JP2014082904A - 駆動対象スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

駆動対象スイッチング素子の駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子S*#(*=u,v,w,c:#=p,n)を短絡電流から保護することのできるスイッチング素子S*#の駆動回路を提供する。
【解決手段】ゲート電圧Vgeが第2の所定電圧に到達したと判断されてからクランプフィルタ時間に渡ってクランプ用スイッチング素子40を操作するクランプ処理を行う。また、コンパレータ54の出力信号Sigの論理が短絡フィルタ時間継続して「H」になったと判断された場合、ソフト遮断用スイッチング素子48をオン操作するソフト遮断処理を行う。こうした構成において、ゲート電圧Vgeが低圧側判定値以下になったと判断された場合、スイッチ30をオン操作する電圧補正処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動対象スイッチング素子の駆動回路に関する。
従来、例えば下記特許文献1に見られるように、半導体スイッチング素子(例えばIGBT)を過電流から保護する技術が知られている。詳しくは、スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流が所定の閾値を超えたことを条件として、コレクタ電流を制限すべく、スイッチング素子の開閉制御端子(ゲート)の電圧を規定電圧で制限するクランプ処理を行う。ここで、所定の閾値は、スイッチング素子に短絡故障が生じているか否かを判別可能な値に設定されている。そして、上記所定の閾値を超えてから所定時間経過後にスイッチング素子を強制的にオフ状態に切り替える。
特開平3−40517号公報
ここで、クランプ処理が一旦開始されたにもかかわらず、その後ゲート電圧が規定電圧から大きく乖離し、スイッチング素子を過電流から適切に保護することができなくなる問題が生じ得る。詳しくは、スイッチング素子に過電流が流れる状況下において、上記入出力端子間に流れる電流の流通経路に存在するインダクタンスと、スイッチング素子のゲート電荷の充放電を行うべくゲートに接続された電流の流通経路に存在するインダクタンスとが磁気結合することで、ゲートから電荷が引き抜かれ、ゲート電圧が急低下する。このため、その後上記入出力端子に流れる電流が所定の閾値以下になったと判断され、クランプ処理によるゲート電圧の制限が解除される。これにより、スイッチング素子に再度過電流が流れ、スイッチング素子の信頼性が低下する。
なお、上述した問題は、ゲート電圧が規定電圧に対して低下する側の磁気結合が生じる場合に限らず、ゲート電圧が規定電圧に対して上昇する側の磁気結合が生じる場合にも生じ得る。また、上述した問題は、磁気結合に起因してゲート電圧が規定電圧から乖離する場合に限らず、他の要因によってゲート電圧が規定電圧から乖離する場合にも生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スイッチング素子を過電流から保護することのできる新たな駆動対象スイッチング素子の駆動回路を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、電圧制御形の駆動対象スイッチング素子(S*#:*=u,v,w,c:#=p,n)の入出力端子間に流れる電流を検出する電流検出手段(52)と、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電圧を規定電圧で制限することで前記入出力端子間に流れる電流を制限する制限手段(40,42,44)と、前記制限手段によって前記開閉制御端子の電圧が制限される期間において、該開閉制御端子の電圧が前記規定電圧から乖離するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって乖離すると判断されたことを条件として、前記制限手段によって制限される期間において、前記開閉制御端子の電圧を前記規定電圧に近づける方向に該開閉制御端子の電圧を補正する処理を行う処理手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、駆動対象スイッチング素子に過電流が流れる状況下、例えば、上記入出力端子に流れる電流の流通経路に存在するインダクタンスと、開閉制御端子の電荷の充放電を行うべく開閉制御端子に接続された電流の流通経路に存在するインダクタンスとが磁気結合する場合であっても、判断手段及び処理手段を備えることで、上記制限される期間において開閉制御端子の電圧を規定電圧に近づけることができる。このため、制限手段によって開閉制御端子の電圧が制限される場合における開閉制御端子の電圧の異常な挙動の発生を回避することができる。これにより、駆動対象スイッチング素子を過電流から適切に保護することができる。
第1の実施形態にかかる制御システムの構成図。 同実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 理想的な過電流保護処理の一例を示すタイムチャート。 磁気結合発生時における過電流保護処理の一例を示すタイムチャート。 磁気結合がゲート電圧に及ぼす影響を説明するための図。 第1の実施形態にかかる電圧補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる電圧補正処理を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 第3の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかる外部信号生成用の構成を示す図。 同実施形態にかかる電圧補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる電圧補正処理を示すタイムチャート。 第4の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかる電圧補正処理の手順を示す流れ図。 第5の実施形態にかかる電圧補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるゲート電圧及びクランプ電流の関係を示す図。 第6の実施形態にかかる電圧補正処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるオフ保持用スイッチング素子のゲート電圧の使用領域を示す図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる駆動対象スイッチング素子の駆動回路を車載主機として回転機及び内燃機関を備えるハイブリッド車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータIV及び直流電源としてのコンバータCVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、コンバータCVは、コンデンサCと、コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。詳しくは、コンバータCVは、スイッチング素子Scp,Scnのオンオフ操作によって、高電圧バッテリ12の電圧(例えば百V以上)を所定の電圧(例えば「666V」)を上限として昇圧する機能を有する。
一方、インバータIVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。
ちなみに、本実施形態では、上記スイッチング素子S*#(*=u,v,w,c;#=p,n)として、電圧制御形のものが用いられ、より具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらにはそれぞれ、フリーホイールダイオードD*#が逆並列に接続されている。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源し、モータジェネレータ10の制御量(例えばトルク)を所望に制御すべく、インバータIVやコンバータCVを操作する。詳しくは、制御装置14は、コンバータCVのスイッチング素子Scp,Scnを操作すべく、操作信号gcp、gcnをドライブユニットDUに出力し、また、インバータIVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作すべく、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnをドライブユニットDUに出力する。ここで、高電位側の操作信号g*pと、対応する低電位側の操作信号g*nとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、高電位側のスイッチング素子S*pと、対応する低電位側のスイッチング素子S*nとは、交互にオン状態とされる。
