JP6914041B2 - 麺食品のプレス方法及びプレス装置 - Google Patents

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Description

本開示は、麺食品のプレス方法及びプレス装置に関する。
冷凍麺を製造し梱包する過程において、茹でた麺を冷却水で冷却した後、フリーザなどで冷凍する前に、1食ごとに分割した麺をトレイに入れ、トレイ内の麺山を平坦に均す均し工程や、プレス体で押圧して空隙率を低減しトレイ間で麺容積を均一にするプレス工程が行われる。
特許文献1には、茹でた麺を容器に入れた後冷凍する前に、振動を与えてはみ出した麺を容器内に入れかつ麺の偏りを均し、また、容器の開口部の平面形状に略合致した形状のプレス体で麺を押圧し、麺を均一な厚みに均すことが開示されている。
特開2007−325557号公報
上記プレス工程において、容器の開口部の平面形状に略合致した形状を有するプレス体を用いて茹で麺を押圧する場合、麺が容器の内側面とプレス体とに挟まれて持ち上がり、容器外へのはみ出しが起こる場合がある。これを防ぐため、容器の底面より小さい押圧面を有するプレス体を用いると、押圧されない部位が生じてしまう。
幾つかの実施形態は、上記問題に鑑み、麺類のプレス工程において、押圧されない部位をなくし、かつ麺の持ち上がりを防止する目的とする。
(1)少なくとも一実施形態に係る麺食品のプレス方法は、
トレイに投入された麺食品をプレス体で上方から押圧する麺食品のプレス方法であって、
前記トレイの中心に対して偏心した第1プレス体で前記麺食品を押圧する第1プレス工程と、
前記トレイの中心に対して前記第1プレス体の偏心方向と少なくとも反対側の方向へ偏心した第2プレス体で前記麺食品を押圧する第2プレス工程と、
を備える。
上記(1)の方法によれば、第1プレス体及び第2プレス体を夫々トレイの中心から偏心させることで、偏心側のトレイの内側面と第1プレス体及び第2プレス体の側面との間で麺が挟まる隙間が形成される余地をなくし、かつ偏心側と反対方向のトレイの内側面とプレス体の側面との間に麺の断面より大きな間隔を形成することで、麺の挟まりをなくすことができる。
また、第1プレス体に対し第2プレス体を少なくとも反対側の方向へ偏心させることで、押圧されない部位を低減できる。
なお、トレイと第1プレス体及び第2プレス体とは相対的に偏心させればよい。従って、少なくともどちらか一方を偏心させればよく、プレス体に対してトレイを偏心させてもよい。
また、第1プレス体と第2プレス体とを1個のプレス体で兼用し、第1プレス工程と第2プレス工程とを1個のプレス体で行ってもよい。
(2)一実施形態では、前記(1)の方法において、
前記第2プレス工程において、
前記第1プレス工程において前記第1プレス体が前記トレイに対し偏心した前記偏心方向と逆方向へ偏心させて前記麺食品を押圧する。
上記(2)の方法によれば、第1プレス体の偏心方向に対して第2プレス体による偏心方向を逆方向とすることで、2回のプレス工程で麺食品の未押圧部位をほぼなくすことができる。
(3)一実施形態では、前記(1)又は(2)の方法において、
前記第1プレス体が第1支持具に取り付けられると共に、前記第2プレス体が第2支持具に取り付けられ、
前記第1プレス工程において、前記第1プレス体は前記第1支持具の中心に対して偏心した位置に取り付けられ、
前記第2プレス工程において、前記第2プレス体は前記第2支持具の中心に対して偏心した位置に取り付けられる。
上記(3)の方法によれば、支持具に対してプレス体を偏心した位置に取り付けることで、プレス体の偏心位置への配置が容易になる。
(4)一実施形態では、前記(1)〜(3)の何れかの方法において、
前記トレイは搬送路を搬送され、前記第1プレス体によって前記麺食品が押圧される第1プレス位置及び前記第2プレス体によって前記麺食品が押圧される第2プレス位置で停止するトレイ搬送位置決め工程をさらに備える。
上記(4)の方法によれば、複数のトレイに投入された麺食品に対して連続的にプレス工程を行うことができる。
(5)一実施形態では、前記(4)の方法において、
前記トレイ搬送位置決め工程において、
前記トレイは、前記トレイの搬送方向と交差するように配置されかつ前記搬送路上で搬送方向へ移動する搬送バーで搬送されると共に、
前記トレイの両側面は前記搬送方向に沿って配置されたガイドレールによって位置決めされる。
