JP2014047881A - パーキングロック装置 - Google Patents

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明 中村
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Abstract

【課題】手動変速機を備えた車両を確実に移動不能にロックすることができ、製造コストを低減できるパーキングロック装置を提供する。
【解決手段】停車中の車両2を移動不能にロックするパーキングロック装置1は、セレクト操作に連動してセレクト移動するとともに、シフト操作に連動してシフト移動するシフトアーム22と、2つのシフトフォークシャフト30a,31aにそれぞれ設けられ、シフトアーム22がロック位置にある場合においてシフト移動したときにシフトアーム22のアーム部22aが同時に係合することにより、2つのシフトフォークシャフト30a,31aを所定のシフト方向に移動させる2つのシフトピース30d,31dと、を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、駐車中の車両を移動不能にロックするパーキングロック装置に関する。
従来、この種のパーキングロック装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。このパーキングロック装置は、自動MT(Automatic Manual Transmisson)タイプの歯車式変速機を備えた車両に適用されたものである。
この変速機は、変速レバー、セレクト用アクチュエータ、シフト用アクチュエータ、シフト&セレクト軸、1−2速用シフトヨーク、3−4速用シフトヨーク、5−R速用シフトヨークなどを備えている。このシフト&セレクト軸の先端部には、シフト&セレクトレバーが一体に取り付けられており、シフト&セレクトレバーは、セレクトレバーがニュートラル位置にあるときには、3つのシフトヨークの溝内に位置するように配置されている。
この変速機の場合、運転者によって変速レバーによる変速動作が実行されたときに、まず、シフト&セレクト軸がセレクト用アクチュエータによってその軸線方向に駆動されることにより、シフト&セレクトレバーが、運転者によって選択された変速段用のシフトヨークに対応する位置まで移動する。その後、シフト&セレクト軸がシフト用アクチュエータによって駆動されることにより、シフト&セレクトレバーがその軸線回りに回動し、選択された変速段用のシフトヨークを駆動することによって、選択された変速段のシンクロクラッチが接続され、変速動作が実行される。
また、パーキングロック装置では、運転者によって変速レバーがパーキング位置に操作されたときに、セレクト用アクチュエータによって、シフト&セレクト軸をその軸線方向に駆動し、シフト&セレクトレバーを1−2速用シフトヨークと3−4速用シフトヨークの中間の位置まで移動させた後、シフト用アクチュエータによって、シフト&セレクト軸を軸線回りに回動させ、1,3速側へのシフト動作を実行する。そして、シフト&セレクトレバーが1,3速係合片に同時に噛み合ったときにはその状態を保持し、シフト&セレクトレバーが1,3速係合片に同時に噛み合わなかったときには、2,4速係合片、3,5速係合片、及び4速,リバース係合片の順に、シフト&セレクトレバーがこれらの係合片と同時に噛み合うように、シフト動作が実行される。そして、シフト&セレクトレバーがいずれか2つの係合片に同時に噛み合う状態となると、2つのシフトヨークが同時に駆動され、互いに異なる2つの変速段が同時にインギヤ状態になることによって、駆動輪が回転不能にロックされる。
特開2000−74214号公報
上記特許文献1のパーキングロック装置によれば、自動MTを備えた車両に適用されている関係上、2つのアクチュエータが必須となっている。そのため、変速動作を全て手動で行う手動変速機を備えた車両に対しては、2つのアクチュエータを設ける必要性から特許文献1のパーキングロック装置を適用できない可能性があるとともに、仮に適用できたとしても、2つのアクチュエータを追加する必要があることで、その分、製造コストの上昇を招いてしまう。これに加えて、シフト&セレクトレバーによって、2つのシフトヨークが同時に駆動される構成であるので、シフト&セレクトレバーを隣り合う各2つのシフトヨークの中間の位置に精度よく位置決めする必要がある。