JP2014076030A - スティック付き食品の製造方法及びスティック付き食品の差し込み状態是正装置 - Google Patents

スティック付き食品の製造方法及びスティック付き食品の差し込み状態是正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】食品原料に挿入されたスティックがモールドの搬送途中に傾いても、その傾きを是正して適切な位置や角度で支持することができる、スティック付き食品の製造方法及びスティック付き食品の差し込み状態是正装置を提供する。
【解決手段】この是正装置10は、搬送されるモールド20に食品原料を充填し、スティック80をモールド上方から挿入して食品原料を固化し、モールド内で固化された食品をスティック80と共に抜き出してスティック付き食品を製造する際に用いられ、モールド20の搬送経路上に配設された、スティック80が遊嵌する開口部を有する枠体30と、該枠体30を昇降動作させる昇降装置40と、枠体30を少なくとも一方向に往復移動させる揺動装置50とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品原料にスティックが挿入されて製造されるスティック付き食品の製造方法、及び、食品原料に挿入されるスティックの傾きを是正するスティック付き食品の差し込み状態是正装置に関する。
食品にスティックが差し込まれて製造されるスティック付き食品としては、スティック付きアイス(いわゆるアイスキャンディー)や、スティック付きキャンディー、スティック付きチョコレート等が知られている。例えば、前記アイスキャンディーは、冷却されたモールド内にアイス原料を充填した後、アイス原料が完全に固まる前にスティックを差し込み、その状態でモールドを搬送しつつアイス原料を固化させ、その後、モールドからアイスをスティックごと抜き出すことで製造されるようになっている。
その際のアイス原料へのスティック挿入装置として、例えば、下記特許文献1には、ロータリアクチュエータにより駆動され、上向きの垂直位置から下向きの垂直位置まで180°往復回動自在とされた、デュアルロッドシリンダの伸縮ロッドの先端に開閉自在のグリッパを備えた、冷菓製造用スティック挿入装置が記載されている。
そして、スティック供給装置から供給されるスティックの一端を把持した後、シリンダを下向きに180°回動させて一旦停止し、この下向き垂直位置でロッドを伸ばして、スティックの他端をモールド内の半凍結状態の冷菓に挿入し、その後、ロッドを縮めてグリッパを待機姿勢に復帰させるようになっている。
実用新案登録第3036559号公報
上述したアイスキャンディーの製造の際には、モールド内のアイス原料がシャーベット状の半凍結状態のときにスティックを挿入し、その後、モールドを搬送しつつ冷却してアイス原料を冷却固化させるようになっている。しかしながら、スティックを挿入した直後にモールドが搬送されると、アイス原料が未固化であるため、スティックを所定の姿勢に支持できずに傾いたり、モールド搬送時の振動等によってスティックが傾いたりしてしまうという問題があった。
上記特許文献1の冷菓製造用スティック挿入装置では、モールド内のアイス原料にスティックを挿入するまでの間は、スティックがグリッパにより把持されているため、スティックを傾かせることなく、モールド内に垂直方向に挿入できるようになっている。しかしながら、モールド内にスティックを挿入した後は、グリッパが元の待機位置に復帰し、スティックが支持されないため、その後のモールドの搬送途中にスティックが傾いてしまうという問題を解決することはできない。
したがって、本発明の目的は、食品原料に挿入されたスティックがモールドの搬送途中に傾いても、その傾きを是正して適切な位置や角度で支持することができる、スティック付き食品の製造方法及びスティック付き食品の差し込み状態是正装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のスティック付き食品の製造方法は、搬送されるモールドに食品原料を充填し、スティックを前記モールドに上方から挿入して、前記モールド内で固化された食品を前記スティックと共に抜き出すようにしたものであって、前記スティックを前記モールドに挿入した後、前記スティックが遊嵌する開口部を有する枠体を下降させて、前記スティックの上端部を前記開口部に受け入れ、前記枠体を少なくとも一方向に往復移動させて、前記スティックの傾きを是正することを特徴とする。
この発明によれば、食品原料を充填したモールドにスティックを挿入した状態で、枠体を少なくとも一方向に往復移動させることにより、枠体が、スティックの対向する外周面のうち、少なくとも傾いた方に当接して傾きを是正するので、スティックの差し込み角度を一定にすることができ、モールド内で固化される食品に対して、スティックを適切な位置及び角度で挿入支持させることができ、後の工程における取り扱いや、最終的に得られるスティック付き食品の外観を良好にすることができる。
