JP2014140280A - 駆動対象スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

駆動対象スイッチング素子の駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子S*#に流通可能なコレクタ電流の上限値が制約されることを好適に回避できる駆動対象スイッチング素子の駆動回路を提供する。
【解決手段】オフ操作指令がなされる期間におけるコレクタ及びエミッタ間電圧が規定電圧以下であると判断された場合、ソフト遮断処理が行われる場合のゲート電荷の放電速度を高くすべく、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを選択する。一方、コレクタ及びエミッタ間電圧が規定電圧を超えたと判断された場合、ソフト遮断処理が行われる場合のゲート電荷の放電速度を低くすべく、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを選択する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、過電流保護機能を備える駆動対象スイッチング素子の駆動回路に関する。
この種の駆動回路としては、例えば下記特許文献1に見られるように、半導体スイッチング素子(IGBT)の入出力端子間に流れる電流(コレクタ電流)が閾値電流を超えた場合、ゲート電圧の低下によってコレクタ電流を強制的に制限することで、スイッチング素子を過電流から保護する過電流保護機能を備えるものが知られている。
特開平6−209519号公報
ここで、本発明者らは、スイッチング素子の入出力端子間の印加電圧(コレクタ及びエミッタ間電圧)に基づき、上記閾値電流を設定することを考えた。閾値電流の設定にあたり、コレクタ及びエミッタ間電圧をパラメータとして用いるのは、コレクタ電流を制限する場合におけるコレクタ及びエミッタ間電圧が高いほど、コレクタ電流を制限する場合に生じるサージ電圧が大きくなることによる。ここで、スイッチング素子の信頼性を維持する観点から、閾値電流を設定する場合のコレクタ及びエミッタ間電圧として、例えば、スイッチング素子の使用時に想定されるコレクタ及びエミッタ間電圧の最大値を用いることが考えられる。
ただし、こうした設定手法を採用すると、実際のコレクタ及びエミッタ間電圧が閾値電流の設定の際に想定した値よりも低い場合、実際のコレクタ電流がスイッチング素子の信頼性を維持可能なコレクタ電流の上限値未満であるにもかかわらず、過電流保護機能を動作させることとなる。すなわち、スイッチング素子に流通可能なコレクタ電流の上限値が制約され、スイッチング素子の使用可能な条件が制約される懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、駆動対象スイッチング素子の入出力端子間に流通可能な電流の上限値が制約されることを好適に回避できる駆動対象スイッチング素子の駆動回路を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、駆動対象スイッチング素子(S*#)の入出力端子間に流れる電流を検出する電流検出手段(56)と、前記電流検出手段によって検出された電流が閾値電流を超えたことを条件として、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電荷を放電させることで前記入出力端子間に流れる電流を強制的に制限する電流制限手段(50,58,60,71)と、前記入出力端子間の印加電圧が高いほど、前記電流制限手段によって強制的に制限する場合に生じるサージ電圧の抑制度合いが大きくなるように該電流制限手段による強制的な制限手法を変更する処理を行う処理手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、処理手段を備えることで、スイッチング素子の入出力端子間の印加電圧に応じた上記入出力端子間に流れる電流の制限手法が採用される。このため、駆動対象スイッチング素子の入出力端子間に流通可能な電流の上限値が制約されることを好適に回避できる。
第1の実施形態にかかる制御システムの構成図。 同実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 昇圧コンバータの出力電圧の推移の一例を示すタイムチャート。 第1の実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の一例を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 第3の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 第4の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の一例を示すタイムチャート。 第5の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 第6の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 その他の実施形態にかかるソフト遮断用経路の抵抗値の選択手法を示す図。 その他の実施形態にかかる閾値電圧の選択手法を示す図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる駆動対象スイッチング素子の駆動回路を車載主機として回転機を備える車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータIV及び直流電源としての昇圧コンバータCVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、昇圧コンバータCVは、コンデンサCと、コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。詳しくは、昇圧コンバータCVは、スイッチング素子Scp,Scnのオン操作(閉操作)又はオフ操作(開操作)によって、高電圧バッテリ12の電圧(例えば288V)を所定の電圧(例えば「650V」)を上限として昇圧する機能を有する。
一方、インバータIVは、昇圧コンバータCVに並列接続された高電位側スイッチング素子S*p(*=u,v,w)及び低電位側スイッチング素子S*nの直列接続体を備えている。詳しくは、インバータIVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えており、これら各直列接続体の接続点は、モータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。なお、本実施形態において、インバータIVを構成するスイッチング素子S*#(#=p,n)が「駆動対象スイッチング素子」に相当する。
