JP7200783B2 - 電源電圧生成回路 - Google Patents

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本明細書に開示の技術は、電源電圧生成回路に関する。
特許文献1には、オペアンプの出力電圧に応じてオペアンプに供給する電源電圧を変化させることで、オペアンプの消費電力を低減することが記載されている。
特開平11-355053号公報
昇圧回路を備える電源電圧生成回路が知られている。このような電源電圧生成回路において、昇圧回路の出力電圧が高いほど低い電位を生成する電位生成回路を設け、その電位生成回路が生成した電位を電源電圧生成回路内または外部回路で利用する場合がある。このような電位生成回路は、電位制御スイッチング素子を備えており、電位制御スイッチング素子のデューティ比が低いほど低い電位を生成するように構成されている。したがって、電源電圧生成回路は、昇圧回路の出力電圧を検出するとともに検出された出力電圧が高いほどデューティ比が低くなるように信号を生成して電位制御スイッチング素子に供給する信号生成回路を有している。信号生成回路がこのような信号を生成することで、昇圧回路の出力電圧が高いほど電位生成回路で低い電位を生成することが可能となる。しかしながら、このような信号生成回路は複雑かつ大型であるので、信号生成回路を設けると電源電圧生成回路全体が大型化する。
本明細書では、第1の技術として、昇圧回路の出力電圧をモニタするモニタ回路がオペアンプを有する場合に、オペアンプのプラス電源端子の電位を適切に制御することでオペアンプの消費電力を低減する技術を提案する。
また、本明細書では、第2の技術として、昇圧回路の出力電圧を三相交流電力に変換するインバータ回路が有するスイッチング素子を過電流から適切に保護する技術を提案する。
本明細書が開示する電源電圧生成回路は、昇圧回路と、電位生成回路を有している。前記昇圧回路は、高電位配線と、低電位配線と、中間配線と、ダイオードと、メインスイッチング素子と、駆動回路を有する。前記ダイオードのカソードが前記高電位配線に接続されており、前記ダイオードのアノードが前記中間配線に接続されている。前記メインスイッチング素子は、前記中間配線と前記低電位配線の間に接続されている。前記駆動回路は、前記メインスイッチング素子の信号端子に、前記メインスイッチング素子をオンさせるオン電位と前記メインスイッチング素子をオフさせるオフ電位の間で変化する制御信号を印加し、前記制御信号のデューティ比を変更可能である。前記電位生成回路は、電位制御スイッチング素子を備えており、前記電位制御スイッチング素子のデューティ比が低いほど低い電位を生成する。前記制御信号に基づく信号が前記電位制御スイッチング素子の信号端子に印加される。
なお、スイッチング素子の信号端子は、スイッチング素子をオン-オフするための信号が印加される端子を意味する。ゲート型スイッチング素子では信号端子はゲート端子であり、バイポーラジャンクショントランジスタでは信号端子はベース端子である。
この電源電圧生成回路では、メインスイッチング素子の信号端子に制御信号が印加されるとともに、制御信号のデューティ比が変更可能である。一般に昇圧回路では、メインスイッチング素子がオンする期間の比率(すなわち、制御信号のデューティ比)が高いほど、昇圧回路の出力電圧が高くなる。したがって、制御信号のデューティ比は、昇圧回路の出力電圧の大きさと相関を有する。また、この昇圧回路では、制御信号に基づく信号が電位制御スイッチング素子の信号端子に印加される。制御信号のデューティ比が昇圧回路の出力電圧の大きさと相関を有するので、制御信号に基づく信号(電位制御スイッチング素子の信号端子に印加される信号)のデューティ比と昇圧回路の出力電圧の大きさに相関を持たせることができる。このため、昇圧回路の出力電圧が高いほど電位生成回路が生成する電位が低くなるように、電位制御スイッチング素子の信号端子に印加される信号のデューティ比を制御することができる。このように、制御信号に基づく信号を電位制御スイッチング素子の信号端子に印加することで、従来よりも簡単に、昇圧回路の出力電圧が高いほど低い電位を電位生成回路で生成することができる。
実施例1の昇圧回路の回路図。 デューティ比が大きい場合のゲート信号Vgと、そのゲート信号Vgに対応する反転信号Vgrを示すグラフ。 デューティ比が小さい場合のゲート信号Vgと、そのゲート信号Vgに対応する反転信号Vgrを示すグラフ。 実施例2の昇圧回路の回路図。
図1に示す実施形態の電源電圧生成回路2は、昇圧回路10、インバータ回路80、モニタ回路40、及び、電位生成回路60を有している。
