JP2014064114A - 受信アレーアンテナ装置 - Google Patents

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【課題】本発明は、受信アレーアンテナ装置において、ビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させる。
【解決手段】本発明の受信アレーアンテナ装置は、隣接する受信サブアレーが重なるように複数の受信サブアレーRSA、RSA、RSAに分割された受信アレーRAと、受信サブアレーRSA、RSA、RSAを構成する各アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、受信サブアレーRSA、RSA、RSA単位でビームフォーミングを行う固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBFと、固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBFが出力したサブアレー出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、受信アレーRA全体でビームフォーミングを行うアダプティブビームフォーミング部ABFと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーダ及びソナー等の受信アレーアンテナ装置に関する。
レーダ及びソナー等の受信アレーアンテナ装置は、複数の受信アンテナ素子を配置しており、各受信アンテナ素子からの出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、ビームを形成している。重み付け係数の設定方法として、受信アンテナ特性を考慮して事前に算出した固定係数を用いる方法(固定ビームフォーミング)と、受信データ信号に適応して適宜に算出した適応係数を用いる方法(アダプティブビームフォーミング)と、がある。アダプティブビームフォーミングは、固定ビームフォーミングと比較して、予期しない干渉信号や受信アンテナ特性の変動に伴うサイドローブを抑制することができるが、多数の受信アンテナ素子からなる大開口の受信アレーアンテナ装置では膨大な演算を要する。
特許文献1の受信アレーアンテナ装置の構成を図1に示す。受信アレーRAは、複数の受信サブアレーRSA(図1の斜線部分)に分割される。まず、各受信サブアレーRSAを構成する各受信アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、各受信サブアレーRSA単位でビームフォーミングを行う。次に、受信アレーRAを構成する各受信サブアレーRSAが出力したサブアレー出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、受信アレーRA全体でビームフォーミングを行う。
このように、各受信サブアレーRSA単位及び受信アレーRA全体での二段階のビームフォーミングを行い、受信アレーRAを複数の受信サブアレーRSAに分割しない一段階のビームフォーミングより演算量を減らすことができる。そして、各受信サブアレーRSA単位では固定ビームフォーミングを行い、受信アレーRA全体ではアダプティブビームフォーミングを行い、さらに演算量を減らすことができる。
特開2009−290294号公報
ここで、各受信サブアレーRSAの開口長を大きくするため、隣接する受信サブアレーRSAの間隔を広くすることが考えられる。しかし、隣接する受信サブアレーRSAの間隔が受信波長の1/2以上になれば、第一段階の各受信サブアレーRSA単位でのビームフォーミングにおいてグレーティングローブが発生するため、第二段階の受信アレーRA全体でのビームフォーミングにおいてサイドローブを抑制不能な方向が発生する。
そこで、隣接する受信サブアレーRSAの間隔を受信波長の1/2以下にするため、隣接する受信サブアレーRSAの間隔を狭くすることが考えられる。しかし、各受信サブアレーRSAの開口長が小さくなれば、第一段階の各受信サブアレーRSA単位でのビームフォーミングにおいてビームの分解能が低下するため、第二段階の受信アレーRA全体でのビームフォーミングにおいてもビームの分解能が低下する。
このように、受信アレーアンテナ装置において、ビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができない。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、受信アレーアンテナ装置において、ビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることを目的とする。
上記目的を達成するために、受信アレーを複数の受信サブアレーに分割するにあたり、隣接する受信サブアレーを空間的に重ね合わせるようにした。
本発明は、隣接するサブアレーが重なるように複数のサブアレーに分割された受信アレーと、前記各サブアレーを構成する各アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、前記各サブアレー単位でビームフォーミングを行う各サブアレービームフォーミング部と、前記受信アレーを構成する前記各サブアレーについての前記各サブアレービームフォーミング部が出力したサブアレー出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、前記受信アレー全体でビームフォーミングを行う受信アレービームフォーミング部と、を備えることを特徴とする受信アレーアンテナ装置である。
この構成によれば、隣接する受信サブアレーを空間的に重ね合わせるため、各受信サブアレーの開口長を大きくすることができ、その結果としてビームフォーミングの演算量の低減及びビームの高分解能化を両立させることができる。
