JP2014041353A - 着色感光性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
近年、カラーフィルタについて、高精細化、高明度化や高コントラスト化が望まれている。
カラーフィルタの高コントラスト化を目的とした着色感光性樹脂組成物として、染料色素としてピラゾール系スクアリリウム化合物と、顔料色素として青色顔料Pigment Blue(P.B)15:6とを含有する着色感光性樹脂組成物が開示されている(特許文献1)。
本発明者らは、即ち、以下の発明[1]〜[10]を完成させた。
[1]着色剤(A)、バインダー樹脂(B)、光重合性化合物(C)、光重合開始剤(D)及び溶剤(E)を含み、前記着色剤(A)は、式(1b)
[式中、環Z1、環Z2、環Z3および環Z4は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい複素環を表す。
lおよびl’は0以上3以下の整数を表す。
mおよびm’は1を表す。L1は、置換されていてもよい2価の炭化水素基を表す。
Xa−は、ハロゲンアニオン、ClO4 −、OH−、有機カルボン酸アニオン、有機スルホン酸アニオン、ホウ素アニオン又は有機金属錯体アニオンを表す。
aは、Xa−の価数を表す。]
で表される構造を有する化合物(1b)を含む着色感光性樹脂組成物。
[式中、環Z7、環Z8、環Z9および環Z10は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいベンゼン環又は置換基を有していてもよいナフタレン環を表す。
Yb−は、ハロゲンアニオン、ClO4 −、OH−、有機カルボン酸アニオン、有機スルホン酸アニオン、ホウ素アニオン又は有機金属錯体アニオンを表す。bは、Yb−の価数を表す。bが1である場合、各Yb-は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
n2およびn3は、それぞれ独立に、0以上3以下の整数を表す。
A3、A4、A5およびA6は、それぞれ独立に、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、炭素原子又は窒素原子を表す。
R5およびR6は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基を表すか、1個のR5と1個のR6とが一緒になって形成された2価の炭素数2〜6の脂肪族炭化水素基を表す。
R7およびR8は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基を表すか、1個のR7と1個のR8とが一緒になって形成された2価の炭素数2〜6の脂肪族炭化水素基を表す。
R9及びR10は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい1価の炭素数1〜20の脂肪族炭化水素基を表す。
L2は、置換されていてもよい2価の炭化水素基を表す。
c、d、eおよびfは、それぞれ独立に0以上2以下の整数を表す。]
で表される[1]記載の着色感光性樹脂組成物。
化合物(1)は、溶剤(E)に充分に溶解することが好ましい。更に、化合物(1)は、パターン形成に使用する現像液に、パターン形成ができる程度に溶解することが好ましい。
上記ヘテロ原子は、周期律表における第15族又は第16族の元素から選ばれる原子であればよく、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、セレン原子やテルル原子が挙げられる。
上記複素環としては、例えば、インドール環、ベンゾインドール環、インドレニン環、ベンゾインドレニン環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾイミダゾール環やキノリン環が挙げられる。
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基などの脂肪族炭化水素基;
フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基、メシチル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメニル基などの芳香族炭化水素基;
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基などのアルコキシ基;
フェノキシ基などのアリールオキシ基;
ベンジルオキシ基などのアラルキルオキシ基;
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基などのエステル結合を有する基;
メチルスルファモイル基、ジメチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、ジエチルスルファモイル基、n−プロピルスルファモイル基、ジ−n−プロピルスルファモイル基、イソプロピルスルファモイル基、ジイソプロピルスルファモイル基、n−ブチルスルファモイル基、ジ−n−ブチルスルファモイル基などのアルキルスルファモイル基;
メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、イソブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基などのアルキルスルホニル基;
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子;
ニトロ基、シアノ基が挙げられる。
