JP2013256315A - ガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体 - Google Patents

ガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体 Download PDF

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Abstract

【課題】シートからガラス板を良好に引き剥がすことができるガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体を提供する。
【解決手段】本発明のガラス板積層体10の積層方法は、合紙ロール36から帯状合紙38を引き出して、積層サイズの合紙32にカッター40によって切断し、切断された合紙32の巻き癖方向Yを水平方向にして合紙32をガラス板Gと交互にパレット12に積層していく。ガラス板Gの上縁から食み出した合紙32の上部片32Aは垂れ下がっておらず起立した状態なので、シート用吸着部材34によって上部片32Aを確実に吸着することができる。その後、ガラス板Gに吸着しているガラス板用吸着部材42のみを引き剥がし方向に移動させることによって、合紙32からガラス板Gを良好に引き剥がすことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体に関する。
液晶用ガラス板及びプラズマディスプレイ用ガラス板等のFPD(Flat Panel Display)用ガラス板は、保管中や搬送中に表面に疵や汚染が付き、製品欠陥となり易い。特に、液晶ディスプレイ用に使用される無アルカリガラス板のように、その表面に電気回路を組み込むガラス板として用いる場合には、その表面にわずかな疵や汚染があっても断線やパターニング不良が発生する。
このようなガラス板の保管中や搬送中における、ガラス板の疵や汚染を防止する形態として、ガラス板と合紙(シート)とを交互に積層することにより、隣接するガラス板の表面同士を分離したガラス板積層体が特許文献1に開示されている。また、特許文献1には、前記ガラス板積層体が搭載されるパレット、及び前記パレットに前記ガラス板積層体が搭載されてなるガラス板梱包体が開示されている。
特許文献1の前記パレットは、前記ガラス板積層体を縦置きに搭載して梱包するパレットであり、ガラス板積層体のガラス板の下縁が載置される台座部(底受け部材)、及びガラス板の主面が受けられる背面部(背受け部材)等を備えて構成されている。
ガラス板は、ガラス板製造工場において、ガラス板積載装置の吸着部に吸着保持されてパレットに1枚ずつ合紙を介して積載された後、ガラス板製造工場からディスプレイ組立工場にトラック等の輸送手段によって輸送される。また、合紙は、ガラス板の上縁及び両側縁から僅かに食み出した状態で積層される。
一方、特許文献2には、パレットにガラス板と合紙とを交互に積層するとともに、パレットに搭載されたガラス板積層体からガラス板と合紙とを交互に取り出すための移載装置が開示されている。この移載装置によれば、ガラス板と合紙とが吸着パッドに各々吸着保持されて、ガラス板から合紙が引き剥がされるとともに、合紙からガラス板が引き剥がされてガラス板が一枚ずつ取り出される。
なお、本願の明細書では、複数枚のガラス板とシートとが交互に積層された積層体を「ガラス板積層体」と称し、「ガラス板積層体」が搭載される部材を「パレット」と称し、「パレット」に「ガラス板積層体」が搭載されて梱包された梱包体を「ガラス板梱包体」と称する。
特開2008−143542号公報 特開2008−297033号公報
ガラス板積層体の形態において、合紙はガラス板に静電吸着されている場合が多いため、合紙からガラス板を引き剥がす際に、合紙がガラス板と一緒に取り出されないようにする必要がある。そのため、合紙からガラス板を引き剥がす際には、ガラス板の上縁から僅かに食み出した合紙の上部片をシート用吸着部材によって吸着保持するとともに、ガラス板をガラス板用吸着部材によって吸着し、その後、ガラス板用吸着部材のみを引き剥がし方向に移動させる。これによって、合紙からガラス板を引き剥がすことができる。
図4は、従来のガラス板積層体1におけるガラス板2の引き剥がし形態を示した要部拡大図である。
同図に示す従来のガラス板積層体1では、ガラス板2の上縁2Aから食み出した合紙3の上部片3Aが自重によって垂れ下がる場合があった。合紙3の上部片3Aが垂れ下がると、シート用吸着部材4が上部片3Aを確実に吸着できなくなるので、合紙3からガラス板2を引き剥がす際に、合紙3がガラス板2と一緒にガラス板用吸着部材5によって取り出されるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シートからガラス板を良好に引き剥がすことができるガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板がシートを介して縦置きに積層されるガラス板積層体の積層方法において、前記シートを構成する帯状シートが巻回されたシートロールから前記帯状シートを引き出して前記シートのサイズに切断し、切断された前記シートの巻き癖方向を水平方向にして前記シートをガラス板と交互に積層するとともに前記ガラス板の上縁から前記シートの上部片を所定量食み出させたことを特徴とするガラス板積層体の積層方法を提供する。
なお、本願の明細書で説明する「巻き癖方向」とは、帯状シートの巻回方向に沿った方向を言う。
また、本発明の一態様は、前記目的を達成するために、本発明のガラス板積層体の積層方法によって積層されたことを特徴とするガラス板積層体を提供する。
また、本発明の一態様は、前記目的を達成するために、本発明のガラス板積層体がパレットに搭載されてなるガラス板梱包体であって、前記パレットは、台座と、前記台座の上面に所定角度傾斜して設けられるとともにガラス板積層体のガラス板の下縁が載置される底受け部材と、前記台座の上面に設けられ、且つ前記底受け部材に対して所定角度傾斜して設けられるとともに前記ガラス板積層体のガラス板の主面が受けられる背受け部材と、を備えるこことを特徴とするガラス板梱包体を提供する。
また、本発明のガラス板梱包体の一態様によれば、前記ガラス板積層体のシートは、シートロールの巻回状態における外側面が前記背受け部材に向けてガラス板とガラス板との間に介在されることが好ましい。
本発明は、シートロールから帯状シートを引き出した際に、引き出した帯状シートに付いている巻き癖の方向に着目してなされたものである。すなわち、シートの巻き癖の方向を鉛直方向に合わせた状態でシートをガラス板と交互に積層すると、ガラス板の上縁から食み出したシートの上部片が垂れ下がろうとする方向と前記巻き癖の方向とが一致するので、前記上部片が垂れ下がり易くなる。
これに対して、シートの巻き癖の方向を水平方向に合わせた状態でシートをガラス板と交互に積層すると、ガラス板の上縁から食み出したシートの上部片が垂れ下がろうとする方向と前記巻き癖の方向とが直交するので、前記上部片が垂れ下がり難くなる。つまり、シートの巻き癖の方向を水平方向に合わせると、巻き癖の方向に直交する方向のシートの剛性が、巻き癖の方向のシートの剛性よりも高くなるからである。
上記巻き癖の特徴に基づき、本発明のガラス板積層体の積層方法は、シートロールから帯状シートを引き出して、所定のサイズのシートに切断し、切断されたシートの巻き癖方向を水平方向にしてシートをガラス板と交互に積層していく。これにより、ガラス板の上縁から食み出したシートの上部片は垂れ下がらない。
また、本発明のガラス板積層体によれば、ガラス板の上縁から食み出したシートの上部片は垂れ下がっていないので、シート用吸着部材によって確実に吸着保持される。これにより、シート用吸着部材及びガラス板用吸着部材を従来と同様の手順で動作させることによって、シートからガラス板を良好に引き剥がすことができる。
更に、本発明のガラス板梱包体においては、パレットに搭載されたガラス板積層体の、ガラス板の上縁から食み出したシートの上部片は垂れ下がっていないので、シート用吸着部材及びガラス板用吸着部材を従来と同様の手順で動作させることにより、パレットに搭載されたガラス板積層体のシートからガラス板を良好に引き剥がすことができる。
