JP2014518883A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. ＤＲ３とＴＬ１Ａとの間の相互作用を遮断する薬剤を含んでなる、炎症性又は自己免疫性疾病を治療するための医薬組成物。
2. 前記ＤＲ３とＴＬ１Ａとの間の相互作用が、ＤＲ３および／またはＴＬ１Ａの内因性レベルを減少させることによって遮断される、請求項１に記載の組成物。
3. 前記薬剤が、ＤＲ３ Ｆｃ融合タンパク質、抗ＤＲ３抗体、抗ＴＬ１Ａ抗体、およびＤＲ３プレリガンドアセンブリードメイン（ＰＬＡＤ）を含んでなるペプチドから選択される１つまたはそれ以上である、請求項１に記載の組成物。
4. 前記ペプチドが、配列Ｒ^１−ＤＲ３ ＰＬＡＤ−Ｒ^２ を有し、ここで、ＤＲ３ ＰＬＡＤは、配列番号：２のアミノ酸４３−５８を含んでなり、そしてここで、Ｒ^１及びＲ^２が、所望によりＨ、アシル、ＮＨ_２、アミノ酸又はペプチドである、請求項３に記載の組成物。
5. 前記炎症性又は自己免疫性疾病が、喘息、多発性硬化症、リウマチ様関節炎、炎症性腸疾患、１型糖尿病、移植片対宿主病、またはＴ細胞の成分による自己免疫性疾病である、請求項１に記載の組成物。
6. 抗炎症剤を同定するための方法であって、前記方法の工程が、
   （ａ）ＤＲ３及びＴＬ１Ａを含んでなる試料を用意し、
   （ｂ）試料を、候補薬剤と接触させ、
   （ｃ）ＤＲ３／ＴＬ１Ａ結合のレベルを検出し、
   （ｄ）結合レベルを対照と比較すること
   を含んでなり、対照と比較したＤＲ３／ＴＬ１Ａ結合における減少が抗炎症剤を同定する、前記方法。
7. ＴＬ１Ａに特異的に結合するモノクローナル抗体。
8. ヒトＴＬ１Ａ及びマウスＴＬ１Ａからなる群に特異的に結合する、請求項７に記載のモノクローナル抗体。
9. 前記モノクローナル抗体がヒト化されている、請求項７又は８に記載のモノクローナル抗体。
10. 前記モノクローナル抗体がヒト化されており、ここで、前記抗体が、一つのアミノ酸配列を含んでなるヒト化重鎖可変領域、及び一つのアミノ酸配列を含んでなるヒト化軽鎖可変領域を含んでなる、請求項８又は９に記載のモノクローナル抗体。
11. 前記抗体が、抗ヒトＴＬ１Ａクローン１Ａ９、抗ヒトＴＬ１Ａクローン１Ｃ６、抗マウスＴＬ１Ａクローン１２Ｂ１２．６、または抗マウスＴＬ１Ａクローン５Ｇ４．６である、請求項７に記載のモノクローナル抗体。
12. 前記抗ＴＬ１Ａ抗体が、クローン１Ａ９及びクローン１Ｃ６からなる群から選択される、請求項３に記載の組成物。