JP2016111907A - スピンドルモータ、およびディスク駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベース引き出し孔に通される引き出しワイヤが孔縁に接触することを抑制し、気体の出入りを防止できるスピンドルモータ、およびディスク駆動装置を提供する。【解決手段】上面40Aと、下面40Bと、上面40Aおよび下面40Bを連通するベース部貫通孔42と、を有する金属製のベース部40を有し、下面40Bに配置され、ベース部貫通孔42の少なくとも一部を覆い、引出線34が接触する絶縁シート部52と、ベース部貫通孔42に充填される第1封止材43aと、ベース部貫通孔42の少なくとも一部を覆う第2封止材54aと、を有し、第1封止材43aの線膨張係数は、ベース部40の線膨張係数より大きく、第2封止材54aの線膨張係数より小さい、スピンドルモータ1を採用する。【選択図】図10

Description

本発明は、スピンドルモータ、およびディスク駆動装置に関する。
ハードディスクドライブなどのディスク駆動装置は、記録ディスクを回転させるスピンドルモータを備える。特許文献1に記載されたスピンドルモータは、ベースにベース引き出し孔を有する。ベース引き出し孔には、コイルの引き出しワイヤが通される。引き出しワイヤは、ベースの下面に配置された配線部材に対しはんだ付けされている。
特開2012−151940号公報
引き出しワイヤがベース引き出し孔において斜めに引き出されると、特許文献1の図3に示すように、引き出しワイヤがベース引き出し孔の孔縁と接触する。引き出しワイヤが孔縁と接触すると、引き出しワイヤの皮膜が損傷する場合がある。引き出しワイヤの皮膜が損傷すると、皮膜が剥がれ絶縁が維持できなくなる。また、皮膜が剥がれた引き出しワイヤとベースとが電気的に接続され、短絡が生じる。
また、引き出しワイヤとベース引き出し孔との間、および引き出しワイヤと配線部材との間に隙間が介在する。隙間が介在すると、ディスク駆動装置の内部空間と外部空間との間で、当該隙間を介した気体の出入りが生じる。
本発明の一つの態様は、ベース引き出し孔に通される引き出しワイヤが孔縁に接触することを抑制し、気体の出入りを防止できるスピンドルモータ、およびディスク駆動装置を提供することを目的の一つとする。
本開示の一態様によれば、ロータマグネットを有するロータ部と、前記ロータ部を前記ロータ部の上下方向に延びる中心軸周りに回転可能に支持する軸受部と、上面と、下面と、前記上面および前記下面を連通するベース部貫通孔と、を有する金属製のベース部と、前記上面に配置され、前記ロータマグネットと隙間を介し対向するコイルを有するステータ部と、前記下面に配置される配線基板と、を備え、前記コイルは、前記ベース部貫通孔を通って前記上面から前記下面に引き出される引出線を有し、前記配線基板は、前記引出線が接続されるランド部を有し、前記下面に配置され、前記ベース部貫通孔の少なくとも一部を覆い、前記引出線が接触する絶縁シート部と、前記ベース部貫通孔に充填される第1封止材と、前記ベース部貫通孔の少なくとも一部を覆う第2封止材と、を有し、前記第1封止材の線膨張係数は、前記ベース部の線膨張係数より大きく、前記第2封止材の線膨張係数より小さい、スピンドルモータが提供される。
本開示の一態様によれば、引出線が、ベース部貫通孔を構成するベース部の内壁面に接することが抑制される。本開示の一態様によれば、ベース部貫通孔を介した気体の出入りが防止される。本開示の一態様を有するスピンドルモータ、およびディスク駆動装置を提供できる。
好ましい実施形態におけるスピンドルモータを備えるディスク駆動装置を示す縦断面図である。 好ましい実施形態におけるベース部を示す底面図である。 図2におけるA−A断面図である。 好ましい実施形態における配線基板を示す底面図である。 図4におけるB−B断面図である。 好ましい実施形態の一変形例におけるベース部を示す底面図である。 図6におけるC−C断面図である。 好ましい実施形態の一変形例における絶縁シート部を示す縦断面図である。 好ましい実施形態の一変形例におけるベース部貫通孔の内壁面を示す縦断面図である。 図3の詳細図である。 好ましい実施形態の一変形例における第2封止材を示す底面図である。 好ましい実施形態の一変形例における第2封止材を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、好ましい実施形態について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等と、を異ならせる場合がある。
図1は、好ましい実施形態におけるスピンドルモータ1を備えるディスク駆動装置100を示す縦断面図である。
ディスク駆動装置100は、ハードディスクドライブである。ディスク駆動装置100は、スピンドルモータ1と、ディスク101と、アクセス部102と、を有する。スピンドルモータ1は、情報を記録するディスク101を中心軸J周りに回転させる。アクセス部102は、ディスク101に対して情報の読み出しおよび書き込みの少なくともいずれか一方を行う。
ディスク駆動装置100は、ハウジング103を有する。ハウジング103は、スピンドルモータ1のベース部40と、カバー部材104と、を含む。ベース部40の開口にカバー部材104が嵌められて、ハウジング103が構成される。ハウジング103には、ディスク101およびアクセス部102が収容される。ハウジング103には、例えば、ヘリウムガスが充填されている。なお、ハウジング103には、水素ガス、空気等が充填されていてもよい。
ディスク駆動装置100は、ディスク101を複数有する。ディスク駆動装置100は、ディスク101の間に配置されるスペーサ105を有する。複数のディスク101は、スピンドルモータ1に支持される。具体的には、スピンドルモータ1のロータ部10に支持される。ロータ部10は、複数のディスク101を支持するクランプ部材11を有する。ディスク駆動装置100は、クランプ部材11とディスク101との間に配置されるスペーサ106を有する。複数のディスク101は、ロータ部10と共に中心軸J周りに回転する。
