JP2810640B2 - 菓子製造装置 - Google Patents

菓子製造装置

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JP2810640B2
JP2810640B2 JP7183099A JP18309995A JP2810640B2 JP 2810640 B2 JP2810640 B2 JP 2810640B2 JP 7183099 A JP7183099 A JP 7183099A JP 18309995 A JP18309995 A JP 18309995A JP 2810640 B2 JP2810640 B2 JP 2810640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菓子を量産するた
めの菓子製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】菓子業界においても生産ラインの機械化
が進められ、様々な菓子が量産されるようになったが、
近年人気の高い水まんじゅう等の菓子の生産については
機械化がなされておらず、人手に頼った生産体制をとっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように人手に頼
った生産体制下では大量生産は不可能であり、特に夏場
に好調な売れ行きを示す水まんじゅうは需要に供給が追
い付かない状況が続いていた。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、水まんじゅうに代表される菓子を大量生産でき
る菓子製造装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の菓子製
造装置は、菓子の型を間欠搬送する搬送手段と、該搬送
手段の駆動を制御する搬送制御手段と、前記搬送手段の
上方に配されて搬送される菓子の型に向けて菓子の生地
を注入する第1の生地注入手段と、第1の生地注入手
段よりも菓子の型の搬送方向後段側に隣接して配され、
第1の生地注入手段により注入された生地の上に菓子の
中身を注入する中身注入手段と、中身注入手段よりも
菓子の型の搬送方向後段側に隣接して配され、中身注入
手段により注入された菓子の中身の上に菓子の生地を注
入する第2の生地注入手段と、前記搬送手段と、前記
1の生地注入手段と、前記中身注入手段と、前記第2の
生地注入手段とを同期して駆動させる駆動手段とを具備
し、さらに前記搬送制御手段が、菓子の型の形状に応じ
て搬送手段を間欠送りさせる間欠送り手段と、搬送され
る個々の菓子の型に応じて搬送手段を飛ばし送りさせる
飛ばし送り手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】請求項1に記載の菓子製造装置においては、搬
送制御手段に制御される搬送手段によって菓子の型を間
欠搬送し、第1の生地注入手段の下方を通過するとき
に、菓子の下面部と側面部を形作る菓子の生地を型に向
けて注入し、続いて中身注入手段の下方を通過するとき
に、型に注入された生地に包みこませるようにして菓子
の中身を注入し、さらに第2の生地注入手段の下方を通
過するときに、菓子の中身を覆って菓子の上面部となる
菓子の生地を注入して菓子を製造する。搬送手段と、第
1の生地注入手段と、中身注入手段と、第2の生地注入
手段とは、駆動手段により同期して駆動され、上記の行
程を繰り返し行って菓子を量産する。
【0009】さらに、間欠送り手段によってベルトコン
ベヤを所定の方向に間欠送りさせ、第1の生地注入手
段、中身注入手段および第2の生地注入手段から搾り出
される菓子の生地や中身を菓子の型に注入していく。ま
た、飛ばし送り手段によってベルトコンベヤを所定の方
向に飛ばし送りさせ、順に搬送される個々の菓子の型
を、注入作業の終了した前段の注入手段の下方から次の
注入手段の下方へ向けて移動させる。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の菓子製造装置の実施形態
を図1から図6に示して詳細に説明する。図1に示す菓
