JP2005001466A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2005001466A
JP2005001466A JP2003165597A JP2003165597A JP2005001466A JP 2005001466 A JP2005001466 A JP 2005001466A JP 2003165597 A JP2003165597 A JP 2003165597A JP 2003165597 A JP2003165597 A JP 2003165597A JP 2005001466 A JP2005001466 A JP 2005001466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
reverse
shaft
counter
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003165597A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Tachikawa
純也 立川
Masato Fujioka
征人 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2003165597A priority Critical patent/JP2005001466A/ja
Publication of JP2005001466A publication Critical patent/JP2005001466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H3/087Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
    • F16H3/089Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears all of the meshing gears being supported by a pair of parallel shafts, one being the input shaft and the other the output shaft, there being no countershaft involved
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H2003/0822Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the arrangement of at least one reverse gear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】ハイブリッド車両のトランスミッションの軸方向寸法を小型化しながら、リバース変速段の確立およびモータによる走行を可能にするためのクラッチ機構の部品点数を削減する。
【解決手段】トランスミッションTは、エンジンEに接続されたメインシャフトMSと、駆動輪Wに接続されたカウンタシャフトCSと、メインシャフトMSに連動して回転するリバース第1ギヤ49およびカウンタシャフトCSに連動して回転するリバース第2ギヤ50を相対回転可能に支持するとともに、モータ出力軸MOSに設けたモータ出力第1ギヤ54に噛合するモータ出力第2ギヤ55を回転可能に支持するリバースカウンタシャフトRCSと、リバース第1ギヤ49あるいはモータ出力第2ギヤ55を選択的にリバース第2ギヤ50を結合するシンクロ機構53とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンおよびモータの駆動力をトランスミッションを介して駆動輪に伝達可能なハイブリッド車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献には、エンジンおよびモータの駆動力をマニュアルトランスミッションを介して駆動輪に伝達可能なハイブリッド車両において、リバースアイドルシャフト(本発明のリバースカウンタシャフト)に設けられて一体に回転する2個のリバースアイドルギヤを、エンジンに接続されたカウンタシャフト(本発明のメインシャフト)に相対回転自在に設けたリバースギヤと、駆動輪に接続されたメインシャフト(本発明のカウンタシャフト)に固設したリバースギヤとにそれぞれ噛合させ、カウンタシャフトに設けたリバースギヤをシンクロメッシュ機構で該カウンタシャフトに結合することでリバース変速段を確立するものが記載されている。モータの駆動力はリバースアイドルシャフトに設けた一方のリバースアイドルギヤに入力され、そこからメインシャフトを経て駆動輪に伝達される。
【0003】
上記従来のものは、メインシャフト(本発明のカウンタシャフト)に相対回転自在に設けたリバースギヤをシンクロメッシュ機構で該メインシャフト(本発明のカウンタシャフト)に結合してリバース変速段を確立するので、メインシャフト(本発明のカウンタシャフト)の長さが前記シンクロメッシュ機構の分だけ長くなってしまい、マニュアルトランスミッションの軸方向寸法が大型化する問題があった。
【0004】
上記問題を解決すべく、本出願人が特願2003−99119号で提案したハイブリッド車両のトランスミッションは、リバースカウンタシャフトに相対回転自在に設けたリバース第1ギヤおよびリバース第2ギヤを第1クラッチ機構で相互に結合可能にし、かつモータ出力軸に相対回転自在に設けられてリバース第2ギヤに噛合するモータ出力ギヤを第2クラッチ機構で該モータ出力軸に結合可能にすることで、前記第1クラッチ機構および前記第2クラッチ機構をカウンタシャフトから廃止してトランスミッションの軸方向寸法の小型化を図っている。
