JP7359020B2 - 電力変換器の制御回路 - Google Patents

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本発明は、回転電機の各相の巻線に接続された上下アームのスイッチを有する電力変換器の制御回路に関する。
この種の制御回路としては、例えば特許文献1に記載されているように、多相の回転電機と、回転電機の各相巻線に電気的に接続された上下アームの駆動対象スイッチを有する電力変換器と、を備えるシステムに適用されるものが知られている。制御回路は、システムに異常が発生したと判定した場合、異常時制御を実行する。異常時制御として、例えば、上下アームの駆動対象スイッチが強制的にオフ状態に切り替えられるシャットダウン制御、及び上下アームのうちいずれか一方のアームにおける全ての相の駆動対象スイッチがオン状態に切り替えられ、他方のアームにおける全ての相の駆動対象スイッチがオフ状態に切り替えられる短絡制御のいずれかが実行される。
特開2017-118815号公報
異常時制御が実行される場合、駆動対象スイッチの駆動状態の切り替えに伴うサージ電圧が発生する。このサージ電圧が駆動対象スイッチの耐圧を超えると、駆動対象スイッチの信頼性が低下するおそれがある。
また、サージ電圧は、以下に説明する場合に増大する可能性がある。例えば、上下アーム短絡を防止するためシャットダウン制御が実行された後に短絡制御が実行される場合、上下アームのうちいずれか一方の駆動対象スイッチが、全ての相で同時にオン状態に切り替えられることがある。この場合、各相の駆動対象スイッチで発生するサージ電圧が重畳し、サージ電圧が増大する可能性がある。
そこで、本発明の主たる目的は、異常時制御を実行する場合に、駆動対象スイッチの信頼性が低下することを回避できる電力変換器の制御回路を提供することである。
本発明は、多相の回転電機と、前記回転電機の各相の巻線に電気的に接続された上下アームの駆動対象スイッチを有する電力変換器と、を備えるシステムに適用され、前記駆動対象スイッチの駆動状態をオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替える電力変換器の制御回路において、前記システムに異常が発生しているか否かを判定する判定部と、前記システムに異常が発生していると判定された場合、上下アームのうち少なくとも一方のアームにおける全ての相の前記駆動対象スイッチを同じ駆動状態にする異常時制御を実行する異常時制御部と、上下アームの前記駆動対象スイッチを交互にオン状態に切り替える駆動制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度よりも、前記異常時制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する速度変更部と、を備える。
本発明において、システムに異常が発生したと判定された場合、異常時制御部は異常時制御を実行する。異常時制御において、上下アームのうちいずれか一方の駆動対象スイッチはオフ状態に切り替えられ、他方の駆動対象スイッチはオフ状態及びオン状態のいずれか一方に切り替えられる。速度変更部は、異常時制御における駆動対象スイッチのスイッチング速度を、駆動制御における駆動対象スイッチのスイッチング速度より低減する。サージ電圧は駆動スイッチのスイッチング速度が低いほど小さくなるため、異常時制御で発生するサージ電圧を抑制することができる。その結果、駆動対象スイッチの信頼性が低下することを回避できる。
第1実施形態に係る制御システムの全体構成図。 制御回路及びその周辺構成を示す図。 制御回路によって実行される制御の一例を示すタイムチャート。 第2実施形態に係る制御回路及びその周辺構成を示す図。 第3実施形態に係る制御回路及びその周辺構成を示す図。 第3実施形態の変形例に係る制御回路及びその周辺構成を示す図。 第4実施形態に係る制御回路及びその周辺構成を示す図。 第4実施形態の変形例1に係る制御回路及びその周辺構成を示す図。 第4実施形態の変形例2に係る制御回路及びその周辺構成を示す図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る制御回路を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る制御回路は、電力変換器としての3相インバータに適用される。本実施形態において、インバータを備える制御システムは、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される。
図1に示すように、制御システムは、回転電機10及びインバータ15を備えている。回転電機10は、車載主機であり、そのロータが図示しない駆動輪と動力伝達可能とされている。本実施形態では、回転電機10として、同期機が用いられており、より具体的には、永久磁石同期機が用いられている。
インバータ15は、スイッチングデバイス部20を備えている。スイッチングデバイス部20は、上アームスイッチSWHと下アームスイッチSWLとの直列接続体を3相分備えている。各相において、上,下アームスイッチSWH,SWLの接続点には、回転電機10の巻線11の第1端が接続されている。各相巻線11の第2端は、中性点で接続されている。各相巻線11は、電気角で互いに120°ずらされて配置されている。ちなみに、本実施形態では、各スイッチSWH,SWLとして、電圧制御形の半導体スイッチング素子が用いられており、より具体的には、IGBTが用いられている。上,下アームスイッチSWH,SWLには、フリーホイールダイオードである上,下アームダイオードDH,DLが逆並列に接続されている。
各上アームスイッチSWHの高電位側端子であるコレクタには、高電位側電気経路22Hを介して、高圧電源30の正極端子が接続されている。各下アームスイッチSWLの低電位側端子であるエミッタには、低電位側電気経路22Lを介して、高圧電源30の負極端子が接続されている。本実施形態において、高圧電源30は、2次電池であり、その出力電圧(定格電圧)が例えば百V以上である。
インバータ15は、「蓄電部」としてのコンデンサ23を備えている。コンデンサ23は、高電位側電気経路22Hと、低電位側電気経路22Lとを電気的に接続している。
インバータ15は、制御回路50を備えている。図2を用いて、制御回路50の構成について説明する。図2には、制御回路50及びその駆動対象スイッチである下アームスイッチSWLに係る構成を示す。なお、制御回路50のうち、上アームスイッチSWHに係る構成は、基本的には、下アームスイッチSWLに係る構成と同じ構成である。このため、以下では、下アームスイッチSWLに係る構成を主に説明する。
制御回路50は、マイコン51、駆動回路52及び速度変更部53を備えている。マイコン51は、CPUと、それ以外の周辺回路とを備えている。周辺回路には、外部と信号をやり取りするための入出力部が含まれている。マイコン51は、回転電機10の制御量をその指令値に制御すべく、スイッチングデバイス部20の各スイッチSWH,SWLに対するスイッチング指令を生成する。制御量は、例えばトルクである。マイコン51は、各相において、上アームスイッチSWHと下アームスイッチSWLとが交互にオンされるようなスイッチング指令を生成する。マイコン51は、制御回路50の低圧領域に設けられている。
