフト装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図12は、本発明に係る一実施の形態の手動変速機のシフト装置を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1〜図3において、車両に搭載される手動変速機1は、車両の走行状態に応じて内燃機関としての図示しないエンジンの回転速度および回転トルクを変換し、図示しない駆動輪に伝える。図1〜図12において、上下左右方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
手動変速機1の本体を構成する変速機ケース2には、シフト装置3や図4、図5に示す変速歯車機構4等の様々な構成部品が設けられており、図6に示すように、変速機ケース2の開口部2aにはシフトケース5のシフトケース本体6の外周部が複数のボルト7(図1、図2参照)によって締結されている。
シフトケース本体6は、図示しないシール部材を介して変速機ケース2に取付けられることにより、変速機ケース2の内部が密閉されている。このため、変速機ケース2の内部に収容される潤滑油が外部に漏出することが防止される。
図6に示すように、変速機ケース2の内部にはシフトアンドセレクトシャフト8が収容されており、このシフトアンドセレクトシャフト8は、セレクト操作に応じてシフトケース本体6に対して軸線方向に移動自在、かつ、シフト操作に応じてシフトケース本体6に対して軸線周りに回転する。なお、図6、図9において、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線をOで示す。
ここで、図6、図7、図9において、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向への移動をセレクト方向9で示し、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線周りの回転をシフト方向10で示す。また、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向一端側は、シフトケース本体6に支持されており、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向他端側は、変速機ケース2に支持されている。
また、図1〜図9に示すように、シフトケース本体6の外方に突出するシフトアンドセレクトシャフト8の上端部にはL字形状のセレクトアウタレバー11とシフトアウタレバー12とが取付けられている。セレクトアウタレバー11の一端部には図示しないセレクトケーブルの一端部が連結されており、セレクトアウタレバー11の他端部は、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向上端部に連結されている。
セレクトケーブルの他端部は、運転席近傍に設けられて運転者によって操作される図示しないシフトレバーの下端部に連結されており、運転手によってシフトレバーがセレクト方向に操作されると、セレクトケーブルを介してセレクトアウタレバー11がシフトアンドセレクトシャフト8を軸線方向に移動させる。
シフトアウタレバー12の一端部には図示しないシフトケーブルの一端部が連結されており、シフトアウタレバー12の軸線方向中央部は、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向上端部に固定されている。
シフトケーブルの他端部は、上述したシフトレバーの下端部に連結されており、運転手によってシフトレバーがシフト方向に操作されると、シフトケーブルを介してシフトアウタレバー12がシフトアンドセレクトシャフト8を軸線方向周りに回転させる。
なお、本実施の形態のシフト装置3は、所謂、リモートコントロール型のシフト装置3から構成されているが、これに限られるものではなく、シフトアンドセレクトシャフト8に直接シフトレバーを取付けた、所謂、ダイレクトコントロール方式のシフト装置3であってもよく、これらの方式に限定されるものでもない。
図6において、シフトアンドセレクトシャフト8にはピン16によってシフトアーム15が取付けられており、シフトアーム15は、シフトアンドセレクトシャフト8と共にセレクト方向9およびシフト方向10に移動する。ここで、本実施の形態のシフトアーム15は、本発明のガイド部材を構成する。
シフトケース5は、柱状支持部53を備えており、柱状支持部53は、シフトケース本体6に一体で形成されている。柱状支持部53は、シフトアンドセレクトシャフト8に対向するようにシフトケース本体6から変速機ケース2の内方に向かって延びており、変速機ケース2の内方側の端部からシフトケース本体6側の端部に向かって断面積が漸次増大するように形成されている。
図6、図7、図9、図12において、シフトアーム15の外周面にはシフトゲートパターンに沿った形状のガイド溝45が形成されている。
図6に示すように、ガイド溝45にはガイドピン52の先端52aが挿入されており、このガイドピン52は、柱状支持部53に形成された支持孔53Aに挿入されることにより、柱状支持部53に支持される。