上記(5)の方法によれば、上記搬送バーでトレイを搬送すると共に、上流側ガイドレールによってトレイの側面を位置決めしながら案内することで、低コストでトレイを上記第1プレス位置及び第2プレス位置に正確に位置決めできる。また、複数のトレイを順次連続的に位置決めできる。
(6)一実施形態では、前記(1)〜(5)の何れかの方法において、
前記トレイの底面、前記第1プレス体及び前記第2プレス体は平面視で矩形を有し、
前記第1プレス工程において、前記第1プレス体は前記トレイに対して前記矩形の対角線に沿って偏心して前記麺食品を押圧し、
前記第2プレス工程において、前記第2プレス体は前記対角線に沿って前記第1プレス体と逆方向へ偏心して前記麺食品を押圧する。
上記(6)の方法によれば、トレイが平面視で矩形を有する場合に、第1プレス工程で第1プレス体をトレイの対角線に沿って偏心させ、第2プレス工程で第2プレス体を上記対角線に沿って第1プレス体と逆方向へ偏心させることで、2回のプレス工程で麺の挟まりをなくしながら押圧されない麺部位をほぼなくすことができる。
(7)少なくとも一実施形態に係る麺食品のプレス装置は、
トレイに投入された麺食品をプレス体で上方から押圧する麺食品のプレス装置であって、
前記トレイの中心に対して偏心させて前記麺食品を押圧するための第1プレス体を有する第1プレス部と、
前記トレイの中心に対して前記第1プレス体の偏心方向と少なくとも反対側の方向へ偏心して前記麺食品を押圧するための第2プレス体を有する第2プレス部と、
を備える。
上記(7)の構成によれば、第1プレス体及び第2プレス体を夫々トレイの中心から偏心させることで、偏心側のトレイの内側面と第1プレス体及び第2プレス体の側面との間で麺が挟まる隙間が形成される余地をなくし、かつ偏心側と反対方向のトレイの内側面とプレス体の側面との間に麺の断面より大きな間隔を形成することで、麺の挟まりをなくすことができる。
また、第1プレス体に対し第2プレス体を少なくとも反対側の方向へ偏心させることで、押圧されない部位を低減できる。
なお、トレイと第1プレス体及び第2プレス体とは相対的に偏心させればよい。従って、少なくともどちらか一方を偏心させればよく、プレス体に対してトレイを偏心させてもよい。
また、第1プレス部と第2プレス部とを1個のプレス部で兼用し、第1プレス体と第2プレス体とを1個のプレス体で行ってもよい。
(8)一実施形態では、前記(1)の構成において、
前記第1プレス部は前記第1プレス体が取り付けられる第1支持具を備えると共に、前記第2プレス部は前記第2プレス体が取り付けられる第2支持具を備え、
前記第1プレス体及び前記第2プレス体は、前記第1支持具及び第2支持具に対して互いに少なくとも反対側の方向へ偏心して取り付け可能である。
上記(8)の構成によれば、支持具に対してプレス体を偏心した位置に取り付けることで、プレス体の偏心位置への配置が容易になる。
(9)一実施形態では、前記(7)又は(8)の構成において、
前記トレイの搬送方向と交差するように配置されかつ前記トレイが搬送される搬送面上で前記搬送方向へ移動して前記トレイを搬送する搬送バーと、
前記搬送方向に沿って配置され、前記トレイの両側面をガイドするガイドレールと、
前記トレイが前記第1プレス体及び前記第2プレス体によって押圧されるプレス位置に来たことを検出する停止位置センサと、
前記停止位置センサの検出信号を受けて前記搬送バーを停止させる制御部と、
を備える。
上記(9)の構成によれば、低コストでトレイを上記プレス位置に正確に位置決めできる。また、複数のトレイを順次連続的に位置決めできる。
(10)一実施形態では、前記(9)の構成において、
前記トレイが前記プレス位置手前に設定された減速開始位置に来たことを検出する減速開始位置センサをさらに備え、
前記制御部は、前記減速開始位置センサの検出信号を受けて前記搬送バーを減速させる。
上記(10)の構成によれば、トレイがプレス位置で停止する前にトレイを減速させることで、トレイをプレス位置で正確に停止できる。
幾つかの実施形態によれば、麺類のプレス工程において、押圧されない麺部位を低減でき、かつ麺の持ち上がりを防止できる。これによって、トレイからの麺食品のはみ出しをなくし、麺容積を均一に均すことができる。