ちなみに、本実施形態では、上記スイッチング素子S¥#(¥=u,v,w,c)として、電圧制御形のものが用いられ、より具体的には、IGBTが用いられている。そして、スイッチング素子S¥#には、フリーホイールダイオードD¥#が逆並列に接続されている。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源し、モータジェネレータ10の制御量(トルク)をその指令値(トルク指令値)に制御すべく、インバータIVや昇圧コンバータCVを操作する。詳しくは、制御装置14は、昇圧コンバータCVのスイッチング素子Scp,Scnをオンオフ操作すべく、操作信号gcp、gcnをドライブユニットDUに対して出力し、また、インバータIVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnをオンオフ操作すべく、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnをドライブユニットDUに対して出力する。ここで、高電位側の操作信号g¥pと、対応する低電位側の操作信号g¥nとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、高電位側のスイッチング素子S¥pと、対応する低電位側のスイッチング素子S¥nとは、交互にオン状態とされる。
なお、昇圧コンバータCVの出力電圧(インバータIVの入力電圧)は、トルク指令値が高いほど高くされる傾向にある。また、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ16を備える低電圧システムとは、互いに絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁素子を備えるインターフェース18を介して行われる。
続いて、図2を用いて、インバータIVの備えるドライブユニットDUの構成について説明する。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路であるドライブIC20、所定の端子電圧VH(例えば15V)を有する定電圧電源22、及び定電流駆動回路24等を備えている。定電流駆動回路24は、抵抗体26,28、オペアンプ30、定電流電源32及びPチャネルMOSFET(以下、充電用スイッチング素子34)を備えている。
詳しくは、抵抗体26の一端は、定電圧電源22に接続され、他端は、ドライブIC20の第1の端子T1、充電用スイッチング素子34及びドライブIC20の第2の端子T2を介してスイッチング素子S*#の開閉制御端子(ゲート)に接続されている。また、抵抗体26及び定電圧電源22の接続点は、ドライブIC20の第3の端子T3、抵抗体28及び定電流電源32を介してスイッチング素子S*#の出力端子(エミッタ)に接続されている。さらに、抵抗体28及び定電流電源32の接続点は、オペアンプ30の非反転入力端子に接続され、オペアンプ30の反転入力端子は、第1の端子T1及び充電用スイッチング素子34の接続点に接続されている。こうした構成によれば、オペアンプ30にイネーブル信号が入力される期間において、第1の端子T1及び充電用スイッチング素子34の接続点の電位を抵抗体28及び定電流電源32の接続点の電位に保持することができ、ゲートの充電電流を一定値とすることができる。すなわち、スイッチング素子S*#のゲートの充電処理を定電流制御にて行うことができる。
スイッチング素子S*#のゲートは、放電用抵抗体38、ドライブIC20の第5の端子T5及びNチャネルMOSFET(以下、放電用スイッチング素子40)を介してエミッタに接続されている。ここで、本実施形態において、ゲートから、放電用抵抗体38、第5の端子T5及び放電用スイッチング素子40を介してエミッタに至るまでの経路が、スイッチング素子S*#のオフ状態への通常時の切り替えに用いられる「通常時放電経路Ldis」を構成する。ここで、通常時とは、オン操作指令又はオフ操作指令に基づき後述する充電処理又は放電処理が行われる時のことである。
スイッチング素子S*#のゲートは、また、ドライブIC20の第6の端子T6を介してクランプ回路42に接続されている。クランプ回路42は、NチャネルMOSFET(以下、クランプ用スイッチング素子44)、オペアンプ46(高速オペアンプ)及び電源48を備えている。詳しくは、第6の端子T6は、クランプ用スイッチング素子44を介してエミッタに接続されている。また、第6の端子T6及びクランプ用スイッチング素子44の接続点は、オペアンプ46の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ46の反転入力端子は、電源48の正極側に接続され、電源48の負極側は、エミッタに接続されている。なお、電源48の端子電圧(以下、クランプ電圧)は、例えば、スイッチング素子S*#の信頼性が短時間で過度に低下するような電流が流れない程度の電圧(例えば12.5V)にスイッチング素子S*#の開閉制御端子の印加電圧(ゲート電圧)を制限する値に設定されている。本実施形態において、クランプ電圧は、具体的には、スイッチング素子S*#のミラー電圧以上の電圧であってかつゲート電圧Vgeの上限電圧(定電圧電源22の端子電圧VH)未満の電圧に設定されている。
スイッチング素子S*#のゲートは、さらに、ドライブIC20の第7の端子T7を介してソフト遮断回路50が接続されている。ソフト遮断回路50は、第1のソフト遮断用抵抗体52a、第2のソフト遮断用抵抗体52b、第1のソフト遮断用スイッチング素子54a及び第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを備えている。詳しくは、第1のソフト遮断用抵抗体52aの一端は、第7の端子T7に接続され、他端は、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを介してエミッタに接続されている。また、第2のソフト遮断用抵抗体52bの一端は、第7の端子T7に接続され、他端は、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを介してエミッタに接続されている。本実施形態では、第1,第2のソフト遮断用抵抗体52a,52bとして、NチャネルMOSFETが用いられている。
ちなみに、本実施形態において、ゲートから、第7の端子T7及びソフト遮断回路50を介してエミッタに至るまでの経路が「ソフト遮断用経路Lcut」を構成する。
スイッチング素子S*#は、その入力端子(コレクタ)及びエミッタ間に流れる電流(以下、コレクタ電流Ice)と相関を有する微少電流(例えば、コレクタ電流Iceの「1/10000」)を出力するセンス端子Stを備えている。センス端子Stは、抵抗体(センス抵抗56)を介してエミッタに接続されている。これにより、センス端子Stから出力される微少電流によってセンス抵抗56に電圧降下が生じるため、センス抵抗56のうちセンス端子St側の電位(以下、センス電圧Vse)を、コレクタ電流と相関を有する電気的な状態量とすることができる。なお、本実施形態において、センス抵抗56が「電流検出手段」を構成する。また本実施形態では、センス抵抗56の両端のうちセンス端子St側の電位がエミッタの電位よりも高い場合のセンス電圧Vseを正と定義する。
センス電圧Vseは、ドライブIC20の第8の端子T8を介してドライブIC20に備えられるコンパレータ58の非反転入力端子に入力される。コンパレータ58の反転入力端子には、電源60の端子電圧(以下、閾値電圧Vth)が入力される。コンパレータ58の出力信号Sigは、駆動制御部36に入力される。ここで、閾値電圧Vthは、例えば、スイッチング素子S*#の信頼性が維持できなくなるコレクタ電流Iceが流れる場合のセンス電圧Vseの下限値に設定されている。なお、本実施形態において、閾値電圧Vthが「閾値電流」に相当する。
