JP2006036165A - ハイブリッド車両におけるパーキング装置 - Google Patents

ハイブリッド車両におけるパーキング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006036165A
JP2006036165A JP2004223386A JP2004223386A JP2006036165A JP 2006036165 A JP2006036165 A JP 2006036165A JP 2004223386 A JP2004223386 A JP 2004223386A JP 2004223386 A JP2004223386 A JP 2004223386A JP 2006036165 A JP2006036165 A JP 2006036165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
motor
parking
transmission
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004223386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4145849B2 (ja
JP2006036165A5 (ja
Inventor
Noriaki Saito
憲明 斉藤
Toshiji Kumagai
利治 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004223386A priority Critical patent/JP4145849B2/ja
Publication of JP2006036165A publication Critical patent/JP2006036165A/ja
Publication of JP2006036165A5 publication Critical patent/JP2006036165A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4145849B2 publication Critical patent/JP4145849B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 エンジンおよびモータを走行用駆動源とするハイブリッド車両において、トランスミッションの設計変更を最小限に抑えながらパーキング装置の機能を持たせる。
【解決手段】 エンジンEの駆動力をオートマチック制御のマニュアルトランスミッションTを介して駆動輪に伝達し、かつモータMの駆動力をトランスミッションTを介さずに駆動輪に伝達するハイブリッド車両において、車両の停止時に駆動輪の回転を規制するパーキングギヤ58を、エンジンEの駆動力をトランスミッションTを介して駆動輪に伝達する動力伝達経路とは別個の、モータMおよびディファレンシャルギヤD間の動力伝達経路に配置する。これにより、既存のトランスミッションTにパーキングギヤ58を付加することなく、既存のトランスミッションTの設計変更を最小限に抑えながらパーキング機能を持たせることができ、しかもパーキングギヤ58の付加によるトランスミッションTの軸方向の寸法増加を回避することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの駆動力をトランスミッションを介して駆動輪に伝達するとともに、モータの駆動力をトランスミッションとは別個の動力伝達経路で駆動輪に伝達するハイブリッド車両におけるパーキング装置に関する。
エンジンの駆動力をオートマチック制御のマニュアルトランスミッションおよびディファレンシャルギヤを介して駆動輪に伝達するとともに、モータの駆動力を前記マニュアルトランスミッションを介さずにディファレンシャルギヤを介して駆動輪に伝達するハイブリッド車両が、下記特許文献1により公知である。このハイブリッド車両によれば、モータの駆動力の伝達経路がエンジンの駆動力の伝達経路に対して独立しているため、ハイブリッド化したことによるマニュアルトランスミッションの設計変更を最小限に抑えることができる。
特開2002−160540号公報
ところで、上記マニュアルトランスミッションにパーキング装置を設けようとすると、そのメインシャフトあるいはカウンタシャフトにパーキングギヤを配置する必要が生じるため、マニュアルトランスミッションの大幅な設計変更が余儀なくされたり、マニュアルトランスミッションの軸方向の寸法が大型化してエンジンルームへの搭載が困難になる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エンジンおよびモータを走行用駆動源とするハイブリッド車両において、トランスミッションの設計変更を最小限に抑えながらパーキング装置の機能を持たせることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンの駆動力をトランスミッションを介して駆動輪に伝達するとともに、モータの駆動力をトランスミッションとは別個の動力伝達経路で駆動輪に伝達するハイブリッド車両において、車両の停止時に駆動輪の回転を規制するパーキングギヤを、モータおよび駆動輪間の動力伝達経路に配置したことを特徴とする、ハイブリッド車両におけるパーキング装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、モータおよび駆動輪間の動力伝達経路にクラッチを備え、このクラッチと駆動輪との間にパーキングギヤを配置したことを特徴とするハイブリッド車両におけるパーキング装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、モータおよび駆動輪間の動力伝達経路に中間減速軸を配置し、この中間減速軸にパーキングギヤを設けたことを特徴とするハイブリッド車両におけるパーキング装置が提案される。
尚、実施例のマニュアルトランスミッションTは本発明のトランスミッションに対応し、実施例の第4シンクロメッシュ機構52は本発明のクラッチに対応する。
