JP2018178276A - 軽量保温編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】実用的な強力を持ちながら薄くて軽量であり、しかも柔らかな膨らみと高い保温性を実現した編地を提供する。【解決手段】英式番手40〜80番手の紡績糸と、総繊度が33〜110dtexの合成繊維フィラメントとを交互編みしたインターロック組織からなり、100ウエール当りの糸長が235〜320mm、目付が90〜150g/m2、ループバランス指数(糸長/引目)が5.8〜6.8であり、紡績糸が、繊維軸方向の熱伝導率0.40〜1.25W/m・Kの繊維を50重量%以上含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、軽くて保温効果に優れる衣料品、特に肌着等のインナー素材や、アウター衣料の側地等に好適に用いることができる軽量保温編地に関するものである。
従来から、保温を目的とする布帛が数多く上市されており、熱伝導性の低い繊維素材や編構造内部で空気層デッドエアーの利用や吸湿発熱効果の利用、太陽光を熱に変換したり、遠赤外線放射微粒子を利用する方法など、様々な手法を用いた布帛が提案されている。
例えば、編地表面が主として熱伝導率が5.5×10−4W/cm・℃以下の断熱性を有する紡績糸、編地裏面が主として明細書内の式で定める吸湿性ΔMRが1.5以上である紡績糸またはマルチフィラメントからなることを特徴とする2層以上の多層構造編地が提案されている(特許文献1参照)。また、マイカ、酸化スズ及びタルクからなる群から選ばれる少なくとも1種の遠赤外線放射性微粒子を含有する合成繊維マルチフィラメント糸と吸湿発熱性紡績糸とを交編織してなる保温性布帛も提案されている(特許文献2参照)。
上記の手法は、遠赤外線放射性微粒子や吸湿発熱素材等の特殊な素材を使用しているが、遠赤外線放射性微粒子で所望の保温効果を得るには熱源が必要であり、人体から発する熱量だけでは十分な暖かさを具現するに至っていない。また、吸湿発熱素材は、素材の吸湿能力の限界が来て飽和に達するとそれ以上発熱しない問題もある。
更に、保温性と薄地・軽量という相反する性能を高度に満足するインナー用編物に適した衣料用編地として、目付60〜120g/m及び厚み0.2〜0.6mmを有する編地であって、単繊維繊度が0.3〜0.7dtexである短繊維Aと、単繊維繊度が0.8〜1.3dtexでありかつ短繊維Aとの単繊維繊度差が0.5dtex以上である短繊維Bとを3:7〜8:2の重量比で混紡した混紡糸が50重量%以上混用されており、かつ短繊維A及び短繊維Bの繊維軸方向の熱伝導率が1.2W/m・k以下であることを特徴とする衣料用編地が提案されている(特許文献3参照)。この編地では、熱伝導率の低い保温性の素材を用いて、糸の中の繊維間中にデッドエアーを取り込んで高い保温性を実現しているが、編成物中の糸と糸の間のデッドエアーとしては、従来の編地と比べて大きな違いはなく、編構造中で更にデッドエアーを高められる余地が残っていた。
特開2005−344253号公報 特開2015−94034号公報 特開2010−203000号公報
本発明は、このような従来技術の欠点を解消するために創案されたものであり、その目的は、実用的な強力を持ちながら薄くて軽量であり、しかも柔らかな膨らみと高い保温性を実現した編地を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、熱伝導性の低い繊維素材を用いて保温性を高め、かつ合成繊維マルチフィラメントで実用的な強度を与えるとともに、編地内にデッドエアーを多く含ませて断熱性を高めて放熱を抑える編構造を採用することにより、軽くて柔らかな膨らみを有しながら、嵩張らない薄さと高い保温性と着用耐久性を実現した編地を提供できることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(6)を要旨とするものである。
(1)英式番手40〜80番手の紡績糸と、総繊度が33〜110dtexの合成繊維フィラメントとを交互編みしたインターロック組織からなり、100ウエール当りの糸長が235〜320mm、目付が90〜150g/m、ループバランス指数(糸長/引目)が5.8〜6.8であり、紡績糸が、繊維軸方向の熱伝導率0.40〜1.25W/m・Kの繊維を50重量%以上含むことを特徴とする軽量保温編地。