本発明のスティック付き食品の製造方法においては、前記枠体の開口部に前記スティックを遊嵌させた状態で、同枠体を前記スティックに対して交差する二方向に往復移動させることが好ましい。
これによれば、枠体の開口部にスティックを遊嵌させた状態で、枠体をスティックに対して交差する2方向に往復移動させることにより、枠体がスティックに交差する2方向でスティックに当接するので、スティックの傾きをより効率的に是正することができる。
本発明のスティック付き食品の製造方法においては、前記枠体によって前記スティックの傾きを是正した後、前記モールドの搬送方向の下流側にて、前記スティックの上端部を受け入れて当接する凹部を有する押圧部材を下降させて、前記スティックの上端部を前記凹部に受け入れて前記押圧部材で押圧することにより、前記スティックの高さを整えることが好ましい。
これによれば、スティックの上端部を押圧部材で押圧することにより、スティック付き食品から突出するスティックの長さを揃えることができる。また、スティックの上端部が凹部に挿入されることにより、押圧部材で押し込むときにスティックが横ずれして傾いてしまうのを防止できる。
本発明のスティック付き食品の製造方法においては、前記食品原料が、流動性を有する液状原料と、固形状の粒状原料とからなり、前記モールド内で前記液状原料が固化することにより成形されるものであることが好ましい。
これによれば、モールド内にスティックを挿入したとき、スティックが粒状原料に接触して傾きやすくなるが、本発明の方法を適用することにより、スティックの傾きを是正することができる。
本発明のスティック付き食品の製造方法においては、前記モールドを、搬送方向と直交する方向に複数列で並列させて移動させ、前記スティックは、細長い板状をなし、搬送方向と直交する方向に並んだ各モールドに対して、搬送方向に偏平面が向くように挿入し、前記枠体を下降させて、前記スティックの上端部を前記開口部に受け入れ、前記枠体を搬送方向と直交する方向及び搬送方向に往復移動させて、前記スティックの傾きを是正することが好ましい。
これによれば、前記スティックは、細長い板状をなし、搬送方向と直交する方向に並んだ各モールドに対して、搬送方向に偏平面が向くように挿入するので、前記スティックを把持して、固化された前記食品を引き抜く際、搬送方向と直交する方向に並んだ各スティックを同時に把持しやすくすることができる。また、枠体を搬送方向と直交する方向及び搬送方向に往復移動させることにより、スティックの幅方向及び偏平面方向に押圧することになるので、スティックの偏平面に対して枠体が斜めに当たって予期せぬ方向に傾くことを防止できる。
一方、本発明のスティックの差し込み状態是正装置は、搬送されるモールドに食品原料を充填し、スティックを前記モールドに上方から挿入して、前記モールド内で固化された食品を前記スティックと共に抜き出してスティック付き食品を製造する際、前記スティックの差し込み状態を是正するものであって、前記モールドの搬送経路上に配設された、前記スティックが遊嵌する開口部を有する枠体と、前記枠体を昇降動作させる昇降装置と、前記枠体を少なくとも一方向に往復移動させる揺動装置とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、モールドが枠体の下方に配置されたとき、昇降装置によって枠体を下降させることにより、スティックの上端部を枠体の開口部に受け入れることができる。また、揺動装置によって、枠体を少なくとも一方向に往復移動させることにより、枠体が、スティックの対向する外周面のうち、少なくとも傾いた方に当接して傾きを是正するので、スティックの差し込み角度を一定にすることができる。
本発明のスティックの差し込み状態是正装置においては、前記揺動装置は、前記枠体を前記スティックに対して交差する2方向に往復移動させるように構成されていることが好ましい。
これによれば、枠体をスティックに対して交差する2方向に往復移動させることにより、枠体がスティックに交差する2方向でスティックに当接するので、スティックの傾きをより効率的に是正することができる。
本発明のスティックの差し込み状態是正装置においては、前記モールドの搬送経路上であって、前記枠体よりも搬送方向の下流側に前記モールドの配列間隔と整合して配置され、前記スティックの上端部を受け入れて当接する凹部を有し、前記昇降装置によって前記枠体と同期して昇降する押圧部材を更に備えていることが好ましい。
これによれば、枠体によりスティックの傾きを是正した後、該モールドが押圧部材の下方に位置した状態で、昇降装置によって、押圧部材が枠体と同期して下降するとき、押圧部材の凹部にスティックの上端部が当接し、押圧部材によってスティックの上端部が所定の高さまで押し込まれるので、スティック付き食品から突出するスティックの長さを揃えることができる。また、スティックの上端部が凹部に挿入されることにより、押圧部材で押し込むときにスティックが横ずれして傾いてしまうのを防止できる。
本発明のスティックの差し込み状態是正装置においては、前記揺動装置は、前記枠体を搬送方向と直交する方向及び搬送方向に往復移動させるように揺動させる構造をなしていることが好ましい。