一実施形態に係るプレス装置を含む麺食品の製造装置の正面図である。 一実施形態に係るプレス装置を含む麺食品の製造装置の側面図である。 一実施形態に係るプレス体の斜視図である。 一実施形態に係るプレス体の底面図である。 一実施形態に係る麺食品のプレス方法を示す工程図である。 一実施形態に係るプレス体の偏心方向を示す説明図である。 冷凍麺の製造方法の一例を示す工程図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
冷凍麺の製造方法の一例を図7に基づいて説明する。
図7において、まず、小麦粉、デンプン等の原料をミキシングタンクに投入し、水と混ぜて混和物をつくる(ミキシング工程S10)。次に、この混和物を一対のローラ間に通し、シート状の麺帯をつくる(麺帯製造工程S12)。製造した麺帯をカッタで切断し線状の麺線をつくる(麺切り工程S14)。この綿線を茹で上げし(茹で工程S16)、その後、冷水に浸けて冷却する(冷却工程S18)。
次に、冷却した茹で麺をトレイに入れ(トレイ麺入れ工程S20)、トレイ内の山状の麺を平らに均す(均し工程S22)。その後、プレス体で押圧し、空隙率を下げて各トレイ内の麺山を均一な容積とした後(プレス工程S24)、フリーザで凍結する(凍結工程S26)。その後、トレイを反転させ振動を与えて冷凍麺をトレイから分離させ(脱トレイ工程S28)、トレイから分離した冷凍麺は軽量及び金属物混入有無の検査を行い(計量・金属検査工程S30)、包装した後(包装工程S32)、製品として出荷する。冷凍麺と分離したトレイは、トレイ麺入れ工程S20に戻される。
少なくとも一実施形態に係る麺食品のプレス方法は、上記プレス工程S24に適用可能な方法であり、トレイに投入された麺食品(例えば、ラーメン、うどん、そばなどの茹で麺)をプレス体で上方から押圧するプレス方法である。
図1及び図2は、プレス工程を含む冷凍麺の製造工程の一部を行う装置の正面図及び側面図である。
図1及び図2において、製造装置10は、従動スプロケット22及び駆動スプロケット24によって矢印方向へ駆動されるチェーン26を備える。駆動スプロケット24はモータ28によって駆動される。図2に示すように、チェーン26に搬送バー30が連結され、チェーン26及び搬送バー30は図1に示す矢印方向に移動する。チェーン26の移動方向に沿って搬送路32が形成され、搬送路32に載置された複数のトレイtは搬送バー30によって押されて搬送路32上を滑り矢印方向へ搬送される。
図1に示すように、トレイtの搬送方向上流側から順に麺投入部12、第1均し部14、第2均し部16、第1プレス部18及び第2プレス部20が設けられている。
麺投入部12でホッパから搬送方向に並べられた複数のトレイtに投入された麺食品は第1均し部14及び第2均し部16で麺山が平坦になるように均され、その後、第1プレス部18及び第2プレス部20で、第1プレス体34及び第2プレス体36で押圧され、麺容積が低減されて均一な麺容積となる。
図3及び図4は、一実施形態に係る第1プレス体34及び第2プレス体36を示す。
一実施形態では、特許文献1に開示されているように、第1プレス体34及び第2プレス体36はトレイtの底面の形状及び大きさに略合致したプレス面を有する。第1プレス体34及び第2プレス体36をトレイtの底面に対して一方へ偏心させることで、偏心方向ではプレス体とトレイの内側面との間に麺が挟まる隙間がなくなると共に、偏心方向と反対方向では、例えば数mmの隙間が生じる。
一実施形態に係るプレス方法は、図5に示すように、第1プレス部18に設けられた第1プレス体34は、トレイtの中心に対して偏心して麺食品を押圧し(第1プレス工程S40)、第2プレス部20に設けられた第2プレス体36は第1プレス体34の偏心方向と少なくとも反対側の方向へ偏心して麺食品を押圧する(第2プレス工程S42)。
「少なくとも反対側の方向」とは、図6に示すように、第1プレス体34が矢印a方向へ偏心したとき、第2プレス体36の偏心方向bは、角度αの範囲内の方向となることを言う。
これによって、偏心側のトレイtの内側面と第1プレス体34及び第2プレス体36の側面との間で麺が挟まる隙間が形成される余地をなくし、偏心側と反対方向のトレイtの内側面とプレス体の側面との間に麺の断面より大きな間隔を形成することで、麺の挟まりをなくすことができる。
また、第1プレス体34に対し第2プレス体36を少なくとも反対側の方向へ偏心させることで、押圧されない部位を低減できる。
これによって、トレイtからの麺食品のはみ出しをなくすことができ、麺食品の形状及び麺容積を均一にすることができる。