(2)単糸繊度が0.3〜2.0dtexのアクリル繊維を50重量%以上用いた紡績糸を編地に50〜80重量%用いていることを特徴とする(1)に記載の軽量保温編地。
(3)編地が起毛されており、かつタテ方向の洗濯寸法変化が0〜6%であることを特徴とする(1)または(2)に記載の軽量保温編地。
(4)保温性が20〜30%、嵩高性が6.5〜9.0cm/gであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の軽量保温編地。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載の軽量保温編地を用いたことを特徴とする肌着。
(6)(1)〜(4)のいずれかに記載の軽量保温編地の製造方法であって、編成時の糸長指数が17.0〜20.0であり、使用する編機のゲージ指数が2.5〜3.0であることを特徴とする製造方法。
本発明によれば、天候に左右されない持続性のある優れた保温効果は勿論、柔らかな膨らみ感、着用耐久性、ウォーム感にも優れる軽量保温編地を提供することができる。このため、本発明の編地は、秋冬向けインナー衣料、スポーツ衣料の側地に好適に用いることができる。
図1は、ワタリとニットループにおける本発明編地(a)と従来編地(b)の違いを表わすイメージ図である。 図2は、繊維軸方向の熱伝導率を測定するために使用される銅製チャックを示す。 図3は、実施例で使用されるスムースの組織図である。
本発明では、熱伝導性が低い繊維素材を用いた紡績糸と実用的な強度を持つ合成繊維フィラメントを使用して、従来にないデッドエアーを含んだ編構造を採用したことを特徴とする。この編構造は、インターロック構造としたときに、表裏に存在するニットループを従来より極力小さくして、ニットループ同士を繋ぐワタリ部分を従来より長くすることで実現することができる。図1に本発明編地(a)と従来編地(b)の編構造の違いを表わすイメージ図を示す。
従来の編地では、用いる糸の繊度に応じた編機の適正な針密度範囲があり、この範囲は、使用する糸繊度に応じてゲージ指数で表すことができる。代表的なゲージ指数は、「ゲージ指数=ゲージ/√番手(Ne)」で表すことができる。例えばインターロック組織であれば、ゲージ指数の適正範囲は、経験的に3.2〜4.2にして製編される。本発明では、ゲージ指数2.5〜3.0と従来では考えられない粗い編みゲージにして、細いニット針を使用して作ることができる。また、編針フック部の緯方向の厚みは、シリンダーを1.1〜1.2mmとするのがよい。ダイヤルは0.9mm〜1.1mmとするのがよい。このような条件にて編成し、紡績糸の糸長を適正に調整することで、ワタリを従来にない長い長さにし、かつニットループを短くすることが可能となる。丸編のニットループは閉じていないので、ループ部分とワタリ部分を正確に分別することが難しいが、引目(JIS−L1096 8.6.2によりタテ方向に引っ張った引目)を測定することで、間接的にニットループの大きさを測ることができる。この引目と糸長をうまく設定することで、ワタリの長さを調整することができる。
編機ゲージの指標の一つとしてゲージ指数がある。本発明では、ゲージ指数は、「ゲージ指数=ゲージ/√番手(Ne)」で表す。このときゲージは、2.54cm長さにおける針本数であり、針密度である。一般的にインターロック組織であれば、ゲージ指数は、前述したように、経験値として3.2〜4.2にあることが好ましいと考えられている。本発明では、従来の経験値とは異なり、ゲージ指数は、2.5〜3.0にあることが好ましく、より好ましくは2.7〜2.9である。ゲージ指数が上記範囲より大きいと、編地にデッドエアーを増やすことができず、保温性が低下しやすい。上記範囲より小さくても、編地が薄く粗くなって保温性が得られにくい。