これによれば、スティックとして、細長い板状をなすものを用い、搬送方向に偏平面が向くようにスティックを挿入したとき、枠体を搬送方向と直交する方向及び搬送方向に往復移動させることにより、スティックの幅方向及び偏平面方向に押圧することになるので、スティックの偏平面に対して枠体が斜めに当たって予期せぬ方向に傾くことを防止できる。
本発明のスティックの差し込み状態是正装置においては、前記昇降装置は、前記搬送経路と直交する支軸を介して上下に回動するアームと、このアームから垂下され、下端部が前記枠体に連結された揺動可能な吊り部材とで構成され、前記揺動装置は、搬送方向とほぼ直交する方向に前記枠体を揺動させる第1揺動手段と、搬送方向に前記枠体を揺動させる第2揺動手段とで構成されていることが好ましい。
これによれば、アームが上下に回動することにより、吊り部材を介して枠体が昇降動作し、第1揺動手段を作動させると、揺動可能な吊り部材を介して、枠体が搬送方向とほぼ直交する方向に揺動し、また、第2揺動手段を作動させると、揺動可能な吊り部材を介して、枠体が搬送方向に揺動する。こうして、枠体を下降させて、スティックに対して交差する2方向に往復移動させ、再び枠体を上昇させることができる。
本発明のスティックの差し込み状態是正装置においては、前記昇降装置は、前記搬送経路と直交する支軸を介して上下に回動するアームと、このアームから垂下され、下端部が前記枠体に連結された揺動可能な吊り部材と、前記アームの前記吊り部材が取付けられた位置よりも搬送方向の下流側の位置に上端部が支持され、下端部が前記押圧部材に支持された連結棒とで構成されていることが好ましい。
これによれば、アームが上下に回動することにより、枠体と同期して押圧部材を昇降動作させることができる。
本発明によれば、食品原料を充填したモールドにスティックを挿入した状態で、枠体を少なくとも一方向に往復移動させることにより、枠体が、スティックの対向する外周面のうち、少なくとも傾いた方に当接して傾きを是正するので、スティックの差し込み角度を一定にすることができる。
本発明に係るスティックの差し込み状態是正装置の一実施形態を示す斜視図である。 同装置を構成する昇降装置及び揺動装置の斜視図である。 同装置を構成する押圧部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)のA−A矢示線における断面図、(c)は(a)のB−B矢示線における断面図である。 同装置を、搬送方向下流側から見た場合の正面図である。 同装置の平面図である。 同装置の側面図である。 図4のC−C矢示線から見た場合の要部側面図である。 図4のD−D矢示線から見た場合の要部側面図である。 同装置の第1揺動手段による揺動動作を示す説明図である。 同装置の第2揺動手段による揺動動作を示す説明図である。 同装置を用いた、スティック付き食品の製造工程を示す説明図である。 同装置を用いた製造方法によって製造された、スティック付き食品の断面斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るスティックの差し込み状態是正装置の一実施形態について説明する。
図1及び図4に示すように、このスティックの差し込み状態是正措置10(以下、「是正装置10」とする)は、食品原料3が充填されるモールド20の搬送経路の途中に設置され、食品原料3が充填されたモールド20にスティック80を上方から挿入した後、食品原料3を固化し、モールド20内で固化された食品をスティック80と共に抜き出してスティック付き食品1(図12参照)を製造する際に、スティック80の差し込み状態を是正するものである。なお、この実施形態においては、食品原料3は、流動性を有する液状原料と、固形状の粒状原料5(図12参照)とからなる。
この実施形態における是正装置10は、モールド20の搬送経路上に配設され、スティック80の上端部を受け入れる枠体30と、該枠体30を昇降動作させる昇降装置40と、枠体30をスティック80に対して交差する2方向に往復移動させる揺動装置50と、前記枠体30よりも、モールド20の搬送方向(図1矢印参照)の下流側に配置され、スティック80の上端部を押圧する押圧部材70とから主として構成されている。
図12に示すように、この実施形態におけるスティック80は、細長い板状をなしており、一対の偏平面81,81と、これらに直交する幅方向の両側面82,82とを有している。なお、スティックとしては、丸棒や角棒状等をなしていてもよく、特に限定されない。また、スティックの材質は、木製や、樹脂製に限らず、ビスケット、クラッカー等の菓子であってもよい。
図1及び図4に示すように、前記モールド20は、上方が開口し下方が有底の円筒状をなすと共に、モールド搬送方向に直交するように複数並列させて配置されており、各モールド20は、細長い板状の搬送部材21により保持されている。このような搬送部材21が、モールド搬送方向に沿って複数配置され、これらが図示しない駆動手段で駆動する搬送コンベア23によって、図1の矢印で示す方向に所定のタイミングで間欠的に搬送されるようになっている。なお、モールド20は、例えば、角筒状等としてもよく、目的のスティック付き食品の形状等に応じて、適宜採用することができる。