アクセス部102は、ヘッド107と、アーム108と、ヘッド移動機構109と、を有する。ヘッド107は、ディスク101の表面に接近して情報の読み出しおよび書き込みの少なくともいずれか一方を磁気的に行う。ヘッド107は、アーム108に支持される。アーム108は、ヘッド移動機構109に支持される。
スピンドルモータ1は、ロータ部10と、軸受部20と、ステータ部30と、ベース部40と、配線基板50と、を有する。ロータ部10は、クランプ部材11と、ロータハブ12と、ロータマグネット13と、を有する。
軸受部20は、ロータ部10をロータ部10の上下方向に延びる中心軸J周りに回転可能に支持する。軸受部20は、シャフト21と、スリーブ22と、を有する。シャフト21は、ベース部40に対して固定される。シャフト21とスリーブ22とは、隙間を介し対向する。隙間には、潤滑油、ガス等の流体が充填される。
ステータ部30は、コイル31と、ステータコア32と、を有する。コイル31は、ロータマグネット13と隙間を介し対向する。ステータ部30は、コイル31を複数有する。複数のコイル31は、ステータコア32に支持される。ステータコア32は、磁性体を複数積層した積層構造体である。ステータコア32には、外側に突出する突極33が設けられる。複数の突極33のそれぞれには、コイル31が巻かれる。
ベース部40は、上面40Aと下面40Bとを有する。ベース部40は、ステータ部30を上面40Aに支持する。上面40Aは、ハウジング103の内側を向く面である。ベース部40は、例えば、鋳造にて成型される。ベース部40は、アルミダイキャストである。ベース部40は、ステータ支持部41と、ベース部貫通孔42と、を有する。ステータ支持部41は、ベース部40の上面40Aに配置される。ステータ支持部41は、例えば、筒状、多角形状等である。ステータ支持部41の外側には、ステータコア32が配置される。
ベース部貫通孔42は、ベース部40の上面40Aと下面40Bとを連通する。下面40Bは、ハウジング103の外側を向く面である。ベース部貫通孔42は、好ましくは中心軸Jと平行または略平行に延びる。ベース部貫通孔42には、コイル31の引出線34が通される。スピンドルモータ1は、ベース部貫通孔42と引出線34との間を充填する封止材43を有する。封止材43は、例えば、接着剤である。配線基板50は、ベース部40の下面40Bに配置される。配線基板50は、ベース部貫通孔42を通って下面40Bに引き出された引出線34と接続される。
図2は、好ましい実施形態におけるベース部40を示す底面図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。
以下の図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す上下方向に延びる中心軸Jと平行な方向とする。Y軸方向は、Z軸に直交し、図2において引出線34が引き出される方向と平行な方向とする。X軸方向は、Z軸およびY軸に直交する方向とする。なお、「平行な方向」とは略平行な方向も含む。また、「直交」とは、略直交も含む。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側)を「下側」と記す。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、以下の説明においては、図3に示すベース部貫通孔42の中心を通る中心軸J1を基準に位置関係や位置を規定する。特に断りのない限り、中心軸J1と平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と記し、中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と記し、中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と記す。
図2に示すように、ベース部40は、ベース部貫通孔42を複数有する。ベース部40は、ベース部貫通孔42を4つ有する。コイル31は、引出線34を複数有する。コイル31は、引出線34を4本有する。複数のベース部貫通孔42のそれぞれには、複数の引出線34のいずれか一本が通される。すなわち、一つのベース部貫通孔42には、一本の引出線34が通される。ベース部貫通孔42の大きさを一本の引出線34が通れるだけの大きさまで小さくできるため、気密性を高めることができる。また、ベース部貫通孔42に複数の引出線34が通ることがないため、複数の引出線34が接触することによる封止材43の充填不良を防止できる。コイル31は、3つのコイル群により構成される。3つのコイル群は、それぞれU相群、V相群、W相群である。なお、ベース部貫通孔42の数は4つに限らず、1つ、または、4つ以外の複数個でも良い。また、引出線34の数も4本に限らず、1本、または、4本以外の複数本でも良い。
3つのコイル群は、それぞれ1本の導線が複数のコイル31となる。導線は、絶縁被膜有するエナメル線である。3つのコイル群における3本の導線の一方の端部は、引出線34として引き出される。また、3つのコイル群における3本の導線の他方の端部は、1本に寄り合わされてコモン線として引き出される。以下、コモン線も1本の引出線34として記す。このように、4本の引出線34が、ベース部40から引き出される。
配線基板50は、フレキシブル回路基板である。配線基板50は、ベース部40の下面40Bに固定されている。配線基板50は、ランド部51と、絶縁シート部52と、を有する。ランド部51は、ベース部貫通孔42から径方向(Y軸方向)で離れた位置に配置される。ランド部51は、ベース部貫通孔42を通って上面40Aから下面40Bに引き出された引出線34と接続される。