本発明では、染色加工上がりの引目は、40〜45mm/50コースが好ましく、より好ましくは41〜45mm/50コース、更に好ましくは42〜45mm/50コースである。引目をこの範囲とすることで、ワタリが長くデッドエアーが多く含まれる保温性が高い編物とすることができる。また、本発明の編地は、起毛加工することも好ましい態様であるが、引目をこの範囲とすることで、起毛時のタテ伸びを抑えることができ、非常に起毛しやすく、品位がよく起毛斑が少ない起毛を行うことができる。更に、起毛で大きく伸ばされることがないので、洗濯寸法変化を少なくすることが可能となる。
本発明では、編成するときの編成糸長の指標として糸長指数を用いる。糸長指数は、日本繊維機械学会メリヤス技術必携(横編篇)3刷発行(昭和48年3月10日)5・1横編地の幾何学的構造−(2)の記載から、「糸長指数*糸の直径」で表され、「編ループ1個の長さmm」を意味する。本発明に用いる熱伝導性の低い繊維を用いた紡績糸の代表例として、アクリル紡績糸の糸長指数にて説明する。アクリル紡績糸の糸直径(mm)は「織物分解設計の実践知識;繊維技術研究社 昭和42.9.13改訂版」のp.169 2.4.3 同一直径の各種原糸番手換算表 (表2.5)より1/{28.47×(メートル番手)1/2}で算出できる。メートル番手Nを英式番手Neに置き換え、糸直径の単位をインチからミリメートルに換算する式として25.4/21.9√NeにNe(英式番手)を代入して算出する。インターロック組織における従来の適正な糸長指数は経験的に14.5〜17.0の範囲である。例えばアクリルNe60/1の場合の理論的な糸直径は0.149mmとなり、糸長指数を15.5としたとき、実際の編成糸長は2.3mm/ウエールとなる。編地の設計時の編成糸長は100ウエール当たりで表示する。また、本発明では、糸長指数は17.0〜20.0の範囲であることが好ましい。より好ましくは17.2〜19.6である。糸長指数が上記範囲を上回ると、編地が薄くなって膨らみがでにくい。上記範囲を下回ると、従来の編地に近いものになりやすい。
本発明の編地では、ループバランス指数(糸長/引目)は5.8〜6.8であり、好ましくは5.9〜6.7、更に好ましくは5.9〜6.5の範囲にすることが重要である。ループバランス指数(糸長/引目)は、仕上がった編地において糸長(mm/100ウエール)を引目(mm/50コース)で除した値を言う。ループバランス指数は、編地の糸長と引目との関係を示し、糸長に対し実際の編目ループ長の構成を示す指標となる。具体的には、ダブルニットにおけるシリンダーとダイヤルを繋ぐワタリの長さと実際に構成するループの長さとの関係を示す。ループバランス指数が大きいほどワタリが長く、また小さいほどワタリが短いと言える。ループバランス指数が上記範囲未満では、ニットループの長さが長く、ワタリが短くなるため、編地に十分な膨らみ感と保温性が得られない結果となる。また、上記範囲を越えると、十分な膨らみ、保温性が得られるものの、編成が困難になり、安定した生機生産ができない恐れがある。
本発明の編地では、仕上がった編地の糸長は、235〜320mm/100ウエールであり、好ましくは235〜310mm/100ウエール、更に好ましくは235〜300mm/100ウエールである。この範囲とすることで、ワタリ部分を長くしてデッドエアーを増やすことができる。上記糸長を上記範囲より短くすると、従来の編地に近づき、高い保温性が得られにくくなりやすい。上記糸長を上記範囲より長くしても、編地が粗くなりすぎて保温性が得られにくくなりやすい。
本発明の編地では、インターロック組織とすることが重要である。インターロック組織を採用することで、編機ゲージを粗くして糸長を長くしてもデッドエアーを多く含む膨らみのある編地とすることができる。リブゲーティングで編地を作る場合は、ゲージを粗くしても軽くて高い保温性は得られにくい。
本発明の編地では、細い紡績糸を使って粗く編むようにしているので、紡績糸だけでは必要な編地強度を得ることが難しい。特に起毛加工をする場合は、起毛時に破れて品質不良が起こりやすくなる。このため、本発明では、紡績糸と合成繊維フィラメントとを交互編みする。交互編みする際には、紡績糸に比べて合成繊維フィラメントの糸長を短めに設定することが好ましい。また、合成繊維フィラメントは、紡績糸に比べて更に細い糸を用いることが好ましい。これにより、起毛したときにフィラメントが針に引っ掛からないようにして、編地強力を保持しやすくすることができる。ここで交互編みとは、製編時に紡績糸と合成繊維フィラメントを1本毎に入れ替えたり,複数本毎に入れ替えて製編した構造をいう。1本交互とすることが好ましいが、2本交互、3本交互や1〜3本交互を組み合わせて編み込んでも構わない。4本交互を越えると、ボーダー調の目面が強くなったり、マルチフィラメントが集まる部分の面積が大きくなり保温性が低下しやすくなる。
