JP4643497B2 - 冷凍麺の成形方法及び成形装置 - Google Patents

冷凍麺の成形方法及び成形装置 Download PDF

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本発明は、冷凍麺を所定形状に成形するための冷凍麺の成形方法及び成形装置に関する。
冷凍うどんや冷凍そば等の冷凍麺を包装して出荷するためには、冷凍麺を所定形状に成形する必要がある。このため、従来の冷凍麺の製造ラインにおいては、茹で上がった麺を容器に入れ、この容器を冷凍機で冷凍した後、この容器から冷凍麺を取り出して包装していた(例えば特許文献1参照)。
このような冷凍麺の製造ラインにおいて、茹で上がった麺を容器に投入する場合、従来は、1食毎に計量された麺を投入ホッパーに入れると共に、この投入ホッパーの下方位置に容器をコンベア等にて配置した後、投入ホッパーの下端に設けたシャッターを開くことで、投入ホッパーから麺を落下させて容器に自動投入していた。
特開2000−083612号公報
しかしながら、麺等の食品は、工業製品のように均一な形状や物性を持たないため、確実にハンドリングすることが困難である。例えば、従来は、投入ホッパーから麺を落下させた際に、麺が広がりながら落下することで、麺が容器の内部に完全には収まらず、麺の一部が容器の縁に乗り上げてしまったり、容器の縁を越えて容器外部にはみ出てしまうことがあった。あるいは、麺が容器の内部に収まっている場合であっても、容器の内部の特定箇所に麺が偏り、麺の成形性に悪影響を与えることがあった。
このため、従来は、麺を容器に自動投入した後、作業者が、容器からはみ出た麺を手で容器に戻したり、容器の内部で偏った麺を均したりする必要がある等、冷凍麺の成形に手間を要しており、成形効率を低下させたり、成形コストを上昇させる一因になっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、麺を容器の内部において自動的に均一化することで、成形効率の向上や成形コストの低下を図ることができる、冷凍麺の成形方法及び成形装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の冷凍麺の成形方法は、茹で上げ麺を、容器に投入する投入工程と、前記麺が投入された前記容器を振動させる振動工程と、前記容器に投入された状態で前記麺を冷凍する冷凍工程と、前記冷凍工程において冷凍された前記麺を前記容器から取り出す取り出し工程と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の冷凍麺の成形方法は、請求項1に記載の冷凍麺の成形方法において、前記投入工程において、投入ホッパーを前記容器の開口部を介して当該容器の内部に挿入し、当該投入ホッパーを介して前記麺を前記容器に投入することを特徴とする。
請求項3に記載の冷凍麺の成形方法は、請求項1又は2に記載の冷凍麺の成形方法において、前記振動工程において、前記容器を当該容器の長手方向及び又は短手方向に略沿って往復運動させることを特徴とする。
請求項4に記載の冷凍麺の成形方法は、請求項1又は2に記載の冷凍麺の成形方法において、前記振動工程において、前記容器を当該容器の長手方向に略沿った長軸を有する略楕円軌道で振動させることを特徴とする。
請求項5に記載の冷凍麺の成形方法は、請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍麺の成形方法において、前記振動工程の前後のいずれかに、前記容器の開口部の平面形状に略合致したプレス体を、前記容器の開口部を介して当該容器の内部に押し入れるプレス工程、を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の冷凍麺の成形装置は、冷凍麺を所定形状に成形するための冷凍麺の成形装置であって、茹で上げ麺を、容器に投入する投入装置と、前記麺が投入された前記容器を振動させる振動装置と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、麺が投入された容器を振動させることにより、容器からはみ出た麺や容器内部で偏った麺を揺動させて、自動的に容器の内部に入れることができる。