JP5239925B2 - 表示板と、この表示板を用いた計器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種表示装置に組み込まれる表示板と、この表示板を用いた計器装置に関し、特に、微小凹部によって意匠を形成した表示板と、この表示板を用いた計器装置に関する。
従来の表示板は、光を透過する材料、例えば透明なポリカーボネート樹脂等から形成されており、意匠を形成する微小な凹凸部を裏面に設けていた。また、この表示板に光を入射する光源が、前記表示板の板面に取り付けられていた。前記凹凸部は前記光源からの光を反射して発光して前記意匠が運転者に視認されるものであった(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−302262号公報(特に、図12〜図16参照)
しかしながら、従来の表示板は、光(例えば、太陽光などの外光)が当たると前記表示板の表裏面で反射し、前記意匠が見づらくなるといった問題点があった。特に、前記表示板を車両の計器装置に用いる場合は、外光の影響を受けやすく、また、前記計器装置の場合は、向きを変えて前記外光をさけることができなかった。
そこで、前記表示板の表裏面での反射を抑制するために、二酸化チタンや二酸化ケイ素を蒸着して形成した反射防止層を設けていた。
しかし、前記微少な凹凸部に前記反射防止層を設けると、前記微少な凹凸部が前記反射防止層で埋まってしまい、前記意匠がつぶれて視認されにくくなるといった問題点があった。
そこで本発明は、反射を抑え、微細な凹部からなる意匠を良好に視認することが可能な表示板と、この表示板を用いた計器装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、光源からの光を導光する透明の基材の裏面側に複数の微小凹部が形成された表示板において、前記表示板の表面に反射防止部を備え、前記微小凹部は、所定の意匠をなす第一凹パターン部と、その背景をなす第二凹パターン部からなり、前記第一凹パターン部の前記微少凹部の間隔を50μm以上とし、前記第二凹パターン部の前記微少凹部の間隔を200nm以下としたものである。
また、本発明は、前記第一凹パターン部の前記微少凹部を、円錐形あるいは角錐形としたものである。
また、本発明は、前記第二凹パターン部の前記微少凹部を、円錐形あるいは紡錘形としたものである。
また、本発明は、前記反射防止部は、その間隔が200nm以下の複数の微少凹部としたものである。
また、本発明は、前記表示板と、前記表示板に向けて光を照射する光源とを設けたものである。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、反射を抑え、微細な凹部からなる意匠を良好に視認することが可能な表示板と、この表示板を用いた計器装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の表示板を用いた計器装置の正面図。 図1中A−A線の断面図。 同実施形態の要部拡大断面図。 同実施形態の要部拡大断面図。
本発明の表示板を車両用の計器装置に適用した場合を例にとって説明する。この計器装置1は、指針2と、表示板3と、基板4と、計器本体5と、ハウジング6と、フード7及びカバー8で、主に構成されている。
指針2は、計器本体5と指針軸9を介して接続されている。指針2は、指針軸9を中心とし計器本体5によって回転運動するものである。指針2は、表示板3に設けた後述する目盛などを指示し、運転者に計測値を指示するものである。
表示板3は、基材が、アクリルやポリカーボネート等の透明樹脂製である。この表示板3は、表裏面が平坦な平板形状である。この表示板3の表面には反射防止部10を備えている。この反射防止部10は、二酸化チタンや二酸化ケイ素を交互に蒸着した薄膜からなり、光の干渉を利用して表面の反射を抑えるものである。
また、表示板3は、意匠11を備えている。本実施形態では、意匠11は、目盛と文字のみであり、車両の速度計器を表している。この意匠11は、表示板3の裏面に複数の微少凹部12からなる第一凹パターン部13で形成されている。微少凹部12は、円錐形に凹んだ凹部である。微少凹部12は、開口が100μmで、凹みの深さが100μmである。そして、たとえば、前記開口での微少凹部12同士の間隔P1が、100μm程度が好適である。この微少凹部12は、金型に円錐形の微細加工を施し、それを転写することで形成される。
また、表示板3は、その裏面の意匠11を除く背景部分に、複数の微少凹部14からなる第二凹パターン部15が形成されている。微少凹部14は、円錐形に凹んだ凹部である。微少凹部14は、開口が100nmで、凹みの深さが100nmである。そして、たとえば、前記開口での微少凹部14同士の間隔P2が、100nm程度と極めて微細な形状である。この微少凹部14は、フォトリソ工程によりマスター型に形成した微細パターンを金型に転写し、さらに樹脂へ転写することで作成される。第二パターン部15を形成する微細凹部14同士の間隔P2は、可視光の波長よりも小さな間隔であり、表面の屈折率変化を緩やかにするため反射防止効果を有すると同時に肉眼では透明に見える。