【0005】
【特許文献】
特開平11−122711号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願2003−99119号で提案されたものは、リバースカウンタシャフトの第1クラッチ機構と、モータ出力軸の第2クラッチ機構とが別個に設けられているため、部品点数が増加する問題があった。
【0007】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ハイブリッド車両のトランスミッションの軸方向寸法を小型化しながら、リバース変速段の確立およびモータによる走行を可能にするためのクラッチ機構の部品点数を削減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンおよびモータの駆動力をトランスミッションを介して駆動輪に伝達可能なハイブリッド車両において、トランスミッションは、エンジンに接続されたメインシャフトと、駆動輪に接続されたカウンタシャフトと、メインシャフトに連動して回転するリバース第1ギヤおよびカウンタシャフトに連動して回転するリバース第2ギヤを相対回転可能に支持するリバースカウンタシャフトと、一方向に作動してリバース第1ギヤおよびリバース第2ギヤを相互に結合することでリバース変速段を確立するとともに、他方向に作動してモータの駆動力を前記リバース第2ギヤに入力するクラッチ機構とを備えたことを特徴とするハイブリッド車両が提案される。
【0009】
上記構成によれば、モータの駆動力をカウンタシャフトを介して駆動輪に伝達する動力伝達経路にリバース第2ギヤを介在させたので、特別の減速用ギヤを設けることなくリバース第2ギヤを減速用ギヤとして利用することで、部品点数、コストおよび重量を削減することができ、しかもカウンタシャフト上に特別の減速用ギヤを設ける必要がなくなってトランスミッションの軸方向寸法を小型化することができる。またカウンタシャフトに比べて短いリバースカウンタシャフトにクラッチ機構を設けたので、トランスミッションの軸方向寸法の大型化を回避することができる。更に共通のクラッチ機構を一方向および他方向に作動させることでリバース変速段の確立とモータによる走行とを可能にしたので、クラッチ機構およびその駆動機構の部品点数を削減することができる。
【0010】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、リバースカウンタシャフトと同軸上にモータ出力軸を配置したことを特徴とするハイブリッド車両が提案される。
【0011】
上記構成によれば、リバースカウンタシャフトと同軸上にモータ出力軸を配置したので、リバースカウンタシャフトおよびモータ出力軸を別軸上に配置する場合に比べてトランスミッションの径方向寸法を小型化することができ、しかもモータ出力軸およびリバースカウンタシャフトを直結あるいは一体化することで両者間の動力伝達機構を省略することができる。
【0012】
尚、実施例の第4シンクロメッシュ機構53は本発明のクラッチ機構に対応し、実施例のマニュアルトランスミッションTは本発明のトランスミッションに対応する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1はハイブリッド車両用のマニュアルトランスミッションの縦断面図(図5の1−1線断面図)、図2は図1のA部拡大図、図3は図1のB部拡大図、図4は図1のC部拡大図、図5は図1の5−5線断面図、図6はマニュアルトランスミッションのスケルトン図である。
【0015】
ハイブリッド車両用のマニュアルトランスミッションTは、右側の第1ケーシング11および左側の第2ケーシング12を車体前後方向に延びる割り面で結合したミッションケース13を備えており、第1ケーシング11の右側面の開口部11aにエンジンEが結合される。第1、第2ケーシング11,12には、ボールベアリング14,15を介してメインシャフトMSが支持されるとともに、ローラベアリング16およびボールベアリング17を介してカウンタシャフトCSが支持され、更にメインシャフトMSおよびカウンタシャフトCSよりも短いリバースカウンタシャフトRCSが支持される。メインシャフトMSの右端はクラッチCを介してエンジンEのクランクシャフト18に接続される。
【0016】
モータMは本体ケーシング19と、その前面に結合されたフロントカバー12aと、その後面に結合されたリヤカバー20とを備えており、フロントカバー12aは第2ケーシング12と一体に形成される。このように、モータMのケーシングの一部をミッションケース13と一体に形成することで、部品点数の削減を図ることができる。モータ出力軸MOSは第1、第2ケーシング11,12にボールベアリング21,22を介して支持されており、そのモータ出力軸MOSに固定されたロータ23が本体ケーシング19の内周面に固定されたステータ24に対向する。
【0017】
メインシャフトMSには、メイン1速リバースギヤ25およびメイン2速ギヤ26が固設され、メイン3速ギヤ28、メイン4速ギヤ29、メイン5速ギヤ30およびメイン6速ギヤ31がそれぞれニードルベアリング32〜35を介して相対回転自在に支持される。またカウンタシャフトCSには、カウンタ1速ギヤ36およびカウンタ2速ギヤ37がそれぞれニードルベアリング38,39を介して相対回転自在に支持され、カウンタ3速ギヤ40、カウンタ4速ギヤ41、カウンタ5速ギヤ42、カウンタ6速ギヤ43、カウンタリバースギヤ44およびファイナルドライブギヤ45が固設される。
【0018】