一実施形態では、第2プレス工程S42において、第1プレス工程S40において第1プレス体34がトレイtに対し偏心した偏心方向と逆方向へ偏心させて麺食品を押圧する。
例えば、図4に示すように、第1プレス体34を矢印a方向へ偏心させた場合、第2プレス体36を矢印b方向へ偏心させる。
このように、第1プレス体34の偏心方向に対して第2プレス体36による偏心方向を逆方向とすることで、麺食品の未押圧部位をほぼなくすことができる。
一実施形態では、図3に示すように、第1プレス部18において、第1プレス体34は第1支持具38に取り付けられ、第2プレス部20において、第2プレス体36は第2支持具40に取り付けられる。そして、第1プレス体34及び前記第2プレス体36は、第1支持具38及び第2支持具40に対して互いに少なくとも反対側の方向へ偏心して取り付け可能である。
こうして、第1プレス体34及び前記第2プレス体36を、第1支持具38及び第2支持具40に対して互いに少なくとも反対側の方向へ偏心して取り付けることで、第1プレス体34及び第2プレス体36の偏心位置への配置が容易になる。
一実施形態では、図4に示すように、第1プレス体34及び第2プレス体36はボルトによって第1支持具38及び第2支持具40に取り付けられる。このとき、第1プレス体34及び第2プレス体36に形成されるボルト孔42は第1プレス体34及び第2プレス体36の中心から偏心した位置に形成される。
例えば、図4において、第1プレス体34及び第2プレス体36の中心Oを通る中心線C及びCとの距離c、d、e及びfの関係を、d<c及びf<eとする。
このように、第1プレス体34及び第2プレス体36に対してボルト孔42を偏心させて形成することで、第1プレス体34及び第2プレス体36を所望の偏心位置に配置するのが容易になる。
一実施形態では、図3に示すように、第1支持具38及び第2支持具40が支柱44に対して偏心して取り付けられる。この場合、第1プレス体34及び第2プレス体36は第1支持具38及び第2支持具40に対して偏心して取り付ける必要はない。
この実施形態によれば、第1プレス体34及び第2プレス体36を第1支持具38及び第2支持具40に対して偏心して取り付ける必要がないので、第1プレス体34及び第2プレス体36の第1支持具38及び第2支持具40に対する取付けが容易になる。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、搬送バー30及びガイドレール46を備える。搬送バー30は、長手方向がトレイtの搬送方向(図1中の矢印方向)と交差するように配置され、かつトレイtが搬送される搬送路32上で搬送方向へ移動してトレイtを搬送する。トレイtは搬送路32上を滑動する。ガイドレール46は、トレイtの搬送方向に沿って配置され、トレイtの両側面をガイドする。ガイドレール46の間隔は、トレイtを所定の搬送位置に保持しながらガイドできるように、トレイtの幅に合わせて設定される。トレイtはガイドレール46によってガイドされることで、所定の搬送位置を保持しながら、搬送バー30によって搬送方向へ搬送される。
さらに、トレイtが第1プレス体34及び第2プレス体36によって押圧されるプレス位置に来たことを検出する停止位置センサ48と、停止位置センサ48の検出信号を受けて、モータ28を制御し搬送バー30を停止させる制御部50と、を備える。
一実施形態では、図3に示すように、トレイ搬送位置決め工程S44を行う。トレイ搬送位置決め工程S44では、トレイtは搬送バー30によって搬送路32上を搬送され、第1プレス体34によって麺食品が押圧される第1プレス位置及び第2プレス体36によって麺食品が押圧される第2プレス位置で停止する。
トレイ搬送位置決め工程S44によって、複数のトレイtに投入された麺食品に対して連続的に第1プレス工程S40及び第2プレス工程S42を行うことができる。
一実施形態では、トレイtが第1プレス部18及び第2プレス部20等の各処理部に来たことを停止位置センサ48が検出し、その検出信号を制御部50に送信する。この検出信号により制御部50はモータ28を制御して搬送バー30をプレス位置に停止させる。
これによって、低コストな構成でトレイtを第1プレス部18の第1プレス位置及び第2プレス部20の第2プレス位置に正確に位置決めできる。また、複数のトレイtを順次連続的に位置決めできる。
