JP2014036447A - スピンドルモータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

スピンドルモータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スピンドルモータのコイルから引き出された導線とベース部との接触を防止できる構造を提供する。
【解決手段】ベース貫通孔51Aは、ベース部21Aの底部を、軸方向に貫通している。ベース溝部52Aは、ベース部21Aの下面に配置され、ベース貫通孔51Aの下端部から径方向外側へ延びている。ベース溝部内の底面には、第1絶縁シート部25Aが、接着剤または粘着材で固定されている。コイル42Aから延びる導線421Aは、ベース貫通孔を通ってベース溝部内へ引き出される。また、導線は、第1絶縁シート部の下面に沿って径方向外側へ延び、底部より径方向外側において、回路基板24Aのランド部241Aに半田付けされる。また、平面視において、第1絶縁シート部25Aの一部分と、ベース貫通孔51Aの下側開口とが、重なっている。このため、コイルから引き出された導線とベース部との接触を、第1絶縁シート部により防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピンドルモータおよびディスク駆動装置に関する。
ハードディスク装置や光ディスク装置には、ディスクを回転させるためのスピンドルモータが搭載されている。スピンドルモータは、装置のハウジングに固定される静止部と、ディスクを支持しながら回転する回転部とを有する。スピンドルモータは、静止部と回転部との間に発生する磁束により中心軸を中心としたトルクを発生させ、静止部に対して回転部を回転させる。
従来のスピンドルモータについては、例えば、特開2011−114892号公報に記載されている。当該公報のスピンドルモータは、ベース部材と、コイルと、回路基板とを有する。コイルからの導線は、ベース部材の貫通孔を通って引き出され、回路基板に接続されている(請求項1)。
特開2011−114892号公報
このようなスピンドルモータでは、コイルから引き出された導線とベース部材とを、電気的に絶縁する必要がある。特に、近年では、スピンドルモータの薄型化が進んでいる。それに伴い、コイルを構成する導線の直径も、小さくなる傾向がある。導線の直径が小さくなれば、導線を被覆する保護膜も薄くなる。このため、直径が小さい導線とベース部材とが接触すると、少しの接触でも導線が損傷する虞がある。したがって、張力を掛けた状態であっても、導線とベース部材との接触を防止することが望ましい。
本発明の目的は、コイルから引き出された導線とベース部との接触を防止できる構造を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、静止部と、上下に延びる中心軸を中心として回転可能に支持される回転部と、を有し、前記静止部は、金属製のベース部と、前記ベース部の上方に位置する電機子と、前記ベース部の下面に配置され、前記電機子のコイルと電気的に接続される回路基板と、を有し、前記回転部は、前記電機子との間でトルクを発生させるマグネットを有し、前記ベース部は、前記電機子の下側に位置する環状の底部と、前記底部を軸方向に貫通するベース貫通孔と、前記ベース部の下面に配置され、前記ベース貫通孔の下端部から径方向外側へ延びるベース溝部と、を有し、前記ベース溝部内に、第1絶縁シート部が配置され、前記ベース溝部内の底面と、前記第1絶縁シート部との間に、接着剤または粘着材が介在し、前記コイルから延びる導線が、前記ベース貫通孔を通って前記ベース溝部内へ引き出され、前記第1絶縁シート部の下面に沿って径方向外側へ延び、前記底部より径方向外側において、前記回路基板のランド部に半田付けされ、前記第1絶縁シート部の厚みは、前記ランド部における前記回路基板の厚みより薄く、平面視において、前記第1絶縁シート部の一部分と、前記貫通孔の下側開口とが、重なるスピンドルモータである。
本願の例示的な第1発明によれば、コイルから引き出された導線とベース部との接触を、第1絶縁シート部により防止できる。したがって、コイルから引き出された導線とベース部とを、電気的に絶縁できる。
図1は、第1実施形態に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図2は、第2実施形態に係るディスク駆動装置の縦断面図である。 図3は、第2実施形態に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図5は、第2実施形態に係る静止部の部分縦断面図である。 図6は、第2実施形態に係るベース部の部分下面図である。 図7は、第2実施形態に係るベース部の部分上面図である。 図8は、変形例に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図9は、変形例に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図10は、変形例に係る回路基板の縦断面図である。 図11は、変形例に係る静止部の部分縦断面図である。 図12は、変形例に係るベース部の部分下面図である。 図13は、変形例に係る第1絶縁シート部および第2絶縁シート部の平面図である。 図14は、変形例に係る静止部の部分縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、スピンドルモータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、スピンドルモータの中心軸に直交する方向を「径方向」、スピンドルモータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ベース部に対して電機子側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るスピンドルモータおよびディスク駆動装置の使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るスピンドルモータ11Aの部分縦断面図である。図1に示すように、スピンドルモータ11Aは、静止部2Aと回転部3Aとを有する。