スイッチング素子S*#付近には、スイッチング素子S*#の温度(以下、素子温度)を検出するための感温ダイオードSD*#が設けられている。感温ダイオードSD*#の端子間電圧は、ドライブIC20の第9,第10の端子T9,T10を介してドライブIC20に備えられる温度検出部62に取り込まれる。温度検出部62は、上記端子間電圧に基づき算出される素子温度を駆動制御部36に対して出力する。なお、本実施形態において、感温ダイオードSD*#及び温度検出部62が「温度検出手段」を構成する。
コレクタ及びエミッタ間電圧は、ドライブIC20の第11の端子T11を介してドライブIC20に備えられる電圧検出部64によって検出される。電圧検出部64は、検出されたコレクタ及びエミッタ間電圧Vceを駆動制御部36に対して出力する。なお、本実施形態において、電圧検出部64が「電圧検出手段」を構成する。
上記充電用スイッチング素子34及び放電用スイッチング素子40は、駆動制御部36によって操作される。駆動制御部36は、ドライブIC20の第12の端子T12を介して入力される上記操作信号g*#に基づき、充電用スイッチング素子34と放電用スイッチング素子40とを交互にオンオフ操作することでスイッチング素子S*#を駆動する。詳しくは、操作信号g*#がオン操作指令となることで、放電用スイッチング素子40をオフ操作し、また、オペアンプ30にイネーブル信号を出力することで、充電用スイッチング素子34をオン操作する充電処理を行う。これにより、スイッチング素子S*#がオン状態(閉状態)に切り替えられる。一方、操作信号g*#がオフ操作指令となることで、放電用スイッチング素子40をオン操作に切り替え、また、上記イネーブル信号の出力を停止させることで、充電用スイッチング素子34をオフ操作に切り替える放電処理を行う。これにより、スイッチング素子S*#がオフ状態(開状態)に切り替えられる。
駆動制御部36は、さらに、第2の端子T2を介して入力されるゲート電圧Vgeや、第8の端子T8を介して入力されるセンス電圧Vse等に基づき、過電流保護処理を行う。この処理は、クランプ処理と、ソフト遮断処理とを含む処理である。
まず、クランプ処理について説明すると、この処理は、操作信号g*#がオン操作指令とされて充電処理が行われる状況下、ゲート電圧Vgeが定電圧電源22の端子電圧VHに到達する以前において、クランプフィルタ時間(例えば1.6μsec)に渡ってオペアンプ46にイネーブル信号を出力することでクランプ用スイッチング素子44をオン操作する処理である。この処理によれば、例えば、上下アーム短絡が生じる場合において、後述するソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられるまでにスイッチング素子S*#に流れるコレクタ電流Iceを制限することができる。
続いて、ソフト遮断処理について説明する。この処理は、コンパレータ58の出力信号の論理が「H」となる期間が規定時間Tα継続されたと判断された場合、充電用スイッチング素子34及び放電用スイッチング素子40をオフ操作してかつ、第1のソフト遮断用スイッチング素子54a又は第2のソフト遮断用スイッチング素子54bをオン操作する処理である。ソフト遮断処理の実行により、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態とされ、コレクタ電流の流通が遮断される。なお、本実施形態において、ソフト遮断回路50、コンパレータ58及び電源60が「電流制限手段」を構成する。
ここで、第1,第2のソフト遮断用抵抗体52a,52bは、ゲート電荷の放電経路の抵抗値を高抵抗とするための部材である。これは、コレクタ電流Iceが過大である状況下にあっては、スイッチング素子S*#をオン状態からオフ状態へと切り替える速度、換言すればコレクタ及びエミッタ間の遮断速度を大きくすると、サージ電圧が過大となるおそれがあることに鑑みたものである。本実施形態では、第1のソフト遮断用抵抗体52aの抵抗値Raは、第2のソフト遮断用抵抗体52bの抵抗値Rbよりも高く設定され、第2のソフト遮断用抵抗体52bの抵抗値Rbは、放電用抵抗体38の抵抗値Rdisよりも高く設定されている。
続いて、上記ソフト遮断処理について更に説明する。
本実施形態では、電圧検出部64によって検出されたコレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、ソフト遮断処理によってコレクタ電流を強制的に遮断する場合に生じるサージ電圧の抑制度合いが大きくなるように上記強制的な遮断手法を変更する。具体的には、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値を増大させる。本発明者らは、インバータIVの入力電圧が高いほどコレクタ電流を遮断する場合に生じるサージ電圧が大きくなること、及びインバータIVの入力電圧がモータジェネレータ10の出力すべきトルクに応じて都度変化することに鑑みて上記抵抗値を増大させる手法を採用した。なお、図3には、インバータIVの入力電圧が都度変化することの一例を示した。
図4に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部36によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部36は、ハードウェアであるため、図4に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、操作信号g*#がオフ操作指令であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S*#がオフ状態とされる期間におけるコレクタ及びエミッタ間電圧Vce(インバータIVの入力電圧)が検出可能な状況であるか否かを判断するための処理である。
ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12に進み、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが規定電圧Vα以下であるか否かを判断する。この処理は、ソフト遮断処理によってコレクタ電流を遮断する場合に生じるサージ電圧が大きくなる状況であるか否かを判断するための処理である。ここで、オフ操作指令がなされる期間におけるコレクタ及びエミッタ間電圧Vceを用いるのは、インバータIVの入力電圧が高いほど、ソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#をオフ状態に切り替える場合に生じるサージ電圧が大きくなることに基づく。
ステップS12において肯定判断された場合には、コレクタ電流を遮断する場合に生じるサージ電圧が大きくならないと判断し、ステップS14に進む。ステップS14では、ソフト遮断処理で用いるソフト遮断用スイッチング素子として、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを選択する。これにより、その後ソフト遮断処理が行われる場合において、ゲート電荷の放電速度を高くすることができる。
一方、上記ステップS12において否定判断された場合には、サージ電圧が大きくなるおそれがあると判断し、ステップS16に進む。ステップS16では、ソフト遮断処理で用いるソフト遮断用スイッチング素子として、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを選択する。これにより、その後ソフト遮断処理が行われる場合において、ゲート電荷の放電速度を低くすることができる。