なお、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ16を備える低電圧システムとは、互いに絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁素子を備えるインターフェース18を介して行われる。
続いて、図2を用いて、上記ドライブユニットDUの構成について説明する。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路であるドライブIC20及び所定の端子電圧VH(例えば15V)を有する定電圧電源22を備えている。詳しくは、定電圧電源22は、充電用抵抗体24を介してドライブIC20の端子T1に接続されている。端子T1は、PチャネルMOSFET(以下、定電流用スイッチング素子26)及びドライブIC20の端子T2を介してスイッチング素子S*#の開閉制御端子(ゲート)に接続されている。また、定電圧電源22及び充電用抵抗体24の接続点は、ドライブIC20の端子T3、抵抗体28の一端に接続されている。抵抗体28の他端は、第1の定電流電源32aを介してスイッチング素子S*#の出力端子(エミッタ)に接続され、また、スイッチ30及び第2の定電流電源32bを介してエミッタに接続されている。
第1の定電流電源32a及びスイッチ30と抵抗体28との接続点は、第1のオペアンプ34の非反転入力端子に接続され、第1のオペアンプ34の反転入力端子は、端子T1に接続されている。また、第1のオペアンプ34の出力端子は、定電流用スイッチング素子26のゲートに接続されている。こうした構成によれば、端子T1の電位を、第1の定電流電源32a及びスイッチ30と抵抗体28との接続点の電位に保持することができ、ゲートの充電電流を一定値とすることができる。すなわち、スイッチング素子S*#のゲートの充電を定電流制御にて行うことができる。
スイッチング素子S*#のゲートは、放電用抵抗体36、ドライブIC20の端子T4及びNチャネルMOSFET(以下、放電用スイッチング素子38)を介してエミッタに接続されている。
スイッチング素子S*#のゲートは、また、ドライブIC20の端子T5及びNチャネルMOSFET(以下、クランプ用スイッチング素子40)を介してエミッタに接続されている。クランプ用スイッチング素子40及び端子T5の接続点は、第2のオペアンプ42の非反転入力端子に接続され、第2のオペアンプ42の反転入力端子は、第1の電源44の正極側に接続されている。
ここで、第1の電源44の端子電圧(以下、クランプ電圧Vclamp)は、例えば、スイッチング素子S*#の信頼性が短時間で過度に低下するような電流が流れない程度の電圧(例えば12.5V)にスイッチング素子S*#の開閉制御端子の印加電圧(ゲート電圧)を制限する値に設定されている。本実施形態において、クランプ電圧Vclampは、具体的には、スイッチング素子S*#がオン状態に切り替わるスレッショルド電圧Vth以上の電圧であってかつゲート電圧Vgeの上限電圧VH(定電圧電源22の端子電圧)未満の電圧に設定されている。
スイッチング素子S*#のゲートは、さらに、ソフト遮断用抵抗体46、ドライブIC20の端子T6及びNチャネルMOSFET(以下、ソフト遮断用スイッチング素子48)を介してエミッタに接続されている。また、スイッチング素子S*#のゲートは、NチャネルMOSFET(以下、オフ保持用スイッチング素子50)を介してエミッタに接続されている。
スイッチング素子S*#は、その入力端子(コレクタ)及びエミッタ間に流れる電流(以下、コレクタ電流Ic)と相関を有する微少電流(例えば、コレクタ電流Icの「1/10000」)を出力するセンス端子Stを備えている。センス端子Stは、抵抗体(センス抵抗52)を介してエミッタに接続されている。これにより、センス端子Stから出力される微少電流によってセンス抵抗52に電圧降下が生じるため、センス抵抗52のうちセンス端子St側の電位(以下、センス電圧Vse)を、コレクタ電流Icと相関を有する電気的な状態量とすることができる。
ちなみに、本実施形態では、センス抵抗52の両端のうちセンス端子St側の電位がエミッタの電位よりも高い場合のセンス電圧Vseを正と定義する。また、エミッタの電位を「0」とする。
センス抵抗52の両端のうちセンス端子St側は、ドライブIC20の端子T7を介してコンパレータ54の非反転入力端子に接続され、コンパレータ54の反転入力端子は、第2の電源56の正極側に接続されている。本実施形態において、第2の電源56の端子電圧(以下、短絡閾値SC)は、上下アーム短絡が生じる場合のコレクタ電流Icに対応するセンス電圧Vseに設定されている。なお、コンパレータ54の出力信号Sigは、ドライブIC20内の駆動制御部58に入力される。
ちなみに、上下アーム短絡とは、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nの双方がオン状態とされることでスイッチング素子S*#の過電流(短絡電流)の流通経路が形成されることをいう。この上下アーム短絡は、例えば、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nのうち一方にショート故障が生じる状況下、他方がオン状態に切り替えられることで生じる。
駆動制御部58は、ドライブIC20の端子T8を介して入力される上記操作信号g*#に基づき、定電流用スイッチング素子26及び放電用スイッチング素子38の操作による充電処理及び放電処理を交互に行うことでスイッチング素子S*#を駆動する。詳しくは、充電処理は、操作信号g*#がオン操作指令になったと判断された場合、放電用スイッチング素子38をオフ操作し、また、第1のオペアンプ34に対してイネーブル信号を出力することで定電流用スイッチング素子26を操作する処理である。一方、放電処理は、操作信号g*#がオフ操作指令になったと判断された場合、放電用スイッチング素子38をオン操作に切り替え、また、上記イネーブル信号の出力を停止させることで定電流用スイッチング素子26をオフ操作に切り替える処理である。
ちなみに、上記充電処理が行われる場合、スイッチ30は、駆動制御部58によってオフ操作される。また、放電用抵抗体36及び放電用スイッチング素子38を備えてかつゲートからエミッタに至る経路が、スイッチング素子S*#のオフ状態への通常時の切り替えに用いられる通常時放電経路に相当する。
駆動制御部58は、また、操作信号g*#と、端子T2を介して入力されるゲート電圧Vgeとに基づき、オフ保持用スイッチング素子50をオンオフ操作するオフ保持処理を行う。詳しくは、オフ保持処理は、上記放電処理が行われてかつ、ゲート電圧Vgeがスレッショルド電圧Vth以下の第1の所定電圧Vαになったと判断された場合にオフ保持用スイッチング素子50をオン操作し、それ以外の場合にオフ保持用スイッチング素子50をオフ操作する処理である。ちなみに、オフ保持処理によってオフ保持用スイッチング素子50がオン状態とされる場合におけるこのスイッチング素子のゲート電圧は、オフ保持用スイッチング素子50のドレイン及びソース間電圧の上昇に伴ってドレイン電流が増大する非飽和領域でオフ保持用スイッチング素子50を駆動させる電圧に設定されている。すなわち、オフ保持処理によってオフ保持用スイッチング素子50がオン状態とされる場合におけるこのスイッチング素子のオン抵抗は略0とされる。
駆動制御部58は、さらに、ゲート電圧Vgeや、コンパレータ54の出力信号Sig等に基づき、過電流保護処理を行う。この処理は、クランプ処理と、ソフト遮断処理とを含む処理である。
まず、クランプ処理について説明すると、この処理は、充電処理が行われる場合において、ゲート電圧Vgeが第2の所定電圧Vβ(例えば、ミラー電圧よりも低い電圧)に到達するタイミングからクランプフィルタ時間Tclamp(例えば、固定時間)に渡って、第2のオペアンプ42にイネーブル信号を出力することでクランプ用スイッチング素子40を操作する処理である。すなわち、クランプ処理は、ゲート電圧Vgeがその上限電圧(定電圧電源22の端子電圧VH)に到達する以前にゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampで制限する処理である。この処理によれば、例えば、上下アーム短絡が生じる場合において、後述するソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられるまでにスイッチング素子S*#に流れるコレクタ電流Icを制限することができる。ちなみに、クランプフィルタ時間Tclampは、例えば、上下アーム短絡が生じる場合において、ゲート電圧Vgeが第2の所定電圧Vβに到達してからセンス電圧Vseが短絡閾値SCを超えるまでの時間の最大値と、後述するソフト遮断処理で用いられる短絡フィルタ時間Tscとの加算値よりもやや長い時間に設定すればよい。