配線基板50は、ランド部51を複数有する。配線基板50は、ランド部51を4つ有する。複数のランド部51のそれぞれには、複数の引出線34のいずれか一本が接続される。すなわち、一つのランド部51には、一本の引出線34が接続される。ランド部51は、短辺がY軸方向に延び、長辺がX軸方向に延びる長方形状である。ランド部51には、半田53を介して引出線34が接続される。引出線34、ランド部51、および半田53は、モールド材54で覆われる。モールド材54は、樹脂製が好ましい。モールド材54は、例えば熱硬化型の接着剤である。なお、モールド材54は、接着剤以外も可能であり、例えばシート状の部品でもよいし、接着剤以外の樹脂材料でもよい。
図3に示すように、ベース部貫通孔42は、上側開口部44と、下側開口部45と、を有する。上側開口部44は、ベース部40の上面40Aに開口する。下側開口部45は、ベース部40の下面40Bに開口する。上側開口部44は、平面視で円形である。上側開口部44を構成するベース部40の内壁面は面取されていて、軸方向において上面40Aから下面40Bに向かうに連れて内径が小さくなる傾斜状である。なお、上側開口部44を構成するベース部40の内壁面は、以下、上側開口部44の内壁面と記す。下側開口部45は、平面視で円形である。下側開口部45を構成するベース部40の内壁面は面取されていて、軸方向において下面40Bから上面40Aに向かうに連れて内径が小さくなる傾斜状である。なお、下側開口部45を構成するベース部40の内壁面は、以下、下側開口部45の内壁面と記す。
図3に示すように、下側開口部45の開口面積は、上側開口部44の開口面積よりも大きい。ベース部40の上面40Aには、絶縁シートガイド46が配置される。絶縁シートガイド46は、ベース部40の上面40Aにおいて、上側開口部44に通される引出線34を位置決めする。絶縁シートガイド46は、上側開口部44の少なくとも一部を覆う。絶縁シートガイド46は、ガイド貫通孔47を有する。ガイド貫通孔47は、平面視において上側開口部44と重なる。なお、絶縁シートガイド46の下面は、粘着層を介してベース部40の上面40Aに固定されてもよい。
ガイド貫通孔47の開口面積は、引出線34の断面積よりも大きい。このため、引出線34は、ガイド貫通孔47を通ることができる。また、ガイド貫通孔47の開口面積は、上側開口部44の開口面積よりも小さい。このため、ガイド貫通孔47は、上側開口部44の内壁面と接触しない。したがって、引出線34の絶縁被膜の損傷が抑制される。また、仮に、引出線34の絶縁被膜が損傷したとしても、引出線34は、上側開口部44の内壁面と接触しない。したがって、引出線34と上側開口部44の内壁面とが電気的に接続されることによる短絡を防止できる。
絶縁シートガイド46は、好ましくは樹脂製である。絶縁シートガイド46は、熱可塑性を有する。絶縁シートガイド46には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等が使用される。絶縁シートガイド46に使用される樹脂の融点は、ベース部40を構成する金属の融点よりも低い。ガイド貫通孔47は、絶縁シートガイド46をベース部40の上面40Aに配置した後、キセノンランプ等の光の照射による溶融によって形成される。
したがって、絶縁シートガイド46を精度よく位置決めせずとも、上側開口部44と重なる位置に、精度よくガイド貫通孔47を形成することができる。この絶縁シートガイド46を使用することで、例えば円筒状の絶縁性ブッシングをベース部貫通孔42に配置する構成よりも、上側開口部44の開口面積およびベース部貫通孔42の面積を相対的に小さくすることができる。したがって、ハウジング103の内側に充填されたヘリウムガスが、ハウジング103の外側へ漏れることを抑制できる。
ベース部貫通孔42は、下側開口部45と上側開口部44との間に、第1開口部48と、第2開口部49と、を有する。第1開口部48は、下側開口部45に連通する。すなわち、第1開口部48は、下側開口部45の上側(+Z側)に配置される。第2開口部49は、第1開口部48に連通する。すなわち、第2開口部49は、第1開口部48の上側(+Z側)に配置される。上側開口部44は、第2開口部49に連通する。すなわち、上側開口部44は、第2開口部49の上側(+Z側)に配置される。
第1開口部48を構成するベース部40の内壁面は、筒状である。第1開口部48を構成するベース部40の内壁面は、以下、第1開口部48の内壁面と記す。第1開口部48は、第1の内径D1を有する。第2開口部49を構成するベース部40の内壁面は、筒状である。第2開口部49を構成するベース部40の内壁面は、以下、第2開口部49の内壁面と記す。第2開口部49は、第1の内径D1よりも小さい第2の内径D2を有する。第2の内径D2は、ベース部貫通孔42における内径のなかで最も小さい。封止材43は、少なくとも第2開口部49において、ベース部貫通孔42と引出線34との間を充填する。封止材43は、樹脂製が好ましい。封止材43は、例えば熱硬化型の接着剤である。なお、封止材43は、接着剤以外でもよく、例えば接着剤以外の樹脂材料でもよい。
ベース部貫通孔42が、下側開口部45に連通する第1開口部48よりも内径が小さい第2開口部49を有するため、ガスの抜け道が狭くなり、気密性を高めることができる。また、第1開口部48は、第2開口部49よりも内径が大きいため、ベース部貫通孔42への封止材43の注入時における余剰分を受けるバッファとして機能する。
また、ベース部貫通孔42と引出線34との間が、封止材43によって封止されるため、気密性を高めることができる。また、ベース部貫通孔42と引出線34との間に封止材43が配置されるため、引出線34がベース部貫通孔42の内壁面に接触することを抑制できる。
図3に示すように、ベース部40の下面40Bには、絶縁シート部52が配置される。絶縁シート部52は、ベース部貫通孔42の少なくとも一部を覆い、引出線34が接触する。絶縁シート部52においてベース部貫通孔42の少なくとも一部を覆う端縁55は、平面視においてベース部貫通孔42と重なる。端縁55は、以下、絶縁シート部52の端縁55と記す。絶縁シート部52の端縁55は、ベース部貫通孔42の径方向内側に配置される。より具体的には、絶縁シート部52の端縁55は、第2の内径D2における径方向外側に位置する内壁面よりも径方向内側に配置される。