昇圧回路10は、高電位配線12、低電位配線14、中間配線16、平滑化コンデンサ18、リアクトル20、IGBT(insulated gate bipolar transistor)22、24、ダイオード26、28、及び、バッテリ30を有している。中間配線16は、リアクトル20を介してバッテリ30の正極に接続されている。低電位配線14は、バッテリ30の負極に接続されている。平滑化コンデンサ18は、バッテリ30の正極と負極の間に接続されている。IGBT22のコレクタは高電位配線12に接続されている。IGBT22のエミッタは中間配線16に接続されている。IGBT24のコレクタは中間配線16に接続されている。IGBT24のエミッタは低電位配線14に接続されている。ダイオード26のカソードは高電位配線12に接続されている。ダイオード26のアノードは中間配線16に接続されている。ダイオード28のカソードは中間配線16に接続されている。ダイオード28のアノードは低電位配線14に接続されている。IGBT22のゲートはゲート駆動回路22aに接続されている。IGBT24のゲートはゲート駆動回路24aに接続されている。ゲート駆動回路22a、24aによって、IGBT22とIGBT24は交互にオンするように制御される。昇圧回路10は、バッテリ30の出力電圧VLを昇圧し、高電位配線12と低電位配線14の間に昇圧した電圧(出力電圧VH)出力する。また、昇圧回路10は、高電位配線12と低電位配線14の間の電圧を降圧し、降圧した電圧をバッテリ30に印加することもできる。高電位配線12と低電位配線14には、インバータ回路80が接続されている。インバータ回路80は、複数のIGBT80aを有している。各IGBT80aは、ゲート駆動回路80bにより制御される。昇圧回路10の出力電圧VHは、インバータ回路80に印加される。インバータ回路80は、出力電圧VHを三相交流電力に変換し、三相交流電力を負荷82(例えば、モータ)に供給する。
ゲート駆動回路24aは、IGBT24のゲートにゲート信号Vgを印加する。図2に示すように、ゲート信号Vgは、ゲートオン電位Von(高電位)とゲートオフ電位Voff(低電位)の間で周期的に変化する信号である。ゲートオン電位Vonは、IGBT24のゲート閾値よりも高い電位である。ゲートオフ電位Voffは、IGBT24のゲート閾値よりも低い電位である。したがって、ゲート信号Vgがゲートオン電位VonであるときにIGBT24はオンし、ゲート信号Vgがゲートオフ電位VoffであるときにIGBG24はオフする。ゲート駆動回路24aは、ゲート信号Vgのデューティ比D1を変更することができる。なお、デューティ比D1は、ゲート信号Vgがゲートオン電位Vonである期間をTonとし、ゲート信号Vgがゲートオフ電位Voffである期間をToffとしたときに、D1=Ton/(Ton+Toff)により表される値である。すなわち、デューティ比D1は、IGBT24がオンしている期間の比率を表す。デューティ比D1が大きいほど、昇圧回路10の出力電圧VHが高くなる。出力電圧VHは、VH=VL/(1-D1)の関係を満たす。
モニタ回路40は、出力電圧VHをモニタする。モニタ回路40は、オペアンプ42とオペアンプ44を有している。オペアンプ42の反転入力端子は、抵抗R1を介して高電位配線12に接続されている。オペアンプ42の非反転入力端子は、抵抗R2を介して低電位配線14に接続されている。オペアンプ42の出力端子は、出力電圧VHに対して負の相関を有する電位VP1を出力する。すなわち、出力電圧VHが高いほど、オペアンプ42の出力電位VP1は低くなる。一例では、オペアンプ42の出力電位VP1は、0~5Vの範囲で、出力電圧VHが高いほど低くなるように変化する。オペアンプ42の出力端子は、オペアンプ44の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ44の反転入力端子は、オペアンプ44の出力端子に接続されている。オペアンプ44は、いわゆるバッファ回路(ボルテージフォロワ回路)を構成している。したがって、オペアンプ44の出力電位VP2は、オペアンプ42の出力電位VP1と等しい。一例では、オペアンプ44の出力電位VP2は、0~5Vの範囲で、出力電圧VHが高いほど低くなるように変化する。このように、モニタ回路40は、出力電圧VHに応じて変化する電位VP2を出力する。オペアンプ44のマイナス電源端子は、グランドに接続されていえる。オペアンプ44のプラス電源端子44aは、電位生成回路60に接続されている。