請求項1の構成によれば、車両の停止時に駆動輪の回転を規制するパーキングギヤを、エンジンの駆動力をトランスミッションを介して駆動輪に伝達する動力伝達経路とは別個の、モータおよび駆動輪間の動力伝達経路に配置したので、既存のトランスミッションにパーキングギヤを付加することなく、既存のトランスミッションの設計変更を最小限に抑えながらパーキング機能を持たせることができ、しかもパーキングギヤの付加によるトランスミッションの軸方向の寸法増加を回避することができる。
請求項2の構成によれば、モータおよび駆動輪間の動力伝達経路に設けたクラッチと駆動輪との間にパーキングギヤを配置したので、クラッチを切断してエンジンの駆動力がモータに逆伝達されないようにして該モータの引きずり抵抗を回避しながら、クラッチの断続に関わらずにパーキングギヤをロックして車両の移動を停止させることができる。
請求項3の構成によれば、モータおよび駆動輪間の動力伝達経路に配置した中間減速軸にパーキングギヤを設けたので、パーキングギヤをモータの軸線上に配置する場合に比べてレイアウトの自由度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1はハイブリッド車両用のマニュアルトランスミッションの縦断面図、図2は図1のA部拡大図、図3は図1のB部拡大図、図4は図1のC部拡大図、図5は図1の5−5線断面図、図6はマニュアルトランスミッションのスケルトン図である。
図1〜図6に示すように、ハイブリッド車両用のマニュアルトランスミッションTは、右側の第1ケーシング11および左側の第2ケーシング12を車体前後方向に延びる割り面で結合したミッションケース13を備えており、第1ケーシング11の右側面にエンジンEが配置される。第1、第2ケーシング11,12には、ボールベアリング14,15を介してメインシャフトMSが支持されるとともに、ローラベアリング16およびボールベアリング17を介してカウンタシャフトCSが支持され、更にメインシャフトMSおよびカウンタシャフトCSよりも短いリバースカウンタシャフトRCSが支持される。メインシャフトMSの右端はクラッチCを介してエンジンEのクランクシャフト18に接続される。
モータMは本体ケース19aと、その前面に結合されたフロントカバー19bととで構成されたモータケース19を備えており、フロントカバー19bは第2ケーシング12の開口12aに結合される。モータ出力軸MOSは第1、第2ケーシング11,12にボールベアリング20,21を介して支持されており、そのモータ出力軸MOSに直結されたモータ軸22に固定されたロータ23が、モータケース19の内周面に固定されたステータ24に対向する。
メインシャフトMSには、メイン1速ギヤ25、メイン2速ギヤ26およびメインリバースギヤ27が固設され、メイン3速ギヤ28、メイン4速ギヤ29、メイン5速ギヤ30およびメイン6速ギヤ31がそれぞれニードルベアリング32〜35を介して相対回転自在に支持される。またカウンタシャフトCSには、カウンタ1速ギヤ36およびカウンタ2速ギヤ37がそれぞれニードルベアリング38,39を介して相対回転自在に支持され、カウンタ3速ギヤ40、カウンタ4速ギヤ41、カウンタ5速ギヤ42、カウンタ6速ギヤ43およびファイナルドライブギヤ44が固設される。
メイン1速ギヤ25、メイン2速ギヤ26、メイン3速ギヤ28、メイン4速ギヤ29、メイン5速ギヤ30およびメイン6速ギヤ31は、それぞれカウンタ1速ギヤ36、カウンタ2速ギヤ37、カウンタ3速ギヤ40、カウンタ4速ギヤ41、カウンタ5速ギヤ42およびカウンタ6速ギヤ43に噛合する。カウンタ1速ギヤ36およびカウンタ2速ギヤ37は第1シンクロメッシュ機構46を介してカウンタシャフトCSに選択的に結合可能であり、メイン3速ギヤ28およびメイン4速ギヤ29は第2シンクロメッシュ機構47を介してメインシャフトMSに選択的に結合可能であり、メイン5速ギヤ30およびメイン6速ギヤ31は第3シンクロメッシュ機構48を介してメインシャフトMSに選択的に結合可能である。
第1シンクロメッシュ機構46のハブにカウンタリバースギヤ45が摺動自在に支持され、かつリバースカウンタシャフトRCSにはリバースアイドルギヤ49が摺動自在に支持される。カウンタリバースギヤ45が中立位置にあるときにリバースアイドルギヤ49が右位置に摺動すると、リバースアイドルギヤ49がメインリバースギヤ27およびカウンタリバースギヤ45に噛合する。
モータ出力軸MOSにニードルベアリング50を介して回転自在に支持された第1減速ギヤ51は、第4シンクロメッシュ機構52を介してモータ出力軸MOSに結合可能である。第1ケーシング11および第2ケーシング12にそれぞれボールベアリング53,54を介して支持した中間減速軸55に第2減速ギヤ56、第3減速ギヤ57およびパーキングギヤ58が固設されており、第1減速ギヤ51に第2減速ギヤ56が噛合する。
尚、本実施例のマニュアルトランスミッションTはオートマチック作動するものであり、クラッチCおよび第1〜第4シンクロメッシュ機構46,47,48,52は、ドライバーによるマニュアル操作ではなくアクチュエータによるオートマチック操作で作動するようになっている。
ディファレンシャルギヤDのディファレンシャルケース59が第1ケーシング11および第2ケーシング12にボールベアリング60,61を介して支持されており、ディファレンシャルケース59に設けたファイナルドリブンギヤ62がカウンタシャフトCSのファイナルドライブギヤ44および中間減速軸55の第3減速ギヤ57に噛合する。ディファレンシャルケース59に設けたピニオンシャフト63に2個のディファレンシャルピニオン64,64が回転自在に支持されており、これらのディファレンシャルピニオン64,64に2個のディファレンシャルサイドギヤ65,65が噛合する。各々のディファレンシャルサイドギヤ65,65に結合されてディファレンシャルケース59に相対回転自在に支持された左右の車軸66,66が、左右の駆動輪W,Wにそれぞれ接続される。