上記ステップS14、S16の処理が完了した場合や、上記ステップS10において否定判断された場合には、ステップS18に進み、コンパレータ58の出力信号Sigの論理が規定時間Tα継続して「H」となったか否かを判断する。ステップS18において肯定判断された場合には、ステップS20に進み、第1,第2のソフト遮断用スイッチング素子54a,54bのうち上記ステップS14又はS16の処理で選択された方をオン操作に切り替える。また、充電用スイッチング素子34、放電用スイッチング素子40及びクランプ用スイッチング素子44をオフ操作に切り替える。
続くステップS22では、フェール信号FLを出力する処理を行う。フェール信号FLは、先の図2に示すドライブIC20の第13の端子T13を介して低電圧システム(制御装置14)に出力される。このフェール信号FLにより、インバータIVや昇圧コンバータCVのシャットダウンが行われる。
なお、上記ステップS18において否定判断された場合や、ステップS22の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
次に、図5を用いて、本実施形態にかかるソフト遮断処理の効果について説明する。ここで、図5は、ゲート電圧Vge、コレクタ及びエミッタ間電圧Vce、センス電圧Vse、並びにコレクタ電流Iceの推移を示す。
図示される例では、時刻t1においてセンス電圧Vseが閾値電圧Vthを超え、その後時刻t2においてソフト遮断処理によってコレクタ電流Iceの遮断が開始される。ここで、図5のコレクタ及びエミッタ間電圧Vceについて、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを選択してソフト遮断処理を行う場合の波形を実線にて示し、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを選択してソフト遮断処理を行う場合の波形を破線にて示した。ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値Rcutを増大させることにより、サージ電圧を所定値ΔV低減することができる。なお、図中、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを選択してソフト遮断処理を行う場合のコレクタ電流Iceの推移を一点鎖線にて示した。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)オフ操作指令がなされる期間におけるコレクタ及びエミッタ間電圧Vceが規定電圧Vα以下であると判断された場合、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを選択してソフト遮断処理を行った。一方、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが規定電圧Vαを超えたと判断された場合、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを選択してソフト遮断処理を行った。こうした処理によれば、インバータIVの入力電圧に応じてスイッチング素子S*#の保護方式を変更することができるため、ソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられる場合のサージ電圧の増大を抑制しつつ、スイッチング素子S*#に流通可能なコレクタ電流の上限値が制約されることを好適に回避できる。したがって、スイッチング素子S*#の使用可能な条件が制約されることを回避できる。
(2)インバータIVの入力側に昇圧コンバータCVが接続された制御システムを採用した。こうしたシステムにおいては、トルク指令値に応じてインバータIVの入力電圧が都度変化し得る。このため、ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値をコレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じて変更する本実施形態の利用価値が高い。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ソフト遮断処理で用いるソフト遮断用スイッチング素子の選択手法を変更する。
図6に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図6において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、ドライブIC20は、更に、メモリ66を備えている。メモリ66は、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど素子温度の想定値(以下、閾値温度Sth)が高くなるように、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceと関係付けられて閾値温度Sthが記憶された「温度記憶手段」を構成する。ここで、メモリ66に閾値温度Sthが記憶されているのは、後述するソフト遮断処理で用いるためである。
なお、閾値温度Sthは、例えば、上記充電処理及び放電処理によってスイッチング素子S*#が駆動される場合における素子温度の最大値とすればよい。また、本実施形態では、メモリ66として、電力供給なしで情報を保持可能な手段を用いており、具体的には、不揮発性メモリ(例えば、EEPROM(登録商標)や、フラッシュメモリ)を用いている。
図7に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部36によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図7において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部36は、ハードウェアであるため、図7に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS12において肯定判断された場合には、ステップS24に進み、メモリ66に記憶された閾値温度Sthの中からコレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じた閾値温度Sthを選択する。具体的には、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、高い閾値温度Sthを選択する。これは、インバータIVの入力電圧が高いほど、素子温度が高くなるためである。なお、閾値温度Sthは、例えば、閾値温度Sthと、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceとが関係付けられたマップから選択すればよい。また、本実施形態において、本ステップの処理が「温度選択手段」を構成する。
続くステップS26では、素子温度Sdが閾値温度Sth以下であるか否かを判断する。この処理は、ソフト遮断処理で用いるソフト遮断用スイッチング素子として、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを選択することを許可するための処理である。この処理は、スイッチング素子S*#の信頼性が低下することを回避するための処理である。