静止部2Aは、ベース部21A、電機子22A、および回路基板24Aを有する。ベース部21Aは、金属製である。ベース部21Aの材料には、例えば、アルミニウム合金、強磁性または非磁性のステンレス鋼、またはマグネシウム合金が使用される。電機子22Aは、ベース部21Aの上方に位置する。回路基板24Aは、ベース部21Aの下面に配置されている。回路基板24Aは、電機子22Aのコイル42Aと、電気的に接続されている。
回転部3Aは、上下に延びる中心軸を中心として、回転可能に支持されている。回転部3Aは、マグネット34Aを有する。スピンドルモータ11Aの駆動時には、電機子22Aとマグネット34Aとの間に発生する磁束により、トルクが生じる。
図1に示すように、ベース部21Aは、底部212A、ベース貫通孔51A、およびベース溝部52Aを有する。底部212Aは、電機子22Aの下側に位置し、環状に広がっている。ベース貫通孔51Aは、底部212Aを軸方向に貫通している。ベース溝部52Aは、ベース部21Aの下面に配置されている。ベース溝部52Aは、ベース貫通孔51Aの下端部から、径方向外側へ延びている。
ベース溝部52A内の底面には、第1絶縁シート部25Aが、接着剤または粘着材で、固定されている。第1絶縁シート部25Aの厚みは、ランド部241Aにおける回路基板24Aの厚みより薄い。また、第1絶縁シート部25Aの一部分と、ベース貫通孔51Aの下側開口とは、平面視において重なっている。
コイル42Aから延びる導線421Aは、ベース貫通孔51Aを通ってベース溝部52A内へ引き出されている。また、当該導線421Aは、第1絶縁シート部25Aの下面に沿って径方向外側へ延び、底部212Aより径方向外側において、回路基板24Aのランド部241Aに半田付けされている。このため、導線421Aとベース部21Aとの接触が、第1絶縁シート部25Aにより防止される。したがって、導線421Aとベース部21Aとが、電気的に絶縁される。
<2.第2実施形態>
<2−1.ディスク駆動装置の構成>
図2は、第2実施形態に係るディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、例えば、磁気ディスク12を回転させ、磁気ディスク12に対して情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。図2に示すように、ディスク駆動装置1は、スピンドルモータ11、磁気ディスク12、アクセス部13、およびカバー14を有する。
スピンドルモータ11は、磁気ディスク12を支持しつつ、中心軸9を中心として磁気ディスク12を回転させる。スピンドルモータ11は、中心軸9に直交する方向に広がるベース部21を有する。また、ベース部21の上部は、カバー14に覆われている。スピンドルモータ11の回転部3、磁気ディスク12、およびアクセス部13は、ベース部21とカバー14とで構成されるハウジングの内部に、収容される。アクセス部13は、磁気ディスク12の記録面に沿ってヘッド131を移動させて、磁気ディスク12に対する情報の読み出しおよび書き込みを行う。
なお、ディスク駆動装置1は、2枚以上の磁気ディスク12を有するものであってもよい。また、アクセス部13は、磁気ディスク12に対して、情報の読み出しおよび書き込みの一方のみを行うものであってもよい。
<2−2.スピンドルモータの構成>
続いて、スピンドルモータ11のより詳細な構成について、説明する。図3は、スピンドルモータ11の縦断面図である。図3に示すように、スピンドルモータ11は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、ベース部21およびカバー14に対して、相対的に静止している。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持されている。
本実施形態の静止部2は、ベース部21、電機子22、スラストヨーク23、回路基板24、第1絶縁シート部25、第2絶縁シート部26、および静止軸受ユニット27を有する。
ベース部21は、回転部3、磁気ディスク12、およびアクセス部13の下側において、中心軸9に対して直交する方向に広がっている。ベース部21は、例えば、アルミニウム合金等の金属の鋳造により得られる。ただし、ベース部21は、切削やプレス加工等の他の工法により得られたものであってもよい。また、ベース部21は、複数の部材からなるものであってもよい。
ベース部21は、円筒部211、内側底部212、環状壁部213、および外側底部214を有する。内側底部212は、電機子22の下側において、環状に広がっている。また、内側底部212は、外側底部214より、下側に位置する。円筒部211は、内側底部212の径方向内側の端縁部から、上方へ向けて略円筒状に延びている。環状壁部213は、内側底部212の径方向外側の端縁部から、径方向外側へ向かうにつれて高さが上がるように、斜めに広がっている。外側底部214は、環状壁部213の径方向外側の端縁部から、さらに径方向外側へ広がっている。
内側底部212の上側かつ環状壁部213の径方向内側には、電機子22、スラストヨーク23、第2絶縁シート部26、および回転部3の一部分が、収容されている。このため、外側底部214は、電機子22および回転部3の一部分と、略同等の高さ位置に配置される。また、回路基板24は、内側底部212および環状壁部213の径方向外側に配置されている。このため、電機子22と回路基板24とが、軸方向に重ならない。したがって、回路基板24を、内側底部212の底面より高い位置に配置して、スピンドルモータ11全体の軸方向の厚みを、抑制できる。