オペアンプ44が正常に動作するためには、オペアンプ44の各入出力端子(すなわち、非反転入力端子、反転入力端子、及び、出力端子)に印加される電位よりも高い電位が、プラス電源端子44aに印加されている必要がある。他方、プラス電源端子44aに印加される電位が高いと、オペアンプ44の消費電力が高くなる。このため、オペアンプ44の各入出力端子に印加される電位が低い場合には、プラス電源端子44aに印加される電位を低くすることで、オペアンプ44の消費電力を低減することができる。電位生成回路60は、プラス電源端子44aに印加される電位を適切に制御することで、オペアンプ44の消費電力を低減する。
電位生成回路60は、オペアンプ44のプラス電源端子44aに供給する電位を生成する。電位生成回路60は、反転回路62、IGBT64、及び、コンデンサ66を有している。反転回路62の入力端子は、ゲート駆動回路24aに接続されている。反転回路62の入力端子には、ゲート駆動回路24aからゲート信号Vgが入力される。反転回路62は、ゲート信号Vgを反転した反転信号Vgrを出力する。IGBT64のゲートは、反転回路62の出力端子に接続されている。IGBT64のゲートには、反転回路62によって反転信号Vgrが印加される。IGBT64のコレクタは、電源配線68に接続されている。電源配線68には、電位Veが印加されている。電位Veは、オペアンプ44の出力電位VP2の変動範囲の上限値よりも高い固定電位である。IGBT64のエミッタは、出力配線69に接続されている。出力配線69は、オペアンプ44のプラス電源端子44aに接続されている。コンデンサ66は、出力配線69とグランドの間に接続されている。
IGBT64のゲートに反転信号Vgrが印加されると、IGBT64が繰り返しスイッチングする。IGBT64がオンすると、電源配線68からコンデンサ66に電流が流れ、コンデンサ66が充電される。これによって、出力配線69の電位Voutが上昇する。つまり、出力配線69には、電源配線68の電位Veを降圧した電位が出力される。出力配線69の電位Voutは、IGBT64がオンしている期間の比率(すなわち、デューティ比)が高いほど高くなる。すなわち、出力配線69の電位Voutは、反転信号Vgrのデューティ比D2が高いほど高くなる。より詳細には、Vout=Ve・(1-D2)の関係が満たされる。反転信号Vgrのデューティ比D2を変更することによって、出力配線69の電位Voutを変更することができる。
上述したように、ゲート信号Vgのデューティ比D1は変更可能である。デューティ比D1が変更されると、ゲート信号Vgを反転させた反転信号Vgrのデューティ比D2も変更される。図2は、デューティ比D1が大きい場合のゲート信号Vgと、その場合の反転信号Vgrを示している。図2に示すように、反転信号Vgrは、ゲート信号Vgを反転させた波形の信号である。すなわち、ゲート信号Vgがゲートオン電位Vonであるときに反転信号Vgrがゲートオフ電位Voffとなり、ゲート信号Vgがゲートオフ電位Voffであるときに反転信号Vgrはゲートオン電位Vonとなる。図3は、デューティ比D1が小さい場合のゲート信号Vgと反転信号Vgrを示している。図3に示すように、ゲート信号Vgのデューティ比D1が小さくなると、反転信号Vgrのデューティ比D2が大きくなる。反転信号Vgrのデューティ比D2は、ゲート信号Vgのデューティ比D1に対して、D2=1-D1の関係を満たす。このように、ゲート信号Vgのデューティ比D1が小さいほど、反転信号Vgrのデューティ比D2が大きくなる。
図3のようにゲート信号Vgのデューティ比D1が小さい場合には、昇圧回路10の出力電圧VHが低くなる。この場合、モニタ回路40の出力電位VP2が、高電位(上限値(例えば、5V)に近い値)となる。他方、ゲート信号Vgのデューティ比D1が小さい場合には、反転信号Vgrのデューティ比D2が大きくなる。このため、電位生成回路60の出力電位Voutが高い電位(オペアンプ44の出力電位VP2の上限値(例えば、5V)よりも高い値)となる。このため、オペアンプ44は、正常に動作することができる。したがって、モニタ回路40は、出力電圧VHに正確に対応する電位VP2を出力することができる。
図2のようにゲート信号Vgのデューティ比D1が大きい場合には、昇圧回路10の出力電圧VHが高くなる。この場合、モニタ回路40の出力電位VP2が、低電位(下限値(例えば、0V)に近い値)となる。他方、ゲート信号Vgのデューティ比D1が大きい場合には、反転信号Vgrのデューティ比D2が小さくなる。このため、電位生成回路60の出力電位Voutが低い電位(オペアンプ44の出力電位VP2の下限値(例えば、0V)よりも所定量だけ高い値)となる。このように、オペアンプ44のプラス電源端子44aに供給する出力電位Voutを低くしても、オペアンプ44の出力電位VP2がそれ以上に低いので、オペアンプ44は正常に動作することができる。すなわち、モニタ回路40は、出力電圧VHに正確に対応する電位VP2を出力することができる。また、このように、出力電位Voutを低い値に制御することで、オペアンプ44の消費電力を低減することができる。
