JP5659553B2 - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

本発明は、エンジンもしくはモータによって駆動される入力軸の回転を歯車変速機構を介して出力軸に伝達するハイブリッド駆動装置に関するものである。
一般に、5速の変速段を有する歯車変速機構を備えたマニュアルトランスミッションにおいては、通常、図2に示すように、第1速1stから第5速5thのギヤ1〜5が、エンジン6側から順番に配置されるとともに、第1速と第2速のギヤ1、2の間に、リバース用のギヤが配置され、第1速および第2速で共用するリバースシンクロ7によって切替えられる構成となっている。
このようなマニュアルトランスミッションに1つのモータを追加して、モータを入力軸に連結したり、出力軸に連結したり切替えできるハイブリッド型のトランスミッションが、例えば、特許文献1、特許文献2に記載されている。特許文献1に記載のものは、第1速のギヤ20、30をアイドラ化し、モータ45を入力軸および出力軸に切離可能に接続するものであり、特許文献2に記載のものは、モータ16を、第4速のギヤ54を介して入力軸に切離可能に接続し、第6速のギヤ56を介して出力軸に切離可能に接続するものである。
特表2002−526326号公報 WO2005−100777号公報
特許文献1に記載のものは、第1速の変速段Ιのギヤ20が入力軸4に対してフリー回転可能なアイドルギヤとして構成されているため、小さな径のアイドルギヤ(第1速のギヤ)を入力軸4上にベアリングを介して支持する必要がある。このために、ギヤ20の径がベアリングによって大きくなり、入力軸4と出力軸6の軸間距離を大きくしなければならない。その結果、歯車変速機構が大型化し、従来のマニュアルトランスミッション(図2参照)のミッションケースおよびギヤが使用できなくなり、専用のミッションケースおよび新規のトランスミッションの製作が必要となる。しかも、エンジン始動を第1速のギヤを介して行うため、ギヤ比が大きくとれず、モータトルクを大きくしようと、モータを大型化する必要がある。
一方、特許文献2に記載のものにおいては、モータ16の切替えを、第4速と6速の2つのギヤ54,56を使って行う構成であるため、部品点数が増加してコストアップを招く。しかも、モータの出力部が歯車変速機構の中央に配置されているため、モータの軸長が大きくなると、モータが歯車変速機構より大きくオーバハングするようになり、モータの搭載性が悪い。
本発明は、上述した従来の問題を解消するためになされたもので、モータによるエンジン始動と駆動力アシストを有効に両立させるとともに、モータの搭載性をよくしたハイブリッド駆動装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、エンジンと、該エンジンにクラッチを介して連結される入力軸と、駆動輪に連結される出力軸と、前記エンジンによって駆動される前記入力軸の回転を前記出力軸に伝達する複数段の歯車対からなる変速段を有する歯車変速機構と、前記入力軸上に配置され、且つ前記入力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車対のうちの1つの中間速の歯車のみに断接可能な第1のシンクロメッシュ機構と、前記出力軸上に配置され、且つ前記出力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車対のうちの1つの中間速の歯車のみに断接可能な第2のシンクロメッシュ機構と、前記第1のシンクロメッシュ機構が前記入力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車から離間し且つ前記第2のシンクロメッシュ機構が前記出力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車に連結されることによって前記出力軸に接続され、且つ前記第1のシンクロメッシュ機構が前記入力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車に連結され且つ前記第2のシンクロメッシュ機構が前記出力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車から離間することによって前記入力軸に接続されるモータとを備え、前記モータを前記変速段の中間速の歯車対に連結するとともに、前記歯車変速機構を構成する複数段の歯車対のうち前記第1および第2のシンクロメッシュ機構に断接可能な前記中間速の歯車対は最も外側に配置されることである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記モータによって車両を後退走行させることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記モータを前記入力軸上に配置された歯車に連結したことである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記歯車変速機構は、5速の変速段を有し、前記中間速を前記5速の変速段のうちの第3速としたことである。