絶縁シート部52の端縁55は、ベース部貫通孔42の中心よりも径方向外側(−Y側)に配置される。なお、絶縁シート部52の端縁55は、ベース部貫通孔42の中心と同一の位置に配置されてもよい。絶縁シート部52の端縁55に接触した引出線34が、ベース部貫通孔42のおよそ中心軸J1を通って引き出される。したがって、引出線34をベース部貫通孔42の内壁面に接触させることなく、引出線34を中心軸J1と平行な方向に引き出すことができる。
絶縁シート部52は、図2に示すように、複数のベース部貫通孔42のそれぞれの少なくとも一部を覆う。すなわち、絶縁シート部52の端縁55は、平面視において複数のベース部貫通孔42のそれぞれと重なる。図3に示すように、絶縁シート部52は、引出線34の直径よりも大きい厚みT2を有する。より具体的には、絶縁シート部52の端縁55の厚みが引出線34の直径よりも大きい。引出線34が端縁55に接触しても絶縁シート部52が撓み難くなる。このため、径方向に引っ張られる引出線34とベース部貫通孔42の内壁面との距離を一定に保てる。したがって、ベース部貫通孔42に通されるコイル31の引出線34がベース部貫通孔42の内壁面に接触することを抑制できる。絶縁シート部52の厚みT2は、ランド部51の厚みT1よりも厚い。
図4は、好ましい実施形態における配線基板50を示す底面図である。
図4に示すように、絶縁シート部52は、配線基板50の一部である。絶縁シート部52の端縁55は、径方向外側(−Y側)に窪む切り欠き56を有する。切り欠き56は、平面視において略円弧状である。切り欠き56の半径は、引出線34の半径よりも大きい。切り欠き56の半径は、下側開口部45の半径よりも小さい。絶縁シート部52の端縁55は、切り欠き56を複数有する。絶縁シート部52の端縁55は、切り欠き56を4つ有する。
図3に示すように、切り欠き56を構成する絶縁シート部52の内縁部に、引出線34が接触する。切り欠き56を構成する絶縁シート部52の内縁部を、以下、切り欠き56の内縁部と記す。切り欠き56の内縁部は、絶縁シート部52の端面、および、絶縁シート部52の端面の縁の双方を含む。すなわち、切り欠き56の内縁部は、切り欠き56の半径中心を向く円弧状の端面、および、軸方向におよそ垂直に延びる当該端面の縁の双方を含む。図2に示すように、複数の切り欠き56の内縁部のそれぞれには、複数の引出線34のいずれか一本が接触する。すなわち、一つの切り欠き56の内縁部には、一本の引出線34が接触する。
引出線34が切り欠き56の内縁部と接触することで、引出線34の絶縁シート部52の端縁55に対する径方向(X軸方向)の移動が抑制される。したがって、ベース部40の下面40B側に引き出された引出線34を、ベース部貫通孔42に対して正確に位置決めすることができる。このため、ベース部貫通孔42において引出線34を位置決めすることができる。ベース部貫通孔42から下側開口部45まで引出線34を中心軸J1に平行な方向に引き出すことができため、引出線34がベース部貫通孔42の内壁面に接触することを抑制できる。
図5は、図4におけるB−B断面図である。
配線基板50は、図5の紙面右側に示すように、基板粘着材層60、ベースフィルム層61、銅箔層62、およびカバーフィルム層63を有する。基板粘着材層60は、ベース部40に固定される。基板粘着材層60、ベースフィルム層61、銅箔層62、およびカバーフィルム層63は、この順に配置される。
基板粘着材層60は、ベース部40の下側(−Z側)に配置される。ベースフィルム層61は、基板粘着材層60の下側(−Z側)に配置される。銅箔層62は、ベースフィルム層61の下側(−Z側)に配置される。カバーフィルム層63は、銅箔層62の下側(−Z側)に配置される。ベースフィルム層61およびカバーフィルム層63は、好ましくは樹脂製である。ベースフィルム層61およびカバーフィルム層63には、例えば、ポリイミド(PI)が使用される。なお、カバーフィルム層63は、ランド部51を除いて配置される。このため、引出線34は、ランド部51において、銅箔層62と電気的に接続することができる。なお、基板粘着材層60という呼称は、粘着材に限定されず、例えば粘着材層に代えて接着剤層という概念も含む。
絶縁シート部52は、ベース部40に固定されるシート粘着材層70、およびシート粘着材層70の下側(−Z側)に配置される厚肉フィルム層71を有する。絶縁シート部52は、配線基板50の一部である。絶縁シート部52は、ベースフィルム層61、カバーフィルム層63、およびシート粘着材層70として基板粘着材層60を有する。絶縁シート部52において、基板粘着材層60、ベースフィルム層61、および厚肉フィルム層71は、この順に配置される。この構成によれば、配線基板50の作製と同一の工程で、絶縁シート部52における基板粘着材層60、ベースフィルム層61、およびカバーフィルム層63を作製できる。したがって、絶縁シート部52を簡便な工程で作製できる。また、配線基板50および絶縁シート部52をベース部40に一度に固定することができるため、作業性が向上する。なお、シート粘着材層70は、基板粘着材層60と同一であるため、以下、基板粘着材層60と記す。なお、厚肉フィルム層71自体は単層であるが、これに限らず、複数の層が積み重なった積層体であってもよい。
基板粘着材層60は、ベース部40の下側(−Z側)に配置される。ベースフィルム層61は、基板粘着材層60の下側(−Z側)に配置される。カバーフィルム層63は、ベースフィルム層61の下側(−Z側)に配置される。厚肉フィルム層71は、カバーフィルム層63の下側(−Z側)に配置される。厚肉フィルム層71は、好ましくは樹脂製である。好ましい実施形態の厚肉フィルム層71には、例えば、ベースフィルム層61およびカバーフィルム層63と同じポリイミド(PI)が使用される。なお、銅箔層62は、絶縁シート部52を除いて配置される。