駆動回路52及び速度変更部53は、制御回路50のうち、低圧領域とは電気的に絶縁された高圧領域に設けられている。駆動回路52には、マイコン51から出力されたスイッチング指令が図示しない絶縁伝達部を介して入力される。絶縁伝達部は、例えば、フォトカプラ又は磁気カプラである。駆動回路52は、入力されたスイッチング指令に基づき、速度変更部53を介して、上,下アームスイッチSWH,SWLの駆動状態をオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替える。
速度変更部53は、定電圧電源60、第1充電経路61、第1充電用スイッチ62及び第1充電用抵抗体63を備えている。定電圧電源60には、第1充電経路61を介して、下アームスイッチSWLのゲートが接続されている。第1充電経路61には、第1充電用スイッチ62及び第1充電用抵抗体63が設けられている。
速度変更部53は、第2充電経路64、第2充電用スイッチ65及び第2充電用抵抗体66を備えている。定電圧電源60には、第2充電経路64を介して、下アームスイッチSWLのゲートが接続されている。第2充電経路64には、第2充電用スイッチ65及び第2充電用抵抗体66が設けられている。ここで、第2充電用抵抗体66の抵抗値Ron2は、第1充電用抵抗体63の抵抗値Ron1よりも大きい値である。
速度変更部53は、第1放電経路71、第1放電用スイッチ72及び第1放電用抵抗体73を備えている。下アームスイッチSWLのゲートには、第1放電経路71を介して、下アームスイッチSWLのエミッタが接続されている。第1放電経路71には、第1放電用スイッチ72及び第1放電用抵抗体73が設けられている。
速度変更部53は、第2放電経路74、第2放電用スイッチ75及び第2放電用抵抗体76を備えている。下アームスイッチSWLのゲートには、第2放電経路74を介して、下アームスイッチSWLのエミッタが接続されている。第2放電経路74には、第2放電用スイッチ75及び第2放電用抵抗体76が設けられている。ここで、第2放電用抵抗体76の抵抗値Roff2は、第1放電用抵抗体73の抵抗値Roff1よりも大きい値である。
速度変更部53は、遮断用経路81、ソフト遮断用スイッチ82及び遮断用抵抗体83を備えている。下アームスイッチSWLのゲートには、遮断用経路81を介して、下アームスイッチSWLのエミッタが接続されている。遮断用経路81には、ソフト遮断用スイッチ82及び遮断用抵抗体83が設けられている。ここで、遮断用抵抗体83の抵抗値Rsoftは、第1放電用抵抗体73の抵抗値Roff1よりも大きい値であり、特に本実施形態では、第2放電用抵抗体76の抵抗値Roff2よりも大きい値である。
なお、本実施形態では、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65としてPチャネルMOSFETを用いており、第1放電用スイッチ72、第2放電用スイッチ75及びソフト遮断用スイッチ82として、NチャネルMOSFETを用いている。
速度変更部53は、プルダウン抵抗体84を備えている。プルダウン抵抗体84の第1端には、下アームスイッチSWLのゲートが接続されている。プルダウン抵抗体84の第2端には、下アームスイッチSWLのエミッタが接続されている。プルダウン抵抗体84は、例えば第1,第2放電用スイッチ72,75をオン状態にできない異常等、ゲート電荷を放電できなくなることを回避するために設けられている。プルダウン抵抗体84の抵抗値Rpは、第1放電用抵抗体73の抵抗値Roff1よりも大きい値である。
次に、図3を用いて、制御回路50によって実行される制御の一例について説明する。図3(a)は上アームスイッチSWHの駆動状態を示し、図3(b)は下アームスイッチSWLの駆動状態を示し、図3(c)はコンデンサ23の電圧VHの推移を示す。
時刻t1までの期間において、マイコン51は、回転電機10の駆動制御を実行するべく、上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する上,下アーム駆動信号を駆動回路52に出力する。本実施形態において、駆動制御とは、回転電機10の制御量をその指令値に制御するためのスイッチング指令を生成して出力することである。駆動信号は、上,下アームスイッチSWH,SWLのオン状態への切り替えを指示するオン指令と、オフ状態への切り替えを指示するオフ指令とのいずれかをとる。駆動制御により、上,下アームスイッチSWH,SWLが交互にオン状態に切り替えられる。
下アームスイッチSWLを例にして説明すると、駆動回路52は、駆動信号がオン指令の場合、充電処理を行う。充電処理は、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65のうちいずれか一方をオン状態にして、かつ、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65のうち他方、第1放電用スイッチ72、第2放電用スイッチ75及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にする処理である。充電処理によれば、下アームスイッチSWLのゲートに充電電流が供給され、そのゲート電圧が閾値電圧以上となり、下アームスイッチSWLがオン状態に切り替えられる。
本実施形態において、駆動回路52は、ゲート電荷の充電が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、下アームスイッチSWLのゲートに接続される充電用抵抗体の抵抗値を、高いものから低いものへと変更するアクティブゲートコントロールを実行する。
詳しくは、駆動回路52は、駆動信号がオン指令とされる期間の前半において、第1充電用スイッチ62をオフ状態とし、かつ、第2充電用スイッチ65をオン状態として、ゲート電荷の充電速度を低速度とする。これにより、第2充電経路64を介して下アームスイッチSWLのゲートに充電電流が供給される。その後、駆動回路52は、駆動信号がオン指令とされる期間の後半において、第1充電用スイッチ62をオン状態とし、かつ、第2充電用スイッチ65をオフ状態として、ゲート電荷の充電速度を高速度とする。これにより、第1充電経路61を介して下アームスイッチSWLのゲートに充電電流が供給される。その結果、下アームスイッチSWLがオフ状態からオン状態に切り替えられる。以上説明したアクティブゲートコントロールにおけるスイッチング速度は、第1,第2充電経路61,64のうち第2充電経路64のみを用いて下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える場合のスイッチング速度よりも高い。
駆動回路52は、下アーム駆動信号がオフ指令の場合、放電処理を行う。放電処理は、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75のうちいずれか一方をオン状態にして、かつ、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75のうち他方、第1充電用スイッチ62、第2充電用スイッチ65及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にする処理である。放電処理によれば、下アームスイッチSWLのゲートから電荷が放電され、そのゲート電圧が閾値電圧未満となり、下アームスイッチSWLがオフ状態に切り替えられる。
