JP2014058758A - 接触冷感に優れる編物 - Google Patents

接触冷感に優れる編物 Download PDF

Info

Publication number
JP2014058758A
JP2014058758A JP2012205172A JP2012205172A JP2014058758A JP 2014058758 A JP2014058758 A JP 2014058758A JP 2012205172 A JP2012205172 A JP 2012205172A JP 2012205172 A JP2012205172 A JP 2012205172A JP 2014058758 A JP2014058758 A JP 2014058758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitted fabric
yarn
cotton
spun
spun yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012205172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5887235B2 (ja
Inventor
Yuji Hamaguchi
雄二 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo STC Co Ltd
Original Assignee
Toyobo STC Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo STC Co Ltd filed Critical Toyobo STC Co Ltd
Priority to JP2012205172A priority Critical patent/JP5887235B2/ja
Publication of JP2014058758A publication Critical patent/JP2014058758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5887235B2 publication Critical patent/JP5887235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】綿紡績糸を使った編地であっても、優れた接触冷感と通気度を兼ね備えて、軽くて薄い編地を提供する。
【解決手段】木綿を70重量%以上含有する紡績糸を用いて編まれた編物であって、紡績糸の5mm以上の毛羽数が0〜15個/10mであり、紡績糸が45番手以上の英式番手の精紡交撚糸であり、紡績糸がシルケット加工を施されていることを特徴とする編物が開示される。この編物は、通気度が250〜500cc/cm・secであり、接触冷感が0.20〜0.40W/cmであることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、綿紡績糸を使いながら、優れた接触冷感、通気性及び表面光沢を兼ね備える、快適性に優れた編物に関する。
夏の高温時に快適に過せる衣料品が要望されている。特に直接肌に触れるインナー用途では、その要求が高い。例えば肌着では、吸湿性が高い木綿が快適な素材として良く使われているが、紡績糸であるため、糸に毛羽が多いことで接触冷感が低く、暑苦しい問題があった。これを改善する方策として、特殊断面で肌との接触面積を上げた合成繊維を用いる方法が提案されている。例えば特許文献1では、熱伝導性が高いナイロンを用いて、ハート型断面のマルチフィラメントを用いる方法が提案されている。この方法を用いると、接触冷感を得ることができるが、合成繊維のフィラメントは、綿に比べて吸湿性が低く、汗をかいたときにフィラメント特有のまとわりつきが感じられやすい。
また、インナー用途では、一般的に用いられる綿を使った編地において、紡績糸の毛羽を低減して接触冷感を向上させる試みもある。例えば特許文献2では、綿100%よりなる糸をガス毛焼して毛羽を除去してシルケット加工を行った後に該糸を編成し、編地をバイオ加工する方法が開示されている。この方法を用いると、確かに接触冷感を高めることができるが、接触冷感を上げるために編地の度目を通常より細かくしているので、編地が重くて通気性が低いものになってしまい、快適性が必ずしも良いものでなかった。
このように綿を主体とする紡績糸を使った編地において、従来提案されている技術では、生地の軽さ、薄さ、通気性、更には接触冷感を同時に満たすものは提供できていなかった。
特開2011−038234号公報 特開2010−281002号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するために創案されたものであり、その目的は、綿紡績糸を使った編地であっても、優れた接触冷感と通気度を兼ね備えて、軽くて薄い編地を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、毛羽を低減するのに、繊維長の長い綿繊維を用いて細い紡績糸を精紡交撚すること、更に糸条でシルケット加工を行うことで、非常に毛羽を少なくした紡績糸を得ることができた。更に、この細くて毛羽が少ない紡績糸を高密度に編むことで、接触冷感に優れた編地を得ることができた。そして、本発明者らが、この編地を評価したところ、このように非常に細くて毛羽の少ない紡績糸を高密度に編んだものは、通常の太さのものを高密度に編んだものに比べて、高い通気性を維持することができることがわかった。