メイン1速リバースギヤ25、メイン2速ギヤ26、メイン3速ギヤ28、メイン4速ギヤ29、メイン5速ギヤ30およびメイン6速ギヤ31は、それぞれカウンタ1速ギヤ36、カウンタ2速ギヤ37、カウンタ3速ギヤ40、カウンタ4速ギヤ41、カウンタ5速ギヤ42およびカウンタ6速ギヤ43に噛合する。カウンタ1速ギヤ36およびカウンタ2速ギヤ37は第1シンクロメッシュ機構46を介してカウンタシャフトCSに選択的に結合可能であり、メイン3速ギヤ28およびメイン4速ギヤ29は第2シンクロメッシュ機構47を介してメインシャフトMSに選択的に結合可能であり、メイン5速ギヤ30およびメイン6速ギヤ31は第3シンクロメッシュ機構48を介してメインシャフトMSに選択的に結合可能である。
【0019】
リバースカウンタシャフトRCSには、リバース第1ギヤ49およびリバース第2ギヤ50がそれぞれニードルベアリング51,52を介して相対回転自在に支持されており、リバース第1ギヤ49はメイン1速リバースギヤ25に常時噛合し、リバース第2ギヤ50はカウンタリバースギヤ44に常時噛合する。モータ出力軸MOSに固設したモータ出力第1ギヤ54が、リバースカウンタシャフトRCSにニードルベアリング65を介して相対回転自在に支持したモータ出力第2ギヤ55に常時噛合する。第4シンクロメッシュ機構53により、リバース第2ギヤ50はリバース第1ギヤ49あるいはモータ出力第2ギヤ55に選択的に結合可能である。
【0020】
尚、本実施例のマニュアルトランスミッションTはオートマチック作動するものであり、クラッチCおよび第1〜第4シンクロメッシュ機構46,47,48,53は、ドライバーによるマニュアル操作ではなくアクチュエータによるオートマチック操作で作動するようになっている。
【0021】
ディファレンシャルギヤDのディファレンシャルケース57が第1ケーシング11および第2ケーシング12にボールベアリング58,59を介して支持されており、ディファレンシャルケース57に設けたファイナルドリブンギヤ60がカウンタシャフトCSのファイナルドライブギヤ45に噛合する。ディファレンシャルケース57に設けたピニオンシャフト61に2個のディファレンシャルピニオン62,62が回転自在に支持されており、これらのディファレンシャルピニオン62,62に2個のディファレンシャルサイドギヤ63,63が噛合する。各々のディファレンシャルサイドギヤ63,63に結合されてディファレンシャルケース57に相対回転自在に支持された左右の車軸64,64が、左右の駆動輪W,Wにそれぞれ接続される。
【0022】
図5はマニュアルトランスミッションTの第2ケーシング12を第1ケーシング11との割り面の近傍において切断した断面図であって、エンジンEに接続されたメインシャフトMSの前下方にリバースカウンタシャフトRCSが配置され、その前下方にモータ出力軸MOSが配置される。またメインシャフトMSの後下方にカウンタシャフトCSが配置され、その後下方にディファレンシャルギヤDが配置される。
【0023】
次に、上記マニュアルトランスミッションTの作用を説明する。
【0024】
エンジンEによる前進走行を行うとき、第4シンクロメッシュ機構53を中立位置にすることで、リバース第1ギヤ49およびリバース第2ギヤ50を切り離すとともに、モータ出力第2ギヤ55およびリバース第2ギヤ50を切り離して駆動力がモータMに逆伝達されないようにする。
【0025】
第1シンクロメッシュ機構46でカウンタ1速ギヤ36をカウンタシャフトCSに結合すると1速変速段が確立し、エンジンEにクラッチCを介して接続されたメインシャフトMSの回転は、メイン1速リバースギヤ25、カウンタ1速ギヤ36、カウンタシャフトCS、ファイナルドライブギヤ45、ファイナルドリブンギヤ60、ディファレンシャルギヤDおよび車軸64,64を介して駆動輪W,Wに伝達される。第1シンクロメッシュ機構46でカウンタ2速ギヤ37をカウンタシャフトCSに結合すると2速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン2速ギヤ26からカウンタ2速ギヤ37に伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。
【0026】
第2シンクロメッシュ機構47でメイン3速ギヤ28をメインシャフトMSに結合すると3速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン3速ギヤ28からカウンタ3速ギヤ40に伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。第2シンクロメッシュ機構47でメイン4速ギヤ29をメインシャフトMSに結合すると4速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン4速ギヤ29からカウンタ4速ギヤ41に伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。第3シンクロメッシュ機構48でメイン5速ギヤ30をメインシャフトMSに結合すると5速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン5速ギヤ30からカウンタ5速ギヤ42に伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。第3シンクロメッシュ機構48でメイン6速ギヤ31をメインシャフトMSに結合すると6速変速段が確立し、メインシャフトMSの回転は、メイン6速ギヤ31からカウンタ6速ギヤ43に伝達されて駆動輪W,Wが駆動される。
【0027】
尚、駆動輪W,Wに接続されたカウンタシャフトCSの回転はカウンタリバースギヤ44を介してリバース第2ギヤ50に常時伝達されるが、第4シンクロメッシュ機構53でリバース第2ギヤ50をモータ出力第2ギヤ55から切り離すことで、高速走行時にモータMが外力で強制的に高速回転させられて耐久性が低下したり、モータMのフリクションによりエンジンEの燃料消費量が増加したりするのを防止することができる。