本発明の紡績糸に用いる繊維は、熱伝導性が低く保温性を高めやすい繊維を用いることが好ましい。このような熱伝導性が低い繊維としては、例えばアクリル繊維、アクリレート繊維、ポリプロピレン繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、羊毛等が挙げられるが、繊維軸方向の熱伝導率が0.40〜1.25W/m・Kであればいずれのものも使用することができる。本発明では、細繊度繊維の生産性、製造コストや衣料品に必要な染色性の良さや汎用的な品質面からアクリル繊維が好適である。
因みに、本発明で規定する繊維軸方向の熱伝導率は、日本繊維機械学会誌39,T−184(1986)に記載されている「単繊維の異方性熱伝導率の測定」に準じて求めることができる。具体的には、カトーテック(株)製サーモラボIIを用いて下記のように測定される。図2の銅製チャックを用いて繊維を平行に並べて把持する。下部のチャック温度Tbを定温水で一定に保つ。上部チャックの温度THは内蔵ヒーターと、同じくチャック内に内蔵の50Ω白金温度センサーによってΔT=TH−Tbが10℃に保たれるよう制御されている。チャック間隔はL=3〜7mm、試料クランプ幅は30mm、繊維の総断面積は3〜5×10−6程度である。繊維束はできる限り単層状に配列し、クランプで把持される部分をアルミホイルで包んでプレス処理する。試料の実測値から試料を取付けないで測るリーク値を差引いて温度差ΔTを求めるが、毎回試料を取替えながら実測値とリーク値を交互に各10回測定して、平均値を採用する。下記式にて繊維軸方向の熱伝導率Kが求められる。この方法で求めた繊維の熱伝導率(W/m・K)は、羊毛が0.48,アクリル ステープルが1.02、ポリエステルフィラメントが1.26、ナイロンフィラメントが1.43、レーヨンフィラメントが1.90である。
繊維軸方向の熱伝導率K=qL/ΔTA(Jm−1−1−1
式中、L:厚さm、A:面積m、ΔT:温度差K、q:熱流量JS−1(=W)
本発明の紡績糸における上述の熱伝導性が低い繊維の混率は50重量%以上であり、好ましくは70〜100重量%である。熱伝導性が低い繊維の混率が上記範囲未満になると、目的の高い保温性が得られにくくなりやすい。
紡績糸に含まれる上述の熱伝導性の低い短繊維の単糸繊度としては、0.3〜2.0dtexの範囲が好ましい。0.3dtex未満では、可紡性が低下する傾向にあり、染色したときの色濃度が極端に低下して、混紡糸の均一な染色性が得られにくなりやすい。2.0dtexを超えると、布帛の風合いが硬く、膨らみ感が出にくい傾向があり、インナー衣料には高吸感が乏しくなりやすい。
本発明の紡績糸は、英式糸番手Neが40〜80番手であり、好ましくは45〜75番手である。英式糸番手が上記範囲より太い場合、本発明の目的とする薄くて軽くて暖かい編地を得ることが難しくなり、また、上記範囲より細い場合、編地が薄くなりすぎて保温性が低下し、生地強度が基準未達となるおそれがある。
本発明の紡績糸は、主に上述の熱伝導性が低い繊維からなる原綿を紡績することにより得ることができる。他の繊維を併用するときは、原料工程で混合してもよいし、カード、練条などスライバー段階において混合してもよい。同紡績糸の形態としては、特に限定されず、単糸、双糸などいずれのものでもよい。また、他の繊維を併用する場合の紡績糸形態としても、特に限定されず、混紡糸、二層構造糸など任意の形態が採用できる。尚、紡績糸の撚係数は引張強度の観点から2.0〜4.5程度が好ましく、膨らみや柔らかさの点から2.5〜3.6にするのがより好ましい。ここで撚係数とは、A=T/N1/2(A:撚係数、T:撚数(回/2.54cm)、N:得られた紡績糸の太さ(英式綿番手))なる式で算出されるものである。