図6〜図9において、シフトアンドセレクトシャフト8にはカム部材54がピン55によって固定されており、柱状支持部53に対向するカム部材54の対向面にはカム面56が形成されている。カム部材54は、シフトアンドセレクトシャフト8が挿通される挿通穴54Aを有する。
カム部材54の外周面にはフィンガー部54B(図9参照)が形成されており、フィンガー部54Bは、3つのシフトヘッド17〜19(図4、図5参照)のいずれかに係合してシフトヘッド17〜19のいずれかをシフト方向10に移動させる。
図6、図7、図9において、シフトアンドセレクトシャフト8にはカム部材54を覆うようにインタロックプレート20が取付けられている。
図6において、インタロックプレート20は、シフトアンドセレクトシャフト8と相対回転自在に保持される貫通孔41A、42Aを有し、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に離隔する上側プレート41および下側プレート42と、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に沿って延び、上側プレート41および下側プレート42に連結される連結プレート43とを含んで構成されている。
インタロックプレート20は、カム部材54を挟み込むようにU字状に形成されており、インタロックプレート20には上側プレート41および下側プレート42の対向面によって開口20aが形成されている(図10、図11参照)。カム部材54のフィンガー部54Bは、開口20aを通して外方に突出することにより、3つのシフトヘッド17〜19のいずれかに係合する。
シフトアンドセレクトシャフト8にはスナップリング44A、44Bが取付けられており、スナップリング44A、44Bは、上側プレート41および下側プレート42の内周面に接触している。これにより、インタロックプレート20は、シフトアンドセレクトシャフト8と一体で軸線方向に移動し、かつ、シフトアンドセレクトシャフト8と相対回転する。ここで、本実施の形態のインタロックプレート20は、本発明のインタロック部材を構成する。
図4に示すように、シフトヘッド17は、フォークシャフト21に連結されており、シフトヘッド18は、フォークシャフト22に連結されている。また、シフトヘッド19は、フォークシャフト23に連結されている。
それぞれのフォークシャフト21〜23は、シフトアンドセレクトシャフト8と直交で、かつ、互いに平行に延びており、フォークシャフト21〜23の延びる方向は、エンジンの図示しないクランクシャフトと略平行となっている。
フォークシャフト21は、シフトフォーク24の一端部を保持しており、フォークシャフト22は、シフトフォーク25の一端部を保持している。また、フォークシャフト23は、シフトフォーク26の一端部を保持している。
シフトフォーク24〜26の他端部は、それぞれハブスリーブ27〜29に連絡しており、シフトフォーク24〜26がハブスリーブ27〜29を図4中、左右方向(車幅方向)に移動させることで変速が行なわれる。
図10に示すように、インタロックプレート20は、開口20aにフィンガー部54Bが配置されており、フィンガー部54Bは、シフトヘッド17〜19のいずれか1つに係合し、シフトヘッド17〜19のいずれかをフォークシャフト21〜23の延びる方向に移動させる。
このとき、図11に示すように、シフトヘッド17〜19の残りの2つは、インタロックプレート20の外周面に当接して、フィンガー部54Bに係合しない。このようにインタロックプレート20は、フィンガー部54Bがシフトヘッド17〜19のうちの2つのシフトヘッドを選択することを防止する機能を有している。
シフト装置3は、シフトアンドセレクトシャフト8がセレクト方向9に移動すると、フィンガー部54Bに係合されるシフトヘッド17〜19が選択される。その後、シフトアンドセレクトシャフト8がシフト方向10に回転すると、インタロックプレート20のフィンガー部54Bに係合したシフトヘッド17〜19のいずれか1つに連結されるシフトフォーク24〜26のいずれか1つが、ハブスリーブ27〜29のいずれか1つをシフト方向10である図4中、左右方向に移動させることで変速が行なわれる。
図4、図5において、変速歯車機構4は、図示しないクラッチを介してエンジンの出力が伝達されるインプットシャフト30と、インプットシャフト30に取付けられた複数のドライブギヤ31とを備えており、ドライブギヤ31のうちの幾つかは、インプットシャフト30に固定されてインプットシャフト30と一体回転する。
また、残りのドライブギヤ31は、インプットシャフト30に対して空転し、上述したようにシフトアンドセレクトシャフト8が、シフト方向10に回転してハブスリーブ27またはハブスリーブ28がフォークシャフト21、22の軸線方向に移動すると、空転するドライブギヤ31のいずれか1つがインプットシャフト30に結合してインプットシャフト30と共に回転する。
変速歯車機構4は、インプットシャフト30と平行に設けられた図示しないディファレンシャル装置を介して駆動輪に動力を伝達するアウトプットシャフト32と、アウトプットシャフト32に取付けられた複数のドリブンギヤ33とを備えており、ドリブンギヤ33の幾つかは、アウトプットシャフト32に固定されてアウトプットシャフト32と共に回転する。
残りのドリブンギヤ33は、アウトプットシャフト32に対して空転し、上述したようにシフトアンドセレクトシャフト8が、シフト方向10に回転してハブスリーブ29がフォークシャフト23の軸線方向に移動すると、空転するドリブンギヤ33のいずれか1つがアウトプットシャフト32に噛み合ってアウトプットシャフト32と共に回転する。
そして、変速歯車機構4は、インプットシャフト30に固定されたドライブギヤ31と、このドライブギヤ31に噛合してアウトプットシャフト32に固定されたドリブンギヤ33とによって1速〜5速またはリバースのいずれか1つの変速段が構成される。
図5において、変速歯車機構4は、インプットシャフト30の下方に設置されるリバースアイドラシャフト34と、リバースアイドラシャフト34に取付けられたリバースギヤ35とを備えており、リバースギヤ35は、アウトプットシャフト32に設けられた図示しないリバースドリブンギヤに噛み合っている。
このように本実施の形態の変速歯車機構4は、複数のドライブギヤ31と複数のドリブンギヤ33の組み合わせによって1速〜5速の変速段が構成されるが、本実施の形態の手動変速機1は、5速の変速段に限定されるものではなく、4速以下または6速以上であってもよい。
図12において、シフトアーム15の外周面に形成されたガイド溝45は、1速用の溝46、2速用の溝47、3速用の溝48、4速用の溝49、5速用の溝50およびリバース用の溝51を備えている。
1速用の溝46と2速用の溝47とはシフト方向10に連通し、3速用の溝48と4速用の溝49とはシフト方向10に連通し、5速用の溝50とリバース用の溝51とはシフト方向10に連通している。このようにシフトアーム15の外周面にはシフトゲートパターンに沿った形状のガイド溝45が形成されている。
ガイドピン52は、シフトアンドセレクトシャフト8がセレクト方向9に移動するとともに、シフト方向10に回転するのに伴ってガイド溝45に沿って移動するようになっており、シフト終了後(変速終了後)にガイドピン52の先端52aがガイド溝45の壁面に当接することにより、シフトアンドセレクトシャフト8のセレクト方向9およびシフト方向10への移動量が規制されて、シフトアンドセレクトシャフト8がセレクト方向9およびシフト方向10にがたつくことが防止される。
また、図2、図4、図8において、シフトケース本体6をシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向から見た場合に、シフトケース本体6は、フォークシャフト21〜23の軸線方向に沿って延びる長辺6aおよびフォークシャフト21〜23の軸線方向と直交する方向に延びる短辺6bを有する矩形状に形成されており、シフトアンドセレクトシャフト8と柱状支持部53とは、シフトケース本体6の長辺6aあるいはフォークシャフト21〜23の軸線方向に沿って並列されている。
図6、図8において、柱状支持部53に対向するカム部材54の対向面にはカム面56が形成されており、カム面56にはディテント部材57が対向している。ディテント部材57は、インタロックプレート20の連結プレート43に固定される筒状本体58と、筒状本体58の内部に設けられ、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向と直交する方向に移動自在な移動体59と、移動体59と筒状本体58の底面との間に介装され、移動体59をカム部材54のカム面56に押し付けるコイルスプリング60とを備えている。
ディテント部材57は、コイルスプリング60によって移動体59が付勢されると、移動体59をカム部材54のカム面56に押し付ける。このディテント部材57は、シフトアンドセレクトシャフト8がニュートラル位置から1速−2速側または5速−リバース側のセレクト方向9に移動する場合と、シフトアンドセレクトシャフト8が1速−2速または5速−リバースからニュートラル位置側のセレクト方向9に移動する場合とにおいて、カム面56に沿って移動体59が転動する。
また、シフトアンドセレクトシャフト8がニュートラル位置から1速、3速、5速側または2速、4速、リバース側のシフト方向10に回転するときに、カム面56に沿って移動体59が転動する。
ディテント部材57は、カム部材54がセレクト方向9およびシフト方向10に移動するときに、移動体59をカム面56に押し付けるコイルスプリング60の押し付け力を作用させることによって、シフトアンドセレクトシャフト8が回転方向であるシフト方向10に移動するときの操作力を付与する。
ここで、上述したシフトケース5、シフトアンドセレクトシャフト8、シフトアーム15、インタロックプレート20、ガイドピン52、カム部材54およびディテント部材57がシフト装置3を構成している。
図6において、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向において、シフトアーム15は、カム部材54に対してシフトケース本体6側に設置されており、ガイドピン52が挿入される柱状支持部53の支持孔53Aは、ガイドピン52のガイド溝45と対向する位置に形成される。