基板粘着材層60は、厚みt1を有する。ベースフィルム層61は、厚みt2を有する。銅箔層62は、厚みt3を有する。カバーフィルム層63は、厚みt4を有する。ランド部51の厚みT1は、カバーフィルム層63を除いた厚みである。すなわち、ランド部51の厚みT1は、厚みt1、厚みt2、および厚みt3を加えた厚みである。絶縁シート部52の厚みT2は、銅箔層62を除き、厚肉フィルム層71を加えた厚みである。厚肉フィルム層71は、厚みt5を有する。すなわち、絶縁シート部52の厚みT2は、厚みt1、厚みt2、厚みt4、および厚みt5を加えた厚みである。
具体的に、厚肉フィルム層71の厚みt5は、ベースフィルム層61の厚みt2とカバーフィルム層63の厚みt4との和t24よりも厚い。厚肉フィルム層71は、ベースフィルム層61の厚みt2とカバーフィルム層63の厚みt4との和t24よりも厚いため、簡便な構成で絶縁シート部52の撓みを抑制できる。厚肉フィルム層71の厚みt5は、ベースフィルム層61およびカバーフィルム層63の厚みt24の1.5倍以上である。なお、ベースフィルム層61の厚みt2は、カバーフィルム層63の厚みt3と略同一である。また、厚肉フィルム層71の厚みt5は、好ましくは銅箔層62の厚みt3よりも厚い。厚肉フィルム層71の厚みt5は、銅箔層62の厚みt3の2倍以上である。なお、銅箔層62の厚みt3は、ベースフィルム層61の厚みt2よりも厚い。このように、絶縁シート部52の厚みT2は、ランド部51の厚みT1よりも厚い。なお、ベースフィルム層61とカバーフィルム層63との間には、粘着材または接着剤が介在していてもよい。また、カバーフィルム層63と厚肉フィルム層71との間にも、粘着材または接着剤が介在していてもよい。
図3に示すように、コイル31の引出線34は、ベース部貫通孔42を通り、ベース部40の下面40Bに引き出される。ベース部40の下面40Bに引き出された引出線34は、ベース部貫通孔42から離れて配置されたランド部51に半田付けされる。引き出された引出線34を半田付けする際、引出線34は、ベース部貫通孔42の径方向(Y軸方向)に引っ張られる。径方向に引っ張られた引出線34は、ベース部貫通孔42の内壁面に近づく。
スピンドルモータ1は、ベース部貫通孔42の少なくとも一部を覆う絶縁シート部52を有する。絶縁シート部52は、径方向に引っ張られた引出線34と接触する。絶縁シート部52の厚みT2は、ランド部51の厚みT1よりも厚い。よって、絶縁シート部52は、配線基板50よりも撓み難く、径方向に引っ張られる引出線34を支持できる。このため、ベース部貫通孔42に通されるコイル31の引出線34がベース部貫通孔42の内壁面に接触することを抑制できる。したがって、引出線34とベース部貫通孔42の内壁面との電気的な接続による短絡を防止できる。また、引出線34とベース部貫通孔42の内壁面との接触による耐圧不良を防止できる。
また、厚肉フィルム層71、ベースフィルム層61、およびカバーフィルム層63は、樹脂製である。ベースフィルム層61、カバーフィルム層63、および厚肉フィルム層71が、同じ樹脂製であるため、樹脂材料を同じにすれば、厚みを変えるだけでベースフィルム層61、カバーフィルム層63、および厚肉フィルム層71を作製することができる。したがって、ベースフィルム層61、カバーフィルム層63、および厚肉フィルム層71を別の材料で作製するよりも安価に作製できる。
また、図3に示すように、ベース部貫通孔42は、ベース部40の上面40Aに開口する上側開口部44、およびベース部40の下面40Bに開口する下側開口部45を有し、下側開口部45の開口面積は、上側開口部44の開口面積よりも大きい。この構成によれば、ベース部貫通孔42の少なくとも一部が絶縁シート部52によって覆われても、下側開口部45の絶縁シート部52に覆われない部分の面積を確保することができる。したがって、引出線34を引き出し易くなる。また、下側開口部45から封止材43を注入し易くなる。
なお、好ましい実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。以下の説明において、上述の好ましい実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略または省略する。
絶縁シート部52は、シート粘着材層70、ベースフィルム層61、カバーフィルム層63、および厚肉フィルム層71を有しているが、この構成に限らない。絶縁シート部52の厚みT2がランド部51の厚みT1よりも厚い構成であれば、絶縁シート部52は様々な構成が可能である。
例えば、シート粘着材層70の上側に、ベースフィルム層61および/またはカバーフィルム層63を除いて厚肉フィルム層71が配置されてもよい。この構成では、厚肉フィルム層71の厚みが図5に示す厚みt5より更に厚い構成が好ましい。
また、ベースフィルム層61の厚みt2および/またはカバーフィルム層63の厚みt4を厚くして絶縁シート部52を構成してもよい。この構成では、厚肉フィルム層71を除いてもよい。
図6は、好ましい実施形態の一変形例におけるベース部40を示す底面図である。図7は、図6におけるC−C断面図である。
図6に示すように、絶縁シート部52は、引出線34が通るシート部貫通孔57を有する構成であってもよい。シート部貫通孔57は、平面視において、ベース部貫通孔42と重なる。シート部貫通孔57の内径は、第2開口部49の第2の内径D2よりも小さい。絶縁シート部52は、シート部貫通孔57のほぼ全てを覆っている。
この構成によれば、引出線34をベース部貫通孔42の内壁面に接触させることなく、引出線34を中心軸J1と平行な方向に引き出すことができる。また、図6に示すように、引出線34の径方向および周方向の移動が抑制される。したがって、ベース部40の下面40B側に引き出した引出線34を、ベース部貫通孔42に対して正確に位置決めすることができる。
図8は、好ましい実施形態の一変形例における絶縁シート部52を示す縦断面図である。