請求項1に係る発明によれば、モータを変速段の中間速の歯車対に連結するとともに、歯車変速機構を構成する複数段の歯車対のうち最も外側に配置される歯車対は、中間速の歯車対であるので、モータによってエンジンを始動する際にはギヤ比を大きくすることができ、かつモータによって駆動力をアシストする際のギヤ比を小さくしすぎることなく、モータによるエンジン始動と駆動力アシストを両立させることが可能となる。しかも、モータを歯車変速機構の軸長内に配置することができるようになるため、モータの搭載性をよくすることができる。
請求項2に係る発明によれば、モータによって車両を後退走行させるので、リバース機構を不要にでき、部品点数の減少によって、コストを低減することができる。
請求項3に係る発明によれば、モータを入力軸上に配置された歯車に連結したので、中間速のギヤ比を有効に使うことができ、モータによる駆動力のアシストを的確に行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、歯車変速機構は、5速の変速段を有し、中間速を5速の変速段のうちの第3速としたので、モータによってエンジンを始動する際にはギヤ比を大きくすることができ、同時に、駆動力アシスト時におけるギヤ比を小さくしすぎないため、モータによるエンジン始動と駆動力アシストを双方を共に満足することができる。
本発明の実施の形態を示すハイブリッド駆動装置の概要図である。 従来の5速のマニュアルトランスミッションを示す概要図である。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る車両のハイブリッド駆動装置10の概要を示すもので、当該ハイブリッド駆動装置10は、エンジン(内燃機関)11と、モータ12と、エンジン11にクラッチ17を介して連結される入力軸13と、図略の駆動輪に連結される出力軸14と、入力軸13の回転を出力軸14に伝達する5速の歯車対からなる変速段を有する歯車変速機構15とを備えている。モータ12は、後述するように、シンクロメッシュ機構によって入力軸13および出力軸14のいずれか一方に切離可能に接続されるようになっている。
第1速1stの変速段を構成する歯車対は、入力軸13上に一体的に取付けられた歯車21と、出力軸14上に回転可能に支持された歯車22とによって構成されている。出力軸14に回転可能に支持された歯車22は、通常は出力軸14に対してフリー回転できるアイドル歯車として機能し、図には示されていないが、出力軸14にニードルベアリング等の軸受手段を介して回転のみ可能に支持されている。
同様にして、第2速2ndの変速段を構成する歯車対は、入力軸13上に一体的に取付けられた歯車23と、出力軸14上に回転のみ可能に支持された歯車24とによって構成されている。第3速3rdの変速段を構成する歯車対は、入力軸13上に回転のみ可能に支持された歯車25と、出力軸14上に回転のみ可能に支持された歯車26とによって構成されている。すなわち、第3速3rdの歯車対25、26は、いずれもアイドル歯車として構成されている。
第4速4thの変速段を構成する歯車対は、入力軸13上に回転のみ可能に支持された歯車27と、出力軸14上に一体的に取付けられた歯車28とによって構成されている。第5速5thの変速段を構成する歯車対は、入力軸13上に回転のみ可能に支持された歯車29と、出力軸14上に一体的に取付けられた歯車30とによって構成されている。
これら第1速1stから第5速5thの変速段を構成する複数の歯車対のうち、中間段である第3速3rdの歯車対25、26が、歯車変速機構15の一番外側(図1の左端)に配置され、かかる第3速3rdの歯車対25、26のうち、入力軸13上に支持された歯車25に歯車31を介してモータ12が連結されている。第3速3rdの歯車対25,26に隣接して、第5速5thの歯車対29,30が配置され、以下図1の右方に向かって、第4速4thの歯車対27、28、第2速2ndの歯車対23、24、第1速1stの歯車対21、22の順序で配置されている。なお、後述するように、車両の後退走行はモータ12の逆転によって行われるようになっており、リバース用の変速段は不要となっている。
入力軸13上には、第3速3rdの歯車25に隣接して、第1のシンクロメッシュ機構33が配置されている。第1のシンクロメッシュ機構33は、入力軸13に一体的に取付けられた連結歯車34と、この連結歯車34にシフト可能に噛合うシフトギヤ35を有している。第1のシンクロメッシュ機構33によって、シフトギヤ35が図1の右方向(矢印方向)にシフトされることにより、第3速3rdの歯車25を入力軸13上の連結歯車34に連結するようになっている。第1のシンクロメッシュ機構33は、通常はシフトギヤ35を図1の左方位置に保持しており、第3速3rdの歯車25を入力軸13に対してフリー回転できるようにしている。