本発明は、上記の知見に基づいて完成したものであり、以下の(1)〜(7)の構成を有するものである。
(1)木綿を70重量%以上含有する紡績糸を用いて編まれた編物であって、紡績糸の5mm以上の毛羽数が0〜15個/10mであり、紡績糸が45番手以上の英式番手の精紡交撚糸であり、紡績糸がシルケット加工を施されていることを特徴とする編物。
(2)紡績糸の木綿の有効繊維長が35〜45mmであることを特徴とする(1)に記載の編物。
(3)紡績糸が有効繊維長40〜45mmの木綿を50重量%以上含むことを特徴とする(1)または(2)に記載の編物。
(4)編み立てた後に、更に拡布状でシルケット加工を施されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の編物。
(5)ニードルループ数が1200〜5000個/inchであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の編物。
(6)厚みが0.15〜0.8mmであり、目付が80〜150g/mであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の編物。
(7)通気度が250〜500cc/cm・secであり、接触冷感が0.20〜0.40W/cmであることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の編物。
本発明によれば、綿紡績糸を使った編地であっても、優れた接触冷感と通気度を兼ね備えて、軽くて薄い編地を提供することができ、夏に快適に過すことができる編物及びそれを使った肌着を提供することができる。
図1は、精紡交撚糸の製造装置の一例を示す。 図2は、フライス編の組織図を示す。 図3は、スムース編の組織図を示す。
以下、本発明の編物を詳細に説明する。本発明の編物で使用する紡績糸は、木綿100重量%からなるか、または木綿を主体とし、これに他のセルロース系繊維を木綿の特性を損なわない範囲で併用したものであることができる。木綿と混紡する他のセルロース繊維とは、麻、レーヨン等の天然繊維または再生繊維であり、その使用量は30重量%以下である。セルロース系以外の繊維を混用しても構わないが、その場合の混率は20重量%以内とすることが好ましい。混率が20重量%を超えると、本発明の接触冷感と通気度の両方の効果を得ることが難しくなりやすい。
本発明の紡績糸は、精紡交撚糸を使うことに特徴がある。精紡交撚糸は、精紡工程でフリース(粗糸)を引き延した(ドラフト)後に、2つ以上のフリース(粗糸)を交撚しながら撚りを掛けて精紡ボビンに巻取って製造することによって得られる。本発明で精紡交撚糸を採用するのは、単糸や双糸に比べて紡績糸表面に現れる毛羽を抑制できる利点があるからである。平行に引き揃えられたフリースを交撚することで、繊維の平行度を保持しながら二本の繊維群を撚り合わせることができるので、毛羽が少ない。更には、単糸単独で撚り合わせると、糸の中心部と側辺部では撚り角度に違いが起こる。この歪みを緩和するため、糸中の個々の繊維で撚りのマイグレーションが起こり、撚りが高いほど、この原因による毛羽が飛び出やすくなる問題がある。しかし、平行度の高いフリース二本以上を撚り合わせる形での撚掛けでは、このマイグレーションが起こらない。
一般的な精紡糸は、単糸にしても双糸にしても3mm以上及び5mm以上の毛羽数がそれぞれ100〜200個/10m及び20〜50個/10mであるが、本発明のように精紡交撚糸とすることで、3mm以上及び5mm以上の毛羽数をそれぞれ50〜150個/10m、10〜30個/10mに減少することができる。
本発明の紡績糸の撚係数は、紡績糸の表面毛羽を低減する点から3.0〜6.0である。好ましくは3.5〜4.5である。3.0未満であると、紡績糸の毛羽が多くなってしまい、6.0を超えると、糸のトルクが強くなりすぎて製織工程での通過性が悪くなったり、外観品位の低下や風合が硬くなったりする。
本発明の紡績糸は、有効繊維長35〜45mmの木綿が好ましく用いられる。より好ましくは、有効繊維長は37〜43mmである。特に好ましくは、有効繊維長が40〜45mmの木綿繊維の混率が50〜100重量%である。紡績糸のマイクロネヤ繊度(平均繊度)は2.6〜4.2μg/inchであることが好ましく、より好ましくは2.6〜3.9μg/inchである。これより太く、短い繊維を使用すると、紡績糸表面の毛羽の数が増えてしまうおそれがある。これらの超長綿の具体例としては、海島綿、マスターシード、スビン、新橿綿、ギザ45、ギザ88、スーピマ等を挙げることができる。
本発明の紡績糸の総繊度は、英式番手で45〜100番手である。好ましくは50〜90番手であり、更に好ましくは55〜80番手である。45番手より太いと、この紡績糸を使った編地が重いものとなり、薄くて軽い編地を得られにくい。また、高密度に編んだときに通気度が低下しやすくなる。100番手を超えると、できあがった編地が薄くなり過ぎて接触冷感が低下しやすくなる。
