JP5716711B2 - スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、自身の入出力端子間に流れる電流と相関を有する微少電流を出力するセンス端子を備えるスイッチング素子に適用されるスイッチング素子の駆動回路に関する。
この種の駆動回路としては、例えば下記特許文献1に見られるように、スイッチング素子(例えばIGBT)を過電流から保護する過電流保護回路を備えるものが知られている。詳しくは、この駆動回路には、スイッチング素子のセンス端子及びスイッチング素子の出力端子間を接続する抵抗体と、抵抗体の両端の電位差であるセンス電圧及び閾値電圧を比較するコンパレータとが備えられている。
こうした構成において、コレクタ電流が過度に大きくなってセンス電圧が閾値電圧を超えると判断された場合、スイッチング素子に過電流が流れていると判断し、スイッチング素子をオフ状態に切り替える。これにより、スイッチング素子を過電流から保護し、スイッチング素子の信頼性が低下する事態の回避を図っている。
特許第3474775号公報
ところで、本発明者らは、スイッチング素子を過電流から保護する技術として、上記特許文献1に記載された技術とは別に、以下に説明する技術を採用することを考えた。詳しくは、上記過電流が流れる場合に備えて、ゲート電荷の充電が行われる状況下、ゲート電圧がその上限電圧に到達する以前において規定時間に渡ってゲート電圧をクランプ電圧で制限する。そして、センス電圧が閾値電圧を超えたことに基づき、ゲート電荷を放電させることでスイッチング素子をオフ状態に切り替える。
こうした構成によれば、例えば、上下アーム短絡が生じることによってスイッチング素子に過電流が流れる場合であっても、ゲート電圧がクランプ電圧で制限される期間にセンス電圧が閾値電圧を超える。このため、スイッチング素子に流れる過電流を抑制し、また、ゲート電圧をクランプ電圧で制限した状態でスイッチング素子をオフ状態に切り替えることができる。すなわち、スイッチング素子がオフ状態に切り替えられる際のコレクタ電流を低減することができる。これにより、スイッチング素子の信頼性の低下を回避することができる。
ここで、本発明者らは、スイッチング素子に過電流が流れる状況であるにもかかわらず、ゲート電圧の制限が解除された状態でスイッチング素子がオフ状態に切り替えられる現象に直面した。こうした現象が生じると、スイッチング素子がオフ状態に切り替えられる際の過電流が増大し、スイッチング素子の信頼性が低下する懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スイッチング素子に過電流が流れる状況であるにもかかわらず、ゲート電圧の制限が解除されてスイッチング素子の信頼性が低下することを回避できるスイッチング素子の駆動回路を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、自身の入出力端子間に流れる電流(Ice)と相関を有する微少電流を出力するセンス端子(St)を備えるスイッチング素子(S¥#;¥=u,v,w:#=p,n)に適用され、前記センス端子の出力電流(Vse)を検出する電流検出手段(52)と、前記電流検出手段によって検出された出力電流が閾値(SC)を超えたことに基づき、前記スイッチング素子の開閉制御端子から電荷を放電させることで該スイッチング素子の駆動を制限する制限手段と、前記開閉制御端子の電荷の充電が行われる状況下、該開閉制御端子の電圧(Vge)がその上限電圧(VH)に到達する以前において、規定時間(Tclamp)に渡って前記開閉制御端子の電圧を前記上限電圧未満のクランプ電圧(Vclamp)で制限する処理を行うクランプ手段と、前記電荷の充電が行われる状況下における前記出力電流に基づき、前記規定時間を延長する処理を行う設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明者らは、スイッチング素子に過電流が流れる状況であるにもかかわらず、開閉制御端子の電圧の制限が解除された状態で制限手段によってスイッチング素子の駆動が制限される現象について詳細に検討等を行った。そして、この現象の発生要因が、過電流の流通経路のインダクタンスが当初想定した値よりも大きくなることであることを見出した。つまり、過電流の流通経路のインダクタンスが大きくなると、開閉制御端子の電荷の充電が行われる状況下における上記出力電流の上昇速度が当初想定した速度よりも低くなる。その結果、開閉制御端子の電圧がクランプ電圧で制限される期間に上記出力電流が閾値を超えず、上記現象が生じることとなる。
ここで、過電流の流通経路のインダクタンスが当初想定した値よりも大きくなる場合、上述したように、開閉制御端子の電荷の充電が行われる状況下における上記出力電流の挙動が当初想定した挙動から変化することとなる。このため、開閉制御端子の電荷の充電が行われる状況下の上記出力電流は、スイッチング素子に過電流が流れる状況下において、開閉制御端子の電圧がクランプ電圧で制限され始めてから規定時間経過するまでに上記出力電流が閾値を超えるか否かを判断するためのパラメータとなる。
この点に鑑み、上記発明では、設定手段を備えた。このため、スイッチング素子に過電流が流れる状況下において開閉制御端子の電圧をクランプ電圧で制限した状態で上記制限手段によってスイッチング素子の駆動を制限することができる。したがって、スイッチング素子の信頼性の低下を回避することができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかる通常駆動時の過電流保護処理の一例を示すタイムチャート。 同実施形態にかかる上下アーム短絡時の過電流保護処理の一例を示すタイムチャート。 同実施形態にかかる相間短絡の概要を示す図。 同実施形態にかかる上下アーム短絡時のセンス電圧等の推移の計測結果。 同実施形態にかかる相間短絡時のセンス電圧等の推移の計測結果。 同実施形態にかかる上下アーム短絡時のセンス電圧等の推移の計測結果。 同実施形態にかかる相間短絡時のセンス電圧等の推移の計測結果。 同実施形態にかかる延長処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる延長処理実行時のセンス電圧等の推移の計測結果。 第2の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 第3の実施形態にかかるクランプ解除処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるスイッチング素子のオン操作時のセンス電圧等の計測結果。 第4の実施形態にかかる延長処理の手順を示す流れ図。 第5の実施形態にかかる無効化処理の一例を示すタイムチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるスイッチング素子の駆動回路を車載主機として回転機及び内燃機関を備えるハイブリッド車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる制御システムの全体構成を示す。
モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータIV及びコンバータCVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、コンバータCVは、コンデンサCと、コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。詳しくは、コンバータCVは、スイッチング素子Scp,Scnのオンオフ操作によって、高電圧バッテリ12の電圧(例えば百V以上)を所定の電圧(例えば「666V」)を上限として昇圧する機能を有する。
一方、インバータIVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。
ちなみに、本実施形態では、上記スイッチング素子S*#(*=u,v,w,c;#=p,n)として、電圧制御形のものが用いられ、より具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらにはそれぞれ、フリーホイールダイオードD*#が逆並列に接続されている。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源し、モータジェネレータ10の制御量(例えばトルク)を所望に制御すべく、インバータIVやコンバータCVを操作する。詳しくは、制御装置14は、コンバータCVのスイッチング素子Scp,Scnを操作すべく、操作信号gcp、gcnをドライブユニットDUに出力し、また、インバータIVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作すべく、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnをドライブユニットDUに出力する。ここで、高電位側の操作信号g*pと、対応する低電位側の操作信号g*nとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、高電位側のスイッチング素子S*pと、対応する低電位側のスイッチング素子S*nとは、交互にオン状態とされる。
なお、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ16を備える低電圧システムとは、互いに絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁素子を備えるインターフェース18を介して行われる。
続いて、図2を用いて、上記ドライブユニットDUの構成について説明する。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路であるドライブIC20と、所定の端子電圧VH(例えば15V)を有する定電圧電源22と、定電流駆動回路24とを備えている。定電流駆動回路24は、抵抗体26,28、オペアンプ30、定電流電源32及びPチャネルMOS電界効果トランジスタ(定電流用スイッチング素子34)を備えている。
詳しくは、抵抗体26の一端は、定電圧電源22に接続され、他端は、ドライブIC20の端子T1、定電流用スイッチング素子34及びドライブIC20の端子T2を介してスイッチング素子S*#の開閉制御端子(ゲート)に接続されている。また、抵抗体26及び定電圧電源22の接続点は、ドライブIC20の端子T3、抵抗体28及び定電流電源32を介してドライブIC20の端子T4に接続されている。そして、端子T4は、スイッチング素子S*#の出力端子(エミッタ)に接続されている。
抵抗体28及び定電流電源32の接続点は、オペアンプ30の非反転入力端子に接続され、オペアンプ30の反転入力端子は、端子T1及び定電流用スイッチング素子34の接続点に接続されている。こうした構成によれば、オペアンプ30にイネーブル信号が入力される期間において、端子T1及び定電流用スイッチング素子34の接続点の電位を抵抗体28及び定電流電源32の接続点の電位に保持することができ、ゲートの充電電流を一定値とすることができる。すなわち、スイッチング素子S*#のゲートの充電処理を定電流制御にて行うことができる。
なお、定電流制御によれば、後述するクランプ処理に起因した充電電流の減少によってスイッチング素子S*#のミラー期間が長くなることを回避することができ、スイッチング損失の増大等を回避することができる。
スイッチング素子S*#のゲートは、放電用抵抗体36、ドライブIC20の端子T5及びNチャネルMOS電界効果トランジスタ(放電用スイッチング素子38)を介して端子T4に接続されている。
スイッチング素子S*#のゲートは、また、ドライブIC20の端子T6を介してクランプ回路40に接続されている。クランプ回路40は、NチャネルMOS電界効果トランジスタ(クランプ用スイッチング素子42)、オペアンプ44(高速オペアンプ)及び電源46を備えている。詳しくは、端子T6は、クランプ用スイッチング素子42を介して端子T4に接続されている。また、端子T6及びクランプ用スイッチング素子42の接続点は、オペアンプ44の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ44の反転入力端子は、電源46の正極側に接続され、電源46の負極側は、端子T4に接続されている。
ここで、電源46の端子電圧(以下、クランプ電圧Vclamp)は、例えば、スイッチング素子S*#の信頼性が短時間で過度に低下するような電流が流れない程度の電圧(例えば12.5V)にスイッチング素子S*#の開閉制御端子の印加電圧(ゲート電圧)を制限するものである。本実施形態において、クランプ電圧Vclampは、具体的には、スイッチング素子S*#のミラー電圧以上の電圧であってかつゲート電圧Vgeの上限電圧VH(定電圧電源22の端子電圧)未満の電圧に設定されている。