この位置決め精度が低下した場合、シフト&セレクトレバーを回動させたときに、2つの変速段のうちの一方のみがインギヤ状態になってしまうおそれがあり、その場合には、車両を移動不能にロックすることができず、駐車場所が坂道のときには、車両が動き出す可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、手動変速機を備えた車両を確実に移動不能にロックすることができ、製造コストを低減できるパーキングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、セレクト操作及びシフト操作によって複数の前進変速ギヤ段(1〜6速段)及び後進変速ギヤ段のいずれかに変速される手動変速機10を備えた車両2において、停車中の車両2を移動不能にロックするパーキングロック装置1であって、手動変速機10に設けられ、係合部(アーム部22a)を有し、セレクト操作に連動して所定のセレクト方向における所定の複数のセレクト位置(1−2速セレクト位置、3−4速セレクト位置、5−6速セレクト位置及びリバースセレクト位置)及び所定の複数のセレクト位置よりも外側の所定のロック位置(パーキングセレクト位置)の間でセレクト移動するとともに、シフト操作に連動して所定のシフト方向にシフト移動する移動部材(シフトアーム22)と、手動変速機10に所定のシフト方向に移動自在に設けられた複数のシフトフォークシャフト30a〜33aと、複数のシフトフォークシャフト30a〜33aの各々に設けられ、各シフトフォークシャフトの所定のシフト方向の移動に伴って、複数の前進変速ギヤ段及び後進変速ギヤ段のいずれかを接続するためのシフトフォーク30b〜33bと、所定の複数のセレクト位置の各々に対応して複数のシフトフォークシャフトの各々に設けられ、移動部材(シフトアーム22)が所定の複数のセレクト位置のいずれかにある場合においてシフト移動したときに、移動部材(シフトアーム22)の係合部(アーム部22a)が係合することにより、シフトフォークシャフトを所定のシフト方向に移動させる被係合部材(シフトピース30c〜33c)と、所定のロック位置に対応して複数のシフトフォークシャフトのうちの2つにそれぞれ設けられ、移動部材(シフトアーム22)が所定のロック位置にある場合においてシフト移動したときに、移動部材(シフトアーム22)の係合部(アーム部22a)が同時に係合することにより、2つのシフトフォークシャフトを所定のシフト方向に移動させる2つのロック用被係合部材(ロック用シフトピース30d,31d)と、を備えることを特徴とする。
このパーキングロック装置によれば、移動部材が、セレクト操作に連動して所定のセレクト方向における所定の複数のセレクト位置及び所定のセレクト位置よりも外側の所定のロック位置の間でセレクト移動し、シフト操作に連動して所定のシフト方向にシフト移動する。その際、移動部材が所定の複数のセレクト位置のいずれかにある場合においてシフト移動したときに、移動部材の係合部が被係合部材に係合することにより、被係合部材に対応するシフトフォークシャフトが所定のシフト方向に移動し、それに伴い、複数の前進変速ギヤ段及び後進変速ギヤ段のいずれかが接続される。また、移動部材が所定のロック位置にある場合においてシフト移動したときに、移動部材の係合部が2つのロック用被係合部材に同時に係合することにより、2つのシフトフォークシャフトが所定のシフト方向に移動し、それに伴い、複数の前進変速ギヤ段及び後進変速ギヤ段のいずれか2つが同時に接続され、インギヤ状態となる。その結果、停車中の車両が移動不能にロックされる。このように、移動部材を所定のセレクト位置よりも外側の所定のロック位置にあるときにシフト移動させることによって、変速ギヤ段を接続するための被係合部材とは別個の、2つのロック用被係合部材によって、車両を移動不能に確実にロックすることができる。これに加えて、そのようなロック状態を、アクチュエータを用いることなく、セレクト操作及びシフト操作という手動操作のみによって実現できるので、その分、特許文献1のものと比べて、製造コストを削減することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパーキングロック装置において、所定のロック禁止条件が成立しているとき(車速が所定値以上のとき)に、移動部材(シフトアーム22)のロック位置へのセレクト移動を阻止する阻止装置(ミスシフト防止機構13)をさらに備えることを特徴とする。
このパーキングロック装置によれば、阻止装置によって、所定のロック禁止条件が成立しているときに、移動部材のロック位置へのセレクト移動が阻止されるので、誤操作に起因して車両がロックされるのを回避することができる。それにより、商品性を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のパーキングロック装置において、2つのロック用被係合部材(シフトピース30d,31d)は、所定のセレクト方向の厚さが被係合部材(シフトピース30c〜33c)の半分に設定されており、所定のセレクト方向に互いに近接して配置されているとともに、複数の被係合部材のうちの最も外側の被係合部材(シフトピース33c)に近接して配置されていることを特徴とする。
このパーキングロック装置によれば、2つのロック用被係合部材は、所定のセレクト方向の厚さが被係合部材の半分に設定されているので、移動部材の係合部の厚さを、被係合部材と係合可能なサイズから変更することなく、ロック状態を実現することができる。さらに、2つのロック用被係合部材は、所定のセレクト方向に互いに近接して配置されているとともに、複数の被係合部材のうちの最も外側の被係合部材に近接して配置されているので、移動部材を複数のセレクト位置の最も外側の位置からロック位置まで移動させる距離を最短に設定できる。以上により、商品性をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るパーキングロック装置を適用した車両の構成を模式的に示す図である。 手動変速機の変速レバーのシフトパターンを示す図である。 手動変速機のセレクタのシフトアームが3−4速セレクト位置にあるときのセレクタ及び4つのシフトフォーク機構などを示す左側面図である。 セレクタのシフトアーム及び3−4速用シフトフォーク機構などを示す斜視図である。 1−2速用、3−4速用及び5−6速用シフトフォーク機構を示す、一部を破断した正面図である。 (a)図3のA−A線に沿う断面の展開図と、(b)変速レバーがニュートラル位置にあることを示す図である。 セレクタのシフトアームが1−2速セレクト位置にある状態を示す左側面図である。 セレクタのシフトアームが5−6速セレクト位置にある状態を示す左側面図である。 セレクタのシフトアームがリバースセレクト位置にある状態を示す左側面図である。 セレクタのシフトアームがパーキングセレクト位置にある状態を示す左側面図である。 (a)変速レバーが1速位置にあるときの、シフトアームのアーム部とシフトフォーク機構のシフトピースの位置関係を示す展開図と、(b)変速レバーが1速位置にあることを示す図である。 (a)変速レバーが3速位置にあるときの、シフトアームのアーム部とシフトフォーク機構のシフトピースの位置関係を示す展開図と、(b)変速レバーが3速位置にあることを示す図である。 (a)変速レバーがパーキング位置にあるときの、シフトアームのアーム部とシフトフォーク機構のシフトピースの位置関係を示す展開図と、(b)変速レバーがパーキング位置にあることを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るパーキングロック装置について説明する。図1に示すように、本実施形態のパーキングロック装置1は、車両2に適用したものであり、後述する構成により、車両2を停車位置から移動不能にロックするものである。なお、以下の説明では、図1及び図2の右側を「右」、左側を「左」、上側を「前」、下側を「後」という。
この車両2は、前輪駆動タイプの四輪車両であり、エンジン3、手動変速機10、終減速装置4、駆動輪である左右の前輪5,5及び従動輪である左右の後輪6,6などを備えている。この車両2では、エンジン3の動力は、手動変速機10で変速された後、終減速装置4を介して、左右の前輪5,5にそれぞれ伝達される。
この手動変速機10では、変速レバー11が変速ケーブル11aを介して後述するシフト機構(図示せず)及びセレクト機構12に接続されており、変速段として、前進1〜6速ギヤ段及び後進ギヤ段を備えているとともに、図2に示すシフトパターンを備えている。なお、以下の説明では、図2の左右方向を「セレクト方向」、上下方向を「シフト方向」という。
同図に示すように、この手動変速機10の変速レバー11のシフトパターンにおいては、ニュートラル位置Nを中心として、前進1〜6速ギヤ段位置(以下「1〜6速位置」という)1st〜6thが「H」字状に配置され、その6速位置6thよりも右側に後進ギヤ段位置(以下「リバース位置」という)Rが配置されているとともに、5速位置5thよりも右側にパーキング位置Pが配置されている。より具体的には、3速位置3rd及び4速位置4thは、ニュートラル位置Nから前後にそれぞれ所定距離、離れた位置に配置されており、1速位置1st及び2速位置2ndは、ニュートラル位置Nよりも左側の所定の1−2速操作位置P12から前後にそれぞれ所定距離、離れた位置に配置されている。
また、5速位置5th及び6速位置6thは、ニュートラル位置Nよりも右側の所定の5−6速操作位置P56から前後に所定距離、離れた位置に配置され、リバース位置Rは、所定の5−6速操作位置P56よりも右側の所定のリバース操作位置PRから後側に所定距離、離れた位置に配置されている。さらに、パーキング位置Pは、所定のリバース操作位置PRよりも右側の所定のパーキング操作位置PPから前側に所定距離、離れた位置に配置されている。これに加えて、1−2速操作位置P12、ニュートラル位置N、5−6速操作位置P56、リバース操作位置PR及びパーキング操作位置PPは、互いの間の間隔が同じ値に設定されている。
また、図3に示すように、手動変速機10は、ミッションケース10a(図5参照)に取り付けられたシフト機構(図示せず)及びセレクト機構12と、これらのシフト機構及びセレクト機構12に連結されたセレクタ20と、セレクタ20が選択的に連結される1−2速用シフトフォーク機構30、3−4速用シフトフォーク機構31、5−6速用シフトフォーク機構32及びリバース用シフトフォーク機構33などをさらに備えている。なお、図3は、変速レバー11がニュートラル位置Nにあるときの状態を示しており、同図においては、理解の容易化のために断面部分のハッチングが省略されている(後述する図4,5,6(a)などでも同様)。
また、ミッションケース10a内には、メインシャフト、カウンタシャフト及びリバースシャフト(いずれも図示せず)が収容されており、これらのメインシャフト、カウンタシャフト及びリバースシャフトの各々は、図示しない複数の軸受を介して、ミッションケース10aに回転自在に取り付けられている。これらのメインシャフト、カウンタシャフト及びリバースシャフトにはそれぞれ、ヘリカルギヤからなる複数の変速ギヤが設けられており、これらの変速ギヤによって、前述した前進1〜5速ギヤ段及び後進ギヤ段用のギヤ対が構成されている。
さらに、上述したシフト機構は、その詳細な説明は省略するが、本出願人が特開2002−340184号公報で提案済みのものと同じように構成されており、運転者による変速レバー11のシフト方向の操作(以下「シフト操作」という)に伴って、後述するように、セレクタ20を駆動する。
さらに、上述したセレクト機構12も、その詳細な説明は省略するが、本出願人が特開2002−340184号公報で提案済みのものと同じように構成されており、アーム12aを備えている。このセレクト機構12は、運転者による変速レバー11のセレクト方向の操作(以下「セレクト操作」という)に伴い、アーム12aを介して、セレクタ20を、図7に示す1−2速セレクト位置と、図3に示す3−4速セレクト位置と、図8に示す5−6速セレクト位置と、図9に示すリバースセレクト位置と、図10に示すパーキングセレクト位置との間で回動させる。
なお、本実施形態では、以上の1−2速セレクト位置、3−4速セレクト位置、5−6速セレクト位置及びリバースセレクト位置が複数のセレクト位置に相当し、パーキングセレクト位置がロック位置に相当する。
また、セレクト機構12には、ミスシフト防止機構13が設けられている。このミスシフト防止機構13は、その詳細な説明は省略するが、本出願人が特開2003−14118号公報で提案済みのものと同じように構成されており、走行中のミスシフト動作を防止するために、セレクト機構12によるセレクタ20の回動範囲を制限するものである。
ミスシフト防止機構13は、図示しないソレノイドを備えており、このソレノイドは、図示しない制御装置に接続されている。この制御装置は、マイクロコンピュータなどで構成されており、車両2の速度(以下「車速」という)に基づいて、ミスシフト防止機構13の動作を以下のように制御する。
すなわち、制御装置は、車速が所定値以上のときには、ミスシフト防止機構13のソレノイドを駆動することにより、セレクタ20のリバースセレクト位置(図9)及びパーキングセレクト位置(図10)への回動を阻止し、セレクタ20の回動範囲を図7に示す1−2速セレクト位置と図8に示す3−4速セレクト位置との間に規制する。それにより、変速レバー11のリバース操作位置PR及びパーキング操作位置PPへのセレクト操作が禁止されることで、変速レバー11の誤操作が防止される。なお、本実施形態では、ミスシフト防止機構13が阻止装置に相当し、車速が所定値以上のときが所定のロック禁止条件が成立しているときに相当する。
また、セレクタ20は、支持軸21、シフトアーム22及びインターロック23などで構成されている。この支持軸21は、左右方向(図3の奥行き方向)に延び、ミッションケース10aに取り付けられている。このシフトアーム22は、図4に示すように、支持軸21に摺動自在かつ回動自在に取り付けられており、アーム部22aと、2つの係合部22b,22bなどを備えている。この図4においては、理解の容易化のために、インターロック23が省略されている。なお、本実施形態では、シフトアーム22が移動部材に相当し、アーム部22aが係合部に相当する。
同図に示すように、このシフトアーム22の場合、アーム部22aは、変速レバー11がニュートラル位置Nにあるときには、3−4速用シフトフォーク機構31の後述するシフトピース31cの凹部31e内に位置する状態で、シフトピース31cに係合する。また、係合部22b,22bには、前述したシフト機構の駆動部(図示せず)が係合しており、それにより、運転者によって変速レバー11がシフト方向に駆動されたときに、シフトアーム22は、シフト機構によって支持軸21の軸線方向に移動するように駆動される。その際、シフトアーム22の移動は、インターロック23によって所定範囲内に規制される。
また、インターロック23は、シフトアーム22を取り囲むように支持軸21上に設けられており、カム23aと、ガイドアーム23b,23bなどを備えている。このカム23aの凹部には、セレクト機構12のアーム12aが係合しており、それにより、運転者によって変速レバー11がセレクト方向に駆動されたときに、インターロック23は、セレクト機構によって支持軸21の軸線回りに回動するように駆動される。このインターロック23の回動に伴い、シフトアーム22は、前述したように、図7に示す1−2速セレクト位置と図10に示すパーキングセレクト位置との間で回動する。その際、前述したように、車速が所定値以上のときには、ミスシフト防止機構13によって、シフトアーム22の回動が図7に示す1−2速セレクト位置と図8に示す5−6速セレクト位置との間に規制される。