上記の木綿を主体とする紡績糸として原綿を使用する場合、まず原綿の繊維塊を開き、原綿から大きい雑物を落とす混打綿工程、繊維を一本、一本に分離し、その中に含まれている雑物や短い繊維を取り除き、残った長い繊維をできるだけ平行に揃えて集束し、紐状(カードスライバー)にする梳綿工程、さらに短い繊維を徹底的に取り除き、残った長い繊維を集束し、紐状(コーマスライバー)にする精梳綿工程、コーマスライバーを引き伸ばしながら繊維を真っ直ぐに伸ばし、長さ方向の太さむらを無くし、紐状(練条スライバー)にする練条工程を施し、得られた練条スライバーに撚りをかけながら繊維相互の滑脱を防ぎ、ボビンに捲き取る粗紡工程を通過させて粗糸を形成する。原綿のほかに他のセルロース系繊維を併用する場合には、混打綿工程や練条工程などにおいて併用繊維を加えることが望ましい。
得られた複数本の粗糸は、精紡機にて精紡交撚されて紡績糸になる。この精紡機として、リング精紡機を使用し、2本の粗糸を精紡交撚せしめた紡績糸を製造するた場合について、図1の装置に従って説明する。リング精紡機は、バックトップローラー3からフロントボトムローラー11までのドラフト部と、フリース12からリングレール18までの加撚巻取部からなるものである。粗糸1,2をリング精紡機のバックトップローラー3、バックボトムローラー4の間を所定速度で通過させ、トランペット5により繊維束を充分に分散した後、ミドルトップローラー6、ミドルボトムローラー7、トップエプロン8、ボトムエプロン9により繊維束をしっかりと把持して加重をかけ、ドラフトむらのないように制御しながらドラフトし、さらにフロントトップローラー10、フロントボトムローラー11間を通過させてドラフトして、薄い1枚の層状のフリース12を形成する。
次に、フロントトップローラー10およびフロントボトムローラー11からでてきたフリース12は、スネルワイヤー13を通過し、次いでリングレール18上に固定されたリング16にはめられたトラベラー15によって、トラベラーの一回転で一回の割合で撚りがかけられ、管糸17に巻取られる。このようにして得られた精紡交撚糸は、通常の単糸(断面形状がほぼ楕円形をなしている)と比べて断面形状が円形に近くなる。これに繊維長が長く、繊度が細い木綿を使用することで、表面毛羽がより少ないものとなり、またソフトな風合と優れた光沢が得られる。本発明では、得られた精紡交撚糸に糸毛焼を施すことが好ましい。
本発明の紡績糸は、シルケット加工(糸シル)を施される。糸シルとは、苛性ソーダのようなアルカリ液に糸条を浸漬して、セルロースを膨潤させる加工を言う。本発明では、特に糸シル加工時に張力を掛けて、糸状中の繊維の平行度を高める。このようにシルケット加工時に糸条を強く引張って繊維の平行度を向上させることで、繊維密度が高まり糸条の見掛け繊度が低下する。このとき綿が強く膨潤することにより、繊維長方向に縮むので糸状表面の長い毛羽を減らすことができる。
次に、糸シル加工を行うときの具体的な条件を説明する。例えば、紡績糸をカセ繰機を用いて周長150cm×16800回捲きのカセを作成して、糸シルケット機に掛け、400kg/カセの張力を掛け緊張させながら、28°Be濃度の苛性ソーダを湿潤させ、シルケット加工を施す。その後、張力をかけたまま洗浄、中和してシルケット糸とする。シルケット加工時の糸張力は380〜420kg/カセ程度で行う。糸シルケット時の苛性ソーダの濃度は5〜30°Beで加工すればよいが、好ましくは、15〜30°Beである。より好ましくは21〜29°Beの範囲で処理する。糸シルケットの処理では、苛性ソーダ液で湿潤させた後、一旦張力を85%〜95%弛緩させて十分に苛性ソーダを浸透させる。その後、再度、元の張力を与えて洗浄、中和を行う。
英式番手110/2精紡交撚糸の糸シル前後の直径を実測したところ、糸シル前の直径は0.15mmであったものが、糸シル後の直径は0.14mmとなっていた。この糸シル前後の糸直径の低下率は6.7%であった。同様に、英式番手145/2精紡交撚糸の糸シル前の直径は0.13mm、糸シル後の直径は0.12mmであった。同様にして、120/2R、130/2Rの糸シル前後の直径を測定しても、糸直径の低下率は6.3%、6.2%であった。このことから張力を掛けながら行った糸シルケットによる直径変化率は−1〜−10%であることが好ましく、より好ましくは−5〜−8%である。このように糸直径をマイナスの変化率とすることで、接触冷感の効果が高まる。また、繊度が低下する効果並びに毛羽が低下する効果により、編物としたときの編ループ内の空気の流れを阻害し難くなり、編地全体の通気性が向上する。
本発明の糸シル後の精紡交撚糸は、5mm以上の毛羽数が0〜15個/10mとなり、さらには0〜5個となることができる。毛羽数がこれより多いと、接触冷感と通気性を両立するのが難しくなる。因みに、英式番手110/2R精紡交撚糸は、精紡後の5mm以上の毛羽数は17.8個/10mであり、それをガス毛焼をおこなったところ、1.3個/10mとなり、その後さらに糸シルケット加工した糸の毛羽数は0.2個/10mであった。
本発明の編物では、上述の紡績糸を使用して製編するが、編組織は特に限定されない。但し、厚みが薄くなるように考慮すべきである。本発明の編物としては、例えば丸編のシングルニット、ダブルニット、又は経編でもよい。編物の厚みが大きくなり難い組織で好適なものとしては、フライス、片袋、天竺、ミラノリブ、リバーシブル、ベア天竺、ベアフライス、スムース等がある。本発明では、フライス(図2参照)、スムース(図3参照)、片袋、ベアフライス、ベア天が薄くて軽くて暖かい編物を作るために好ましい。薄くて軽い素材とするには、編組織を適正な密度に設定することが好ましい。適正密度は、編組織により変わるが、ウエール数20〜50個/inch、コース数30〜100個/inchの範囲で適宜設定すればよい。