【0028】
エンジンEによる後進走行を行うとき、第4シンクロメッシュ機構53のシフトフォーク66で右側に操作し、リバース第1ギヤ49およびリバース第2ギヤ50を一体に結合してリバース変速段を確立する。その結果、エンジンEにクラッチCを介して接続されたメインシャフトMSの回転は、メイン1速リバースギヤ25、リバース第1ギヤ49、リバース第2ギヤ50、カウンタリバースギヤ44、カウンタシャフトCS、ファイナルドライブギヤ45、ファイナルドリブンギヤ60、ディファレンシャルギヤDおよび車軸64,64を介して駆動輪W,Wに伝達される。
【0029】
エンジンEによる前進走行中に、第4シンクロメッシュ機構53でリバース第2ギヤ50をモータ出力第2ギヤ55に結合した状態でモータMを駆動すると、モータMの駆動力をモータ出力第1ギヤ54、モータ出力第2ギヤ55、第4シンクロメッシュ機構53、リバース第2ギヤ50およびカウンタリバースギヤ44を介してカウンタシャフトCSに伝達することで、エンジンEの駆動力をモータMの駆動力でアシストすることができる。また車両の減速時であり、かつモータMが外力で過回転になる虞のない場合には、モータMをジェネレータとして機能させて回生制動を行うことができる。
【0030】
エンジンEの駆動力を使用せずにモータMの駆動力だけで車両を前進走行あるいは後進走行させる場合には、第4シンクロメッシュ機構53でリバース第2ギヤ50をモータ出力第2ギヤ55に結合した状態でモータMを正転あるいは逆転駆動することで、モータMの駆動力がモータ出力第1ギヤ54、モータ出力第2ギヤ55、第4シンクロメッシュ機構53、リバース第2ギヤ50およびカウンタリバースギヤ44を介してカウンタシャフトCS、ファイナルドライブギヤ45、ファイナルドリブンギヤ60、ディファレンシャルギヤDおよび車軸64,64を介して駆動輪W,Wに伝達される。
【0031】
モータMの駆動力を駆動輪W,Wに伝達する際に、モータ出力軸MOSの回転を第2リバースギヤ50およびカウンタリバースギヤ44を介してカウンタシャフトCSに伝達するので、モータMからカウンタシャフトCSへの駆動力の伝達経路の減速比を、既存の第2リバースギヤ50およびカウンタリバースギヤ44を利用して稼ぐことができる。しかもカウンタシャフトCSに比べて短いリバースカウンタシャフトRCSにリバース変速段を確立するための第4シンクロメッシュ機構53を設けたので、カウンタシャフトCS上にシンクロメッシュ機構を配置する場合に比べてマニュアルトランスミッションTの軸方向寸法を小型化することができる。
【0032】
また共通の第4シンクロメッシュ機構53のシフトフォーク66を右方向に操作してリバース変速段を確立し、左方向に操作してモータMによる走行を可能にしたので、リバース変速段を確立するためのシンクロメッシュ機構とモータMによる走行を可能にするためのシンクロメッシュ機構とを別個に設ける場合に比べて部品点数を削減し、コストダウンおよび小型化に寄与することができる。特に、一つのシフトフォーク66の作動でリバース変速段の確立およびモータMによる走行を選択できるので、シフトフォーク66の駆動機構の構造を簡素化することができる。
【0033】
またモータ出力第1ギヤ54とカウンタリバースギヤ44との間に、それら両ギヤ54,44に同時に噛合するアイドルギヤが存在しないため、アイドルギヤの噛合騒音を低減することができる。
【0034】
次に、図7に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0035】
第1実施例ではリバースカウンタシャフトRCSおよびモータ出力軸MOSを別軸上に配置しているが、第2実施例ではリバースカウンタシャフトRCSおよびモータ出力軸MOSを同軸上に配置している。この場合、リバースカウンタシャフトRCSおよびモータ出力軸MOSは同一部材であっても良いし、別部材を直列に結合しても良い。この第2実施例によれば、第1実施例の作用効果に加えて、モータMがミッションケース13から径方向外側に突出する量を減少させてマニュアルトランスミッションTの径方向寸法を小型化することができ、かつモータ出力第1ギヤ54およびモータ出力第2ギヤ55を廃止して部品点数を削減することができる。
【0036】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0037】
例えば、実施例のマニュアルトランスミッションTはアクチュエータによりオートマチック作動するものであるが、ドライバーによりマニュアル作動するものであっても良い。
【0038】
また本実施例では平行軸タイプのマニュアルトランスミッションTを例示したが、本発明は複数のクラッチ機構を用いて変速を行う平行軸タイプのオートマチックトランスミッションに対しても適用することができる。
【0039】
また本発明のクラッチ機構は、シンクロメッシュ機能を備えていないものであっても良い。
【0040】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、モータの駆動力をカウンタシャフトを介して駆動輪に伝達する動力伝達経路にリバース第2ギヤを介在させたので、特別の減速用ギヤを設けることなくリバース第2ギヤを減速用ギヤとして利用することで、部品点数、コストおよび重量を削減することができ、しかもカウンタシャフト上に特別の減速用ギヤを設ける必要がなくなってトランスミッションの軸方向寸法を小型化することができる。またカウンタシャフトに比べて短いリバースカウンタシャフトにクラッチ機構を設けたので、トランスミッションの軸方向寸法の大型化を回避することができる。更に共通のクラッチ機構を一方向および他方向に作動させることでリバース変速段の確立とモータによる走行とを可能にしたので、クラッチ機構およびその駆動機構の部品点数を削減することができる。
