JP6674143B2 - 装飾部品 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の第1の局面による装飾部品は、透明な外表面層と、外表面層の内側の面に密着するように設けられる加飾層と、加飾層の内側に配置されるスモーク層と、スモーク層の内側に配置される光源と、を備え、加飾層とスモーク層とは離隔している、装飾部品である。
このような構成によれば、加飾層とスモーク層とが離隔しているため、加飾層とスモーク層を貼り合わせたり、両者の形状を合わせたりするといった手間が省かれる。また、加飾層とスモーク層の間によじれや剥離が発生したり、両者の間に気泡や異物が残存したりするといった問題が生じない。
上記装飾部品においては外表面層の内側の面に加飾層が密着するように設けられ、加飾層とスモーク層とは離隔している。よってスモーク層は外表面層の裏側の面に設けられる凹部とも離隔しており、スモーク層が加飾層と密着して凹部との間で密閉空間を形成するということもない。仮にスモーク層が加飾層に密着することで凹部との間で密閉空間を形成すると、密閉空間の膨張収縮によりスモーク層が剥がれたり破損したりする可能性がある。本局面によればそのような密閉空間を形成しないので、密閉空間の膨張収縮による問題が生じない。
このような構成により、スモーク層が加飾層から離隔する所定の距離が確定され、スモーク層は安定的に保持される。
このような構成によれば外表面層の表面からその透明部分を通して視認されるスモーク層までの距離が均一になるため、見栄えが良い。
このような構成によれば、第1のリテーナはLEDから見て装飾部品の内部側に配置されるため、外表面層の透明な部分を通して、装飾部品の外部からLEDが直接視認されることを第1のリテーナにより抑制できる。また、第2のリテーナは、第1のリテーナよりもさらに装飾部品の内部側に配置されるため、装飾部品の外部からLEDが直接視認されることをより確実に抑制できるとともに、LEDから発せられた光であってスモーク層を通らない光が外表面層の透明な部分を通って外部へ抜け出ることを抑制できる。
より具体的に図2(B)に示す例においては、その右側の面のうち図中の矢印で示す範囲アに相当する平面状の範囲には不透明な塗装が施されることで塗装部11が形成されている。塗装はスクリーン印刷等の適した任意の方法により行い得る。図2(B)に示すオーナメント10の右側の面のうち図中の矢印で示す範囲イに相当する凹状の範囲にはめっき加工が施され金属光沢を呈する光沢部12が形成されている。めっき加工はスパッタリング法、蒸着法等の適した任意の方法を採用し得る。めっき加工に代えて、金属光沢を呈する塗料を塗布することとしても良い。図2(B)に示すオーナメント10の右側の面のうち図中の矢印で示す範囲ウに相当する凸状部分の先端面の範囲については加飾が施されず透明なままの透明部13とされている。
図2(A)に示すように、オーナメント10の塗装部11とスモークレンズ40の間には樹脂成形部20、特に第2リテーナ21が介在しており、オーナメント10の塗装部11とスモークレンズ40の間は離隔されている。当然ながら、オーナメント10の凹部の表面に形成される光沢部12とスモークレンズ40の間も離隔されている。
以上、本願発明に係る装飾部品の一例として発光エンブレムを例に取って説明したが、本発明は何らこれに限定されるものではなく、本願発明の構成を装飾部品としてのガーニッシュ、スポイラー、ハイマウントストップランプが設けられる部品、バンパー等に適用してもよい。
塗装部11と光沢部12は、光不透過性の加飾層を形成するものであり、図1や図2(B)に示した配置は単なる一例に過ぎず、それらの配置方法は本発明の範囲内において、発光エンブレム1のデザインに応じて任意に設定可能である。例えば、図2(B)の範囲アを塗装部11とし範囲イを光沢部12とすることは必須ではなく、それらの一部または全部を入れ替えてもよく、範囲ア、イの両方を塗装部としてもよく、あるいは光沢部としてもよい。また、オーナメント10に凹部を形成しなくてもよい。
本明細書の中で明示した公開特許公報の内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
10…オーナメント(外表面層)
11…塗装部(加飾層)
12…光沢部(加飾層)
13…透明部
20…樹脂成形部
21…第2リテーナ(第2のリテーナ)
30…ケース
31…底面部
32…壁部
33…第1リテーナ(第1のリテーナ)
40…スモークレンズ(スモーク層)
50…インナーレンズ(光源)
51…傾斜部
52…凹凸
60…LED(光源)
Claims (4)
- 装飾部品であって、
透明な外表面層と、
前記外表面層の内側の面に密着するように設けられる加飾層と、
前記加飾層の内側に配置されるスモーク層と、
前記スモーク層の内側に配置される光源と、
前記光源を収容するケースと、を備え、
前記ケースには第1のリテーナが設けられ、
前記加飾層には第2のリテーナが設けられ、
前記スモーク層は、前記第1のリテーナおよび前記第2のリテーナの間に挟持されて保持され、
前記加飾層と前記スモーク層とは離隔している、装飾部品。 - 前記外表面層の前記内側の面は凹部を有する、請求項1に記載の装飾部品。
- 前記外表面層の一般肉厚の内側の面に前記スモーク層が追従する、請求項1または請求項2に記載の装飾部品。
- 前記第1のリテーナは前記ケースの底面から突出し、
前記光源は前記第1のリテーナおよび前記ケースの側面の間に配置されるLEDを有し、
前記第2のリテーナは、前記第1のリテーナの前記LEDとは反対の側に配置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装飾部品。
Priority Applications (1)
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JP2016221166A JP6674143B2 (ja) | 2016-11-14 | 2016-11-14 | 装飾部品 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016221166A JP6674143B2 (ja) | 2016-11-14 | 2016-11-14 | 装飾部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018079705A JP2018079705A (ja) | 2018-05-24 |
JP6674143B2 true JP6674143B2 (ja) | 2020-04-01 |
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ID=62198135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016221166A Active JP6674143B2 (ja) | 2016-11-14 | 2016-11-14 | 装飾部品 |
Country Status (1)
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2016
- 2016-11-14 JP JP2016221166A patent/JP6674143B2/ja active Active
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