本発明の編物のニードルループ数は、好ましくは1200〜5000個/inch、より好ましくは1500〜4000個/inchである。本発明の編物がフライス、片袋、ベアフライスの場合、より好ましくは1500〜3000個/inch、更に好ましくは1700〜2500個/inchである。また、本発明の編物がスムースの場合、より好ましくは3000〜4000個/inchである。ループ数が少ないと、接触冷感が得られにくくなり、ループ数が多いと、風合いが硬くなり、通気性が悪くなる。
本発明の編物は、上述の紡績糸の混率が50重量%を下回らない範囲で他の糸を交編することができる。しかし、その場合でも薄くて軽い特性を維持するために用いる糸は50〜120番手の細い糸条であることが好ましい。より好ましくは60〜90番手である。50番手以上の細い糸であれば特に限定しない。一般的な紡績糸でも良いが、フィラメントや、短繊維とフィラメントが混ざった複合糸でも好適に用いられる。フィラメント単独で用いる場合には、50dtex以下の細繊度フィラメントを使用しても良い。
本発明の編物の厚みは、0.15〜0.8mmが好ましい。より好ましくは0.2〜0.7mmである。上記範囲より薄いと、接触冷感が逆に低下しやすく、上記範囲より厚いと、通気性が低下したり、薄くて軽い風合いが損われるおそれがある。本発明の編物の目付は、80〜150g/mが好ましい。より好ましくは85〜135g/mである。上記範囲より軽いものは、密度が甘くなりすぎて、接触冷感が低下し、上記範囲より重いものは、薄くて軽い風合いが損われる傾向にある。
本発明の編物の染色加工は、通常のセルロース繊維や、他の繊維との混用編物の加工方法を採用することができる。本発明では、編物の染色加工工程にて、更にシルケット加工(反シル)を行うことが好ましい。編物でのシルケット加工は、開反して拡布状で施されることが好ましい。更に好ましくは、クリップテンター型のシルケット加工機を用いて、経と緯の両方ともに張力をかけながら加工できる方法を用いるのがよい。編物で行うシルケット加工は、苛性ソーダ水溶液の処理により、主として接触冷感の向上のために行うものであって、苛性ソーダの濃度は5〜30°Beで行なう。好ましくは15〜30°Be、より好ましくは25〜29°Beである。処理液は、加温しても冷却しても良いが、常温で用いてもかまわない。苛性ソーダ液の処理時間は30〜60秒程度で行えばよい。
本発明の編物には、柔軟剤や帯電防止剤のような一般的な仕上加工を付与してもよいし、その他の各種機能加工を単独または併用して施してもよい。機能加工の例としては、親水加工などの防汚加工、UVカット加工、静電加工、スキンケア加工などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の編物は、上述のように構成されているので、接触冷感が0.20〜0.40W/cmであることができる。0.20W/cmより低下すると、着用したときの冷感に劣り、0.40W/cmより高くなると、薄地・軽量化が難しくなる。
本発明の編物は、糸で総繊度が低下するほど張力をかけてシルケット加工することで、非常に高級感のある光沢を得ることができる。また、本発明の編物は、繊維が細い超長綿を用いて細繊度の糸とすることで、ソフトな風合を得ることができる。柔らかくするためには、糸の総繊度が45/1より細いことが好ましい。60/1より細くすると、より顕著にソフトな風合となる。さらに、本発明の編物は、糸を構成する繊維の平行度が高く、また編組織としても薄くて目付も小さいため、綿100%でありながら速乾性に優れる特徴を有する。速乾性を上げるためには吸水拡散性を上げれば良いが、あまり吸水性を上げるタイプの柔軟材を用いると表面風合いが硬くなるので注意を要する。本発明の編物の速乾性は、木綿100%の糸からなる場合は乾燥時間として45分〜65分を達成することができる。
本発明の編物は、上述のように構成されているので、250〜500cc/cm・secの通気度を達成することができる。この数値範囲は、高密度の編地としては、極めて大きな通気度の値である。この原因は、紡績糸の毛羽が非常に少ないことにあるが、それに加えて非常に薄い編物にしたことがこの効果を予想外に増大せしめたものと考えられる。
本発明の編物は、接触冷感が高く、通気性が良いため、夏物衣料品に好適である。特に肌着やスポーツシャツ等の肌に直接接触する用途に適している。また、薄くて軽いため、上から重ね着してもゴアゴアした感じにならずに涼しく着用することができる。
以下、本発明の編物の効果を実施例によって示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、特性値の評価は以下の方法に従った。
(1)総繊度;
JIS−L−1095−9.4.2の方法に準拠して見掛けの綿番手(英式番手)を測定した。
(2)糸直径
ウスター社のUSTER TESTER 5−S800を用いて糸直径を測定した。
(3)毛羽指数