また、本発明は、前記受信アレーは、SIMO(Single−Input Multiple−Output)方式で測定を行い、隣接する前記サブアレーの間隔は、受信波長の1/2以下であることを特徴とする受信アレーアンテナ装置である。
この構成によれば、本発明の受信アレーアンテナ装置をSIMO方式の測定に適用することができる。そして、隣接する受信サブアレーを空間的に重ね合わせるため、各受信サブアレーの開口長を大きくするとともに、隣接する受信サブアレーの間隔を受信波長の1/2以下にすることができ、その結果としてビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができる。
また、本発明は、前記受信アレーは、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)方式で測定を行い、前記複数のサブアレーは、送信側の送信アレーを分割する複数の送信サブアレー及び自装置の受信アレーを分割する複数の受信サブアレーを組み合わせ合成した複数の仮想サブアレーであり、隣接する前記仮想サブアレーの間隔は、受信波長の1/2以下であることを特徴とする受信アレーアンテナ装置である。
この構成によれば、本発明の受信アレーアンテナ装置をMIMO方式の測定に適用することができる。そして、隣接する仮想サブアレーを空間的に重ね合わせるため、各仮想サブアレーの開口長を大きくするとともに、隣接する仮想サブアレーの間隔を受信波長の1/2以下にすることができ、その結果としてビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができる。
本発明は、受信アレーアンテナ装置において、ビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができる。
従来技術の受信アレーアンテナ装置の構成を示す図である。 本発明のSIMO方式用の受信アレーアンテナ装置の構成を示す図である。 本発明のMIMO方式用の受信アレーアンテナ装置の構成を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。
(SIMO方式)
本発明のSIMO方式用の受信アレーアンテナ装置の構成を図2に示す。SIMO方式は、受信機に複数のアンテナを配置し、受信アンテナデータ間の処理により、受信アンテナのビームを高速に走査する技術である。以下の説明では、受信アレーRAは、1次元配置とするが、2次元配置でもよい。
受信アレーRAは、(M+2)個の受信アンテナ素子R、R、R、R、・・・、RM−1、R、RM+1から構成され、3個の受信サブアレーRSA、RSA、RSAに分割される。隣接する受信アンテナ素子の間隔は、dである。
受信サブアレーRSAは、M個の受信アンテナ素子R、R、R、R、・・・、RM−1から構成される。受信サブアレーRSAは、M個の受信アンテナ素子R、R、R、・・・、RM−1、Rから構成される。受信サブアレーRSAは、M個の受信アンテナ素子R、R、・・・、RM−1、R、RM+1から構成される。
隣接する受信サブアレーRSA、RSAは、(M−1)個の受信アンテナ素子R、R、R、・・・、RM−1において重なり合う。隣接する受信サブアレーRSA、RSAは、(M−1)個の受信アンテナ素子R、R、・・・、RM−1、Rにおいて重なり合う。隣接する受信サブアレーの間隔は、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)と等しく、受信波長の1/2以下である。
固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBFは、サブアレービームフォーミング部に対応し、それぞれ、受信サブアレーRSA、RSA、RSAを構成する各受信アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、受信サブアレーRSA、RSA、RSA単位でビームフォーミングを行う。
具体的には、固定ビームフォーミング部FBFは、受信アンテナ特性を考慮して事前に算出した各固定係数w、w、w、w、・・・、wM−1を、各受信アンテナ素子R、R、R、R、・・・、RM−1が出力したアンテナ素子出力信号に、それぞれ乗算し、乗算結果を加算する。固定ビームフォーミング部FBF、FBFについても、固定ビームフォーミング部FBFと同様である。
アダプティブビームフォーミング部ABF及びアダプティブビームフォーミング係数決定部ACFは、受信アレービームフォーミング部に対応し、それぞれ、受信アレーRAを構成する受信サブアレーRSA、RSA、RSAについての固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBFが出力したサブアレー出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、受信アレーRA全体でビームフォーミングを行う。
具体的には、アダプティブビームフォーミング部ABFは、アダプティブビームフォーミング係数決定部ACFが受信データ信号に適応して適宜に算出した各適応係数w’、w’、w’を、各固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBFが出力したサブアレー出力信号に、それぞれ乗算し、乗算結果を加算する。
このように、隣接する受信サブアレーを空間的に重ね合わせるため、各受信サブアレーの開口長(Md)を大きくするとともに、隣接する受信サブアレーの間隔(d)を受信波長の1/2以下にすることができる。よって、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができる。