図8に示すように、絶縁シート部52は、配線基板50とは別部品であってもよい。絶縁シート部52は、基板粘着材層60とは分離したシート粘着材層70、およびシート粘着材層70の下側(−Z側)に配置される厚肉フィルム層71を有する。厚肉フィルム層71のt5は、ベースフィルム層61、銅箔層62およびカバーフィルム層63の厚みt234よりも厚い。なお、シート粘着材層70の厚みt6は、基板粘着材層60の厚みt1と同一であってもよい。
この構成によれば、配線基板50とは異なる材料で絶縁シート部52を作製できる。このため、絶縁シート部52を様々な材料で作製できる。例えば、厚肉フィルム層71に使用する樹脂材料を、ベースフィルム層61およびカバーフィルム層63とは異なる樹脂材料としてもよい。なお、厚肉フィルム層71自体は単層であるが、これに限らず、複数の層が積み重なった積層体であってもよい。
図9は、好ましい実施形態の一変形例におけるベース部貫通孔42の内壁面を示す縦断面図である。
図9に示すように、ベース部貫通孔42の内壁面は、傾斜状であってもよい。ベース部貫通孔42の内壁面は、軸方向において上面40Aから下面40Bに向かうに連れて内径が小さくなる傾斜状である。傾斜状は、円錐状、四角錘状、および四角以外の多角錘状であってもよい。
この構成によれば、上側開口部44の開口面積は、下側開口部45の開口面積よりも大きい。
また、絶縁シート部52が引出線34に密着し、ベース部貫通孔42の全てを覆う構成であってもよい。
また、厚肉フィルム層71に使用する樹脂材料が、弾力性を有するエラストマーであってもよい。また、厚肉フィルム層71に使用する樹脂材料が、硬化したプラスチックであってもよい。
なお、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
また、好ましい実施形態においては、以下の構成を採用する。
図10は、図3の詳細図である。
図10に示すように、ベース部40は、上面40Aと、下面40Bと、ベース部貫通孔42と、を有する。ベース部40は、金属製である。ベース部40は、アルミニウム合金または鉄系の金属が好ましい。ベース部40は、アルミニウム合金であれば鋳造によって作製される。また、ベース部40は、鉄系であればプレス加工または鍛造によって作製される。
アルミニウム合金としては、例えば、JIS規格で、ADC12(線膨張係数21×10−6/K)、ADC10(線膨張係数22×10−6/K)等が好ましい。鉄系の金属としては、例えば、JIS規格で、SPCC(線膨張係数11.7×10−6/K)、SPCD、SPCE、SUS303(線膨張係数17.3×10−6/K)、SUS304(線膨張係数17.3×10−6/K)等が好ましい。
ベース部40は、ベース部40の表面を覆うコーティング膜81を有する。コーティング膜81は、絶縁性を有する。コーティング膜81は、例えば、電着塗装膜が好ましい。ベース部貫通孔42を構成するベース部40の内壁面は、金属の表面が露出した金属面42aである。ベース部貫通孔42を構成するベース部40の内壁面は、以下、ベース部貫通孔42の内壁面と記す。例えば、ベース部貫通孔42は、ベース部40を電着塗装した後、切削加工によって作製される。このため、ベース部貫通孔42の内壁面は、コーティング膜81で覆われておらず、金属面42aが露出している。
封止材43は、ベース部貫通孔42に充填される第1封止材43aである。第1封止材43aは、熱硬化性の接着剤である。具体的に、第1封止材43aは、エポキシ系の熱硬化性の接着剤である。なお、第1封止材43aは、嫌気性および/または紫外線硬化性の接着剤であってもよい。また、エポキシ系に限らず、例えば、アクリル系の接着剤であってもよい。第1封止材43aは、金属面42aと接触する。より具体的には、第1封止材43aは、金属面42aと引出線34とに接触すると共に、金属面42aと引出線34との間に介在する。第1封止材43aが金属面42aと接触することで、引出線34と金属面42aとの接触を防止できる。
モールド材54は、ベース部貫通孔42の少なくとも一部を覆う第2封止材54aである。第2封止材54aは、熱硬化性の接着剤である。具体的に、第2封止材54aは、エポキシ系の熱硬化性の接着剤である。なお、第2封止材54aは、紫外線硬化性を有していてもよい。第2封止材54aの線膨張係数は、40〜85×10−6/Kが好ましく、より具体的には、60〜80×10−6/Kが好ましい。
一方、第1封止材43aの線膨張係数は、25〜35×10−6/Kが好ましく、より具体的には、28〜32×10−6/Kが好ましい。すなわち、第1封止材43aの線膨張係数は、ベース部40の線膨張係数よりも大きく、第2封止材54aの線膨張係数よりも小さい。スピンドルモータ1の回転時、スピンドルモータ1の使用温度が高くなると、第1封止材43aが膨張し、ベース部貫通孔42に対する密着性が高まる。よって、ベース部貫通孔42を介した気体の出入りが防止される。
また、第1封止材43aは、第2封止材54aよりも膨張しない。すなわち、第1封止材43aに発生する熱応力は小さい。よって、第1封止材43aに亀裂が生じること、および、第1封止材43aがベース部貫通孔42の内壁面から剥がれることが抑制される。なお、第2封止材54aは、ベース部貫通孔42の外側に向かって膨張できるため、第2封止材54aに発生する熱応力は小さい。よって、第2封止材54aにおいても、亀裂が生じること、および、ベース部40の表面から剥がれることが抑制される。
第1封止材43aとベース部40との線膨張係数の差は、10×10−6/K以下が好ましい。第1封止材43aの線膨張係数を、金属製のベース部40の線膨張係数に近づけることにより、ベース部40の膨張に第1封止材43aが追従する。よって、硬化後の第1封止材43aに亀裂等が生じること、および、硬化後の第1封止材43aがベース部貫通孔42の内壁面から剥がれることが抑制される。
ベース部40は、アルミニウム合金の鋳物が好ましい。上述のように、好ましい第1封止材43aの線膨張係数は、25〜35×10−6/Kである。また、好ましいアルミニウム合金の線膨張係数は、21〜22×10−6/Kである。また、好ましい鉄系の金属の線膨張係数は、11.7〜17.3×10−6/Kである。よって、アルミニウム合金の線膨張係数が、鉄系の金属の線膨張係数よりも、第1封止材43aの線膨張係数に近くなる。