電機子22は、ステータコア41と、複数のコイル42とを有する。ステータコア41および複数のコイル42は、内側底部212の上方に位置する。ステータコア41は、例えば、珪素鋼板等の電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア41は、円筒部211の外周面に、固定されている。また、ステータコア41は、径方向外側へ向けて突出した複数のティース411を有する。複数のティース411は、好ましくは、周方向に略等間隔に配列されている。
コイル42は、各ティース411の周囲に巻かれた導線により、構成されている。本実施形態の複数のコイル42は、三相の各電流を供給するための3本の導線421により、構成されている。各導線421の端部は、内側底部212に設けられたベース貫通孔51を通って、ベース部21の下面側へ引き出されている。
スラストヨーク23は、内側底部212の上面に配置された環状の部材である。スラストヨーク23の材料には、例えば、電磁鋼板(例えば珪素鋼板)、強磁性ステンレス鋼(例えばSUS430)、冷間圧延鋼板(例えばSPCC、SPCE)等の磁性体が使用される。スラストヨーク23は、後述するマグネット34の下側に位置する。スラストヨーク23とマグネット34との間には、磁気的な吸引力が発生する。これにより、回転部3が静止部2側へ引き付けられる。
回路基板24は、外側底部214の下面に配置されている。回路基板24の下面には、銅箔が露出した3つのランド部241が、配置されている。ベース貫通孔51から引き出された3本の導線421は、3つのランド部241に、それぞれ半田付けされる。これにより、回路基板24とコイル42とが、電気的に接続される。スピンドルモータ11の駆動電流は、外部電源から、回路基板24を介して、コイル42に供給される。
なお、ベース貫通孔51から引き出される導線421の数は、3本に限らない。例えば、ベース貫通孔51から4本の導線が引き出されていてもよい。
本実施形態の回路基板24には、可撓性を有するフレキシブルプリント基板が使用されている。フレキシブルプリント基板を使用すれば、ベース部21の下面の凹凸に沿って、回路基板24を配置できる。また、フレキシブルプリント基板を使用すれば、他の基板に比べて、回路基板24自体の軸方向の厚みを抑制できる。したがって、スピンドルモータ11の軸方向の厚みも、より抑制できる。
静止軸受ユニット27は、スリーブ271とキャップ272とを有する。スリーブ271は、後述するシャフト31の周囲において、軸方向に略円筒状に延びている。スリーブ271の下部は、ベース部21の円筒部211の径方向内側に収容され、例えば接着剤で、円筒部211に固定されている。スリーブ271の内周面は、シャフト31の外周面と、径方向に対向する。また、キャップ272は、スリーブ271の下部の開口を塞いでいる。なお、スリーブ271は、複数の部材で構成されていてもよい。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ハブ32、環状部材33、およびマグネット34を有する。
シャフト31は、スリーブ271の径方向内側において、軸方向に延びている。シャフト31の材料には、例えば、強磁性または非磁性のステンレス鋼等の金属が使用される。シャフト31の上端部は、スリーブ271の上面より上方へ突出している。
ハブ32は、シャフト31の上端部の周縁部から、径方向外側へ向けて、広がっている。ハブ32の内周部は、シャフト31の上端部に固定されている。図3に示すように、本実施形態のハブ32は、下方へ向けて突出する環状突部320を有する。環状突部320の内周面には、環状部材33が固定されている。環状部材33の内周面は、スリーブ271の外周面と、径方向に対向する。
また、ハブ32は、略円筒状の第1保持面321と、第1保持面321の下端部から径方向外側へ広がる第2保持面322と、を有する。磁気ディスク12の内周部は、第1保持面321の少なくとも一部分に接触する。また、磁気ディスク12の下面は、第2保持面322の少なくとも一部分に接触する。これにより、磁気ディスク12が保持される。
シャフト31、ハブ32、および環状部材33と、静止軸受ユニット27との間には、潤滑流体が介在している。潤滑流体の液面は、スリーブ27と環状部材33との間に位置する。潤滑流体には、例えば、ポリオールエステル系オイルやジエステル系オイルが使用される。シャフト31は、静止軸受ユニット27に対して、潤滑流体を介して、回転可能に支持されている。
すなわち、本実施形態では、静止部2側の部材であるスリーブ271およびキャップ272と、回転部3側の部材であるシャフト31、ハブ32、および環状部材33と、これらの間に介在する潤滑流体とで、軸受機構15が構成されている。軸受機構15は、円筒部211の内部に収容されている。回転部3は、軸受機構15に支持され、中心軸9を中心として回転する。
マグネット34は、電機子22の径方向外側において、ハブ32に固定されている。本実施形態のマグネット34は、円環状に形成されている。マグネット34の内周面は、複数のティース411の径方向外側の端面と、径方向に対向する。また、マグネット34の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。
なお、円環状のマグネット34に代えて、複数のマグネットが使用されていてもよい。複数のマグネットを使用する場合には、N極とS極とが交互に並ぶように、複数のマグネットを周方向に配列すればよい。
このようなスピンドルモータ11において、回路基板24を介してコイル42に駆動電流を供給すると、複数のティース411に磁束が生じる。そして、ティース411とマグネット34との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。ハブ32に支持された磁気ディスク12は、回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
<2−3.コイルからランド部までの導線の経路について>
続いて、コイル42からランド部241までの導線421の経路について、さらに説明する。図4は、コイル42からランド部241までの導線421の経路を含む、スピンドルモータ11の部分縦断面図である。図5は、導線421の経路の一部分を、さらに拡大して示した縦断面図である。図6は、導線421の経路を含むベース部21の部分下面図である。図7は、ベース部21の部分上面図である。なお、図6では、接着剤29の図示が省略されている。また、図7では、接着剤29および導線421の図示が省略されている。以下では、図3とともに、図4〜図7も適宜に参照する。
ベース部21の表面の少なくとも一部分は、絶縁部28に覆われている。絶縁部28は、例えば、絶縁材料である樹脂を電着塗装することにより、形成される。ただし、絶縁部28は、粉体塗装により形成されたものであってもよい。図4および図5に示すように、本実施形態では、少なくとも、内側底部212の下面、環状壁部213の下面、外側底部214の下面、および外側底部214の上面が、絶縁部28に覆われている。
また、ベース部21は、ベース貫通孔51を有する。ベース貫通孔51は、電機子22の下側において、内側底部212を軸方向に貫通している。ベース貫通孔51を構成するベース部21の筒状面510は、好ましくは、絶縁部28に覆われている。また、内側底部212および環状壁部213の下面には、径方向に延びるベース溝部52が設けられている。ベース溝部52は、ベース貫通孔51の下端部から、回路基板24側へ向けて、径方向外側へ延びている。すなわち、ベース貫通孔51の下端部は、ベース溝部52内に開口している。ベース溝部52を構成する底面および壁面は、好ましくは、絶縁部28に覆われている。
ベース溝部52内には、第1絶縁シート部25が、配置されている。第1絶縁シート部25は、接着剤または粘着材によって、ベース溝部52内の底面に、固定されている。また、内側底部212の上面には、第2絶縁シート部26が、配置されている。第2絶縁シート部26は、好ましくは、接着剤または粘着材によって、内側底部212の上面に、固定されている。
第1絶縁シート部25および第2絶縁シート部26の材料には、例えば、絶縁材料であるポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂が使用される。第1絶縁シート部25および第2絶縁シート部26の厚みは、絶縁部28の厚みより厚く、かつ、ランド部241における回路基板24の厚みより薄い。なお、ベース部21の表面の少なくとも一部分が、めっき層に覆われていてもよい。その場合、第1絶縁シート部25の厚みは、めっき層の厚みより厚いことが好ましい。
第2絶縁シート部26は、内側底部212とコイル42との間に介在する。これにより、ベース部21とコイル42との接触が、防止されている。したがって、ベース部21とコイル42とが、電気的に絶縁されている。また、第2絶縁シート部26が介在することにより、内側底部212とコイル42とを、軸方向に接近させることが可能となる。これにより、スピンドルモータ11の軸方向の厚みが、より抑制される。
図4および図5に示すように、導線421は、内側底部212の上側、かつ、ベース貫通孔51の中央より径方向内側の位置から、ベース貫通孔51へ向けて延びている。また、当該導線421は、ベース貫通孔51を通ってベース溝部52内へ引き出されている。また、ベース溝部52の内部において、導線421は、第1絶縁シート部25の下面に沿って径方向外側へ延びている。そして、当該導線421の端部は、内側底部212より径方向外側において、回路基板24のランド部241に半田付けされている。
このように、内側底部212の下面側へ引き出された導線421は、ベース溝部52の内部に収容される。ベース溝部52の軸方向の深さは、絶縁部28の厚み、第1絶縁シート部25の厚み、および導線421の直径の合計よりも、深い。これにより、内側底部212の下面より下方への導線421の突出が、抑制されている。その結果、スピンドルモータ11の軸方向の厚みが、抑制されている。なお、上述した導線421の直径は、導線421の裸線および裸線を覆う保護膜の双方を含む断面の直径である。
第1絶縁シート部25および第2絶縁シート部26は、内側底部212と導線421との間に介在する。これにより、ベース部21と導線421との接触が、防止される。したがって、ベース部21と導線421とが、電気的に絶縁される。特に、本実施形態では、平面視において、第1絶縁シート部25の一部分と、ベース貫通孔51の下側開口の径方向外側の端部とが、重なっている。また、平面視において、第2絶縁シート部26の一部分と、ベース貫通孔51の上側開口の径方向内側の端部とが、重なっている。これにより、ベース部21と導線421との接触が、防止されている。
また、図5に示すように、本実施形態では、ベース貫通孔51を構成する筒状面510の径方向外側の下端角部511と導線421との間に、第1絶縁シート部25が介在する。このため、導線421は、下端角部511、または、下端角部511を覆う絶縁部28に、接触しない。また、ベース貫通孔51を構成する筒状面510の径方向内側の上端角部512と導線421との間に、第2絶縁シート部25が介在する。このため、導線421は、上端角部512、または、上端角部512を覆う絶縁部28に、接触しない。これにより、導線421に対する応力集中が抑制される。その結果、導線421の損傷が抑制される。
なお、コイル42から引き出された導線421は、裸線と、裸線を覆う絶縁材料からなる保護膜(図示省略)と、を有する。この保護膜は、金属等の剛性の高い材料に接触すると、損傷しやすい。本実施形態では、導線421が、ベース部21を構成する金属より剛性の低い第1絶縁シート部25および第2絶縁シート部26に接触する。これにより、当該保護膜の損傷が抑制される。また、導線421の保護膜が仮に損傷したとしても、導線421とベース部21とが接触することはない。特に、第1絶縁シート部25および第2絶縁シート部26は、絶縁材料からなる。したがって、導線421とベース部21との電気的導通が抑制される。
また、本実施形態では、第1絶縁シート部25の径方向内側の端部が、ベース貫通孔51を構成する筒状面510の径方向外側の下端角部511より、径方向内側に位置する。第1絶縁シート部25の径方向内側の端部は、下端角部511の近傍に位置する。また、第1絶縁シート部25の径方向内側の端部は、筒状面510から離れている。すなわち、第1絶縁シート部25の径方向内側の端部は、自由端となっている。そして、第1絶縁シート部25の当該端部に、導線421が接触している。このため、第1絶縁シート部25は、下端角部511より径方向内側において、上方へ撓んでいる。これにより、第1絶縁シート部25と導線421との間に生じる力が、低減されている。その結果、導線421の損傷がより抑制される。
同様に、ベース貫通孔51内に位置する第2絶縁シート部26の端部は、筒状面510の径方向内側の上端角部512より径方向外側に位置する。第2絶縁シート部26の当該端部は、上端角部512の近傍に位置する。そして、第2絶縁シート部26の当該端部は、導線421との接触により、下方へ撓んでいる。これにより、第2絶縁シート部26と導線421との間に生じる力が、低減されている。その結果、導線421の損傷がより抑制される。
本実施形態では、導線421が、コイル42からランド部241まで、ほぼ弛みのない状態で、延びている。つまり、導線421には、張力が掛けられている。これにより、導線421がベース溝部52から下方へ突出することが、防止されている。ただし、導線421に張力が掛かると、導線421の表面を被覆する保護膜に、損傷が生じやすい。しかしながら、本実施形態では、第1絶縁シート部25および第2絶縁シート部26により、導線421に加わる外力が低減される。その結果、導線421の損傷が抑制される。
また、本実施形態では、第1絶縁シート部25と回路基板24とが、それぞれ別部材となっている。そして、第1絶縁シート部25の径方向外側の端部が、回路基板24の径方向内側の端部より、径方向内側に位置する。また、環状壁部213の下面は、第1絶縁シート部25の径方向外側の端部と、回路基板24の径方向内側の端部との間に、位置する。すなわち、本実施形態では、傾斜面または段差面である環状壁部213の下面に、第1絶縁シート部25が配置されていない。このようにすれば、第1絶縁シート部25がベース部21から下側へ離れることを、抑制できる。
また、図4〜図6に示すように、本実施形態では、第1絶縁シート部25の径方向内側の端部が、ベース貫通孔51を構成する筒状面510の径方向内側の端部より、径方向外側に位置する。また、ベース貫通孔51より径方向内側におけるベース部21の軸方向の厚みは、ベース溝部52におけるベース部21の軸方向の厚みより、厚い。これにより、ベース貫通孔51より径方向内側におけるベース部21の剛性が、高められている。
また、図6に示すように、本実施形態では、3本の導線421が、ベース貫通孔51の下端部から、略放射状に広がっている。また、ベース溝部52および第1絶縁シート部25のそれぞれの周方向の幅は、径方向外側へ向かうにつれて段階的に広がっている。これにより、導線421とベース溝部52の壁面521との接触が、防止されている。また、図6に示すように、本実施形態では、ベース溝部52の壁面521の一部分が、第1絶縁シート部25と、径方向に接触している。これにより、第1絶縁シート部25が径方向に位置決めされている。
図6では、ベース溝部52の径方向外側の端部における両壁面521を、径方向外側へ延長した一対の仮想線522が、二点鎖線で示されている。本実施形態では、各ランド部241の中心が、一対の仮想線522の間に位置する。このようにすれば、各ランド部241へ向けて延びる導線421が、ベース溝部52の壁面521に接触することを、防止できる。
また、図6に示すように、本実施形態の各ランド部241は、平面視において、長径と短径とを有する略楕円形となっている。そして、各ランド部241の長径が、ベース貫通孔51を中心とする略放射状の線に沿って、配列されている。このようにすれば、各ランド部241と重なる導線421の長さが長くなる。このため、各ランド部241に対する導線421の半田付けが、容易となる。
また、図4および図5に示すように、本実施形態の静止部2は、封止材としての接着剤29をさらに有する。ベース貫通孔51は、接着剤29により封止されている。これにより、ベース貫通孔51における気体の出入りが、抑制される。その結果、ディスク駆動装置1の気密性が、高められる。また、接着剤29により、導線421が固定されている。その結果、内側底部212の下面より下側への導線421のはみ出しが、抑制される。
また、本実施形態では、ベース貫通孔51内だけではなく、ベース溝部52内にも、接着剤29が配置されている。このようにすれば、導線421のより広い範囲を、接着剤29で固定できる。このため、導線421が内側底部212の下面より下方に突出することが、抑制される。
