JP2013501323A

JP2013501323A - 選択的に照明可能な同心円状リングからなる光表示素子

Info

Publication number: JP2013501323A
Application number: JP2012523217A
Authority: JP
Inventors: コルヘル，ヨアヒム; コーンレイン，ハラルト
Original assignee: ティーアールダブリュー・オートモーティブ・エレクトロニクス・アンド・コンポーネンツ・ゲーエムベーハー
Priority date: 2009-08-05
Filing date: 2010-07-15
Publication date: 2013-01-10
Anticipated expiration: 2030-07-15
Also published as: US8690415B2; DE102009036211B4; CN102481849B; EP2461999B1; US20130039089A1; JP5571187B2; EP2461999A1; CN102481849A; DE102009036211A1; BR112012002449A2; WO2011015278A1

Abstract

本発明は、選択的に照明可能な同心円状リング（１４）からなる光表示素子（１０）であって、リング（１４）が、それぞれに１つの導光体（１８）の光出射表面（２０）により形成されている光表示素子（１０）を提供する。導光体（１８）は、関連する選択的に活性化可能な光源（２４）からの光を内部に結合する光入射表面（２２）を有する。光入射表面（２２）は、共通軸（１２）に関して、光出射表面（２０）よりも大きな半径範囲を有する。さらに、導光体（１８）は、互いに半径方向に直接隣接する遮光性のある側部表面（３０）を有する。この設計の結果として、導光体（１８）のみが同心円状リング（１４）の幾何学形状を決定する。導光体（１８）は、非常に高い精度で製造することができるため、所望の小さな公差が得られる。こうして、わずか約０．２ｍｍ以下のリング（１４）間の半径方向間隔を得ることが可能となる。
【選択図】図２

Description

本発明は、選択的に照明可能な同心円状リングからなる光表示素子に関する。

選択的に照明可能な同心円状リングからなる表示素子は、例えば車両における機能状態を知らせるアナログ変数を直感的に識別可能に表示するのに有用である。解像度を細かくするためには、隣り合う同心円状リングはそれぞれの間に短い半径方向距離を有していることが求められる。しかし、レーザーによるペイント層からのバーンアウト（ｂｕｒｎｉｎｇｏｕｔ）またはペイント層へのプリント、個々のリングを照明するために直下に配置された光導波路の使用などの従来の技法を適用したときは、さまざまな公差が付加されるため半径方向距離を約０．４ｍｍ未満に低減させることは不可能である。

本発明は、わずか約０．２ｍｍ以下の半径方向距離を実現することができる、選択的に照明可能な同心円状リングからなる光表示素子を提供する。本発明による光表示素子では、同心円状リングは、選択的に活性化されるようになされた関連する光源からの光を内部に結合する光入射表面を有する光導波路体それぞれの光出射表面により得られ、光入射表面は、共通軸に関して、光出射表面よりも大きな半径範囲を有し、光導波路体は、直接半径方向に隣接する遮光性のある側部表面を有する。この構成により、同心円状リングの幾何学形状を決定するものは光導波路体のみとなる。光導波路体は高い精度で製造することができるため、所期の精密な公差が得られる。

さらなる有利な発展形態が従属請求項において具体的に述べられる。
本発明のさらなる利点および特徴は、添付図面を参照して以下に述べる説明から明らかになるであろう。

光表示素子の上面図である。光表示素子の断面図である。

図１は、共通軸１２を中心として同心円状の複数の選択的に照明可能なリング１４からなる光表示素子１０を示す。照明可能なリング１４間には、それぞれ０．２ｍｍの半径方向距離が設けられている。

図２は、半径方向の切断面に沿った光表示素子１０の断面図を示す。同心円状の照明可能なリング１４の共通軸１２が図面の左側に示されている。少なくとも一部が透明なフィルム１６が光表示素子１０の表面を形成する。フィルム１６の下には、複数の同心円状で環状の光導波路体１８が配置され、光導波路体１８はそれぞれ、フィルム１６と向き合い照明可能なリング１４それぞれを生成する光出射表面２０、およびフィルム１６とは反対向きの光入射表面２２とを含む。

光導波路体１８の光入射表面２２は、関連する選択的に活性化可能な光源２４の光を光導波路体１８内部に結合する。さまざまな光導波路体１８の光入射表面２２は共通平面内にあり、光源２４は、光入射表面２２と対向して光入射表面２２からわずかに離れた距離に位置するプリント回路板２６上に配置されている。