図5から明らかなように、中間減速軸55に固設したパーキングギヤ58の近傍に、パーキングポール67の中間部が支軸68を介して揺動自在に枢支されており、このパーキングポール67はその一端の係止爪67aがパーキングギヤ58の係止歯58a…から離れる方向に、支軸68まわりに配置した図示せぬ捩じりばねで付勢される。アクチュエータ69により回転する回転軸70に固定した駆動アーム71の先端に設けたローラ72が、パーキングポール67の他端に形成したカム面67bに当接する。
次に、上記構成を備えた本発明の第1実施例の作用を説明する。
エンジンEによる前進走行を行うとき、第4シンクロメッシュ機構52により第1減速ギヤ51をモータ出力軸MOSから切り離して駆動力がモータMに逆伝達されないようにするとともに、リバースカウンタシャフトRCS上のリバースアイドルギヤ49を左位置に移動させてメインリバースギヤ27およびカウンタリバースギヤ45から切り離しておく。
第1シンクロメッシュ機構46でカウンタ1速ギヤ36をカウンタシャフトCSに結合すると1速変速段が確立し、エンジンEにクラッチCを介して接続されたメインシャフトMSの回転は、メイン1速ギヤ25、カウンタ1速ギヤ36、カウンタシャフトCS、ファイナルドライブギヤ44、ファイナルドリブンギヤ62、ディファレンシャルギヤDおよび車軸66,66を介して駆動輪W,Wに伝達される。第1シンクロメッシュ機構46でカウンタ2速ギヤ37をカウンタシャフトCSに結合すると2速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン2速ギヤ26およびカウンタ2速ギヤ37を介してカウンタシャフトCSに伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。
第2シンクロメッシュ機構47でメイン3速ギヤ28をメインシャフトMSに結合すると3速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン3速ギヤ28およびカウンタ3速ギヤ40を介してカウンタシャフトCSに伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。第2シンクロメッシュ機構47でメイン4速ギヤ29をメインシャフトMSに結合すると4速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン4速ギヤ29およびカウンタ4速ギヤ41を介してカウンタシャフトCSに伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。第3シンクロメッシュ機構48でメイン5速ギヤ30をメインシャフトMSに結合すると5速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン5速ギヤ30およびカウンタ5速ギヤ42を介してカウンタシャフトCSに伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。第3シンクロメッシュ機構48でメイン6速ギヤ31をメインシャフトMSに結合すると6速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン6速ギヤ31およびカウンタ6速ギヤ43を介してカウンタシャフトCSに伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。
尚、駆動輪W,Wに接続されたファイナルドリブンギヤ62の回転は、第3減速ギヤ57、中間減速軸55および第2減速ギヤ56を経て第1減速ギヤ51に常時伝達されるが、第4シンクロメッシュ機構52により第1減速ギヤ51をモータ出力軸MOSから切り離すことで、高速走行時にモータMが外力で強制的に高速回転させられて耐久性が低下したり、モータMのフリクションによりエンジンEの燃料消費量が増加したりするのを防止することができる。
但し、車両の減速時であり、かつモータMが外力で過回転になる虞のない場合には、第4シンクロメッシュ機構52により第1減速ギヤ51をモータ出力軸MOSに結合することで、モータMをジェネレータとして機能させて回生制動を行うことができる。
エンジンEによる後進走行を行うとき、リバースアイドルギヤ49を右位置に移動させてメインリバースギヤ27およびカウンタリバースギヤ45に噛合させ、後進変速段を確立する。その結果、エンジンEにクラッチCを介して接続されたメインシャフトMSの回転は、メインリバースギヤ27、リバースアイドルギヤ49、カウンタリバースギヤ45、カウンタシャフトCS、ファイナルドライブギヤ44、ファイナルドリブンギヤ62、ディファレンシャルギヤDおよび車軸66,66を介して駆動輪W,Wに伝達される。
上述したエンジンEによる前進走行中あるいは後進走行中に、第4シンクロメッシュ機構52で第1減速ギヤ51をモータ出力軸MOSに結合した状態でモータMを駆動すると、モータMの駆動力が第1減速ギヤ51、第2減速ギヤ56、中間減速軸55および第3減速ギヤ57、ファイナルドリブンギヤ62、ディファレンシャルギヤDおよび車軸66,66を介して駆動輪W,Wに伝達されることで、エンジンEの駆動力をモータMの駆動力でアシストすることができる。但し、前進走行中であるか後進走行中であるかに応じてモータMの駆動方向は逆になる。
エンジンEの駆動力を使用せずにモータMの駆動力だけで車両を前進走行あるいは後進走行させる場合には、第4シンクロメッシュ機構52で第1減速ギヤ51をモータ出力軸MOSに結合した状態でモータMを正転あるいは逆転駆動する。これにより、モータMの駆動力が第1減速ギヤ51、第2減速ギヤ56、中間減速軸55および第3減速ギヤ57、ファイナルドリブンギヤ62、ディファレンシャルギヤDおよび車軸66,66を介して駆動輪W,Wに伝達される。
さて、車両を停止させたときには、図5において、アクチュエータ69で駆動アーム71を回転軸70まわりに鎖線位置から実線位置へと反時計方向に揺動させ、ローラ72でカム面67bを押すことでパーキングポール67を支軸68まわりに鎖線位置から実線位置へと反時計方向に揺動させることで、その係止爪67aをパーキングギヤ58の何れかの係止歯58aに係合させる。これによりパーキングギヤ58が設けられた中間減速軸55の回転がロックされ、それにディファレンシャルギヤDを介して接続された駆動輪W,Wの回転がロックされることで、車両の移動が規制される。