また、本発明のガラス板梱包体において、パレットに搭載されたガラス板積層体のシートは、シートロールの巻回状態における外側面が、パレットの背受け部材に向くように積層されることが好ましい。
本発明は、ガラス板の上縁から食み出したシートの上部片、及びガラス板の側縁から食み出したシートの側部片の双方を吸着して、ガラス板をシートから引き剥がす場合に好ましい。
すなわち、シートロールの巻回状態における外側面が、パレットの背受け部材に向くようにシートを積層する本発明は、ガラス板の側縁から食み出したシートの側部片が、シートの巻き癖によって前方(背受け部材側とは反対方向)に向くので、シート用吸着部材による前記側部片の吸着が容易になる。
これに対して、シートロールの巻回状態における外側面が、前記前方に向くようにシートを積層すると、ガラス板の側縁から食み出したシートの側部片が、シートの巻き癖によって背受け部材側に向くので、つまり、設定された吸着位置に対して側部片の位置が背受け部材側にずれるので、シート用吸着部材による前記側部片の吸着が困難になる場合がある。
以上説明したように本発明のガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体によれば、シートからガラス板を良好に引き剥がすことができる。
実施の形態のガラス板梱包体の全体斜視図 実施の形態のガラス板積層体の積層方法を示した説明図 実施の形態のガラス板積層体におけるガラス板の引き剥がし形態を示した要部拡大図 従来のガラス板積層体におけるガラス板の引き剥がし形態を示した要部拡大図
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板積層体の積層方法及びガラス板積層体並びにガラス板梱包体の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明のガラス板積層体の積層方法によって積層されたガラス板積層体10が、縦積み型のパレット12に搭載されたガラス板梱包体14の全体斜視図である。
同図に示すパレット12は、基台となる台座16の上面に備えられた搭載面18上に、ガラス板積層体10のガラス板Gの下縁を載置する底受け板(底受け部材)20が搭載面18に対して傾斜して設けられている。パレット12の支柱22は底受け板20の主面(ガラス板Gの下縁を載置する面)に対して90°〜100°、特に好ましくは約95°となるように搭載面18上に立設され、この支柱22にガラス板Gの主面を受ける背受け板(背受け部材:図2参照)24が立て掛けられて固定される。底受け板20及び背受け板24には、ガラス板Gを載置した際のガラス板Gとの接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(不図示)が設けられている。
台座16の搭載面18の後部にはフレーム26が立設され、このフレーム26に支柱22が支持されている。また、台座16の前面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部28、28が備えられている。
底受け板20は、搭載面18と底受け板20との間に配置された三角形状の底片30、30…を介して搭載面18上に傾斜して載置される。また、底受け板20の主面は、ガラス板Gを差込むための溝等が形成されない実質的に平坦なものであるが、ガラス板Gを、合紙(シート)32を挟んで載置できるものであれば、波状や粗面状であってもよい。底受け板20は、その主面が台座16の搭載面18に対して好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°に傾斜して配置される。これにより、ガラス板積載装置(不図示)によるパレット12へのガラス板Gの積載時に、ガラス板Gの位置決め作業が容易になる。また、各ガラス板G、G…の主面は自重によって背受け板24側のガラス板Gの主面に接するので、各ガラス板G、G…の主面間に無駄な隙間が生じることはない。更に、載置するガラス板Gの安定化を図ることができ、ガラス板Gの前方(図1の矢印Xの方向)へのずれや崩壊を防止し、併せて傷や割れの防止も図ることができる。
