JP2013507764A - ウェーハ支持部材、その製造方法及びこれを備えるウェーハ研磨ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェーハの研磨工程で発生し得るウェーハのフロント面の損傷を防止できる、ウェーハ支持部材、その製造方法及びこれを備えるウェーハ研磨ユニットを提供すること。
【解決手段】本発明の一実施例は、ベース基板;前記ベース基板の端に既設定された幅で接着され、端縁がラウンド加工された支持部;前記支持部の縁上に備わるコーティング層を備える。
【選択図】図4

Description

本発明の実施例は、ウェーハの研磨装置に係り、より詳細には、半導体素子用シリコンウェーハの製造工程のうち最終の研磨工程においてウェーハと接触するパッドであるテンプレートアセンブリに関する。
半導体素子製造の材料としてウェーハ(wafer)が広く用いられているが、ウェーハとは、シリコンのような半導体材料の結晶を円柱状に成長させた鋳塊を薄くスライスした円盤状の板である。
通常、半導体素子用のシリコンウェーハの製造工程においては、円筒形のシリコン(インゴット)を個々のウェーハに切断するスライス(slicing)工程を経る。このとき、切断されたウェーハの表面には凹凸が生じるので、研磨による平坦化工程を通さなければならない。
ウェーハの研磨装置は、定盤と装着ブロックと研磨ユニットと中心ガイド(center guide)及び外部ガイド(out guide)を備えてなる。そして、該研磨ユニットが回転しながら、定盤に供給された研磨布と研磨溶液の相互作用によりウェーハの研磨が行われる。
このとき、研磨ユニットがウェーハに圧力を加える方法は次の通りである。
テンプレートアセンブリ(template assembly)などのウェーハ支持部材上にウェーハが備わり、該ウェーハ支持部材が装着ブロックに接着される。そして、該研磨ユニットが該装着ブロックに所定の圧力を加えながら回転する時、ウェーハと研磨布との間に摩擦を発生させて、ウェーハの表面が鏡面化されるようにウェーハを平坦に研磨する。
該テンプレートアセンブリは、上述したように、ウェーハの最終研磨工程であるファイナルポリッシング(polishing)工程で用いられる。
図1は、従来のウェーハ支持部材を示す図面である。以下、図1を参照して従来のウェーハ支持部材を説明する。
図示したように、従来のウェーハ支持部材は、バック材(Back material)120の端にエポキシガラス110が積層されてなる。ここで、該エポキシガラス110は複数個の層が積層されるので、該ウェーハ支持部材は、ウェーハのポリッシング工程において、研磨加工中のヘッドから離脱しないようにガイドして支持するリテーナリング(retainer ring)の役割を果たす。
しかし、上述のウェーハの支持部材は次のような問題点がある。
図2は、研磨加工されたウェーハの全面を示す図面である。
ウェーハのフロント面を測定した写真である。ウェーハの研磨加工後にLLSを測定する装備であるSP2にてウェーハのフロント面を測定した結果、図2に示すように、ウェーハのフロント面にはアーク(ARC)状の微細なスクラッチ(scratch)が確認されている。該スクラッチは、ウェーハ支持部材の端から微細なガラス繊維及び異物により生じたものである。
図3は、上述のウェーハのフロント面のスクラッチを詳細に示す図面である。図2のウェーハのフロント面をAFMによりさらに微細に測定すれば、下記に示すように、深さが0.2〜0.4nmで幅が300〜600nm程度の浅いスクラッチ(shallow scratch)の形態を確認することができる。
本発明の実施例は、ウェーハの研磨工程で発生し得るウェーハのフロント面の損傷を防止しようとする。
本発明の一実施例は、ベース基板と、前記ベース基板の端に既設定された幅で接着され、端縁がラウンド加工された支持部と、前記支持部の端上に備えられたコーティング層とを備えるウェーハ支持部材を提供する。