出力軸14上には、第3速3rdの歯車26に隣接して、第2のシンクロメッシュ機構36が配置されている。第2のシンクロメッシュ機構36は、出力軸14に一体的に取付けられた連結歯車37と、この連結歯車37にシフト可能に噛合うシフトギヤ38を有している。第2のシンクロメッシュ機構36によって、シフトギヤ38が図1の右方向(矢印方向)にシフトされることにより、第3速3rdの歯車26を出力軸14上の連結歯車37に連結するようになっている。第2のシンクロメッシュ機構33は、通常はシフトギヤ38を図1の左方位置に保持しており、第3速3rdの歯車26を出力軸14に対してフリー回転できるようにしている。
このように、第3速3rdの歯車対25、26を、入力軸13および出力軸14に対して回転可能なアイドル歯車として構成し、歯車25にモータ12を連結したことにより、モータ12を入力軸13および出力軸14のいずれか一方に切離可能に接続できるようになる。
従って、モータ12によってエンジン11を始動する場合には、第3速3rdの変速段のギヤ比を有効に利用できるとともに、モータ12によって駆動力をアシストする場合には、第3速3rdの変速段のギヤ比によってモータアシストの効果を有効に発揮することができるようになり、モータ12によるエンジン始動と駆動力アシストを両立させることができるようにしている。
しかも、モータ12に連結する第3速3rdの歯車対25,26を歯車変速機構15の一番外側に配置したことにより、モータ12の軸方向搭載スペースを確保できるようになり、従来の5速マニュアルミッションのミッションケースを使用することができ、ハイブリッド駆動装置でありながら、専用のミッションケースを不要にすることができる。
また、入力軸13上には、第4速4thの歯車27と第5速5thの歯車29との間に、第3のシンクロメッシュ機構39が配置されている。第3のシンクロメッシュ機構39は、入力軸13に一体的に取付けられた連結歯車40と、この連結歯車40にシフト可能に噛合うシフトギヤ41を有している。第3のシンクロメッシュ機構39によって、シフトギヤ41が図1の右方向にシフトされることにより、第4速4thの歯車27を入力軸13上の連結歯車40に連結し、シフトギヤ41が図1の左方向にシフトされることにより、第5速5thの歯車29を入力軸13上の連結歯車40に連結するようになっている。第3のシンクロメッシュ機構39は、通常はシフトギヤ41を中間位置に保持しており、第4速4thおよび第5速5thの各歯車27、29を入力軸13に対してフリー回転できるようにしている。
さらに、出力軸14上には、第1速1stの歯車22と第2速2ndの歯車24との間に、第4のシンクロメッシュ機構42が配置されている。第4のシンクロメッシュ機構42は、出力軸14に一体的に取付けられた連結歯車43と、この連結歯車43にシフト可能に噛合うシフトギヤ44を有している。第4のシンクロメッシュ機構42によって、シフトギヤ44が図1の右方向にシフトされることにより、第1速1stの歯車22を出力軸14上の連結歯車43に連結し、シフトギヤ44が図1の左方向にシフトされることにより、第2速2ndの歯車24を出力軸14上の連結歯車43に連結するようになっている。第4のシンクロメッシュ機構42は、通常はシフトギヤ44を中間位置に保持しており、第1および第2速1st、2ndの各歯車22、24を出力軸14に対してフリー回転できるようにしている。
第1ないし第4のシンクロメッシュ機構33、36、39、42は、それぞれ操作ユニット45〜48によって操作されるようになっており、操作ユニット45〜48は制御ユニット50によって制御される。
なお、図1中51は、出力軸14の回転を駆動輪に伝達するファイナル歯車である。
上記した構成の歯車変速機構15により、エンジン11によって第1速1stあるいは第2速2ndで駆動輪を駆動する場合には、第4のシンクロメッシュ機構42が操作ユニット48によって操作され、シフト歯車44が図1の右方向あるいは左方向にシフトされる。これにより、第1速1stあるいは第2速2ndの歯車22、24が出力軸14に接続されるため、クラッチ17を介して入力軸13に伝達されたエンジン11の駆動トルクが、第1速1stの歯車対21、22あるいは第2速2ndの歯車対23、24を介して出力軸14に伝達され、ファイナル歯車51を介して駆動輪が駆動される。
エンジン11によって第3速3rdで駆動輪を駆動する場合には、第1および第2のシンクロメッシュ機構33、36が操作ユニット45、46によって操作され、シフト歯車35が図1の右方向にシフトされる。これにより、第3速3rdの歯車25、26が入力軸13および出力軸14にそれぞれ接続されるため、エンジン11の駆動トルクが、第3速3rdの歯車対25、26を介して出力軸14に伝達され、駆動輪が駆動される。