ところで本実施例のマニュアルトランスミッションTは1速変速段〜6速変速段および後進変速段をチェンジレバーのマニュアル操作で選択するものではなく、オートマチックトランスミッションと同様にシフトレバーでDレンジ、Rレンジ、Pレンジ等を選択し、電子制御ユニットからの指令により第1〜第4シンクロメッシュ機構46,47,48,52およびクラッチCをアクチュエータで作動させて自動的に変速を制御するものである。従って、シフトレバーでPレンジが選択されていて何れの変速段も確立されていないときに、傾斜路等で車両が勝手に移動するのを防止すべくパーキング装置が必要となる。
一般にパーキング装置はトランスミッションに設けられるが、本実施例ではモータMから駆動輪W,Wへの動力伝達経路、具体的には中間減速軸55にパーキングギヤ58を設けている。このようにマニュアルトランスミッションTにパーキングギヤ58を設けずに、モータMから駆動輪W,Wへの動力伝達経路にパーキングギヤ58を設けることで、エンジンE、モータMおよびマニュアルトランスミッションTを含むパワーユニットの軸方向の寸法を小型化することができ、特にフロントエンジン・フロントドライブの車両でパワーユニットを横置きする場合に有利である。
また一般にマニュアルトランスミッションはパーキング装置を持たないが、そのマニュアルトランスミッションにパーキング装置を追加しようとすると大幅な設計変更が必要になってコストアップの要因となる問題がある。しかしながら、本実施例ではマニュアルトランスミッションTとは分離した位置にパーキング装置を設けたことで、マニュアルトランスミッションTの設計変更を最小限に抑えてコストダウンに寄与することができる。
特に、モータMを駆動輪W,Wから切り離す第4シンクロメッシュ機構52よりも駆動輪W,W側にパーキングギヤ58を配置したので、第4シンクロメッシュ機構52によりモータMが切り離されているときでもパーキング装置を支障なく作動させることができる。しかも、パーキングギヤ58をモータ出力軸MOSに直接設けることなく中間減速軸55に設けたので、パーキングギヤ58のレイアウトの自由度を高めることができる。
次に、図6に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第2実施例はパーキングギヤ58の配置だけが第1実施例と異なっており、その他の構成は第1実施例と同じである。即ち、第1実施例ではパーキングギヤ58を中間減速軸55に固設しているが、第2実施例ではパーキングギヤ58をモータ出力軸MOSに支持した第1減速ギヤ51と一体に設けたものである。従って、このパーキングギヤ58で第1減速ギヤ51をロックすることで、車両の移動を規制することができる。
しかして、この第2実施例によっても上述した第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。ただし、パーキングギヤ58をモータ出力軸MOS上に支持したことにより、そのパーキングギヤ58のレイアウトの自由度は若干低くなる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例のマニュアルトランスミッションTを例示したが、本発明は複数のクラッチ機構を用いて変速を行うオートマチックトランスミッションや、CVT(無段変速機)に対しても適用することができる。
また本発明の第4シンクロメッシュ機構52は、シンクロメッシュ機能を備えていないドグクラッチや油圧クラッチであっても良い。
ハイブリッド車両用のマニュアルトランスミッションの縦断面図 図1のA部拡大図 図1のB部拡大図 図1のC部拡大図 図1の5−5線断面図 マニュアルトランスミッションのスケルトン図 第2実施例に係るマニュアルトランスミッションのスケルトン図
符号の説明
M モータ
T マニュアルトランスミッション(トランスミッション)
W 駆動輪
52 第4シンクロメッシュ機構(クラッチ)
55 中間減速軸
58 パーキングギヤ

Claims (3)

  1. エンジン(E)の駆動力をトランスミッション(T)を介して駆動輪(W)に伝達するとともに、モータ(M)の駆動力をトランスミッション(T)とは別個の動力伝達経路で駆動輪(W)に伝達するハイブリッド車両において、
    車両の停止時に駆動輪(W)の回転を規制するパーキングギヤ(58)を、モータ(M)および駆動輪(W)間の動力伝達経路に配置したことを特徴とする、ハイブリッド車両におけるパーキング装置。
  2. モータ(M)および駆動輪(W)間の動力伝達経路にクラッチ(52)を備え、このクラッチ(52)と駆動輪(W)との間にパーキングギヤ(58)を配置したことを特徴とする、請求項1に記載のハイブリッド車両におけるパーキング装置。
  3. モータ(M)および駆動輪(W)間の動力伝達経路に中間減速軸(55)を配置し、この中間減速軸(55)にパーキングギヤ(58)を設けたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両におけるパーキング装置。
JP2004223386A 2004-07-30 2004-07-30 ハイブリッド車両におけるパーキング装置 Expired - Fee Related JP4145849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223386A JP4145849B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 ハイブリッド車両におけるパーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223386A JP4145849B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 ハイブリッド車両におけるパーキング装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006036165A true JP2006036165A (ja) 2006-02-09