本発明の紡績糸には、上記以外の繊維(他の繊維)が含まれていてもよいが、所望の効果を維持する観点から、その混率としては、紡績糸中、50重量%以下とすることが好ましい。他の繊維としては、レーヨン、リヨセル、綿、麻等のセルロース繊維、羊毛、絹等のタンパク繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリウレタン繊維などの合成繊維が挙げられる。他の繊維の形態としては、長繊維でも短繊維でもよく、また、ストレート形状のものでも嵩高加工されたものでもよい。
本発明では、編地に必要な強力や耐久性を持たせるために、前記紡績糸に加えて合成繊維マルチフィラメントを交編することが必要である。合成繊維マルチフィラメントは、強度が3.0g/dtex以上の強度を持つものを用いることが好ましい。このような合成繊維マルチフィラメントとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどのポリエステル繊維;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイロン12などのポリアミド繊維;ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン繊維;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの塩素含有繊維;ポリ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデンなどのフッ素系繊維;これら繊維を2種以上複合したものが挙げられる。また、本発明の合成繊維マルチフィラメントには、必要に応じて艶消し剤、難燃剤、抗酸化剤や蓄熱性微粒子といった無機微粒子や赤外線吸収性有機化合物などが適宜含まれていてもよい。合成繊維マルチフィラメント糸の形態としては、特に限定されず、フラットヤーン、仮撚加工糸、混繊糸、撚糸などいずれのものでもよいが、仮撚加工糸が編地の膨らみや保温性を低下させにくいため好ましい。
本発明の合成繊維マルチフィラメント糸の太さ(トータル繊度)は、33〜110dtexである。より好ましくは45〜90dtex、更に好ましくは50〜85dtexである。上記範囲未満では、所望の着用耐久性が得られ難く、上記範囲を超えると、布帛の厚みが増え、特にインナー衣料に適用し難くなる。
本発明の編地は、以上のように合成繊維マルチフィラメントと紡績糸を交互編みして作られるが、合成繊維マルチフィラメントの割合が50重量%を超えないようにすることが好ましい。両者の混用比率(重量比率)は、15/85〜50/50が好ましい。より好ましくは20/80〜50/50、更に好ましくは30/70〜50/50である。混用比率がこの範囲を外れると、それぞれの糸の効果が十分得られない恐れがある。
本発明の編地は、いわゆる長短繊維を併用したものであるので、長繊維(フィラメント)に由来する特性と短繊維に由来する特性とを併せ持つ。具体的には、フィラメント糸を使用することで編地に着用耐久性が付与され、紡績糸を使用することで、膨らみ感が付与される。さらに、この膨らみ感により、起毛その他厚みなどを特段調整しなくても編地に快適なウォーム感が付与される。
本発明の編地の厚みとしては、0.3〜2.0mmが好ましい。厚みが0.3mm未満になると、所望の保温効果が得られ難くなる。また、膨らみ感が低下するためウォーム感が得られ難くなる。一方、厚みが2.0mmを超えると、編地が重たくなり、特にインナー衣料に適用し難くなる。本発明の編地の目付としては、90〜150g/mであり、好ましくは90〜140g/m、更に好ましくは95〜125g/mである。目付が上記範囲未満になると、保温効果が低下し、編地強力が低下しやすくなる。目付が上記範囲を超えると、インナー用途には使いにくくなる。
本発明の編地は、製織編後、精練、リラックス、ファイナルセットすることにより得ることができる。一連の後加工の途中もしくは最終段階において、公知の知見に基づき布帛を染色、アルカリ減量加工、着色プリント、エンボス加工、撥水加工、抗菌加工、蓄光加工、消臭加工などしてもよい。一般にはリラックスの後、染色することが好ましい。