光導波路体１８は、光障壁２８により、隣り合う光導波路体１８の光源２４からの光に対し遮蔽されている。
光出射表面２０は、光導波路体１８を通って導かれた光源２４の光を、少なくとも一部は透明なフィルム１６内部に結合し、その結果、光表示素子１０の関連するリング１４が照明される。

共通軸１２に関して、光導波路体１８の光入射表面２２は、光出射表面２０よりも大きな半径範囲を有する。光出射表面２０は、例えば側部表面３０の領域において全反射を生じる屈折率の変化、または、とくに物理的気相成長もしくはペイントによる側部表面３０のコーティング３２により、遮光性となるように作製された側部表面３０によって光入射表面２２に接続されている。

光導波路体１８の側部表面３０は、光入射表面２２に向かって広がり、より一層外側に位置する光導波路体１８の側部表面３０は、より一層内側に位置する光導波路体１８の側部表面３０よりも大きく広がっている。

光導波路体１８の遮光性のある側部表面３０は、半径方向に互いに直に隣接し、その結果、同心円状リング１４の幾何学形状を決定するものは光導波路体１８のみとなる。光導波路体１８は高い精度で製造することができるため、所期の精密な公差が得られる。

光出射表面２０に隣接して、照明可能なリング１４の半径方向距離を決定するくさび形のギャップ３４それぞれが、隣り合う側部表面３０間に残る。ギャップ３４に応じて、隣り合う照明可能なリング１４間の半径方向距離は、０．１ｍｍと０．３ｍｍの間となり得る。

Claims

共通軸（１２）を中心として同心円状であり、選択的に活性化されるようになされた関連する光源（２４）からの光を内部に結合する光入射表面（２２）を有する光導波路体（１８）それぞれの光出射表面（２０）により得られる複数の選択的に照明可能なリング（１４）からなる光表示素子（１０）であって、前記光入射表面（２２）は、前記共通軸（１２）に関して、前記光出射表面（２０）よりも大きな半径範囲を有し、前記光導波路体（１８）は、直接半径方向に隣接する遮光性のある側部表面（３０）を有する、光表示素子（１０）。
請求項１に記載の光表示素子（１０）において、前記光導波路体（１８）の前記光入射表面（２２）は共通平面内にあり、前記光源（２４）は、前記光入射表面（２２）に対向して前記光入射表面（２２）からわずかに離れた距離に位置するプリント回路板（２６）上に配置されている、光表示素子（１０）。
請求項２に記載の光表示素子（１０）において、前記光導波路体（１８）は、光障壁（２８）により隣り合う光導波路体（１８）の光源（２４）からの光に対して遮蔽されている、光表示素子（１０）。
請求項１〜３のいずれか一項に記載の光表示素子（１０）において、前記光導波路体（１８）の前記光出射表面（２０）は、前記光入射表面（２２）に向かって広がる側部表面（３０）により前記光入射表面（２２）に接続されている、光表示素子（１０）。
請求項４に記載の光表示素子（１０）において、より一層外側に位置する光導波路体（１８）の前記側部表面（３０）は、より一層内側に位置する光導波路体（１８）の前記側部表面（３０）よりも大きく広がる、光表示素子（１０）。
請求項４または５に記載の光表示素子（１０）において、前記光導波路体（１８）の前記側部表面（３０）は互いに直接隣接した状態にあり、前記光出射表面（２０）に隣接して、前記照明可能なリング（１４）の半径方向距離を決定するくさび形のギャップ（３４）それぞれが、隣り合う側部表面（３０）間に残る、光表示素子（１０）。
請求項６に記載の光表示素子（１０）において、隣り合う照明可能なリング（１４）間の前記半径方向距離は、０．１ｍｍと０．３ｍｍの間となる、光表示素子（１０）。
請求項７に記載の光表示素子（１０）において、隣り合う照明可能なリング（１４）間の前記半径方向距離は約０．２ｍｍとなる、光表示素子（１０）。
請求項１〜８のいずれか一項に記載の光表示素子（１０）において、前記光導波路体（１８）の前記側部表面（３０）は遮光性のあるコーティング（３２）を有することを特徴とする、光表示素子（１０）。