続いて、ソフト遮断処理について説明すると、この処理は、コンパレータ54の出力信号Sigの論理が短絡フィルタ時間Tsc(例えば、固定時間)継続して「H」になっていると判断された場合、第1のオペアンプ34に対するイネーブル信号の出力を停止してかつ、ソフト遮断用スイッチング素子48をオン操作する処理である。上記ソフト遮断処理の実行により、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態に切り替えられる。
なお、短絡フィルタ時間Tscは、コンパレータ54の出力信号Sigにノイズが混入すること等によってソフト遮断処理が誤って実行されるのを回避するために設定されている。また、上記ソフト遮断用抵抗体46は、ゲート電荷の放電経路の抵抗値を高抵抗とするために設けられる。より具体的には、ソフト遮断用抵抗体46の抵抗値Raは、放電用抵抗体36の抵抗値Rbよりも高く設定されている。これは、コレクタ電流Icが過大である状況下にあっては、スイッチング素子S*#をオン状態からオフ状態へと切り替える速度を高くすると、サージ電圧が過大となるおそれがあることに鑑みた設定である。
ちなみに、ソフト遮断処理が行われた場合、駆動制御部58は、フェール信号FLを出力する処理と、定電流用スイッチング素子26及び放電用スイッチング素子38の駆動を禁止する処理とを併せて行う。上記フェール信号FLは、先の図2に示すドライブIC20の端子T9を介して低電圧システム(制御装置14)に出力される。このフェール信号FLによって、先の図1に示すフェール処理部18aでは、インバータIVやコンバータCVのシャットダウンが行われる。
続いて、図3を用いて、上下アーム短絡が生じた場合の理想的な過電流保護処理について説明する。ここで、図3(a)は、ゲート電圧Vge、コレクタ電流Ic、コレクタ及びエミッタ間電圧Vce、センス電圧Vse、並びにコレクタ電流Icとコレクタ及びエミッタ間電圧Vceとの積であるスイッチング損失Wceの推移を示す。また、図3(b)は、定電流用スイッチング素子26の操作状態(充電処理の実行状態)の推移を示し、図3(c)は、放電用スイッチング素子38の操作状態の推移を示し、図3(d)は、クランプ用スイッチング素子40の操作状態(クランプ処理の実行状態)の推移を示し、図3(e)は、ソフト遮断用スイッチング素子48の操作状態の推移を示す。
図示されるように、時刻t1において放電用スイッチング素子38がオフ操作に切り替えられ、また、第1のオペアンプ34にイネーブル信号が出力されることで充電処理が開始される。これにより、ゲート電圧Vgeが上昇し始めることで、その後コレクタ電流Ic及びセンス電圧Vseが上昇し始める。
その後、時刻t2において、ゲート電圧Vgeが第2の所定電圧Vβに到達したと判断されることで、第2のオペアンプ42にイネーブル信号が出力されてクランプ処理が開始される。そして、時刻t3においてコンパレータ54の出力信号Sigの論理が「H」になったと判断される。その後、上記出力信号の論理が短絡フィルタ時間Tsc継続して「H」になっていると判断される時刻t4において、ソフト遮断用スイッチング素子48がオン操作に切り替えられる。これにより、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態とされる。なお、時刻t2からクランプフィルタ時間Tclampが経過する時刻t5において、クランプ用スイッチング素子40がオフ操作に切り替えられる。
以上説明した過電流保護処理は、制御システムの設計時に意図した理想的なものである。これに対し、本発明者らは、上下アーム短絡によってスイッチング素子S*#に短絡電流が流れる場合、過電流保護処理によってスイッチング素子S*#をオフ状態に切り替えることができなくなる問題に直面した。以下、図4を用いて、この問題について説明する。ここで、図4(a)〜図4(e)は、先の図3(a)〜図3(e)に対応している。
図示されるように、時刻t1において充電処理が開始されることで、コレクタ電流Ic及びセンス電圧Vseが上昇し始める。そして、時刻t2においてクランプ処理が開始され、時刻t3においてコンパレータ54の出力信号Sigの論理が「H」になったと判断される。しかしながら、その直後、時刻t3から短絡フィルタ時間Tscが経過する以前においてゲート電圧Vgeが急低下する現象(以下、ゲート電圧の低下現象)が生じることで、コレクタ電流Icが急低下する。これにより、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが急上昇し、スイッチング損失が増大したり、スイッチング素子S*#の信頼性が低下したりするおそれがある。
また、ゲート電圧の低下現象によるコレクタ電流Icの急低下に起因して、センス電圧Vseも急低下する。このため、時刻t4においてセンス電圧Vseが短絡閾値SCを下回ることとなり、駆動制御部58において短絡状態であると認識されず、上記出力信号Sigの論理が継続して「H」となっている時間を計時するカウンタがリセットされることとなる。そしてその後、充電処理によってゲート電圧Vgeが再度上昇し始めることとなる。
ちなみに、図4では、クランプ処理が完了する時刻t5よりも後の時刻t6において、スイッチング素子S*#を外部から強制的にオフ状態に切り替えた。これは、ゲート電圧の低下現象が一旦生じると、クランプ処理の実行及び解除が繰り返されることで、ゲートの充電及び放電が繰り返され、ソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#を強制的にオフ状態に切り替えることができないことによる。
ここで、図5を用いて、ゲート電圧の低下現象の発生メカニズムについて説明する。図5は、先の図1及び図2に示した構成のうち、低電位側のスイッチング素子S*n周辺の構成を示す図である。
図示されるように、コレクタ電流Icの流通経路には配線インダクタンスLmが存在し、スイッチング素子S*nのゲートに接続された電流の流通経路にも配線インダクタンスLgが存在している。本実施形態では、これら流通経路の配線インダクタンスLm,Lg同士が磁気結合している。このため、コレクタ電流Icの変化率(コレクタ電流Icの時間微分値)によっては、上記磁気結合に起因してゲート電荷の移動が生じることとなる。本実施形態では、上下アーム短絡によってコレクタ電流Icが上昇する場合、ゲートに接続された電流の流通経路においてゲートに電荷が充電されるような磁気結合が生じる。
その後、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclamp近傍に保持される状況下、コレクタ電流Icが低下することで(先の図4の時刻t3〜t4の間のゲート電圧Vge及びコレクタ電流Icの波形参照)、ゲートに接続された電流の流通経路においてゲートから電荷が放電されるような磁気結合が生じる。こうした磁気結合の発生による誘導電流の流通と、クランプ処理によってクランプ用スイッチング素子40を介して電流(以下、クランプ電流Iclamp)が流れていることとにより、定電流用スイッチング素子26を介して供給される定電流Itによってはゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampに保持することができず、ゲート電圧の低下現象が生じると考えられる。
なお、短絡電流が流れる場合における磁気結合に起因したゲート電圧Vgeの変化方向は、スイッチング素子S*#やスイッチング素子S*#に接続された配線の配置等、制御システムの回路構成によって定まる。
こうした問題を解決すべく、本実施形態では、クランプ処理が実行される期間においてゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに近づくようにゲート電圧Vgeを補正する電圧補正処理を行う。
図6に、本実施形態にかかる電圧補正処理等の手順を示す。この処理は、駆動制御部58によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部58は、ハードウェアであるため、図6に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、ゲート電圧Vgeが第2の所定電圧Vβに到達してクランプ処理が開始されたか否かを判断する。
ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12に進み、上記ステップS10においてクランプ処理が開始されたと判断されてからの時間を計時するカウンタTcntが所定時間Tα以上となったか否かを判断する。ここで、所定時間Tαは、ゲート電圧の低下現象が生じる状況下であってかつ、ゲート電圧の低下現象によってセンス電圧Vseが短絡閾値SC以下となる前のタイミングにおけるゲート電圧Vgeを取得可能な時間に設定され、具体的には、クランプフィルタ時間Tclampよりも短い時間に設定されている。上記処理は、後述するステップS18の処理においてゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離するか否かの判断精度を高めるための処理である。つまり、クランプ処理が開始された直後においては、ゲート電圧Vgeが上昇している状況であり、未だゲート電圧の低下現象が生じていない。こうした状況下におけるゲート電圧Vgeを用いても、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離しているか否かを適切に判断することはできない。このため、本ステップの処理を設けることで、カウンタTcntが所定時間Tα未満であると判断される期間において、ゲート電圧Vgeが電圧補正処理に用いられることを無効化する。すなわち、ゲート電圧Vgeをマスクする。
ステップS12においてカウンタTcntが所定時間Tα未満であると判断された場合には、ステップS14に進み、カウンタTcntをカウントアップする。
一方、上記ステップS12においてカウンタTcntが所定時間Tα以上となったと判断された場合には、ステップS16に進み、補正完了フラグFの値が「0」であるか否かを判断する。ここで、補正完了フラグFは、「0」によってゲート電圧Vgeの補正が未だ開始されていないことを示し、「1」によってゲート電圧Vgeの補正が開始されていることを示す。なお、本実施形態において、補正完了フラグFの初期値は、「0」とされている。
ステップS16において肯定判断された場合には、ステップS18に進み、ゲート電圧Vgeが低圧側判定値VjdeL以下であるか否かを判断する。この処理は、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して低下する側に乖離するか否かを判断するための処理である。ここで、本実施形態において、低圧側判定値VjdeLは、クランプ電圧Vclampから第1の所定値ΔVL(>0)を減算した値に設定されている。第1の所定値ΔVLは、例えば、ゲート電圧の低下現象によってゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して過度に低下しないうちに上記乖離するか否かを判別可能な観点から設定され、極力小さい値に設定することが望ましい。
ステップS18において肯定判断された場合には、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して低下側に乖離する状況であると判断し、ステップS20に進む。ステップS20では、スイッチ30をオン操作に切り替えてかつ、補正完了フラグFの値を「1」とする。スイッチ30がオン操作に切り替えられると、抵抗体28に流れる電流の増大によって抵抗体28の両端の電位差が増大することで、第1のオペアンプ34の非反転入力端子の印加電圧が低下する。このため、充電用抵抗体24の両端の電位差が増大してゲートの充電電流が増大し、ゲート電圧Vgeが上昇側に補正されることとなる。
ちなみに、スイッチ30は、例えば、ソフト遮断処理の開始等によってオフ操作に切り替えればよい。また、本ステップにおけるスイッチ30の操作態様としては、スイッチ30を常時オン操作することに限らず、例えば、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampにフィードバック制御するようにスイッチ30をオンオフ操作してもよい。
上記ステップS16、S18において否定判断された場合や、ステップS20の処理が完了した場合には、ステップS22に進み、カウンタTcntがクランプフィルタ時間Tclamp以上となったか否かを判断する。
ステップS22において否定判断された場合には、上記ステップS14に進む。一方、上記ステップS22において肯定判断された場合には、ステップS24に進み、第2のオペアンプ42に対するイネーブル信号の出力を停止してクランプ処理を終了する。
上記ステップS14、S24の処理が完了した場合や、上記ステップS10において否定判断された場合には、ステップS26に進み、コンパレータ54の出力信号Sigの論理が短絡フィルタ時間Tsc継続して「H」となったか否かを判断する。ステップS26において肯定判断された場合には、ステップS28に進み、ソフト遮断用スイッチング素子48をオン操作に切り替えてかつ、定電流用スイッチング素子26、放電用スイッチング素子38及びクランプ用スイッチング素子40をオフ操作に切り替える。また、フェール信号FLを出力する処理も行う。ちなみに、クランプ処理が終了している場合、本ステップにおいてクランプ用スイッチング素子40をオフ操作に切り替える処理を行うことを要しない。
なお、上記ステップS26において否定判断された場合や、ステップS28の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図7に、本実施形態にかかる電圧補正処理の一例を示す。詳しくは、図7(a)は、ゲート電圧Vgeの推移を示し、図7(b)は、コレクタ電流Icの推移を示し、図7(c)は、センス電圧Vseの推移を示す。また、図7(d)は、先の図3(d)に対応しており、図7(e)は、スイッチ30の操作状態の推移を示す。
図示される例では、時刻t1において充電処理によってゲート電圧Vgeが上昇し始め、時刻t2においてクランプ処理が開始される。その後、時刻t3においてゲート電圧Vgeがスレッショルド電圧Vthに到達する。そして、時刻t2から所定時間Tα経過した後の時刻t5において、ゲート電圧の低下現象によってゲート電圧Vgeが低圧側判定値VjdeLまで低下する。このため、スイッチ30がオン操作に切り替えられることで、その後ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampまで上昇する。なお、時刻t4から短絡フィルタ時間Tscが経過する時刻t6において、ソフト遮断処理が行われる。
このように、本実施形態では、ゲート電圧Vgeが低圧側判定値VjdeL以下になったと判断された場合、スイッチ30をオン操作に切り替える電圧補正処理を行った。このため、スイッチング素子S*#を短絡電流から適切に保護することができる。
ちなみに、ゲートに接続された電流の流通経路に存在する配線インダクタンスLgのうち、ゲート電圧Vgeに及ぼす影響が大きい配線インダクタンスがスイッチング素子S*#に含まれる場合、磁気結合がゲート電圧Vgeに及ぼす影響を緩和するようにスイッチング素子S*#の設計を変更することも考えられる。しかしながら、通常、こうした設計変更には制約が多い。これに対し、上記電圧補正処理によれば、スイッチング素子S*#の設計を変更することなく、磁気結合がゲート電圧Vgeに及ぼす影響を緩和することができる。このため、本実施形態によれば、上記磁気結合に起因した回路設計の制約を緩和することなどが期待できる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ゲート電圧Vgeの補正手法を変更する。
図8に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図8において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態では、第2の定電流電源32bとスイッチ30とが備えられていない。
図示されるように、第1のオペアンプ34の反転入力端子は、スイッチ60を介して端子T1又はスイッチング素子S*#のエミッタに選択的に接続可能とされている。ここで、スイッチ60は、放電処理や充電処理が実行される通常時においては、第1のオペアンプ34の反転入力端子と端子T1とが接続されるように駆動制御部58によって操作される。
続いて、本実施形態にかかる電圧補正処理について説明する。
本実施形態では、電圧補正処理を、上記第1の実施形態の図6に示した処理に準じた処理で行う。具体的には、ステップS20の処理を、第1のオペアンプ34の反転入力端子とエミッタとが接続されるようにスイッチ60を操作してかつ、補正完了フラグFの値を「1」とする処理に変更する。こうした処理によれば、ゲート電圧Vgeが低圧側判定値VjdeL以下になったと判断された場合に第1のオペアンプ34の反転入力端子の印加電圧を「0」とすることができる。このため、定電流用スイッチング素子26が常時オン操作されることとなり、ゲート電圧Vgeを定電圧電源22の端子電圧VHまで迅速に上昇させることができる。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ゲート電圧Vgeの補正手法を変更する。