第2封止材54aは、絶縁シート部52の端縁55およびベース部貫通孔42の全体を覆う。端縁55は、ベース部貫通孔42の中心軸J1よりも外側に配置される。第2封止材54aは、端縁55の上面、下面、および端面に接触する。また、第2封止材54aは、下側開口部45の全体を覆う。ベース部貫通孔42は、第1封止材43aと、第2封止材54aとで二重に封止される。よって、ベース部貫通孔42を介した気体の出入りが防止される。また、引出線34と端縁55との隙間を介した気体の出入りが防止される。
また、第2封止材54aは、ベース部貫通孔42の内壁面および第1封止材43aに接触する。具体的に、第2封止材54aは、第1開口部48の内壁面および下側開口部45の内壁面に接触する。また、第2封止材54aは、第1封止材43aの下部に接触する。よって、第1封止材43aに加え更に第2封止材54aによってベース部貫通孔42が封止されるため、ベース部貫通孔42を介した気体の出入りがより一層防止される。
図2に示すように、ベース部貫通孔42、絶縁シート部52、およびランド部51が、この順に中心軸Jから離れて配置される。具体的に、ベース部貫通孔42、絶縁シート部52、およびランド部51が、Y軸方向と平行な方向に沿って、中心軸Jから−Y側に順に離れて配置される。図10に示すように、第2封止材54aは、ベース部貫通孔42よりも中心軸Jに近い下面40B1に接触する。よって、絶縁シート部52が配置されない下面40B1を介したベース部貫通孔42への気体の出入りが防止される。
第2封止材54aは、引出線34およびランド部51を覆う。よって、引出線34と配線基板50との隙間を介した気体の出入りが防止される。図2に示すように、コイル31は、引出線34を複数有する。ベース部40は、ベース部貫通孔42を複数有し、一つのベース部貫通孔42には、一本の引出線34が通される。モールド材54を構成する第2封止材54aは、複数の引出線34を一本ずつ覆う。この構成によれば、第2封止材54aの一つ当たりの体積が小さくなるため、第2封止材54aに熱を加えて硬化させる際に、第2封止材54a内に存在する気泡が第2封止材54aの表面から外部に逃げやすくなる。よって、第2封止材54aの気密性が高まる。また、配線基板50と第1封止材42aの下部と第1開口部48の内壁面と下側開口部45の内壁面とによって構成される空間に介在する気体が、隣り合う二つの第2封止材54aの間から外部へ逃げやすくなる。そのため、当該空間において、第2封止材54aと気体との置換が容易に行われ、ベース部貫通孔42の封止性を高めることができる。
引出線34は、図10に示すように、導線35と、半田膜36と、絶縁被膜37と、を有する。半田膜36は、例えば、引出線34の半田上げ工程で作製される。引出線34の半田上げ工程では、先ず、コイル31の端部から引出線34を引き出す。次に、引き出した引出線34の一部を、溶融された半田液に浸す。半田液に浸された絶縁被膜37は溶融し、導線35が露出する。導線35を半田液から引き上げると、導線35に付着した半田液が固化し、半田膜36となる。
導線35の一端部34aは、ランド部51に半田53を介して接続される。半田膜36の一部が、半田53となる。半田膜36は、半田53から導線35の他端部34bに向かって導線35を覆う。他端部34bは、図1に示すように、ベース部40の上面40A側に位置する。また、一端部34aは、ベース部40の下面40B側に位置する。絶縁被膜37は、半田膜36から導線35の他端部34bに向かって導線35を覆う。
図10に示すように、半田膜36と絶縁被膜37との境界38は、ベース部貫通孔42とランド部51との間に位置する。すなわち、半田膜36は、ベース部貫通孔42よりも外側に位置する。半田膜36は、導電性を有する。仮に、半田膜がベース部貫通孔に位置してしまうと、半田膜とベース部貫通孔の内壁面とが接触し、引出線とベース部とが電気的に接続し短絡してしまう。半田膜36と絶縁被膜37との境界38が、ベース部貫通孔42とランド部51との間に位置することで、半田膜36がベース部貫通孔42に位置することを防止できる。また、半田膜36がベース部貫通孔42よりも外側に位置することを目視で確認できる。
なお、好ましい実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。以下の説明において、上述の好ましい実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略または省略する。
図11は、好ましい実施形態の一変形例における第2封止材54aを示す底面図である。
第2封止材54aは、図11に示すように、熱硬化性のシート材80であってもよい。第2封止材54aは、複数の引出線34を一枚で覆う。シート材80は、例えば、熱硬化性樹脂材料の封止シートである。シート材80を加熱すると、複数の引出線34、ベース部40の下面40B、配線基板50、ランド部51、絶縁シート部52等にシート材80が密着し、硬化する。この構成によれば、複数の引出線34を一枚の第2封止材54aで覆うことができるため、作業性が向上する。
図12は、好ましい実施形態の一変形例における第2封止材54aを示す縦断面図である。
第2封止材54aは、図12に示すように、シート部貫通孔57を構成する絶縁シート部52の内壁面に接触する構成であってもよい。さらに、第2封止材54aは、絶縁シート部52の上面および下面に接触する。また、第2封止材54aは、ベース部貫通孔42の内壁面および第1封止材43aに接触する。この構成によれば、引出線34と絶縁シート部52とに介在する隙間を介した気体の出入りが防止される。
なお、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
なお、図11において、熱硬化性のシート材は一枚に限らず、複数枚であってもよい。例えば、一つのシート材が一つのベース部貫通孔を覆ってもよい。また、一つのシート材が二つのベース部貫通孔を覆ってもよい。