精紡交撚糸,又は糸シル上がりの糸を用いて、JIS−L−1095に準拠して、10mあたりの3mm及び5mmの長さの毛羽の個数を求めた。
(4)木綿繊維の有効繊維長
JIS−L−1019−7.2.1の繊維長のA法(ダブルソータ法)に準拠して測定した。
(5)木綿繊維のマイクロネア繊度
JIS−L−1019−7.4.1の繊度のマイクロネヤによる方法に準拠して求めた。
(6)撚係数
JIS−L−1095−9.15A法に準拠して撚回数を測定して、下記式により撚係数(K)を求めた。
撚係数(K)=インチ当たりの撚り回数(T)/√番手(’s)
(7)編立性(編機の糸切れ数)
糸切れ本数/10kg当たりの糸切れ本数を測定し、0〜1本の場合◎、2〜3本の場合○、4本以上の場合△で表示した。
(8)可紡性(精紡機糸切れ本数)
糸切れ本数/400SP・1時間の本数を測定し、2本以下の場合◎、3〜5本の場合○、6本以上の場合△で表示した。
(9)目付
JIS−L−1018−6.4.2のメリヤス生地の試験方法の備考の目付に準拠して測定した。
(10)厚み
JIS−L−1018−6.5のメリヤス生地試験方法の厚さに準拠して測定した。
(11)通気性
JIS−L1096 A法(フラジール型法)に準拠して測定した。
(12)乾燥性
乾燥性を評価する指標として拡散性残留水分率を用いた。ウェル方向に10cm、コース方向に10cmの大きさにサンプル片の編地を切り出して、標準状態(20℃×65%RH)で調整した編地サンプルの質量(W0)を測定した。次いで、無張力下で広げ、編地サンプル裏面中央に0.6mLの水を滴下した後の編地サンプルの質量(W1)を測定した。その後、編地サンプルを吊り下げた状態で、30分経過した後の編地サンプルの質量(W2)を測定した。これらの測定値から、編地の拡散性残留水分率を下記の式より算出した。
拡散性残留水分率(%)=(W2−W0)×100/(W1−W0)
(13)接触冷感(Qmax)
ウェル方向に15cm、コース方向に15cmの大きさにサンプル片の編地を切り出して、カトーテック社製精密迅速熱物質測定装置サーモラボIIを使用して、20℃×65%RHの恒温湿度条件で測定した。上記サーモラボの試料初期設定温度を20℃、熱板温度を40℃として、編地裏面を熱板に接触させて測定した。なお、実験回数5回の平均値をもって、その測定値Qmax(W/cm)とした。
(14)風合い(ソフト性)
熟練技術者5名による官能評価により以下の基準で風合を評価した。編地の柔らかさを十分感じられるものを「非常に優れる」とし、ガサツギ感、固さの感じられるものを「劣る」として、5:非常に優れる、4:優れる、3:どちらでもない、2:やや劣る、1:劣るの5段階の基準で風合評価を行った。その際、比較例2の仕上生地を3(どちらでもない)として評価の標準にして相対評価を行った。各技術者の評価した点数の平均値をとり、平均値が4〜5を◎、3〜4を○、2〜3を△、1〜2を×として表示した。
(15)光沢
熟練技術者5名による目視により以下の基準で光沢を評価した。きめ細やかでやわらかく自然な光沢が感じ取れるもの「非常に優れる」とし、光沢感が感じ取れないものを「劣る」として、5:非常に優れる、4:優れる、3:どちらでもない、2:やや劣る、1:劣るの5段階の基準で光沢評価を行った。その際、比較例2の仕上生地を3(どちらでもない)として評価の標準にして相対評価を行った。各技術者の評価した点数の平均値をとり、平均値が4〜5を◎、3〜4を○、2〜3を△、1〜2を×として表示した。
実施例1
短繊維Aとしてスビン綿(有効繊維長42.5mm,繊度2.9μg/inch)と短繊維Bとしてギザ88(有効繊維長36mm,繊度3.9μg/inch)を70:30の重量割合でOHARA製混綿機を用いて混綿混紡した後、石川製作所製カード機を用いてカードスライバーを作った。該カードスライバーをコーマ機にかけて繊維長の長いものだけを残しコーマスライバーとした後、原織機製練条機に2回通して250ゲレン/6ydのスライバーとした。更に豊田自動織機製粗紡機に通して50ゲレン/15ydの粗糸を作成した。次いで精紡機でこの粗糸を2本使用して約46倍のドラフトをかけ、英式番手で55番手の精紡交撚糸を作製した。その後に該精紡交撚糸にガス焼きを施し、毛羽焼きを実施した。この紡績糸の撚係数を測定すると、3.8であった。出来上がった精紡交撚糸を全長25200m、周長150cmのカセとした後、糸シルケット(西中島精機製カセシルケット機)機を用いてカセに400kg/カセの張力で緊張させながら、280Be濃度の苛性ソーダに湿潤させ、シルケット加工(糸シル)を施した後、中和、乾燥を経てシルケット糸を得た。
出来上がったシルケット糸を33′′(inch)−24Gのフライス編機(福原機械)によりフライスを編成した。編成時の条件は、編成糸長410mm/100ウエールとして図1に示す編組織にて編成した。
出来上がった編地に毛焼・シルケット・精練・漂白・染色・仕上処理を後述のように行った。毛焼した後、クリップテンターの付いた拡布でタテ・ヨコともに張力がかけられる連続式シルケット加工機を用いてシルケット加工(反シル)を行った。シルケット加工条件は苛性ソーダで260Be濃度の加工液に浸漬した後、タテ・ヨコに張力を掛けて水洗した。その後、精練漂白は、日阪製作所製液流染色機NSタイプを用いて、シルケット加工を施した編地を下記処法1にて処理を行ったのち、湯洗3回・水洗を行った。