子製造装置1は、平行に配され、協動してトレー(菓子
の型、図6参照)Tを搬送する2列のベルトコンベヤ
(搬送手段)10が備えられ、搬送されるトレーTに向
けて菓子の生地を注入する第1の生地注入手段20と、
トレーTに注入された生地に菓子の中身を注入する中身
注入手段30と、注入された菓子の中身の上に菓子の生
地を注入する第2の生地注入手段40とがベルトコンベ
ヤ10の搬送方向に沿って並設され、さらに、ベルトコ
ンベヤ10と、第1の生地注入手段20と、中身注入手
段30と、第2の生地注入手段40とを同期して駆動さ
せる駆動手段50が設けられたものである。
【0012】トレーTは、図6にも示すように、菓子の
型となるくぼみKが幅方向に4個、長さ方向に6個配列
された板状体であり、そのまま菓子の容器となる軟らか
な薄いプラスチック製である。
【0013】菓子製造装置1は、底面に移動用の車輪2
が複数取り付けられたケーシング(基台)3の上部に、
ケーシング3の長さ方向に沿って水平にベルトコンベヤ
10が配設されている。ベルトコンベヤ10の搬送面を
なすチェーンベルト11には等間隔に仕切り部材12が
取り付けられており、この仕切り部材12の間にトレー
Tが配置される。
【0014】ベルトコンベヤ10の搬送面上方には、ベ
ルトコンベヤ10の搬送方向(図中矢印X)に沿って、
第1の生地注入手段20と、トレーTに注入された生地
に菓子の中身を注入する中身注入手段30と、注入され
た菓子の中身の上に菓子の生地を注入する第2の生地注
入手段40とが等間隔をあけて順に並列配置されてい
る。
【0015】第1の生地注入手段20は、搬送されるト
レーTに向けて菓子の下面と側面を形作る菓子の生地を
注入するものであり、上部には菓子の生地を収納する生
地ホッパ(ホッパ)21が設けられている。生地ホッパ
21には図示しない保温手段が設けられており、菓子の
生地を常に加工しやすい温度に保つことができる。生地
ホッパ21の下部には、生地ホッパ21に連通するシリ
ンダ22が先端の生地注入ノズル23を鉛直下方に向け
て設けられている。シリンダ22には、先端にピストン
24が取り付けられたピストンロッド25が挿入されて
おり、このピストンロッド25を下方に動かすことによ
り菓子の生地を適量分け取って注入する。ピストンロッ
ド25は後述する駆動手段50に連結されている。
【0016】シリンダ22はチェーンベルト11の幅方
向に沿って4基並設されており、トレーTの幅方向に並
んだくぼみKに同時に菓子の生地を注入することが可能
である。しかも、シリンダ22下方のベルトコンベヤ1
0側方には、第1の生地注入手段20の真下を通過する
トレーTの存在を検知する光電スイッチ26が設けられ
ている。この光電スイッチ26は図示しない制御手段に
接続されている。
【0017】中身注入手段30は、同じく搬送されるト
レーTに向けて菓子の中身を注入するものであり、上部
には菓子の中身を収納する中身ホッパ31が設けられて
いる。中身ホッパ31にも図示しない保温手段が設けら
れており、菓子の中身を常に加工しやすい温度に保つこ
とができる。中身ホッパ31の下部には、中身ホッパ2
1に連続して餡くい込みロール32と餡搾りベーンポン
プ33とが設けられている。
【0018】餡くい込みロール32は、中身ホッパ31
から菓子の中身を餡搾りベーンポンプ33に搬送し、餡
搾りベーンポンプ33は餡をトレーTに向けて4条に分
けて搾り出すものである。これら餡くい込みロール32
および餡搾りベーンポンプ33はレバー34によって駆
動され、このレバー34は後述する駆動手段50に連結
されている。
【0019】餡搾りベーンポンプ33の下部には、4条
に分けて搾り出された餡を適当な大きさに切る餡切りカ
ッター35が設けられている。この餡切りカッター35
は、図示しない制御手段によって制御され、トレーTの
幅方向に並んだくぼみKに同時に菓子の中身を注入する
ことが可能である。しかも、餡切りカッター35下方の
ベルトコンベヤ10側方には、中身注入手段30の真下
を通過するトレーTの存在を検知する光電スイッチ36
が設けられている。この光電スイッチ36は図示しない
制御手段に接続されている。