つまり、例えば、感温ダイオードSD*#や温度検出部62等に何らかの異常が生じることで、検出されたコレクタ及びエミッタ間電圧Vceが実際のコレクタ及びエミッタ間電圧よりも低くなり得る。この場合、ソフト遮断処理によってコレクタ電流が遮断される場合にサージ電圧が大きくなることはないと判断される。そして、ソフト遮断用スイッチング素子として、第1,第2のソフト遮断用スイッチング素子54a,54bのうちゲート電荷の放電速度が高い方である第2のソフト遮断用スイッチング素子54bが選択される。ここで、ソフト遮断処理によって第2のソフト遮断用スイッチング素子54bがオン操作されると、実際のコレクタ及びエミッタ間電圧が高い状況下においてゲート電荷の放電速度が高くされることから、サージ電圧が想定した値よりも大きくなり得る。この場合、サージ電圧がスイッチング素子S*#の信頼性を維持可能な上限値を超え、スイッチング素子S*#の信頼性が低下するおそれがある。こうした事態に対処すべく、ステップS24、S26の処理を設けた。なお、本実施形態において、ステップS26の処理が「許可手段」を構成する。
ステップS26において肯定判断された場合には、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを用いること(放電速度の上昇)を許可し、ステップS14に進む。一方、上記ステップS26において否定判断された場合には、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを用いることを禁止する。このため、ステップS16において、第1のソフト遮断用スイッチング素子54aを選択する。
なお、上記ステップS18において否定判断された場合や、ステップS22の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、以下の効果が得られる。
(3)コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが規定電圧Vα以下であってかつ、素子温度Sdが閾値温度Sth以下であると判断された場合、ソフト遮断処理で用いるソフト遮断用スイッチング素子S*#として、第2のソフト遮断用スイッチング素子54bを選択した。このため、検出されたコレクタ及びエミッタ間電圧Vceが実際のコレクタ及びエミッタ間電圧よりも低い場合であっても、ソフト遮断処理が行われる場合にサージ電圧が大きくなることを回避できる。これにより、スイッチング素子S*#の信頼性が低下することを回避できる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値の変更手法を変更する。
図8に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図8において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態にかかるソフト遮断回路50は、ソフト遮断用抵抗体68と、NチャネルMOSFET(以下、ソフト遮断用スイッチング素子70)とを備えている。詳しくは、ソフト遮断用抵抗体68の一端は、第7の端子T7に接続され、他端は、ソフト遮断用スイッチング素子70を介してエミッタに接続されている。ここで、ソフト遮断用抵抗体68の抵抗値Rcは、放電用抵抗体38の抵抗値Rdisよりも高く設定されている。なお、本実施形態において、ソフト遮断用スイッチング素子70が「抵抗値変更手段」を構成する。
また、本実施形態において、ドライブIC20は、上記第1の実施形態で説明したメモリ66を備えている。ここで、本実施形態において、メモリ66には、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほどソフト遮断用経路Lcutの抵抗値Rcutが高くなるように、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceと関係付けられて上記抵抗値Rcutが記憶されている。なお、本実施形態において、メモリ66が「抵抗値記憶手段」を構成する。
図9に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部36によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図9において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部36は、ハードウェアであるため、図9に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS28に進み、メモリ66に記憶されたソフト遮断用経路の抵抗値Rcutの中からコレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じた抵抗値Rcutを選択する。具体的には、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、高い上記抵抗値Rcutを選択する。なお、ソフト遮断用経路の抵抗値Rcutは、例えば、上記抵抗値Rcutと、エミッタ及びエミッタ間電圧Vceとが関係付けられたマップから選択すればよい。また、本実施形態において、本ステップの処理が「抵抗値選択手段」を構成する。
ステップS28の処理が完了した場合や、上記ステップS10において否定判断された場合には、ステップS18に進む。そして、ステップS18において肯定判断された場合には、ステップS30に進む。ステップS30では、ソフト遮断用経路Lcutの実際の抵抗値を上記ステップS28において選択された抵抗値Rcutにすべく、ソフト遮断用スイッチング素子70のゲート電圧を操作することでソフト遮断用スイッチング素子70のオン抵抗ΔRonを調整する。この調整手法は、ソフト遮断用抵抗体68の抵抗値Rc及び上記オン抵抗ΔRonの加算値がソフト遮断用経路の抵抗値Rcutとなることに鑑みた手法である。ここでは、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、上記オン抵抗ΔRonが高くなるようにソフト遮断用スイッチング素子70のゲート電圧を操作する。ちなみに、本ステップの処理において、ソフト遮断用スイッチング素子70のゲート電圧は、飽和領域でソフト遮断用スイッチング素子70を駆動させる電圧に設定される。ここで、飽和領域とは、ソフト遮断用スイッチング素子70のドレイン及びソース間電圧の大きさにかかわらずドレイン電流が一定となる領域である。
ステップS30の処理が完了した場合、ステップS22に進む。
なお、上記ステップS18において否定判断された場合や、ステップS22の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、以下の効果が得られる。
(4)メモリ66に記憶されたソフト遮断用経路の抵抗値Rcutを用い、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じたソフト遮断用経路の抵抗値Rcutを選択した。そして、ソフト遮断用経路Lcutの実際の抵抗値を上記選択された抵抗値Rcutとすべくソフト遮断用スイッチング素子70のゲート電圧を操作した。メモリ66を備えることで、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じて上記抵抗値Rcutを連続的に設定することができる。このため、ソフト遮断処理によってスイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられる場合のサージ電圧の増大を好適に抑制しつつ、スイッチング素子S*#に流通可能なコレクタ電流の上限値が制約されることをより好適に回避できる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コレクタ電流を強制的に遮断する場合に生じるサージ電圧の抑制度合いが大きくなるように上記強制的な遮断手法を変更する構成として、ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値を変更する構成に代えて、閾値電圧Vthを変更する構成を採用する。