【0041】
また請求項2に記載された発明によれば、リバースカウンタシャフトと同軸上にモータ出力軸を配置したので、リバースカウンタシャフトおよびモータ出力軸を別軸上に配置する場合に比べてトランスミッションの径方向寸法を小型化することができ、しかもモータ出力軸およびリバースカウンタシャフトを直結あるいは一体化することで両者間の動力伝達機構を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド車両用のマニュアルトランスミッションの縦断面図(図5の1−1線断面図)
【図2】図1のA部拡大図
【図3】図1のB部拡大図
【図4】図1のC部拡大図
【図5】図1の5−5線断面図
【図6】マニュアルトランスミッションのスケルトン図
【図7】第2実施例に係るマニュアルトランスミッションのスケルトン図
【符号の説明】
CS カウンタシャフト
E エンジン
M モータ
MOS モータ出力軸
MS メインシャフト
RCS リバースカウンタシャフト
T マニュアルトランスミッション(トランスミッション)
W 駆動輪
49 リバース第1ギヤ
50 リバース第2ギヤ
53 第4シンクロメッシュ機構(クラッチ機構)

Claims (2)

  1. エンジン(E)およびモータ(M)の駆動力をトランスミッション(T)を介して駆動輪(W)に伝達可能なハイブリッド車両において、
    トランスミッション(T)は、
    エンジン(E)に接続されたメインシャフト(MS)と、
    駆動輪(W)に接続されたカウンタシャフト(CS)と、
    メインシャフト(MS)に連動して回転するリバース第1ギヤ(49)およびカウンタシャフト(CS)に連動して回転するリバース第2ギヤ(50)を相対回転可能に支持するリバースカウンタシャフト(RCS)と、
    一方向に作動してリバース第1ギヤ(49)およびリバース第2ギヤ(50)を相互に結合することでリバース変速段を確立するとともに、他方向に作動してモータ(M)の駆動力を前記リバース第2ギヤ(50)に入力するクラッチ機構(53)と、
    を備えたことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. リバースカウンタシャフト(RCS)と同軸上にモータ出力軸(MOS)を配置したことを特徴とする、請求項1に記載のハイブリッド車両。
JP2003165597A 2003-06-10 2003-06-10 ハイブリッド車両 Pending JP2005001466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003165597A JP2005001466A (ja) 2003-06-10 2003-06-10 ハイブリッド車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003165597A JP2005001466A (ja) 2003-06-10 2003-06-10 ハイブリッド車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005001466A true JP2005001466A (ja) 2005-01-06

Family

ID=34092031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003165597A Pending JP2005001466A (ja) 2003-06-10 2003-06-10 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005001466A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300328A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Getrag Ford Transmissions Gmbh 変速機
JP2009001234A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド車の駆動装置
JP2009280174A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Toyota Motor Corp 動力伝達装置
WO2011064986A1 (ja) * 2009-11-26 2011-06-03 アイシン・エーアイ株式会社 動力伝達装置
WO2011121785A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 本田技研工業株式会社 ハイブリッド式パワーユニット
WO2011121783A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 本田技研工業株式会社 ハイブリッド式パワーユニットおよび鞍乗り型車両
JP2012224219A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Gkn Driveline Japan Ltd 駆動装置
JP2012240624A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Jatco Ltd ハイブリッド駆動装置
WO2016037469A1 (en) * 2014-09-10 2016-03-17 Byd Company Limited Transmission unit, power transmission system and vehicle comprising the same