本発明の編地は、上述のように構成されているので、嵩高性が6.5〜9.0cm/gとなることができ、デッドエアーを多く含むことができる。また、本発明の編地は、薄く構成しても、20〜30%の保温性を持つことができる。
本発明の編地は、薄く構成しても膨らみがありながら、仕上がり後の寸法変化が少ないことが特徴である。これは、ニットループが比較的小さいため、縦横の引っ張り、特にタテ方向の引っ張りで編地が伸ばされにくいためである。この特徴は、特に起毛加工を行ったときに顕著である。起毛加工は、タテ方向に強く引っ張るためタテ伸びした編地になりやすく、仕上がり後の洗濯寸法変化が悪くなり易いが、本発明の編地は、起毛仕上げでも、洗濯寸法安定性が優れている。本発明では、仕上がった編地の洗濯寸法変化は、起毛品であっても6%以下に抑えることができる。
本発明の編地の用途については、特に限定されないが、例えば、肌着や下着、Tシャツ等の各種インナー、パンツやジャケットの裏地や貼り合わせて使用する場合の側地など、保温性が求められる各種繊維製品に適用できる。特に秋冬向けインナー衣料、スポーツ衣料の素材として好適である。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本発明で用いた特性値の測定方法は以下の通りである。
<単繊維繊度>
JIS−L−1019−6.4.1の綿繊維試験方法のマイクロネアによる方法に準拠して測定した。
<紡績糸の英式糸番手>
JIS−L1095−9.4.1の一般紡績糸試験法の正量テックス・番手測定の綿番手測定方法に準拠して測定した。
<糸長>
JIS−L1096−8.8の編目長に準拠して測定した。
このとき、Sl=L/n Sl:編目長(mm)、L:ほぐした糸の長さ(mm)、n:ほぐした編目数。
<引目>
JIS−L1096−8.6.2の編物の密度(引目)に準拠して測定した。
測定条件としては、つかみ幅は3cm、荷重10.2cNとして、編地のタテ方向に引っ張った。
<編地の厚み>
JIS−L−1096−8.4−6.5の厚さに準拠して測定した。
一定時間は10秒,一定圧力は0.7kPaとした。
<編地の目付>
JIS−L−1096−8.3.2の標準状態における単位面積当たりの質量のA法(JIS法)目付に準拠して測定した。
<嵩高性>
JIS−L−1096−8.5のかさ高性に準拠して計算した。
<保温性>
カトーテック社製のサーモラボIIを用い、20℃、65%RHの環境下で、BT−BOXのBT板(熱板)を人の皮膚温度を想定して35℃に設定し、その上に試料を置き、熱移動量が平衡になったときの消費電力量Wを測定する。また、試料を置かない条件での消費電力量W0を計測する。以下の式で保温性を計算する。
保温性(%)={(W0−W)/W0}×100
BT板は、10cm×10cmのサイズであるが、試料は20cm×20cmのサイズとする。通常は試料を熱板に接触させて測定するが、本発明の保温性は、熱板の上に断熱性のある発砲スチロール等のスペーサーを設置して試料との空隙を5mm設けて計測を行なう。
<編地の寸法変化率>
JIS−L1096−8.39の寸法変化に準拠して測定した。
このとき、洗濯処理方法及び試験片の作成はG法(家庭用電気洗濯機法)、乾燥方法はライン乾燥で行った。
<編地の破裂強度>
JIS−L1096−8.18の破裂強さA法(ミューレン法)に準拠して測定した。
<編地の膨らみ>
5人のパネラーにより得られた編物を官能検査(ハンドリング)して、膨らみ感、ウォーム感に関して、良い、悪い、どちらでもないで評価し、以下の5段階で評価した。
5:膨らみ感、ウォーム感が良いと判断した者が3人以上。悪いと判断した者が0人。
4:膨らみ感、ウォーム感が良いと判断した者が2人。悪いと判断した者が0人。
3:膨らみ感、ウォーム感が良いと判断した者が1人。悪いと判断した者が0人。
2:膨らみ感、ウォーム感が悪いと判断した者が1人。
1:膨らみ感、ウォーム感が悪いと判断した者が2人以上。
実施例1