図9に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図9において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態では、コンパレータ54を、第1のコンパレータと称すこととする。
図示されるように、ドライブIC20は、さらに、定電圧電源62、第2のコンパレータ64a、第3のコンパレータ64b及び第1〜第4の抵抗体66a〜66dを有するウィンドコンパレータ68を備えている。詳しくは、第2のコンパレータ64aの反転入力端子と、第3のコンパレータ64bの非反転入力端子とは、端子T2に接続されている。また、第2のコンパレータ64aの非反転入力端子は、第1の抵抗体66aを介して定電圧電源62に接続されている。さらに、第3のコンパレータ64bの反転入力端子は、第2の抵抗体66b及び第1の抵抗体66aの直列接続体を介して定電圧電源62に接続されてかつ、第3の抵抗体66cを介してスイッチング素子S*#のエミッタに接続されている。
第2のコンパレータ64a及び第3のコンパレータ64bの出力端子は、第4の抵抗体66dを介して定電圧電源62に接続されている。また、これら出力端子は、駆動制御部58にも接続されている。
ここで、本実施形態では、第1〜第3の抵抗体66a〜66cの抵抗値の設定によって、第3のコンパレータ64bの反転入力端子の印加電圧が上記低圧側判定値VjdeLに設定されている。また、第1〜第3の抵抗体66a〜66cの抵抗値の設定によって、第2のコンパレータ64aの非反転入力端子の印加電圧が低圧側判定値VjdeLよりも高い高圧側判定値VjdeHに設定されている。ここで、本実施形態において、高圧側判定値VjdeHは、クランプ電圧Vclampに第2の所定値ΔVH(>0)を加算した値に設定されている。第2の所定値ΔVHは、例えば、後述するゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して上昇する側の磁気結合が生じる場合、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して過度に上昇しないうちに上記磁気結合が生じるか否かを判別可能な観点から設定され、極力小さい値に設定することが望ましい。
こうした設定により、ウィンドコンパレータ68の出力信号の論理は、入力電圧としてのゲート電圧Vgeが低圧側判定値VjdeLよりも高くてかつ高圧側判定値VjdeH未満となる場合のみにおいて「H」とされる。
上述したドライブユニットDUの構成は、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合に加えて、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合に対処するための構成である。
つまり、制御システムの回路構成によっては、上記第1の実施形態で説明したように、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合とは異なり、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じ得る。この磁気結合について詳しく説明すると、上下アーム短絡によってコレクタ電流Icが上昇する状況下において、ゲートに接続される電流の流通経路においてゲートに電荷が充電されるような磁気結合が生じ、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampを大きく上回る。このため、センス電圧Vseが短絡閾値SCを超えているにもかかわらず、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampまで迅速に低下させることができなくなる。これにより、クランプ処理によってコレクタ電流Icを迅速に制限することができず、スイッチング素子S*#の信頼性が低下するおそれがある。
こうした問題を解決すべく、本実施形態では、上述したドライブユニットDUの構成を採用した。ここで、制御システムの回路構成によって、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合及びゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合のうち、いずれか一方が生じる。このため、本実施形態では、制御システムの製造工程において、いずれの磁気結合に対応した電圧補正処理を実行させるべきかを決定するための外部信号SdisをドライブIC20の端子T10を介して駆動制御部58に入力可能な構成を採用する。なお、端子T10が入力手段に相当する。
本実施形態では、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合に対応した電圧補正処理を行わせる場合、図10(a)に示すように、定電圧電源70をプルダウン抵抗72を介してエミッタに接続してかつ、定電圧電源70及びプルダウン抵抗72の接続点を端子T10に接続する構成を採用する。一方、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合に対応した電圧補正処理を行わせる場合、図10(b)に示すように、定電圧電源70をプルアップ抵抗74を介してエミッタに接続してかつ、プルアップ抵抗74及びエミッタの接続点を端子T10に接続する構成を採用する。なお、本実施形態において、こうした構成は、ドライブIC20に対して外付けされる。
図11に、本実施形態にかかる電圧補正処理等の手順を示す。この処理は、駆動制御部58によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図11において、先の図6に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部58は、ハードウェアであるため、図11に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS16において肯定判断された場合、ステップS18aに進み、ウィンドコンパレータ68の出力信号Vdの論理が「L」であるか否かを判断する。この処理は、上記第1の実施形態の図6のステップS18の処理と同様の趣旨で設けられる処理である。
ステップS18aにおいて肯定判断された場合には、ステップS30に進み、外部信号Sdisの論理が「H」であるか否かを判断する。
ステップS30において肯定判断された場合には、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合に対応した電圧補正処理を行うと判断し、ステップS20に進む。
一方、上記ステップS30において否定判断された場合には、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合に対応した電圧補正処理を行うと判断し、ステップS32に進む。ステップS32では、放電用スイッチング素子38をオン操作に切り替えてかつ、補正完了フラグFの値を「1」とする。これにより、シンク能力の増大によってゲートからの電荷の放電量を増大させることができ、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampに近づけることができる。
ちなみに、本ステップにおいてオン操作された放電用スイッチング素子38は、例えば、ソフト遮断処理の開始等によってオフ操作に切り替えればよい。また、本ステップにおける放電用スイッチング素子38の操作態様としては、放電用スイッチング素子38を常時オン操作することに限らず、例えば、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampにフィードバック制御するように放電用スイッチング素子38をオンオフ操作してもよい。
上記ステップS16、S18aにおいて否定判断された場合や、ステップS20、S32の処理が完了した場合には、ステップS22に進む。
なお、ステップS26において否定判断された場合や、ステップS28の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図12に、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じる場合の電圧補正処理の一例を示す。なお、図12(a)〜図12(d)は、先の図7(a)〜図7(d)に対応しており、図12(e)は、放電用スイッチング素子38の操作状態を示す。