【0020】第2の生地注入手段40は、同じく搬送さ
れるトレーTのくぼみKに向けて菓子の中身を覆って菓
子の上面となる菓子の生地を注入するものであり、第1
の生地注入手段20と全く同様の構成を有している。し
かも、シリンダ22下方のベルトコンベヤ10側方に
は、第2の生地注入手段40の真下を通過するトレーT
の存在を検知する光電スイッチ46が設けられている。
この光電スイッチ46は図示しない制御手段に接続され
ている。
【0021】光電スイッチ26、36、46は、搬送さ
れるトレーTの縁の部分に向けて傾けて設置されてお
り、トレーTの縁の部分によってトレーTの存在を検知
する。
【0022】駆動手段50は、ベルトコンベヤ10と、
第1の生地注入手段20と、中身注入手段30と、第2
の生地注入手段40とを同期して駆動させるものであ
る。ケーシング3の内側底面には駆動モータ51が固定
されている。この駆動モータ51の出力軸にはスプロケ
ットホイール52とギヤ53が取り付けられ、スプロケ
ットホイール52から取り出される駆動モータ51の回
転力をベルトコンベア10の駆動力へと変換するための
回転軸60と、ギヤ53から取り出される駆動モータ5
1の回転力を第1の生地注入手段20、中身注入手段3
0、第2の生地注入手段40の駆動力へと変換するため
の回転軸70、80、90がそれぞれ設けられている。
【0023】回転軸60の一端にはスプロケットホイー
ル61が取り付けられ、スプロケットホイール52と6
1とにはチェーン54が介装されて駆動モータの回転力
が回転軸60に伝えられる。
【0024】図2に示すように、回転軸60の他端には
円板62が軸線と中心とを一致させて垂直に取り付けら
れ、この円板62の周縁部にはロッド63の一端が軸支
されている。ロッド63の他端には、角部をケーシング
3に軸支されたL型アーム64および65の一端がそれ
ぞれ軸支されている。
【0025】L型アーム64の他端には、ロッド66の
一端が軸支されている。ロッド66の他端には、ベルト
コンベヤ10の駆動軸13に設けられた間欠送りホイー
ル(間欠送り手段)14の周縁部に軸支されている。間
欠送りホイール14にはラチェット14aが内蔵されて
おり、ベルトコンベヤ10を所定の方向、すなわちトレ
ーTを搬送すべき方向にのみ間欠的に動かす。
【0026】L型アーム65の他端には、ロッド67の
一端が軸支されている。ロッド67の他端には、おなじ
くベルトコンベヤ10の駆動軸13に設けられたピッチ
送りカムクラッチ(飛ばし送り手段)15のレバー16
に軸支されている。ピッチ送りカムクラッチ15は、図
示しない制御手段により制御され、必要に応じてベルト
コンベヤ10のピッチ送りを行う。間欠送りホイール1
4およびピッチ送りカムクラッチ15により搬送制御手
段17が構成される。
【0027】ところで、L型アーム64には、ロッド6
6との軸支点66aをL型アーム64の軸支点64aに
接近、離間させるストローク調節手段68が設けられて
おり、調節ツマミ68aを回転させることによりベルト
コンベヤ10の欠搬送一段あたりの搬送距離を変化させ
ることができる。L型アーム65にも同様のストローク
調節手段69が設けられており、調節ツマミ69aを回
転させることによりベルトコンベヤコンベア10のピッ
チ送り距離を変化させることができる。
【0028】図3に示すように、回転軸70の一端には
円板71が軸線と中心とを一致させて垂直に取り付けら
れ、この円板71の周縁部にはロッド72の一端が軸支
されている。ロッド72の他端は、角部をケーシング3
に軸支されたL型アーム73の一端に軸支されている。
L型アーム73の他端には、ロッド74の一端が軸支さ
れている。ロッド74の他端は、前述した第1の生地注
入手段20を構成するピストンロッド25に剛に連結さ
れてピストンロッド25と同方向に摺動自在なL型部材
75に軸支されている。L型アーム73には、ロッド7
4との軸支点74aをL型アーム73の軸支点73aに
接近、離間させるストローク調節手段(注入量調節手
段)77が設けられており、フレキシブルワイヤ78を
介して接続された調節ツマミ77aを回転させることに