実施の形態のガラス板積層体10は、矩形状の複数枚のガラス板Gと、複数枚の矩形状の合紙32とから構成され、ガラス板Gと合紙32とが交互に積層されることにより構成される。ガラス板積層体10は、パレット12に縦置きに傾斜して搭載される。ガラス板積層体10の積層方法については後述する。
ガラス板Gは、液晶ディスプレイ用等のFPD用ガラス板に使用されるものであり、その厚さは0.7mm以下であることが好ましい。なお、実施の形態では、ガラス板Gとガラス板Gとの間に介在されるシートとして合紙32を例示したが、合紙32に限定されるものではない。例えば、樹脂フィルム、樹脂シート、及び発泡樹脂シートであっても合紙32に代えて適用できる。また、シートとして合紙32を使用する場合には、合紙32の原料はバージンパルプが好ましいが、セルロース等を含有している原料を用いてもよい。更に、パレット12に搭載されるガラス板G及び合紙32の枚数は、例えば第6世代(縦1500mm×横1800mm〜縦1500mm×横1850mm)のガラス板の場合は300枚以上、第7世代(縦1870mm×横2200mm〜縦1950mm×横2250mm)のガラス板の場合は250枚以上であることが好ましい。
合紙32は、ガラス板Gを保護するために、ガラス板Gよりも大きいサイズの紙である。また、合紙32の上部片32Aは、合紙32からガラス板Gを引き剥がす際に、シート用吸着部材(図3参照)34に吸着保持されるため、ガラス板Gの上縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。また、合紙32の側部片32Bも同様に、合紙32からガラス板Gを引き剥がす際に、シート用吸着部材(不図示)に吸着保持されるため、ガラス板Gの側縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。
次に、前記の如く構成されたパレット12にガラス板Gと合紙32とを積層し、パレットにガラス板積層体10を搭載する方法について説明する。
図2は、本発明のガラス板積層体10の積載方法を示した説明図である。
本発明は、合紙ロール(シートロール)36から帯状合紙38を引き出した際に、引き出した帯状合紙38に付いている巻き癖の方向(図2のY方向)に着目してなされたものである。なお、帯状合紙38はカッター40によって合紙ロール36から切り離されて、積層される合紙32となる。
合紙32の巻き癖の方向Yを鉛直方向に合わせた状態で合紙32をガラス板Gと交互に積層すると、ガラス板Gの上縁から食み出した合紙32の上部片32Aが垂れ下がろうとする方向Z(図4参照)と巻き癖の方向Yとが一致するので、上部片32Aが垂れ下がり易くなる。
これに対して、図2の如く合紙32の巻き癖の方向Yを水平方向に合わせた状態で合紙32をガラス板Gと交互に積層すると、ガラス板Gの上縁から食み出した合紙32の上部片32Aが垂れ下がろうとする方向Zと巻き癖の方向Yとが直交するので、上部片32Aが垂れ下がり難くなる。つまり、合紙32の巻き癖の方向Yを水平方向に合わせると、巻き癖の方向Yに直交する方向の合紙32の剛性が、巻き癖の方向Yの合紙32の剛性よりも高くなるからである。
上記巻き癖の特徴に基づき、本発明のガラス板積層体10の積層方法は、合紙ロール36から帯状合紙38を引き出して、積層サイズの合紙32にカッター40によって切断し、切断された合紙32の巻き癖方向Yを水平方向にして合紙32をガラス板Gと交互にパレット12に積層していく。これにより、ガラス板Gの上縁から食み出した合紙32の上部片32Aは垂れ下がらない。
なお、合紙32の前記積層サイズについて図2を参照して説明すると、横方向の長さB1は、ガラス板Gの幅方向の長さB2にガラス板Gの両側縁から食み出した量(例えば50〜100mm×2)を加えた長さであり、縦方向の長さT1は、ガラス板Gの縦方向の長さT2にガラス板Gの上縁から食み出した量(例えば50〜100mm)を加えた長さである。また、合紙32が底受け板20から所定量(例えば5mm程度)浮上した状態で積層される態様の場合には、縦方向の長さT1は、ガラス板Gの縦方向の長さT2にガラス板Gの上縁から食み出した量(例えば50〜100mm)を加え、この長さから前記浮上した量(例えば5mm程度)を差し引いた長さである。