図4に示すように、前記搬送部材21の両側には、一対の支持台25,25が設置されており、各支持台25の上方には支持フレーム27,28が配設されている。
図2及び図5に示すように、前記枠体30は、モールド搬送方向に直交し且つ互いに平行に配置された一対の棒状部材31,31と、該棒状部材31に直交して両棒状部材31,31どうしを連結する複数の仕切板33とを有し、これらにより四角形の枠状部が複数形成され、その内部が開口部35をなしている。
複数の開口部35は、搬送部材21に配列された複数のモールド20に適合する数で形成されており、各開口部35は、各モールド20に挿入されたスティック80の上端部を受け入れて遊嵌するようになっている。また、枠体30の長手方向両端部の上方には、枠体30と、前記昇降装置40又は前記揺動装置50とを連結させるための、ブロック状の連結部材37,37が固設されている。
なお、この実施形態における前記枠体30は、棒状部材31及び仕切板33により、四角形の枠状部が複数配列した構造をなしているが、例えば、板状部材に打ち抜き加工で、円形や楕円形の穴を複数形成した構造等としてもよく、特に限定されない。
昇降装置40は、前記一対の支持フレーム27,28に回動可能に支持された支軸41を有している。この支軸41の一方の支持フレーム27側の端部には、駆動アーム43が固着されており、この駆動アーム43の先端部には、伸縮動作するエアシリンダ44の伸縮ロッド44aが枢着されている(図1,2,6参照)。
また、前記支軸41の軸方向途中には、支軸41を介して上下に回動する一対の昇降アーム45,45が固着されている。各昇降アーム45の先端部には、薄肉の板ばね状をなしてモールド搬送方向と直交する方向に揺動可能とされ、昇降アーム45に対して垂下した吊り部材46の上端部が回動可能にそれぞれ支持されており、各吊り部材46の下端部は、前記枠体30の連結部材37に連結されている(図2,4,8参照)。
更に、各昇降アーム45の長手方向中間部、すなわち、吊り部材46が取付けられた位置よりも、モールド搬送方向の下流側には、連結棒47の上端部が連結されており、この連結棒47の下端部は、押圧部材70に連結されている(図1,3,8参照)。
そして、図7及び図8に示すように、エアシリンダ44の伸縮ロッド44aが伸縮すると、駆動アーム43が上下に回動し、それに伴って支軸41が回動して、昇降アーム45が上下に回動し、吊り部材46を介して枠体30が昇降動作すると共に、これと同期して連結棒47を介して押圧部材70が昇降動作するようになっている。
また、この昇降装置40は、常時は枠体30を上昇させてモールド20の上方に待機させておき、スティック80を挿入したモールド20が枠体30に整合する位置で停止したときに、枠体30を下降させて、その開口部35内にスティック80を遊嵌させ、揺動装置50による枠体30の揺動動作が終了したときに、枠体30を上昇させるように動作するようになっている。
なお、この実施形態の昇降装置40では、駆動アーム43を上下動させるためにエアシリンダ44を用いたが、例えば、油圧シリンダや電動シリンダ、リニアアクチュエーター、ネジ軸等を用いてもよく、特に限定されない。
前記揺動装置50は、前記枠体30をモールド20の搬送方向とほぼ直交する方向に揺動させる第1揺動手段51と、同じく枠体30をモールド20の搬送方向に揺動させる第2揺動手段60とで構成されている。
図1,2,5等に示すように、第1揺動手段51は、ロータリアクチュエータ53とロッド55とを有している。ロータリアクチュエータ53は、その回転軸53aを鉛直方向に向けて、一方の支持フレーム27側に配設されている。
また、ロータリアクチュエータ53の回転軸53aにはクランク54が固着されており、同クランク54は時計回り及び反時計回りに360°回動するようになっている(図5参照)。このクランク54の、ロータリアクチュエータ53の回転軸53aとは偏心した位置に、ロッド55の一端が枢支されていると共に、該ロッド55の他端は前記枠体30の連結部材37に枢支されている(図1,2参照)。
そして、ロータリアクチュエータ53のクランク54が所定方向に回動すると、ロッド55の一端が回動し、その他端を枢支する連結部材37を介して、枠体30が板ばね状の吊り部材46を揺動させつつ、モールド搬送方向にほぼ直交する方向に沿って往復揺動動作するようになっている(図5の矢印F1参照)。
一方、第2揺動手段60は、前記一対の支持フレーム27,28に回動可能に支持された支軸61を有している。図6及び図7に示すように、この支軸61の支持フレーム27側の端部には、駆動アーム63が固着されており、また、支持フレーム27側には、回転軸64aを水平方向に向けてロータリアクチュエータ64が配設されている。
このロータリアクチュエータ64の回転軸64aにはクランク65が固着されており、同クランク65は時計回り及び反時計回りに360°回動するようになっている(図7の矢印参照)。このクランク65の、ロータリアクチュエータ64の回転軸64aとは偏心した位置に、ロッド66の一端が枢支されていると共に、同ロッド66の他端は前記駆動アーム63の先端部に枢支されている。