図10に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図10において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、ドライブIC20は、ソフト遮断回路50として、上記第3の実施形態の図8に示した回路を備えている。ただし、本実施形態では、ソフト遮断用スイッチング素子70がオン操作される場合のソフト遮断用スイッチング素子70のゲート電圧として、ソフト遮断用スイッチング素子70のドレイン及びソース間電圧の上昇に伴ってドレイン電流が増大する非飽和領域でソフト遮断用スイッチング素子70を駆動させる電圧が設定される。この場合、ソフト遮断用スイッチング素子70がオン操作されるときのソフト遮断用スイッチング素子70のオン抵抗は略0とされる。
また、ドライブIC20は、閾値電圧Vthを生成するための部材として、電源60に代えて、閾値電圧生成回路71を備えている。閾値電圧生成回路71は、電源72、第1〜第4の抵抗体74a〜74d、及び一対のNチャネルMOSFET(以下、第1のスイッチ76a,第2のスイッチ76b)を備えている。詳しくは、電源72の正極は、第1の抵抗体74a、第2の抵抗体74b及び第1のスイッチ76aの直列接続体を介してエミッタに接続されている。また、電源72の正極は、第3の抵抗体74c、第4の抵抗体74d及び第2のスイッチ76bの直列接続体を介してエミッタに接続されている。
第1の抵抗体74a及び第2の抵抗体74bの接続点と、第3の抵抗体74c及び第4の抵抗体74dの接続点とは、コンパレータ58の反転入力端子に接続されている。また、第1のスイッチ76a及び第2のスイッチ76bは、駆動制御部36によって操作される。
ここで、本実施形態では、第2の抵抗体74bの抵抗値R1が第4の抵抗体74dの抵抗値R2よりも低く設定されている。このため、第1のスイッチ76aをオン操作してかつ第2のスイッチ76bをオフ操作する場合の閾値電圧(以下、第1の閾値電圧V1)は、第1のスイッチ76aをオフ操作してかつ第2のスイッチ76bをオン操作する場合の閾値電圧(以下、第2の閾値電圧V2)よりも高くなる。
図11に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部36によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図11において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部36は、ハードウェアであるため、図11に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS12において肯定判断された場合、ステップS32に進み、閾値電圧Vthとして第1の閾値電圧V1を選択すべく、第1のスイッチ76aをオン操作してかつ第2のスイッチ76bをオフ操作する。
一方、上記ステップS12において否定判断された場合には、ステップS34に進み、閾値電圧Vthとして第2の閾値電圧V2を選択すべく、第1のスイッチ76aをオフ操作してかつ第2のスイッチ76bをオン操作する。
ステップS32、S34の処理が完了した場合や、上記ステップS10において否定判断された場合には、ステップS18に進む。そして、ステップS18において肯定判断された場合には、過電流が流れていると判断し、ステップS36に進む。ステップS36では、ソフト遮断用スイッチング素子70をオン操作する。その後、ステップS22に進む。
なお、上記ステップS18において否定判断された場合や、ステップS22の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
次に、図12に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の一例を示す。ここで、図12は、スイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられる場合のコレクタ電流Iceと、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceとの推移である。
図示されるように、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じて閾値電圧Vthを変更することができる。このため、ソフト遮断処理が行われる場合のサージ電圧の増大を抑制しつつ、スイッチング素子S*#に流通可能なコレクタ電流の上限値が制限されることを回避できる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、以下の効果が得られる。
(5)オフ操作指令がなされる期間において、閾値電圧Vthを変更すべく第1のスイッチ76a及び第2のスイッチ76bを操作した。本実施形態では、第1のスイッチ76a及び第2のスイッチ76bのうちいずれか1つがオン操作され、閾値電圧Vthとして第1,第2の閾値電圧V1,V2の2つを想定した。ここで、何らかの理由によって第1のスイッチ76a及び第2のスイッチ76bの双方がオン操作されたり、オフ操作されたりすると、閾値電圧Vthが当初想定した値よりも低くなったり、高くなったりする。閾値電圧Vthが当初想定した値よりも低くなる場合、スイッチング素子S*#に過電流が流れていないにもかかわらずソフト遮断処理が実行されることで、スイッチング素子S*#の使用条件が大きく制約される懸念がある。一方、閾値電圧Vthが当初想定した値よりも高くなる場合、実際には過電流が流れているにもかかわらずソフト遮断処理が実行されず、スイッチング素子S*#の信頼性が低下するおそれがある。
ここで、オフ操作指令がなされる期間においては、コレクタ電流が流れていない。このため、オフ操作指令がなされる期間において閾値電圧Vthを変更する本実施形態によれば、スイッチング素子S*#の使用条件が大きく制約されたり、スイッチング素子S*#の信頼性が低下したりすることを回避できる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第4の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、閾値電圧Vthの選択手法を変更する。
図13に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図13において、先の図10に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、ドライブIC20は、上記第2の実施形態で説明した閾値温度Sthが記憶されたメモリ66を備えている。
図14に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部36によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図14において、先の図7,図11に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部36は、ハードウェアであるため、図14に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS12において肯定判断された場合、ステップS24に進み、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じて閾値温度Sthを選択する。その後、ステップS26において、素子温度Sdが閾値温度Sth以下であるか否かを判断する。