エンジン11によって第4速4thあるいは第5速5thで駆動輪を駆動する場合には、第3のシンクロメッシュ機構39が操作ユニット47によって操作され、シフト歯車41が図1の右方向あるいは左方向にシフトされる。これにより、第4速4thあるいは第5速5thの歯車27、29が入力軸13に接続されるため、エンジン11の駆動トルクが、第4速4thの歯車対27、28あるいは第5速5thの歯車対31、32を介して出力軸14に伝達され、駆動輪が駆動される。
車両を後退走行させる場合には、モータ12の回転を、第1速1stあるいは第2速2ndの歯車対21、22あるいは23、24を介して出力軸14に伝達し、駆動輪を後退方向に駆動する。例えば、第1速stの歯車対21、22を用いる場合には、クラッチ17が遮断されるとともに、第1のシンクロメッシュ機構33が操作ユニット45により操作されて、シフト歯車35が図1の右方向にシフトされ、歯車25が入力軸13に接続される。同時に、第4のシンクロメッシュ機構42が操作ユニット48により操作されて、シフト歯車44が図1の右方向にシフトされ、第1速1stの歯車22が出力軸14に接続される。この状態で、モータ12が逆転されることにより、モータ12の回転が歯車31、25、入力軸13および歯車21、22を介して出力軸14に伝達され、駆動輪が後退方向に駆動される。
モータ12によってエンジン11を始動する場合には、第1のシンクロメッシュ機構33が操作ユニット45により操作されて、シフト歯車35が図1の右方向にシフトされるため、第3速3rdの歯車25が入力軸13に接続される。従って、モータ12の回転が入力軸13に伝えられ、クラッチ17を介してエンジン11が始動される。なお、第3速3rdの出力軸14側の歯車26は、出力軸14に対しフリーで回転できるようになっているため、モータ12の回転は出力軸14には伝達されない。
モータ12によって駆動輪を駆動アシストする場合には、第2のシンクロメッシュ機構36が操作ユニット46により操作されて、シフト歯車38が図1の右方向にシフトされるため、第3速3rdの歯車26が出力軸14に接続される。従って、モータ12の回転が出力軸14に伝えられ、ファイナル歯車51を介して駆動輪が駆動される。なお、第3速3rdの入力軸13側の歯車25は、フリーで回転できるようになっているため、モータ12の回転は入力軸13には伝達されない。
ここで、モータ12によってエンジン11を始動する場合には、ギヤ比を有効に利用するために、できるだけ高速段(例えば、第5速5th)のギヤをモータ12に連結させることが望ましいが、高速段のギヤをモータ12に連結すると、モータ12によって駆動輪を駆動アシストする場合に、駆動トルクが出にくくなってモータアシストに不利となる。逆に、モータ12によって駆動輪を駆動アシストする場合には、できるだけ低速段(例えば、第1速1st)のギヤを使ったほうが、モータアシストに有利となるが、モータ12によってエンジン11を始動する場合に、ギヤ比を有効に利用できなくなる。
これに対して、本実施の形態においては、第3速3rdの歯車対25、26にモータ12を連結したことにより、モータ12によってエンジン11を始動する場合には、モータ12に取付けられた歯車31と第3速3rdの歯車25とのギヤ比を有効に使うことができる。これにより、モータ12を大型にすることなく、エンジン11を始動することが可能となる。また、第3速3rdの歯車対25、26にモータ12を連結すれば、モータ12によって駆動力をアシストする場合にも、不利となることがなく、1つのモータ12によってエンジン始動と、駆動力アシストを両立することができるようになる。
しかも、モータ12に連結する第3速3rdの歯車対25、26を、歯車変速機構15の最も外側に配置したことにより、モータ12の収容するための大きなスペースを確保できるようになり、歯車変速機構15の軸長を従来の5速のマニュアルミッションの歯車変速機構と同一サイズに抑えることができ、従来の5速のマニュアルミッションと部品の共通化を図ることができる。
モータ12を発電機として作動させて、駆動輪の運動エネルギを電気エネルギに変換して回収する場合には、第1および第2のシンクロメッシュ機構33、36を操作ユニット45によって操作することにより、前述したように、第3速3rdの歯車25、26が入力軸13および出力軸14に接続される。これにより、駆動輪の回転によって出力軸14および入力軸13を介してモータ12を駆動することができる。
上記した実施の形態によれば、5速の変速段の中間段となる第3速3rdの歯車対25、26にモータ12を連結したことにより、モータ12を高速段に連結することによるエンジン始動時の弊害と、モータ12を低速段に連結することによる駆動力アシスト時の弊害を一挙に解決でき、モータ12によるエンジン始動と駆動力アシストを両立することができる。