また、図1、図2及び図8に示すように、前記支軸61の軸方向途中には、一対の揺動アーム67,67が固着され、各揺動アーム67の下端にロッド68の一端が枢支され、該ロッド68の他端は前記枠体30の連結部材37に枢支されている。
そして、ロータリアクチュエータ64のクランク65が所定方向に回動すると、ロッド66を介して駆動アーム63がモールド搬送方向の上流側及び下流側に揺動し(図7参照)、それに伴って支軸61を介して揺動アーム67が前記駆動アーム63と同様に揺動すると共にロッド68が揺動し、その他端を枢支する連結部材37によって枠体30が、昇降装置40の吊り部材46を介して、モールド搬送方向の上流側及び下流側に往復するように揺動する(図5の矢印F2参照)。
なお、この実施形態の揺動装置50は、枠体30を揺動させるための動力源としてロータリアクチュエータ53,64を用いたが、これに限定されるものではない。
上記構造の揺動装置50は、前記昇降装置40により枠体30が下降して、その開口部35内にスティック80が遊嵌された状態のときに、第1揺動手段51及び第2揺動手段60が動作して、枠体30を揺動させるようになっている。
この実施形態の場合、揺動装置50による枠体30の揺動動作は、次のような動作パターンとなっている。これについて図9及び図10を参照して説明する。
すなわち、スティック80を挿入したモールド20が枠体30に整合する位置で停止すると(図9(a)参照)、昇降装置40により枠体30を下降させて、その開口部35内にスティック80を遊嵌させ(図9(b)参照)、その状態で第1揺動手段51により、枠体30をモールド搬送方向にほぼ直交する一方向にスライドさせた後(図9(c)参照)、その反対方向に枠体30をスライドさせ(図9(d)参照)、その後、枠体30を初期位置に戻す(図9(e)参照)。
図9(c)の状態で、スティック80の一側に枠体33の左右の一側が当接し、スティック80が図中右方向に傾いていた場合には、枠体33によって正規の位置に是正される。また、図9(d)の状態で、スティック80の他側に枠体33の左右の他側が当接し、スティック80が図中左方向に傾いていた場合には、枠体33によって正規の位置に是正される。
なお、図9(c)は、第1揺動手段51のクランク54が初期位置から所定方向に90°回転した状態を示し、図9(d)は、同クランク54が270°回転した状態を示し、図9(e)は、同クランク54が360°回転した状態を示す。
次いで、その状態(図10(a)参照)から、第2揺動手段60により、枠体30をモールド搬送方向の上流側又は下流側に揺動させた後(図10(b)参照)、その反対方向に枠体30を揺動させ(図10(c)参照)、その後、枠体30を初期位置に戻す(図10(d)参照)。
図10(b)の状態で、枠体33の前後の一側が当接し、スティック80が図中右方向に傾いていた場合には、枠体33によって正規の位置に是正される。また、図10(c)の状態で、枠体33の前後の他側が当接し、スティック80が図中左方向に傾いていた場合には、枠体33によって正規の位置に是正される。
なお、図10(b)は、第2揺動手段60のクランク65が初期位置から所定方向に90°回転した状態を示し、図10(c)は、同クランク65が270°回転した状態を示し、図10(d)は、同クランク65が360°回転した状態を示している。
その後、第1揺動手段51のクランク54を再び360°前記と反対方向に回転させて、再度、図9(b)〜(e)の工程を繰り返し、更に、第2揺動手段60のクランク65を再び360°前記と反対方向に回転させて、再度、図10(a)〜(d)の工程を繰り返した後、昇降装置40により枠体30を上昇させる(図10(e)参照)。
また、上記の揺動装置50の動作パターンはあくまでも一例であり、例えば、第1揺動手段51及び第2揺動手段60による枠体30の揺動動作の繰り返し回数を増減させたり、或いは、第1揺動手段51と第2揺動手段60との動作順序を逆にしたりしてもよく、必要に応じて適宜設定することができる。また、上記動作パターンにおいては、第1揺動手段51及び第2揺動手段60のクランク54,65を360°往復回転させているが、クランク54,65を同じ方向に360°ずつ回転させたり、或いは、クランク54,65を一方向に90°回転させた後、反対方向に90°回転させたりしてもよく、適宜設定することができる。
なお、この実施形態における是正装置10は、第1揺動手段51によって、枠体30をモールド20の搬送方向とほぼ直交する方向に揺動させると共に、第2揺動手段60によって、枠体30をモールド20の搬送方向に揺動させるように構成されているが、少なくとも任意の一方向に枠体30を往復移動させる構造であればよく、特に限定はされない。