また、上述したアーム部22aは、図6(a)に示すように、ガイドアーム23b,23bの先端部の間に配置されており、その厚さがガイドアーム23b,23bの先端部の間隔よりも若干小さくなっているとともに、長さがガイドアーム23b,23bと同一に構成されている。
以上の構成により、このセレクタ20では、変速レバー11がニュートラル位置Nにある状態からセレクト操作された場合、インターロック23が図3の時計回り又は反時計回りに回動し、それに伴い、シフトアーム22のアーム部22aは、ガイドアーム23bに押されることで、インターロック23と一体に回動する。より具体的には、変速レバー11がニュートラル位置Nから1−2速操作位置P12までセレクト操作されたときには、アーム部22aは、図7に示す1−2速セレクト位置まで回動し、1−2速用シフトフォーク機構30の後述するシフトピース30cに係合する。
また、変速レバー11がニュートラル位置Nから5−6速操作位置P56までセレクト操作されたときには、アーム部22aは、図8に示す5−6速セレクト位置まで回動し、5−6速用シフトフォーク機構32の後述するシフトピース32cに係合する。さらに、変速レバー11がニュートラル位置Nからリバース操作位置PRまでセレクト操作されたときには、アーム部22aは、図9に示すリバースセレクト位置まで回動し、リバース用シフトフォーク機構33の後述するシフトピース33cに係合する。
一方、変速レバー11がニュートラル位置Nからパーキング操作位置PPまでセレクト操作されたときには、アーム部22aは、図10に示すパーキングセレクト位置まで回動し、シフトフォーク機構30,31の後述する2つのロック用シフトピース30d,31dに係合する。
また、変速レバー11が、ニュートラル位置N、1−2速操作位置P12、5−6速操作位置P56、リバース操作位置PR及びパーキング操作位置PPのいずれかの位置から、シフト操作されたときには、アーム部22aは、その時点で係合しているシフトピース30c〜33c,30d,31dのいずれかを図5の左方又は右方に駆動する。
その際、変速レバー11がリバース操作位置PRにある状態で、運転者によって変速レバー11が前側に操作された場合、図示しない規制部材によって、アーム部22aの移動が阻止され、変速レバー11はリバース操作位置PRに保持される。さらに、変速レバー11がパーキング操作位置PPにある状態で、運転者によって変速レバー11が後ろ側に操作された場合でも、図示しない規制部材によって、アーム部22aの移動が阻止され、変速レバー11はパーキング操作位置PPに保持される。
次に、前述した4つのシフトフォーク機構30〜33について説明する。図5に示すように、3つのシフトフォーク30〜32機構は、一部を除いて互いに同様に構成されているので、以下、これらを3−4速用シフトフォーク機構31を中心として説明する。
同図に示すように、3−4速用シフトフォーク機構31は、シフトフォークシャフト31a、シフトフォーク31b、シフトピース31c及びロック用シフトピース31dを一体に組み立てたものである。シフトフォークシャフト31aは、図5の左右方向に延び、ミッションケース10aに回動自在に取り付けられているとともに、所定範囲内でその軸線方向にスライド可能に設けられている。
また、シフトフォーク31bは、シフトフォークシャフト31aの中央部に固定され、スプラインギヤタイプの変速ギヤ(図示せず)に係合している。それにより、3−4速用シフトフォーク機構31では、シフトフォークシャフト31aが図5の左方又は右方にスライドすることによって、シフトフォーク31bを介して変速ギヤを左方又は右方にスライドさせ、この変速ギヤとともに3速ギヤ対又は4速ギヤ対を構成する固定ギヤタイプの変速ギヤに噛み合わせる。以上により、3速ギヤ段又は4速ギヤ段がインギヤ状態となる。
さらに、図4,5に示すように、シフトピース31c(被係合部材)は、シフトフォークシャフト31aからセレクタ20側に向かって延びており、その先端部には、凹部31eが形成されている。この手動変速機10では、変速レバー11のシフト位置が図6(b)に☆印で示すニュートラル位置Nにあるときには、図6(a)に示すように、シフトアーム22のアーム部22aがシフトピース31cの凹部31e内に位置する。その状態において、シフトピース31cとアーム部22aとの間に若干の隙間を有するように、凹部31eの幅と深さが設定されている。
また、ロック用シフトピース31d(ロック用被係合部材)は、シフトフォークシャフト31aから斜め上方に延び(図3参照)、その先端部には、凹部31fが形成されている(図5参照)。この凹部31fの幅と深さは、上述したシフトピース31cの凹部31eと同一に設定されている。また、このロック用シフトピース31dの厚さは、シフトピース31cの半分に設定されている。
さらに、シフトフォークシャフト31aの左端部の下側には、左中右3つの凹部31g,31g,31gが形成されており、これらの凹部31gに対応するミッションケース10aの部位には、デテント40が設けられている。このデテント40は、本出願人が特開2002−340184号公報で提案済みのものと同じように構成されており、シフトフォークシャフト31aは、いずれかの凹部31gがデテント40に係合することにより、それに応じた位置に係止される。