よりピストンロッド25のストロークを変化させて菓子
の生地の注入量を調節することができる。
【0029】ここで、回転軸70には第1の生地注入駆
動クラッチ76が設けられている。この第1の生地注入
駆動クラッチ76は、図示しない制御手段により制御さ
れ、駆動モータ51が回転したままでも、必要に応じて
第1の生地注入手段20による生地の注入を停止するこ
とができる。
【0030】図4に示すように、回転軸80一端には円
板81が軸線と中心とを一致させて垂直に取り付けら
れ、この円板81の周縁部にはロッド82の一端が軸支
されている。ロッド82の他端は、中心部をケーシング
3に軸支されたI型アーム83の一端に軸支されてい
る。図5に示すように、I型アーム83の他端には、ロ
ッド84の一端が軸支されており、このロッド84の他
端は、前述した中身注入手段30を構成するレバー34
に連結されている。I型アーム83には、ロッド84と
の軸支点84aをI型アーム83の軸支点83aに接
近、離間させるストローク調節手段(注入量調節手段)
87が設けられており、フレキシブルワイヤ88を介し
て接続された調節ツマミ87aを回転させることにより
レバー34のストロークを変化させて餡の注入量を調節
することができる。
【0031】ここで、回転軸80には中身注入駆動クラ
ッチ86が設けられている。この中身注入駆動クラッチ
86は、図示しない制御手段により制御され、駆動モー
タ51が回転したままでも、必要に応じて中身注入手段
30による菓子の中身の注入を停止することができる。
【0032】回転軸90と第2の生地注入手段40との
間も、前述した回転軸70と第1の生地注入手段20と
の間と同様に構成されており、調節ツマミ97aを回転
させることにより菓子の生地の注入量を調節することが
できる。
【0033】ここで、回転軸90には第2の生地注入駆
動クラッチ96が設けられている。この第2の生地注入
駆動クラッチ96は、図示しない制御手段により制御さ
れ、駆動モータ51が回転したままでも、必要に応じて
第2の生地注入手段40による生地の注入を停止するこ
とができる。
【0034】上記のように構成された菓子製造装置によ
り水まんじゅうを製造する行程を説明する。
【0035】準備段階として、第1の生地注入手段2
0、第2の生地注入手段40に設けられた各生地ホッパ
21に水まんじゅうの生地素材を収納するとともに中身
注入手段30に設けられた中身ホッパ31に中身となる
餡を収納する。
【0036】駆動モータ51を作動させてベルトコンベ
ヤ10を動かす。このとき、ベルトコンベヤ10にトレ
ーTを載置しなければ、光電スイッチ26、36、46
によってトレーTの存在が検知されず、図示しない制御
手段によって第1の生地注入駆動クラッチ76、中身注
入駆動クラッチ86、第2の生地注入駆動クラッチ96
が制御されて第1の生地注入手段20、中身注入手段3
0、第2の生地注入手段40は停止したままであり、生
地素材および餡の注入は行われない。
【0037】ベルトコンベヤ10にトレーT1を載置し
て搬送させる。トレーT1は、まず第1の生地注入手段
20に向って搬送され、搬送方向に対して最前列のくぼ
みKが第1の生地注入手段20の真下に位置すると、光
電スイッチ26がトレーT1の到達を検知して第1の生
地注入手段20が作動し、最前列のくぼみKに生地素材
が注入される。続いて、トレーT1が一段前方に間欠送
りされると、2列目のくぼみKに生地素材が注入され
る。この動作を繰り返して、トレーT1が一段前方に間
欠送りされる毎に各列のくぼみKに生地素材が注入され
る。
【0038】最後列のくぼみKに生地素材が注入された
後、トレーT1が一段前方に搬送されると、光電スイッ
チ26がトレーT1の通過を検知して第1の生地注入手
段20は停止され、次のトレーT2が搬送されると再び
作動する。
【0039】第1の生地注入手段20を通過したトレー
1は、次に中身注入手段30に向って飛ばし送りさ
れ、最前列のくぼみKが中身注入手段30の真下に位置
すると、光電スイッチ36がトレーT1の到達を検知し
て中身注入手段30が作動し、最前列のくぼみKに餡が
注入される。続いて、トレーT1が一段前方に間欠送り