ステップS26において肯定判断された場合には、閾値電圧Vthを第1の閾値電圧V1とすること(閾値電圧Vthの増大)を許可し、ステップS32に進む。一方、ステップS26において否定判断された場合には、閾値電圧Vthを第1の閾値電圧V1とすることを禁止し、ステップS34に進む。
なお、上記ステップS18において否定判断された場合や、ステップS22の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第5の実施形態の効果に加えて、上記第2の実施形態の(3)の効果と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
以下、第6の実施形態について、先の第4の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、閾値電圧Vthの選択手法を変更する。
図15に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図15において、先の図10に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、ドライブIC20は、上記第5の実施形態で説明したメモリ66を備えている。ここで、本実施形態において、メモリ66には、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど閾値電圧Vthが連続的に低くなるように、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceと関係付けられて閾値電圧Vthが記憶されている。なお、本実施形態において、メモリ66が「閾値記憶手段」を構成する。
また、本実施形態では、コンパレータ58の反転入力端子には、駆動制御部36から出力される閾値電圧Vthが入力される。
図16に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部36によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図16において、先の図11に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部36は、ハードウェアであるため、図16に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合、ステップS38に進む。ステップS38では、閾値電圧Vthとして、メモリ66に記憶された閾値電圧Vthの中からコレクタ及びエミッタ間電圧Vceに応じた閾値電圧Vthを選択する。具体的には、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、低い閾値電圧Vthを選択する。そして、ステップS40では、上記ステップS38の処理で選択された閾値電圧Vthをコンパレータ58に対して出力する。
なお、上記ステップS18において否定判断された場合や、ステップS22の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第4の実施形態で得られる効果に加えて、上記第3の実施形態の(4)の効果と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「処理手段」としては、ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値を増大させることでゲート電荷の放電速度を低くするものに限らない。例えば、先の図8において、第7の端子T7及びソフト遮断用抵抗体68の接続点にスイッチング素子を介して電源を接続し、このスイッチング素子をオン操作して上記接続点に電荷を供給することで、ゲート電荷の放電速度を低くするものであってもよい。これは、上記接続点に電源から電荷を供給することで、ゲート電荷の放電が妨げられることを利用したものである。なお、この場合、ソフト遮断用スイッチング素子70をオン操作する場合のこの素子のゲート電圧は、非飽和領域でソフト遮断用スイッチング素子70を駆動させる電圧に設定すればよい。
・「記憶手段」としては、電力供給なしで情報を保持可能な手段に限らない、例えば、記憶手段に対して常時電力供給可能な構成をドライブユニットDUに備えることを条件として、電力の供給によって情報を保持可能な手段(例えば、揮発性メモリ)であってもよい。
・「抵抗値変更手段」としては、上記第3の実施形態に例示したものに限らない。例えば、ソフト遮断回路50として、互いに相違する抵抗値を有してかつ3つ以上のソフト遮断用抵抗体と、これらソフト遮断用抵抗体のそれぞれ及びエミッタ間に各別に接続されたソフト遮断用スイッチング素子を備える回路を採用する場合、これらソフト遮断用スイッチング素子が「抵抗値変更手段」を構成する。ここでは、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceが高いほど、抵抗値の大きいソフト遮断用抵抗体に接続されたソフト遮断用スイッチング素子のみをオン状態とすればよい。すなわち、この場合、ソフト遮断用経路Lcutの抵抗値Rcutを3段階以上に変更することができる。なお、この場合における上記抵抗値Rcutの選択手法を図17に例示した。
・閾値電圧Vthの選択手法としては、上記第6の実施形態に例示したものに限らない。例えば、図18に例示するように、エミッタ間電圧Vceが高いほど、閾値電圧Vthを段階的に低くする構成であってもよい。なお、図18では、閾値電圧Vthを4段階で選択する手法である。
・「電流制限手段」としては、コレクタ電流の流通を遮断するものに限らない。例えば、ゲート電圧Vgeを定電圧電源22の端子電圧VH未満であってかつスレッショルド電圧以上の電圧まで低下させることでコレクタ電流を低下させるものであってもよい。
・「電流検出手段」としては、センス端子Stの出力電流をセンス電圧Vseとして検出するセンス抵抗56を備えるものに限らない。例えば、センス端子Stからエミッタまでの電気経路を流れる電流を検出可能であるなら、ホール素子を備えるもの等、他の電流検出手段であってもよい。なお、この場合、センス端子及びエミッタ間が短絡されないように上記電気経路にある程度の抵抗を持たせることが望ましい。
・「電圧検出手段」としては、電圧検出部64を備えるものに限らない。例えば、昇圧コンバータCVを構成するコンデンサCの端子間電圧を検出するセンサを備えるものであってもよい。
・「温度検出手段」としては、感温ダイオードに限らず、例えばサーミスタであってもよい。
・「駆動対象スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。
・本発明の適用対象としては、車載主機を駆動するためのインバータに備えられる駆動対象スイッチング素子に限らず、例えば、空調用の圧縮機を駆動するためのインバータに備えられる駆動対象スイッチング素子であってもよい。
50…ソフト遮断回路、58…コンパレータ、60…電源、S*#…スイッチング素子。

Claims (12)