図1及び図3(a)に示すように、枠体30のモールド搬送方向の下流側に、モールド20の配列間隔と整合した位置に配置された押圧部材70は、細長く伸びるブロック状をなしている。この押圧部材70の長手方向両端部には、前記昇降装置40の昇降アーム45に連結された連結棒47の下端部が連結されており、昇降装置40によって枠体30が昇降動作すると、これと同期して押圧部材70が昇降動作するようになっている。
また、押圧部材70の下面側には、スティック80の上端部を受け入れて当接する凹部71が形成されている。図3(b),(c)に示すように、この凹部71の内周面71aは、押圧部材70の下面側に向かって次第に拡径した円錐状をなしており、スティック80の上端部をスムーズに受け入れて押圧できるようになっている。なお、凹部71の内周形状は、円錐のみならず、四角錐や三角錐等の角錐形状としてもよく、特に限定されない。
以上説明した是正装置10は、スティック付き食品の製造装置に組み込まれて用いられるものであって、搬送方向の上流側及び下流側には、次のような装置が配設されている。
図11を参照して簡単に説明すると、是正装置10の上流側には、モールド20内に液状原料を充填して所定厚さのシェル層を形成するシェル充填装置84が配設され、その下流側には、モールド20内に粒状原料5(図12参照)を充填する粒状原料充填装置85が配設され、その下流側にはモールド20内に形成されたシェル層内に液状原料を充填する液状原料充填装置86が配設され、その下流側には、モールド20内に充填された半凍結状態の食品原料3にスティック80を挿入する、スティック挿入装置87が配設されている。また、是正装置10の下流側には、モールド20内で固化された食品1をスティック80と共に抜き出すための、食品取出し装置89が配設されている。この食品取出し装置89は、スティック80を把持する把持部89aと、固化したスティック付き食品1の外層を少し溶かして取り出しやすくする温水シャワー89bと、スティック付き食品1を移送する移送手段89cとを有している。
次に、上記構造の是正装置10を用いた、本発明に係るスティック付き食品の製造方法について説明する。
上述したように、この実施形態においては、食品原料3は、流動性を有する液状原料と、固形状の粒状原料5(図12参照)とからなる。
前記液状原料としては、例えば、氷とシラップ液からなるみぞれ、シャーベット、アイスクリーム等のアイス生地や、キャンディー生地、ビターチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート等のチョコレート生地などが採用される。
一方、粒状原料5は、例えば、ラムネ菓子、キャンディー、チョコレート、クランチ等の固形菓子類、又は、アーモンド、ピーナッツ、マカダミアナッツ、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、クロカント等のナッツ類、ブドウ、リンゴ、バナナ等のドライフルーツ類、更には、カボチャ、サツマイモ、紫イモ、人参等の野菜チップ類などが採用される。
以下、この実施形態では、液状原料として、アイス生地が用いられ、粒状原料として、ラムネ菓子が用いられた例として説明する。アイス生地の場合、モールド20は、図示しない冷媒槽に浸漬されて、冷却されながら移動するようになっている。
そして、昇降装置40により枠体30をモールド20の上方に待機させた状態で、所定温度で冷却保持された複数のモールド20が配列した搬送部材21が、搬送コンベア23により所定タイミングで間欠的に搬送されていき、初めに、シェル充填装置84により液状原料がモールド20内に充填される。すると、モールド20の内周に接触した液状原料が冷却固化すると共に、未固化の液状原料が図示しない吸引装置により吸引されて、モールド20内に所定厚さのシェル層が形成される。
次いで、モールド20内に粒状原料充填装置85により粒状原料5が充填されると共に、液状原料充填装置86により液状原料が充填され、その後、スティック挿入装置87によって、偏平面81,81をモールド搬送方向に向けて(図1参照)、スティック80がモールド20の上方から挿入される。なお、スティック80が差し込まれる際には、液状原料(アイス生地)が冷却されて、部分的に凍結した状態となっている。
次いで、モールド20が枠体30に整合する位置で停止すると(図9(a)参照)、昇降装置40が動作して、枠体30が下降して、その開口部35内にスティック80が遊嵌される(図9(b)参照)。この状態で、第1揺動手段51により、枠体30がモールド搬送方向にほぼ直交する一方向に揺動し、枠体30の仕切板33が、スティック80の一側面82を押圧する(図9(c)参照)。次いで、上記と反対方向に枠体30が揺動して、反対側の仕切板33がスティック80の他側面82を押圧する(図9(d)参照)。これによって、スティック80の幅方向の傾きが是正される。
次いで、枠体30が初期位置に戻った後(図9(e),図10(a)参照)、第2揺動手段60により、枠体30がモールド搬送方向の上流側又は下流側に揺動して、枠体30の棒状部材31が、スティック80の一方の偏平面81を押圧する(図10(b)参照)。次いで、上記と反対方向に枠体30がスライドして、反対側の棒状部材31がスティック80の他方の偏平面81を押圧する(図10(c)参照)。これによって、スティックの偏平面81方向の傾きが是正される。その後、上記図9(b)〜(e)及び図10(a)〜(d)の工程がもう一度繰り返される。