以上に説明したように、実施例1の電源電圧生成回路2によれば、昇圧回路10の出力電圧VHに正確に対応する出力電位VP2をモニタ回路40で出力することできる一方で、出力電圧VHが低いときにオペアンプ44の消費電力を低減することができる。
なお、上述したように、反転回路62は、ゲート信号Vgを反転した反転信号Vgrを出力するものである。ゲート信号Vgのデューティ比D1が高いほど出力電位Voutが高くなり、ゲート信号Vgのデューティ比D1が高いほど反転信号Vgrのデューティ比D2が低くなるので、出力電位Voutが高いほど反転信号Vgrのデューティ比D2は低くなる。このように、反転回路62によれば、出力電位Voutが高いほどデューティ比が低くなる信号を簡単に生成することができる。なお、反転回路62の代わりに、出力電圧VHを検出し、その検出値の大きさに応じてデューティ比を変更する信号生成回路を使用することもできる。例えば、出力電圧VHと相関を有する出力電位VP2を検出し、出力電位VP2が低いほどデューティ比が低くなるように信号を生成する信号生成回路を設けることもできる。このような信号生成回路でも、出力電位Voutが高いほどデューティ比が低くなる信号を生成することは可能である。しかしながら、このような信号生成回路(すなわち、出力電圧VH(例えば、出力電位VP2)を検出し、その検出値の大きさに基づいてデューティ比を決定して信号を生成する回路)では、回路構成が複雑化、大型化する。これに対し、上述した反転回路62は、ゲート信号Vgを反転するだけで、出力電位Voutが高いほどデューティ比が低くなる信号(すなわち、反転信号Vgr)を生成することができる。このため、出力電位Voutが高いほど低い電圧を生成する生成回路60を簡単な構成で実現することができる。すなわち、電位生成回路60を、簡単化、小型化することができる。したがって、電源電圧生成回路2自体を小型化することができる。
図4は、実施例2の電源電圧生成回路を示している。実施例2の電源電圧生成回路では、電位生成回路60の出力電位Voutが、インバータ回路80の各IGBT80aのゲート電位を制御する各ゲート駆動回路80bに入力される。各ゲート駆動回路80bは、IGBT80aのゲートの電位を、ゲートオン電位とゲートオフ電位の間で変化させる。ここで、各ゲート駆動回路80bは、出力電位Voutを、ゲートオン電位として用いる。上述したように、出力電圧VHが高いほど出力電位Voutは低くなる。すなわち、実施例2では、IGBT80aのゲートオン電位(すなわち、出力電位Vout)が、出力電圧VHが高いほど低くなる。
サージや負荷短絡等の影響によって、IGBT80aに過電流が流れる場合がある。過電流が流れたときに、各ゲート駆動回路80bは、IGBT80aをオフさせてIGBT80aを過電流から保護する。昇圧回路10の出力電圧VHが高いほどIGBT80aに高い過電流が流れやすい。このため、出力電圧VHが高いほど、過電流が流れたときにIGBT80aをより素早くオフさせる必要がある。オン状態においてIGBT80aのゲートに印加されるゲートオン電位が低い方が、ゲート電位を短時間でゲートオフ電位まで引き下げることができるので、IGBT80aを素早くオフさせることができる。したがって、出力電圧VHが高い場合(すなわち、高い過電流が流れるおそれがある場合)には、IGBT80aのゲートオン電位を低くすることで、IGBT80aを高い過電流から適切に保護することができる。他方、IGBT80aのゲートオン電位が高いほど、IGBT80aで生じる定常損失が小さくなる。したがって、出力電圧VHが低い場合(すなわち、高い過電流が流れるおそれがない場合)には、IGBT80aのゲートオン電位を高くすることで、定常損失を抑制することができる。すなわち、出力電圧VHが高いほどIGBT80aのゲートオン電位を低くすることで、高い過電流が流れるおそれがあるときにはIGBT80aを高い過電流から保護できるとともに、高い過電流が流れるおそれがないときにはIGBT80aで生じる定常損失を低減することができる。上述したように、実施例2の電源電圧生成回路では、IGBT80aのゲートオン電位が、電位生成回路60の出力電位Voutである。上述したように、出力電圧VHが高いほど出力電位Voutは低くなる。したがって、実施例2の電源電圧生成回路によれば、高い過電流が流れるおそれがあるときにはIGBT80aを高い過電流から保護できるとともに、高い過電流が流れるおそれがないときにはIGBT80aで生じる定常損失を低減することができる。
なお、電位生成回路60の出力電位Voutを、昇圧回路10のIGBT22、24がオンするときのゲートオン電位として用いてもよい。この場合、IGBT22、24を高い過電流から保護できるとともに、IGBT22、24で生じる定常損失を低減することができる。
また、上述した実施例では、スイッチング素子としてIGBTが用いられていたが、FET(field effect transistor)やバイポーラジャンクショントランジスタ等を用いてもよい。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
2 :電源電圧生成回路
10 :昇圧回路
12 :高電位配線
14 :低電位配線
16 :中間配線
18 :平滑化コンデンサ
20 :リアクトル
22 :IGBT
24 :IGBT
26 :ダイオード
28 :ダイオード
30 :バッテリ
40 :モニタ回路
42 :オペアンプ
44 :オペアンプ
44a :プラス電源端子
60 :電位生成回路
62 :反転回路
66 :コンデンサ
68 :電源配線
69 :出力配線
80 :インバータ回路
82 :負荷

Claims (2)

  1. 電源電圧生成回路であって、
    昇圧回路と、
    モニタ回路と、
    電位生成回路、
    を有しており、
    前記昇圧回路が、
    高電位配線と、
    低電位配線と、
    中間配線と、
    カソードが前記高電位配線に接続されており、アノードが前記中間配線に接続されているダイオードと、
    前記中間配線と前記低電位配線の間に接続されているメインスイッチング素子と、
    前記メインスイッチング素子の信号端子に、前記メインスイッチング素子をオンさせるオン電位と前記メインスイッチング素子をオフさせるオフ電位の間で変化する制御信号を印加し、前記制御信号のデューティ比を変更可能な駆動回路、
    を有しており、
    前記モニタ回路が、オペアンプを有し、
    前記オペアンプが、プラス電源端子と入力端子と出力端子を有し、前記プラス電源端子の電位が前記入力端子の電位と前記出力端子の電位よりも高いときに正常に動作可能であり、
    前記高電位配線の電位が高いほど前記入力端子の電位が低くなり、
    前記オペアンプが、前記入力端子に入力される電位と等しい電位を前記出力端子から出力し、
    前記電位生成回路が、電位制御スイッチング素子を備えており、前記制御信号の前記デューティ比が高いほど低いデューティ比の信号が前記電位制御スイッチング素子のゲートに印加され、
    前記電位生成回路が、前記電位制御スイッチング素子の前記ゲートに印加される前記信号の前記デューティ比が低いほど低い出力電位を生成し、
    前記電位生成回路の前記出力電位が、前記オペアンプの前記プラス電源端子に印加される、
    電源電圧生成回路
  2. 電源電圧生成回路であって、
    昇圧回路と、
    前記昇圧回路の出力電圧を三相交流電力に変換するインバータ回路と、
    電位生成回路、
    を有しており、
    前記昇圧回路が、
    高電位配線と、
    低電位配線と、
    中間配線と、
    カソードが前記高電位配線に接続されており、アノードが前記中間配線に接続されているダイオードと、
    前記中間配線と前記低電位配線の間に接続されているメインスイッチング素子と、
    前記メインスイッチング素子の信号端子に、前記メインスイッチング素子をオンさせるオン電位と前記メインスイッチング素子をオフさせるオフ電位の間で変化する制御信号を印加し、前記制御信号のデューティ比を変更可能な駆動回路、
    を有しており、
    前記インバータ回路が、複数のスイッチング素子と複数のゲート駆動回路を有しており、
    複数の前記ゲート駆動回路のそれぞれが、前記インバータ回路内の対応する前記スイッチング素子のゲートの電位をゲートオン電位とゲートオフ電位の間で変化させ、
    前記電位生成回路が、電位制御スイッチング素子を備えており、前記制御信号の前記デューティ比が高いほど低いデューティ比の信号が前記電位制御スイッチング素子のゲートに印加され、
    前記電位生成回路が、前記電位制御スイッチング素子の前記ゲートに印加される前記信号の前記デューティ比が低いほど低い出力電位を生成し、
    複数の前記ゲート駆動回路のそれぞれが、前記電位生成回路の前記出力電位を前記ゲートオン電位として対応する前記スイッチング素子の前記ゲートに印加する、
    電源電圧生成回路。
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