  1. 駆動対象スイッチング素子(S*#)の入出力端子間に流れる電流を検出する電流検出手段(56)と、
    前記電流検出手段によって検出された電流が閾値電流を超えたことを条件として、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子の電荷を放電させることで前記入出力端子間に流れる電流を強制的に制限する電流制限手段(50,58,60,71)と、
    前記入出力端子間の印加電圧が高いほど、前記電流制限手段によって強制的に制限する場合に生じるサージ電圧の抑制度合いが大きくなるように該電流制限手段による強制的な制限手法を変更する処理を行う処理手段と、
    を備えることを特徴とする駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  2. 前記処理手段は、前記変更する処理として、前記入出力端子間の印加電圧が高いほど、前記電流制限手段による前記開閉制御端子の電荷の放電速度を低くする処理を行うことを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  3. 前記開閉制御端子に接続されてかつ、前記駆動対象スイッチング素子のオフ状態への通常時の切り替えに用いられる通常時放電経路(Ldis)と、
    前記通常時放電経路に設けられてかつ、該通常時放電経路を開閉する放電用スイッチング素子(40)と、
    前記開閉制御端子に接続されてかつ、前記通常時放電経路の抵抗値よりも高い抵抗値を有するソフト遮断用経路(Lcut)と、
    前記ソフト遮断用経路に設けられてかつ、該ソフト遮断用経路を開閉するソフト遮断用スイッチング素子(54a,54b,70)と、
    を更に備え、
    前記電流制限手段は、前記放電用スイッチング素子を開操作してかつ、前記ソフト遮断用スイッチング素子を閉操作することで前記入出力端子間に流れる電流を強制的に制限し、
    前記処理手段は、前記入出力端子間の印加電圧が高いほど、前記ソフト遮断用経路の抵抗値を増大させることで前記電荷の放電速度を低くすることを特徴とする請求項2記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  4. 前記ソフト遮断用経路の抵抗値を連続的に又は3段階以上に変更すべく操作される抵抗値変更手段(70)と、
    前記入出力端子間の印加電圧が高いほど前記ソフト遮断用経路の抵抗値が高くなるように、該入出力端子間の印加電圧と関係付けられて該ソフト遮断用経路の抵抗値が記憶された抵抗値記憶手段(66)と、
    前記入出力端子間の印加電圧を検出する電圧検出手段(64)と、
    を更に備え、
    前記処理手段は、
    前記抵抗値記憶手段に記憶された前記ソフト遮断用経路の抵抗値の中から前記電圧検出手段によって検出された前記印加電圧に応じた抵抗値を選択する抵抗値選択手段を備え、
    前記ソフト遮断用経路の抵抗値を前記抵抗値選択手段によって選択された抵抗値にすべく、前記抵抗値変更手段を操作することを特徴とする請求項3記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  5. 前記抵抗値変更手段は、
    前記ソフト遮断用スイッチング素子(70)を備え、
    該ソフト遮断用スイッチング素子の操作によって該ソフト遮断用スイッチング素子のオン抵抗を増大させることで前記ソフト遮断用経路の抵抗値を増大させることを特徴とする請求項4記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  6. 前記入出力端子間の印加電圧が高いほど前記駆動対象スイッチングの温度が高くなるように、該入出力端子間の印加電圧と関係付けられて該駆動対象スイッチング素子の温度が記憶された温度記憶手段(66)と、
    前記入出力端子間の印加電圧を検出する電圧検出手段(64)と、
    前記温度記憶手段に記憶された温度の中から前記電圧検出手段によって検出された前記印加電圧に応じた温度を選択する温度選択手段と、
    前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段(SD*#,62)と、
    前記温度検出手段によって検出された温度が前記温度選択手段によって選択された温度以下となることを条件として、前記処理手段による前記放電速度の上昇を許可する許可手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  7. 前記処理手段は、前記変更する処理として、前記入出力端子間の印加電圧が高いほど、前記閾値電流を低く設定する処理を行うことを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  8. 前記入出力端子間の印加電圧が高いほど前記閾値電流が低くなるように、該入出力端子間の印加電圧と関係付けられて該閾値電流が記憶された閾値記憶手段(66)と、
    前記入出力端子間の印加電圧を検出する電圧検出手段(64)と、
    を更に備え、
    前記処理手段は、前記電流制限手段で用いられる前記閾値電流として、前記閾値記憶手段に記憶された前記閾値電流の中から前記電圧検出手段によって検出された前記印加電圧に応じた閾値電流を選択することを特徴とする請求項7記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  9. 前記入出力端子間の印加電圧が高いほど前記駆動対象スイッチングの温度が高くなるように、該入出力端子間の印加電圧と関係付けられて該駆動対象スイッチング素子の温度が記憶された温度記憶手段(66)と、
    前記入出力端子間の印加電圧を検出する電圧検出手段(64)と、
    前記温度記憶手段に記憶された温度の中から前記電圧検出手段によって検出された前記印加電圧に応じた温度を選択する温度選択手段と、
    前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段(SD*#,62)と、
    前記温度検出手段によって検出された温度が前記温度選択手段によって選択された温度以下となることを条件として、前記処理手段による前記閾値電流の増大を許可する許可手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7又は8記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  10. 前記駆動対象スイッチング素子は、インバータを構成してかつ、昇圧コンバータ(CV)に並列接続された高電位側スイッチング素子(S*p)及び低電位側スイッチング素子(S*n)の直列接続体であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  11. 前記処理手段は、前記駆動対象スイッチング素子がオフ状態とされる期間において前記制限手法を変更することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  12. 前記電流制限手段は、前記入出力端子間に流れる電流の強制的な制限として、該入出力端子間に流れる電流の流通を強制的に遮断することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
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