本実施形態において、駆動回路52は、ゲート電荷の放電が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、上,下アームスイッチSWH,SWLのゲートに接続される放電用抵抗体の抵抗値を、低いものから高いものへと変更するアクティブゲートコントロールを実行する。
詳しくは、駆動回路52は、駆動信号がオフ指令とされる期間の前半において、第1放電用スイッチ72をオン状態とし、かつ、第2放電用スイッチ75をオフ状態として、ゲート電荷の放電速度を高速度とする。これにより、第1放電経路71を介してゲート電荷が放電される。その後、駆動回路52は、駆動信号がオフ指令とされる期間の後半において、第1放電用スイッチ72をオフ状態とし、かつ、第2放電用スイッチ75をオン状態として、ゲート電荷の放電速度を低速度とする。これにより、第2放電経路74を介してゲート電荷が放電される。その結果、上,下アームスイッチSWH,SWLがオン状態からオフ状態に切り替えられる。以上説明したアクティブゲートコントロールにおけるスイッチング速度は、第1,第2放電経路71,74のうち第2放電経路74のみを用いて下アームスイッチSWLをオフ状態に切り替える場合のスイッチング速度よりも高い。
時刻t1において、マイコン51により制御システムに異常が発生したと判定されると、マイコン51は、上下アーム短絡を防止するため、シャットダウン指令を駆動回路52に出力する。駆動回路52にシャットダウン指令が入力されると、駆動回路52は、3相分の上,下アームスイッチSWH,SWLをオフ状態に切り替えるシャットダウン制御を実行する。シャットダウン制御が実行されると、上,下アームスイッチSWH,SWLには、スイッチング速度に比例したサージ電圧が発生する。なお、本実施形態において、マイコン51が「判定部」に相当する。
時刻t1から時刻t2までの期間において、シャットダウン制御が実行される。この期間において回転電機10を構成するロータの回転によって巻線11に逆起電圧が発生すると、巻線11の線間電圧が、コンデンサ23の電圧VHよりも高くなることがある。この場合、上,下アームダイオードDH,DL、巻線11及びコンデンサ23を含む閉回路に、巻線11で発生した誘起電流が流れるいわゆる回生が実施される。その結果、コンデンサ23の電圧VHは上昇する。コンデンサ23の電圧VHが上昇し続けると、コンデンサ23、スイッチングデバイス部20及びコンデンサ23に接続されたスイッチングデバイス部20以外の機器のうち、少なくとも1つが過電圧となり故障する懸念がある。
このような過電圧となることを回避するために、時刻t2において、マイコン51は、3相分の上アームスイッチSWHをオフ状態にし、かつ、3相分の下アームスイッチSWLをオン状態にする3相短絡制御(以下、ASC制御)を実行するべく、ASC指令を駆動回路52に出力する。駆動回路52にASC指令が入力されると、駆動回路52は下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。これにより、下アームスイッチSWLには、スイッチング速度に比例したサージ電圧が発生する。また、この場合、3相分の下アームスイッチSWLが同時にオン状態に切り替えられるため、3相分のサージ電圧が重畳し、サージ電圧が増大する可能性がある。なお、本実施形態において、シャットダウン制御及びASC制御が「異常時制御」に相当し、駆動回路52が「異常時制御部」に相当する。
ASC制御が実行される時刻t2から時刻t3までの期間において、巻線11及び下アームスイッチSWL間で誘起電流が循環するため、回生が実施されない。その結果、コンデンサ23に誘起電流が流れない。そのため、図3に示す例では、コンデンサ23の電圧VHは低下する。しかし、このままASC制御が継続されると、誘起電流の循環により、例えば下アームスイッチSWLが過熱異常となる懸念がある。
そこで、本実施形態では、時刻t3において、マイコン51は、再びシャットダウン指令を駆動回路52に出力する。これにより、シャットダウン制御が実行され、下アームスイッチSWLには、スイッチング速度に比例したサージ電圧が発生する。また、この場合も、3相分の下アームスイッチSWLが同時にオフ状態に切り替えられるため、3相分のサージ電圧が重畳し、サージ電圧が増大する可能性がある。
上述した制御以外にも、本実施形態では、以下で説明する制御が駆動回路52により実行される。
上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する駆動回路52は、上,下アームスイッチSWH,SWLに過電流が流れると判定した場合にソフト遮断処理を実行する。ソフト遮断処理は、第1充電用スイッチ62、第2充電用スイッチ65、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75をオフ状態にし、かつ、ソフト遮断用スイッチ82をオン状態にする処理である。これにより、上,下アームスイッチSWH,SWLで発生するサージ電圧を抑制しつつ、上,下アームスイッチSWH,SWLをオフ状態に切り替えて過電流から保護する。
次に、時刻t2において実行されるASC制御について、更に説明する。本実施形態において、下アームスイッチSWLに対応する駆動回路52は、ASC制御を実行する場合、第2充電用スイッチ65をオン状態にし、かつ、第1充電用スイッチ62、第1放電用スイッチ72、第2放電用スイッチ75及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にする。これにより、第2充電経路64を介して下アームスイッチSWLのゲートに充電電流が供給され、下アームスイッチSWLがオン状態に切り替えられる。
続いて、時刻t1及びt3において実行されるシャットダウン制御について、更に説明する。上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する駆動回路52は、シャットダウン制御を実行する場合、第2放電用スイッチ75をオン状態にし、かつ、第1充電用スイッチ62、第2充電用スイッチ65、第1放電用スイッチ72及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にする。これにより、第2放電経路74を介して上,下アームスイッチSWH,SWLのゲートから放電電流が流され、上,下アームスイッチSWH,SWLがオフ状態に切り替えられる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
本実施形態において、制御システムに異常が発生したと判定された場合、駆動回路52は、ASC制御又はシャットダウン制御を実行する。ASC制御が実行される場合、駆動回路52は、第2充電経路64を介して下アームスイッチSWLに充電電流を供給し、下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。そのため、ゲート電荷の充電期間の途中において第2充電経路64から第1充電経路61へ切り替えられる通常の駆動制御の場合よりも、充電電流は低減される。これにより、ASC制御における下アームスイッチSWLのスイッチング速度は、通常の駆動制御における下アームスイッチSWLのスイッチング速度よりも低減される。スイッチング速度が低減されるほど下アームスイッチSWLで発生するサージ電圧は小さくなるため、ASC制御で発生するサージ電圧を抑制することができる。その結果、下アームスイッチSWLの信頼性が低下することを回避できる。