スイッチング素子S*#のゲートは、さらに、ソフト遮断用抵抗体48、ドライブIC20の端子T7及びNチャネルMOS電界効果トランジスタ(ソフト遮断用スイッチング素子50)を介して端子T4に接続されている。
スイッチング素子S*#は、その入力端子(コレクタ)及びエミッタ間に流れる電流(以下、コレクタ電流Ice)と相関を有する微少電流(例えば、コレクタ電流Iceの「1/10000」)を出力するセンス端子Stを備えている。センス端子Stは、抵抗体(センス抵抗52)を介してスイッチング素子S*#のエミッタに接続されている。これにより、センス端子Stから出力される微少電流によってセンス抵抗52に電圧降下が生じるため、センス抵抗52のうちセンス端子St側の電位(以下、センス電圧Vse)を、コレクタ電流と相関を有する電気的な状態量とすることができる。
ちなみに、本実施形態では、センス抵抗52の両端のうちセンス端子St側の電位がエミッタの電位よりも高い場合のセンス電圧Vseを正と定義する。また、エミッタの電位を「0」とする。
上記定電流用スイッチング素子34及び放電用スイッチング素子38は、ドライブIC20内の駆動制御部54によって操作される。駆動制御部54は、ドライブIC20の端子T8を介して入力される上記操作信号g*#に基づき、定電流用スイッチング素子34と放電用スイッチング素子38とを交互にオンオフ操作することでスイッチング素子S*#を駆動する。詳しくは、操作信号g*#がオン操作指令となることで、放電用スイッチング素子38をオフ操作し、また、オペアンプ30にイネーブル信号を出力することで定電流用スイッチング素子34をオン操作する。一方、操作信号g*#がオフ操作指令となることで、放電用スイッチング素子38をオン操作に切り替え、また、上記イネーブル信号の出力を停止させることで定電流用スイッチング素子34をオフ操作に切り替える。
駆動制御部54は、さらに、端子T2を介して入力されるゲート電圧Vgeや、ドライブIC20の端子T9を介して入力されるセンス電圧Vse等に基づき、過電流保護処理を行う。この処理は、クランプ処理と、ソフト遮断処理とを含む処理である。
まず、クランプ処理について説明すると、この処理は、操作信号g*#がオン操作指令とされてゲート電荷の充電が行われる状況下、ゲート電圧Vgeが上限電圧VHに到達する以前において、クランプフィルタ時間Tclamp(例えば1.6μsec)に渡ってオペアンプ44にイネーブル信号を出力することでクランプ用スイッチング素子42をオン操作する処理である。この処理によれば、例えば、上下アーム短絡が生じる場合において、後述するソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられるまでにスイッチング素子S*#に流れるコレクタ電流Iceを制限することができる。
ちなみに、上下アーム短絡とは、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nの双方がオン状態とされることでスイッチング素子S*#の過電流(短絡電流)の流通経路が形成されることをいう。この上下アーム短絡は、例えば、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nのうち一方にショート故障が生じる状況下、他方がオン状態に切り替えられることで生じる。
続いて、ソフト遮断処理について説明すると、この処理は、センス電圧Vseが第1の閾値SCを超えると判断された場合、定電流用スイッチング素子34をオフ操作してかつ、ソフト遮断用スイッチング素子50をオン操作する処理である。ここで、第1の閾値SCは、例えば、スイッチング素子S*#の信頼性が維持できなくなるコレクタ電流Iceが流れる場合のセンス電圧Vseの下限値に設定されている。上記ソフト遮断処理の実行により、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態とされる。
なお、上記ソフト遮断用抵抗体48は、ゲート電荷の放電経路の抵抗値を高抵抗とするためのものである。より具体的には、ソフト遮断用抵抗体48の抵抗値Raは、放電用抵抗体36の抵抗値Rbよりも高く設定されている。これは、コレクタ電流Iceが過大である状況下にあっては、スイッチング素子S*#をオン状態からオフ状態へと切り替える速度、換言すればコレクタ及びエミッタ間の遮断速度を大きくすると、サージ電圧が過大となるおそれがあることに鑑みたものである。
ちなみに、ソフト遮断処理が行われた場合、駆動制御部54は、フェール信号FLを出力する処理と、定電流用スイッチング素子34及び放電用スイッチング素子38の駆動を禁止する処理とを併せて行う。上記フェール信号FLは、先の図2に示すドライブIC20の端子T10を介して低電圧システム(制御装置14)に出力される。このフェール信号FLによって、先の図1に示すフェール処理部18aでは、インバータIVやコンバータCVのシャットダウンが行われる。ここで、フェール処理部18aの構成は、例えば、特開2009−60358号公報の図3に記載のものとすればよい。
続いて、図3及び図4を用いて、上記過電流保護処理についてさらに説明する。
まず、図3に、スイッチング素子S*#に過電流が流れない場合の上記処理の一例を示す。詳しくは、図3(a)は、定電流用スイッチング素子34の操作状態の推移を示し、図3(b)は、放電用スイッチング素子38の操作状態の推移を示し、図3(c)は、ゲート電圧Vgeの推移を示し、図3(d)は、クランプ用スイッチング素子42の操作状態の推移を示し、図3(e)は、センス電圧Vseの推移を示し、図3(f)は、ソフト遮断用スイッチング素子50の操作状態の推移を示す。
図示されるように、時刻t1において放電用スイッチング素子38がオフ操作に切り替えられ、その後時刻t2において定電流用スイッチング素子34がオン操作に切り替えられることで、ゲート電圧Vgeが上昇し始める。これにより、コレクタ電流Iceが流れ始め、センス電圧Vseも上昇し始める。
その後、ゲート電圧Vgeが所定電圧Vα(例えば、ミラー電圧よりも低い電圧である4V)に到達する時刻t3において駆動制御部54からオペアンプ44にイネーブル信号の出力が開始される。このため、時刻t3からクランプフィルタ時間Tclampに渡ってクランプ用スイッチング素子42がオン操作されるクランプ処理が行われる。これにより、ゲート電圧Vgeは、その上限電圧VHに到達する以前にクランプ電圧Vclampで制限されることとなる。ちなみに、図3に示す例では、スイッチング素子S*#に過電流が流れないことから、センス電圧Vseが第1の閾値SCに到達しない。
その後、クランプフィルタ時間Tclampが経過する時刻t4において、オペアンプ44へのイネーブル信号の出力が停止され、クランプ用スイッチング素子42がオフ操作に切り替えられる。そして、時刻t5において定電流用スイッチング素子34がオフ操作に切り替えれ、その後時刻t6において放電用スイッチング素子38がオン操作に切り替えられる。
次に、図4に、上下アーム短絡が生じてスイッチング素子S*#に過電流が流れる場合の過電流保護処理の一例を示す。詳しくは、図4(a)〜図4(f)は、先の図3(a)〜図3(f)に対応している。
図示されるように、時刻t1において放電用スイッチング素子38がオフ操作に切り替えられ、時刻t2において定電流用スイッチング素子34がオン操作に切り替えられた後、時刻t3においてゲート電圧Vgeが所定電圧Vαに到達する。そして、時刻t3からクランプフィルタ時間Tclampに渡ってクランプ用スイッチング素子42がオン操作される。
ここで、本実施形態において、上記クランプフィルタ時間Tclampは、上下アーム短絡が生じる場合において、ゲート電圧Vgeが所定電圧Vαを超えてからセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超えるまでの時間の最大値よりもやや長い時間に設定されている。このため、図4に示す例では、クランプフィルタ時間Tclamp内の時刻t4においてセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超える。このため、ソフト遮断用スイッチング素子50がオン操作されるソフト遮断処理が行われる。これにより、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態とされる。なお、その後、クランプフィルタ時間Tclampが経過する時刻t5においてクランプ用スイッチング素子42がオフ操作に切り替えられる。
ところで、インバータIVの備えるスイッチング素子S¥#(¥=u,v,w)について、過電流が流れる要因としては、上下アーム短絡の他に、相間短絡もある。ここで、相間短絡とは、例えば、インバータIV及びモータジェネレータ10を接続する3相の電気経路(例えば、バスバやモータケーブル)のうち2つが短絡したり、インバータIVに設けられてかつ3相の電気経路が接続される出力端子台のうち2つが短絡したり、モータジェネレータ10内の3相の電気経路のうち2つが短絡したりする状況下、短絡した相のうち一方に対応する高電位側のスイッチング素子と、他方に対応する低電位側のスイッチング素子とがオン状態とされることで過電流の流通経路が形成されることである。
図5に、先の図1に示したシステムの全体構成のうち、インバータIVのV,W相アーム部とモータジェネレータ10とを示す。
図示される例では、V,W相の上記電気経路同士が短絡する状況下、V相の高電位側のスイッチング素子Svpと、W相の低電位側のスイッチング素子Swnとがオン状態とされることで過電流の流通経路が形成される相間短絡を示している。
ここで、相間短絡が生じると、スイッチング素子S¥#に過電流が流れる状況であるにもかかわらず、ソフト遮断処理を速やかに行うことができなくなる事態が生じ得る。以下、図6及び図7を用いて、このことについて説明する。
図6及び図7は、スイッチング素子S¥#に過電流が流れる場合におけるスイッチング素子S¥#のゲート電圧Vge、センス電圧Vse、コレクタ・エミッタ間電圧Vce、コレクタ電流Ice、スイッチング素子S¥#における損失Wce(コレクタ・エミッタ間電圧Vce及びコレクタ電流Iceの乗算値)、及び各スイッチング素子34,42,50の操作状態の推移である。詳しくは、図6は、上下アーム短絡が生じてかつ、スイッチング素子S¥#がオフ状態とされる場合のコレクタ・エミッタ間電圧Vceが高い(インバータIVの入力電圧VLが200V)状況下の推移であり、図7は、相間短絡が生じてかつ、上記コレクタ・エミッタ間電圧Vceが低い(インバータIVの入力電圧VLが100V)状況下の推移である。なお、図6及び図7において、横軸スケール(時間スケール)は互いに同一であり、縦軸スケール(電圧等のスケール)も互いに同一である。
図7の時刻t1〜t2に示す相関短絡が生じる場合のコレクタ電流Iceの上昇速度(例えば580A/μsec)は、図6の時刻t1〜t2に示す上下アーム短絡が生じる場合のコレクタ電流Iceの上昇速度(例えば2000A/μsec)よりも低い。これは、相間短絡が生じる場合の過電流の流通経路が、上下アーム短絡が生じる場合の過電流の流通経路よりも長いこと等に起因して、相間短絡が生じる場合の過電流の流通経路のインダクタンス(例えば182.5nH)が、上下アーム短絡の生じる場合の過電流の流通経路のインダクタンス(例えば60.3nH)よりも大きいことに起因する。そして、こうしたコレクタ電流Iceの挙動により、相関短絡が生じる場合のセンス電圧Vseの上昇速度は、上下アーム短絡が生じる場合のセンス電圧Vseの上昇速度よりも低くなる。
また、相間短絡が生じると、上下アーム短絡が生じる場合と比較して、スイッチング素子S¥#がオン状態とされている場合のコレクタ・エミッタ間電圧Vceが低くなる。これは、相間短絡が生じる場合の過電流の流通経路の抵抗値のうち、高電位側のスイッチング素子のエミッタから低電位側のスイッチング素子のコレクタまでの経路(例えば、上記バスバ)の抵抗値が占める割合が上下アーム短絡の場合よりも高くなり、上記経路における電圧降下量が大きくなることによる。なお、上記割合が高くなる要因としては、主に、相間短絡が生じる場合の過電流の流通経路が、上下アーム短絡が生じる場合の過電流の流通経路よりも長いことによる。
相間短絡の発生によってスイッチング素子S¥#がオン状態とされている場合のコレクタ・エミッタ間電圧Vceが低くなると、スイッチング素子S¥#がオフ状態からオン状態に移行される過渡状態とされる状況下における実際のセンス電圧Vseが、コレクタ電流Iceに応じた当初の想定値Vdlよりも低くなる(図7の時刻t1〜t2のセンス電圧Vse参照)。すなわち、スイッチング素子S¥#がオン操作される期間において、センス電圧Vseがコレクタ電流Iceの上昇に応じて基本的には上昇するものの、センス電圧Vseが当初の想定値Vdlよりも低くなる。これは、センス電圧Vseがコレクタ・エミッタ間電圧Vceで制限されるためである。つまり、エミッタからスイッチング素子S¥#のコレクタ電流流通部を介してコレクタに至る経路における電位差と、エミッタからセンス抵抗52及びセンス端子Stを介してコレクタに至る経路におけ電位差とが同一であることによる。
上述した理由によってセンス電圧Vseが当初の想定値Vdlよりも低くなると、クランプフィルタ時間Tclamp内にセンス電圧Vseが第1の閾値SCに到達せず、クランプ用スイッチング素子42がオフ操作に切り替えられる。このため、ゲート電圧Vgeは、その後上限電圧VHまで上昇し、スイッチング素子S¥#に流れる過電流が増大する。スイッチング素子S¥#に流れる過電流が増大する状況下、図7の時刻t2近傍に示すように、センス電圧Vseがコレクタ電流Iceに応じた値まで急減に上昇することでセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超えることとなる。これにより、ソフト遮断用スイッチング素子50がオン操作されるものの、この時のコレクタ電流Iceが高いこと等に起因して、スイッチング素子S¥#がオフ状態に切り替えられる場合に生じるサージ電圧が増大する。そしてこれにより、スイッチング素子S¥#の信頼性が低下するおそれがある。
特に、インバータIVの入力電圧VLが低いほど、スイッチング素子S¥#がオン状態とされている場合のコレクタ・エミッタ間電圧Vceが低くなることから、センス電圧Vseが当初の想定値Vdlよりも低くなる度合いが大きい。このため、ソフト遮断処理が実行されるまでの時間が長くなることで、ソフト遮断処理時におけるコレクタ電流Iceが更に増大する懸念がある。
図8及び図9に、スイッチング素子S¥#に過電流が流れる場合におけるゲート電圧Vge等の推移を示す。詳しくは、図8は、上下アーム短絡が生じる場合の推移であり、図9は、相間短絡が生じる場合の推移である。なお、図8及び図9は、先の図6及び図7に対応している。
ちなみに、図8及び図9において、ゲート電圧Vge、コレクタ・エミッタ間電圧Vce、センス電圧Vse及びスイッチング素子S¥#における損失Wceについての縦軸スケールは互いに同一であるが、コレクタ電流Iceについて、図9の縦軸スケールは、図8の縦軸スケールの2倍である。さらに、図9の横軸スケールは、図8の横軸スケールの2倍である。
図8及び図9に示すように、相間短絡が生じる場合のコレクタ電流Iceのピーク値(2767A)は、上下アーム短絡が生じる場合のコレクタ電流Iceのピーク値(2200A)よりも大きく、また、相間短絡が生じる場合のコレクタ・エミッタ間電圧Vceのピーク値(656V)は、上下アーム短絡が生じる場合のコレクタ・エミッタ間電圧Vceのピーク値(360V)よりも高い。このため、ソフト遮断処理によってスイッチング素子S¥#がオフ状態に切り替えられる場合に生じる損失について、相間短絡が生じるときの値(例えば0.56J)は、上下アーム短絡が生じる場合の値(例えば1.39J)よりも大きくなる。これにより、スイッチング素子S¥#の信頼性が低下する懸念がある。
こうした問題に対処すべく、本実施形態では、クランプ処理によってクランプ用スイッチング素子42がオン操作され始めてからクランプフィルタ時間Tclampが経過するまでの期間において、センス電圧Vseが第1の閾値SCよりも低くてかつ0よりも高い第2の閾値OCを超えたと判断された場合、クランプフィルタ時間Tclampを延長する延長処理を行う。延長処理によれば、相間短絡が生じる場合であっても、ゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampに維持した状態でソフト遮断処理を行うことができる。これにより、コレクタ電流のピーク値及びサージ電圧の増大を回避することができる。
図10に、上記延長処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部54によって実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部54は、ハードウェアであるため、図10に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、操作信号g¥#(¥=u,v,w)がオン操作指令であるか否かを判断する。
ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12に進み、センス電圧Vseが第2の閾値OCを超えたか否かを判断する。この処理は、クランプフィルタ時間Tclamp延長するか否かを判断するための処理である。
ステップS12において肯定判断された場合には、ステップS14に進み、クランプフィルタ時間Tclampを延長する。ここで、本実施形態では、センス電圧Vseが第2の閾値OCを超えたと判断された後、センス電圧Vseが第1の閾値SCを超えたと判断されるまでクランプフィルタ時間Tclampを延長する。すなわち、センス電圧Vseが第1の閾値SCを超えたと判断されるまでクランプ用スイッチング素子42のオン操作を継続させる。これは、センス電圧Vseが第2の閾値OCを超える状況が、その後センス電圧Vseが第1の閾値SCを超える蓋然性が高い状況であることによる。
なお、上記ステップS10、S12において否定判断された場合や、ステップS14の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図11に、相間短絡が生じる場合におけるクランプフィルタ時間Tclampの延長処理の一例を示す。詳しくは、図11は、先の図7に対応している。
図示されるように、時刻t1において定電流用スイッチング素子34がオン操作に切り替えられた後、クランプ用スイッチング素子42がオン操作に切り替えられる。その後、時刻t2において、センス電圧Vseが第2の閾値OCを超えたと判断されることで、上記延長処理が実行される。このため、クランプフィルタ時間Tclampの終了タイミングは、当初の時刻t3からセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超える時刻t4まで延長されることとなる。
このように、本実施形態では、クランプ処理によってゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampで制限され始めてからクランプフィルタ時間Tclampが経過するまでの期間において、センス電圧Vseが第2の閾値OCを超えたと判断された場合、センス電圧Vseが第1の閾値SCを超えるまでクランプフィルタ時間Tclampを延長する延長処理を行った。このため、相間短絡が生じてスイッチング素子S¥#に過電流が流れる場合であっても、スイッチング素子S¥#の信頼性の低下を好適に回避することができる。
さらに、ソフト遮断処理が実行されるまでゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampで制限することができるため、スイッチング素子S¥#に過電流が流れる場合のスイッチング素子S¥#におけるエネルギ損失を低減することもできる。これにより、スイッチング素子S¥#の小型化を図ることができ、ひいてはコストの低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、クランプ回路の構成を変更する。
図12に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図12において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態にかかるクランプ回路40aは、クランプ用スイッチング素子42と、ツェナーダイオード56とを備えている。詳しくは、端子T6は、ツェナーダイオード56及びクランプ用スイッチング素子42の直列接続体を介して端子T4に接続されている。ここで、本実施形態において、ツェナーダイオード56のブレークダウン電圧は、上記クランプ電圧Vclampに設定されている。
なお、本実施形態にかかるクランプ処理は、クランプフィルタ時間Tclampに渡って駆動制御部54によってクランプ用スイッチング素子42がオン操作されることで行われる。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1の実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、スイッチング素子S¥#(¥=u,v,w:#=p,n)に過電流が流れないと判断された場合にクランプ処理を解除するクランプ解除処理を行う。
図13に、駆動制御部54によって実行されるクランプ解除処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる駆動制御部54は、ハードウェアであるため、図13に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ますステップS16において操作信号g¥#がオフ操作指令からオン操作指令に切り替えられたか否かを判断する。
ステップS16において肯定判断された場合には、ステップS18に進み、操作信号g¥#がオン操作指令に切り替えられた直後におけるセンス電圧Vseの上昇速度(以下、電圧上昇速度Sse)を算出し、算出された電圧上昇速度Sseが規定速度Sαを超えたか否かを判断する。上記規定速度Sαは、スイッチング素子S¥#の過電流の流通経路が形成されたか否かを判別可能な値に設定され、本実施形態では、上下アーム短絡が生じた場合の電圧上昇速度Sseの最大値に設定されている。ここで、電圧上昇速度Sseを過電流の流通経路が形成されているか否かの判断に用いるのは、図14に示すように、スイッチング素子S¥#に過電流が流れない場合の電圧上昇速度Sse1は通常、上下アーム短絡が生じる場合の電圧上昇速度Sse2よりも高いことに鑑みたものである。なお、図14(a)は、上下アーム短絡が生じる場合のゲート電圧等の推移であり、図14(b)は、過電流が流れない通常駆動時のゲート電圧等の推移である。
ちなみに、ステップS18において、電圧上昇速度Sseは、例えば、センス電圧Vseの時間微分値として算出すればよい。
また、本ステップの処理は、スイッチング素子S¥#のミラー期間が終了するまでに行われることが望ましい。これにより、クランプ用スイッチング素子42がオン操作されることにより定電圧電源22から端子T4へと流れる電流(クランプ電流)を低減でき、また、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに維持されることに起因するスイッチング素子S¥#の導通損失を低減できる。
ステップS18において肯定判断された場合には、過電流の流通経路が形成されていないと判断し、ステップS20に進む。ステップS20では、クランプ処理を解除する。
なお、上記ステップS16、S18において否定判断された場合や、ステップS20の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、クランプ電流を低減し、また、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampに維持されることに起因するスイッチング素子S¥#の導通損失を低減するといった効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、クランプフィルタ時間Tclampの延長処理手法を変更する。
図15に、駆動制御部54によって実行される上記延長処理の手順を示す。なお、本実施形態にかかる駆動制御部54は、ハードウェアであるため、図15に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。また、図15において、先の図10に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
この一連の処理では、まずステップS22において、操作信号g¥#(¥=u,v,w:#=p,n)がオフ操作指令からオン操作指令に切り替えられたか否かを判断する。
ステップS22において肯定判断された場合には、ステップS24に進み、操作信号g¥#がオン操作指令に切り替えられた直後における電圧上昇速度Sseが第2の規定速度Sβ以下であるか否かを判断する。本実施形態において、第2の規定速度Sβは、相間短絡が生じる場合の電圧上昇速度Sseの最大値に設定されている。この処理は、相間短絡が生じるか否かを判断するための処理である。ここで、相間短絡が生じるか否かを判断するためのパラメータとして電圧上昇速度Sseを用いるのは、上述したように、相間短絡が生じる場合の電圧上昇速度Sseが通常、上下アーム短絡が生じる場合の電圧上昇速度Sseよりも低くなり、また、上下アーム短絡が生じる場合の電圧上昇速度Sseが通常、上記通常駆動時の電圧上昇速度Sseよりも低くなることに鑑みたものである。
ステップS24において肯定判断された場合には、相間短絡が生じると判断し、ステップS14に進む。
なお、上記ステップS22、S24において否定判断された場合や、ステップS14の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、スイッチング素子S*#(*=c,u,v,w;#=p,n)のオンオフ1周期のうち、クランプ処理によってゲート電圧Vgeが制限され始めてからクランプフィルタ時間Tclampが経過するまでの期間以外の期間においてクランプ処理によるゲート電圧Vgeの制限を無効化する無効化処理を行う。
図16に、駆動制御部54によって実行される上記無効化処理の一例を示す。詳しくは、図16(a)〜図16(f)は、先の図3(a)〜図3(f)に対応しており、図16(g)は、無効化フラグFcの推移を示す。ここで、無効化フラグFcは、「1」によってゲート電圧Vgeの制限が無効化されていることを示し、「0」によって上記制限が無効化されていないことを示す。また、図16は、スイッチング素子S*#の通常駆動時の推移である。
図示される例では、時刻t1において放電用スイッチング素子38がオフ操作に切り替えられ、その後時刻t2において定電流用スイッチング素子34がオン操作に切り替えられる。そして、その後、ゲート電圧Vgeが所定電圧Vαに到達する時刻t3において、無効化フラグFcの値が「0」とされる。
その後、クランプフィルタ時間Tclampが経過する時刻t4において無効化フラグFcの値が「1」とされる。なお、クランプフィルタ時間Tclampの延長処理が行われた場合、これに併せて無効化フラグFcの値が「1」とされる期間も延長される。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、例えば、ノイズの混入等によってクランプ回路40が誤作動することによる不都合を回避するといった効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1の実施形態の図2において、定電流駆動回路24のうち抵抗体26及び定電流用スイッチング素子34以外の部材を除去した定電圧駆動回路を採用してもよい。
・「設定手段」としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。
例えば、上記第1の実施形態において、センス電圧Vseが第2の閾値OCを超えたと判断されたタイミングにて、相間短絡が生じる状況下にてゲート電圧Vgeが所定電圧Vαを超えてからセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超えるまでの時間の最大値よりもやや長い時間にクランプフィルタ時間Tclampを延長する制御ロジックを採用してもよい。
また、例えば、上記第4の実施形態において、オン操作指令がなされる状況下、センス電圧Vseが上昇した後、一旦低下したと判断された場合にクランプフィルタ時間Tclampを延長してもよい。すなわち、オン操作指令がなされる状況下におけるセンス電圧Vseの減少速度が規定値を超えたと判断された場合にクランプフィルタ時間Tclampを延長してもよい。これは、先の図7に示すように、相間短絡発生時にセンス電圧Vseが一旦低下する減少が生じることに基づく手法である。
さらに、「設定手段」としては、例えば以下に説明するものであってもよい。
オン操作指令に切り替えられた直後の電圧上昇速度Sseに基づき、複数のクランプフィルタ時間Tclampの候補のうちいずれかを都度選択することでクランプフィルタ時間Tclampを可変設定してもよい。詳しくは、上記電圧上昇速度Sseに基づき上下アーム短絡が生じたと判断された場合、上下アーム短絡発生時にゲート電圧Vgeが所定電圧Vαを超えてからセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超えるまでの時間の最大値よりもやや長い時間をクランプフィルタ時間Tclampとして選択する。一方、上記電圧上昇速度Sseに基づき相間短絡が生じたと判断された場合、相間短絡発生時にゲート電圧Vgeが所定電圧Vαを超えてからセンス電圧Vseが第1の閾値SCを超えるまでの時間の最大値よりもやや長い時間をクランプフィルタ時間Tclampとして選択する。他方、上記電圧上昇速度Sseに基づき上下アーム短絡及び相間短絡が生じないと判断された場合、通常駆動時にゲート電圧Vgeが所定電圧Vαを超えてからミラー期間が終了するタイミング以前のタイミングまでの時間をクランプフィルタ時間Tclampとして選択する。
・上記各実施形態において、クランプ電圧Vclampを、ミラー電圧未満の電圧であってかつ、スイッチング素子S*#がオン状態に切り替わる電圧(スレッショルド電圧Vth)以上の電圧に設定してもよい。
・「判断手段」としては、上記第3の実施形態に例示したものに限らない。例えば、電圧上昇速度Sseに代えて、操作信号g¥#がオン操作指令に切り替えられてから所定時間経過後のセンス電圧Vseに基づき、過電流の流通経路が形成されているか否かを判断してもよい。これは、上述したように、通常駆動時、上下アーム短絡時、相間短絡時の順で、オン操作指令に切り替えられた直後の電圧上昇速度Sseが低くなることにより、上記所定時間経過後のセンス電圧Vseが低くなることに基づくものである。
・「無効化手段」としては、スイッチング素子S*#のオンオフ1周期のうち、ゲート電圧Vgeが制限され始めてからこの制限が解除されるまでの期間を除く一部の期間において上記制限を無効化するものであってもよい。この場合であっても、クランプ回路40の誤作動の発生確率を低くすることはできる。
・「制限手段」としては、センス電圧Vseが第1の閾値SCを超えたと判断された場合にソフト遮断用スイッチング素子50を即オン操作するものに限らない。例えば、センス電圧Vseが第1の閾値SCを超える状態が所定時間継続されたと判断された場合にソフト遮断用スイッチング素子50をオン操作するものであってもよい。
