JP2014002821A - ベースプレート、ベースユニット、モータ、およびディスク駆動装置 - Google Patents

ベースプレート、ベースユニット、モータ、およびディスク駆動装置 Download PDF

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昭生 巽
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隆 藤原
Takayuki Ishino
孝幸 石野
Kiyobumi Inoue
清文 井上
Akihiro Yudachi
明宏 弓立
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Abstract

【課題】ディスク駆動装置のベースプレートにおいて、中心軸に近い部分の軸方向の厚みを抑制し、かつ、当該部分の剛性が低下することを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】ディスク駆動装置1Aのベースプレート21Aは、中心軸9Aの周囲に位置するモータベース41Aと、モータベース41Aの径方向外側に広がるベース本体部42Aとを有する。モータベース41Aは、第1種の金属材料からなる。ベース本体部42Aは、第2種の金属材料からなる。モータベース41Aは、フランジ部415Aおよび塑性変形部416Aを有する。フランジ部415Aおよび塑性変形部416Aは、ベース本体部42Aの内端部の軸方向の両端面の少なくとも一部にそれぞれ接触する。これにより、モータベースの軸方向の抜けが、防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベースプレート、ベースユニット、モータ、およびディスク駆動装置に関する。
従来、ハードディスクドライブ等のディスク駆動装置が知られている。ディスク駆動装置には、ディスクを回転させるためのモータが、搭載されている。従来のディスク駆動装置については、例えば、特開2012−005339号公報に記載されている。当該公報のディスク駆動装置は、モーターの全体的な構成要素を支持するベースを有する(段落0031,図1)。
特開2012−005339号公報
近年、薄型のノート型PCやタブレット型PCに対する需要が、高まっている。これに伴い、これらのPCに搭載されるディスク駆動装置についても、従来よりさらに薄型化することが求められている。ディスク駆動装置を薄型化するためには、モータを支持するベースプレートの軸方向の厚みを、薄くすることが好ましい。特に、モータの中心軸の周囲には、ステータやハブ等のモータ部品を配置する必要がある。このため、これらのモータ部品の下側においては、ベースプレートの軸方向の厚みを、特に薄くすることが好ましい。
しかしながら、ベースプレートの軸方向の厚みを薄くすると、ベースプレートの剛性が弱まる。ベースプレートの剛性が弱まると、モータの駆動に伴う振動や騒音が大きくなる。また、ディスクの位置が不安定となり、データの読み取りおよび書き込みのエラーが、発生しやすくなる虞もある。
本発明の目的は、ディスク駆動装置のベースプレートにおいて、中心軸に近い部分の軸方向の厚みを抑制し、かつ、当該部分の剛性が低下することを抑制できる技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、上下に延びる中心軸を中心としてディスクを回転させるディスク駆動装置のベースプレートであって、前記中心軸の周囲に位置し、第1種の金属材料からなるモータベースと、前記モータベースの径方向外側に広がり、第2種の金属材料からなるベース本体部と、を有し、前記第1種の金属材料のヤング率は、前記第2種の金属材料のヤング率よりも大きく、前記モータベースは、前記中心軸の周囲において軸方向に延びる略円筒状の軸受取付部と、前記軸受取付部の下部から径方向外側へ広がる底板部と、前記底板部の外端部から上方へ延びる壁部と、前記壁部の上端および下端の一方から、径方向外側へ延びるフランジ部と、前記壁部の上端および下端の他方から、径方向外側へ延びる塑性変形部と、を有し、前記ベース本体部は、前記壁部の外周面に接触する内端部を有し、前記フランジ部および前記塑性変形部は、前記ベース本体部の前記内端部の軸方向の両端面の少なくとも一部に、それぞれ接触しているベースプレートである。
本願の例示的な第2発明は、上下に延びる中心軸を中心としてディスクを回転させるディスク駆動装置のベースプレートであって、前記中心軸の周囲に位置し、第1種の金属材料からなるモータベースと、前記モータベースの径方向外側に広がり、第2種の金属材料からなるベース本体部と、を有し、前記第1種の金属材料のヤング率は、前記第2種の金属材料のヤング率よりも大きく、前記モータベースは、前記中心軸の周囲において軸方向に延びる略円筒状の軸受取付部と、前記軸受取付部の下部から径方向外側へ広がる底板部と、を有し、前記ベース本体部は、前記モータベースの外端部と径方向に接触する縁部と、前記縁部の上端および下端の一方から、径方向内側へ延びるフランジ部と、前記縁部の上端および下端の他方から、径方向内側へ延びる塑性変形部と、を有し、前記フランジ部および前記塑性変形部は、前記モータベースの外端部の軸方向の両端面の少なくとも一部に、それぞれ接触しているベースプレートである。