図5、図8において、柱状支持部53は、シフトケース本体6から延びる方向の先端部に二股に分岐する一対の分岐片53B、53Cを有する。分岐片53B、53Cは、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動する範囲内で、インタロックプレート20が軸線方向に移動自在となるようにインタロックプレート20の連結プレート43を挟み込んでいる。
これにより、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動したときに、インタロックプレート20およびカム部材54が柱状支持部53に対して軸線方向に相対移動し、シフトアンドセレクトシャフト8が回転したときに、インタロックプレート20が柱状支持部53に当接することで、インタロックプレート20の回転が規制される。
図8、図9において、シフトアンドセレクトシャフト8に対向する柱状支持部53の縦壁にはガイドレール溝53b、53cが形成されている。ガイドレール溝53b、53cは、分岐片53B、53Cの延びる方向の先端から支持孔53Aまでの範囲でシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に延びている。これにより、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動するときに、インタロックプレート20がガイドレール溝53b、53cに沿って移動することができる。
図6、図9において、シフトアンドセレクトシャフト8の上部外周には内周コイルスプリング61および内周コイルスプリング61の外周部に位置する外周コイルスプリング62が設けられている。
シフトアンドセレクトシャフト8にはスナップリング63が設けられており、スナップリング63には内周コイルスプリング61の上端が接触している。シフトアンドセレクトシャフト8には環状リング64が設けられており、環状リング64には内周コイルスプリング61および外周コイルスプリング62の下端が接触している。外周コイルスプリング62の上端は、シフトケース5に形成されたスプリング受け部6cに接触している。
環状リング64は、台座65の上面に接触しており、環状リング64は、シフトアンドセレクトシャフト8に対して相対移動する。台座65は、図示しないボルトによってシフトケース本体6に固定されている。シフトアンドセレクトシャフト8にはスナップリング66が取付けられており、スナップリング66は、環状リング64の下面に接触自在となっている。
本実施の形態のシフト装置3では、セレクト方向9への移動時において、シフトアンドセレクトシャフト8がニュートラル位置(4速および3速を含む)から下方に移動すると、ガイドピン52の先端52aに対してガイド溝45に形成された1速または2速側が対向する。ガイドピン52の先端52aがガイド溝45に形成される1速または2速側に位置した場合には、スナップリング63によって内周コイルスプリング61が下方に押し付けられる。内周コイルスプリング61の下端が接触する環状リング64は、台座65に接触して下方に移動しないので、内周コイルスプリング61が圧縮される。
ガイドピン52に対してシフトアンドセレクトシャフト8が1速または2速側に移動する場合には、シフトアーム15に形成されるガイド溝45の上端部がガイドピン52に当接して、シフトアンドセレクトシャフト8が1速または2速側から下方に移動することが規制される。
セレクト方向9への移動時に、1速またはリバース側からニュートラル位置に移動する場合には、内周コイルスプリング61がスナップリング63を上方に押し付けることで、シフトアンドセレクトシャフト8の移動時のアシスト力が発生する。
一方、セレクト方向9への移動時において、シフトアンドセレクトシャフト8がニュートラル位置(4速および3速を含む)から上方の5速またはリバース側に移動すると、ガイドピン52の先端52aに対してガイド溝45に形成された5速またはリバース側が対向する。ガイドピン52の先端52aがガイド溝45に形成される5速またはリバース側に位置した場合には、スナップリング66が環状リング64を上方に移動させることで、外周コイルスプリング62が上方に押し付けられる。
外周コイルスプリング62の上端は、スプリング受け部6cに接触するので、外周コイルスプリング62が圧縮される。
また、ガイドピン52に対してシフトアンドセレクトシャフト8が5速またはリバース側に移動する場合には、シフトアーム15に形成されるガイド溝45の下端部がガイドピン52に当接して、シフトアンドセレクトシャフト8が5速またはリバース側から下方に移動することが規制される。
また、セレクト方向9への移動時に、5速またはリバース側からニュートラル位置に移動する場合には、外周コイルスプリング62が環状リング64を下方に押し付けることで、シフトアンドセレクトシャフト8の移動時のアシスト力が発生する。
次に、作用を説明する。
本実施の形態のシフト装置3は、カム部材54を挟み込むようにU字状に形成されるとともに、フィンガー部54Bの先端を突出させる開口部2aを有し、シフトアンドセレクトシャフト8と一体で軸線方向に移動し、かつ、シフトアンドセレクトシャフト8と相対回転するインタロックプレート20と、カム部材54のカム面56に押し付け力を作用させることにより、シフトアンドセレクトシャフト8が回転方向に移動するときの操作力を付与するディテント部材57とを備えている。