される毎に各列のくぼみKに餡が注入される。
【0040】最後列のくぼみKに餡が注入された後、ト
レーT1が一段前方に搬送されると、光電スイッチ36
はトレーT1の通過を検知して中身注入手段30は停止
され、次のトレーT2が搬送されると再び作動する。
【0041】中身注入手段30を通過したトレーT
1は、次に第2の生地注入手段40に向って飛ばし送り
され、最前列のくぼみKが第2の生地注入手段40の真
下に位置すると、光電スイッチ46がトレーT1の到達
を検知して第2の生地注入手段40が作動し、最前列の
くぼみKに生地素材が注入される。続いて、トレーT1
が一段前方に間欠送りされる毎に各列のくぼみKに生地
素材が注入される。
【0042】最後列のくぼみKに生地素材が注入された
後、トレーT1が一段前方に間欠送りされると、光電ス
イッチ46はトレーT1の通過を検知して第2の生地注
入手段40は停止され、次のトレーT2が搬送されると
再び作動する。
【0043】ベルトコンベヤ10は、5段分間欠送りさ
れると図示しない制御手段によってピッチ送りカムクラ
ッチ15が制御されて飛ばし送りされ、1段分の間欠送
りよりも大きく前進してトレーT1からトレーT2への搬
送が行われる。
【0044】トレーT2が搬送されると、同様にくぼみ
Kに向けて水まんじゅうの生地素材および餡の注入が行
われる。この行程を順次繰り返すことにより、水まんじ
ゅうの量産される。
【0045】この菓子製造装置1によれば、搬送される
トレーTに、第1の生地注入手段20、中身注入手段3
0および第2の生地注入手段40から順に水まんじゅう
の生地および餡を搾り出し、トレーT上で水まんじゅう
を形づくる。したがって、従来の人手に頼った生産体制
を改善し大幅に機械化することができるので、水まんじ
ゅうを大量に生産することができ、人件費の削減、生産
性の向上等が可能となる。
【0046】トレーTの形状に対応させてベルトコンベ
ヤ10を間欠送りさせ、ベルトコン10ベヤと同期して
駆動される第1の生地注入手段20、中身注入手段30
および第2の生地注入手段40から搾り出される水まん
じゅうの生地や餡をトレーTのくぼみKに注入する。ま
た、ベルトコンベヤ10上に順に並んだ個々のトレーT
を、ピッチ送りカムクラッチ15によって注入作業の終
了した前段の注入手段の下方から次の注入手段の下方へ
向けて移動させる。したがって、水まんじゅうの生地や
餡をトレーTのくぼみKに正確に搾り出し、水まんじゅ
うの形がふぞろいになることを防止して常に同じ形状の
水まんじゅうを製造することができる。
【0047】ストローク調節手段68、69、87を操
作して第1の生地注入手段20、中身注入手段30およ
び第2の生地注入手段40から搾り出される水まんじゅ
うの生地や餡の量を調節することができる。したがっ
て、製造する水まんじゅうの大きさや、生地と餡との量
配分等を様々に変化させることができる。
【0048】ベルトコンベヤ10を2列に平行設置した
ことによって、軟らかなプラスチック製のトレーTを変
形させることなく搬送することができ、したがって、ト
レーTを収容する枠が不要となってトレーTを収容、脱
却する作業が配されて作業性の向上を図ることができ
る。
【0049】各光電スイッチ26、36、46は、トレ
ーTの縁の部分に向けて設置されているので、トレーT
を収容する枠がなくてもトレーTの存在を確実に検知す
ることができる。
【0050】なお、本実施形態にて説明した菓子製造装
置1においては、搬送手段としてベルトコンベヤ10を
採用したが、チェーンコンベヤ、ローラコンベヤ等、他
の形態を有する搬送手段を採用しても構わない。
【0051】また、本実施形態においては菓子製造装置
1により水まんじゅうを製造する場合について説明した
が、本発明の菓子製造装置1は水まんじゅうの製造のみ
を目的としたものではなく、例えば、トレーの形状、使
用する菓子の素材の種類、各注入手段の一回あたりの注
入量等を変化させることによって、水ようかん、蒸しケ
ーキ等の製品を製造することが可能である。また、トレ
ーにカップを載せてゼリー、プリン等のカップに充填さ