また、シャットダウン制御が実行される場合、駆動回路52は、第2放電経路74を介して上,下アームスイッチSWH,SWLのゲートから電荷を放電し、上,下アームスイッチSWH,SWLをオフ状態に切り替える。そのため、ゲート電荷の放電期間の途中において第1放電経路71から第2放電経路74へ切り替えられる通常の駆動制御の場合よりも、放電電流は低減される。これにより、シャットダウン制御における上,下アームスイッチSWH,SWLのスイッチング速度は、通常の駆動制御における上,下アームスイッチSWH,SWLのスイッチング速度よりも低減される。その結果、シャットダウン制御で発生するサージ電圧を抑制することができるため、上,下アームスイッチSWH,SWLの信頼性が低下することを回避できる。
本実施形態では、シャットダウン制御が実行された後にASC制御が実行される。この場合、全ての相の下アームスイッチSWLは、同時にオン状態に切り替えられ、各相の下アームスイッチSWLで発生するサージ電圧が重畳されることで、サージ電圧が増大する可能性がある。このため、シャットダウン制御が実行された後にASC制御が実行される場合において、スイッチング速度を低減できる上述した構成を用いるメリットが大きい。
また、ASC制御が実行された後に、再びシャットダウン制御が実行される。この場合、全ての相の下アームスイッチSWLは、同時にオフ状態に切り替えられ、各相の下アームスイッチSWLで発生するサージ電圧が重畳されることで、サージ電圧が増大する可能性がある。この場合においても、スイッチング速度を低減できる上述した構成を用いるメリットが大きい。
第2充電経路64、第2充電用スイッチ65及び第2充電用抵抗体66は、ASC制御が実行される場合に用いられるのに加えて、通常の駆動制御におけるアクティブゲートコントロールが実行される場合にも用いられる。そのため、通常の駆動制御で用いられる構成をASC制御に流用することができ、制御回路50を簡素化することができる。
第2放電経路74、第2放電用スイッチ75及び第2放電用抵抗体76は、シャットダウン制御が実行される場合に用いられるのに加えて、通常の駆動制御におけるアクティブゲートコントロールが実行される場合にも用いられる。そのため、通常の駆動制御で用いられる構成をシャットダウン制御に流用することができ、制御回路50を簡素化することができる。
<第1実施形態の変形例>
・上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する駆動回路52は、シャットダウン制御を実行する場合、第2放電経路74に代えて、遮断用経路81によりゲート電荷を放電させて上,下アームスイッチSWH,SWLをオフ状態に切り替えてもよい。詳しくは、上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する駆動回路52は、第1充電用スイッチ62、第2充電用スイッチ65、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75をオフ状態にし、かつ、ソフト遮断用スイッチ82をオン状態にすればよい。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
・第1充電用抵抗体63の抵抗値Ron1及び第2充電用抵抗体66の抵抗値Ron2は、同じ値であってもよい。この場合、駆動回路52は、アクティブゲートコントロールにおいて、駆動信号がオン指令とされる期間の前半に、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65のいずれか一方をオン状態として、ゲート電荷の充電速度を低速度とすればよい。その後、駆動回路52は、駆動信号がオン指令とされる期間の後半において、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65をオン状態として、ゲート電荷の充電速度を高速度とすればよい。また、駆動回路52は、ASC制御を実行する場合、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65のいずれか一方をオン状態とすればよい。
・第1放電用抵抗体73の抵抗値Roff1及び第2放電用抵抗体76の抵抗値Roff2は、同じ値であってもよい。この場合、駆動回路52は、アクティブゲートコントロールにおいて、駆動信号がオン指令とされる期間の前半に、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75をオン状態として、ゲート電荷の放電速度を高速度とすればよい。その後、駆動回路52は、駆動信号がオン指令とされる期間の後半において、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75のいずれか一方をオン状態として、ゲート電荷の放電速度を低速度とすればよい。また、駆動回路52は、シャットダウン制御を実行する場合、第1放電用スイッチ72及び第2放電用スイッチ75のいずれか一方をオン状態とすればよい。
・速度変更部53は、充電経路を3つ以上備えていてもよい。この場合、複数の充電経路のうち抵抗値が最小の充電経路以外の充電経路を用いて下アームスイッチSWLをオン状態に切り替えるASC制御が実行されればよい。
・速度変更部53は、放電経路を3つ以上備えていてもよい。この場合、複数の放電経路のうち抵抗値が最小の放電経路以外の放電経路を用いて上,下アームスイッチSWH,SWLをオフ状態に切り替えるシャットダウン制御が実行されればよい。
・充電処理におけるアクティブゲートコントロールは実行されなくてもよい。つまり、上,下アームに対応する駆動回路52は、駆動信号がオン指令とされる場合、第1充電経路61及び第2充電経路64のうち、例えば第1充電経路61のみを用いて上,下アームスイッチSWH,SWLをオン状態に切り替えてもよい。
・放電処理におけるアクティブゲートコントロールは実行されなくてもよい。つまり、上,下アームに対応する駆動回路52は、駆動信号がオン指令とされる場合、第1放電経路71及び第2放電経路74のうち、例えば、第1放電経路71のみを用いて上,下アームスイッチSWH,SWLをオフ状態に切り替えてもよい。
・シャットダウン制御による下アームスイッチSWLのゲート電荷の放電は、プルダウン抵抗体84を介して実行されてもよい。つまり、駆動回路52は、第1充電用スイッチ62、第2充電用スイッチ65、第1放電用スイッチ72、第2放電用スイッチ75及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態として、プルダウン抵抗体84を介して下アームスイッチSWLのゲートから電荷を放電してもよい。
・制御システムに異常が発生したと判定された場合における駆動回路52が実行する制御は、図3で説明した制御に限らない。例えば、駆動回路52は、制御システムに異常が発生したと判定した場合、シャットダウン制御を実行することなく、ASC制御を実行してもよい。