本願の例示的な第1発明および第2発明によれば、ベース本体部より径方向内側に位置するモータベースが、ベース本体部を構成する第2種の金属材料よりヤング率の大きい第1種の金属材料からなる。このため、ベースプレートの中心軸に近い部分の軸方向の厚みを抑制し、かつ、当該部分の剛性が低下することを抑制できる。また、フランジ部および塑性変形部により、モータベースの軸方向の抜けが、防止される。
図1は、第1実施形態に係るディスク駆動装置の縦断面図である。 図2は、第2実施形態に係るディスク駆動装置の縦断面図である。 図3は、第2実施形態に係るモータの縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るベースプレートの部分縦断面図である。 図5は、変形例に係るベースプレートの部分縦断面図である。 図6は、変形例に係るベースプレートの部分縦断面図である。 図7は、変形例に係るベースプレートの部分縦断面図である。 図8は、変形例に係るベースプレートの部分縦断面図である。 図9は、変形例に係るベースプレートの部分上面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ベースプレートに対してステータ側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るベースプレート、ベースユニット、モータ、およびディスク駆動装置の製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るディスク駆動装置1Aの縦断面図である。このディスク駆動装置1Aは、上下に延びる中心軸9Aを中心としてディスク12Aを回転させる。図1に示すように、ディスク駆動装置1Aのベースプレート21Aは、モータベース41Aとベース本体部42Aとを有する。
モータベース41Aは、中心軸9Aの周囲に位置する。モータベース41Aは、軸受取付部411Aと、底板部412Aとを有する。軸受取付部411Aは、中心軸9Aの周囲において軸方向に略円筒状に延びている。底板部412Aは、軸受取付部411Aの下部から径方向外側へ広がっている。ベース本体部42Aは、モータベース41Aの径方向外側に広がっている。
モータベース41Aは、第1種の金属材料からなる。ベース本体部42Aは、第2種の金属材料からなる。第1種の金属材料のヤング率は、第2種の金属材料のヤング率よりも大きい。すなわち、このベースプレート21Aでは、ベース本体部42Aより径方向内側に位置するモータベース41Aが、ベース本体部42Aを構成する第2種の金属材料よりヤング率の大きい第1種の金属材料からなる。このため、ベースプレート21Aの中心軸9Aに近い部分の軸方向の厚みを抑制し、かつ、当該部分の剛性が低下することを抑制できる。
また、本実施形態のモータベース41Aは、壁部414A、フランジ部415A、および塑性変形部416Aを、さらに有する。壁部414Aは、底板部412Aの外端部から、上方へ延びている。壁部414Aの外周面は、ベース本体部42Aの内端部に接触する。フランジ部415Aは、壁部414Aの下端から、径方向外側へ延びている。フランジ部415Aは、ベース本体部42Aの内端部の下面の、少なくとも一部に接触する。塑性変形部416Aは、壁部414Aの上端から、径方向外側へ延びている。塑性変形部416Aは、ベース本体部42Aの内端部の上面の、少なくとも一部に接触する。これらのフランジ部415Aおよび塑性変形部416Aにより、モータベース41Aの軸方向の抜けが、防止される。
なお、フランジ部および塑性変形部の位置は、上下逆であってもよい。すなわち、フランジ部が、壁部の上端から径方向外側へ延びていてもよい。また、塑性変形部が、壁部の下端から径方向外側へ延びていてもよい。その場合、フランジ部は、ベース本体部の内端部の上面の、少なくとも一部に接触する。また、塑性変形部は、ベース本体部の内端部の下面の、少なくとも一部に接触する。
また、フランジ部および塑性変形部は、ベース本体部側に設けられていてもよい。すなわち、ベース本体部が、モータベースの外端部と径方向に接触する縁部と、縁部から径方向内側へ延びるフランジ部および塑性変形部と、を有していてもよい。この場合、フランジ部は、縁部の上端および下端の一方から、径方向内側へ延びていればよい。また、塑性変形部は、縁部の上端および下端の他方から、径方向内側へ延びていればよい。そして、フランジ部および塑性変形部が、モータベースの外端部の軸方向の両端面の少なくとも一部に、それぞれ接触していていればよい。
<2.第2実施形態>
<2−1.ディスク駆動装置の構成>
図2は、第2実施形態に係るディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、磁気ディスク12を回転させ、磁気ディスク12に対して情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。図2に示すように、ディスク駆動装置1は、モータ11、磁気ディスク12、アクセス部13、およびカバー14を有する。