この場合、シフトフォークシャフト31aは、常時は、図5に示すように、中央の凹部31gでデテント40に係止された状態に保持される。また、変速レバー11がニュートラル位置Nから4速位置4thにシフト操作されたときには、シフトアーム22のアーム部22aによってシフトピース31cが図5の右方に押されることにより、シフトフォークシャフト31aが右方にスライドし、右凹部31gでデテント40に係止される。それにより、変速レバー11が4速位置4thに保持される。これとは逆に、変速レバー11がニュートラル位置Nから3速位置3rdにシフト操作されたときには、シフトフォークシャフト31aは左方にスライドし、左凹部31gでデテント40に係止される。それにより、変速レバー11が3速位置3rdに保持される。
一方、1−2速用シフトフォーク機構30も、3−4速用シフトフォーク機構31と同様に、シフトフォークシャフト30a、シフトフォーク30b、シフトピース30c及びロック用シフトピース30dを一体に組み立てたものである。この1−2速用シフトフォーク機構30では、シフトフォーク30bがスプラインギヤタイプの変速ギヤ(図示せず)に係合している。そのため、シフトフォークシャフト30aが図5の左方又は右方にスライドしたときには、シフトフォーク30bに押されることにより、変速ギヤがスライドし、この変速ギヤとともに1速ギヤ対又は2速ギヤ対を構成する固定ギヤタイプの変速ギヤに噛み合うことによって、1速ギヤ段又は2速ギヤ段がインギヤ状態となる。
また、シフトピース30c(被係合部材)にも、上記凹部31eと同様の凹部30eが形成されており、変速レバー11がニュートラル位置Nから1−2速操作位置P12までセレクト操作されると、シフトアーム22のアーム部22aがシフトピース30cの凹部30eに嵌合する。
さらに、ロック用シフトピース30d(ロック用被係合部材)は、シフトフォークシャフト30aから斜め上方に延び(図3参照)、その先端部には、凹部30fが形成されている(図5参照)。この凹部30fの幅と深さは、上述したロック用シフトピース31dの凹部31fと同一に設定されている。また、このロック用シフトピース30dの厚さは、ロック用シフトピース31dと同様に、シフトピース30cの半分に設定されている。
一方、シフトフォークシャフト30aの左端部にも、上記凹部31gと同様の3つの凹部30g,30g,30gが形成されており、これらの凹部30gに対応するミッションケース10aの部位には、前述したデテント40が設けられている。このデテント40及び凹部30g,30g,30gの構成及びその機能は、上述したものと同様であるので、その説明を省略する。
また、5−6速用シフトフォーク機構32は、シフトフォークシャフト32a、シフトフォーク32b及びシフトピース32c(被係合部材)を一体に形成したものであり、このシフトフォーク32bは、スプラインギヤタイプの変速ギヤ(図示せず)に係合している。この5−6速用シフトフォーク機構32では、シフトフォークシャフト32aが図5の左方又は右方にスライドしたときには、シフトフォーク32bに押されることにより、変速ギヤがスライドし、この変速ギヤとともに5速ギヤ対又は6速ギヤ対を構成する固定ギヤタイプの変速ギヤに噛み合うことによって、5速ギヤ段又は6速ギヤ段がインギヤ状態となる。
一方、シフトフォークシャフト32aの左端部にも、上記凹部31gと同様の3つの凹部32g,32g,32gが形成されており、これらの凹部32gに対応するミッションケース10aの部位には、前述したデテント40が設けられている。このデテント40及び凹部32g,32g,32gの構成及びその機能は、上述したものと同様であるので、その説明を省略する。
さらに、リバース用シフトフォーク機構33は、シフトフォークシャフト33a、シフトフォーク(図示せず)及びシフトピース33c(被係合部材)を一体に形成したものであり、このシフトフォークは、スプラインギヤタイプの変速ギヤ(図示せず)に係合している。このリバース用シフトフォーク機構33では、シフトフォークシャフト33aが図5の左方にスライドしたときには、シフトフォークに押されることにより、変速ギヤがスライドし、この変速ギヤとともに後進ギヤ対を構成する固定ギヤタイプの変速ギヤに噛み合うことによって、後進ギヤ段がインギヤ状態となる。なお、以上の4つのシフトピース30c〜33cは、図6(a)に示すように、互いに同じ厚さに設定されている。
次に、図11〜13を参照しながら、以上のように構成された手動変速機10の動作について説明する。この手動変速機10では、運転者により、変速レバー11が図2に示すシフトパターンに沿って操作されることで、1〜6速位置1st〜6th、リバース位置R、ニュートラル位置N及びパーキング位置Pのいずれかが選択される。