一実施形態では、トレイtが麺投入部12、第1均し部14及び第2均し部16に来たとき、停止位置センサ48及び制御部50によってトレイtを停止させるようにする。
一実施形態では、図1に示すように、トレイtが前記プレス位置手前に設定された減速開始位置に来たことを検出する減速開始位置センサ52を備える。減速開始位置センサ52の検出信号は制御部50に入力される。制御部50は減速開始位置センサ52の検出信号を受けて搬送バー30を減速させる。
これによって、トレイtがプレス位置で停止する前にトレイを減速させることができるため、トレイtをプレス位置で正確に停止できる。
また、一実施形態では、減速開始位置センサ52を用いてトレイtを他の処理部の手前で減速させるようにすれば、トレイtを他の処理部に正確に停止できる。
一実施形態では、図1に示すように、駆動スプロケット24の回転軸24aを共有する駆動スプロケット54を備える。駆動スプロケット54と従動スプロケット58との間にチェーン56が懸架される。従動スプロケット58と一体にセンサドグ60が設けられ、センサドグ60は駆動スプロケット24の回転と連動する。センサドグ60が停止位置センサ48及び減速開始位置センサ52の検出位置に来たとき、これらのセンサは検出信号を制御部50に送信する。
かかる構成によれば、センサドグ60を駆動スプロケット24と連動させることで、新たな駆動源を必要とせずにセンサドグ60を作動でき、トレイtの位置検出機構を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、図3及び図4に示すように、トレイtの底面、第1プレス体34及び第2プレス体36は平面視で矩形を有する。そして、第1プレス工程S40において、第1プレス体34はトレイtに対して対角線に沿って偏心して麺食品を押圧し、第2プレス工程S42において、第2プレス体36は対角線に沿って第1プレス体34と逆方向へ偏心して麺食品を押圧する。
例えば、図4に示すように、第1プレス工程S40において第1プレス体34を矢印a方向へ偏心させ、第2プレス工程S42において第2プレス体36を矢印b方向へ偏心させる。
上記方法によれば、トレイtの内側面と各プレス体の側面との間に麺の断面より大きな間隔を形成することで、麺の挟まりをなくすことができると共に、押圧されない麺部位をなくすことができる。
なお、上述の実施形態は、トレイtに対して第1プレス体34及び第2プレス体36を偏心させるものであるが、トレイtと第1プレス体34及び第2プレス体36とは相対的に偏心させればよい。従って、第1プレス体34及び第2プレス体36に対してトレイtを偏心させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態は、第1プレス工程S40では第1プレス体34を用い、第2プレス工程S42では第2プレス体36を用いているが、第1プレス体34と第2プレス体36とを1個のプレス体で兼用し、第1プレス工程S40と第2プレス工程S42とを1個のプレス体で行ってもよい。
幾つかの実施形態によれば、麺類のプレス工程において、押圧されない部位をなくし、かつ麺の持ち上がりを防止できる。また、例えば、ラーメン、うどん、そばなどの麺食品全般に適用できる。
10 麺食品製造装置
12 麺投入部
14 第1均し部
16 第2均し部
18 第1プレス部
20 第2プレス部
22、58 従動スプロケット
24、54 駆動スプロケット
26、56 チェーン
28 モータ
30 搬送バー
32 搬送路
34 第1プレス体
36 第2プレス体
38 第1支持具
40 第2支持具
42 ボルト孔
44 支柱
46 ガイドレール
48 停止位置センサ
50 制御部
52 減速開始位置センサ
60 センサドグ
、C 中心線
O 中心
t トレイ

Claims (10)

  1. トレイに投入された麺食品をプレス体で上方から押圧する麺食品のプレス方法であって、
    前記トレイの中心に対して偏心した第1プレス体で前記麺食品を押圧する第1プレス工程と、
    前記トレイの中心に対して前記第1プレス体の偏心方向と少なくとも反対側へ偏心した第2プレス体で前記麺食品を押圧する第2プレス工程と、
    を備えることを特徴とする麺食品のプレス方法。
  2. 前記第2プレス工程において、