モータ11は、磁気ディスク12を支持しつつ、中心軸9を中心として磁気ディスク12を回転させる。モータ11は、中心軸9に直交する方向に広がるベースプレート21を有する。また、ベースプレート21の上部は、カバー14に覆われている。モータ11の回転部3、磁気ディスク12、およびアクセス部13は、ベースプレート21とカバー14とで構成される筐体の内部に、収容される。アクセス部13は、磁気ディスク12の記録面に沿ってヘッド131を移動させて、磁気ディスク12に対する情報の読み出しおよび書き込みを行う。
なお、ディスク駆動装置1は、2枚以上の磁気ディスク12を、有するものであってもよい。また、アクセス部13は、磁気ディスク12に対して、情報の読み出しおよび書き込みの一方のみを行うものであってもよい。
<2−2.モータの構成>
続いて、モータ11のより詳細な構成について、説明する。図3は、モータ11の縦断面図である。図3に示すように、モータ11は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、ベースプレート21およびカバー14に対して、相対的に静止している。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持されている。
本実施形態の静止部2は、ベースプレート21、ステータ22、回路基板23、スリーブ24、およびキャップ25を有する。
ベースプレート21は、回転部3、磁気ディスク12、およびアクセス部13の下側において、中心軸9に対して略直交する方向に広がっている。このモータ11のベースプレート21は、モータベース41およびベース本体部42の2部材により、構成される。
モータベース41は、ベース本体部42より径方向内側に位置する環状の部材である。本実施形態のモータベース41は、第1種の金属材料としてのステンレス鋼からなる。図3に示すように、モータベース41は、軸受取付部411と内側底板部412とを有する。軸受取付部411は、中心軸9の周囲において、軸方向に略円筒状に延びている。内側底板部412は、軸受取付部411の下部から、径方向外側へ向けて、略円板状に広がっている。
ベース本体部42は、モータベース41の径方向外側に位置する。本実施形態のベース本体部42は、第2種の金属材料としてのアルミニウムからなる。ベース本体部42は、傾斜部421と、外側底板部422とを有する。傾斜部421は、内側底板部412の径方向外側において、径方向外側へ向かうにつれて高さが上がるように、斜めに広がっている。外側底板部422は、傾斜部421の外端部から、さらに径方向外側へ広がっている。
内側底板部412と傾斜部421とは、上方へ向けて開いた略カップ状の収容部43を構成する。収容部43の内部には、ステータ22と回転部3の一部分とが収容される。このため、外側底板部422は、ステータ22および回転部3の一部分と、略同等の高さ位置に配置される。その結果、収容部43より径方向外側におけるディスク駆動装置1の軸方向の寸法が、抑制される。
また、内側底板部412の上面には、環状の磁性体であるスラストヨーク26が、配置されている。スラストヨーク26は、後述するマグネット33の下側に位置する。スラストヨーク26とマグネット33との間には、磁気的な吸引力が発生する。これにより、回転部3が静止部2側へ引き付けられる。
ステータ22は、ステータコア51と、複数のコイル52とを有する。ステータコア51は、例えば、珪素鋼板等の電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア51は、軸受取付部411の外周面に、固定されている。また、ステータコア51は、径方向外側へ向けて突出した複数本のティース511を有する。コイル52は、各ティース511の周囲に巻かれた導線により、構成される。
ステータコア51およびコイル52は、内側底板部412の上側に配置される。コイル52と内側底板部412との間には、絶縁シート27が介在する。これにより、コイル52とモータベース41とが、電気的に絶縁される。また、絶縁シート27が介在することにより、内側底板部412とコイル52とが、軸方向に接近可能となる。これにより、モータ11の軸方向の厚みが、さらに抑制される。
本実施形態のコイル52は、三相交流の各電流を供給するための3本の導線521により構成されている。コイル52から延びる各導線521の端部は、内側底板部412に形成された引出孔413を通って、内側底板部412の下面側へ達している。
回路基板23は、ベースプレート21の下面に、例えば接着剤で固定されている。回路基板23には、コイル52に駆動電流を供給するための電子回路が、実装されている。引出孔413から引き出された導線521は、回路基板23上の電子回路と、電気的に接続されている。モータ11の駆動電流は、外部電源から、回路基板23を介して、コイル52に供給される。
なお、本実施形態の回路基板23には、柔軟に曲折可能なフレキシブルプリント基板が使用されている。フレキシブルプリント基板を使用すれば、ベースプレート21の下面の凹凸に沿って、回路基板23を配置できる。また、フレキシブルプリント基板を使用すれば、回路基板23自体の軸方向の厚みを抑制できる。したがって、モータ11の軸方向の厚みも、より抑制できる。
なお、本実施形態では、ベースプレート21、ステータ22、および回路基板23により、ベースユニット4が構成されている。