このように、この是正装置10においては、枠体30の開口部35内にスティック80の上端部を遊嵌した後、第1揺動手段51によりモールド搬送方向にほぼ直交する方向に枠体30を往復スライドさせると共に、第2揺動手段60によりモールド搬送方向に往復するように揺動させることで、スティック80を交差する2方向から押圧して、スティック80の傾きを是正することができる。その結果、モールド20からスティック付き食品1を引き抜く際の取り扱い性を向上させることができ、また、最終的に得られるスティック付き食品1の外観を良好にすることができる。
特に本実施形態では、スティック80が、その偏平面81,81をモールド搬送方向に向けてモールド20に挿入され、これに対応して、スティック80の両側面82,82側は第1揺動手段51の往復動作で、その傾きを是正し(図9参照)、スティック80の偏平面81,81側は第2揺動手段60の往復動作で、その傾きを是正するようになっているので(図10参照)、スティック80の偏平面81に対して枠体30が斜めに当たって、スティック80が予期せぬ方向に傾くことを防止することでき、スティック80をモールド20の軸方向に沿ってほぼ平行な姿勢となるように効果的に是正することができる。
また、本実施形態では、食品原料3が、液状原料とそれに混合される粒状原料5とからからなるため、食品原料3にスティック80が挿入されたときに、スティック80が硬い粒状原料5に接触して傾きやすくなるが、この是正装置10及びそれを用いた製造方法によれば、上述したように、スティック80を交差する2方向から押圧することができるので、スティック80の傾きを確実に是正することができる。
上記のような揺動装置50による枠体30の揺動動作後、昇降装置40により枠体30が上昇すると(図10(e)参照)、搬送コンベア23が再稼働して、モールド20が下流側に搬送され、同モールド20が押圧部材70に整合した位置となると、その位置で停止して昇降装置40により枠体30が下降し、それに同期して押圧部材70が下降していく。そして、押圧部材70の下面側に形成された円錐状の内周面71aに沿って案内されながら、凹部71内にスティック80の上端部が受け入れられ、押圧部材70によりスティック80の上端部が押圧されるので、スティック付き食品1から突出するスティック80の長さを揃えることができる。また、スティック80の上端部が凹部71に挿入された状態で、押圧部材70で押し込むようになっているので、スティック80が横ずれして傾いてしまうのを防止することができる。
その後、昇降装置40により枠体30が上昇すると共に、それと同期して押圧部材70が上昇し、その状態でモールド20が搬送される。なお、上記の押圧部材70によるスティック押圧工程がなされる際には、その上流側に配列された複数のモールド20について、上述した枠体30の揺動動作がなされるようになっており、上流側及び下流側において、スティック80の傾き是正作業とスティック80の押し込み作業が同時に行われるようになっている。
そして、モールド20は冷却されながら、食品取出し装置89側に向けて搬送されていき、その位置で温水シャワー89bにより、スティック付き食品1の外層が若干溶かされた状態で、スティック80の上端部が把持部89aにより把持される。
このとき、この実施形態においては、スティック80は、モールド搬送方向と直交する方向に配列された複数のモールド20に対して、その偏平面81,81をモールド搬送方向に向けて挿入されるようになっているので、モールド20からスティック付き食品1を引き抜く際に、モールド搬送方向と直交する方向に並んだ複数のスティック80を同時に把持しやすくすることができる。
そして、モールド20からスティック80ごと引き抜かれて得られたスティック付き食品1(図12参照、この実施形態ではアイスキャンディー)は、移送手段89cによって、図示しない包装ラインに移送されるようになっている。
なお、この実施形態においては、モールド20内に、液状原料充填装置86により液状原料を充填し、粒状原料充填装置85により粒状原料5を充填するように構成され、液状原料と粒状原料5とを別々に充填するようになっているが、例えば、液状原料と粒状原料5とが混合したものをモールド20内に充填するようにしてもよく、特に限定されない。
1 スティック付き食品
3 食品原料
5 粒状原料
10 スティックの差し込み状態是正措置(是正装置)
20 モールド
21 搬送部材
23 搬送コンベア
25 支持台
27,28 支持フレーム
30 枠体
31 棒状部材
33 仕切板
35 開口部
37 連結部材
40 昇降装置
41 支軸
43 駆動アーム
44 エアシリンダ
44a 伸縮ロッド
45 各昇降アーム
46 吊り部材
47 連結棒
50 揺動装置
51 第1揺動手段
53 ロータリアクチュエータ
53a 回転軸
54 クランク
55 ロッド
60 第2揺動手段
61 支軸
63 駆動アーム
64 ロータリアクチュエータ