    前記第1プレス工程において前記第1プレス体が前記トレイに対し偏心した前記偏心方向と逆方向へ前記トレイの中心に対して偏心させて前記麺食品を押圧することを特徴とする請求項1に記載の麺食品のプレス方法。
  3. 前記第1プレス体が第1支持具に取り付けられると共に、前記第2プレス体が第2支持具に取り付けられ、
    前記第1プレス工程において、前記第1プレス体は前記第1支持具の中心に対して偏心した位置に取り付けられ、
    前記第2プレス工程において、前記第2プレス体は前記第2支持具の中心に対して偏心した位置に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の麺食品のプレス方法。
  4. 前記トレイは搬送路を搬送され、前記第1プレス体によって前記麺食品が押圧される第1プレス位置及び前記第2プレス体によって前記麺食品が押圧される第2プレス位置で停止するトレイ搬送位置決め工程をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の麺食品のプレス方法。
  5. 前記トレイ搬送位置決め工程において、
    前記トレイは、前記トレイの搬送方向と交差するように配置されかつ前記搬送路上で搬送方向へ移動する搬送バーで搬送されると共に、
    前記トレイの両側面は前記搬送方向に沿って配置されたガイドレールによって位置決めされることを特徴とする請求項4に記載の麺食品のプレス方法。
  6. 前記トレイの底面、前記第1プレス体及び前記第2プレス体は平面視で矩形を有し、
    前記第1プレス工程において、前記第1プレス体は前記トレイに対して前記矩形の対角線に沿って偏心して前記麺食品を押圧し、
    前記第2プレス工程において、前記第2プレス体は前記対角線に沿って前記第1プレス体と逆方向へ偏心して前記麺食品を押圧することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の麺食品のプレス方法。
  7. トレイに投入された麺食品を前記トレイの底面に対応する形状及び大きさのプレス面を有するプレス体で上方から押圧する麺食品のプレス装置であって、
    前記トレイの中心に対して偏心させて前記麺食品を押圧するための第1プレス体を有する第1プレス部と、
    前記トレイの中心に対して前記第1プレス体の偏心方向と少なくとも反対側へ偏心して前記麺食品を押圧するための第2プレス体を有する第2プレス部と、
    を備えることを特徴とする麺食品のプレス装置。
  8. トレイに投入された麺食品をプレス体で上方から押圧する麺食品のプレス装置であって、
    前記トレイの中心に対して偏心させて前記麺食品を押圧するための第1プレス体を有する第1プレス部と、
    前記トレイの中心に対して前記第1プレス体の偏心方向と少なくとも反対側へ偏心して前記麺食品を押圧するための第2プレス体を有する第2プレス部と、
    を備え、
    前記第1プレス部は前記第1プレス体が取り付けられる第1支持具を備えると共に、前記第2プレス部は前記第2プレス体が取り付けられる第2支持具を備え、
    前記第1プレス体及び前記第2プレス体は、前記第1支持具及び第2支持具に対して互いに少なくとも反対側へ偏心して取り付け可能であることを特徴とする麺食品のプレス装置。
  9. 前記トレイの搬送方向と交差するように配置されかつ前記トレイが搬送される搬送面上で前記搬送方向へ移動して前記トレイを搬送する搬送バーと、
    前記搬送方向に沿って配置され、前記トレイの両側面をガイドするガイドレールと、
    前記トレイが前記第1プレス体及び前記第2プレス体によって押圧されるプレス位置に来たことを検出する停止位置センサと、
    前記停止位置センサの検出信号を受けて前記搬送バーを停止させる制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の麺食品のプレス装置。
  10. 前記トレイが前記プレス位置手前に設定された減速開始位置に来たことを検出する減速開始位置センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記減速開始位置センサの検出信号を受けて前記搬送バーを減速させることを特徴とする請求項9に記載の麺食品のプレス装置。
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