日本エクスラン工業製のアクリル短繊維(単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm、沸水収縮率2%、タイプK862)をOHARA製混綿機を用いて混綿した。引き続き石川製作所製カード機を用いてカードスライバーとし、原織機製練条機に2回通して250ゲレン/6ydのスライバーを得た。更に、このスライバーを豊田自動織機製粗紡機に通して100ゲレン/15ydの粗糸を作成した。そして、豊田自動織機製リング精紡機を用いてドラフト50倍、トラベラ回転数9000rpmで紡出して英式番手60番手(Ne60/1)の紡績糸を得た。そのときの撚係数(K)は3.8(撚数29.4T/inch)であった。
更に、セミダルナイロン(東洋紡ナイロン6)シルファイン56dtex/24filaments(56T24f)を前記アクリル紡績糸とを1本交互にスムース編で編成した。編機は30インチ−22ゲージ LPJ(福原精機製)を使用した。そのときの編成糸長は260mm/100ウエールで、引目は43mm/50コースであった。編成された生機を160℃でプレセットを施し、ナイロンを酸性染料で染色し、次いでアクリルをカチオン染料で染色、乾燥を行った。次いでイタリア製のLAMPERTI(ランペルティ社)製シンプ起毛機を用いて起毛を生地の両面に施した。その後、130℃で仕上げセットを実施し、パディングで柔軟剤を付与した。出来上がった生地は、軽量で、非常にソフトで高い保温性能を持つ編地であった。仕上がった編地の詳細と評価結果を表1に示す。以下の実施例、比較例についても同様に表1に示す。
実施例2
実施例1の編地に対して起毛を施さないことを除いて、実施例1と同じ条件で編地を作成した。風合いと保温性は実施例1の編地より劣ったが、十分にソフトで高い保温性を持っていた。
実施例3
アクリルの糸番手を英式番手Ne45/1にし、編機ゲージを20Gにし、編成糸長を300mm/100ウエールにした以外は、実施例1と同じ条件で編地を作成した。実施例1の編地より生地厚となり、高い保温性を得ることができた。
実施例4
アクリル短繊維の種類を日本エクスラン工業製タイプK862(単繊維繊度1.0dtex、繊維長38mm)から日本エクスラン工業製UFタイプ(単繊維繊度0.5dtex、繊維長32mm)に変更し、英式番手Ne60/1とした以外は、実施例1と同じ条件で編地を作成した。出来上がった編地は、非常に柔らかいものであった。
実施例5
アクリルの糸番手を英式番手Ne73/1として編成糸長を240mm/100ウエール、引目を40mm/50コースとした以外は、実施例4と同じ条件で編地を作成した。出来上がった編地は、非常に軽く、しかも高い保温性を得ることができた。
実施例6
アクリル糸Ne60/1とナイロン加工糸56dtex/24filaments(56T24f)の交編方法を1:1から2:2に変更した以外は、実施例1と同じ条件で編地を作成した。出来上がった編地は、表面感がボーダー状になったが、軽量で高い保温性、起毛感を得ることができた。
実施例7
編成糸長を260mm/100ウエールから290mm/100ウエールに変更した以外は、実施例1と同じ条件で編地を作成した。出来上がった生地は、目付が軽くなったもののソフトな風合いで高い保温性を得ることができた。
実施例8
アクリル糸Ne60/1と交編するナイロン加工糸を78dtex/24filaments(78T24f)とした以外は、実施例1と同じ条件で編地を作成した。出来上がった編地は、実施例1と同様に膨らみ感もあり、高い保温性も得ることができた。
実施例9
ナイロン加工糸の代わりにエステル加工糸56dtex/24filaments(56T24f)を使用して実施例1と同様の方法で編成し、エステル加工糸で分散染色にて染色を行った後にアクリルサイドを染色して編地を作成した。出来上がった編地は、収縮により目付は若干重くなったが、風合いは良好で、高い保温性を得ることができた。
実施例10
アクリル糸Ne60/1の代わりにアクリル/レーヨン(70/30重量比率)Ne60/1を用いてナイロン加工糸(56dtex/24filaments(56T24f))と1:1で実施例1と同じ条件にて交編し、アクリル染色したのち、反応染料にてレーヨンを染色、最後にナイロンの染色を行った。起毛についても実施例1と同様の条件にて実施し、編地を作成した。出来上がった編地は、保温性はやや劣るものの非常にソフトな風合いを得ることができた。
実施例11