これに加えて、シフトケース本体6と一体で形成された柱状支持部53にガイドピン52が取付けられ、ガイドピン52の先端52aが挿入されるガイド溝45を有するシフトアーム15が、シフトケース本体6に配設されたシフトアンドセレクトシャフト8に取付けられる。
このため、ガイド溝45に対するガイドピン52の位置ずれを防止して、ガイドピン52が変速機ケース2に取付けられる構造に比べて、変速機ケース2にシフト装置3を取付ける際の組み付け公差を考慮することを不要にできる。したがって、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向(セレクト方向9)および回転方向(シフト方向10)への操作量のばらつきを防止することができる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、インタロックプレート20にディテント部材57が取付けられ、ディテント部材57の移動体59が押し付けられるカム部材54が、シフトケース本体6に取付けられたシフトアンドセレクトシャフト8に取付けられる。
このため、カム部材54のカム面56に対するディテント部材57の位置ずれを防止して、ディテント部材57を変速機ケース2に取付ける構造に比べて、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向および回転方向への操作力のばらつきを防止することができる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、ガイドピン52が取付けられる柱状支持部53が、シフトアンドセレクトシャフト8に対向するようにシフトケース本体6から変速機ケース2の内方に向かって延びるとともに、インタロックプレート20にディテント部材57が取付けられる。これにより、ガイドピン52を変速機ケース2にシール部材を介して取付ける必要がない。
以上の結果、シフト装置3の構造を簡素化してシフトアンドセレクトシャフト8の操作性を向上させることができる。
さらに、ガイドピン52を変速機ケース2に取付ける場合には、シフトアンドセレクトシャフト8を変速機ケース2に近づけて設置する必要があるが、本実施の形態のシフト装置3によれば、柱状支持部53にガイドピン52を取付けているので、シフトアンドセレクトシャフト8を変速機ケース2の壁面から離れた位置に設置できる。このため、手動変速機1の設計の自由度を高めることができる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、シフトケース本体6と一体で形成された柱状支持部53にガイドピン52が固定されるとともに、ディテント部材57がインタロックプレート20に固定される。
これにより、シフトアンドセレクトシャフト8を軸線方向に移動させるときに、インタロックプレート20およびディテント部材57を一体で移動させることができる。このため、ディテント部材57の押し付け力がシフトアンドセレクトシャフト8に加わることを防止して、シフトアンドセレクトシャフト8とシフトケース本体6との摺動抵抗を低減できる。この結果、シフトアンドセレクトシャフト8の操作性をより効果的に向上できる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動したときに、インタロックプレート20およびカム部材54が柱状支持部53に対して軸線方向に相対移動し、シフトアンドセレクトシャフト8が回転したときに、インタロックプレート20が柱状支持部53に当接することで、インタロックプレート20の回転が規制される。
これにより、柱状支持部53を利用してインタロックプレート20の回転を規制でき、シフト装置3の構成を簡素化できる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向において、シフトアーム15が、カム部材54に対してシフトケース本体6側に設置され、柱状支持部53に支持孔53Aが形成され、支持孔53Aは、シフトアーム15のガイド溝45と対向する位置に形成される。
これにより、ガイドピン52を剛性の高いシフトケース本体6側に設置できる。このため、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向への移動または回転によりガイドピン52がガイド溝45の壁面に接触した場合に、ガイドピン52を柱状支持部53に安定して保持でき、ガイドピン52が振動したり、揺動することを防止できる。
この結果、シフト終了後(変速終了後)にガイドピン52の先端52aとガイド溝45の壁面とが接触する位置、すなわち、シフトエンドを正規の位置にして、車室内に設けられたシフトレバーの図示しないシフトノブに振動が伝達することを抑制して、シフトフィーリングを向上できる。この結果、シフトアンドセレクトシャフト8の操作性をより効果的に向上できる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、インタロックプレート20が、シフトアンドセレクトシャフト8と相対回転自在に保持される貫通孔41A、42Aを有し、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に離隔する上側プレート41および下側プレート42と、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に沿って延び、上側プレート41および下側プレート42に連結される連結プレート43とを含んで構成される。