JP2006036165A5 JP2006036165A5 (ja) 2006-11-30
JP4145849B2 JP4145849B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=35901604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004223386A Expired - Fee Related JP4145849B2 (ja) 2004-07-30 2004-07-30 ハイブリッド車両におけるパーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4145849B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239131A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Daihatsu Motor Co Ltd ハイブリッド車両
WO2014017373A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用駆動装置
JP2015174614A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両
JP2016102510A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 スズキ株式会社 車両用変速機
JP2016102507A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 スズキ株式会社 車両用変速機
JP2016102509A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 スズキ株式会社 車両用変速機
CN107867169A (zh) * 2016-09-28 2018-04-03 比亚迪股份有限公司 用于车辆的动力驱动系统以及车辆
CN108001207A (zh) * 2016-10-31 2018-05-08 比亚迪股份有限公司 动力传动系统以及具有其的车辆
CN108001200A (zh) * 2016-10-31 2018-05-08 比亚迪股份有限公司 动力传动系统以及具有其的车辆
JP2018134937A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 三菱自動車工業株式会社 トランスアクスル装置
CN109311378A (zh) * 2016-06-13 2019-02-05 三菱自动车工业株式会社 变速驱动桥装置
CN111422055A (zh) * 2018-12-21 2020-07-17 铃木株式会社 混合动力车辆用驱动装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018051456A1 (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 Gkn ドライブライン ジャパン株式会社 動力伝達装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317848A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Honda Motor Co Ltd 電動車両用トランスミッション
JPH1169509A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の変速制御装置
JPH11254982A (ja) * 1998-03-09 1999-09-21 Kyowa Gokin Kk 自動車用駆動装置
JP2001304347A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Honda Motor Co Ltd 動力伝達装置
JP2001355727A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Aisin Aw Co Ltd ハイブリッド駆動装置
JP2002160540A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Aisin Seiki Co Ltd ハイブリッド車用駆動装置
JP2003191762A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Honda Motor Co Ltd 車両駆動装置
JP2003247438A (ja) * 2002-02-20 2003-09-05 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP2004003549A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Toyota Motor Corp 車両の動力伝達装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317848A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Honda Motor Co Ltd 電動車両用トランスミッション
JPH1169509A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の変速制御装置
JPH11254982A (ja) * 1998-03-09 1999-09-21 Kyowa Gokin Kk 自動車用駆動装置
JP2001304347A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Honda Motor Co Ltd 動力伝達装置