従って、これら麺のはみ出し処理を人手で行なう必要がなくなり、冷凍麺の成形効率を向上させることができると共に、麺の成形コストを低減することができる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、投入ホッパーを容器の内部に挿入した状態で、容器に麺を投入できるので、投入ホッパーにて麺を所定の成形形状に維持しつつ容器の内部に導くことができ、麺が容器に投入される前に広がることがないので、容器から麺がはみ出すことや、容器の内部で麺が偏ることを防止できる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、容器を当該容器の長手方向及び又は短手方向に略沿って往復運動させることで、容器を介して麺に大きな揺動力を加えることができ、一層スムーズに麺を均すことができる。
また、請求項4に記載の本発明によれば、容器を当該容器の長手方向に略沿った長軸を有する略楕円軌道で振動させるので、容器の平面形状に一層合致した揺動力を麺に加えることができ、一層スムーズに麺を均すことができる。
また、請求項5に記載の本発明によれば、プレス体を容器の内部に押し入れるので、容器の内部に偏って配置されている麺を、当該容器の内部において略均一な厚みに均すことができる。
また、請求項6に記載の本発明によれば、麺が投入された容器を振動させることにより、容器からはみ出た麺や容器内部で偏った麺を揺動させて、自動的に容器の内部に入れることができる。従って、これら麺のはみ出し処理を人手で行なう必要がなくなり、冷凍麺の成形効率を向上させることができると共に、麺の成形コストを低減することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る冷凍麺の成形方法及び成形装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る冷凍麺の成形方法及び成形装置は、冷凍麺を所定形状に成形するためのものである。ここで、本実施の形態が対象とする「麺」は、その原料や製造方法を問わず、うどん、そば、そーめん、冷麦、及び、中華麺を含む全ての麺が該当する。この冷凍麺の成形方法の特徴の一つは、容器に対する麺の投入方法と、投入された麺の均し方法にある。すなわち、従来の方法では、容器の上部から麺を投入していたのに対して、本実施の形態では、容器の内部に挿入した投入シュートを介して麺を投入することで、麺の形状を維持しつつ、麺を容器に投入する。また、従来の方法では、容器からはみ出た麺や容器内部で偏った麺を作業員が処理していたのに対して、本実施の形態では、容器を振動させること及び麺をプッシャーでプレスすることで、自動的に処理する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。図1は、本実施の形態に係る冷凍麺の製造工程を説明するための説明図である。この製造工程は、概略的に、混練工程、製麺工程、茹で上げ工程、投入工程、振動工程、プレス工程、冷凍工程、取り出し工程、及び、包装工程を含んでいる。
混練工程では、複数の原料サイロ1の各々から各原料を所定量だけ切出して混練装置2に投入し、この混練装置2で原料を混練することで麺生地を製造する。製麺工程では、麺生地を製麺ローラ3にて加圧及び裁断することで製麺を行う。茹で上げ工程では、製麺された麺Nを湯層4の内部に所定時間投入することで茹で上げる。投入工程では、茹で上げられた麺Nを後述する投入装置20にて容器Cの内部に投入する。振動工程では、麺Nを投入された容器Cを後述する振動装置30にて振動させることで、容器Cからはみ出した麺Nを当該容器Cの内部に入れると共に、容器Cの内部において麺Nを均す。プレス工程では、容器Cの内部の麺Nを後述するプレス装置40にて上方から押圧することで、容器Cの内部の麺Nをさらに均す。次いで、冷凍工程においては麺Nを投入された容器Cを冷凍機5の内部で所定時間保持することで、麺Nを冷凍する。取り出し工程においては、容器Cを反転させることで、冷凍された麺Nを容器Cから取り出す。そして、包装工程では、直立状に配置した麺Nを所定個数ずつ重合させて透明フィルム等にてラップする。