これに加えて,柱状支持部53が、シフトケース本体6から延びる方向の先端部に二股に分岐する分岐片53B、53Cを有し、分岐片53B、53Cは、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動する範囲内で、インタロックプレート20が軸線方向に移動自在となるように連結プレート43を挟み込む。
これにより、柱状支持部53の分岐片53B、53Cを利用した簡素な構造によってインタロックプレート20の回転を規制し、かつ軸線方向への移動を許容できる。このため、インタロックプレート20とディテント部材57とをシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に一体で移動でき、シフトアンドセレクトシャフト8とシフトケース本体6との摺動抵抗を低減できる。
また、インタロックプレート20とディテント部材57とをシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に一体で移動できるので、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動するときに、ディテント部材57がカム部材54から反力を受け、この反力が柱状支持部53に伝達されることを防止できる。このため、柱状支持部53に負荷が加わることを防止でき、柱状支持部53の剛性を低くすることができる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、シフトアンドセレクトシャフト8に対向する柱状支持部53の縦壁にガイドレール溝53b、53cを形成し、ガイドレール溝53b、53cを、分岐片53B、53Cの先端から支持孔53Aまでの範囲でシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に延ばし、シフトアンドセレクトシャフト8が軸線方向に移動するときに、インタロックプレート20がガイドレール溝53b、53cに沿って移動するように構成した。
これにより、インタロックプレート20がガイドレール溝53b、53cに沿ってシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向に円滑に移動できる。このため、カム部材54とガイドピン52、インタロックプレート20とガイドピン52とを近接して配設した場合にインタロックプレート20と柱状支持部53とが干渉することを防止できる。この結果、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向と直交する方向においてシフト装置3の長さを短縮できる。
また、本実施の形態のシフト装置3の柱状支持部53が、変速機ケース2の内方側の端部からシフトケース本体6側の端部に向かって断面積が漸次増大するように形成され、シフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向において、ディテント部材57がガイドピン52に対してシフトケース本体6側に配置される。
これにより、カム部材54のカム面56から反力が作用するディテント部材57を、カム部材54側の断面積よりも断面積が大きい柱状支持部53の部位で保持することができる。このため、ディテント部材57を柱状支持部53に安定して保持することができる。
また、柱状支持部53を鋳造によってシフトケース本体6と一体成形する場合には、柱状支持部53の型抜きを容易に行うことができ、シフトケース5の成形を容易に行うことができる。
また、本実施の形態のシフト装置3によれば、シフトケース本体6をシフトアンドセレクトシャフト8の軸線方向から見た場合に、シフトケース本体6を、長辺6aおよび短辺6bを有する矩形状に形成し、シフトアンドセレクトシャフト8と柱状支持部53とを、シフトケース本体6の長辺6aに沿って並列した。
これにより、柱状支持部53をシフトケース本体6と一体成形する場合に、柱状支持部53とシフトアンドセレクトシャフト8との設置面積を充分に確保しつつ、柱状支持部53をシフトケース本体6により効果的に一体成形することができる。また、柱状支持部53とシフトアンドセレクトシャフト8をフォークシャフト21〜23の軸線方向に沿って並列に配置できるため、変速歯車機構4に対してシフト装置3を近づけることができ、手動変速機1が大型化するのを防止できる。
本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...手動変速機、2...変速機ケース、2a...開口部、3...シフト装置、5...シフトケース、6...シフトケース本体、6a...長辺、6b...短辺、8...シフトアンドセレクトシャフト、9... セレクト方向、10...シフト方向、15...シフトアーム(ガイド部材)、20...インタロックプレート(インタロック部材)、20a...開口、41...上側プレート、41A,42A...貫通孔、42...下側プレート、43...連結プレート、45...ガイド溝、52...ガイドピン、52a...先端、53...柱状支持部、53A...支持孔、53B,53C...分岐片、53b,53c...ガイドレール溝、54...カム部材、54B...フィンガー部、56...カム面、57...ディテント部材