本実施形態では、ベース溝部52の軸方向の深さが、絶縁部28の厚み、第1絶縁シート部25の厚み、導線421の直径、および接着剤29の塗布厚の合計よりも、深い。これにより、ベース溝部52から下側への接着剤29のはみ出しが、防止される。
なお、接着剤29に代えて、他の封止材を用いてもよい。例えば、接着剤以外の樹脂材料を、封止材として用いてもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図8は、一変形例に係るスピンドルモータ11Bの部分縦断面図である。図8の例では、第1絶縁シート部25Bが、ベース溝部52B内から外側底部214Bの下面まで、延びている。そして、第1絶縁シート部25Bの径方向外側の一部分が、回路基板24Bに覆われている。その結果、第1絶縁シート部25Bの下面の一部分と、回路基板24Bの上面の一部分とが、接触している。このようにすれば、第1絶縁シート部25Bより厚い回路基板24Bを利用して、第1絶縁シート部25Bがベース部から下側へ離れることを、抑制できる。
図9は、他の変形例に係るスピンドルモータ11Cの部分縦断面図である。図9の例では、回路基板24Cの一部分が、ベース溝部52C内へ延びて、第1絶縁シート部25Cを構成している。このようにすれば、回路基板24Cと第1絶縁シート部25Cとを、単一の部材として扱うことができる。このため、ベース部21Cに対する回路基板24Cおよび第1絶縁シート部25Cの貼り付け作業の工数を低減できる。
図10は、回路基板24Cの部分縦断面図である。図10に示すように、回路基板24Cは、軸方向に積層された複数の薄膜240Cにより、構成されている。そして、複数の薄膜240Cの一部が、ベース溝部52C側へ延びて、第1絶縁シート部25Cを構成している。このようにすれば、回路基板24Cの全ての薄膜で第1絶縁シート部25Cを構成する場合より、第1絶縁シート部25Cを軸方向に薄型化できる。したがって、スピンドルモータ11Cを軸方向により薄型化できる。
具体的には、回路基板24Cを構成する複数の薄膜240Cのうち、粘着材層とポリイミド層の2層を、ベース溝部52C内へ延ばして、第1絶縁シート部25Cとすればよい。そうすれば、最小限の層数で、第1絶縁シート部25Cを構成することができる。したがって、第1絶縁シート部25Cを、軸方向により薄型化できる。
ただし、上記の第2実施形態のように、第1絶縁シート部25と回路基板24とが、別部材であれば、第1絶縁シート部25の材料を、自由に選択できる。すなわち、第1絶縁シート部25の材料が、回路基板24に含まれる材料に限られない。このため、第1絶縁シート部25に、より適した材料を使用できる点で、好ましい。
図11は、他の変形例に係る静止部2Dの部分縦断面図である。図11の例では、第1絶縁シート部25Dが、ベース溝部52Dの径方向内側の端部から、ベース貫通孔51Dを構成する筒状面510Dに沿って、上方へ延びている。そして、第1絶縁シート部25Dの端部が、内側底部212Dの上面に達している。また、第1絶縁シート部25Dは、筒状面510Dを覆う絶縁部28Dに、接触している。このように、第1絶縁シート部25Dの端部は、必ずしも貫通孔51D内に位置していなくてもよい。
図12は、他の変形例に係るベース部の部分下面図である。図12の例では、第1絶縁シート部25Eが、内側シート部251Eと外側シート部252Eとを有する。内側シート部251Eは、ベース溝部52E内に位置している。外側シート部252Eは、ベース溝部52Eより径方向外側に位置している。そして、外側シート部252Eの周方向の幅が、内側シート部251Eおよびベース溝部52Eの周方向の幅より広い。
このようにすれば、ベース溝部52Eの径方向外側の端部から周方向両側へ広がる一対の端面215Eと、外側シート部252Eの径方向内側の端縁部とが、径方向に対向する。このため、一対の端面215Eを利用して、第1絶縁シート部25Eを径方向に位置決めできる。
図13は、他の変形例に係る第1絶縁シート部25Fおよび第2絶縁シート部26Fの平面図である。図13の第2絶縁シート部26Fは、径方向外側の端縁部から径方向内側へ向けて凹んだ切り欠き261Fを有する。スピンドルモータ11の製造後には、切り欠き261の径方向内側の端部が、ベース貫通孔の上端部に位置する。また、図13の例では、第2絶縁シート部26Fの切り欠き261Fを形成するために切り落とされる部分を利用して、第1絶縁シート部25が形成されている。第1絶縁シート部25の形状は、切り欠き261Fの形状と一致していてもよく、切り欠き261Fより小さくてもよい。このようにすれば、樹脂材料の廃棄量を低減できる。
図14は、他の変形例に係る静止部2Gの部分縦断面図である。図14のベース部21Gは、ベース貫通孔51Gの下側開口の縁に、下面取り面513Gを有する。下面取り面513Gは、平面視において、第1絶縁シート部25Gの一部分と重なる。また、図14のベース部21Gは、ベース貫通孔51Gの上側開口の縁に、上面取り面514Gを有する。上面取り面514Gは、平面視において、第2絶縁シート部26Gの一部分と重なる。このようにすれば、ベース貫通孔51Gの内径を全体的に拡大することなく、第1絶縁シート部25Gおよび第2絶縁シート部26Gのそれぞれの撓み可能な部分を、拡大できる。このため、導線421Gに掛かる応力が、より低減される。なお、ベース部21Gは、下面取り面513Gおよび上面取り面514に代えて、縦断面において曲線状のラウンド面を有していてもよい。
また、図14のように、下面取り面513Gおよび上面取り面514Gを設ければ、ベース貫通孔51Gを構成する円筒面510Gの上下の端部に形成される角部が、緩やかとなる。これにより、導線421Gに掛かる外力が、より低減される。したがって、導線421Gを覆う保護膜の損傷が、より抑制される。