処方1:苛性ソーダ(日本曹達製)5g/L、
精練剤(日華化学(株)製ピッチランL250)2g/L、
トリポリ燐酸ソーダ(多田薬品株製)2g/L、
過酸化水素安定剤(日華化学(株)製PLC7000)1g/L、
35%過酸化水素 15ml/L
パーソフタルMAX(日華化学株製浴中柔軟剤)1g/L
浴比1:10、温度95℃・60分間処理
その後、下記処方2で反応染色し、ソーピング・中和・水洗した後、下記処方3にて柔軟処理を行った後、染色機から取出し、遠心脱水・拡布して、荒繰り、ショートループドライヤーで150℃・1分間処理して熱風乾燥した。
処方2:反応染料(住化ケムテックス(株)製Sumifix Supra BLUE BRF 1%owf
浴中柔軟剤(パーソフタルMAX)2g/L
無水芒硝(東ソー(株)製)30g/L
アルカリ剤(明成化学工業(株)製MS171)5g/L
浴比1:10、染色温度60℃・60分
処方3:クラリアント社製サンドパームMEJ―50リキッド 1.0%owf
染色後、遠心脱水後、巾出し乾燥を行って性量調整し、最終生地として目付け125g/mの生地を得た。編地密度が43ウエール(W)/inch、44コース(C)/inchの編地を得た。この編地の詳細と評価結果を表1に示す。実施例1の編地は、低い目付と厚み、高い通気性と接触冷感を有し、かつ綺麗な表面感(光沢)と優れた乾燥性を有していた。
実施例2
編機のゲージを18Gにした以外は、実施例1と同様の方法で編地を作製した。実施例2の編地は、実施例1ほどの光沢は得られなかったものの、同様の評価結果を得ることができた。
実施例3
紡績糸の精紡条件を精紡機にて番手が73番の精紡交撚になるように変更した以外は、実施例1と同様の方法で編地を作製した。糸の撚係数は3.8であった。実施例3の編地は、実施例1のものよりさらに低い目付と厚さを有し、高い通気性と接触冷感を有していた。
実施例4
実施例3で使用した73番手の精紡交撚シルケット糸を33′′(inch)−32Gのダブルニット編機(福原機械)によりスムースを編成した。編成時の条件は、編成糸長210mm/100ウエールとして(図3に示す編組織)にて編成した。染色加工は実施例1と同様の方法で実施した。実施例4の編地は、実施例1のものより通気性がやや低かったものの、高い接触冷感と光沢を有していた。
実施例5
使用する糸にスーピマ綿(有効繊維長35mm、繊維繊度4.0μg/inch)を用いて55番手の精紡交撚糸を紡出した以外は、実施例1と同様の方法で編地を作製した。糸の撚係数は実施例1と同様の条件で紡出した。実施例5の編地は、実施例1のものより光沢がやや低かった。風合いは実施例1に比べるとやや硬めであったが、同レベルであった。その他の特性は実施例1のものに近いものとなった。
比較例1
実施例1の紡績糸に毛焼きとシルケット加工をしなかった以外は、実施例1と同様の方法で編地を作製した。比較例1の編地は、糸の毛羽が非常に多く、生地表面に毛羽感があり、通気性や光沢に欠ける結果であった。
比較例2
実施例1と同様の粗糸を用いて紡績糸を精紡機にて番手80番の単糸を紡出し、次いで合撚機を用いて双糸加工を施し、80番双糸を得た。次いで実施例1と同様の方法で糸シルケット加工を行い、80/2シルケット糸を得た。該シルケット糸を用いて37′′(inch)−18Gの編機を用いて編成糸長456mm/100Wでフライス編地を得た後、実施例1と同様の方法で染色加工を施し、編地を得た。比較例2の編地は、番手が太いことと編成糸長が短いため密度が高くなり、高い目付と厚さを有していた。接触冷感が高かったものの、通気性や風合いに欠ける編地であった。
比較例3
実施例1と同様の粗糸を用いて紡績糸を精紡機にて番手80番の単糸を紡出し、次いで合撚機を用いて双糸加工を施し、80番双糸を得た。糸シルケット加工を行わず、該80双糸を用いて編成糸長456mm/100Wで37′′(inch)−18Gの編機を用いてフライス編地を得た後、生地への毛焼き、シルケット加工を行わなかった以外は実施例1と同様の方法で染色加工を施し、編地を得た。比較例2の編地は、比較例2と同様に番手が太く編成糸長が短いため、密度が高くなり、高い目付と厚さを有していた。接触冷感が高かったものの、通気性や光沢に欠ける編地であった。
本発明によれば、綿紡績糸を使った編地であっても、優れた接触冷感と通気度を兼ね備えて、軽くて薄い編地を提供することができ、夏に快適に過すことができる編物及びそれを使った肌着を提供することができる。
1,2 粗糸
3 バックトップローラー
4 バックボトムローラー
5 トランペット
6 ミドルトップローラー
7 ミドルボトムローラー
8 トップエプロン
9 ボトムエプロン
10 フロントトップローラー
11 フロントボトムローラー
12 フリース
13 スネルワイヤー
14 スピンドル
15 トラベラー
16 リング
17 管糸
18 リングレール

Claims (7)

  1. 木綿を70重量%以上含有する紡績糸を用いて編まれた編物であって、紡績糸の5mm以上の毛羽数が0〜15個/10mであり、紡績糸が45番手以上の英式番手の精紡交撚糸であり、紡績糸がシルケット加工を施されていることを特徴とする編物。
  2. 紡績糸の木綿の有効繊維長が35〜45mmであることを特徴とする請求項1に記載の編物。
  3. 紡績糸が有効繊維長40〜45mmの木綿を50重量%以上含むことを特徴とする請求項1または2に記載の編物。