まず、変速レバー11がニュートラル位置Nにあるときには、図示しないばねの付勢力により、シフトアーム22のアーム部22aは、図3及び図6(a)に示す状態に保持され、3−4速用シフトフォーク機構31のシフトピース31cに係合した状態となる。この状態で、変速レバー11が1−2速操作位置P12までセレクト操作されると、図7に示すように、アーム部22aが1−2速用シフトフォーク機構30のシフトピース30cに係合する。
そして、変速レバー11が1−2速操作位置P12から図11(b)に☆印で示す1速位置1stにシフト操作されると、図11(a)に示すように、アーム部22aがシフトピース30cを図中の左方にスライドさせる。それにより、1−2速用シフトフォーク機構30では、シフトフォークシャフト30aが図5の左方にスライドし、シフトフォーク30cが1速ギヤ対を構成する変速ギヤを互いに噛み合わせる。すなわち、前進1速ギヤ段がインギヤ状態となる。その際、ロック用シフトピース30dは、他の部材に干渉することなく、シフトフォークシャフト30aと一体に左方にスライドする。
また、変速レバー11がニュートラル位置Nから図12(b)に☆印で示す3速位置3rdにシフト操作されると、図12(a)に示すように、アーム部22aがシフトピース31cを図中の左方にスライドさせる。それにより、3−4速用シフトフォーク機構31では、シフトフォークシャフト31aが図5の左方にスライドし、シフトフォーク31cが3速ギヤ対を構成する変速ギヤを互いに噛み合わせる。すなわち、前進3速ギヤ段がインギヤ状態となる。また、その際、ロック用シフトピース31dは、他の部材に干渉することなく、シフトフォークシャフト31aと一体に左方にスライドする。
さらに、車速が所定値以下のときに、変速レバー11がニュートラル位置Nからパーキング操作位置PPまでセレクト操作されると、アーム部22aが2つのロック用シフトピース30d,31dに同時に係合する。そして、その状態で、変速レバー11が図13(b)に☆印で示すパーキング位置Pにシフト操作されると、図13(a)に示すように、アーム部22aがロック用シフトピース30d,31dを左方にスライドさせる。それにより、2つのシフトフォーク機構30,31が、1速ギヤ対及び3速ギヤ対を構成する変速ギヤを互いに噛み合せることで、前進1速段及び前進3速段の双方がインギヤ状態となる。その結果、車両2は移動不能となり、停車状態にロックされる。
以上のように、本実施形態のパーキングロック装置1によれば、運転者のセレクト操作に連動して、変速レバー11がセレクト方向における5つの位置P12,N,P56,PR,PPの間で移動し、シフト操作に連動して、シフト方向に移動する。その際、変速レバー11がパーキング操作位置PPにある状態では、セレクタ20のアーム部22aが2つのロック用シフトピース30d,31dに同時に係合しているので、変速レバー11がパーキング操作位置PPからパーキング位置P側にシフト操作されると、1−2速用及び3−4速用シフトフォークシャフト30a,31aが図5の左方に移動し、それに伴い、前進1速及び3速ギヤ段が同時にインギヤ状態となる。その結果、停車中の車両2が移動不能にロックされる。
このように、変速レバー11がリバース操作位置PRよりも外側のパーキング操作位置PPにあるときにシフト移動させることによって、変速ギヤ段用のシフトピース30c〜33cとは別個の2つのロック用シフトピース30d,31dによって、車両2を移動不能に確実にロックすることができる。これに加えて、そのようなロック状態を、アクチュエータを用いることなく、セレクト操作及びシフト操作という手動操作のみによって実現できるので、その分、特許文献1のものと比べて、製造コストを削減することができる。
また、車速が所定値以上のときには、ミスシフト防止機構13により、セレクタ20のリバースセレクト位置(図9)及びパーキングセレクト位置(図10)への回動が阻止され、セレクタ20の回動範囲が図7に示す1−2速セレクト位置と図8に示す5−6速セレクト位置との間に規制される。それにより、変速レバー11のリバース操作位置PR及びパーキング操作位置PPへのセレクト操作が禁止されるので、車両2の走行中、誤操作に起因して車両2がロックされるのを回避することができる。その結果、商品性を向上させることができる。
さらに、2つのロック用シフトピース30d,31dの各々の厚さが、それら以外のシフトピース30c〜33cの厚さの半分に設定されているので、セレクタ20のアーム部22aの厚さを、シフトピース30c〜33cと係合可能なサイズから変更することなく、車両2のロック状態を実現することができる。さらに、2つのロック用シフトピース30d,31dは、互いに近接して配置されているとともに、シフトピース30c〜33cのうちの最も外側のシフトピース33cに近接して配置されているので、セレクタ20のアーム部22aを、リバース操作位置PRからパーキング操作位置PPまで移動させる距離を最短に設定できる。以上により、商品性をさらに向上させることができる。