表示板3の端面3aには、表示板3を照明する光源16が設けられている。この光源16は、発光ダイオードである。この光源16の光が、表示板3の端面3aから表示板3内に入る。表示板3内に入った光が、意匠11を構成する第一パターン部13の微少凹部14にて反射して意匠11が明るく発光し、前記運転者が意匠11を視認することができる。また、光源16からの光が表示板3に入らないと、意匠11は、光源16によって照明されず、背景と区別しにくくなる。
基板4は、絶縁性の基材であるガラスエポキシ樹脂に、図示しない配線パターンや電子部品等を備えたものである。
計器本体5は、ステッピングモータなどの電動機であり、計測値に基づいて指針2を回転運動させるものである。
ハウジング6は、合成樹脂からなり、フード7やカバー8とともに指針2、表示板3、基板4及び計器本体5を収納するものである。
フード7は、合成樹脂からなり、表示板3の前面側を覆うものである。フード7は、筒状であり、図2中右側で、ハウジング6に固定されており、同図中左側でカバー8に固定されている。
カバー8は、光を透過可能な合成樹脂からなり、フード7に固定されている。カバー8を通して、指針2や表示板3を視認する。
また、17は、不透光性の合成樹脂からなる化粧部材であり、表示板3背後の模様などを施したものである。また、この化粧部材17は、化粧部材17の背後に設けた基板4などを隠すものである。
本実施形態では、微少凹部12同士の間隔P1は、100μm程度であったが、本実施形態に限定されるものではなく、50μm以上であれば良い。微少凹部12の形状については、本実施形態では、円錐形であったが、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、三角錐や四角錐などの角錐であっても良い。
また、微少凹部14同士の間隔P2についても、本実施形態では、100nm程度であったが、本実施形態に限定されるものでなく、200nm以下であれば良い。微少凹部14の形状については、本実施形態では、円錐形であったが、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、紡錘形などであっても良い。
以上の構成により、表示板3の表面に設けた反射防止部10によって、表示板3の表面の反射が抑えられ、また、表示板3の裏面の背景部分の設けた第二パターン部15で、表示板3の裏面の反射が抑えられ、外光の当たる環境下でも視認性の低下を防ぐことができる。
また、従来の二酸化チタンや二酸化ケイ素を交互に蒸着して形成した反射防止層を設けないので、意匠11が前記反射防止層でつぶれることがなく、充分な視認性を確保することができるとともに、前記反射防止層を設けるコストを削減することができる。
また、本実施形態では、表示板3の表面に設けた反射防止部10を二酸化チタンや二酸化ケイ素を交互に蒸着した薄膜から形成していたが、本実施形態に限定されるものではなく、間隔が200nm以下の複数の微少凹部としてもよい。このように構成したことによって、二酸化チタンや二酸化ケイ素を交互に蒸着して形成した反射防止部10を設けないので、コストを削減することができる。
本発明は、各種表示装置に組み込まれる表示板や、この表示板を用いた計器装置に利用することができる。
1 計器装置
3 表示板
10 反射防止部
11 意匠
12 微少凹部
13 第一パターン部
14 微少凹部
15 第二パターン部
16 光源

Claims (5)

  1. 光源からの光を導光する透明の基材の裏面側に複数の微小凹部が形成された表示板において、前記表示板の表面に反射防止部を備え、前記微小凹部は、所定の意匠をなす第一凹パターン部と、その背景をなす第二凹パターン部からなり、前記第一凹パターン部の前記微少凹部の間隔を50μm以上とし、前記第二凹パターン部の前記微少凹部の間隔を200nm以下としたことを特徴とする表示板。
  2. 前記第一凹パターン部の前記微少凹部を、円錐形あるいは角錐形としたことを特徴とする請求項1に記載の表示板。
  3. 前記第二凹パターン部の前記微少凹部を、円錐形あるいは紡錘形としたことを特徴とする請求項1または2に記載の表示板。
  4. 前記反射防止部は、その間隔が200nm以下の複数の微少凹部としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示板。
  5. 請求項1に記載の表示板と、前記表示板に向けて光を照射する光源とを設けたことを特徴とする計器装置。
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