スリーブ24は、後述するシャフト31の周囲において、軸方向に略円筒状に延びている。スリーブ24の下部は、軸受取付部411の径方向内側に収容され、例えば接着剤で、軸受取付部411に固定されている。スリーブ24の内周面は、シャフト31の外周面と、径方向に対向する。また、スリーブ24の下部の開口は、キャップ25によって塞がれている。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ハブ32、およびマグネット33を有する。
シャフト31は、スリーブ24の径方向内側において、軸方向に延びている。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス鋼等の金属が使用される。シャフト31の上端部は、スリーブ24の上面より上方へ突出している。また、スリーブ24およびキャップ25と、シャフト31との間には、潤滑流体が介在している。潤滑流体には、例えば、ポリオールエステル系オイルやジエステル系オイルが使用される。シャフト31は、スリーブ24およびキャップ25に対して、潤滑流体を介して、回転可能に支持されている。
すなわち、本実施形態では、静止部2側の部材であるスリーブ24およびキャップ25と、回転部3側の部材であるシャフト31と、これらの間に介在する潤滑流体とで、軸受機構15が構成されている。軸受機構15は、軸受取付部411の内部に収容されている。回転部3は、軸受機構15に支持され、中心軸9を中心として回転する。
ハブ32は、シャフト31の上端部の周縁部から、径方向外側へ向けて、広がっている。ハブ32の内周部は、シャフト31の上端部に固定されている。また、ハブ32は、略円筒状の第1保持面321と、第1保持面321の下端部から径方向外側へ広がる第2保持面322と、を有する。磁気ディスク12の内周部は、第1保持面321の少なくとも一部分に接触する。また、磁気ディスク12の下面は、第2保持面322の少なくとも一部分に接触する。これにより、磁気ディスク12が保持される。
マグネット33は、ステータ22の径方向外側において、ハブ32に固定されている。本実施形態のマグネット33は、円環状に形成されている。マグネット33の内周面は、複数のティース511の径方向外側の端面と、径方向に対向する。また、マグネット33の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。
なお、円環状のマグネット33に代えて、複数のマグネットが使用されていてもよい。複数のマグネットを使用する場合には、N極とS極とが交互に並ぶように、複数のマグネットを周方向に配列すればよい。
このようなモータ11において、回路基板23を介してコイル52に駆動電流を供給すると、複数のティース511に磁束が生じる。そして、ティース511とマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。ハブ32に支持された磁気ディスク12は、回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
<2−3.ベースプレートについて>
図4は、モータベース41とベース本体部42との境界付近におけるベースプレート21の部分縦断面図である。以下では、図3および図4を参照しつつ、ベースプレート21のより詳細な構造について、説明する。
モータベース41は、第1種の金属材料としてのステンレス鋼を、切削することにより得られる。モータベース41の材料には、例えば、強磁性ステンレス鋼、非磁性ステンレス鋼などが、使用可能である。具体的には、SUS303やSUS304などのオーステナイト系ステンレス鋼、SUS420などのマルテンサイト系ステンレス鋼、または、SUS430などのフェライト系ステンレス鋼が、使用可能である。ただし、モータベース41の材料に、他の種類のステンレス鋼が使用されていてもよく、また、合金ではない鉄が使用されていてもよい。また、モータベース41の材料は、磁性の金属であってもよく、非磁性の金属であってもよい。また、モータベース41は、切削以外の工法、例えば、プレス加工や鍛造により形成されたものであってもよい。
ベース本体部42は、第2種の金属材料としてのアルミニウムの鋳造により得られる。ただし、ベース本体部42の材料に、アルミニウムに代えて、マグネシウムまたはマグネシウム合金が使用されていてもよい。また、ベース本体部42は、鋳造以外の工法、例えば、プレス加工や鍛造により形成されたものであってもよい。なお、本願における「アルミニウム」の概念は、純粋なアルミニウムと、鋳造に適したアルミニウム合金と、の双方を含むものとする。
モータベース41は、ベース本体部42より、径方向内側に位置する。また、モータベース41を構成するステンレス鋼のヤング率は、ベース本体部42を構成するアルミニウムのヤング率より、大きい。このため、モータベース41の、すなわち、ベースプレート21の中心軸9に近い部分の、軸方向の厚みを抑制し、かつ、当該部分の剛性が低下することを抑制できる。したがって、モータ11を軸方向により薄型化できる。
モータベース41の剛性を確保できれば、モータ11の駆動に伴う振動や騒音を抑制できる。また、磁気ディスク12の位置が安定するため、データの読み取りおよび書き込みのエラーも、発生しにくくなる。