この場合、駆動回路52は、上アームスイッチSWHをオフ状態に切り替え、かつ、下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。詳しくは、上アームスイッチSWHに対応する駆動回路52は、第2放電用スイッチ75をオン状態にし、かつ、第1充電用スイッチ62、第2充電用スイッチ65、第1放電用スイッチ72及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にする。下アームスイッチSWLに対応する駆動回路52は、第2充電用スイッチ65をオン状態にし、かつ、第1充電用スイッチ62、第1放電用スイッチ72、第2放電用スイッチ75及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にする。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、図4に示すように、速度変更部53は、電圧変更回路67を備えている。なお、本実施形態において電圧変更回路67が「電圧変更部」に相当する。また、図4において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態においても、駆動回路52及び速度変更部53については、下アームスイッチSWLに係る構成を主に説明する。
電圧変更回路67は、定電圧電源60と、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65との間に接続されている。
制御システムに異常が発生したと判定された場合、駆動回路52は、電圧変更回路67に電圧変更指令を出力する。本実施形態において、電圧変更回路67は、電圧変更指令が入力されていない場合、定電圧電源60の出力電圧である第1電圧Vg1をそのまま出力する。一方、電圧変更回路67は、電圧変更指令が入力された場合、第1電圧Vg1を降圧した第2電圧Vg2を出力する。
ASC制御が実行される場合、駆動回路52は、通常の駆動制御において用いられる第1電圧Vg1よりも小さい第2電圧Vg2を用いて、下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。これにより、下アームスイッチSWLのゲートに供給される充電電流が低減されるため、下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える場合のスイッチング速度が低減される。例えば、駆動回路52は、第2充電経路64を介して、第2電圧Vg2を用いて充電電流を下アームスイッチSWLのゲートに供給すればよい。詳しくは、下アームスイッチSWLに対応する駆動回路52は、第1充電用スイッチ62、第1放電用スイッチ72、第2放電用スイッチ75及びソフト遮断用スイッチ82をオフ状態にし、かつ、第2充電用スイッチ65をオフ状態にすればよい。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
下アームスイッチSWLのゲートに供給される充電電流は、定電圧電源60を電力供給源として生成される。そのため、電圧変更回路67からは、一定の電圧である第2電圧Vg2が出力される。充電電流の大きさは第2電圧Vg2の大きさによって決まる。このため、電圧変更回路67が定電圧である第2電圧Vg2を出力することにより、例えば、充電電流を安定させつつ低減することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態において、速度変更部53は、図5に示すように、切替回路90、第1定電流用経路91、第2定電流用経路92、第1定電流用抵抗体93、第2定電流用抵抗体94、定電流用スイッチ95、オペアンプ96及び基準電源97を備えている。本実施形態では、定電流用スイッチ95として、電圧制御形の半導体スイッチング素子が用いられており、より具体的には、PチャネルMOSFETが用いられている。なお、図5において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態においても、駆動回路52及び速度変更部53については、下アームスイッチSWLに係る構成を主に説明する。
定電圧電源60は、切替回路90に接続されている。第1定電流用経路91の一端は、切替回路90に接続され、他端は、定電流用スイッチ95のソースに接続されている。また、第2定電流用経路92の一端は、切替回路90に接続され、他端は、定電流用スイッチ95のソースに接続されている。定電流用スイッチ95のドレインは、下アームスイッチSWLのゲートに接続されている。
第1定電流用経路91には、第1定電流用抵抗体93が設けられており、第2定電流用経路92には、第2定電流用抵抗体94が設けられている。第2定電流用抵抗体94の抵抗値Rs2は、第1定電流用抵抗体93の抵抗値Rs1よりも大きい値である。切替回路90は、第1定電流用経路91及び第2定電流用経路92のうちいずれか一方を介して、充電電流を下アームスイッチSWLのゲートに供給する。
第1,第2定電流用抵抗体93,94及び定電流用スイッチ95の接続点には、オペアンプ96の反転入力端子が接続されており、オペアンプ96の非反転入力端子には、基準電源97が接続されている。基準電源97は、目標値Vrefをオペアンプ96の非反転入力端子に印加する。オペアンプ96の出力端子には、定電流用スイッチ95のゲートが接続されている。これにより、上記接続点の電圧が目標値Vrefになるように、定電流用スイッチ95のゲート電圧が操作される。その結果、定電流用スイッチ95から下アームスイッチSWLのゲートに出力される充電電流は一定となる。本実施形態において、充電電流の大きさは、定電流用抵抗体の抵抗値により制御される。なお、本実施形態において、オペアンプ96が「操作部」に相当する。
駆動回路52は、通常の駆動制御において、下アーム駆動信号がオン指令とされた場合、第1定電流用経路91を介して充電電流を下アームスイッチSWLのゲートに供給し、充電処理を実行する。これにより、下アームスイッチSWLがオン状態に切り替えられる。
一方、駆動回路52は、ASC制御を実行する場合、切替回路90に切替指令を出力する。切替回路90は、切替指令が入力された場合、充電電流の経路を第1定電流用経路91から第2定電流用経路92へ切り替える。その後、第2定電流用経路92を介して充電電流を下アームスイッチSWLのゲートに供給し、下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。この場合、充電経路の抵抗値が大きくなるため、下アームスイッチSWLのゲートに供給される充電電流は、通常の駆動制御を実行する場合よりも低減される。その結果、ASC制御が実行される場合において、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態の変形例>
図6に示すように、制御回路50には、切替回路90、第2定電流用経路92及び第2定電流用抵抗体94が備えられていない。速度変更部53は、基準電源97に代えて、可変電源98を備えている。駆動回路52は、可変電源98を操作することにより、目標値Vrefを可変設定してもよい。これにより、充電電流の大きさは、目標値Vrefにより制御される。