図示される例では、時刻t2においてクランプ処理が開始された後、時刻t2から所定時間Tα経過した後の時刻t5において、磁気結合に起因してゲート電圧Vgeが高圧側判定値VjdeHに到達する。このため、放電用スイッチング素子38がオン操作に切り替えられる電圧補正処理が開始されることで、その後ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampまで速やかに低下する。これに対し、電圧補正処理が行われない場合には、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampまで低下する時間が長くなったり、ソフト遮断処理が開始されるまでにゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampまで低下させることができなかったりする。
以上説明した本実施形態によれば、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合に限らず、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じる場合にも、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampに近づけることができる。このため、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じる場合においてクランプ処理によってコレクタ電流Icを迅速に制限でき、ひいてはスイッチング素子S*#の信頼性が低下することを好適に回避できる。
また、本実施形態では、電圧補正処理において放電用スイッチング素子38を用いた。放電用スイッチング素子38は、スイッチング素子S*#の通常の駆動に用いられる。このため、本実施形態によれば、電圧補正処理を行うための追加部品数を低減させることもできる。
さらに、本実施形態では、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合及びゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合の双方に対応した電圧補正処理のロジック回路を駆動制御部58に備えた。このため、ドライブIC20の種類の増大を回避することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離するか否かの判断手法を変更する。
図13に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図13において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、ドライブIC20は、コンデンサ及び抵抗体からなる微分回路76を備えている。詳しくは、微分回路76の入力側は、端子T2に接続され、出力側は、駆動制御部58に接続されている。
続いて、図14を用いて、本実施形態にかかる電圧補正処理を説明する。ここで、図14は、電圧補正処理等の手順を示す図である。なお、図14において、先の図6に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部58は、ハードウェアであるため、図14に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS16において肯定判断された場合、ステップS18bに進み、微分回路76の出力信号であるゲート電圧の低下速度Sdが規定速度Sjde1(>0)以上であるか否かを判断する。ここで、規定速度Sjde1は、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離するか否かを速やかに判別可能な観点から設定されている。この処理は、上記第1の実施形態の図6のステップS18の処理と同様の趣旨で設けられる処理である。
ステップS18bにおいて否定判断された場合には、ステップS22に進む。一方、上記ステップS18bにおいて肯定判断された場合には、ステップS20に進む。
なお、ステップS26において否定判断された場合や、ステップS28の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して低下側に乖離するか否かを適切に判断することができる。
また、本実施形態では、上記乖離するか否かの判断にゲート電圧の低下速度を用いた。低下速度によれば、その後のゲート電圧Vgeの挙動を予測することができると考えられる。このため、本実施形態によれば、上記所定時間Tαを短く設定できる等、上記乖離するか否かの判断タイミングを早めることなども期待できる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離するか否かの判断手法を変更する。なお、本実施形態では、クランプ用スイッチング素子40に流れるクランプ電流Iclampを駆動制御部58によって検出可能とされている。また、本実施形態において、ドライブIC20は、ウィンドコンパレータ68と、端子T10とを備えていない。
続いて、図15を用いて、本実施形態にかかる電圧補正処理を説明する。ここで、図15は、電圧補正処理等の手順を示す図である。なお、図15において、先の図11に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部58は、ハードウェアであるため、図15に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS16において肯定判断された場合、ステップS18cに進み、クランプ電流Iclampが第1の規定電流Ijde1以下であるか否かを判断する。この処理は、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して低下する側に乖離するか否かを判断するための処理である。以下、図16を用いて、上記判断手法について説明する。
図16は、短絡電流が流れる場合におけるゲート電圧Vge及びクランプ電流Iclampの推移を示す図である。詳しくは、図16(a)は、磁気結合がゲート電圧Vgeに影響を及ぼさない場合の推移を示し、図16(b)は、ゲート電圧が低下する側の磁気結合が生じる場合の推移を示し、図16(c)は、ゲート電圧が上昇する側の磁気結合が生じる場合の推移を示す。
図16(a)に示すように、磁気結合がゲート電圧Vgeに影響を及ぼさない場合、クランプ処理が実行される場合のクランプ電流Iclampは所定の電流Imとなる。ここで、所定の電流Imは、定電流用スイッチング素子26を介して供給される定電流と略同一である。
これに対し、ゲート電圧Vgeが低下する側の磁気結合が生じる場合には、図16(b)に示すように、ゲート電圧Vgeの低下に伴いクランプ電流Iclampが低下することとなる。このため、第1の規定電流Ijde1を所定の電流Im未満であってかつ0よりも大きい値(具体的には、所定の電流Imよりもやや低い値)に設定することで、クランプ電流Iclampによってゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して低下する側に乖離するか否かを判断することができる。
先の図15に戻り、ステップS18cにおいて肯定判断された場合には、ステップS20に進む。
一方、上記ステップS18cにおいて否定判断された場合には、ステップS18dに進み、クランプ電流Iclampが第1の規定電流Ijde1よりも大きい第2の規定電流Ijde2以上であるか否かを判断する。この処理は、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して上昇する側に乖離するか否かを判断するための処理である。つまり、ゲート電圧が上昇する側の磁気結合が生じる場合には、図16(c)に示すように、ゲート電圧Vgeの上昇に伴いクランプ電流Iclampも増大する。このため、第2の規定電流Ijde2を所定の電流Imを上回る値(具体的には、所定の電流Imよりもやや高い値)に設定することで、クランプ電流Iclampによってゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して上昇する側に乖離するか否かを判断することができる。
ステップS18dにおいて肯定判断された場合には、ステップS32に進む。一方、上記ステップS16、S18dにおいて否定判断された場合や、ステップS20、S32の処理が完了した場合には、ステップS22に進む。
なお、ステップS26において否定判断された場合や、ステップS28の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して乖離するか否かを適切に判断することができる。