ここで、本発明の二段階のビームフォーミングと、従来技術の一段階のアダプティブビームフォーミングで、ビームフォーミングの演算量を比較する。固定ビームフォーミングを適用するときには、ビームフォーミングの演算量は、アンテナ素子数の2乗にスケールする。アダプティブビームフォーミングを適用するときには、ビームフォーミングの演算量は、アンテナ素子数の3乗にスケールする。本発明の二段階のビームフォーミングの演算量は、3M+3にスケールする。従来技術の一段階のアダプティブビームフォーミングの演算量は、(M+2)にスケールする。M=10であるとき、両演算量はそれぞれ〜3×10及び〜10にスケールし、前者では後者より大幅に低減されている。
(MIMO方式)
本発明のMIMO方式用の受信アレーアンテナ装置の構成を図3に示す。MIMO方式は、送信機に複数のアンテナを配置し、受信機に複数のアンテナを配置し、送受信アンテナデータ間の処理により、送受信アンテナのビームを高速に走査する技術であり、SIMO方式よりも高いビームフォーミング自由度を得ることができる。以下の説明では、送信アレーTA及び受信アレーRAは、1次元配置とするが、2次元配置でもよい。
送信アレーTAは、(N+1)個の送信アンテナ素子T、T、・・・、TN−1、Tから構成され、2個の送信サブアレーTSA、TSAに分割される。隣接する送信アンテナ素子の間隔は、dである。
送信サブアレーTSAは、N個の送信アンテナ素子T、T、・・・、TN−1から構成される。送信サブアレーTSAは、N個の送信アンテナ素子T、・・・、TN−1、Tから構成される。隣接する送信サブアレーTSA、TSAは、(N−1)個の送信アンテナ素子T、・・・、TN−1において重なり合う。隣接する送信サブアレーの間隔は、隣接する送信アンテナ素子の間隔(d)と等しい。
受信アレーRAは、(M+1)個の受信アンテナ素子R、R、R、・・・、RM−1、Rから構成され、2個の受信サブアレーRSA、RSAに分割される。隣接する受信アンテナ素子の間隔は、dである。
受信サブアレーRSAは、M個の受信アンテナ素子R、R、R、・・・、RM−1から構成される。受信サブアレーRSAは、M個の受信アンテナ素子R、R、・・・、RM−1、Rから構成される。隣接する受信サブアレーRSA、RSAは、(M−1)個の受信アンテナ素子R、R、・・・、RM−1において重なり合う。隣接する受信サブアレーの間隔は、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)と等しい。
隣接する送信アンテナ素子の間隔(d)は、各受信サブアレーの開口長(Md)と等しく、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)より広い。
4個の仮想サブアレーVSA、VSA、VSA、VSAは、送信側の送信アレーTAを分割する2個の送信サブアレーTSA、TSA及び受信側の受信アレーRAを分割する2個の受信サブアレーRSA、RSAを組み合わせ合成したものである。
仮想サブアレーVSAは、送信サブアレーTSA及び受信サブアレーRSAを組み合わせ合成したものであり、(M×N)個の仮想アンテナ素子から構成される。仮想サブアレーVSAは、送信サブアレーTSA及び受信サブアレーRSAを組み合わせ合成したものであり、(M×N)個の仮想アンテナ素子から構成される。仮想サブアレーVSAは、送信サブアレーTSA及び受信サブアレーRSAを組み合わせ合成したものであり、(M×N)個の仮想アンテナ素子から構成される。仮想サブアレーVSAは、送信サブアレーTSA及び受信サブアレーRSAを組み合わせ合成したものであり、(M×N)個の仮想アンテナ素子から構成される。
隣接する仮想サブアレーVSA、VSAの間隔は、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)と等しい。隣接する仮想サブアレーVSA、VSAの間隔は、d−dである。隣接する仮想サブアレーVSA、VSAの間隔は、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)と等しい。dは、受信波長の1/2以下である。d−dは、受信波長の1/2以下でもよく、受信波長の1/2以上でもよい。
固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBF、FBFは、サブアレービームフォーミング部に対応し、それぞれ、仮想サブアレーVSA、VSA、VSA、VSAを構成する各仮想アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、仮想サブアレーVSA、VSA、VSA、VSA単位でビームフォーミングを行う。
具体的には、固定ビームフォーミング部FBFは、受信アンテナ特性を考慮して事前に算出した各固定係数w、w、w、・・・、wMN−3、wMN−2、wMN−1を、各仮想アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に、それぞれ乗算し、乗算結果を加算する。固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBFについても、固定ビームフォーミング部FBFと同様である。
アダプティブビームフォーミング部ABF及びアダプティブビームフォーミング係数決定部ACFは、受信アレービームフォーミング部に対応し、それぞれ、送信アレーTA及び受信アレーRAを構成する仮想サブアレーVSA、VSA、VSA、VSAについての固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBF、FBFが出力したサブアレー出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、送信アレーTA及び受信アレーRA全体でビームフォーミングを行う。
具体的には、アダプティブビームフォーミング部ABFは、アダプティブビームフォーミング係数決定部ACFが受信データ信号に適応して適宜に算出した各適応係数w’、w’、w’、w’を、各固定ビームフォーミング部FBF、FBF、FBF、FBFが出力したサブアレー出力信号に、それぞれ乗算し、乗算結果を加算する。