本発明の他の実施例は、ウェーハを支持するウェーハ支持部材と、前記ウェーハ支持部材を加圧する加圧 ユニットと、前記加圧ユニットに圧力を供給する圧力提供ユニットとを備え、前記ウェーハ支持部材は、ベース基板と、前記ベース基板の端に既設定された幅で接着されて端縁がラウンド加工された支持部及び前記支持部材の端上に備えられたコーティング層を備えるウェーハ研磨ユニットを提供する。
ここで、前記コーティング層は、エポキシコーティング層であってもよい。
前記コーティング層は、エポキシとポリマーが2対1ないし4対1の質量比で含まれてもよい。
前記コーティング層は、ラウンド加工された支持部の端上に0.2ないし0.5ミリメートルの厚さで備えられてもよい。
前記コーティング層は、前記支持部のラウンド加工された部分より広く備えられてもよい。
前記コーティング層の幅と前記支持部のラウンド加工された部分の幅の比は、1.4対1ないし1.6対1であってもよい。
また、前記コーティング層は、前記支持部のラウンド加工されていない部分に0.1〜0.3ミリメートルの厚さでさらに備えられてもよい。
本発明のさらに他の実施例は、ベース基板の端に複数個の層からなる支持部を積層する段階と、前記支持部の端をラウンド加工する段階と、前記支持部のラウンド加工された部分をコーティングする段階とを備えるウェーハ支持部材の製造方法を提供する。
ここで、前記コーティングする段階は、エポキシとポリマーが2対1ないし4対1で含まれた材料を塗布して乾燥するウェーハ支持部材の製造方法を提供する。
前記乾燥段階で、前記材料を45℃以上で1次乾燥し、常温で2次乾燥することができる。
前記コーティング段階で、前記支持部の端のラウンド加工された部分に、エポキシとポリマーを含んだ材料を0.2ないし0.5ミリメートルの厚さで塗布することができる。
なお、前記コーティング段階で、前記支持部の加工された部分の幅の1.4倍ないし1.6倍の幅でコーティング材料を塗布することができる。
前記コーティング段階で、前記支持部のラウンド加工されていない部分に、エポキシとポリマーが含まれた材料を0.1ないし0.3ミリメートルの厚さでさらに塗布することができる。
本発明の実施例によれば、ウェーハ支持部材の端の支持部がラウンド加工されてコーティング層が形成され、ウェーハがポリッシング工程中に研磨加工中のヘッドから離脱せず、ウェーハの表面に発生するスクラッチの頻度が減少する。
従来のウェーハ支持部材を示す図である。 研磨加工されたウェーハのフロント面を示す図である。 研磨加工されたウェーハのフロント面を示す図である。 本発明に係るウェーハ研磨ユニットの一実施例を示す図である。 本発明に係るウェーハ支持部材の一実施例の製造方法を示す図である。 本発明に係るウェーハ支持部材の一実施例の製造方法を示す図である。 本発明に係るウェーハ支持部材の一実施例の製造方法を示す図である。 本発明に係るウェーハ支持部材の一実施例の製造方法を示す図である。 本発明に係るウェーハ支持部材の一実施例に形成されたコーティング層の幅と厚さを示す図である。
本発明の実施例の説明において、各層(膜)、領域、パターンまたは構造物が、基板、各層(膜)、領域、パッドまたはパターンの“上(on)”に、または“下(under)”に形成されることと記載される場合において、“上(on)”と“下(under)”は、“直接(directly)”または “他の層を介して(indirectly)”形成されることをすべて含む。また、各層の上または下に対する基準は、図面を基準として説明する。
図面において、各層の厚さや大きさは説明の便宜及び明確性のために誇張、省略、または概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは実際の大きさを全面的に反映することではない。
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施例に係るウェーハ支持部材、その製造方法及びこれを備えるウェーハの研磨ユニットを説明する。
図4は、本発明の実施例に係るウェーハの研磨ユニットを示す図面である。