図3に示すように、本実施形態では、内側底板部412の内端部が、コイル52の内端部より、径方向内側に位置する。また、内側底板部412の外端部が、コイル52の外端部より、径方向外側に位置する。したがって、コイル52の下側には、内側底板部412が配置される。ステンレス鋼製の内側底板部412は、軸方向に薄くしても、剛性が低下しにくい。このため、内側底板部412を薄くして、コイル52を配置するスペースを確保し、かつ、内側底板部412に必要な剛性を得ることができる。また、内側底板部412を薄くして、コイル52の巻数を増やすこともできる。コイル52の巻数が増えれば、モータ11の出力が高まる。
また、本実施形態のモータベース41は、壁部414、フランジ部415、および塑性変形部416を有する。壁部414は、内側底板部412の径方向の外端部から、上方へ向けて、略円筒状に延びている。壁部414の外周面と、ベース本体部42の径方向の内端部とは、少なくとも部分的に接触している。
フランジ部415は、壁部414の下端から、径方向外側へ延びている。フランジ部415は、壁部414の周囲において環状に繋がっていてもよく、部分的に途切れていてもよい。フランジ部415の上面は、ベース本体部42の内端部の下面の、少なくとも一部に接触している。
塑性変形部416は、壁部414の上端から、径方向外側へ延びている。すなわち、本実施形態では、フランジ部415より上側に、塑性変形部416が位置する。塑性変形部416は、壁部414の上端部から上方へ向けて延びる頂部417を、径方向外側へかしめる、すなわち、塑性変形させることにより、得られる。図4では、塑性変形前の頂部417が、破線で示されている。ベースプレート21の製造時には、まず、ベース本体部42の径方向内側の孔に、モータベース41を下側から挿入する。そして、頂部417を径方向外側へかしめることにより、塑性変形部416を形成する。
塑性変形部416の下面は、ベース本体部42の内端部の上面の、少なくとも一部に接触している。ここで、塑性変形部416は、ベース本体部42の内端部の上面のうち、径方向内側の端縁部のみに接触していてもよい。また、塑性変形部416とベース本体部42との接触は、面接触であってもよく、線接触または点接触であってもよい。
このように、ベース本体部42の径方向の内端部425は、フランジ部415と塑性変形部416との間に、軸方向に挟まれている。これにより、ベース本体部42に対してモータベース41が、軸方向に位置決めされている。また、モータベース41の軸方向の抜けが、防止されている。
また、本実施形態では、ベース本体部42側ではなく、モータベース41側に、フランジ部415および塑性変形部416が設けられている。このようにすれば、鋳造品であるベース本体部42に、フランジ部や塑性変形部のような薄肉部を設ける必要がない。したがって、ベース本体部42を、より精度よく鋳造できる。また、本実施形態では、頂部417を径方向外側へかしめることにより、塑性変形部416が形成されている。このため、頂部を径方向内側へかしめる場合より、容易に塑性変形部416を形成できる。
塑性変形部416は、環状に繋がっていてもよく、周方向に間隔をあけて複数配列されていてもよい。塑性変形部416が環状に繋がっていれば、ベース本体部42に対するモータベース41の固定強度が、より高まる。一方、複数の塑性変形部を、周方向に間隔をあけて配列すれば、個々の塑性変形部416のかしめ時の圧力が、低減される。
図4に示すように、ベース本体部42の表面は、絶縁膜45に覆われた被覆面426と、絶縁膜45から露出した露出面427とを含んでいる。絶縁膜45は、例えば、電着塗装により形成される。本実施形態では、ベース本体部42の内端部の軸方向の両端面および内周面が、露出面427となっている。ベース本体部42の製造時には、まず、鋳造後のベース本体部42の表面全体に、電着塗装により絶縁膜45を形成する。そして、ベース本体部42の内端部の軸方向の両端面および内周面を切削する。これにより、露出面427が形成される。
露出面427は、絶縁膜45の表面に比べて、精度よく仕上げられる。そして、当該露出面427に、壁部414の外周面、フランジ部415の上面、および塑性変形部416の下面が、それぞれ接触する。これにより、ベース本体部42に対してモータベース41が、より精度よく固定される。また、かしめ時の圧力によって絶縁膜が損傷する虞がない。したがって、絶縁膜に起因する粉塵の発生が抑制される。
なお、ベース本体部42は、内端部の軸方向の両端面および内周面以外に、露出面427を有していてもよい。
また、図4に示すように、本実施形態のベース本体部42は、塑性変形部416より径方向外側に位置する外側上面428を有する。塑性変形部416の上面は、外側上面428より下側に位置する。これにより、塑性変形部416が、ディスク駆動装置1内において回転するハブ32等の部材に接触することが、抑制されている。
また、図3に示すように、本実施形態のモータベース41は、引出孔413を有する。引出孔413は、内側底板部412を軸方向に貫通している。コイル52から延びる導線521は、引出孔413を通って、モータベース41の下面側へ達する。特に、本実施形態では、アルミニウム製のベース本体部42ではなく、ステンレス鋼製のモータベース41に、引出孔413が設けられている。このため、引出孔413による剛性の低下が抑制される。
また、仮に、ベース本体部42に引出孔を設けたとすると、コイル52から引出孔に達するまでの導線521の長さが、長くなる。本実施形態では、モータベース41の内側底板部412に引出孔413を設けたことで、コイル52から引出孔413までの導線521の長さが、短くなる。
また、図4に示すように、本実施形態では、モータベース41の下面と、ベース本体部42の下面との境界部に、封止材としての接着剤44が配置されている。接着剤44は、環状に隙間なく繋がっていることが、好ましい。この接着剤44により、モータベース41とベース本体部42との境界における気体の出入りが、より抑制される。その結果、ディスク駆動装置1の気密性が、より高まる。なお、接着剤44に代えて、他の封止材を用いてもよい。例えば、接着剤以外の樹脂材料や、粘着シートを、封止材として用いてもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下では、種々の変形例について、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図5は、一変形例に係るベースプレート21Bの部分縦断面図である。図5の例では、モータベース41Bとベース本体部42Bとの間に、封止材としての接着剤44Bが介在している。具体的には、壁部414Bおよびフランジ部415Bと、ベース本体部42Bの内端部425Bとの間に、全周に亘って接着剤44Bが介在している。このようにすれば、モータベース41Bとベース本体部42Bとの境界における気体の出入りが、より抑制される。その結果、ディスク駆動装置の気密性が、より高まる。
図6は、他の変形例に係るベースプレート21Cの部分縦断面図である。図6の例では、壁部414Cの上端から径方向外側へ向けて、フランジ部415Cが延びている。また、壁部414Cの下端から径方向外側へ向けて、塑性変形部416Cが延びている。すなわち、図6の例では、塑性変形部416Cが、フランジ部415Cより下側に位置する。このようにすれば、塑性変形部416Cは、ディスク駆動装置の外部空間に対して露出する。したがって、ディスク駆動装置の内部において回転するハブ等の部材に、塑性変形部416Cが接触する虞はない。
また、図6の例においても、ベース本体部42Cの径方向の内端部425Cは、フランジ部415Cと塑性変形部416Cとの間に、軸方向に挟まれる。これにより、ベース本体部42Cに対してモータベース41Cが、軸方向に位置決めされる。また、モータベース41Cの軸方向の抜けが、防止される。
図7は、他の変形例に係るベースプレート21Dの部分縦断面図である。図7の例では、モータベース41D側にフランジ部および塑性変形部が無い。そして、ベース本体部42Dが、縁部425D、フランジ部423D、および塑性変形部424Dを有する。縁部425Dは、モータベース41Dの外端部を、環状に取り囲んでいる。縁部425Dの内周面は、モータベース41Dの外端部の少なくとも一部と、径方向に接触する。
フランジ部423Dは、縁部425Dの下端から、径方向内側へ延びている。塑性変形部424Dは、縁部425Dの上端から、径方向内側へ延びている。すなわち、図7の例では、塑性変形部424Dが、フランジ部423Dより上側に位置する。
フランジ部423Dの上面は、モータベース41Dの外端部の下面の、少なくとも一部に接触している。また、塑性変形部424Dの下面は、モータベース41Dの外端部の上面の、少なくとも一部に接触している。ただし、塑性変形部424Dは、モータベース41Dの内端部の上面のうち、径方向外側の端縁部のみに接触していてもよい。また、塑性変形部424Dとモータベース41Dとの接触は、面接触であってもよく、線接触または点接触であってもよい。
このように、図7の例では、モータベース41Dの外端部が、フランジ部423Dと塑性変形部424Dとの間に、軸方向に挟まれる。これにより、ベース本体部42Dに対してモータベース41Dが、軸方向に位置決めされる。また、モータベース41Dの軸方向の抜けが、防止される。
また、図7の例では、少なくとも塑性変形部424Dの表面が、絶縁膜45Dから露出した露出面427Dであることが好ましい。塑性変形部424Dの表面が露出面427Dであれば、かしめ時の圧力によって絶縁膜45Dが損傷する虞はない。したがって、絶縁膜45Dに起因する粉塵の発生が抑制される。また、塑性変形部424Dの下面、縁部425Dの内周面、およびフランジ部423Dの上面が露出面427Dであれば、より好ましい。そうすれば、ベース本体部42に対してモータベース41を、より精度よく固定できる。
図8は、他の変形例に係るベースプレート21Eの部分縦断面図である。図8の例では、ベース本体部42Eの縁部425Eの上端から、径方向内側へ向けて、フランジ部423Eが延びている。また、ベース本体部42Eの縁部425Eの下端から、径方向内側へ向けて、塑性変形部424Eが延びている。すなわち、図8の例では、塑性変形部424Eが、フランジ部423Eより下側に位置する。このようにすれば、塑性変形部424Eは、ディスク駆動装置の外部空間に対して露出する。したがって、ディスク駆動装置の内部において回転するハブ等の部材に、塑性変形部424Eが接触する虞はない。
また、図8の例においても、モータベース41Eの外端部が、フランジ部423Eと塑性変形部424Eとの間に、軸方向に挟まれる。これにより、ベース本体部42Eに対してモータベース41Eが、軸方向に位置決めされる。また、モータベース41Eの軸方向の抜けが、防止される。
また、図7や図8の例では、ステンレス鋼製のモータベースではなく、アルミニウム製のベース本体部に、塑性変形部が設けられている。このため、塑性変形部を容易に変形させることができる。また、切削品であるモータベースに、フランジ部および塑性変形部を含む複雑な凹凸形状を、設ける必要がない。したがって、モータベースを容易に作製できる。
図9は、他の変形例に係るベースプレート21Fの部分上面図である。図9の例では、ベース本体部42Fに、複数の切り欠き429Fが設けられている。各切り欠き429Fは、ベース本体部42Fの内端部425Fから、径方向外側へ向けて延びている。そして、モータベース41Fの塑性変形部416Fが、切り欠き429Fの内部へ嵌るように、塑性変形されている。すなわち、図9の例では、塑性変形部416Fの少なくとも一部分が、切り欠き429Fの内部に位置している。このようにすれば、塑性変形部416Fおよび切り欠き429Fによって、ベース本体部42Fに対するモータベース41Fの周方向の回転を、防止できる。
なお、ベース本体部側に塑性変形部を設け、モータベース側に複数の切り欠きを設けてもよい。その場合、各切り欠きは、モータベースの外端部から、径方向内側へ向けて延びる。ベース本体部の塑性変形部の少なくとも一部分を、切り欠きの内部に位置させれば、ベース本体部に対するモータベースの周方向の回転を、防止できる。
本発明のベースプレートは、種々のディスク駆動装置に適用することができる。ディスク駆動装置は、磁気ディスク以外のディスク、例えば、光ディスクを回転させるものであってもよい。ただし、本発明によれば、ディスク駆動装置を、軸方向に特に薄型化できる。したがって、薄型のノート型PCやタブレット型PC向けのディスク駆動装置に用いられるベースプレートに、本発明は特に有用である。具体的には、2.5型かつ7mm厚以下ディスク駆動装置に用いられるベースプレートに、本発明は特に有用である。7mm厚以下のディスク駆動装置には、例えば、7mm厚ディスク駆動装置、5mm厚ディスク駆動装置、および3mm厚ディスク駆動装置が、含まれる。
また、上記の実施形態では、ステータの径方向外側にマグネットが配置された、いわゆるアウタロータ型のモータについて説明した。しかしながら、本発明のモータは、ステータの径方向内側にマグネットが配置された、いわゆるインナロータ型のモータであってもよい。
また、上記の実施形態では、スリーブが静止部に属し、シャフトが回転部に属する、いわゆる軸回転型のモータについて説明した。しかしながら、本発明のモータは、シャフトが静止部に属し、スリーブが回転部に属する、いわゆる軸固定型のモータであってもよい。軸固定型のモータの場合、シャフトが軸受取付部に固定されていてもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。例えば、塑性変形部は、ハブの外端部より、径方向外側に位置していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、ベースプレート、ベースユニット、モータ、およびディスク駆動装置に利用できる。
1,1A ディスク駆動装置
2 静止部
3 回転部
4 ベースユニット
9,9A 中心軸
11 モータ
12 磁気ディスク
12A ディスク
13 アクセス部
14 カバー
15 軸受機構
21,21A,21B,21C,21D,21E,21F ベースプレート
22 ステータ
23 回路基板
24 スリーブ
25 キャップ
26 スラストヨーク
27 絶縁シート
31 シャフト
32 ハブ
33 マグネット
41,41A,41B,41C,41D,41E,41F モータベース
42,42A,42B,42C,42D,42E,42F ベース本体部
43 収容部
44,44B 接着剤
45,45D 絶縁膜
51 ステータコア
52 コイル
411,411A 軸受取付部
412 内側底板部
412A 底板部
413 引出孔
414,414A,414B,414C 壁部
415,415A,415B,415C フランジ部
416,416A,416C,416F 塑性変形部
421 傾斜部
422 外側底板部
423D,423E フランジ部
424D,424E 塑性変形部
425,425B,425C,425F 内端部
425D,425E 縁部
426 被覆面
427,427D 露出面
429F 切り欠き
521 導線

Claims (16)

  1. 上下に延びる中心軸を中心としてディスクを回転させるディスク駆動装置のベースプレートであって、
    前記中心軸の周囲に位置し、第1種の金属材料からなるモータベースと、
    前記モータベースの径方向外側に広がり、第2種の金属材料からなるベース本体部と、
    を有し、
    前記第1種の金属材料のヤング率は、前記第2種の金属材料のヤング率よりも大きく、
    前記モータベースは、
    前記中心軸の周囲において軸方向に延びる略円筒状の軸受取付部と、
    前記軸受取付部の下部から径方向外側へ広がる底板部と、
    前記底板部の外端部から上方へ延びる壁部と、
    前記壁部の上端および下端の一方から、径方向外側へ延びるフランジ部と、
    前記壁部の上端および下端の他方から、径方向外側へ延びる塑性変形部と、
    を有し、
    前記ベース本体部は、前記壁部の外周面に接触する内端部を有し、