EP3348861A4 (en) * 2015-09-08 2018-11-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Reverse mechanism for vehicle driving force transmission device
CN113147349A (zh) * 2021-04-08 2021-07-23 蔺壮壮 用于混动汽车的混合驱动装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300328A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Getrag Ford Transmissions Gmbh 変速機
JP2009001234A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド車の駆動装置
JP2009280174A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Toyota Motor Corp 動力伝達装置
WO2011064986A1 (ja) * 2009-11-26 2011-06-03 アイシン・エーアイ株式会社 動力伝達装置
JP2011111014A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Aisin Ai Co Ltd 動力伝達装置
TWI460098B (zh) * 2010-03-31 2014-11-11 Honda Motor Co Ltd 混合式動力單元及跨坐型車輛
WO2011121783A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 本田技研工業株式会社 ハイブリッド式パワーユニットおよび鞍乗り型車両
CN102821992A (zh) * 2010-03-31 2012-12-12 本田技研工业株式会社 混合动力单元
JP5400953B2 (ja) * 2010-03-31 2014-01-29 本田技研工業株式会社 ハイブリッド式パワーユニット
JP5400952B2 (ja) * 2010-03-31 2014-01-29 本田技研工業株式会社 ハイブリッド式パワーユニットおよび鞍乗り型車両
WO2011121785A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 本田技研工業株式会社 ハイブリッド式パワーユニット
CN102821992B (zh) * 2010-03-31 2015-06-03 本田技研工业株式会社 混合动力单元
JP2012224219A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Gkn Driveline Japan Ltd 駆動装置
JP2012240624A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Jatco Ltd ハイブリッド駆動装置
WO2016037469A1 (en) * 2014-09-10 2016-03-17 Byd Company Limited Transmission unit, power transmission system and vehicle comprising the same
EP3348861A4 (en) * 2015-09-08 2018-11-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Reverse mechanism for vehicle driving force transmission device
CN113147349A (zh) * 2021-04-08 2021-07-23 蔺壮壮 用于混动汽车的混合驱动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105644335B (zh) 车辆用双电机动力系统和双电机混合动力系统
JP2520353B2 (ja) 自動車用変速機
JP4548622B2 (ja) ハイブリッドギアボックス
JP3650089B2 (ja) ハイブリッド駆動装置並びにそれを搭載した自動車
US8887588B2 (en) Transmission
JP2019502059A (ja) Cvt差動装置
US20070187160A1 (en) Hybrid power train and operating method therefor
JP2019178741A (ja) 車両用パワーユニット
JP2004168295A (ja) 汎用設計可能な自動車変速機
JP4775242B2 (ja) 車両用駆動装置
CN107571728B (zh) 纯电动汽车双电机驱动系统
JP2010285062A (ja) 車両用動力伝達装置
JP2017193320A (ja) 自動車用駆動装置
JP2005001466A (ja) ハイブリッド車両
JP4930029B2 (ja) 車両用駆動装置
JP4145849B2 (ja) ハイブリッド車両におけるパーキング装置
JP2004306646A (ja) ハイブリッド車両
JP5329477B2 (ja) 変速機
JP2017197107A (ja) 自動車用駆動装置
JP5953199B2 (ja) ハイブリッド車の動力伝達装置
JP3860593B2 (ja) ハイブリッド駆動装置並びにそれを搭載した自動車
JP2003267078A (ja) 四輪駆動用手動変速機
US10384526B2 (en) Drive device for a motor vehicle
JP4326977B2 (ja) 変速装置
CN116097021A (zh) 双离合变速器