64a 回転軸
65 クランク
66 ロッド
67 揺動アーム
68 ロッド
70 押圧部材
71 凹部
71a 内周面
80 スティック
81 偏平面
82 側面
84 シェル充填装置
85 粒状原料充填装置
86 液状原料充填装置
87 スティック挿入装置
89 食品取出し装置
89a 把持部
89b 温水シャワー
89c 移送手段
上記目的を達成するため、本発明のスティック付き食品の製造方法は、搬送されるモールドに流動性を有する液状原料を含む食品原料を充填し、前記液状原料が完全に固まる前の半固化状態でスティックを前記モールドに上方から挿入し、前記モールド内で前記液状原料が固化して成形された食品を前記スティックと共に抜き出すようにしたものであって、前記スティックを前記モールドに挿入した後、前記スティックが遊嵌する開口部を有する枠体を下降させて、前記スティックの上端部を前記開口部に受け入れ、前記枠体を少なくとも一方向に往復移動させて、前記スティックの傾きを是正することを特徴とする。

Claims (11)

  1. 搬送されるモールドに食品原料を充填し、スティックを前記モールドに上方から挿入して、前記モールド内で固化された食品を前記スティックと共に抜き出すようにしたスティック付き食品の製造方法において、
    前記スティックを前記モールドに挿入した後、前記スティックが遊嵌する開口部を有する枠体を下降させて、前記スティックの上端部を前記開口部に受け入れ、前記枠体を少なくとも一方向に往復移動させて、前記スティックの傾きを是正することを特徴とするスティック付き食品の製造方法。
  2. 前記枠体の開口部に前記スティックを遊嵌させた状態で、同枠体を前記スティックに対して交差する二方向に往復移動させる請求項1記載のスティック付き食品の製造方法。
  3. 前記枠体によって前記スティックの傾きを是正した後、前記モールドの搬送方向の下流側にて、前記スティックの上端部を受け入れて当接する凹部を有する押圧部材を下降させて、前記スティックの上端部を前記凹部に受け入れて前記押圧部材で押圧することにより、前記スティックの高さを整える請求項1又は2記載のスティック付き食品の製造方法。
  4. 前記食品原料が、流動性を有する液状原料と固形状の粒状原料とからなり、前記モールド内で前記液状原料が固化することにより成形されるものである請求項1〜3のいずれか1つに記載のスティック付き食品の製造方法。
  5. 前記モールドを、搬送方向と直交する方向に複数列で並列させて移動させ、前記スティックは、細長い板状をなし、搬送方向と直交する方向に並んだ各モールドに対して、搬送方向に偏平面が向くように挿入し、前記枠体を下降させて、前記スティックの上端部を前記開口部に受け入れ、前記枠体を搬送方向と直交する方向及び搬送方向に往復移動させて、前記スティックの傾きを是正する請求項2記載のスティック付き食品の製造方法。
  6. 搬送されるモールドに食品原料を充填し、スティックを前記モールドに上方から挿入して、前記モールド内で固化された食品を前記スティックと共に抜き出してスティック付き食品を製造する際、前記スティックの差し込み状態を是正する装置において、
    前記モールドの搬送経路上に配設された、前記スティックが遊嵌する開口部を有する枠体と、前記枠体を昇降動作させる昇降装置と、前記枠体を少なくとも一方向に往復移動させる揺動装置とを備えていることを特徴とするスティックの差し込み状態是正装置。
  7. 前記揺動装置は、前記枠体を前記スティックに対して交差する2方向に往復移動させるように構成されている請求項6記載のスティックの差し込み状態是正装置。
  8. 前記モールドの搬送経路上であって、前記枠体よりも搬送方向の下流側に前記モールドの配列間隔と整合して配置され、前記スティックの上端部を受け入れて当接する凹部を有し、前記昇降装置によって前記枠体と同期して昇降する押圧部材を更に備えている請求項6又は7記載のスティックの差し込み状態是正装置。
  9. 前記揺動装置は、前記枠体を搬送方向と直交する方向及び搬送方向に往復移動させるように揺動させる構造をなしている請求項7記載のスティックの差し込み状態是正装置。
  10. 前記昇降装置は、前記搬送経路と直交する支軸を介して上下に回動するアームと、このアームから垂下され、下端部が前記枠体に連結された揺動可能な吊り部材とで構成され、前記揺動装置は、搬送方向とほぼ直交する方向に前記枠体を揺動させる第1揺動手段と、搬送方向に前記枠体を揺動させる第2揺動手段とで構成されている請求項9記載のスティックの差し込み状態是正装置。
  11. 前記昇降装置は、前記搬送経路と直交する支軸を介して上下に回動するアームと、このアームから垂下され、下端部が前記枠体に連結された揺動可能な吊り部材と、前記アームの前記吊り部材が取付けられた位置よりも搬送方向の下流側の位置に上端部が支持され、下端部が前記押圧部材に支持された連結棒とで構成されている請求項8記載のスティックの差し込み状態是正装置。
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