  4. 編み立てた後に、更に拡布状でシルケット加工を施されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の編物。
  5. ニードルループ数が1200〜5000個/inchであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の編物。
  6. 厚みが0.15〜0.8mmであり、目付が80〜150g/mであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の編物。
  7. 通気度が250〜500cc/cm・secであり、接触冷感が0.20〜0.40W/cmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の編物。
JP2012205172A 2012-09-19 2012-09-19 接触冷感に優れる編物 Active JP5887235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012205172A JP5887235B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 接触冷感に優れる編物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012205172A JP5887235B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 接触冷感に優れる編物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014058758A true JP2014058758A (ja) 2014-04-03
JP5887235B2 JP5887235B2 (ja) 2016-03-16

Family

ID=50615462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012205172A Active JP5887235B2 (ja) 2012-09-19 2012-09-19 接触冷感に優れる編物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5887235B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018172815A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 ユニチカトレーディング株式会社 リング精紡交撚糸、該リング精紡交撚糸を含む織編物、及び該リング精紡交撚糸の製造方法
JP2018178276A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 東洋紡Stc株式会社 軽量保温編地
JP2019137942A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 グンゼ株式会社 綿繊維含有の紡績糸を素材とする生地
JP2020007692A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社オービット・トレーディング 編地
WO2021172565A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 ユニチカトレーディング株式会社 複合紡績糸及び織編物

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1018137A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Munehiro Higuchi シルケット糸の製造方法
JP3028600B2 (ja) * 1990-11-28 2000-04-04 東洋紡績株式会社 シルケット糸
JP2001207356A (ja) * 2000-01-27 2001-08-03 Asahi Kasei Corp 清涼編地
JP2005200790A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Unitika Textiles Ltd 精紡交撚糸及びその製造方法
JP2010275653A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Toyobo Specialties Trading Co Ltd 編物及びその製造方法
JP2010281002A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Fujibo Holdings Inc 接触冷感に優れた編地及び該編地を用いてなる接触冷感肌着
JP2012062609A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Teijin Fibers Ltd 衣料およびその使用方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3028600B2 (ja) * 1990-11-28 2000-04-04 東洋紡績株式会社 シルケット糸