駆動回路52は、ASC制御を実行する場合、通常の駆動制御を実行する場合よりも目標値Vrefを大きくして、下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。これにより、下アームスイッチSWLのゲートに供給される充電電流が低減される。その結果、ASC制御が実行される場合において、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、図7に示すように、下アームスイッチSWLに対応する速度変更部53は、駆動用電源100を備えている。なお、図7において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態において、上アームスイッチSWHに対応する速度変更部53は、例えば図2に示した速度変更部53と同じ構成である。
駆動用電源100は、コンデンサ23の電圧VHが供給されることにより駆動電圧Vascを生成する。また、駆動用電源100には、定電圧電源60の出力する第1電圧Vg1が入力される。駆動用電源100として、スイッチング電源又はシリーズ電源等、種々の電源が用いられる。
速度変更部53は、駆動用経路101、駆動用ダイオード102、駆動用抵抗体103を備えている。駆動用電源100には、駆動用経路101を介して、下アームスイッチSWLのゲートが接続されている。駆動用経路101には、駆動用ダイオード102及び駆動用抵抗体103が設けられている。駆動用ダイオード102のアノードは、駆動用電源100に接続されており、駆動用ダイオード102のカソードは駆動用抵抗体103の一端に接続されている。駆動用抵抗体103の他端は、下アームスイッチSWLのゲートに接続されている。駆動用抵抗体103の抵抗値Rascは、第1充電用抵抗体63の抵抗値Ron1よりも大きい値である。
駆動用電源100、駆動用経路101、駆動用ダイオード102及び駆動用抵抗体103は、ASC制御のために設けられている。詳しくは、制御システムに異常が発生し、例えば定電圧電源60が第1電圧Vg1を出力できない異常が発生した場合、駆動用電源100は、第1電圧Vg1の低下を判定し、駆動電圧Vascを生成して出力し始める。これにより、駆動用電源100から駆動用経路101を介して下アームスイッチSWLのゲートに充電電流が供給される。その結果、全ての相の下アームスイッチSWLがオン状態に切り替えられ、ASC制御が行われる。なお、本実施形態において、駆動用電源100が「判定部」及び「異常時制御部」に相当する。
例えば定電圧電源60が第1電圧Vg1を出力できない異常が発生すると、駆動回路52の電力供給源がなくなるため、駆動回路52が、第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65を正常に動作できなくなる。この場合、定電圧電源60により生成される充電電流を、下アームスイッチSWLのゲートに供給することができなくなる可能性がある。このような異常が発生した場合においても、ASC制御を適正に実施することが要求される。そこで、本実施形態において、コンデンサ23を電力供給源とする駆動用電源100により生成された充電電流が、下アームスイッチSWLのゲートに供給されることで、ASC制御が実行される。これにより、駆動回路52が第1充電用スイッチ62及び第2充電用スイッチ65を正常に動作できなくなる異常が発生した場合でも、ASC制御を実行することができる。
<第4実施形態の変形例1>
図8に示すように、駆動用経路101は、遮断用経路81を介して、下アームスイッチSWLのゲートに接続されていてもよい。詳しくは、駆動用経路101は、遮断用経路81のうち、ソフト遮断用スイッチ82及び遮断用抵抗体83の間に接続されている。
図8に示す構成においてASC制御が実行される場合、駆動用電源100は、駆動電圧Vascを生成し、駆動用経路101及び遮断用経路81を介して、充電電流を下アームスイッチSWLのゲートに供給する。すなわち、充電電流は、駆動用電源100、駆動用ダイオード102、遮断用抵抗体83及び下アームスイッチSWLを含む経路を流れる。これにより、全ての相の下アームスイッチSWLがオン状態に切り替えられる。
図8に示す構成において、先の図7に示す駆動用抵抗体103の代わりに、遮断用抵抗体83が用いられている。遮断用抵抗体83は、ASC制御が実行される場合に用いられるのに加えてソフト遮断処理が実行される場合にも用いられる。そのため、第4実施形態に比べて制御回路50を簡素化することができる。
<第4実施形態の変形例2>
図9に示すように、駆動用経路101は、第2充電経路64を介して、下アームスイッチSWLのゲートに接続されていてもよい。詳しくは、駆動用経路101は、第2充電用経路のうち、第2充電用スイッチ65及び第2充電用抵抗体66の間に接続されている。
ASC制御が実行される場合、駆動用電源100は、駆動電圧Vascを生成し、駆動用経路101及び第2充電経路64を介して、充電電流を下アームスイッチSWLのゲートに供給する。すなわち、充電電流は、駆動用電源100、駆動用ダイオード102、第2充電用抵抗体66及び下アームスイッチSWLを含む経路を流れる。これにより、全ての相の下アームスイッチSWLをオン状態に切り替える。
また、図9に示す構成において、先の図7に示す駆動用抵抗体103の代わりに、第2充電用抵抗体66が用いられている。第2充電用抵抗体66は、ASC制御が実行される場合に用いられるのに加えて、通常の駆動制御における充電処理にも用いられる。そのため、第4実施形態に比べて、制御回路50を簡素化することができる。
なお、駆動用経路101は、第2充電経路64に代えて、第1充電経路61、第1放電経路71、第2放電経路及び遮断用経路81のうちいずれかの電流経路に接続されていてもよい。
また、充電経路及び放電経路が3つ以上備えられている構成において、それら複数の電流経路のうちのいずれかに接続されていてもよい。この場合、駆動用経路101は、駆動経及び複数の電流経路のうち抵抗値が最小の電流経路以外の電流経路を介して、下アームスイッチSWLのゲートに接続されていればよい。
<第4実施形態の変形例3>
駆動用電源100が生成する駆動電圧Vascは、第1電圧Vg1よりも小さい値に設定されてもよい。これにより、駆動回路52は、ASC制御を実行する場合、通常の駆動制御を実行する場合よりも充電電流を低減できる。その結果、本実施形態においても、第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
<その他の実施形態>
・スイッチングデバイス部20を構成するスイッチとしては、IGBTに限らず、例えばボディダイオードを内蔵するNチャネルMOSFETであってもよい。
・回転電機10の制御量としては、トルクに限らず、例えば、回転電機10に備えられたロータの回転速度であってもよい。
・駆動回路52は、外部と信号をやり取りするための入出力部が含まれている周辺回路を備えており、制御システムに異常が発生したか否かの判定は、駆動回路52が行ってもよい。なお、この場合、本実施形態において、駆動回路52が「判定部」に相当する。
・ASC制御として、3相分の上アームスイッチSWHをオン状態に切り替え、かつ、3相分の下アームスイッチSWLをオフ状態に切り替える制御が実行されてもよい。この場合、駆動用電源100は、3相分の上アームスイッチSWHのゲートそれぞれに対して個別に備えられていればよい。
・回転電機10としては、1つの巻線群を備えるものに限らず、複数の巻線群を備えるものであってもよい。この場合、各巻線群に対応してインバータが備えられることとなる。この構成において、制御回路50は、各インバータのうち一部であってかつ少なくとも1つのインバータに対してのみ3相短絡制御を実施し、他のインバータに対して3相短絡制御を実施しなくてもよい。例えば、制御回路50は、他のインバータを構成する全相の上,下アームスイッチをオフにするシャットダウン制御を実施してもよい。