次に、投入工程、振動工程、及び、プレス工程について説明する。図2は、これら投入工程、振動工程、及び、プレス工程を実行するための製造ラインの平面図、図3は、図2の製造ラインの側面図である。これら図2、3に示すように、製造ラインには、投入装置20、振動装置30、及び、プレス装置40に加えて、複数のテーブル6、7と、これらテーブル6、7の相互間に配置された振動テーブル8とが配置されている。
これらテーブル6、7及び振動テーブル8の平坦状の上面には、容器Cが複数列(図では6列)に配置され、各列毎に複数個(図では4個)の容器Cが相互に所定間隔を隔てて並列されている。各列の容器Cの進行方向後方位置には搬送ロッド10が配置されており、この搬送ロッド10が搬送コンベア11を介して公知の機構にて進行方向に向けて略水平に駆動されることで、各列の容器Cが同時に進行方向に向けて搬送される。ここでは、搬送ロッド10が間欠駆動されるものとし、これによって各列の容器Cは移動と停止とを繰り返しつつ搬送される。
次に、投入装置20についてより詳細に説明する。図4、5は、投入装置20及びその周辺を示す縦断面図である。これら図4、5に示すように、投入装置20は、製造ラインの投入工程における各容器Cの停止位置の上方に設けられるもので、投入シュート21及び投入ホッパー22を備えて構成されている。
投入シュート21は、茹で上げられて公知の計量機構にて1食毎に計量された麺Nを受け入れるもので、縦長円筒状に形成され、その上方の図示しない開口部から受け入れた麺Nを、その下方の開口部を介して、投入ホッパー22に向けて投入する。
投入ホッパー22は、麺Nを容器Cに投入するためのものであり、麺Nを一時的に収容するためのホッパー本体22aと、このホッパー本体22aに収容された麺Nを容器Cに投入する開閉ガイド22bとを備えて構成されている。ホッパー本体22aは、投入シュート21より短尺の筒状に形成されており、その上方の開口部から受け入れた麺Nを、その下方の開口部を介して容器Cに投入する。ここで、ホッパー本体22aの下方の開口部の平面形状は、成形時における麺Nの所望の平面形状(容器Cの平面形状と同一又は容器Cの平面形状より小さな形状)と略同一形状になるように決定されており、従って、麺Nを所望の平面形状としつつ容器Cに投入することができる。開閉ガイド22bは、投入シュート21の下方の開口部を開閉する開閉手段であり、回転軸22cに固定され、この回転軸22cの回転に伴って駆動される。
このような構成において、投入シュート21に対する麺Nの投入タイミング、開閉ガイド22bの開閉タイミング、及び、図2、3の搬送ロッド10による容器Cの搬送タイミングは、公知の制御装置によって相互に同期される。すなわち、開閉ガイド22bを閉鎖している状態で麺Nが投入シュート21に投入され、投入ホッパー22の下方に容器Cが停止している状態で開閉ガイド22bが開かれる。そして、容器Cへの麺Nの投入後、開閉ガイド22bが閉じられると、容器Cが次の振動工程に搬送される。
ここで、図4に示すように、開閉ガイド22bは、閉鎖状態において、容器Cの上縁よりも上方に位置する。従って、開閉ガイド22bが障害になることなく、容器Cを投入ホッパー22の下方に搬送できる。また、開閉ガイド22bは、閉鎖状態において、ホッパー本体22aの下端に略当接する。従って、このホッパー本体22aに投入された麺Nを、当該ホッパー本体22aの内部において保持することができる。そして、図5に示すように、開閉ガイド22bは、開放状態において、その下端部が容器Cの上縁よりもさらに下方に位置するように駆動され、容器Cの内部に挿入される。従って、麺Nを、その所望の平面形状を維持したまま開閉ガイド22bによってガイドしつつ、容器Cの内部に投入することができ、麺Nが容器Cから外にはみ出すことを防止できる。
次に、投入装置の変形例についてより詳細に説明する。図6、7は、変形例に係る投入装置及びその周辺を示す縦断面図である。これら図6、7に示すように、投入装置23は、図4、5の投入ホッパー22に代えて投入ホッパー24を備えて構成されている。
