JP2013530929A5 - - Google Patents

Claims (26)

1. Wntシグナル伝達阻害剤としての可能性のある活性について化合物をスクリーニングする方法であって、
   (a)ヒトfrizzled(FZD)受容体のFriドメインを含む第1のポリペプチドに対する化合物の結合親和性を決定する工程であって、該Friドメインが、野生型Friドメインと比較して生物学的結合部位(BBS)において1つまたは複数の置換を含む、工程;
   (b)野生型Friドメインを含む第2のポリペプチドに対する該化合物の結合親和性を決定する工程;および
   (c)第1のポリペプチドに対する該化合物の結合親和性と、第2のポリペプチドに対する該化合物の結合親和性とを比較する工程、
   を含み、該化合物が、第1のポリペプチドに対するよりも第2のポリペプチドに対して高い親和性を有する場合に、該化合物が、可能性のあるWntシグナル伝達阻害剤として同定される、前記方法。
2. 第1のポリペプチドが、FZD受容体の野生型Friドメインを含む第2のポリペプチドと比較して、Wntに対する低い結合親和性を有する、請求項1記載の方法。
3. WntがWnt3Aである、請求項2記載の方法。
4. 野生型Friドメインが、SEQ ID NO:124、120、121、123、126、117〜119、122および125からなる群より選択される配列を有するポリペプチドを含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
5. 野生型Friドメインが、SEQ ID NO:56、40、44、52、64、28、32、36、48、および60からなる群より選択される配列を有するポリペプチドを含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
6. 第1のポリペプチドが、表16より選択されるくぼみの残基の部位における置換を含む、請求項1〜5のいずれか一項記載の方法。
7. 第1のポリペプチドが、表17より選択される部位における1つまたは複数の置換を含む、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
8. 第1のポリペプチドが、Fc領域をさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項記載の方法。
9. ヒトFZD受容体がFZD8、FZD4、またはFZD5である、請求項1〜8のいずれか一項記載の方法。
10. ヒトFZD受容体がFZD8である、請求項1〜8のいずれか一項記載の方法。
11. 第1のポリペプチドにおける1つまたは複数の置換が、F72、L75、I78、またはL121における置換を含む、請求項10記載の方法。
12. 第1のポリペプチドにおける1つまたは複数の置換がF72Y、L75S、I78S、またはL121Sを含む、請求項11記載の方法。
13. Wntシグナル伝達阻害剤としての可能性のある活性について化合物をスクリーニングする方法であって、
    (a)化合物が、ヒトfrizzled(FZD)受容体との結合について、ポリペプチドと競合することができるかどうかを決定する工程であって、該化合物が結合についてポリペプチドと競合する能力は、該化合物がWntシグナル伝達阻害剤としての可能性のある活性を有することを示す、工程、または
    (b)化合物が、ヒトFZD受容体の生物学的結合部位(BBS)からポリペプチドを移動させることができるかどうかを決定する工程であって、該化合物がポリペプチドを移動させる能力は、該化合物がWntシグナル伝達阻害剤としての可能性のある活性を有することを示す、工程
    を含み、該ポリペプチドが、
    (i)SEQ ID NO:112、または
    (ii)SEQ ID NO:108、98〜107、109〜111、および113〜116からなる群より選択される配列と少なくとも約80%同一である配列、
    を含む、前記方法。
14. ポリペプチドが、SEQ ID NO:112、108、98〜107、109〜111、および113〜116からなる群より選択される配列を含む、請求項13記載の方法。
15. ポリペプチドが、SEQ ID NO:112を含む、請求項14記載の方法。
16. ポリペプチドが、SEQ ID NO:108を含む、請求項14記載の方法。
17. ポリペプチドが、SEQ ID NO:112、108、98〜107、および109〜111からなる群より選択される環状ペプチドから本質的になる、請求項13記載の方法。
18. ポリペプチドが、環状ペプチドSEQ ID NO:108から本質的になる、請求項17記載の方法。
19. ポリペプチドが、約100アミノ酸未満の長さである、請求項13〜18のいずれか一項記載の方法。
20. ポリペプチドが、9〜約20アミノ酸の長さである、請求項19記載の方法。
21. ポリペプチドが、改変ポリペプチドである、請求項13〜20のいずれか一項記載の方法。
22. ポリペプチドが、標識されている、請求項13〜21のいずれか一項記載の方法。
23. ヒトFZD受容体がFZD8である、請求項13〜22のいずれか一項記載の方法。
24. ヒトFZD受容体が可溶型である、請求項13〜23のいずれか一項記載の方法。
25. 請求項1〜24のいずれか一項記載の方法によって同定された、剤。
26. (i) SEQ ID NO:108、98〜107、109〜111、および113〜116からなる群より選択される配列と少なくとも約80%同一である配列
    (ii) SEQ ID NO:112、または
    (iii)ヒトfrizzled(FZD)受容体のFriドメインであって、Friドメインが、野生型Friドメインと比較して生物学的結合部位(BBS)において1つまたは複数の置換を含む、前記Friドメイン
    を含む、単離されたポリペプチド。