・本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10…回転電機、11…巻線、上,下アームスイッチ…SWH,SWL、20…スイッチングデバイス部、50…制御回路、52…駆動回路、53…速度変更部。

Claims (15)

  1. 多相の回転電機(10)と、
    前記回転電機の各相の巻線(11)に電気的に接続された上下アームの駆動対象スイッチ(SWH,SWL)を有する電力変換器(20)と、を備えるシステムに適用され、前記駆動対象スイッチの駆動状態をオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替える電力変換器の制御回路(50)において、
    前記システムに異常が発生しているか否かを判定する判定部(51)と、
    前記システムに異常が発生していると判定された場合、上下アームのうちいずれか一方のアームにおける全ての相の前記駆動対象スイッチをオン状態にし、他方のアームにおける全ての相の前記駆動対象スイッチをオフ状態にする短絡制御を実行する異常時制御部(52)と、
    上下アームの前記駆動対象スイッチを交互にオン状態に切り替える駆動制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度よりも、前記短絡制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する速度変更部(53)と、を備える電力変換器の制御回路。
  2. 前記異常時制御部は、前記システムに異常が発生していると判定された場合、上下アームのそれぞれにおける全ての相の前記駆動対象スイッチをオフ状態にした後に前記短絡制御を実行し、
    前記速度変更部は、前記短絡制御においてオン状態に切り替えられる前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を、前記駆動制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度よりも低減する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  3. 前記速度変更部は、前記短絡制御において、前記駆動対象スイッチをオン状態に切り替えるために前記駆動対象スイッチのゲートに供給される充電電流を、前記駆動制御における前記充電電流よりも低減することで、前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する請求項1又は2に記載の電力変換器の制御回路。
  4. 前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給するための充電経路(61,64)と、
    前記充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する定電圧電源(60)と、
    前記充電経路に設けられた充電用抵抗体(63,66)と、を備え、
    前記速度変更部は、前記短絡制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を、前記駆動制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度よりも低くするように前記充電用抵抗体の抵抗値を変更する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  5. 前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給するための充電経路(91,92)と、
    前記充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する電源(60)と、
    前記充電経路に設けられた定電流用抵抗体(93,94)と、
    前記充電経路において前記定電流用抵抗体よりも前記ゲート側に設けられ、前記定電流用抵抗体に直列接続された定電流用スイッチ(95)と、
    前記定電流用抵抗体及び前記定電流用スイッチの接続点の電圧を目標値(Vref)に制御すべく前記定電流用スイッチの制御端子を操作する操作部(96)と、を備え、
    前記速度変更部は、前記短絡制御における前記定電流用抵抗体の抵抗値を、前記駆動制御における前記定電流用抵抗体の抵抗値よりも大きくすることにより、前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  6. 前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給するための充電経路(91)と、
    前記充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する電源(60)と、
    前記充電経路に設けられた定電流用抵抗体(93)と、
    前記充電経路において前記定電流用抵抗体よりも前記ゲート側に設けられ、前記定電流用抵抗体に直列接続された定電流用スイッチ(95)と、
    前記定電流用抵抗体及び前記定電流用スイッチの接続点の電圧を目標値(Vref)に制御すべく前記定電流用スイッチの制御端子を操作する操作部(96)と、を備え、
    前記速度変更部は、前記短絡制御における前記目標値を、前記駆動制御における前記目標値よりも大きくすることにより、前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  7. 前記システムは、蓄電部(23)を備え、
    前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給するための充電経路(61)と、
    前記充電経路に設けられた充電用抵抗体(63)と、
    前記充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する電源(60)と、
    前記充電経路に設けられ、該充電経路を開閉すべくオン状態又はオフ状態にされる充電用スイッチ(62,65)と、
    前記蓄電部から給電されて前記充電電流を生成する駆動用電源(100)と、
    前記ゲート及び前記駆動用電源を接続する駆動用経路(101)と、
    前記駆動用経路に設けられ、前記充電用抵抗体よりも抵抗値が大きい駆動用抵抗体(103)と、を備え、
    前記異常時制御部は、前記システムに異常が発生していると判定された場合、前記駆動用電源により生成された前記充電電流を、前記駆動用経路を介して前記ゲートに供給することにより、前記短絡制御を実行する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  8. 前記システムは、蓄電部(23)を備え、
    前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給するための充電経路(61)と、
    前記充電経路に設けられた充電用抵抗体(63)と、
    前記充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する電源(60)と、