投入ホッパー24は、麺Nを容器Cに投入するためのものであり、麺Nを一時的に収容するためのホッパー本体24aと、このホッパー本体24aを上下方向に駆動するワイヤ24bとを備えて構成されている。ホッパー本体24aは、投入シュート21より短尺の筒状に形成されており、その上方の開口部から受け入れた麺Nを、その下方の開口部を介して容器Cに投入する。ここで、ホッパー本体24aの下方の開口部の平面形状は、成形時における麺Nの所望の平面形状と略同一形状になるように決定されており、従って、麺Nを所望の平面形状としつつ容器Cに投入することができる。ワイヤ24bは、ホッパー本体22aを吊り下げ状に支持する支持手段であり、支点24cを介して図示しない公知の巻き取り装置に連結されている。そして、この巻き取り装置でワイヤ24bを巻き取ることで、図6に示すようにホッパー本体22aをワイヤ24bを介して上方に移動させ、巻き取り装置でワイヤ24bを緩めることで、図7に示すようにホッパー本体22aをワイヤ24bを介して下方に移動させる。
このような構成において、投入シュート21に対する麺Nの投入タイミング、ホッパー本体22aの上下動のタイミング、及び、図2、3の搬送ロッド10による容器Cの搬送タイミングは、公知の制御装置によって相互に同期される。すなわち、ホッパー本体24aの下方に容器Cが停止している状態でホッパー本体22aが下方に移動されて容器Cに挿入され、この状態で麺Nが投入シュート21に投入されることで、麺Nがホッパー本体24aを介して容器Cに投入される。そして、容器Cへの麺Nの投入後、ホッパー本体24aを上方に移動した後で、容器Cが次の振動工程に搬送される。
ここで、図6に示すように、ホッパー本体24aは、上方に吊り上げられた状態において、容器Cの上縁よりも上方に位置する。従って、ホッパー本体24aが障害になることなく、容器Cをホッパー本体24aの下方に搬送できる。また、図7に示すように、ホッパー本体24aは、下方に吊り下げられた状態において、その下端部が容器Cの上縁よりもさらに下方に位置するように駆動され、容器Cの内部に挿入される。従って、麺Nを、その所望の平面形状を維持したままホッパー本体24aによってガイドしつつ、容器Cの内部に投入することができ、麺Nが容器Cから外にはみ出すことを防止できる。
次に、振動装置30についてより詳細に説明する。振動装置30は、振動テーブル8を振動させ、この振動テーブル8に配置された容器Cに加振する。このことにより、容器Cから外にはみ出した麺Nを容器Cの内部に入れることができ、また同時に、容器Cの内部の麺Nを、当該容器Cの内部において均すことができる。特に、茹で上げられた後の麺Nの表面には多量の水分が付着しており、麺Nの相互の摩擦抵抗が小さいため、麺Nが振動によってスムーズに揺動し、比較的スムーズに均らされる。
特に、本実施の形態では、振動装置30による振動方向及び振動周波数を工夫することで、麺Nの均しを一層効率的に行っている。まず、振動装置30の第1の実施例について説明する。この第1の実施例において、振動装置30は、容器Cを、当該容器Cの長手方向及び又は短手方向に略沿って往復運動させるカム機構等を備えて構成されている。このように、容器Cを往復運動させることで、容器Cに挿入された麺Nを往復動させ、麺Nを均一に均すことができる。特に、この往復動の特性として、比較的大きな振幅で低周波の振動を与えることで、麺Nの均しを行なっている。この振動の振幅や周波数の具体的数値は、容器Cや麺Nの形状や分量によって異なり得るが、麺Nを高周波・小振幅の微振動ではなく、大きく緩やかに揺動させ得る低周波・大振幅を採用することが好ましい。例えば、周波数としては、麺Nの共振周波数が採用される。このように、大きな振幅で低周波の振動を与えることで、麺Nを大きく揺動させ、麺Nを均一に均すことができる。また、容器Cの長手方向及び又は短手方向に略沿って往復運動させることで、容器Cの形状に合致した方向で麺Nを揺動させることができ、容器Cに麺Nを効率的に収めることができる。ここで、「長手方向及び又は短手方向に略沿って往復運動」とは、長手方向に略沿った往復運動、短手方向に略沿った往復運動、又は、長手方向に略沿った往復運動と短手方向に略沿った往復運動との合成往復運動を含むものである。なお、当然のことながら、同一の振動装置30において複数種類の容器Cや麺Nを処理する場合には、これら容器Cや麺Nに応じて異なる周波数や振幅に切り替えたり、あるいは、往復運動の方向を切り替えることができる。