しかも、モータ12に連結する第3速3rdの歯車対25、26を、歯車変速機構15の外側に配置したことにより、モータ12を収容するための大きなスペースを確保でき、歯車変速機構15の軸長を従来の5速のマニュアルミッションの歯車変速機構と同一サイズに抑えることができ、従来のミッションケースとの共通化を可能にできる。
上記した実施の形態においては、5速の変速段を有する歯車変速機構15の第3速3rdの歯車対に、モータ12を連結した構成について述べたが、モータ12に連結する歯車対は、変速比が最大値および最小値となる変速段以外であればよく、例えば、5速の変速段を有する歯車変速機構の場合には、第2速〜第4速の変速段を、6速の変速段を有する歯車変速機構の場合には、第2速〜第5速の変速段を用いることができる。
上記した実施の形態においては、歯車変速機構15は主変速機の場合を示しているが、歯車変速機構15は主変速機と副変速機とを備える構成としてもよい。
また、上記した実施の形態においては、モータ12を第3速3rdの歯車対の入力軸13側の歯車20に連結した例について述べたが、モータ12を出力軸14側の歯車に連結してもよい。モータ12を出力軸14側に連結することにより、例えば、第1速から第2速に切替える際に、クラッチ17を切ってシフトギヤ46をシフトし、その後、再びクラッチ17を連結する間に、トルク抜けの現象が生ずるが、その間は、モータ12が出力軸14側から駆動輪を駆動することにより、トルク抜け現象を回避することができるようになる。
さらに、上記した実施の形態においては、アイドル歯車を、シンクロメッシュ機構33、36、39、42によって、入力軸13もしくは出力軸14に切離可能に接続するようにした例で説明したが、シンクロメッシュ機構を他のクラッチ機構に置き換えてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明に係るハイブリッド駆動装置は、エンジンとモータの回転を複数段の歯車変速機構によって駆動輪に伝達する車両に用いるのに適している。
11…エンジン、12…モータ、13…入力軸、14…出力軸、15…歯車変速機構、17…クラッチ、25,26…中間速(第3速)の歯車対。

Claims (4)

  1. エンジンと、該エンジンにクラッチを介して連結される入力軸と、駆動輪に連結される出力軸と、前記エンジンによって駆動される前記入力軸の回転を前記出力軸に伝達する複数段の歯車対からなる変速段を有する歯車変速機構と、前記入力軸上に配置され、且つ前記入力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車対のうちの1つの中間速の歯車のみに断接可能な第1のシンクロメッシュ機構と、前記出力軸上に配置され、且つ前記出力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車対のうちの1つの中間速の歯車のみに断接可能な第2のシンクロメッシュ機構と、前記第1のシンクロメッシュ機構が前記入力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車から離間し且つ前記第2のシンクロメッシュ機構が前記出力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車に連結されることによって前記出力軸に接続され、且つ前記第1のシンクロメッシュ機構が前記入力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車に連結され且つ前記第2のシンクロメッシュ機構が前記出力軸上に配置された前記変速段の中間速の歯車から離間することによって前記入力軸に接続されるモータとを備え、
    前記モータを前記変速段の中間速の歯車対に連結するとともに、前記歯車変速機構を構成する複数段の歯車対のうち前記第1および第2のシンクロメッシュ機構に断接可能な前記中間速の歯車対は最も外側に配置されることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  2. 請求項1において、前記モータによって車両を後退走行させることを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記モータを前記入力軸上に配置された歯車に連結したことを特徴とするハイブリッド駆動装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記歯車変速機構は、5速の変速段を有し、前記中間速を前記5速の変速段のうちの第3速としたことを特徴とするハイブリッド駆動装置。
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