このように、隣接する仮想サブアレーを空間的に重ね合わせるため、各仮想サブアレーの開口長((M×N)d)を大きくするとともに、隣接する仮想サブアレーの間隔(d又はd−d)を受信波長の1/2以下にすることができる。よって、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができる。
ここで、本発明の二段階のビームフォーミングと、従来技術の応用である一段階のアダプティブビームフォーミングで、ビームフォーミングの演算量を比較する。固定ビームフォーミングを適用するときには、ビームフォーミングの演算量は、アンテナ素子数の2乗にスケールする。アダプティブビームフォーミングを適用するときには、ビームフォーミングの演算量は、アンテナ素子数の3乗にスケールする。本発明の二段階のビームフォーミングの演算量は、4(M×N)+4にスケールする。従来技術の応用である一段階のアダプティブビームフォーミングの演算量は、((M+1)×(N+1))にスケールする。M=10、N=10であるとき、両演算量はそれぞれ〜4×10及び〜1012にスケールし、前者では後者より大幅に低減されている。
(変形例)
以上に説明したように、本発明の受信アレーアンテナ装置は、SIMO方式でもMIMO方式でも適用することができる。SIMO方式用の受信アレーアンテナ装置では、隣接する受信サブアレーの重なり幅は、実施形態のdのみに限定されず、受信サブアレーの開口長は、実施形態のMdのみに限定されない。MIMO方式用の受信アレーアンテナ装置では、隣接する仮想サブアレーの重なり幅は、実施形態のd又はd−dのみに限定されず、仮想サブアレーの開口長は、実施形態の(M×N)dのみに限定されない。隣接する受信サブアレー又は仮想サブアレーの重なり幅と、受信サブアレー又は仮想サブアレーの開口長は、ビームフォーミングの演算量の低減度合、ビームのサイドローブの抑制度合及びビームの高分解能化度合に応じて、設定すればよい。
実施形態のSIMO方式及びMIMO方式では、二段階のビームフォーミングを行う。変形例のSIMO方式及びMIMO方式として、二段階以上の任意の段数のビームフォーミングを行ってもよい。実施形態のSIMO方式及びMIMO方式では、第一段階で固定ビームフォーミングを行い、第二段階でアダプティブビームフォーミングを行う。変形例のSIMO方式及びMIMO方式として、任意の段階で固定ビームフォーミング及びアダプティブビームフォーミングのいずれを行ってもよい。
実施形態のSIMO方式及びMIMO方式では、隣接する受信サブアレー又は仮想サブアレーの間隔は、アレーの長さ方向に規則的である。変形例のSIMO方式及びMIMO方式として、隣接する受信サブアレー又は仮想サブアレーの間隔は、アレーの長さ方向にランダムであってもよく、グレーティングローブを抑制することができる。
実施形態のMIMO方式では、隣接する送信アンテナ素子の間隔(d)は、各受信サブアレーの開口長(Md)と等しく、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)より広い。変形例のMIMO方式では、隣接する受信アンテナ素子の間隔(d)は、各送信サブアレーの開口長(Nd)と等しくてもよく、隣接する送信アンテナ素子の間隔(d)より広くてもよい。ただし、送信側の放熱効率を考慮すれば、隣接する送信アンテナ素子の間隔(d)が広いことが好ましく、実施形態のMIMO方式が好ましい。
本発明に係る受信アレーアンテナ装置は、レーダ及びソナー等に適用することができ、SIMO方式でもMIMO方式でも、ビームフォーミングの演算量の低減、ビームのサイドローブの抑制及びビームの高分解能化を両立させることができる。
RA:受信アレー
、R、R、R、RM−1、R、RM+1:受信アンテナ素子
TA:送信アレー
、T、TN−1、T:送信アンテナ素子
RSA、RSA、RSA、RSA:受信サブアレー
TSA、TSA:送信サブアレー
VSA、VSA、VSA、VSA:仮想サブアレー
FBF、FBF、FBF、FBF:固定ビームフォーミング部
ABF:アダプティブビームフォーミング部
ACF:アダプティブビームフォーミング係数決定部

Claims (3)

  1. 隣接するサブアレーが重なるように複数のサブアレーに分割された受信アレーと、
    前記各サブアレーを構成する各アンテナ素子が出力したアンテナ素子出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、前記各サブアレー単位でビームフォーミングを行う各サブアレービームフォーミング部と、
    前記受信アレーを構成する前記各サブアレーについての前記各サブアレービームフォーミング部が出力したサブアレー出力信号に対して重み付け合成を行うことにより、前記受信アレー全体でビームフォーミングを行う受信アレービームフォーミング部と、
    を備えることを特徴とする受信アレーアンテナ装置。
  2. 前記受信アレーは、SIMO(Single−Input Multiple−Output)方式の測定を行い、隣接する前記サブアレーの間隔は、受信波長の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の受信アレーアンテナ装置。
  3. 前記受信アレーは、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)方式の測定を行い、前記複数のサブアレーは、送信側の送信アレーを分割する複数の送信サブアレー及び自装置の受信アレーを分割する複数の受信サブアレーを組み合わせ合成した複数の仮想サブアレーであり、隣接する前記仮想サブアレーの間隔は、受信波長の1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の受信アレーアンテナ装置。
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