アクリル糸Ne60/1の代わりにアクリル/レーヨン(50/50重量比率)Ne60/1を用いてナイロン加工糸(56dtex/24filaments(56T24f))と1:1で実施例1と同じ条件にて交編して生機を作製したのち、実施例10と同様にアクリル染色し、反応染料にてレーヨンを染色し、最後に酸性染料にてナイロンの染色を行った。起毛についても実施例1と同様の条件にて実施し、編地を作成した。出来上がった編地は、保温性はほぼ実施例10と同じで、非常にソフトな風合いを得ることができた。
比較例1
実施例1の編機(22ゲージ)を用いて編成糸長を実施例1より約12%短くして編成した以外は実施例1と同じ条件で編地を作成した。編成糸長を短くしたことで、生地の風合いは硬くなり、保温性が十分なものではなかった。また、目付も重くなってしまった。
比較例2
編機として30インチ−28ゲージ(福原産業製LIL−8)を用い、実施例1と同じアクリル糸Ne60/1とナイロン加工糸(56dtex/24filaments(56T24f))を1:1で交編しスムースを編成した。そのときの編成糸長は28ゲージの適正糸長(230mm/100ウエール)で編成し、実施例1と同じ条件で編地を作成した。出来上がった編地は、膨らみに乏しく保温性も低いものであった。目付も重いものとなった。
比較例3
実施例1と同糸(アクリル糸Ne60/1とナイロン加工糸(56dtex/24filaments(56T24f))を1:1で交編してスムースを編成した。編機は比較例2と同編機(30インチ28ゲージ)を用いて編成糸長を実施例1と同じ260mm/100ウエールで編成した。そのときの引目は48mm/50コースであり、22ゲージの同編成条件の引目より5mm長いものであった。これは、スムース編地のニットループが大きいことを意味する。出来上がった生機を実施例1と同じ条件で染色加工、起毛を行い、編地を作成した。出来上がった編地は、ソフトな風合いではあったが、生地に膨らみが乏しく、目付も重くなった。また保温性も十分なものではなかった。
比較例4
実施例1と同糸(アクリル糸Ne60/1とナイロン加工糸(56dtex/24filaments(56T24f))を1:1で交編して28ゲージの編機を用いてスムースで、編成糸長を400mm/100ウエールとして編成しようとした。しかし、ここまでの長い編成糸長を編成することができなかった。設計上はループバランス指数が8.9となる予定であったが、編機の機構上400mm/100ウエールまで長く出来なかった。
本発明の編地は、薄くて軽量でありながら保温持続性、着用耐久性、柔らかな膨らみ感に優れるので、肌着等のインナー素材やアウター衣料の側地等に好適に用いることができる。

Claims (6)

  1. 英式番手40〜80番手の紡績糸と、総繊度が33〜110dtexの合成繊維フィラメントとを交互編みしたインターロック組織からなり、100ウエール当りの糸長が235〜320mm、目付が90〜150g/m、ループバランス指数(糸長/引目)が5.8〜6.8であり、紡績糸が、繊維軸方向の熱伝導率0.40〜1.25W/m・Kの繊維を50重量%以上含むことを特徴とする軽量保温編地。
  2. 単糸繊度が0.3〜2.0dtexのアクリル繊維を50重量%以上用いた紡績糸を編地に50〜80重量%用いていることを特徴とする請求項1に記載の軽量保温編地。
  3. 編地が起毛されており、かつタテ方向の洗濯寸法変化が0〜6%であることを特徴とする請求項1または2に記載の軽量保温編地。
  4. 保温性が20〜30%、嵩高性が6.5〜9.0cm/gであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軽量保温編地。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の軽量保温編地を用いたことを特徴とする肌着。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の軽量保温編地の製造方法であって、編成時の糸長指数が17.0〜20.0であり、使用する編機のゲージ指数が2.5〜3.0であることを特徴とする製造方法。
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