次に、振動装置30の第2の実施例について説明する。図8は、振動装置30及びその周辺の斜視図である。この図8に示すように、振動装置30は、図2の振動テーブル8に加えて、ロッド31、偏心モータ32、及び、ロッドガイド33を備えて構成されている。ロッド31は、振動テーブル8の下方に固定され、この振動テーブル8を支持する。偏心モータ32は、回転板32aを回転させることによってロッド31を回転させる。回転板32aには長孔32bが形成されており、この長孔32bにロッド31が挿通されている。この長孔32bにはスプリング32cが設けられ、このスプリング32cによってロッド31を長孔32bの外端方向に付勢している。ロッドガイド33は、平面形状を楕円状とするガイド孔33aを有し、このガイド孔33aにロッド31が挿通されている。このような構成において、偏心モータ32にて回転板32aを回転させると、回転板32aを介してロッド31が回転する。このロッド31は、ロッドガイド33の楕円状のガイド孔33aの長軸上においては、スプリング32cにて長孔32bの外端寄りに付勢され、ロッドガイド33の楕円状のガイド孔33aの短軸上においては、ガイド孔33aから押圧されることでスプリング32cの付勢力に抗して、長孔32bの内側寄りに移動する。すなわち、ガイド孔33aの平面形状に略対応する楕円軌道を描きつつ移動し、振動テーブル8に加振する。
特に、この第2の実施例では、振動装置30による振動方向を工夫することで、麺Nの均しを一層効率的に行っている。図9は、振動装置30の振動方向と容器C形状との関係を示す概念図である。この図9に示すように、容器Cの平面形状は、長さLと幅Wとの長方形状である。一方、振動装置30による振動方向は、図8のロッドガイド33のガイド孔33aの形状に対応して、長軸Yと短軸Xとを有する略楕円軌道を描く。ここで、本実施の形態では、容器Cの長手方向(長さLに沿った方向)と、振動の略楕円軌道の長軸Yの方向とを、相互に略合致させている。この場合、容器Cの長手方向の揺動力を、短手方向の揺動力よりも大きくすることができ、容器Cの平面形状に沿った揺動力分布を得ることができるので、容器Cの平面形状に一層合致した揺動力を麺Nに加えることができ、一層スムーズに麺Nを均すことができる。なお、ここでは、容器Cを、その長手方向がその進行方向に合致するように配置している状態を示しているが、短手方向が進行方向に合致するように容器Cを配置した場合には、この位置に合わせて、振動の略楕円軌道を90度回転させてもよい。
最後に、プレス装置40についてより詳細に説明する。図10、11は、プレス装置40及びその周辺を示す縦断面図である。これら図10、11に示すように、プレス装置40は、プレス体41、プレスロッド42、及び、エアシリンダ43を備えて構成されている。プレス体41は、麺Nを上方から押圧することで、麺Nを均すためのもので、全体として略直方体状に構成されている。このプレス体41の平面形状は、容器Cの開口部の平面形状に略合致するように形成されている。また、プレスロッド42は、プレス体41を上下動させるもので、その下端をプレス体41の上面に接続されると共に、その上端をエアシリンダ43に接続されている。そして、エアシリンダ43にてプレスロッド42を上下動させることで、プレス体41を容器Cの内部に出し入れすることができる。
このような構成において、プレス体41の上下動のタイミング、及び、図2、3の搬送ロッド10による容器Cの搬送タイミングは、公知の制御装置によって相互に同期される。すなわち、プレス体41の下方に容器Cが停止している状態でプレス体41が下方に移動されて容器Cに挿入される。そして、プレス体41が上方に移動されると、容器Cが次の冷凍工程に搬送される。
本実施の形態では、このようなプレス装置40を用いて麺Nを上方から押圧することで、振動工程において完全に均すことができず、容器Cの内部に偏って配置されている麺Nを、当該容器Cの内部において略均一な厚みに均すことができる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(各工程の具体的実施方法について)