さらに、本実施形態では、ウィンドコンパレータ68や外部信号Sdisを用いることなく上記判断を行うことができるため、電圧補正処理のために追加される部品数や、電圧補正処理のために用いられるドライブIC20の端子数を低減させることもできる。
(第6の実施形態)
以下、第6の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ゲート電圧が上昇する側の磁気結合に対応したゲート電圧Vgeの補正手法を変更する。
図17に、本実施形態にかかる電圧補正処理等の手順を示す。なお、図17において、先の図11に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部58は、ハードウェアであるため、図17に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS30において否定判断された場合、ステップS32aに進み、オフ保持用スイッチング素子50をオン操作してかつ、補正完了フラグFの値を「1」とする。特に、本実施形態では、電圧補正処理が行われる場合のオフ保持用スイッチング素子50のオン抵抗を、オフ保持処理が行われる場合のオフ保持用スイッチング素子50のオン抵抗よりも高く設定する。この設定は、電圧補正処理が行われる場合のオフ保持用スイッチング素子50のゲート電圧V1を、オフ保持処理が行われる場合におけるこのスイッチング素子のゲート電圧V2よりも低く調整することで実現できる。より詳しくは、図18に示すように、電圧補正処理が行われる場合のオフ保持用スイッチング素子50のゲート電圧V1を、このスイッチング素子のドレイン及びソース間電圧Vgsの大きさにかかわらずドレイン電流Idが一定となる飽和領域でオフ保持用スイッチング素子50を駆動させる電圧に設定する。
なお、本ステップにおいて、本ステップが実行される時点のカウンタTcntが小さいほど、ゲートからの電荷の放電量を多くすべくオフ保持用スイッチング素子50のゲート電圧を高く設定してもよい。
先の図17に戻り、ステップS32aの処理が完了した場合には、ステップS22に進む。
なお、ステップS26において否定判断された場合や、ステップS28の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じる場合において、ゲートからの電荷の放電量を調整することができる。このため、ゲート電圧Vgeの補正の自由度を高めることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「判断手段」や「処理手段」としては、上記各実施形態に例示したものに限らず、例えば以下(A)〜(F)に説明するものであってもよい。
(A)上記第1の実施形態において、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合に対応した電圧補正処理のみを行う回路構成を採用してもよい。
(B)上記第3の実施形態において、端子T10及び外部信号Sdisを出力する構成を削除してもよい。この場合であっても、ゲート電圧Vge、低圧側判定値VjdeL及び高圧側判定値VjdeHを用いることで、磁気結合によってゲート電圧Vgeが変化する方向に対応した電圧補正処理を行うことができる。
(C)上記第4の実施形態において、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じる回路構成の場合、クランプ処理の実行中において微分回路76の出力信号であるゲート電圧の上昇速度が閾値速度(>0)以上になったと判断されたとき、ゲート電圧がクランプ電圧Vclampに対して上昇する側に乖離すると判断してもよい。
(D)上記第5の実施形態において、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離するか否かの判断に、クランプ電流Iclampに代えてクランプ電流Iclampの変化速度を用いてもよい。
(E)上記第1の実施形態において、ゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合が生じる回路構成の場合、ゲート電圧Vgeを補正する処理を、定電流用スイッチング素子26側からゲートに供給される定電流を低下させることで行ってもよい。具体的には、先の図2において、スイッチング素子S*#の通常駆動時においてスイッチ30をオン操作し、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して上昇側に乖離すると判断された場合にスイッチ30をオフ操作に切り替えればよい。
(F)上記第3の実施形態において、ゲート電圧Vgeを補正する処理を、ソフト遮断用抵抗体46及びソフト遮断用スイッチング素子48を備えてかつゲートからエミッタに至る電気経路であるソフト遮断経路を用いてゲートから電荷を放電させることで行ってもよい。
また、例えば、クランプ用スイッチング素子40を備えてかつゲートからエミッタに至る電気経路であるクランプ用経路を用いてゲートから電荷を放電させることで行ってもよい。これは、例えば、端子電圧を可変設定可能な第1の電源44を採用する等、第2のオペアンプ42の反転入力端子の印加電圧を可変設定可能な構成を採用し、第2のオペアンプ42の反転入力端子の印加電圧を低下させてシンク能力を増大させることで実現することができる。特に、上記反転入力端子の印加電圧を「0」以下とする場合、クランプ用スイッチング素子40を常時オン操作させてシンク能力をより増大させることもできる。
ちなみに、ゲートから電荷を放電させるための電気経路としては、1つに限らず、ゲート電圧Vge及びクランプ電圧Vclampの乖離度合いに基づき、オフ保持用経路、クランプ用経路、ソフト遮断用経路及び通常時放電経路のうち少なくとも2つを組み合わせて用いる構成としてもよい。
・「入力手段」に入力される外部信号Sdisの特性値としては、「H」又は「L」の論理値に限らない。要は、2種のゲート電圧の補正手法と関係付けることができるなら、他の特性値であってもよい。ここで、上記特性値としては、例えば、周波数が考えられる。
・「制限手段」としては、クランプ用スイッチング素子40、第2のオペアンプ42及び第1の電源44を備えるものに限らず、例えばツェナーダイオードを備えるものであってもよい。具体的には、上記第1の実施形態の図2において、クランプ用スイッチング素子40、第2のオペアンプ42及び第1の電源44を除去し、ツェナーダイオードのカソードを端子T5に接続してかつアノードをスイッチング素子S*#のエミッタに接続すればよい。こうした構成において、上記第1の実施形態や上記第3の実施形態で説明したように、磁気結合に起因してゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampから乖離することがあるなら、本発明の適用が有効であると考えられる。
また、「制限手段」としては、ゲート電圧Vgeがその上限電圧VHに到達する以前にゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampで制限するものに限らない。例えば、センス電圧Vseが短絡閾値SCを超えてから少なくとも短絡フィルタ時間Tscに渡って継続してゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampで制限するものであってもよい。
・上記各実施形態では、ゲート電荷の充電を定電流制御によって行ったがこれに限らず、定電圧制御によって行ってもよい。具体的には、上記第3の実施形態の図9において、抵抗体28、スイッチ30、第1の定電流電源32a、第2の定電流電源32b及び第1のオペアンプ34を除去し、端子T1と端子T2とを短絡させればよい。この場合、定電流用スイッチング素子26は、操作信号g*#がオン操作指令とされる場合にオン操作され、操作信号g*#がオフ操作信号とされる場合にオフ操作されることとなる。
ちなみに、上記構成を採用する場合、「制限手段」としては、例えば、MOSFET等のスイッチング素子と、ゲートに上記スイッチング素子を介して接続されてかつ、端子電圧をクランプ電圧Vclampとする定電圧電源(以下、クランプ用電源)とを備えるものであってもよい。こうした構成においては、クランプ処理の実行中においてゲート電圧Vgeが上昇する側の磁気結合に起因してゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに対して上昇側に乖離し得る。このため、こうした構成においては、上記第3,第6の実施形態で説明したシンク能力を増大させる電圧補正処理が有効である。
・「直流電源」としては、コンバータCVに限らない。例えば、コンバータCVの動作が停止される場合や、コンバータCVが備えられない車両においては、高電圧バッテリ12が直流電源となる。