また、上記の第2実施形態および各変形例では、第1絶縁シート部と内側底部との間に、絶縁部が設けられていたが、これに限られない。例えば、第1絶縁シート部によって、導線とベース部との接触が防止できるのであれば、当該絶縁部を省略してもよい。
また、回路基板は、環状壁部の下面まで広がっていてもよい。そして、回路基板のうち、環状壁部の下面に位置する部分に、ランド部を配置し、当該ランド部に導線が半田付けされていてもよい。
また、回路基板は、必ずしもフレキシブルプリント基板でなくてもよい。回路基板は、例えば、コネクタ等のリジッド基板であってもよい。
本発明のスピンドルモータは、種々のディスク駆動装置に適用することができる。ディスク駆動装置は、磁気ディスク以外のディスク、例えば、光ディスクを回転させるものであってもよい。ただし、本発明によれば、ディスク駆動装置を、軸方向に特に薄型化できる。したがって、薄型のノート型PCやタブレット型PC向けのディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータに、本発明は特に有用である。
また、上記の実施形態では、スリーブが静止部に属し、シャフトが回転部に属する、いわゆる軸回転型のモータについて説明した。しかしながら、本発明のモータは、シャフトが静止部に属し、スリーブが回転部に属する、いわゆる軸固定型のモータであってもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、スピンドルモータおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2,2A,2D,2G 静止部
3,3A 回転部
9 中心軸
11,11A,11B,11C スピンドルモータ
12 磁気ディスク
13 アクセス部
14 カバー
15 軸受機構
21,21A,21C,21G ベース部
22,22A 電機子
23 スラストヨーク
24,24A,24B,24C 回路基板
25,25A,25B,25C,25D,25E,25F,25G 第1絶縁シート部
26,26F 第2絶縁シート部
27 静止軸受ユニット
28,28D 絶縁部
29 接着剤
31 シャフト
32 ハブ
33 環状部材
34,34A マグネット
41 ステータコア
42,42A コイル
51,51A,51D,51G ベース貫通孔
52,52A,52B,52C,52D,52E ベース溝部
211 円筒部
212,212D 内側底部
212A 底部
213 環状壁部
214,214B 外側底部
215E 端面
240C 薄膜
241,241A ランド部
251E 内側シート部
252E 外側シート部
261F 切り欠き
421,421A,421D,421G 導線
510,510D,510G 筒状面
513G 下面取り面
514G 上面取り面

Claims (24)

  1. 静止部と、
    上下に延びる中心軸を中心として回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記静止部は、
    金属製のベース部と、
    前記ベース部の上方に位置する電機子と、
    前記ベース部の下面に配置され、前記電機子のコイルと電気的に接続される回路基板と、
    を有し、
    前記回転部は、
    前記電機子との間でトルクを発生させるマグネット
    を有し、
    前記ベース部は、
    前記電機子の下側に位置する環状の底部と、
    前記底部を軸方向に貫通するベース貫通孔と、
    前記ベース部の下面に配置され、前記ベース貫通孔の下端部から径方向外側へ延びるベース溝部と、
    を有し、
    前記ベース溝部内の底面に、第1絶縁シート部が、接着剤または粘着材で固定され、
    前記コイルから延びる導線が、前記ベース貫通孔を通って前記ベース溝部内へ引き出され、前記第1絶縁シート部の下面に沿って径方向外側へ延び、前記底部より径方向外側において、前記回路基板のランド部に半田付けされ、
    前記第1絶縁シート部の厚みは、前記ランド部における前記回路基板の厚みより薄く、
    平面視において、前記第1絶縁シート部の一部分と、前記ベース貫通孔の下側開口とが、重なるスピンドルモータ。
  2. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記静止部は、
    前記ベース部の表面の少なくとも一部分を覆う絶縁部
    をさらに有し、
    前記第1絶縁シート部の厚みは、前記絶縁部の厚みより厚いスピンドルモータ。
  3. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記静止部は、
    前記ベース部の表面の少なくとも一部分を覆うめっき層
    をさらに有し、
    前記第1絶縁シート部の厚みは、前記めっき層の厚みより厚いスピンドルモータ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ベース部は、前記ベース貫通孔の下側開口の縁に、面取り面またはラウンド面を有し、
    平面視において、前記第1絶縁シート部は、前記面取り面または前記ラウンド面と重なるスピンドルモータ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部と前記回路基板とが、別部材であるスピンドルモータ。
  6. 請求項5に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部の下面の一部分と、前記回路基板の上面の一部分とが、接触しているスピンドルモータ。
  7. 請求項5に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部の径方向外側の端部は、前記回路基板の径方向内側の端部より、径方向内側に位置し、