れた製品を製造することも可能である。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の菓子製造装置によれ
ば、菓子の型を搬送する搬送手段の動きを搬送制御手段
によって制御し、第1の生地注入手段、中身注入手段お
よび第2の生地注入手段から菓子の型に向けて菓子の生
地および中身を安定的かつ自動的に搾り出すことによっ
て、水まんじゅうに代表される菓子を大量に生産するこ
とができる。これにより、従来の人手に頼った生産体制
を改善し大幅に機械化することができるので、人件費の
削減、生産性の向上等が可能となる。
【0053】また、間欠送り手段によって菓子の型の形
状に応じて搬送手段を間欠送りさせて菓子の生地や中身
を菓子の型の所定の位置に注入し、さらに、飛ばし送り
手段によって搬送手段上に順に並んだ個々の菓子の型を
注入作業の終了した前段の注入手段の下方から次の注入
手段の下方へ向けて移動させることによって、菓子の生
地や中身を菓子の型の所定の位置に正確に搾り出し、菓
子の形がふぞろいになることを防止して常に同じ形状の
菓子を製造することができる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の菓子製造装置の実施形態を示す側面図
である。
【図2】ベルトコンベヤを駆動する駆動手段を示す平面
図である。
【図3】図1におけるY−Y断面図である。
【図4】図1におけるZ−Z断面図である。
【図5】注入量調節手段を示すを示す平面図である。
【図6】本発明の菓子製造装置に適用されるトレーの一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 菓子製造装置 3 ケーシング(基台) 10 ベルトコンベヤ(搬送手段) 14 間欠送りホイール(間欠送り手段) 15 ピッチ送りカムクラッチ(飛ばし送り手段) 17 搬送制御手段 20 第1の生地注入手段 30 中身注入手段 40 第2の生地注入手段 50 駆動手段 76 第1の生地注入駆動クラッチ 77 ストローク調節手段(注入量調節手段) 86 中身注入駆動クラッチ 87 ストローク調節手段(注入量調節手段) 96 第2の生地注入駆動クラッチ T トレー(菓子の型) K くぼみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 3/00 - 3/32 A23G 1/00 - 1/28 A23G 7/00 - 7/02 A23G 9/00 - 9/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菓子の型を搬送し、その搬送途中におい
    て菓子の型に向けて菓子の生地の注入、菓子の中身の注
    入、再び菓子の生地の注入を順に行って菓子を製造する
    菓子製造装置であって、菓子の型を間欠搬送する搬送手段と、 該搬送手段の駆動を制御する搬送制御手段と、 前記 搬送手段の上方に配されて搬送される菓子の型に向
    けて菓子の生地を注入する第1の生地注入手段と、 第1の生地注入手段よりも菓子の型の搬送方向後段側
    に隣接して配され、第1の生地注入手段により注入され
    た生地の上に菓子の中身を注入する中身注入手段と、 中身注入手段よりも菓子の型の搬送方向後段側に隣接
    して配され、中身注入手段により注入された菓子の中身
    の上に菓子の生地を注入する第2の生地注入手段と、前記 搬送手段と、前記第1の生地注入手段と、前記中身
    注入手段と、前記第2の生地注入手段とを同期して駆動
    させる駆動手段とを具備し、 さらに前記搬送制御手段が、菓子の型の形状に応じて搬
    送手段を間欠送りさせる間欠送り手段と、 搬送される個々の菓子の型に応じて搬送手段を飛ばし送
    りさせる飛ばし送り手段とを具備する ことを特徴とする
    菓子製造装置。
JP7183099A 1995-07-19 1995-07-19 菓子製造装置 Expired - Lifetime JP2810640B2 (ja)

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