    前記フランジ部および前記塑性変形部は、前記ベース本体部の前記内端部の軸方向の両端面の少なくとも一部に、それぞれ接触しているベースプレート。
  2. 請求項1に記載のベースプレートであって、
    前記ベース本体部の表面は、
    絶縁膜に覆われた被覆面と、
    前記絶縁膜から露出した露出面と、
    を含み、
    少なくとも、前記ベース本体部の前記内端部の軸方向の両端面は、前記露出面であるベースプレート。
  3. 請求項1または請求項2に記載のベースプレートであって、
    前記ベース本体部は、前記内端部から径方向外側へ向けて延びる切り欠きを有し、
    前記塑性変形部の少なくとも一部分が、前記切り欠きの内部に位置するベースプレート。
  4. 上下に延びる中心軸を中心としてディスクを回転させるディスク駆動装置のベースプレートであって、
    前記中心軸の周囲に位置し、第1種の金属材料からなるモータベースと、
    前記モータベースの径方向外側に広がり、第2種の金属材料からなるベース本体部と、
    を有し、
    前記第1種の金属材料のヤング率は、前記第2種の金属材料のヤング率よりも大きく、
    前記モータベースは、
    前記中心軸の周囲において軸方向に延びる略円筒状の軸受取付部と、
    前記軸受取付部の下部から径方向外側へ広がる底板部と、
    を有し、
    前記ベース本体部は、
    前記モータベースの外端部と径方向に接触する縁部と、
    前記縁部の上端および下端の一方から、径方向内側へ延びるフランジ部と、
    前記縁部の上端および下端の他方から、径方向内側へ延びる塑性変形部と、
    を有し、
    前記フランジ部および前記塑性変形部は、前記モータベースの外端部の軸方向の両端面の少なくとも一部に、それぞれ接触しているベースプレート。
  5. 請求項4に記載のベースプレートであって、
    前記ベース本体部の表面は、
    絶縁膜に覆われた被覆面と、
    前記絶縁膜から露出した露出面と、
    を含み、
    少なくとも、前記塑性変形部の表面は、前記露出面であるベースプレート。
  6. 請求項4または請求項5に記載のベースプレートであって、
    前記モータベースは、前記外端部から径方向内側へ向けて延びる切り欠きを有し、
    前記塑性変形部の少なくとも一部分が、前記切り欠きの内部に位置するベースプレート。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のベースプレートであって、
    前記塑性変形部は、前記フランジ部より上側に位置し、
    前記ベース本体部は、前記塑性変形部より径方向外側に位置する外側上面を有し、
    前記塑性変形部の上面は、前記外側上面より下側に位置するベースプレート。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のベースプレートであって、
    前記塑性変形部は、前記フランジ部より下側に位置するベースプレート。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のベースプレートであって、
    前記モータベースと前記ベース本体部との間に、全周に亘って介在する封止材をさらに有するベースプレート。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のベースプレートであって、
    前記モータベースの下面と、前記ベース本体部の下面との境界部に配置された封止材をさらに有するベースプレート。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のベースプレートであって、
    前記塑性変形部は、環状に繋がっているベースプレート。
  12. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のベースプレートであって、
    周方向に配列された複数の前記塑性変形部を有するベースプレート。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のベースプレートと、
    前記ベースプレートの上側に配置されるステータと、
    を有し、
    前記モータベースは、前記底板部を貫通する引出孔を有し、
    前記ステータから延びる導線が、前記引出孔を通って、前記ベースプレートの下面側へ達しているベースユニット。
  14. 請求項13に記載のベースユニットであって、
    前記ステータは、コイルを有し、
    前記モータベースの外端部は、前記コイルの外端部より径方向外側に位置するベースユニット。
  15. 請求項13または請求項14に記載のベースユニットと、
    前記軸受取付部の内部に収容される軸受機構と、
    前記軸受機構に支持され、前記中心軸を中心として回転する回転部と、
    を有する2.5型かつ7mm厚以下のディスク駆動装置用のモータ。
  16. 請求項15に記載のモータと、
    前記ベースユニットの上部を覆うカバーと、
    前記回転部に保持される少なくとも1枚のディスクと、
    を有する2.5型かつ7mm厚以下のディスク駆動装置。
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