・「電流検出手段」としては、センス端子Stの出力電流をセンス電圧Vseとして検出するセンス抵抗52を備えるものに限らない。例えば、センス端子Stからエミッタまでの電気経路を流れる電流を検出可能であるなら、ホール素子を備えるもの等、他の電流検出手段であってもよい。なお、この場合、センス端子及びエミッタ間が短絡されないように上記電気経路にある程度の抵抗を持たせることが望ましい。
・「駆動対象スイッチング素子」としては、単一のIGBTに限らず、互いに並列接続された複数のIGBTであってもよい。これは、駆動対象スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流の最大値を大きくするための設定である。また、「駆動対象スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。
・本発明の適用対象としては、車載電力変換回路(インバータIVやコンバータCV)を構成する駆動対象スイッチング素子に限らない。また、本発明の適用対象としては、電力変換回路を構成する駆動対象スイッチング素子に限らない。
40…クランプ用スイッチング素子、42…第2のオペアンプ、44…第1の電源、52…センス抵抗、S*#(*=u,v,w,c:#=p,n)…スイッチング素子。

Claims (14)

  1. 電圧制御形の駆動対象スイッチング素子(S*#:*=u,v,w,c:#=p,n)の入出力端子間に流れる電流を検出する電流検出手段(52)と、
    前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電圧を規定電圧で制限することで前記入出力端子間に流れる電流を制限する制限手段(40,42,44)と、
    前記制限手段によって前記開閉制御端子の電圧が制限される期間において、該開閉制御端子の電圧が前記規定電圧から乖離するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって乖離すると判断されたことを条件として、前記制限手段によって制限される期間において、前記開閉制御端子の電圧を前記規定電圧に近づける方向に該開閉制御端子の電圧を補正する処理を行う処理手段と、
    を備えることを特徴とする駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  2. 前記判断手段は、前記制限手段によって制限される期間において、前記開閉制御端子の電圧が前記規定電圧から所定値ずれたことに基づき、該開閉制御端子の電圧が前記規定電圧から乖離すると判断することを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  3. 前記判断手段は、前記制限手段によって制限される期間において、前記開閉制御端子の電圧の変化速度について、その絶対値が0よりも高い規定速度以上になったことに基づき、該開閉制御端子の電圧が前記規定電圧から乖離すると判断することを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  4. 前記制限手段は、前記開閉制御端子と前記駆動対象スイッチング素子の出力端子とを接続する電気経路に設けられ、
    前記判断手段は、前記制限手段によって制限される期間において、前記電気経路に流れる電流の変化に基づき、前記開閉制御端子の電圧が前記規定電圧から乖離するか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  5. 前記電流検出手段によって検出された電流が所定の閾値を規定時間継続して超えたことを条件として、前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ状態に切り替える強制オフ手段(46,48)を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  6. 前記処理手段は、前記補正する処理を、前記判断手段によって前記開閉制御端子の電圧が前記規定電圧に対して低下する側に乖離すると判断されたことに基づき、該開閉制御端子に対する電荷の充電量を増大させることで行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  7. 前記開閉制御端子に定電流を供給することで前記駆動対象スイッチング素子をオン状態に切り替える定電流手段(24,26,28,30,32a,32b,34)を更に備え、
    前記処理手段は、前記補正する処理を、前記定電流手段から前記開閉制御端子に供給される定電流を増大させることで行うことを特徴とする請求項6記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  8. 前記処理手段は、前記補正する処理を、前記判断手段によって前記開閉制御端子の電圧が前記規定電圧に対して上昇する側に乖離すると判断されたことに基づき、該開閉制御端子からの電荷の放電量を増大させることで行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  9. 前記開閉制御端子には、前記駆動対象スイッチング素子のオフ状態への通常時の切り替えに用いられる通常時放電経路(36,38)が接続され、
    前記処理手段は、前記補正する処理を、前記開閉制御端子から前記通常時放電経路を介して電荷を放電させることで行うことを特徴とする請求項8記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  10. 前記開閉制御端子には、
    前記駆動対象スイッチング素子のオフ状態への通常時の切り替えに用いられる通常時放電経路(36,38)と、
    前記駆動対象スイッチング素子の出力端子と前記開閉制御端子とを短絡するオフ保持用経路と、
    が接続され、
    前記オフ保持用経路には、該経路を開閉するオフ保持用スイッチング素子(50)が設けられ、
    前記処理手段は、
    前記オフ保持用スイッチング素子の開閉制御端子の電圧を調整する調整手段を備え、
    前記補正する処理を、前記調整手段によって該オフ保持用スイッチング素子のオン抵抗を調整しつつ、前記開閉制御端子から前記オフ保持用経路を介して電荷を放電させることで行うことを特徴とする請求項8記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  11. 前記判断手段によって前記開閉制御端子の電圧が前記規定電圧に対して低下する側に乖離すると判断されたことに基づき、該開閉制御端子に対する電荷の充電量を増大させる処理、及び前記判断手段によって前記開閉制御端子の電圧が前記規定電圧に対して上昇する側に乖離すると判断されたことに基づき、該開閉制御端子からの電荷の放電量を増大させる処理のうちいずれを行うかを判別する外部信号を入力可能な入力手段(T10)を更に備え、
    前記処理手段は、前記入力手段から入力された前記外部信号に基づき、前記補正する処理として、前記充電量を増大させる処理及び前記放電量を増大させる処理のうちいずれを行うかを決定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  12. 前記制限手段は、
    前記開閉制御端子と前記駆動対象スイッチング素子の出力端子とを接続する電気経路と、
    該電気経路に設けられたクランプ用スイッチング素子(40)と、
    前記規定電圧を端子電圧とする電源(44)と、
    前記開閉制御端子及び前記クランプ用スイッチング素子の接続点に非反転入力端子が接続されてかつ、前記電源の正極側に反転入力端子が接続されたオペアンプ(42)と、
    を備え、
    前記オペアンプの出力端子は、前記クランプ用スイッチング素子の開閉制御端子に接続されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  13. 前記制限手段は、前記開閉制御端子の電荷の充電が行われる場合において該開閉制御端子の電圧がその上限電圧に到達する以前に所定時間に渡って該開閉制御端子の電圧を前記規定電圧で制限することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  14. 前記駆動対象スイッチング素子は、高電位側のスイッチング素子(S*p)及び低電位側のスイッチング素子(S*n)の直列接続体であり、
    前記直列接続体は、直流電源(CV)に並列接続されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
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