本実施例に係るウェーハの研磨ユニットは、チャンバー250と、圧力提供ユニットと、加圧ユニットと、ウェーハ支持部材200及び固定要素260を備え、加圧ヘッドとして作用することができる。
加圧ユニットは膨張要素240を含み、該膨脹要素240は厚さが可変され、圧力を受けて選択的に膨脹することができる。
そして、該チャンバー250は、バックプレート270、膨脹要素240及び固定要素260により限定された空間を形成する。該圧力提供ユニットから提供された空圧はチャンバー250に供給され、該供給された圧力によりチャンバー250の体積は変わり得る。
該圧力提供ユニットは、空圧ライン280とバックプレート270とからなる。該バックプレート270はウェーハと対応できるように丸い円柱状をしている。そして、該空圧ライン280は、該バックプレート270の中央を貫通して該チャンバー250に繋がっているため、空圧を該チャンバー250に伝えることができる。
そして、該加圧ユニットは、該チャンバー250に供給された空圧を用いて、ウェーハ支持部材200内に固定されたウェーハを加圧し、膨脹要素240からなる。ここで、該膨脹要素240は柔軟な材質からなるので、該空圧ライン280を介して該チャンバー250に供給された圧力により膨脹できる。
また、膨脹要素240はゴムからなってもよく、膨脹要素240の端は該固定要素260に固定されている。したがって、膨脹要素240は端部が膨脹しづらいため、膨脹要素240の端部を中央部分より薄く形成するとよい。
該ウェーハ支持部材200は該膨脹要素240と当接し、該膨脹要素240と当接する面の裏面でウェーハと当接している。該ウェーハ支持部材200は該膨脹要素240の圧力を受けてウェーハを加圧することができる。
該固定要素260は該バックプレート270の周りに配置されている。そして、該固定要素260は該膨脹要素240の端を固定しているので、該膨脹要素240が膨脹する時にも該膨脹要素240がウェーハ研磨ユニットから離脱しないようにし、かつ該チャンバー250内の空圧を一定に保持することができる。
図5ないし図8は、本発明に係るウェーハ支持部材の製造方法の一実施例を示す図である。以下では、図5ないし図8を参照して、ウェーハ支持部材の製造方法の一実施例を説明する。
まず、図5に示すように、ベース基板220を準備する。該ベース基板220は、後述するウェーハの研磨工程において、ウェーハを支持する役割をする。そして、該ベース基板220の第1面には接着剤223を形成できるが、これは後述するウェーハの研磨工程において、研磨ユニットにウェーハ支持部材を接着するためである。
該接着剤223としては、両面接着剤を用いることができる。ここで、該ベース基板220の一面には接着剤223が備わり、他面には後述する工程でウェーハが置かれることになる。
該ベース基板220は円盤状にしてもよく、これは円盤状のウェーハを支持するのに用いられるためである。そして、ベース基板220の直径は研磨稼働されるウェーハより大きくなってもよい。
次いで、図6に示すように、該ベース基板220の端に支持部210を積層するが、該支持部210はエポキシガラス(epoxy glass)などであってもよい。
該支持部210は、図示したように、複数個の層210a、210b、210c、210dが積層されて充分な厚さを得ることができ、接着物質205を用いて該ベース基板220上に固定されるが、該接着物質205としてはホットメルトシュート(hot melt sheet)などが用いられてもよい。
ここで、該支持部210は、ウェーハのポリッシング工程のうち研磨加工において、ヘッドからウェーハが離脱しないようにガイドして支持する役割を果たす。したがって、該支持部210は、ベース基板220の外周に所定の幅をもって接着されてもよく、該支持部210の内側の半径はウェーハが置かれても十分な大きさでなければならない。
次いで、図7に示すように、該支持部210の端をラウンド加工する。すなわち、図示したように、ベース基板220上に積層された支持部210の上層のうち外側部分を緩やかなラウンド形に加工する。ここで、外側部分というのは、ウェーハと接触できる部分の反対方向を意味する。
ラウンド加工工程を詳細に説明すれば、次の通りである。
まず、該支持部210の上層のうち外側部分をサンドペーパー(sand paper)などの方法により1次研磨する。このとき、マスク(不図示)などを用いて、加工しようとする部分を除いた残りの部分の支持部210を保護することができる。
そして、研磨工程後には、エアークリーニング(air cleaning)などの工程を通じて、残っているサンド(sand)などを除去する。
上述の1次研磨工程を経た支持部210の加工された部位には粗い面が残存しているので、 滑らかに加工する必要がある。そして、上述の1次研磨工程で研磨された部分をラビング(rubbing)などの方法により2次研磨する。
そして、1次研磨工程を通じて該支持部210の形状がラウンド加工されたとすれば、2次研磨工程を通じては該支持部210の表面が滑らかに加工されるとよい。なお、該2次研磨工程後に支持部210の表面の残存物などはDIW(Deionized Water)クリーニングなどの洗浄工程を通じて十分に除去することができる。
次いで、図8に示すように、該支持部210の端のうち、ラウンド加工された部分の上部をコーティングする。すなわち、1、2次研磨とエアークリーニング及びDIWクリーニング工程後に、該支持部210上に微量に残っているかもしれない不純物及び蝕刻物を除去し、練磨された粗い部分を滑らかにして、研磨パッドの損傷を未然に防止するために、該支持部210をコーティングする。ここで、コーティング層215は、該複数個の支持部210のうち主に最上段のレイヤー(layer)にコーティングされるとよい。
このとき、コーティングの材料としてエポキシなどが用いられる。そして、該コーティング材料は、一定割合で混ぜたエポキシをラウンド加工された部分に塗布しなければならないし、また、特定条件で硬化及び乾燥しなければならない。もし、一定割合で配合しなければ、コーティング層215が一定レベル以上の硬度に硬化されないこともあり、乾燥方式によってはコーティング層215が流れ落ちることや気泡が発生することがあり得る。
コーティング工程を具体的に説明すれば、次の通りである。
まず、コーティングの材料を準備する。コーティングの材料としては、エポキシとポリマーが10対3の質量比で含まれた材料を用いる。本実施例では、東洋社のポリマーを用いた。そして、上述のエポキシとポリマーの比率は、エポキシ対ポリマーの質量比が2対1ないし4対1の範囲であれば、上述のコーティング層215の材料としては充分である。
そして、該コーティング材料を塗布した後、コーティング材料から有機物などを除去する。本実施例においては、該ドーピングされたコーティング材料を45℃以上の温度で1次乾燥し、常温で2次乾燥する。1次乾燥過程では焼成が主に行われ、コーティング材料内の有機物などが除去され、2次乾燥過程ではコーティング材料の硬化が行われるとよい。
このとき、過度に低い温度で乾燥すると、エポキシを十分に硬化することができず、過度に高い温度で乾燥すると、接着物質205の短絡を招き得る。
上述のコーティング層215は該支持部210の端に形成されるが、その幅と厚さについては、図9を参照して以下で説明する。
図9に示すように、上述の研磨工程を経て、支持部210の上層の端はラウンド加工されている。そして、コーティング層215は、該支持部210の端のラウンド加工された部分に積層されるが、0.2ミリメートルないし0.5ミリメートルの厚さで積層されるとよい。
もし、コーティング層215の厚さが0.2ミリメートル以下であれば、ウェーハの研磨工程中にコーティング層215が損傷される恐れがあり、コーティング層215の厚さが0.5ミリメートル以上であれば、端の圧力が不均一なためにウェーハの研磨中にウェーハがウェーハ支持部材の外部に離脱する恐れがある。
そして、該コーティング層215の幅(W2)は、該支持部210のうちラウンド加工された部分の幅(W1)より広いとよい。すなわち、該支持部210のうちラウンド加工された部分すべてを保護するためには、該コーティング層215をもっと広く作らないといけない。
ここで、該支持部210のうちラウンド加工された部分の幅(W1)は3.0ミリメートル程度で、10%の誤差以内の幅に加工されるとよい。そして、該ラウンド加工されたエポキシガラスの幅(W1)と該コーティング層215の幅(W2)の比は、1対1.4ないし1対1.6程度でよい。
また、コーティング層215の厚さは、支持部210の内部より外部の方が厚いが、これは乾燥及び硬化される前に、塗布されたエポキシなどの材料が外部に流れ落ちることがあるからである。
図8には、上述の工程により製造された、ウェーハ支持部材の一例であるテンプレートアセンブリが示されている。ベース基板220の第1面には接着剤223が備わり、第2面の端には接着物質205により支持部210が備わり、該支持部210の端はラウンド加工されてコーティング層215が形成されている。
図9において、コーティング層215の最大厚さ(T1)は0.5ミリメートル程度で、該支持部210のうち該ラウンド加工されていない部分に積層されたコーティング層215の厚さ(T2)は約0.1ミリメートルないし0.3ミリメートルでよい。
ここで、コーティング層215の厚さ(T2)の偏差が±0.1ミリメートルを超えると、塗布液が横に流れ落ちることもあるので、それに注意しなければならない。
上述の工程により完成されたコーティング層215は、表面硬度が82D(ブリネル硬度計基準)以上であるが、このような表面硬度は完成されたウェーハ支持部材が3000pcsのウェーハ研磨工程を行うまでにコーティング層215を保持するためのものである。
以下では、上述のウェーハ研磨ユニットを用いてウェーハの表面を鏡面研磨する工程について説明する。
該ウェーハ支持部材の内部にウェーハを付着し、膨脹要素240から圧力を加えて、ウェーハの表面を鏡面研磨することができる。すなわち、空圧が空圧ライン280を介して供給されれば、空圧ライン280がバックプレート270を貫通してチャンバー250に繋がっているので、空圧ライン280から供給された空圧はチャンバー250に注入される。
そして、該チャンバー250内の圧力が上昇すれば、膨脹要素240がバックプレート270から離脱し、該膨脹要素240は該ウェーハ支持部材200を加圧する。
最終的に、該ウェーハ支持部材200はウェーハを加圧し、ウェーハはパッド(不図示)と密着されて研磨工程が進み、研磨工程を通じてウェーハの平坦度が改善される。
上述の研磨工程において、ウェーハ支持部材200は端の支持部210がラウンド加工されて、ラウンド部位にコーティング層215が形成されている。したがって、支持部210がウェーハの研磨工程で研磨加工中のヘッドから離脱しないようにガイドして支持するだけでなく、ラウンド加工及びエポキシコーティングにより異物が除去されて、ウェーハの表面に発生するスクラッチが減少する。
上述のウェーハ支持部材のデザイン変更を通じて、300ミリメートルウェーハの場合、最終の加工研磨後の>37ナノメートルPIDの不良率が2%内外に減少したが、これはエポキシコーティング層が備わっていない従来のウェーハ支持部材の不良率25%より減少された数値である。
また、上述した構造のウェーハ支持部材はウェーハの最終研磨工程だけでなく、ウェーハの両面研磨工程においてキャリアにも適用することが可能である。
以上では、本発明の実施例を中心に説明したが、これは単なる例示で、本発明を限定するものでなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲で、以上に例示していない種々の変形及び応用が可能であるということが理解されるだろう。例えば、実施例に具体的に示された各構成要素を変形して実施することができる。そして、このような変形及び応用に関する差異点は、添付の特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものとして解析すべきである。
本発明の実施例に係るウェーハ支持部材、その製造方法及びウェーハ加圧ヘッドは、ウェーハの研磨工程に用いることができる。

Claims (20)

  1. ベース基板;
    前記ベース基板の端に既設定された幅で接着され、端縁がラウンド加工された支持部;
    前記支持部の縁上に備わるコーティング層を備えるウェーハ支持部材。
  2. 前記コーティング層は、エポキシコーティング層である、請求項1に記載のウェーハ支持部材。
  3. 前記コーティング層は、エポキシとポリマーが2対1ないし4対1の質量比で含まれている、請求項1に記載のウェーハ支持部材。
  4. 前記コーティング層は、ラウンド加工された支持部の端上に0.2ないし0.5ミリメートルの厚さで備えられる、請求項1に記載のウェーハ支持部材。
  5. 前記コーティング層は、前記支持部のラウンド加工された部分より広く備えられる、請求項1に記載のウェーハ支持部材。
  6. 前記コーティング層の幅と前記支持部のラウンド加工された部分の幅の比は、1.4対1ないし1.6対1である、請求項1に記載のウェーハ支持部材。
  7. 前記コーティング層は、前記支持部のラウンド加工されていない部分に0.1〜0.3ミリメートルの厚さでさらに備えられる、請求項6に記載のウェーハ支持部材。
  8. ベース基板の端に複数個の層からなる支持部を積層する段階;
    前記支持部の端をラウンド加工する段階;
    前記支持部のラウンド加工された部分をコーティングする段階を備える、ウェーハ支持部材の製造方法。
  9. 前記コーティングする段階は、
    エポキシとポリマーが2対1ないし4対1で含まれた材料を塗布して乾燥する、請求項8に記載のウェーハ支持部材の製造方法。
  10. 前記乾燥段階は、
    前記材料を45℃以上で1次乾燥し、常温で2次乾燥する、請求項9に記載のウェーハ支持部材の製造方法。
  11. 前記コーティング段階は、
    前記支持部の端のラウンド加工された部分に、エポキシとポリマーを含んだ材料を0.2ないし0.5ミリメートルの厚さで塗布する、請求項8に記載の支持部材の製造方法。
  12. 前記コーティング段階で、
    前記支持部のラウンド加工された部分の幅の1.4倍ないし1.6倍の幅でコーティング材料を塗布する、請求項8に記載のウェーハ支持部材の製造方法。
  13. 前記コーティング段階で、
    前記支持部のラウンド加工されていない部分に、エポキシとポリマーが含まれた材料が0.1ないし0.3ミリメートルの厚さでさらに塗布される、請求項8に記載のウェーハ支持部材の製造方法。
  14. ウェーハを支持するウェーハ支持部材;
    前記ウェーハ支持部材を加圧する加圧ユニット;
    前記加圧ユニットに圧力を供給する圧力提供ユニットを備え、
    前記ウェーハ支持部材は、ベース基板と、前記ベース基板の端に既設定された幅で接着されて端縁がラウンド加工された支持部及び前記支持部材の端上に備えられるコーティング層を備えるウェーハ研磨ユニット。
  15. 前記コーティング層は、エポキシコーティング層である、請求項14に記載のウェーハ研磨ユニット。
  16. 前記コーティング層は、エポキシとポリマーが2対1ないし4対1の質量比で含まれている、請求項14に記載のウェーハ研磨ユニット。
  17. 前記支持部は、ラウンド加工された支持部の端上に0.2ないし0.5ミリメートルの厚さで備えられる、請求項14に記載のウェーハ研磨ユニット。
  18. 前記コーティング層は、前記支持部のラウンド加工された部分より広く備えられる、請求項14に記載のウェーハ研磨ユニット。
  19. 前記コーティング層の幅と前記支持部のラウンド加工された部分の幅の比は1対1.4ないし1対1.6である、請求項14に記載のウェーハ研磨ユニット。
  20. 前記コーティング層は、前記支持部のラウンド加工されていない部分に0.1〜0.3ミリメートルの厚さでさらに備えられる、請求項19に記載のウェーハ研磨ユニット。
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