Claims (5)

  1. 変速機ケースに形成された開口部に取付けられたシフトケース本体を有するシフトケースと、
    セレクト操作に応じて前記シフトケース本体に対して軸線方向に移動自在、かつ、シフト操作に応じて前記シフトケース本体に対して軸線周りに回転するように配設されたシフトアンドセレクトシャフトと、
    前記シフトアンドセレクトシャフトに固定され、シフトゲートパターンに沿った形状のガイド溝を有するガイド部材と、
    前記ガイド溝に挿入される先端部を有し、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向および回転方向への移動量を規制するガイドピンと、
    前記シフトアンドセレクトシャフトに固定され、カム面と、シフトヘッドを押圧してフォークシャフトをシフト方向に移動させるフィンガー部とを有するカム部材と、
    前記カム部材を挟み込むようにU字状に形成されるとともに、前記フィンガー部の先端を突出させる開口を有し、前記シフトアンドセレクトシャフトと一体で軸線方向に移動し、かつ、シフトアンドセレクトシャフトと相対回転するインタロック部材と、
    前記カム部材の前記カム面に押し付け力を作用させることにより、前記シフトアンドセレクトシャフトが回転方向に移動するときの操作力を付与するディテント部材とを備え、
    前記シフトケースが、前記シフトアンドセレクトシャフトに対向するように前記シフトケース本体から前記変速機ケースの内方に向かって延び、前記シフトケース本体と一体で形成された柱状支持部を有する手動変速機のシフト装置であって、
    前記柱状支持部に前記ガイドピンを固定するとともに、前記ディテント部材を前記インタロック部材に固定し、
    前記シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向に移動したときに、前記インタロック部材および前記カム部材が前記柱状支持部に対して軸線方向に相対移動し、前記シフトアンドセレクトシャフトが回転したときに、前記インタロック部材が前記柱状支持部に当接することで、前記インタロック部材の回転が規制されることを特徴とする手動変速機のシフト装置。
  2. 前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向において、前記ガイド部材が、前記カム部材に対して前記シフトケース本体側に設置され、
    前記柱状支持部に支持孔が形成され、前記支持孔は、前記ガイド部材の前記ガイド溝と対向する位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の手動変速機のシフト装置。
  3. 前記インタロック部材は、前記シフトアンドセレクトシャフトと相対回転自在に保持される貫通孔を有し、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向に離隔する上側プレートおよび下側プレートと、前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向に沿って延び、前記上側プレートおよび下側プレートに連結される連結プレートとを含んで構成され、
    前記柱状支持部は、前記シフトケース本体から延びる方向の先端部に二股に分岐する一対の分岐片を有し、
    前記一対の分岐片は、前記インタロック部材が軸線方向に移動自在となるように前記連結プレートを挟み込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手動変速機のシフト装置。
  4. 前記シフトアンドセレクトシャフトに対向する前記柱状支持部の縦壁にガイドレール溝を形成し、
    前記ガイドレール溝は、前記一対の分岐片の延びる方向の先端から前記支持孔までの範囲で前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向に延び、
    前記シフトアンドセレクトシャフトが軸線方向に移動するときに、前記インタロック部材が前記ガイドレール溝に沿って移動することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の手動変速機のシフト装置。
  5. 前記シフトケース本体を前記シフトアンドセレクトシャフトの軸線方向から見た場合に、前記シフトケース本体が、長辺および短辺を有する矩形状に形成され、
    前記シフトアンドセレクトシャフトと前記柱状支持部とを前記シフトケース本体の前記長辺に沿って並列したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の手動変速機のシフト装置。

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