    前記充電経路に設けられ、該充電経路を開閉すべくオン状態又はオフ状態にされる充電用スイッチ(62,65)と、
    前記ゲートに接続され、前記駆動対象スイッチを強制的にオフ状態に切り替えるための電荷の放電に用いられる遮断用経路(81)と、
    前記遮断用経路に設けられ、前記充電用抵抗体よりも抵抗値が大きい遮断用抵抗体(83)と、
    前記蓄電部から給電されて前記充電電流を生成する駆動用電源(100)と、
    前記遮断用経路に接続され、前記遮断用抵抗体を介して前記駆動用電源及び前記ゲートを接続する駆動用経路(101)と、を備え、
    前記異常時制御部は、前記システムに異常が発生していると判定された場合、前記駆動用電源により生成された前記充電電流を、前記駆動用経路及び前記遮断用経路を介して前記ゲートに供給し、前記短絡制御を実行する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  9. 前記システムは、蓄電部(23)を備え、
    前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記駆動対象スイッチの駆動状態を切り替えるための電流が流れる複数の電流経路(61,64,71,74)と、
    前記複数の電流経路のうち前記ゲートに充電電流を供給するための充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する電源(60)と、
    前記複数の電流経路ごとに設けられ、該電流経路を開閉すべくオン状態又はオフ状態にされる開閉スイッチ(62,65,72,75)と、
    前記蓄電部から給電されて前記充電電流を生成する駆動用電源(100)と、
    前記複数の電流経路のうち、抵抗値が最小の電流経路以外の電流経路(64)を介して、前記駆動用電源及び前記ゲートを接続する駆動用経路(101)と、を備え、
    前記異常時制御部は、前記システムに異常が発生していると判定された場合、前記駆動用電源から前記駆動用経路及び前記電流経路を介して前記ゲートに電力を供給することにより、前記短絡制御を実行する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  10. 前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記駆動対象スイッチをオン状態に切り替えるための充電電流を供給するための充電経路(61)と、
    前記充電経路の他端に接続された電源(60)と、
    前記電源から前記充電経路を介して前記ゲートに供給される電圧を変更する電圧変更部(67)と、を備え、
    前記速度変更部は、前記短絡制御において前記電圧変更部から前記ゲートに供給される電圧を、前記駆動制御において前記電圧変更部から前記ゲートに供給される電圧よりも小さくすることにより、前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する請求項1又は2に記載の電力変換器の制御回路。
  11. 前記システムは、蓄電部(23)を備え、
    前記速度変更部は、
    一端が前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給するための充電経路(61)と、
    前記充電経路の他端に接続され、前記充電電流を前記ゲートに供給する電源(60)と、
    前記充電経路に設けられ、該充電経路を開閉すべくオン状態又はオフ状態にされる充電用スイッチ(62)と、
    前記蓄電部から給電され、前記電源の出力電圧より低い電圧を出力する駆動用電源(100)と、
    前記駆動用電源及び前記ゲートを接続する駆動用経路(101)と、を備え、
    前記異常時制御部は、前記駆動用経路を介して前記駆動用電源の出力電圧を前記駆動対象スイッチのゲートに供給することにより前記短絡制御を実行する請求項に記載の電力変換器の制御回路。
  12. 多相の回転電機(10)と、
    前記回転電機の各相の巻線(11)に電気的に接続された上下アームの駆動対象スイッチ(SWH,SWL)を有する電力変換器(20)と、を備えるシステムに適用され、前記駆動対象スイッチの駆動状態をオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替える電力変換器の制御回路(50)において、
    前記システムに異常が発生しているか否かを判定する判定部(51)と、
    前記システムに異常が発生していると判定された場合、上下アームのそれぞれにおける全ての相の前記駆動対象スイッチをオフ状態にするシャットダウン制御を実行する異常時制御部(52)と、
    上下アームの前記駆動対象スイッチを交互にオン状態に切り替える駆動制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度よりも、前記シャットダウン制御における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を低減する速度変更部(53)と、を備える電力変換器の制御回路。
  13. 前記異常時制御部は、前記システムに異常が発生していると判定された場合、上下アームのうちいずれか一方のアームにおける全ての相の前記駆動対象スイッチをオン状態にし、他方のアームにおける全ての相の前記駆動対象スイッチをオフ状態にした後に前記シャットダウン制御を実行する請求項12に記載の電力変換器の制御回路。
  14. 前記速度変更部は、
    前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記駆動対象スイッチをオフ状態に切り替えるための電荷の放電に用いられる放電経路(71)と、
    前記放電経路に設けられた放電用抵抗体(73)と、
    前記ゲートに接続され、前記駆動対象スイッチを強制的にオフ状態に切り替えるための電荷の放電に用いられる遮断用経路(81)と、
    前記遮断用経路に設けられ、前記放電用抵抗体よりも抵抗値が大きい遮断用抵抗体(83)と、
    前記遮断用経路を開閉すべくオン状態又はオフ状態にされるソフト遮断用スイッチ(82)と、を備え、
    前記異常時制御部は、前記システムに異常が発生していると判定された場合、前記ソフト遮断用スイッチをオン状態にし、前記遮断用経路を介して前記電荷を放電することにより、前記シャットダウン制御を実行する請求項12又は13に記載の電力変換器の制御回路。
  15. 前記速度変更部は、
    前記駆動対象スイッチのゲートに接続され、前記駆動対象スイッチをオフ状態に切り替えるための電荷の放電に用いられる放電経路(71,74)と、
    前記放電経路に設けられた放電用抵抗体(73,76)と、を備え、
    前記速度変更部は、前記シャットダウン制御が実行される場合における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度を、前記駆動制御が実行される場合における前記駆動対象スイッチのスイッチング速度よりも低くするように前記放電用抵抗体の抵抗値を変更する請求項12又は13に記載の電力変換器の制御回路。
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