また、第2封止材は、接着剤およびシート材以外の封止材であってもよい。
1…スピンドルモータ、10…ロータ部、13…ロータマグネット、20…軸受部、30…ステータ部、31…コイル、34…引出線、34a…一端部、34b…他端部、35…導線、36…半田膜、37…絶縁被膜、38…境界、40…ベース部、40A…上面、40B…下面、40B1…下面、42…ベース部貫通孔、42a…金属面、43…封止材、43a…第1封止材、44…上側開口部、45…下側開口部、48…第1開口部、49…第2開口部、50…配線基板、51…ランド部、52…絶縁シート部、54a…第2封止材、55…端縁、56…切り欠き、57…シート部貫通孔、60…基板粘着材層、61…ベースフィルム層、62…銅箔層、63…カバーフィルム層、70…シート粘着材層、71…厚肉フィルム層、80…シート材、81…コーティング膜、100…ディスク駆動装置、101…ディスク、102…アクセス部、D1…第1の内径、D2…第2の内径、J…中心軸、J1…中心軸、T1…厚み、T2…厚み、t23…厚み、t5…厚み

Claims (13)

  1. ロータマグネットを有するロータ部と、
    前記ロータ部を前記ロータ部の上下方向に延びる中心軸周りに回転可能に支持する軸受部と、
    上面と、下面と、前記上面および前記下面を連通するベース部貫通孔と、を有する金属製のベース部と、
    前記上面に配置され、前記ロータマグネットと隙間を介し対向するコイルを有するステータ部と、
    前記下面に配置される配線基板と、を備え、
    前記コイルは、前記ベース部貫通孔を通って前記上面から前記下面に引き出される引出線を有し、
    前記配線基板は、前記引出線が接続されるランド部を有し、
    前記下面に配置され、前記ベース部貫通孔の少なくとも一部を覆い、前記引出線が接触する絶縁シート部と、
    前記ベース部貫通孔に充填される第1封止材と、
    前記ベース部貫通孔の少なくとも一部を覆う第2封止材と、を有し、
    前記第1封止材の線膨張係数は、前記ベース部の線膨張係数より大きく、前記第2封止材の線膨張係数より小さい、
    スピンドルモータ。
  2. 前記第1封止材は、熱硬化性の接着剤であり、
    前記第1封止材と前記ベース部との線膨張係数の差は、10×10−6/K以下である、
    請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 前記ベース部は、アルミニウム合金の鋳物である、
    請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 前記ベース部貫通孔、前記絶縁シート部、および前記ランド部が、この順に前記中心軸から離れて配置され、
    前記絶縁シート部において前記ベース部貫通孔の少なくとも一部を覆う端縁は、前記ベース部貫通孔の中心、または、前記ベース部貫通孔の中心よりも外側に配置され、
    前記第2封止材は、前記絶縁シート部の端縁および前記ベース部貫通孔の全体を覆う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  5. 前記第2封止材は、前記ベース部貫通孔を構成する前記ベース部の内壁面および前記第1封止材に接触する、
    請求項4に記載のスピンドルモータ。
  6. 前記第2封止材は、前記ベース部貫通孔よりも前記中心軸に近い前記下面に接触する、
    請求項4または5に記載のスピンドルモータ。
  7. 前記第2封止材は、前記引出線および前記ランド部を覆う、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  8. 前記コイルは、前記引出線を複数有し、
    前記ベース部は、前記ベース部貫通孔を複数有し、
    一つの前記ベース部貫通孔には、一本の前記引出線が通される、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  9. 前記第2封止材は、熱硬化性の接着剤であり、
    前記第2封止材は、複数の前記引出線を一本ずつ覆う、
    請求項8に記載のスピンドルモータ。
  10. 前記第2封止材は、熱硬化性のシート材であり、
    前記第2封止材は、複数の前記引出線を一枚で覆う、
    請求項8に記載のスピンドルモータ。
  11. 前記ランド部は、前記ベース部貫通孔から径方向で離れた位置に配置され、
    前記引出線は、
    前記ランド部に半田を介して一端部が接続される導線と、
    前記半田から前記導線の他端部に向かって前記導線を覆う半田膜と、
    前記半田膜から前記導線の他端部に向かって前記導線を覆う絶縁被膜と、を有し、
    前記半田膜と前記絶縁被膜との境界は、前記ベース部貫通孔と前記ランド部との間に位置する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  12. 前記ベース部は、前記ベース部の表面を覆うコーティング膜を有し、
    前記ベース部貫通孔を構成する前記ベース部の内壁面は、金属の表面が露出した金属面であり、
    前記第1封止材は、前記金属面と接触する、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のスピンドルモータ。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータに支持されたディスクと、
    前記ディスクに対して情報の読み出しおよび書き込みの少なくともいずれか一方を行うアクセス部と、を有する、
    ディスク駆動装置。
JP2015035008A 2014-12-04 2015-02-25 スピンドルモータ、およびディスク駆動装置 Active JP6569240B2 (ja)

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