JP2001355727A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Aisin Aw Co Ltd ハイブリッド駆動装置
JP2002160540A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Aisin Seiki Co Ltd ハイブリッド車用駆動装置
JP2003191762A (ja) * 2001-12-28 2003-07-09 Honda Motor Co Ltd 車両駆動装置
JP2003247438A (ja) * 2002-02-20 2003-09-05 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを備える自動車
JP2004003549A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Toyota Motor Corp 車両の動力伝達装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239131A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Daihatsu Motor Co Ltd ハイブリッド車両
WO2014017373A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用駆動装置
JP2014024489A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Aisin Aw Co Ltd 車両用駆動装置
CN104395120A (zh) * 2012-07-27 2015-03-04 爱信艾达株式会社 车辆用驱动装置
US9358870B2 (en) 2012-07-27 2016-06-07 Aisin Aw Co., Ltd. Vehicle drive device
JP2015174614A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両
JP2016102507A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 スズキ株式会社 車両用変速機
JP2016102509A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 スズキ株式会社 車両用変速機
JP2016102510A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 スズキ株式会社 車両用変速機
CN109311378A (zh) * 2016-06-13 2019-02-05 三菱自动车工业株式会社 变速驱动桥装置
CN107867169A (zh) * 2016-09-28 2018-04-03 比亚迪股份有限公司 用于车辆的动力驱动系统以及车辆
CN108001207A (zh) * 2016-10-31 2018-05-08 比亚迪股份有限公司 动力传动系统以及具有其的车辆
CN108001200A (zh) * 2016-10-31 2018-05-08 比亚迪股份有限公司 动力传动系统以及具有其的车辆
JP2018134937A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 三菱自動車工業株式会社 トランスアクスル装置
CN111422055A (zh) * 2018-12-21 2020-07-17 铃木株式会社 混合动力车辆用驱动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4145849B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4836664B2 (ja) 車両の駆動力伝達装置
JP4620624B2 (ja) 自動変速機のパーキングロック機構
JP4628988B2 (ja) 平行軸式変速機
JP4145849B2 (ja) ハイブリッド車両におけるパーキング装置
JP2008540941A (ja) 直結ギヤにおいて切り離し可能なカウンタシャフトを有するトランスミッション
JP2019178741A (ja) 車両用パワーユニット
JP5225950B2 (ja) 車両用手動変速機
JP5659553B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
CN109838511B (zh) 自动手动变速器
US11384817B2 (en) Powertrain for electric vehicle
JP4915217B2 (ja) 車両のパワートレーン
JP2008143260A (ja) 車両用駆動装置
JP2008143443A (ja) 変速機及びその変速機を備えた車両用駆動装置
JP2017193320A (ja) 自動車用駆動装置
JP5276272B2 (ja) 産業車両用変速機
JP2010234923A (ja) ハイブリッド駆動装置
JP2009063139A (ja) 多段変速遊星歯車列
JP2005001466A (ja) ハイブリッド車両
JP3955018B2 (ja) ハイブリッド車両の変速制御装置
JP2017197107A (ja) 自動車用駆動装置
JP4637343B2 (ja) 同期噛合式変速機における変速制御装置
JP2012162214A (ja) 変速機
JP4326977B2 (ja) 変速装置
JP2008057655A (ja) 多段変速遊星歯車列
JP6380047B2 (ja) 車両用変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061016

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4145849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees