JP2016063563A - 電流制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オペアンプのスルーレートによる影響を抑制しながらスイッチング素子のゲート電位を制御する。
【解決手段】 電流制御回路は、第1駆動用スイッチング素子と、ゲート電源と、制御用スイッチング素子と、第1抵抗と、出力が制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、反転入力に参照電位が入力されるオペアンプと、切り換え回路を有する。切り換え回路は、第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、オペアンプの非反転入力に第1抵抗の両端の電位差に基づく値を入力し、第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値より大きい場合に、非反転入力に制御用スイッチング素子と第1駆動用スイッチング素子のゲートとの間の経路上の電位に基づく値を入力する切り換え回路を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流制御回路に関する。
特許文献1には、IGBTのゲートの電位を制御する回路が開示されている。この回路は、IGBTのゲートと駆動電源の間に直列に接続されたpMOSと抵抗を有している。pMOSのゲートには、オペアンプが接続されている。オペアンプによって、pMOSのドレイン電圧が一定となるように、pMOSが制御される。これによって、IGBTのゲートの電位が所定値まで上昇される。
国際公開WO2012/014314号公報
特許文献1の技術では、IGBTのゲート電位の上昇速度が、オペアンプのスルーレートによって定まる。オペアンプのスルーレートのばらつきが大きいため、特許文献1の電流制御回路では、IGBTのゲート電位の上昇速度にばらつきが生じ、各IGBTがオンするタイミングにばらつきが生じる。したがって、オペアンプのスルーレートによる影響を抑制しながらオペアンプによってスイッチング素子のゲート電位を制御することができる電流制御回路を提供する。
本願発明者らは、制御対象の駆動用スイッチング素子(上記の例ではIGBT)のゲートを充電する際に、ゲート電位の上昇速度を正確に制御して駆動用スイッチング素子がオンするタイミングを正確に制御することを検討した。その過程で、駆動用スイッチング素子に電流が流れ始めた後は、ゲート電位をなるべく速く上昇させることで、駆動用スイッチング素子のスイッチング損失を低減することができること発見した。
したがって、本明細書が開示する第1の電流制御回路は、第1駆動用スイッチング素子と、ゲート電源と、前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記ゲート電源の間に直列に接続された制御用スイッチング素子及び第1抵抗と、出力が前記制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、反転入力に参照電位が入力されるオペアンプと、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、前記オペアンプの非反転入力に前記第1抵抗の両端の電位差に基づく値を入力し、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が前記閾値より大きい場合に、前記非反転入力に前記制御用スイッチング素子と前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートとの間の経路上の電位に基づく値を入力する切り換え回路を有する。
なお、第1抵抗の両端の電位差に基づく値は、第1抵抗の両端の電位差に基づいて算出した値を採用することができる。例えば、第1抵抗の両端の電位差を定数倍した値を用いてもよい。また、制御用スイッチング素子と第1駆動用スイッチング素子のゲートとの間の経路上の電位は、この経路上のいずれの点の電位であってもよい。また、この経路上の電位に基づく値は、この経路上の電位に基づいて算出した値を採用することができる。例えば、この経路上の電位を定数倍した値を用いてもよい。
この電流制御回路では、第1駆動用スイッチング素子のゲートを充電する際に、オペアンプによって制御用スイッチング素子が制御される。オペアンプは、第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、第1抵抗の両端の電位差に基づく値が参照電位と一致するように制御用スイッチング素子を制御する。すなわち、オペアンプは、第1駆動用スイッチング素子のゲート電流が略一定となるように、制御用スイッチング素子を制御する。このため、ゲート電位の上昇速度が略一定となり、第1駆動用スイッチング素子に電流が流れ始めるタイミング(すなわち、オンするタイミング)を正確に制御することができる。駆動用スイッチング素子に電流が流れ始めて、第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値より大きくなると、オペアンプは、制御用スイッチング素子と第1駆動用スイッチング素子のゲートとの間の経路上の電位が参照電位と一致するように制御用スイッチング素子を制御する。すなわち、オペアンプは、第1駆動用スイッチング素子のゲート電位が参照電位まで上昇するように、制御用スイッチング素子を制御する。このとき、オペアンプは、スルーレートに従う速い速度でゲート電位を上昇させる。このため、第1駆動用スイッチング素子で生じるスイッチング損失を低減することができる。また、オペアンプのスルーレートのばらつきが大きいため、このときのゲート電位の上昇速度のばらつきは大きい。しかしながら、既に駆動用スイッチング素子が実質的にオン状態(すなわち、電流が流れる状態)となっているため、ゲート電位の上昇速度にばらつきがあってもほとんど問題は生じない。このように、この電流制御回路によれば、駆動用スイッチング素子がオンするタイミングを正確に制御することができると共に、駆動用スイッチング素子で生じるスイッチング損失を低減することができる。
本明細書が開示する第2の電流制御回路は、第1駆動用スイッチング素子と、ゲート電源と、前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記ゲート電源の間に接続された制御用スイッチング素子と、前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記制御用スイッチング素子の間に接続された第1抵抗と、出力が前記制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、非反転入力に前記制御用スイッチング素子の前記第1駆動用スイッチング素子側の端子の電位が入力されるオペアンプと、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、前記オペアンプの反転入力に前記第1抵抗の前記第1駆動用スイッチング素子側の端子の電位に第1参照電位を加算した電位を入力し、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が前記閾値より大きい場合に、前記反転入力に第2参照電位を入力する切り換え回路を有する。
この電流制御回路でも、第1駆動用スイッチング素子のゲートを充電する際において第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合には、ゲート電位の上昇速度が所定値に制御される。第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値より大きくなると、スルーレートに従う速い速度でゲート電位が上昇する。したがって、この電流制御回路によれば、駆動用スイッチング素子がオンするタイミングを正確に制御することができると共に、駆動用スイッチング素子で生じるスイッチング損失を低減することができる。
本明細書が開示する第3の電流制御回路は、第1駆動用スイッチング素子と、ゲート電源と、前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記ゲート電源の間に直列に接続された制御用スイッチング素子及び第1抵抗と、出力が前記制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、前記第1抵抗の両端の電位差が第1基準値を超えないように前記制御用スイッチング素子の前記ゲートの電位を制御し、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値より大きい場合に、前記制御用スイッチング素子と前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートとの間の経路上の電位が第2基準値まで変化するように前記制御用スイッチング素子の前記ゲートの電位を制御するオペアンプを有する。
この電流制御回路でも、第1駆動用スイッチング素子のゲートを充電する際において第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合には、ゲート電位の上昇速度が所定値に制御される。第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値より大きくなると、スルーレートに従う速い速度でゲート電位が上昇する。したがって、この電流制御回路によれば、駆動用スイッチング素子がオンするタイミングを正確に制御することができると共に、駆動用スイッチング素子で生じるスイッチング損失を低減することができる。
実施例1の電流制御回路10aの回路図。 実施例1でIGBT12をオンさせる際の各値の変化を示すグラフ。 実施例2の電流制御回路10bの回路図。 実施例3の電流制御回路10cの回路図。 実施例3でIGBT12をオンさせる際の各値の変化を示すグラフ。 第1変形例の電流制御回路の回路図。 第2変形例の電流制御回路の回路図。
図1に示す実施例1の電流制御回路10aは、IGBT12、ダイオード14、IGBT16及びダイオード18を有する。IGBT12、ダイオード14、IGBT16及びダイオード18は、三相のインバータ回路の一部である。ダイオード14は、IGBT12に対して逆並列に接続されている。すなわち、ダイオード14のアノードがIGBT12のエミッタ12bに接続されており、ダイオード14のカソードがIGBT12のコレクタに接続されている。ダイオード18は、IGBT16に対して逆並列に接続されている。すなわち、ダイオード18のアノードがIGBT16のエミッタに接続されており、ダイオード18のカソードがIGBT16のコレクタに接続されている。IGBT16のコレクタは、インバータ回路の高電位配線50に接続されている。IGBT16のエミッタは、IGBT12のコレクタに接続されている。IGBT12のエミッタ12bは、グランドに接続されている。IGBT16のエミッタとIGBT12のコレクタの間には、モータ配線52が接続されている。モータ配線52の他端は、図示しない三相モータに接続されている。すなわち、IGBT12、ダイオード14、IGBT16及びダイオード18によって、三相インバータの一相分の電流制御回路が構成されている。IGBT16及びダイオード18が上アームのスイッチング素子であり、IGBT12及びダイオード14が下アームのスイッチング素子である。また、IGBT12は、エミッタ12bの他に、センスエミッタ12cを備えている。センスエミッタ12cは、エミッタ12bに比べて小さい電流であって、エミッタ12bに流れる電流に対して略一定の比率を有する電流が流れるエミッタである。センスエミッタ12cは、抵抗54を介して、グランドに接続されている。IGBT12のゲート12aは、ゲート電位制御回路11に接続されている。IGBT16のゲートは、図示しないゲート電位制御回路に接続されている。
ゲート電位制御回路11は、IGBT12のゲート12aの電位を制御する。ゲート電位制御回路11は、ゲート充電回路20と、ゲート放電回路40と、絶縁電源60と、制御装置70を有している。
絶縁電源60は、出力端子60aに電位Voutを出力する。電位Voutは、ゲート電位制御回路11の中で最も高い電位である。
ゲート充電回路20は、IGBT12のゲート12aに電荷を供給することで、IGBT12をオンさせるための回路である。ゲート充電回路20は、pMOS22と、抵抗24と、減算器26と、増幅器28と、参照電源30と、オペアンプIC32と、スイッチ34と、遮断素子33と、オペアンプ38と、参照電源39を有している。
pMOS22と抵抗24は、IGBT12のゲート12aと絶縁電源60の出力端子60aの間に直列に接続されている。pMOS22は、抵抗24よりも絶縁電源60側に接続されている。pMOS22のソース22bは、絶縁電源60の出力端子60aに接続されている。pMOS22のドレイン22aは、抵抗24の端子24aに接続されている。抵抗24の端子24bは、IGBT12のゲート12aに接続されている。なお、図1に示す電位Vaは、抵抗24の端子24aの電位であり、pMOS22のドレイン22aの電位と等しい。また、図1に示す電位Vbは、抵抗24の端子24bの電位であり、IGBT12のゲート12aの電位と等しい。
減算器26のプラス端子は、抵抗24の端子24aに接続されている。減算器26のマイナス端子は、抵抗24の端子24bに接続されている。減算器26の出力端子は、増幅器28に接続されている。減算器26は、端子24aの電位Vaから端子24bの電位Vbを減算した電位Va−Vb(すなわち、抵抗24の両端の電位差)を出力端子に出力する。
増幅器28の入力端子は、減算器26の出力端子に接続されている。増幅器28の出力端子は、遮断素子33に接続されている。増幅器28は、減算器26の出力電位Va−VbをA倍した電位を出力する。なお、Aは1より大きい定数である。増幅器28の出力電位A(Va−Vb)は、遮断素子33に入力される。
遮断素子33は、2つの入力端子と1つの出力端子を有している。遮断素子33の第1入力端子は、増幅器28の出力端子に接続されている。遮断素子33の第2入力端子は、グランドに接続されている。遮断素子33の出力端子は、オペアンプIC32に接続されている。遮断素子33は、オペアンプ38からの信号に基づいて、接続状態を切り換える。遮断素子33は、第1入力端子と出力端子が接続されると共に第2入力端子が出力端子から遮断された第1状態と、第2入力端子と出力端子が接続されると共に第1入力端子が出力端子から遮断された第2状態との間で接続状態を切り換える。第1状態では、増幅器28の出力電位A(Va‐Vb)が遮断素子33からオペアンプIC32に入力される。第2状態では、グランド電位(0V)が遮断素子33からオペアンプIC32に入力される。
参照電源30の正極は、オペアンプIC32に接続されている。参照電源30の負極は、グランドに接続されている。参照電源30は、参照電位Vref1を出力する。なお、本明細書において、参照電位は、固定電位を意味する。
オペアンプIC32は、オペアンプ32aと選択器32bを有するICである。選択器32bには、抵抗24の端子24aの電位Vaと、遮断素子33の出力電位が入力される。上述したように、遮断素子33の出力電位は、電位A(Va−Vb)とグランド電位の何れかである。選択器32bは、電位Vaと遮断素子33の出力電位のうちの高い方の電位を出力する。
オペアンプ32aの非反転入力には、選択器32bの出力電位(すなわち、電位Vaと遮断素子33の出力電位のうちの高い方の電位)が入力される。オペアンプ32aの反転入力には、参照電位Vref1が入力される。オペアンプ32aの出力は、pMOS22のゲート22cに接続されている。オペアンプ32aは、非反転入力の電位が反転入力の電位よりも高いときはプラスの電位を出力し、反転入力の電位が非反転入力の電位よりも高いときはマイナスの電位を出力する。これによって、オペアンプ32aは、非反転入力に入力される電位と反転入力に入力される電位が一致するようにpMOS22のゲート22cの電位を制御する。
スイッチ34は、pMOS22のソース22bとゲート22cの間に接続されている。スイッチ34は、ソース22bとゲート22cの間を導通状態と遮断状態とに切り替える。スイッチ34は、制御装置70からの信号によって制御される。
オペアンプ38の非反転入力は、IGBT12のセンスエミッタ12c(すなわち、抵抗54の高電位側の配線)に接続されている。抵抗54の他端がグランドに接続されているので、オペアンプ38の非反転入力に入力される電位Vrは、抵抗54に流れる電流に比例する。抵抗54に流れる電流は、IGBT12のセンスエミッタ12cに流れる電流と等しい。上記の通り、センスエミッタ12cに流れる電流は、IGBT12のエミッタ12bに流れる電流に対して略一定の比率を有する。したがって、オペアンプ38の非反転入力に入力される電位Vrは、IGBT12のコレクタ‐エミッタ間に流れる電流に略比例する。オペアンプ38の反転入力は、参照電源39に接続されている。参照電源39は、参照電位Vref2を出力する。オペアンプ38は、非反転入力に入力される電位Vrが反転入力に入力される電位Vref2より低いときは、遮断素子33を第1状態に制御し、電位Vrが電位ref2より高いときは、遮断素子33を第2状態に制御する。すなわち、オペアンプ38は、IGBT12に流れる電流が参照電位Vrefに対応する閾値より低いときは、遮断素子33を第1状態に制御し、IGBT12に流れる電流が閾値より低いときは、遮断素子33を第2状態に制御する。
ゲート放電回路40は、抵抗44と、nMOS42を有している。抵抗44とnMOS42は、IGBT12のゲート12aとグランド80の間に直列に接続されている。nMOS42は、抵抗44よりもグランド80側に接続されている。nMOS42のソース42bは、グランド80に接続されている。nMOS42のドレイン42aは、抵抗44の端子44aに接続されている。nMOS42のゲート42cは、制御装置70に接続されている。nMOS42は、制御装置70からの信号に応じてスイッチングする。抵抗44の端子44bは、IGBT12のゲート12aに接続されている。制御装置70がnMOS42をオンさせると、IGBT12のゲート12aがグランド80に接続され、IGBT12がオフする。
制御装置70は、スイッチ34とnMOS42cを制御する。
次に、電流制御回路10aの動作について説明する。下アームのIGBT12がオフしている状態において、上アームのIGBT16がオンからオフに切り換わると、ダイオード18がオンし、モータ配線52から高電位配線50に向かって電流が流れる。その後、下アームのIGBT12がオフからオンに切り換えられる。この場合、ゲート電位制御回路11が、以下のように動作する。
図2は、IGBT12がオフ状態からオン状態に切り替わる際における電位Va、Vb、電位差Va‐Vb、IGBT12のコレクタ電流Ic、IGBT12のコレクタ‐エミッタ間電圧Vce1、IGBT12で生じる損失W、及び、IGBT16のコレクタ‐エミッタ間電圧Vce2を示している。電位差Va−VbはIGBT12のゲート電流に比例するため、電位差Va−VbのグラフはIGBT12のゲート電流の変化を表している。また、図2では、比較例の値を点線のグラフで示している。
IGBT12がオフしている状態(すなわち、期間T0)では、nMOS42がオンしており、スイッチ34はオンしている(すなわち、pMOS22はオフしている)。このため、IGBT12のゲート12aにはグランド電位(0V)が印加されている。したがって、電位Va、Vbは共に0Vとなっている。IGBT12がオフしているので、IGBT12のセンスエミッタ12cに接続されている抵抗54には電流は流れていない。このため、電位Vrは略0Vとなっている。オペアンプ38は、電位Vr(=0V)が参照電位Vref2よりも低いので、遮断素子33を第1状態(増幅器28の出力端子が選択器32bに接続された状態)に制御している。
制御装置70は、図2の時刻t1において、nMOS42をオフさせるとともに、スイッチ34をオフさせる。スイッチ34がオフすると、pMOS22のゲート22cの電位は、オペアンプ32aによって制御されるようになる。時刻t1では、電位Vaと電位A(Va−Vb)が共に略0V(グランド電位)であるので、選択器32bは略0Vを出力する。したがって、オペアンプ32aの非反転入力には略0Vが入力される。反転入力(Vref1)が非反転入力(0V)よりも高いので、オペアンプ32aは、出力(すなわち、pMOS22のゲート22c)の電位を低下させる。これにより、pMOS22がオンし、絶縁電源60から、pMOS22と抵抗24を経由して、IGBT12のゲート12aに向かってゲート電流が流れる。時刻t1でpMOS22がオンすると、その後の期間T1でゲート電流が増加するため、電位差Va−Vbが増加する。また、ゲート電流が流れるのに伴ってゲート12aに電荷が蓄積されるため、ゲート12aの電位が徐々に上昇する。このため、期間T1では、電位Va、Vbが上昇する。また、期間T1では、オペアンプ32aの非反転入力に入力される電位が低いため、オペアンプ32aは、出力電位(すなわち、ゲート22cの電位)をそのスルーレートに従って低下させる。このため、期間T1では、電位Va、Vbが上昇する傾きは、オペアンプ32aのスルーレートに従った傾きとなっている。増幅器28の定数Aは、期間T1において、電位A(Va−Vb)が電位Vaよりも速く上昇するように設定されている。したがって、期間T1の間は、電位A(Va−Vb)がオペアンプ32aの非反転入力に入力され続ける。
期間T1でゲート電流が上昇すると、時刻t2において、電位差Va−Vbが値Vref1/Aに達する。すなわち、時刻t2の時点で、A(Va−Vb)=Vref1が満たされる。すると、オペアンプ32aが、A(Va−Vb)=Vref1を維持するように、ゲート22cの電位を制御する。したがって、時刻t2の後の期間T2では、電位差Va−VbがVref1/Aで略一定となる。すなわち、ゲート電流が略一定となる。このため、時刻t2の後の期間T2では、一定のゲート電流に応じた傾きで電位Va、Vbが上昇する。このときの電位Va、Vbの上昇速度は、オペアンプ32aのスルーレートに従った速度よりも遅い速度である。電位Va、Vbは、時刻t3の後の期間T3になると略一定の電位で推移するようになるが、これは、IGBT12のミラー容量に電荷が充電されるためである。期間T3でも、ゲート電流(すなわち、電位差Va−Vb)は略一定である。
時刻t3においてIGBT12のミラー容量に電荷が充電され始めると、IGBT12のコレクタ‐エミッタ間電圧Vce1が低下し始めるとともに、IGBT12にコレクタ電流Icが流れ始める。期間T3では、ミラー容量への電荷の充電が進むにしたがって、電圧Vce1が低下し、コレクタ電流Icが増加する。上述したように、IGBT12のセンスエミッタ12cに接続された抵抗54に流れる電流は、IGBT12のコレクタ電流Icに略比例する。したがって、コレクタ電流Icが上昇すると、電位Vrも上昇する。図2のコレクタ電流Icのグラフに示すように、時刻t4において、コレクタ電流IcはVr=Vref2となる電流値を超える。電位Vrが参照電位Vref2を超えると、オペアンプ38は、遮断素子33を第2状態に切り換える。これによって、増幅器28の出力端子が、オペアンプIC32の選択器32bから切断される。遮断素子33は、第2端子に接続されているグランド電位を選択器32bに入力するようになる。すると、電位Vaがグランド電位よりも高いので、選択器32bは電位Vaをオペアンプ32aの非反転入力に入力するようになる。
時刻t4においてオペアンプ32aの非反転入力に電位Vaが入力されると、オペアンプ32aは、電位Vaを参照電位Vref1まで上昇させるように、ゲート22cの電位を制御する。これによって、時刻t4の後の期間T4では、ゲート電流(すなわち、電位差Va‐Vb)が増加し、IGBT12のゲート12aがより急速に充電される。このため、期間T4では、急速に電圧Vce1が低下する。このように、急速に電圧Vce1が低下するため、期間T4においてIGBT12で生じるスイッチング損失Wが低減される。
時刻t5において電位Vaが参照電位Vref1に達すると、その後の期間T5では、オペアンプ32aは、電位Vaが参照電位Vref1と一致するようにpMOS22を制御する。したがって、期間T5の間に徐々にゲート電流が低下し、電位Vbが参照電位Vref1と一致する電位まで上昇した時刻t6でゲート電流(すなわち、電位差Va−Vb)が略ゼロとなる。その後は、オペアンプ32aは、電位Va、Vbが参照電位Vref1と一致する状態を維持する。
以上に説明したように、この電流制御回路10aでは、IGBT12のコレクタ電流Icが閾値(Vr=Vref1となる電流値)よりも低い期間(すなわち、上記の期間T2、T3)では、オペアンプ32aによって、IGBT12のゲート電流が略一定値に制御される。すなわち、オペアンプ32aによって、ゲート12aの充電速度が略一定に制御される。期間T2、T3における充電速度は、オペアンプ32aのスルーレートよりも低い速度であるため、オペアンプ32aのスルーレートの影響をほとんど受けない。このため、使用されるオペアンプ32aのスルーレートにばらつきがあったとしても、期間T2、T3におけるゲート12aの充電速度を正確に制御することができる。したがって、IGBT12に実質的に電流が流れるタイミング(すなわち、図2の時刻t4)を正確に制御することができる。すなわち、IGBT12がオンするタイミングを正確に制御することができる。また、コレクタ電流Icが閾値(Vr=Vref2となる電流値)を超えた後の期間T4では、オペアンプ32aは電位Vaを参照電位Vref1まで上昇させる。このときの充電速度は、オペアンプ32aのスルーレートに従った速度となる。すなわち、オペアンプ32aのスルーレートのばらつきによって、期間T4における充電速度にもばらつきが生じる。しかしながら、期間T4では、既にIGBT12が実質的にオンした状態にあるので、スルーレートの差によって充電速度にばらつきが生じても、回路の動作にはほとんど影響はない。また、IGBT12のコレクタ電流Icが閾値に達した後は、オペアンプ32aのスルーレートに従ってできる限り速くゲート12aを充電することで、IGBT12の電圧Vce1をより速く低下させることができる。このように、急速に電圧Vce1を低下させることで、IGBT12で生じるスイッチング損失Wを低減することができる。
上述したように、図2中の点線で示される各グラフは、比較例の電流制御回路の動作を示している。比較例の電流制御回路では、遮断素子33が設けられておらず、増幅器28の出力電位A(Va‐Vb)が常に選択器32bに入力される。比較例の電流制御回路は、期間T0〜T2においては、実施例1の電流制御回路10aと同様に動作する。比較例の電流制御回路は遮断素子33を有していないので、IGBT12のコレクタ電流Icが閾値(Vr=Vref2となる電流値)に達しても、選択器32bに増幅器28の出力電位A(Va‐Vb)が入力され続ける。このため、その後の期間T4、T5でもゲート電流(すなわち、Va‐Vb)が一定となる。このため、比較例の電流制御回路では、期間T4においてIGBT12の電圧Vce1の低下速度が遅い。したがって、期間T4において生じるスイッチング損失Wも大きい。このように、比較例の電流制御回路では、実施例1の電流制御回路10aに比べて、IGBT12で生じるスイッチング損失が大きい。
以上に説明したように、実施例1の電流制御回路10aでは、オペアンプ32aのスルーレートの影響をほとんど受けることなく、IGBT12がオンするタイミングを正確に制御することができる。また、IGBT12のコレクタ電流Icが閾値を超えた後では、オペアンプ32aのスルーレートに従ってIGBT12のゲート電圧が急速に上昇する。このため、IGBT12で生じるスイッチング損失Wを低減することができる。このように、電流制御回路10aによれば、IGBT12のオンタイミングの正確な制御と、IGBT12でのスイッチング損失の低減を実現することができる。
なお、下アームのIGBT12がオンすると、上アームのダイオード18がリカバリ動作を実行する。これによって、上アームのIGBT16にサージ電圧が印加される。すなわち、図2に示すように、サージ電圧Vsによって、IGBT12がオンした直後にIGBT16の電圧Vce2が瞬間的に上昇する。このサージ電圧Vsは、IGBT12のスイッチング速度が速いほど大きくなる。上記の通り、IGBT12が実質的にオンするまでの期間T2、T3では、IGBT12のゲート電流は略一定値に抑えられる。これによって、高いサージ電圧Vsが生じることが防止されている。より詳細には、IGBT12のゲート電流Igは、抵抗24の電気抵抗をR24とすると、Ig=(Va‐Vb)/R24を満たす。図2に示すように、期間T2、T3においては、Va‐Vb=Vref1/Aである。したがって、期間T2、T3におけるゲート電流Igは、Ig=Vref1/A・R24を満たす。実施例1の電流制御回路10aでは、サージ電圧VsがIGBT16とダイオード18の定格値を超えないように、参照電位Vref1、定数A及び電気抵抗R24が設定されている。これによって、サージ電圧Vsからの保護が実現されている。
上述した実施例1の構成と請求項の構成との関係について、説明する。実施例のIGBT12は、請求項の第1駆動用スイッチング素子の一例である。実施例のpMOS22は、請求項の制御用スイッチング素子の一例である。実施例の抵抗24は、請求項の第1抵抗の一例である。実施例のオペアンプ32aは、請求項のオペアンプの一例である。実施例の抵抗54、オペアンプ38、参照電源39、遮断素子33及び選択器32bは、請求項の切り換え回路の一例である。実施例の電位A(Va‐Vb)は、請求項の第1抵抗の両端の電位差に基づく値の一例である。実施例の電位Vaは、請求項の制御用スイッチング素子と第1駆動用スイッチング素子のゲートとの間の経路上の電位に基づく値の一例である。
実施例2の電流制御回路10bでは、IGBT12に流れるコレクタ電流Icを検出する回路が実施例1の電流制御回路10aと異なる。実施例2の電流制御回路10bのその他の構成は、実施例1の電流制御回路10aと等しい。
実施例2の電流制御回路10bは、抵抗56と、ダイオード58と、参照電源59を有している。抵抗56の一端は、絶縁電源60の出力端子60aに接続されている。抵抗56の他端は、オペアンプ38の反転入力に接続されている。ダイオード58のアノードは、オペアンプ38の反転入力に接続されている。ダイオード58のカソードは、モータ配線52に接続されている。参照電源59は、参照電位Vref3を出力する。参照電源59の正極は、オペアンプ38の非反転入力に接続されている。参照電源59の負極は、グランドに接続されている。
実施例2の電流制御回路10bでは、IGBT12のコレクタ‐エミッタ間電圧Vce1が高い場合(すなわち、IGBT12がオフしている場合)は、ダイオード58のカソードが高電位となり、ダイオード58はオフしている。この場合、絶縁電源60の出力電位Voutがオペアンプの反転入力に入力される。電位Voutは参照電位Vref3よりも高い。オペアンプ38は、反転入力への入力値が非反転入力への入力値よりも高いので、遮断素子33を第1状態(増幅器28が選択器32bに接続された状態)に制御する。IGBT12のゲート電位が上昇し、IGBT12にコレクタ電流Icが流れ始めると、IGBT12のコレクタ‐エミッタ間電圧Vce1が低下する。電圧Vce1が所定値よりも低下すると、ダイオード58がオンする。すると、オペアンプ38の反転入力に低電位が入力される。オペアンプ38は、反転入力への入力値が非反転入力への入力値よりも低いので、遮断素子33を第2状態(増幅器28が選択器32bから切断された状態)に制御する。このように、実施例2の電流制御回路10bでは、IGBT12の電圧Vce1に応じてダイオード58がオンし、これによってオペアンプ38の反転入力への入力値が変化する。すなわち、実施例2の電流制御回路10bは、IGBT12の電圧Vce1に応じて、遮断素子33を制御する。IGBT12の電圧Vce1はIGBT12のコレクタ電流Icに応じて変化するので、このような構成でも、IGBT12のコレクタ電流Icに応じて遮断素子33を制御することができる。
なお、実施例2の電流制御回路10bでIGBT12をオンさせる際も、実施例1の電流制御回路10aと同様に、図2に示すように各値が変化する。
上述した実施例2の構成と請求項の構成との関係について、説明する。実施例2のダイオード58、抵抗56、オペアンプ38、参照電源59、遮断素子33及び選択器32bは、請求項の切り換え回路の一例である。
なお、上述した実施例1、2においては、抵抗24がpMOS22のドレイン22aとIGBT12のゲート12aの間に接続されていた。しかしながら、抵抗24がpMOS22のソース22bと絶縁電源60の出力端子60aの間に接続されていてもよい。この場合も、抵抗24の両端の電位差を定数倍した電位と、pMOS22のドレイン22aの電位を、選択器32bに入力することで、実施例1、2と同様の動作が可能である。
また、上述した実施例1、2においては、pMOS22のドレイン22aの電位Vaを選択器32bに入力したが、電位Vaに代えて、IGBT12のゲート12aの電位を選択器32bに入力してもよい。すなわち、pMOS22のドレイン22aからIGBT12のゲート12aに至る電流経路上のいずれの点の電位を電位Vaに代えて選択器32bに入力してもよい。
図4に示す実施例3の電流制御回路10cでは、ゲート充電回路20が実施例1の回路とは異なる。電流制御回路10cのその他の構成は、実施例1の電流制御回路10aと等しい。
実施例3では、ゲート充電回路20が、pMOS22と、抵抗24と、加算器35と、参照電源36と、遮断素子33と、参照電源37と、オペアンプIC32と、スイッチ34と、オペアンプ38と、参照電源39を有している。
pMOS22と抵抗24は、実施例1と同様に、IGBT12のゲート12aと絶縁電源60の出力端子60aの間に直列に接続されている。なお、図4に示す電位Vdは、抵抗24の端子24aの電位であり、pMOS22のドレイン22aの電位と等しい。また、図4に示す電位Veは、抵抗24の端子24bの電位であり、IGBT12のゲート12aの電位と等しい。
参照電源36の正極は、加算器35に接続されている。参照電源36の負極は、グランドに接続されている。参照電源36は、参照電位Vref3を出力する。
加算器35の1つの入力端子は、抵抗24の端子24bに接続されている。加算器35の他の入力端子は、参照電源36の正極に接続されている。加算器35の出力端子は、遮断素子33の第1入力端子に接続されている。加算器35は、端子24bの電位Veに参照電位Vref3を加算した電位Ve+Vref3を出力端子に出力する。
参照電源37の正極は、選択器32bと遮断素子33の第2端子に接続されている。参照電源37の負極は、グランドに接続されている。参照電源37は、参照電位Vref4を出力する。参照電位Vref4は、参照電位Vref3よりも大きい。
遮断素子33の出力端子は、選択器32bに接続されている。遮断素子33は、オペアンプ38からの信号に基づいて、接続状態を第1状態と第2状態とに切り換える。第1状態では、加算器35の出力電位Ve+Vref3が遮断素子33から選択器32bに入力される。第2状態では、参照電位Vref4が遮断素子33から選択器32bに入力される。
選択器32bには、遮断素子33が出力する電位と参照電源37が出力する参照電位Vref4とが入力される。実施例1、2とは異なり、実施例3では、選択器32bは、遮断素子33が出力する電位と参照電位Vref4のうちの低い方の電位を出力する。
オペアンプ32aの反転入力には、選択器32bの出力電位が入力される。オペアンプ32aの非反転入力には、電位Vdが入力される。オペアンプ32aの出力は、pMOS22のゲート22cに接続されている。オペアンプ32aは、非反転入力の電位が反転入力の電位よりも高いときはプラスの電位を出力し、反転入力の電位が非反転入力の電位よりも高いときはマイナスの電位を出力する。これによって、オペアンプ32aは、非反転入力に入力される電位と反転入力に入力される電位が一致するようにpMOS22のゲート22cの電位を制御する。
スイッチ34は、pMOS22のソース22bとゲート22cの間に接続されている。スイッチ34は、ソース22bとゲート22cの間を導通状態と遮断状態とに切り替える。スイッチ34は、制御装置70からの信号によって制御される。
実施例3のオペアンプ38と参照電源39は、実施例1と同様に構成されている。
次に、電流制御回路10cの動作について説明する。実施例3の電流制御回路10cでは、図5に示すように各値が推移する。
IGBT12がオフしている状態(すなわち、期間T0)では、nMOS42がオンしており、スイッチ34はオンしている(すなわち、pMOS22はオフしている)。IGBT12のセンスエミッタ12cに電流が流れていないので、オペアンプ38は、遮断素子33を第1状態(加算器35の出力端子が選択器32bに接続された状態)に制御している。
制御装置70は、図5の時刻t1において、nMOS42をオフさせるとともに、スイッチ34をオフさせる。スイッチ34がオフすると、pMOS22のゲート22cの電位は、オペアンプ32aによって制御されるようになる。時刻t1では、電位Veが略0Vであるので、加算器35の出力電位Ve+Vref3は、参照電位Vref3と等しい。参照電位Vref3が参照電位Vref4よりも低いので、選択器32bは参照電位Vref3をオペアンプ32aの反転入力に入力する。反転入力(Vref3)が非反転入力(Vd=0V)よりも高いので、オペアンプ32aは、出力(すなわち、pMOS22のゲート22c)の電位を低下させる。これにより、pMOS22がオンし、絶縁電源60から、pMOS22と抵抗24を経由して、IGBT12のゲート12aに向かってゲート電流が流れる。時刻t1でpMOS22がオンすると、その後の期間T1でゲート電流が増加するため、電位差Vd−Veが増加する。また、ゲート電流が流れるのに伴ってゲート12aに電荷が蓄積されるため、ゲート12aの電位が徐々に上昇する。このため、期間T1では、電位Vd、Veが上昇する。また、期間T1では、オペアンプ32aの非反転入力に入力される電位Vdが低いため、オペアンプ32aは、出力電位(すなわち、ゲート22cの電位)をそのスルーレートに従って低下させる。このため、期間T1では、電位Vd、Veが上昇する傾きは、オペアンプ32aのスルーレートに従った傾きとなっている。その後も、電位Ve+Vref3が参照電位Vref4よりも低いので、電位Ve+Vref3がオペアンプ32aの反転入力に入力され続ける。
期間T1でゲート電流が上昇すると、時刻t2において、電位差Vd−Veが第3参照電位Vref3に達する。すなわち、時刻t2の時点で、Vd=Ve+Vref3が満たされる。すなわち、オペアンプ32aの反転入力の電位と非反転入力の電位が略一致する。すると、オペアンプ32aが、Vd=Ve+Vref3の関係を維持するように、ゲート22cの電位を制御する。したがって、時刻t2の後の期間T2では、電位差Vd−Veが参照電位Vref3で略一定となる。すなわち、ゲート電流が略一定となる。このため、時刻t2の後の期間T2では、一定のゲート電流に応じた傾きで電位Vd、Veが上昇する。電位Vd、Veは、時刻t3の後の期間T3になると略一定の電位で推移するようになるが、これは、IGBT12のミラー容量に電荷が充電されるためである。期間T3でも、ゲート電流(すなわち、電位差Vd−Ve)は略一定である。
時刻t3においてIGBT12のミラー容量に電荷が充電され始めると、IGBT12のコレクタ‐エミッタ間電圧Vce1が低下し始めるとともに、IGBT12にコレクタ電流Icが流れ始める。期間T3では、ミラー容量への電荷の充電が進むにしたがって、電圧Vce1が低下し、コレクタ電流Icが増加する。すると、抵抗54の電位Vrが上昇する。図5のコレクタ電流Icのグラフに示すように、時刻t4において、コレクタ電流IcはVr=Vref2となる電流値を超える。電位Vrが参照電位Vref2を超えると、オペアンプ38は、遮断素子33を第2状態に切り換える。これによって、加算器35の出力端子が、オペアンプIC32の選択器32bから切断される。遮断素子33は、第2端子に接続されている参照電位Vref4を選択器32bに入力するようになる。すると、選択器32bの2つの入力に同じ参照電位Vref4が入力されるので、選択器32bは参照電位Vref4をオペアンプ32aの反転入力に入力するようになる。
時刻t4においてオペアンプ32aの反転入力に電位Vref4が入力されると、オペアンプ32aは、電位Vdを参照電位Vref4まで上昇させるように、ゲート22cの電位を制御する。これによって、時刻t4の後の期間T4では、ゲート電流(すなわち、電位差Vd‐Ve)が増加し、IGBT12のゲート12aがより急速に充電される。このため、期間T4では、急速に電圧Vce1が低下する。このように、急速に電圧Vce1が低下するため、期間T4においてIGBT12で生じるスイッチング損失が低減される。
時刻t5において電位Vdが参照電位Vref4に達すると、その後の期間T5では、オペアンプ32aは、電位Vdが参照電位Vref4と一致するようにpMOS22を制御する。したがって、期間T5の間に徐々にゲート電流が低下し、電位Veが参照電位Vref4と一致する電位まで上昇した時刻t6でゲート電流(すなわち、電位差Vd−Ve)が略ゼロとなる。その後は、オペアンプ32aは、電位Vd、Veが参照電位Vref4と一致する状態を維持する。
以上に説明したように、実施例3の電流制御回路10aでは、IGBT12のコレクタ電流Icが閾値に達するまでの期間(すなわち、上記の期間T2、T3)では、オペアンプ32aによって、IGBT12のゲート電流が略一定値に制御される。これによって、オペアンプ32aのスルーレートの影響を受けることなく、IGBT12がオンするタイミングを正確に制御することができる。また、IGBT12のコレクタ電流Icが閾値を超えた後の期間T4では、オペアンプ32aのスルーレートに従って急速にゲート12aが充電される。これによって、IGBT12で生じるスイッチング損失Wが低減される。
また、実施例3においても、実施例1と同様に、下アームのIGBT12がオンするとサージ電圧Vsが生じる。実施例3でも、IGBT12が実質的にオンするまでの期間T2、T3でゲート電流が略一定値に抑えられているので、サージ電圧Vsを抑制することができる。
上述した実施例3の構成と請求項の構成との関係について、説明する。実施例のIGBT12は、請求項の第1駆動用スイッチング素子の一例である。実施例のpMOS22は、請求項の制御用スイッチング素子の一例である。実施例の抵抗24は、請求項の第1抵抗の一例である。実施例のオペアンプ32aは、請求項のオペアンプの一例である。実施例の抵抗54、オペアンプ38、参照電源39、遮断素子33及び選択器32bは、請求項の切り換え回路の一例である。実施例の電位Vdは、請求項の制御用スイッチング素子の第1駆動用スイッチング素子側の端子の電位の一例である。実施例の電位Ve+Vref3は、請求項の第1抵抗の第1駆動用スイッチング素子側の端子の電位に第1参照電位を加算した電位の一例である。実施例の電位Vref4は、請求項の第2参照電位の一例である。
なお、上述した実施例3において、実施例2で説明した電流検出回路を採用してもよい。
また、上述した実施例1では、pMOS22のドレイン22aとIGBT12のゲート12aの間に1つの抵抗24が接続されていた。しかしながら、図6、7に示すように、これらの間にさらに抵抗101、102を追加してもよい。また、実施例2、3において、抵抗101、102を追加してもよい。このような構成によれば、抵抗101、102の両端の電位差がオペアンプに入力されないので、抵抗101、102の抵抗値を変更しても、オペアンプの動作にほとんど影響を与えることがない。したがって、抵抗101、102を交換することで、オペアンプの動作にほとんど影響を与えることなく、ゲート抵抗を調整することができる。これによって、設計の自由度が向上する。
また、上述した実施例1〜3のいずれかのゲート電位制御回路11を、上アームのIGBT16のゲート電位の制御に用いてもよい。
また、上述した実施例1〜3のIGBT12、16は、MOSFET等の他のスイッチング素子であってもよい。
本明細書が開示する一例の構成は、第1駆動用スイッチング素子に直列に接続された第2駆動用スイッチング素子と、第2駆動用スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードを有する。このような構成によれば、ダイオードの逆回復動作によるサージ電圧を抑制することができる。
本明細書が開示する一例の構成は、第1駆動用スイッチング素子のゲートと制御用スイッチング素子との間に接続された第2抵抗をさらに有する。このような構成によれば、オペアンプの動作に影響することなく、ゲート抵抗を調整することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10a:電流制御回路
11:ゲート電位制御回路
12、16:IGBT
14、18:ダイオード
20:ゲート充電回路
22:pMOS
24:抵抗
26:減算器
28:増幅器
32a:オペアンプ
32b:選択器
33:遮断素子
34:スイッチ
38:オペアンプ
40:ゲート放電回路
42:nMOS
44:抵抗
50:高電位配線
52:モータ配線
60:絶縁電源
70:制御装置

Claims (5)

  1. 第1駆動用スイッチング素子と、
    ゲート電源と、
    前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記ゲート電源の間に直列に接続された制御用スイッチング素子及び第1抵抗と、
    出力が前記制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、反転入力に参照電位が入力されるオペアンプと、
    前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、前記オペアンプの非反転入力に前記第1抵抗の両端の電位差に基づく値を入力し、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が前記閾値より大きい場合に、前記非反転入力に前記制御用スイッチング素子と前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートとの間の経路上の電位に基づく値を入力する切り換え回路、
    を有する電流制御回路。
  2. 第1駆動用スイッチング素子と、
    ゲート電源と、
    前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記ゲート電源の間に接続された制御用スイッチング素子と、
    前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記制御用スイッチング素子の間に接続された第1抵抗と、
    出力が前記制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、非反転入力に前記制御用スイッチング素子の前記第1駆動用スイッチング素子側の端子の電位が入力されるオペアンプと、
    前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、前記オペアンプの反転入力に前記第1抵抗の前記第1駆動用スイッチング素子側の端子の電位に第1参照電位を加算した電位を入力し、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が前記閾値より大きい場合に、前記反転入力に第2参照電位を入力する切り換え回路、
    を有する電流制御回路。
  3. 第1駆動用スイッチング素子と、
    ゲート電源と、
    前記第1駆動用スイッチング素子のゲートと前記ゲート電源の間に直列に接続された制御用スイッチング素子及び第1抵抗と、
    出力が前記制御用スイッチング素子のゲートに接続されており、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値以下の場合に、前記第1抵抗の両端の電位差が第1基準値を超えないように前記制御用スイッチング素子の前記ゲートの電位を制御し、前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートを充電する際において前記第1駆動用スイッチング素子に流れる電流が閾値より大きい場合に、前記制御用スイッチング素子と前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートとの間の経路上の電位が第2基準値まで変化するように前記制御用スイッチング素子の前記ゲートの電位を制御するオペアンプ、
    を有する電流制御回路。
  4. 前記第1駆動用スイッチング素子に直列に接続された第2駆動用スイッチング素子と、
    前記第2駆動用スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオード、
    を有する請求項1〜3のいずれか一項の電流制御回路。
  5. 前記第1駆動用スイッチング素子の前記ゲートと前記制御用スイッチング素子との間に接続された第2抵抗をさらに有する請求項1〜4のいずれか一項の電流制御回路。
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