    前記ベース部は、前記第1絶縁シート部の径方向外側の端部と、前記回路基板の径方向内側の端部との間に、傾斜面または段差面を有するスピンドルモータ。
  8. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部は、前記回路基板の一部分であるスピンドルモータ。
  9. 請求項8に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記回路基板は、軸方向に積層された複数の薄膜により構成され、
    複数の前記薄膜の一部分が、前記ベース溝部内へ延びて、前記第1絶縁シート部を構成しているスピンドルモータ。
  10. 請求項9に記載のスピンドルモータにおいて、
    複数の前記薄膜のうち、粘着材層とポリイミド層との2層が、前記ベース溝部内へ延びて、前記第1絶縁シート部を構成しているスピンドルモータ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部の径方向内側の端部が、前記ベース貫通孔の径方向外側の端部より径方向内側に位置するとともに、前記ベース貫通孔を構成する筒状面から離れており、
    前記第1絶縁シート部の前記端部に、前記導線が接触しているスピンドルモータ。
  12. 請求項11に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部は、前記ベース貫通孔の径方向外側の端部より径方向内側において、上方へ撓んでいるスピンドルモータ。
  13. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部は、前記ベース溝部の径方向内側の端部から、前記ベース貫通孔を構成する筒状面に沿って、上方へ延びているスピンドルモータ。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部の径方向内側の端部は、前記ベース貫通孔を構成する筒状面の径方向内側の端部より、径方向外側に位置し、
    前記ベース貫通孔より径方向内側における前記ベース部の軸方向の厚みは、前記ベース溝部における前記ベース部の軸方向の厚みより、厚いスピンドルモータ。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第1絶縁シート部は、
    前記ベース溝部内に位置する内側シート部と、
    前記ベース溝部より径方向外側に位置する外側シート部と、
    を有し、
    前記外側シート部の周方向の幅は、前記内側シート部の周方向の幅より広いスピンドルモータ。
  16. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ベース溝部は、前記第1絶縁シート部と径方向に接触する壁面を有するスピンドルモータ。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ベース溝部および前記第1絶縁シート部のそれぞれの周方向の幅が、径方向外側へ向かうにつれて段階的に広がっているスピンドルモータ。
  18. 請求項17に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記回路基板の各ランド部の中心が、前記ベース溝部の径方向外側の端部における両壁面を、径方向外側へ延長した一対の仮想線の間に、位置しているスピンドルモータ。
  19. 請求項1から請求項18までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ランド部は、長径と短径とを有する略楕円形であり、前記長径が、前記ベース貫通孔を中心とする略放射状の線に沿って、配列されているスピンドルモータ。
  20. 請求項1から請求項19までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記静止部は、
    前記ベース部の上面に配置された第2絶縁シート部
    をさらに有し、
    前記第2絶縁シート部の厚みは、前記ランド部における前記回路基板の厚みより薄く、
    平面視において、前記第2絶縁シート部の一部分と、前記ベース貫通孔の上側開口の径方向内側の端部とが、重なるスピンドルモータ。
  21. 請求項20に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記第2絶縁シート部は、径方向外側の端縁部から前記ベース貫通孔の上端部へ向けて凹んだ切り欠きを有し、
    前記第1絶縁シート部は、前記切り欠きより小さいスピンドルモータ。
  22. 請求項1から請求項21までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記静止部は、
    前記ベース貫通孔を封止する封止材
    をさらに有するスピンドルモータ。
  23. 請求項22に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記封止材は、前記ベース貫通孔内および前記ベース溝部内に、配置されているスピンドルモータ。
  24. 請求項1から請求項23までのいずれかに記載のスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータの前記回転部に支持された前記ディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記スピンドルモータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を有するディスク駆動装置。
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