図3は、実施の形態のガラス板積層体10におけるガラス板Gの引き剥がし形態を示した要部拡大図である。
図3の如く、実施の形態のガラス板積層体10によれば、ガラス板Gの上縁から食み出した合紙32の上部片32Aは垂れ下がっておらず起立した状態なので、シート用吸着部材34によって上部片32Aを確実に吸着することができる。その後、ガラス板Gに吸着しているガラス板用吸着部材42のみを引き剥がし方向に移動させることによって、合紙32からガラス板Gを良好に引き剥がすことができる。なお、シート用吸着部材34及びガラス板用吸着部材42は、最前列に位置するガラス板Gに対向配置される。シート用吸着部材34は、合紙32の面に対して直交方向に進出移動されて、設定された吸着位置で上部片32Aを吸着保持する。同様に、ガラス板用吸着部材42は、ガラス板Gの主面に対して直交方向に進出移動され、設定された吸着位置でガラス板Gを吸着保持する。
また、図2のガラス板梱包体14において、パレット12に搭載されたガラス板積層体10の合紙32は、合紙ロール36の巻回状態における外側面36Aが、パレット12の背受け板24に向くように積層されることが好ましい。
この態様は、ガラス板Gの上縁から食み出した合紙32の上部片32A、及びガラス板Gの側縁から食み出した合紙32の側部片32Bの双方をシート用吸着部材34(図3参照)によって吸着し、ガラス板Gを合紙32から引き剥がす場合に好ましい。
すなわち、合紙ロール36の巻回状態における外側面36Aが、パレット12の背受け板24に向くように合紙32を積層すると、ガラス板Gの側縁から食み出した合紙32の側部片32Bが、合紙32の巻き癖によって前方(背受け板24側とは反対方向:図1のX方向)に向くので、シート用吸着部材による側部片32Bの吸着が容易になる。
これに対して、合紙ロール36の巻回状態における外側面36Aが、前記前方に向くように合紙32を積層すると、ガラス板Gの側縁から食み出した合紙32の側部片32Bが、合紙32の巻き癖によって背受け板24側に向くので、つまり、シート用吸着部材の設定された吸着位置に対して側部片32Bの位置が背受け板24側にずれるので、シート用吸着部材による側部片32Bの吸着が困難になる場合がある。
なお、合紙32の上部片32Aのみをシート用吸着部材34によって吸着保持する場合には、合紙ロール36の巻回状態における外側面36Aが、前記前方に向くように合紙32を積層してもよい。
G…ガラス板、10…ガラス板積層体、12…パレット、14…ガラス板梱包体、16…台座、18…搭載面、20…底受け板、22…支柱、24…背受け板、26…フレーム、28…開口部、30…底片、32…合紙、32A…上部片、32B…側部片、34…シート用吸着部材、36…合紙ロール、36A…外側面、38…帯状合紙、40…カッター、42…ガラス板用吸着部材

Claims (4)

  1. 複数枚のガラス板がシートを介して縦置きに積層されるガラス板積層体の積層方法において、
    前記シートを構成する帯状シートが巻回されたシートロールから前記帯状シートを引き出して前記シートのサイズに切断し、切断された前記シートの巻き癖方向を水平方向にして前記シートをガラス板と交互に積層するとともに前記ガラス板の上縁から前記シートの上部片を所定量食み出させたことを特徴とするガラス板積層体の積層方法。
  2. 請求項1に記載のガラス板積層体の積層方法によって積層されたことを特徴とするガラス板積層体。
  3. 請求項2に記載のガラス板積層体がパレットに搭載されてなるガラス板梱包体であって、
    前記パレットは、台座と、前記台座の上面に所定角度傾斜して設けられるとともにガラス板積層体のガラス板の下縁が載置される底受け部材と、前記台座の上面に設けられ、且つ前記底受け部材に対して所定角度傾斜して設けられるとともに前記ガラス板積層体のガラス板の主面が受けられる背受け部材と、を備えることを特徴とするガラス板梱包体。
  4. 前記ガラス板積層体のシートは、シートロールの巻回状態における外側面が前記背受け部材に向けてガラス板とガラス板との間に介在される請求項3に記載のガラス板梱包体。
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