なお、実施形態は、本発明のパーキングロック装置を4輪タイプの車両2に適用した例であるが、本発明のパーキングロック装置はこれに限らず、手動変速機を備えた車両に適用可能である。例えば、本発明のパーキングロック装置を、2輪又は3輪タイプの車両や、6輪以上の車両、無限軌道を備えた車両に適用してもよい。
また、実施形態は、2つのロック用被係合部材として、2つのロック用シフトピース30d,31dを用いた例であるが、本発明の2つのロック用被係合部材はこれらに限らず、移動部材の係合部に同時に係合するものであればよい。例えば、2つのロック用被係合部材として、2つのロック用シフトピース30d,31dと同様のものを、1−2速用及び5−6速用シフトフォークシャフトに設けてもよい。
さらに、実施形態は、阻止装置としてミスシフト防止機構13を用いた例であるが、本発明の阻止装置はこれに限らず、所定のロック禁止条件が成立しているときに、移動部材のロック位置へのセレクト移動を阻止するものであればよい。例えば、阻止装置として、電気モータとギヤやカムなどを組み合わせたものを用いてもよい。
一方、実施形態は、図2に示すように、パーキング操作位置PPをリバース操作位置PRよりも右側に配置した例であるが、パーキング操作位置PPを1−2速操作位置P12よりも左側に配置してもよい。
また、実施形態は、図2に示すように、パーキング位置Pをパーキング操作位置PPよりも前側に配置した例であるが、パーキング位置Pをパーキング操作位置PPよりも後ろ側に配置してもよい。
1 パーキングロック装置
2 車両
10 手動変速機
13 ミスシフト防止機構(阻止装置)
22 シフトアーム(移動部材)
22a アーム部(係合部)
30a シフトフォークシャフト
30b シフトフォーク
30c シフトピース(被係合部材)
30d ロック用シフトピース(ロック用被係合部材)
31a シフトフォークシャフト
31b シフトフォーク
31c シフトピース(被係合部材)
31d ロック用シフトピース(ロック用被係合部材)
32a シフトフォークシャフト
32b シフトフォーク
32c シフトピース(被係合部材)
33a シフトフォークシャフト
33c シフトピース(被係合部材)

Claims (3)

  1. セレクト操作及びシフト操作によって複数の前進変速ギヤ段及び後進変速ギヤ段のいずれかに変速される手動変速機を備えた車両において、停車中の当該車両を移動不能にロックするパーキングロック装置であって、
    前記手動変速機に設けられ、係合部を有し、前記セレクト操作に連動して所定のセレクト方向における所定の複数のセレクト位置及び当該所定の複数のセレクト位置よりも外側の所定のロック位置の間でセレクト移動するとともに、前記シフト操作に連動して所定のシフト方向にシフト移動する移動部材と、
    前記手動変速機に前記所定のシフト方向に移動自在に設けられた複数のシフトフォークシャフトと、
    当該複数のシフトフォークシャフトの各々に設けられ、当該各シフトフォークシャフトの前記所定のシフト方向の移動に伴って、複数の前進変速ギヤ段及び後進変速ギヤ段のいずれかを接続するためのシフトフォークと、
    前記所定の複数のセレクト位置の各々に対応して前記複数のシフトフォークシャフトの各々に設けられ、前記移動部材が前記所定の複数のセレクト位置のいずれかにある場合においてシフト移動したときに、前記移動部材の前記係合部が係合することにより、前記シフトフォークシャフトを前記所定のシフト方向に移動させる被係合部材と、
    前記所定のロック位置に対応して前記複数のシフトフォークシャフトのうちの2つにそれぞれ設けられ、前記移動部材が前記所定のロック位置にある場合においてシフト移動したときに、前記移動部材の前記係合部が同時に係合することにより、当該2つのシフトフォークシャフトを前記所定のシフト方向に移動させる2つのロック用被係合部材と、
    を備えることを特徴とするパーキングロック装置。
  2. 所定のロック禁止条件が成立しているときに、前記移動部材の前記ロック位置へのセレクト移動を阻止する阻止装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパーキングロック装置。
  3. 前記2つのロック用被係合部材は、前記所定のセレクト方向の厚さが前記被係合部材の半分に設定されており、前記所定のセレクト方向に互いに近接して配置されているとともに、複数の前記被係合部材のうちの最も外側の前記被係合部材に近接して配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパーキングロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107300016A (zh) * 2017-07-03 2017-10-27 格特拉克(江西)传动系统有限公司 一种带解耦装置的自动变速箱换挡拔叉
JP2020051582A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社Subaru 盗難防止装置

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