また、「制限手段」としては、ソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#の駆動を禁止してコレクタ電流Iceの流通を阻止するものに限らない。例えば、スイッチング素子S*#のミラー電圧Vmillよりも高くてかつクランプ電圧Vclampよりも低い電圧までゲート電圧Vgeを低下させるなどして、コレクタ電流Iceの流通を許容しつつもコレクタ電流Iceを低下させるものであってもよい。この場合であっても、コレクタ電流Iceの低下に起因してサージ電圧が増大するおそれがあるなら、過電流保護処理が有効である。
・「電流検出手段」としては、センス端子Stの出力電流をセンス電圧Vseとして検出するセンス抵抗52を備えるものに限らない。例えば、センス端子Stからエミッタまでの電気経路を流れる電流を検出可能であるなら、ホール素子を備えるもの等、他の電流検出手段であってもよい。なお、この場合、センス端子及びエミッタ間が短絡されないように上記電気経路にある程度の抵抗を持たせることが望ましい。
・「スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。
・本願発明の適用対象としては、インバータIVに備えられるスイッチング素子に限らず、コンバータCVに備えられるスイッチング素子であってもよい。この場合であっても、何らかの要因によって過電流の流通経路が形成された場合において、上記流通経路のインダクタンスが上下アーム短絡発生時の過電流の流通経路のインダクタンスよりも大きくなることがあるなら、本願発明の適用が有効である。
また、本願発明の適用対象としては、車載主機を駆動するための電力変換回路(インバータやコンバータCV)に備えられるスイッチング素子に限らず、例えば、空調用の圧縮機を駆動するための電力変換回路に備えられるスイッチング素子であってもよい。また、本願発明の適用対象としては、車両に搭載される電力変換回路に限らず、さらに電力変換回路に限らない。
52…センス抵抗、S¥#(¥=u,v,w:#=p,n)…スイッチング素子、St…センス端子。

Claims (9)

  1. 自身の入出力端子間に流れる電流(Ice)と相関を有する微少電流を出力するセンス端子(St)を備えるスイッチング素子(S¥#;¥=u,v,w:#=p,n)に適用され、
    前記センス端子の出力電流(Vse)を検出する電流検出手段(52)と、
    前記電流検出手段によって検出された出力電流が閾値(SC)を超えたことに基づき、前記スイッチング素子の開閉制御端子から電荷を放電させることで該スイッチング素子の駆動を制限する制限手段と、
    前記開閉制御端子の電荷の充電が行われる状況下、該開閉制御端子の電圧(Vge)がその上限電圧(VH)に到達する以前において、規定時間(Tclamp)に渡って前記開閉制御端子の電圧を前記上限電圧未満のクランプ電圧(Vclamp)で制限する処理を行うクランプ手段と、
    前記電荷の充電が行われる状況下における前記出力電流に基づき、前記規定時間を延長する処理を行う設定手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチング素子の駆動回路。
  2. 前記閾値を第1の閾値(SC)とし、
    前記設定手段は、前記クランプ手段によって前記開閉制御端子の電圧が前記クランプ電圧で制限され始めてから前記規定時間が経過するまでの期間において、前記出力電流が前記第1の閾値よりも小さくてかつ0よりも大きい第2の閾値(OC)を超えたことに基づき、前記規定時間を延長する処理を行うことを特徴とする請求項1記載のスイッチング素子の駆動回路。
  3. 前記設定手段は、前記出力電流が前記第1の閾値を超えるまで前記規定時間を延長する処理を行うことを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動回路。
  4. 前記電荷の充電が行われる状況下における前記出力電流に基づき、前記スイッチング素子の過電流の流通経路が形成されるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記過電流の流通経路が形成されないと判断されたことに基づき、前記クランプ手段による前記開閉制御端子の電圧の制限を解除する解除手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2又は3記載のスイッチング素子の駆動回路。
  5. 前記設定手段は、前記電荷の充電が行われる状況下における前記出力電流の変化速度(Sse)に基づき、前記規定時間を延長する処理を行うことを特徴とする請求項1記載のスイッチング素子の駆動回路。
  6. 前記出力電流の変化速度とは、該出力電流の上昇速度であることを特徴とする請求項5記載のスイッチング素子の駆動回路。
  7. 前記スイッチング素子のオンオフ1周期のうち、前記クランプ手段によって前記開閉制御端子の電圧が制限され始めてから該制限が解除されるまでの期間を除く少なくとも一部の期間において、前記クランプ手段による前記開閉制御端子の電圧の制限を無効化する無効化手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  8. 前記開閉制御端子は、クランプ用スイッチング素子(42)を介して前記スイッチング素子の出力端子と接続され、
    前記クランプ手段は、前記制限する処理を、前記開閉制御端子の電圧に基づき前記クランプ用スイッチング素子の開閉制御端子の電圧を操作することで行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  9. 前記開閉制御端子は、ツェナーダイオード(56)及びクランプ用スイッチング素子(42)の直列接続体を介して前記スイッチング素子の出力端子と接続され、
    前記ツェナーダイオードのブレークダウン電圧は、前記クランプ電圧に設定され、
    前記クランプ手段は、前記制限する処理を、前記クランプ用スイッチング素子をオン操作することで行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
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