なお、かかる置換基が水素原子を有する場合、該水素原子は、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基などのアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基、メシチル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメニル基などの芳香族炭化水素基;カルボキシ基;シアノ基;ニトロ基;などによって置換されていてもよい。
上記複素環は、アルキル基またはハロゲン原子を置換基として1個または2個有することが好ましい。
上記lは、明度の点で、1であることが好ましい。
式(1)で表される構造、すなわちシアニン染料骨格は正に帯電している。上記化合物(1)は、イオン化合物であり、一般にシアニン染料骨格にイオン結合するアニオンを有している。このようなアニオンとしては、後述するようなハロゲンアニオン、ClO4 −、OH−、有機カルボン酸アニオン、有機スルホン酸アニオン、ホウ素アニオン、有機金属錯体アニオン等が挙げられる。
上記式(1)の構造としてシス−トランス異性体が存在する場合、いずれの異性体も本発明に包含される。
上記環Z1および環Z2としては、それぞれインドール環であることが好ましい。
上記lは、1であることが好ましい。
式(1a)の化合物において、上記X−は、一般にシアニン染料骨格へイオン結合する。
X−としては、具体的には、
Cl−、Br−、I−などのハロゲンアニオン;
ベンゼンカルボン酸イオン、アルキルカルボン酸イオン、トリハロアルキルカルボン酸イオン、ニコチン酸イオン、などの有機カルボン酸アニオン;
ベンゼンスルホン酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、アルキルスルホン酸イオン、などの有機スルホン酸アニオン;
BF4 −、などのホウ素アニオン;
アゾ系、ビスフェニルジチオール系、チオカテコールキレート系、チオビスフェノレートキレート系、ビスジオール−α−ジケトン系の有機金属錯体イオン;
などが挙げられる。
上記有機金属錯体イオンにおいて、中心金属としては、周期律表における第3族〜第11族の遷移元素が挙げられる。
上記遷移金属としては、例えば、スカンジウム、イットリウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ヴァナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、テクネチウム、レニウム、鉄、ルテニウム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、白金、銅、銀、金、カドミウム、水銀などが挙げられる。
上記有機金属錯体としては、アゾ金属錯体やビスフェニルジチオール金属錯体が好ましく、アゾ金属錯体がより好ましい。
上記中心金属としては、製造コストと取扱易さの点で、コバルト、ニッケルや銅が好ましい。
上記有機金属錯体は、具体的には、中心金属がコバルト、ニッケルもしくは銅であるアゾ金属錯体またはビスフェニルジチオール金属錯体であることが好ましく、中心金属がコバルト、ニッケルまたは銅であるアゾ金属錯体がより好ましい。
該ベンゼン環および該ナフタレン環における置換基としては、上述の複素環における置換基と同様の基が挙げられる。
環Z5及び環Z5は、それぞれ置換されてもよいベンゼン環であることが好ましく、無置換のベンゼン環であることがより好ましい。
上記Y−の具体例としては、上述のX−と同様の基が挙げられる。上記Y−としては、1価の有機スルホン酸アニオンが好ましい。
nは、明度の点で1であることが好ましい。
A1及びA2は、それぞれ炭素原子であることが好ましい。
aおよびbは、それぞれ独立に、0以上2以下の整数を表す。
aおよびbは、それぞれ2であることが好ましい。
該脂肪族炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、ビニル基、エチニル基、プロピル基、イソプロピル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、2−プロピニル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、2−ブテニル基、1,3−ブタジエニル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、2−ペンテン−4−イニル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、5−メチルヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基が挙げられる。
該脂肪族炭化水素基における置換基としては、例えば、
フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基、メシチル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメニル基などの芳香族炭化水素基;
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアルコキシ基;
フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基などのハロゲン基;
さらには、カルボキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。
R1及びR2は、それぞれ、炭素数1〜8のアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜5のアルキル基であることがより好ましい。
R3やR4により表される脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。このようなアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基が挙げられる。
R3及びR4としては、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、メチル基がより好ましい。R3及びR4は、同じ基であることが好ましい。
環Z3および環Z4は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい複素環を表す。
環Z3や環Z4により表される複素環としては、環Z1や環Z2により表される複素環と同様の基が挙げられる。
環Z1、環Z2、環Z3および環Z4は、それぞれインドール環であることが好ましい。
上記ハロゲンアニオンとしては、Cl−、Br−、I−などが挙げられる。
上記有機カルボン酸アニオンとしては、例えば、ベンゼンカルボン酸イオン、アルキルカルボン酸イオン、トリハロアルキルカルボン酸イオン、ニコチン酸イオンが挙げられる。
上記有機スルホン酸アニオンとしては、例えば、ベンゼンスルホン酸イオン、ベンゼンジスルホン酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン、ナフタレンジスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、アルキルスルホン酸イオンが挙げられる。
上記ホウ素アニオンとしては、例えば、BF4 −が挙げられる。
上記有機金属錯体アニオンとしては、X−の例示に挙げた有機金属錯体アニオンが挙げられる。
aは、Xa−の価数を表す。即ち、式(1b)において、Xa−は1個であってもよいし、2個であってもよい。Xa−が2個である場合、各Xa−は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
l’は0以上3以下の整数を表す。
m’は1又は2の整数を表す。
該L1としては、例えば、
メチレン基、エチレン基、ビニレン基、トリメチレン基、プロピレン基、プロペニレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などの脂肪族炭化水素基;
シクロペンチレン基、シクロヘキセニレン基、シクロヘキサジエニレン基などの脂環式炭化水素基;
o−フェニレン基、m−フェニレン基、p−フェニレン基、ナフチレン基などの芳香族炭化水素基;等
が挙げられる。
式(1)の構造に由来する吸光特性や溶解性が実質的に損なわれない範囲に限り、L1は、環Z1および環Z3の何れの位置に結合してもよい。
該L1としては、炭素数1〜16のアルキレン基が好ましく、炭素数1〜10のアルキレン基がより好ましく、炭素数3〜8のアルキレン基が更に好ましい。
上記L1としては、合成のし易さや有機溶剤への溶解性の点で、主鎖の構成原子数(the number of atoms constituting its main chain)が好ましくは10個未満、より好ましくは3以上、8以下である。
該ベンゼン環および該ナフタレン環における置換基としては、上述の複素環における置換基と同様の基が挙げられる。
n2およびn3は、それぞれ1であることが好ましい。
A3、A4、A5およびA6は、それぞれ独立に、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、炭素原子又は窒素原子を表す。
A3、A4、A5およびA6は、それぞれ炭素原子であることが好ましい。
c、d、eおよびfは、それぞれ独立に0以上2以下の整数を表す。
c、d、eおよびfは、それぞれ2であることが好ましい。
R7およびR8は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基を表すか、1個のR7と1個のR8とが一緒になって形成された2価の炭素数2〜6の脂肪族炭化水素基を表す。
R5、R6、R7やR8により表される脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。このようなアルキル基として、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基が挙げられる。
上記R9やR10により表される脂肪族炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、ビニル基、エチニル基、プロピル基、イソプロピル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、2−プロピニル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、2−ブテニル基、1,3−ブタジエニル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、2−ペンテン−4−イニル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、5−メチルヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基などが挙げられる。
該脂肪族炭化水素基における置換基としては、例えば、
フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基、メシチル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメニル基などの芳香族炭化水素基;
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアルコキシ基;
フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基などのハロゲン基;
カルボキシ基、ニトロ基、シアノ基が挙げられる。
bは、Yb−の価数を表す。bが1である場合、式(2b)には2つのYb-が存在する。この場合、各Yb-は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
即ち、化合物(2b)は、bが1である場合、下記式(3b)
Y1およびY2は、それぞれ独立に、ハロゲンアニオン、ClO4 −、OH−、1価の有機カルボン酸アニオン、1価の有機スルホン酸アニオン、1価のホウ素アニオン又は1価の有機金属錯体アニオンを表す。)
により表すこともできる。
上記Yb−の具体例は、上述のXa−として例示した基と同様である。
Yb−が有機金属錯体アニオンである場合、製造コストと取扱易さの点では、コバルト、ニッケル、銅を中心金属とする有機金属錯体が好ましい。
上記有機金属錯体としては、アゾ金属錯体またはビスフェニルジチオール金属錯体が好ましく、アゾ金属錯体がより好ましい。
上記Yb−が2個存在する場合、1つのYb−がハロゲンアニオンであり、もう1つが有機スルホン酸アニオンであることが好ましい。
このようなハロゲンアニオンと有機スルホン酸アニオンとの組み合わせとしては、ハロゲンアニオンとベンゼンスルホン酸イオン、ハロゲンイオンとナフタレンスルホン酸イオン、ハロゲンアニオンとp−トルエンスルホン酸イオン、ハロゲンアニオンとアルキルスルホン酸イオンが好ましい。
該L2としては、炭素数1〜16のアルキレン基が好ましく、炭素数1〜10のアルキレン基がより好ましく、炭素数3〜8のアルキレン基が更に好ましい。
式(2b)において、n2及びn3が1であり、b=2であり、Yb−が有機スルホン酸アニオンである化合物や、
式(2b)において、n2及びn3が1であり、b=1であり、Yb−の1つがハロゲンアニオンであり、もう1つのYb−がベンゼンスルホン酸イオンまたはナフタレンスルホン酸イオンである化合物が好ましい。
有機顔料としては、具体的には、例えば、
C.I.ピグメントブルー15(例えば、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:6、60)等の青色顔料;C.I.ピグメントバイオレット1、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット29、C.I.ピグメントバイオレット32、C.I.ピグメントバイオレット36、C.I.ピグメントバイオレット38などのバイオレット色顔料などが挙げられる。
これらの顔料は、単独でも、2種以上を混合して用いてもよい。
上記有機顔料としては、C.I.ピグメントレッドバイオレット23、C.I.ピグメントブルー15:3、およびC.I.ピグメントブルー15:6から選ばれる少なくとも一つの顔料を含有していることが好ましく、C.I.ピグメントブルー15:6を含有していることが特に好ましい。
有機顔料は、粒径が均一であることが好ましい。
前記の顔料分散剤としては、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性の何れの界面活性剤であってもよく、たとえば、ポリエステル系界面活性剤、ポリアミン系界面活性剤、アクリル系界面活性剤などが挙げられる。これらの顔料分散剤は、1種のみ使用してもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
着色剤(A)が顔料分散剤を含む場合、その使用量は、有機顔料1質量部あたり、好ましくは1質量部以下であり、より好ましくは0.05質量部以上0.5質量部以下である。
顔料分散剤の使用量が前記の範囲にあると、顔料が均一に分散した顔料分散液が容易に得られるので好ましい。
ここで、固形分とは、着色感光性樹脂組成物中の、溶剤をのぞく成分の合計をいう。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、着色剤(A)の含有量が前記の範囲にあると、色濃度が十分であるカラーフィルタを容易に得ることができ、更に、バインダー樹脂(B)を必要量含有させやすいので機械的強度が十分なパターンを形成しやすい。
着色剤(A)中の有機顔料の含有量は、質量比率で20〜97%であり、好ましくは30〜95質量%であり、より好ましくは40〜95質量%である。
特に着色剤(A)が、C.I.ピグメントブルー15:6と化合物(1)とを含む場合、両者の質量比が(C.I.ピグメントブルー15:6):化合物(1)=97:3〜50:50であることが好ましく、(C.I.ピグメントブルー15:6):化合物(1)=97:3〜70:30であることがより好ましい。
上記着色感光性樹脂組成物は、着色剤(A)中の有機顔料の含有量が前記の範囲にあると、高明度のカラーフィルタを容易に得ることができる。さらに、該含有量が前記の範囲にある場合、透過スペクトルの最適化が容易である。
本発明の着色剤は、上述のように着色感光性樹脂組成物の材料として有用なことに加え、インクジェットインク記録用インク着色剤、塗料、印刷インキ、プラスチック用着色剤、各種のカラーフィルター用着色剤等にも有用である。
前記のバインダー樹脂(B)は、好ましくは(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位を含有する。ここで、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を表す。
前記の(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位の含有量は、バインダー樹脂(B)を構成する全構成単位中、モル分率で、好ましくは16モル%以上40モル%以下、より好ましくは18モル%以上38モル%以下である。上記バインダー樹脂(B)は、(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位を含む場合、現像時における非画素部の溶解性が良好であり、現像後の非画素部に残渣が残りにくい点で、該含有量が前記の範囲にあることが好ましい。
その他のモノマーとしては、例えば、芳香族ビニル化合物、不飽和カルボン酸エステル類、不飽和カルボン酸アミノアルキルエステル類、不飽和カルボン酸グリシジルエステル類、カルボン酸ビニルエステル類、不飽和エーテル類、シアン化ビニル化合物、不飽和アミド類、不飽和イミド類、脂肪族共役ジエン類、重合体分子鎖の末端にモノアクリロイル基又はモノメタクリロイル基を有するマクロモノマー類等のモノマーが挙げられる。更に、(メタ)アクリル酸以外のモノマーから導かれる構成単位として、式(I)で表される構成単位や式(III)で表される構成単位が挙げられる。
本発明において、R11はメチル基であることが好ましく、R12は水素原子であることが好ましい。
ここで酸価は、アクリル酸系重合体1gを中和するに必要な水酸化カリウムの量(mg)として測定される値であり、通常は水酸化カリウム水溶液を用いて滴定することにより求めることができる。
塗膜硬度が向上し、残膜率も高く、未露光部の現像液に対する溶解性が良好で、解像度が向上するので、バインダー樹脂(B)は該平均分子量が前記の範囲にあることが好ましい。
上記平均分子量は、GPC[ゲルパーミエーションクロマトグラフィー]の測定値より換算される値である。
該多官能光重合性化合物としては、例えば、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレートなどが挙げられる。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、前記の光重合性化合物(C)を1種含有してもよいし、2種以上含有してもよい。
前記光重合性化合物(C)の含有量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、5〜90質量%であることが好ましく、より好ましくは10〜80質量%であり、さらに好ましくは20〜70質量%である。
硬化が十分におこり、現像前後での膜厚比率が向上し、パターンにアンダーカットが入りにくくなって密着性が良好になることから、前記の光重合性化合物(C)の含有量は、前記の範囲にあることが好ましい。
前記のアセトフェノン系化合物としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(1−メチルビニル)フェニル〕プロパン−1−オンのオリゴマーなどが挙げられ、好ましくは2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オンなどが挙げられる。
光重合開始助剤(F)としては、アミン系化合物、アルコキシアントラセン系化合物、チオキサントン系化合物などが挙げられる。
前記のアミン系化合物としては、例えば、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称ミヒラーズケトン)、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノンなどが挙げられ、中でも4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンが好ましい。
前記のケトン類としては、例えば、アセトン、2−ブタノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、4−メチル−2−ペンタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノンなどが挙げられる。
前記のアルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
前記の溶剤は、単独で用いられていてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いられていてもよい。
溶剤(E)としては、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート等のエーテル類やエステル類、およびケトン類が好ましく、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル及びシクロヘキサノンがより好ましく、これらを併用することが更に好ましい。
界面活性剤(G)としては、シリコーン系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
前記のシリコーン系界面活性剤としては、シロキサン結合を有する界面活性剤などが挙げられる。具体的には、トーレシリコーンDC3PA、同SH7PA、同DC11PA、同SH21PA、同SH28PA、同29SHPA、同SH30PA、ポリエーテル変性シリコンオイルSH8400(商品名:トーレシリコーン(株)製)、KP321、KP322、KP323、KP324、KP326、KP340、KP341(信越シリコーン製)、TSF400、TSF401、TSF410、TSF4300、TSF4440、TSF4445、TSF−4446、TSF4452、TSF4460(ジーイー東芝シリコーン(株)製)などが挙げられる。
前記シリコーン系界面活性剤としては、更にフッ素原子を有するシリコーン系界面活性剤が挙げられる。このようなシリコーン系界面活性剤としては、シロキサン結合及びフルオロカーボン鎖を有する界面活性剤などが挙げられる。具体的には、メガファック(登録商標)R08、同BL20、同F475、同F477、同F443(大日本インキ化学工業(株)製)などがあげられる。
これらの界面活性剤は、単独でも2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
界面活性剤(G)の含有量は、着色感光性樹脂組成物に対し質量分率で、好ましくは0.0005〜0.6質量%であり、より好ましくは0.001〜0.5質量%である。平坦な塗膜を得る点で、界面活性剤(G)の含有量は前記の範囲にあることが好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物から形成されるカラーフィルタもまた、本発明の1つである。
本発明のカラーフィルタは、フォトリソグラフ法やインクジェット法によって形成することができる。
該フォトリソグラフ法としては、例えば、本発明の着色感光性樹脂組成物を、基板上に塗布し、溶剤など揮発成分を除去して着色層を形成し、フォトマスクを介して該着色層を露光して、現像する方法が挙げられる。本方法において、上記着色感光性樹脂組成物は、それ以外の着色感光性樹脂組成物から得られる樹脂層を基板上に形成し、該樹脂層上に塗布してもよい。
本実施例で用いる成分は以下の通りであり、以下、省略して表示することがある。
(A−1)着色剤成分:C.I.ピグメントブルー15:6
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えたフラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート182gを導入し、フラスコ内雰囲気を空気から窒素にした後、100℃に昇温後、ベンジルメタクリレート70.5g(0.40モル)、メタクリル酸43.0g(0.5モル)、トリシクロデカン骨格のモノメタクリレート(日立化成(株)製FA−513M)22.0g(0.10モル)及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート136gからなる混合物にアゾビスイソブチロニトリル3.6gを添加した溶液を滴下し、さらに100℃で撹拌し続けた。次に、フラスコ内雰囲気を窒素から空気にし、グリシジルメタクリレート35.5g[0.25モル、(本反応に用いたメタクリル酸のカルボキシル基に対して50モル%)]、トリスジメチルアミノメチルフェノール0.9g及びハイドロキノン0.145gをフラスコ内に投入し、110℃で反応を続け、固形分酸価が79mgKOH/gの樹脂(B−1)を得た。GPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は30,000であった。
装置;HLC-8120GPC(東ソー(株)製)
カラム;TSK−GELG2000HXL
カラム温度;40℃
溶媒;THF
流速;1.0mL/分
被検液固形分濃度;0.001〜0.01質量%
注入量;50μL
検出器;RI
校正用標準物質;TSK STANDARD POLYSTYRENE F−40、F−4、F−1、A−2500、A−500(東ソー(株)製)
(D−1)光重合開始剤:2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン
(F−1)光重合開始助剤:4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
(E−1)溶剤 :プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
(E−2)溶剤 :プロピレングリコールモノメチルエーテル
(E−3)溶剤 :シクロヘキサノン
(G−1)界面活性剤:メガファックF475(大日本インキ化学工業(株)製)
[着色感光性樹脂組成物1の調製]
(A−1) 4.370質量部
アクリル系顔料分散剤 1.533質量部
(A−2) 0.230質量部
(B−1) 3.952質量部
(C−1) 5.773質量部
(D−1) 1.732質量部
(F−1) 0.577質量部
(E−1) 77.454質量部
(E−3) 4.369質量部
(G−1) 0.010質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物1を得た。
ガラス基板〔#1737;コーニング社製〕の上に、上記で得た着色感光性樹脂組成物1をスピンコート法で塗布したのち、100℃で3分間乾燥して揮発分(溶剤)を揮発させて、さらに冷却することにより、着色感光性樹脂組成物1の層を形成した。この着色感光性樹脂組成物層にフォトマスクを介してi線〔波長365nm〕を照射して露光した。
i線の光源としては、超高圧水銀ランプを用い、照射光量は150mJ/cm2とした。
その後、220℃で20分間加熱処理して、塗膜を形成した。該塗膜の膜厚は2.2μmであ
った。
[着色感光性樹脂組成物2の調製]
(A−1) 4.370質量部
アクリル系顔料分散剤 1.533質量部
(A−3) 0.230質量部
(B−1) 3.952質量部
(C−1) 5.773質量部
(D−1) 1.732質量部
(F−1) 0.577質量部
(E−1) 77.454質量部
(E−3) 4.369質量部
(G−1) 0.010質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物2を得た。着色感光性樹脂組成物1に代えて着色感光性樹脂組成物2を用いる以外は、実施例1と同様にして、塗膜を得た。
[着色感光性樹脂組成物3の調製]
(A−1) 4.370質量部
アクリル系顔料分散剤 1.533質量部
(A−4) 0.230質量部
(B−1) 3.952質量部
(C−1) 5.773質量部
(D−1) 1.732質量部
(F−1) 0.577質量部
(E−1) 77.454質量部
(E−3) 4.369質量部
(G−1) 0.010質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物3を得た。着色感光性樹脂組成物1に代えて着色感光性樹脂組成物3を用いる以外は、実施例1と同様にして、塗膜を得た。
得られたガラス基板上の塗膜について、測色機(OSP−SP−200;オリンパス(株)製)を用いて、C光源を照射して、CIEのXYZ表色系におけるxy色度座標(Bx, By)及び明度を測定した。
結果を表1に示す。
該透過率は、上述の明度と同様の方法で測定した。横軸に波長を、縦軸に透過率を示す。
図1に示すように、実施例1の着色感光性樹脂組成物は、本発明の着色剤を含むので、透過スペクトルの最適化により明度を更に高くすることができる。実施例2及び3についても、透過スペクトルは実施例1と同等であった。
[着色感光性樹脂組成物4の調製]
(A−1) 4.370質量部
アクリル系顔料分散剤 1.533質量部
(A−5) 0.46質量部
(B−1) 3.952質量部
(C−1) 5.773質量部
(D−1) 1.732質量部
(F−1) 0.577質量部
(E−1) 77.454質量部
(E−3) 4.369質量部
(G−1) 0.010質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物1を得た。
ガラス基板〔#1737;コーニング社製〕の上に、上記で得た着色感光性樹脂組成物1をスピンコート法で塗布したのち、100℃で3分間乾燥して揮発分(溶剤)を揮発させて、さらに冷却することにより、着色感光性樹脂組成物4の層を形成した。この着色感光性樹脂組成物層にフォトマスクを介してi線〔波長365nm〕を照射して露光した。
i線の光源としては、超高圧水銀ランプを用い、照射光量は150mJ/cm2とした。
その後、220℃で20分間加熱処理して、塗膜を形成した。該塗膜の膜厚は2.2μmであ
った。
[着色感光性樹脂組成物5の調製]
(A−1) 4.370質量部
アクリル系顔料分散剤 1.533質量部
(A−6) 0.460質量部
(B−1) 3.952質量部
(C−1) 5.773質量部
(D−1) 1.732質量部
(F−1) 0.577質量部
(E−1) 77.454質量部
(E−3) 4.369質量部
(G−1) 0.010質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物5を得た。着色感光性樹脂組成物4に代えて着色感光性樹脂組成物5を用いる以外は、実施例4と同様にして、塗膜を得た。
得られたガラス基板上の塗膜について、上記評価1と同様の方法により色度及び明度を測定した。
結果を表2に示す。
図2に示すように、実施例4の着色感光性樹脂組成物は、本発明の着色剤を含むので、透過スペクトルの最適化により明度を更に高くすることができる。実施例2及び3についても、透過スペクトルは実施例1と同等であった。
実施例5についても、透過スペクトルは実施例4と同等であった。
Claims (10)
- 化合物(1b)は、下記式(2b)
[式中、環Z7、環Z8、環Z9および環Z10は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいベンゼン環又は置換基を有していてもよいナフタレン環を表す。
Yb−は、ハロゲンアニオン、ClO4 −、OH−、有機カルボン酸アニオン、有機スルホン酸アニオン、ホウ素アニオン又は有機金属錯体アニオンを表す。bは、Yb−の価数を表す。bが1である場合、各Yb-は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
n2およびn3は、それぞれ独立に、0以上3以下の整数を表す。
A3、A4、A5およびA6は、それぞれ独立に、酸素原子、硫黄原子、セレン原子、炭素原子又は窒素原子を表す。
R5およびR6は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基を表すか、1個のR5と1個のR6とが一緒になって形成された2価の炭素数2〜6の脂肪族炭化水素基を表す。
R7およびR8は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基を表すか、1個のR7と1個のR8とが一緒になって形成された2価の炭素数2〜6の脂肪族炭化水素基を表す。
R9及びR10は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい1価の炭素数1〜20の脂肪族炭化水素基を表す。
L2は、置換されていてもよい2価の炭化水素基を表す。
c、d、eおよびfは、それぞれ独立に0以上2以下の整数を表す。]
で表される請求項1記載の着色感光性樹脂組成物。 - n2およびn3は、それぞれ1である請求項2記載の着色感光性樹脂組成物。
- Yb−が2価の有機スルホン酸アニオンである請求項2または3記載の着色感光性樹脂組成物。
- bは2であり、Yb−の1つは1価の有機スルホン酸アニオンであり、もう1つのYb−はハロゲンアニオンある請求項2または3記載の着色感光性着色感光性樹脂組成物。
- 着色剤(A)は、さらに有機顔料を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の着色感光性樹脂組成物。
- 有機顔料は、C.I.ピグメントブルー15:6である請求項6記載の着色感光性樹脂組成物。
- C.I.ピグメントブルー15:6と化合物(1b)との質量比は、(C.I.ピグメントブルー15:6):化合物(1b)=97:3〜50:50である請求項7記載の着色感光性樹脂組成物。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色感光性樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ。
- フォトリソグラフ法又はインクジェット法によって形成される請求項9記載のカラーフィルタ。
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