各工程では、その目的を達成できる限りにおいて、上記説明した具体的方法とは異なる方法を採用することができる。例えば、振動工程を実行する振動装置30としては、図8に示した機構に限定されず、カム機構や圧電素子等を用いた加振機構を採用してもよい。
(各工程の相互の関係について)
各工程は、その目的を達成できる限りにおいて、上記説明したタイミングと異なるタイミングで行うこともできる。例えば、振動工程の前にプレス工程を行ってもよい。
この発明に係る冷凍麺の成形方法及び成形装置は、特に、うどんやそば等の各種冷凍麺を製造する製造ラインにおいて、茹で上げた麺を容器に投入する際に適用でき、成形効率の向上や成形コストの低下を図るために有用である。
本発明の実施の形態に係る冷凍麺の製造工程を説明するための説明図である。 これら投入工程、振動工程、及び、プレス工程を実行するための製造ラインの平面図である。 図2の製造ラインの側面図である。 投入装置及びその周辺を示す縦断面図である。 図4に続く、投入装置及びその周辺を示す縦断面図である。 変形例に係る投入装置及びその周辺を示す縦断面図である。 図6に続く、変形例に係る投入装置及びその周辺を示す縦断面図である。 振動装置及びその周辺の斜視図である。 振動装置の振動方向と容器形状との関係を示す概念図である。 プレス装置及びその周辺を示す縦断面図である。 図10に続く、プレス装置及びその周辺を示す縦断面図である。
符号の説明
1 原料サイロ
2 混練装置
3 製麺ローラ
4 湯層
5 冷凍機
6、7 テーブル
8 振動テーブル
10 搬送ロッド
11 搬送コンベア
20 投入装置
21 投入シュート
22、24 投入ホッパー
22a、24a ホッパー本体
22b 開閉ガイド
22c 回転軸
24b ワイヤ
24c 支点
30 振動装置
31 ロッド
32 偏心モータ
32a 回転板
32b 長孔
32c スプリング
33 ロッドガイド
33a ガイド孔
34 楕円カム
40 プレス装置
41 プレス体
42 プレスロッド
43 エアシリンダ
C 容器
N 麺

Claims (6)

  1. 冷凍麺を所定形状に成形するための冷凍麺の成形方法であって、
    茹で上げ麺を容器に投入する投入工程と、
    前記麺が投入された前記容器を振動させる振動工程と、
    前記容器に投入された状態で前記麺を冷凍する冷凍工程と、
    前記冷凍工程において冷凍された前記麺を前記容器から取り出す取り出し工程と、
    を含むことを特徴とする冷凍麺の成形方法。
  2. 前記投入工程において、投入ホッパーを前記容器の開口部を介して当該容器の内部に挿入し、当該投入ホッパーを介して前記麺を前記容器に投入すること、
    を特徴とする請求項1に記載の冷凍麺の成形方法。
  3. 前記振動工程において、前記容器を当該容器の長手方向及び又は短手方向に略沿って往復運動させること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍麺の成形方法。
  4. 前記振動工程において、前記容器を当該容器の長手方向に略沿った長軸を有する略楕円軌道で振動させること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍麺の成形方法。
  5. 前記振動工程の前後のいずれかに、前記容器の開口部の平面形状に略合致したプレス体を、前記容器の開口部を介して当該容器の内部に押し入れるプレス工程、
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍麺の成形方法。
  6. 冷凍麺を所定形状に成形するための冷凍麺の成形装置であって、
    茹で上げ麺を容器に投入する投入装置と、
    前記麺が投入された前記容器を振動させる振動装置と、
    を備えることを特徴とする冷凍麺の成形装置。
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