JPH1018137A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Munehiro Higuchi シルケット糸の製造方法
JP2001207356A (ja) * 2000-01-27 2001-08-03 Asahi Kasei Corp 清涼編地
JP2005200790A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Unitika Textiles Ltd 精紡交撚糸及びその製造方法
JP2010275653A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Toyobo Specialties Trading Co Ltd 編物及びその製造方法
JP2010281002A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Fujibo Holdings Inc 接触冷感に優れた編地及び該編地を用いてなる接触冷感肌着
JP2012062609A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Teijin Fibers Ltd 衣料およびその使用方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018172815A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 ユニチカトレーディング株式会社 リング精紡交撚糸、該リング精紡交撚糸を含む織編物、及び該リング精紡交撚糸の製造方法
JP2018178276A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 東洋紡Stc株式会社 軽量保温編地
JP2019137942A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 グンゼ株式会社 綿繊維含有の紡績糸を素材とする生地
JP7067714B2 (ja) 2018-02-09 2022-05-16 グンゼ株式会社 綿繊維含有の紡績糸を素材とする生地の製造方法
JP2020007692A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社オービット・トレーディング 編地
WO2021172565A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 ユニチカトレーディング株式会社 複合紡績糸及び織編物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5887235B2 (ja) 2016-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6338249B2 (ja) ポリトリメチレンテレフタラート系コアスパン糸から作られる伸縮性のある寸法安定性の織物
JP5887235B2 (ja) 接触冷感に優れる編物
US10655246B2 (en) Method for producing single-hole ultra soft yarns
JP2010261128A (ja) 吸湿保温編地
WO2022227266A1 (zh) 一种植物纤维混纺面料及其加工方法
CN104510055A (zh) 羊毛/圣麻/桑蚕丝/棉/聚酯纤维混纺面料及制备方法
JP6477027B2 (ja) 紡績糸及びこれを用いた抗ピリング性織編物
KR101265152B1 (ko) 고감성 복합방적사 및 그 제조방법
JP2006138036A (ja) 混用物
JP5832923B2 (ja) 保温性に優れた綿編物
WO2021073551A1 (zh) 一种复合纱线及由其制得的面料
JP5403624B2 (ja) 着心地、保温性及び吸湿性に優れた衣料用編地
JP7067714B2 (ja) 綿繊維含有の紡績糸を素材とする生地の製造方法
JP6035233B2 (ja) 複合紡績糸及びそれを使用した保温性織編物
JP7390116B2 (ja) 二層構造紡績糸、織編物および衣料
JP2003306843A (ja) 二層構造紡績糸及びその製造方法並びにその紡績糸が用いられた布帛
CN107541828B (zh) 一种吸湿发热纤维的纺纱方法
JP6177668B2 (ja) 複重層糸
JP5667548B2 (ja) 通気性に優れた編地
JP7067713B2 (ja) 甘撚り紡績糸の製造方法
CN112877881A (zh) 一种吸湿排汗针织面料及其制备方法
JP7266544B2 (ja) パイル用紡績糸及び織編物
CN115948846B (zh) 一种针织舒雪绒保暖面料及其制备方法
JP7100220B1 (ja) 二層構造紡績糸及び織編物
JP7141781B1 (ja) タオル生地及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5887235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350