JP2014122059A - ガラス板梱包用パレット - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルトからの力をガラス板の主面に分散させてガラス板の損傷を防止できるガラス板梱包用パレットを提供する。
【解決手段】本発明のガラス板梱包用パレット10は、ガイド部材44が前枠38の前面に設けられ、このガイド部材44にラッシングベルト40が掛け渡される。ラッシングベルト40からの力は、ガイド部材44を介して前枠38に伝達され、前枠38から緩衝部材36、36を介してガラス板積層体12のガラス板Gのガラス板の主面に伝達される。これにより、ガラス板積層体12のガラス板の主面は、ガイド部材44の全体から力を受けるので、ラッシングベルト40からの力が前枠38の外枠のエッジに集中することに起因するガラス板積層体12のガラス板の損傷を防止できる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のガラス板梱包用パレット10は、ガイド部材44が前枠38の前面に設けられ、このガイド部材44にラッシングベルト40が掛け渡される。ラッシングベルト40からの力は、ガイド部材44を介して前枠38に伝達され、前枠38から緩衝部材36、36を介してガラス板積層体12のガラス板Gのガラス板の主面に伝達される。これにより、ガラス板積層体12のガラス板の主面は、ガイド部材44の全体から力を受けるので、ラッシングベルト40からの力が前枠38の外枠のエッジに集中することに起因するガラス板積層体12のガラス板の損傷を防止できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガラス板梱包用パレットに関する。
液晶用ガラス板及びプラズマディスプレイ用ガラス板等のFPD(Flat Panel Display)用ガラス板は、保管中や搬送中に表面に疵や汚染が付き、製品欠陥となり易い。このようなガラス板の疵や汚染を防止する形態として、特許文献1には、ガラス板と合紙(シート)とを交互に積層し、隣接するガラス板の表面同士を分離したガラス板積層体が開示されている。また、特許文献1には、前記ガラス板積層体が梱包されるガラス板梱包用パレットが開示されている。
特許文献1のガラス板梱包用パレットは、ガラス板積層体を縦置きに搭載して梱包するパレットであり、台座、台座の上面に固定されてガラス板積層体の下縁を支持する底板(底受け部材)、及び台座の上面に固定されてガラス板積層体の背面を支持する背板(背受け部材)等を備えている。
一方、特許文献2には、ベルトを用いてガラス板積層体をガラス板梱包用パレットに固定する固定形態が開示されている。
特許文献2のベルトによる固定形態は、ガラス板積層体の前面に配置された前枠の側部にフックを設け、このフックにベルトの一端を掛ける。そして、このベルトの他端を、ラチェット式巻上装置を介して、背板を支持する背板フレーム(支持部材)に連結する。この後、ラチェット式巻上装置を操作してベルトを巻き上げ、ベルトの張力によってガラス板積層体を背板に押し付ける。これによって、ガラス板積層体をガラス板梱包用パレットに固定している。
また、ベルトによる他の固定形態として、前記前枠の前面側にラッシングベルト(ラチェット式ベルトともいう)を水平方向に掛け渡すとともに、前枠の外枠のエッジに沿ってラッシングベルトを直角に折り曲げ、ラッシングベルトの両端部を前記背板フレームに固定する形態もある。この形態の場合、ガラス板積層体のサイズにもよるが、ラッシングベルトは複数本使用される。
なお、本願の明細書では、複数枚のガラス板とシートとが交互に積層された積層体を「ガラス板積層体」と称し、「ガラス板積層体」が梱包される部材を「ガラス板梱包用パレット」と称し、「ガラス板梱包用パレット」に「ガラス板積層体」が搭載されて梱包された梱包体を「ガラス板梱包体」と称する。
前記従来の他の固定形態では、ガラス板積層体を背板に押圧するラッシングベルトからの力を、前枠によってある程度は分散できる。
しかしながら、ラッシングベルトからの前記力は、ラッシングベルトが直角に折り曲げられた前枠の外枠のエッジにどうしても集中するため、そのエッジの近傍に位置するガラス板積層体のガラス板の主面がエッジの近傍に位置しないガラス板の主面よりも強い力を受けて、ガラス板が損傷するおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ベルトからの力をガラス板の主面に分散させてガラス板の損傷を防止できるガラス板梱包用パレットを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、ガラス板とシートとが交互に積層されてなるガラス板積層体の下縁を支持する底受け部材と、前記ガラス板積層体の背面を支持する背受け部材と、前記背受け部材を支持する支持部材と、前記ガラス板積層体の前面に配置されるとともに複数本の枠材からなる前枠と、前記前枠の前面に掛け渡されて前記支持部材に両端部が固定され、前記ガラス板積層体を前記背受け部材に押し付ける力を、前記前枠を介して前記ガラス板積層体に付与するベルトと、を備えたガラス板梱包用パレットにおいて、前記前枠と前記ベルトとの間には、前記ベルトに当接されるとともに前記前枠の前面に対し前記ベルトを離間させて掛け渡す中間部材が配置されていることを特徴とするガラス板梱包用パレットを提供する。
本発明の一態様によれば、ベルトから前枠に伝達する力は、中間部材を介して前枠に伝達される。このとき、ベルトから前枠に伝達する力は、中間部材を介することによって分散されるので、前枠の外枠のエッジに集中せず、前枠を構成する複数本の枠材に分散する。これによって、本発明の一態様によれば、ベルトからの力がガラス板の主面に分散されるので、前記力が前記外枠のエッジに集中することに起因するガラス板積層体のガラス板の損傷を防止できる。
本発明の一態様は、前記中間部材は、前記ベルトを円弧状に掛け渡すガイド部材を備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、ガイド部材に沿ってベルトを掛け渡すことによって、ベルトからの力をガラス板の主面に分散できる。すなわち、ガラス板積層体のガラス板の主面が、ガイド部材を介してベルトから受ける力は、ベルトが接しているガイド部材の接点の接線に対し直交する方向(法線方向)に働く。これにより、ベルトと対向しているガラス板の主面は、ベルトの掛け渡し方向に沿って略均等な力を受ける。よって、ベルトからの力をガラス板の主面に分散できる。
本発明の一態様は、前記中間部材は、板ばね部材を備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、板ばね部材を介してベルトを掛け渡すことによって、ベルトからの力をガラス板の主面に分散できる。すなわち、ベルトからの力によって曲線状の板ばね部材が直線状に向けて弾性変形することにより、ベルトからの力をガラス板の主面に分散できる。
本発明の一態様は、前記中間部材は、前記前枠の中央部に設けられた押圧部材と、前記押圧部材と前記前枠の前面との間に配置された板状体とを備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、押圧部材を介してベルトを掛け渡すことによって、ベルトからの力をガラス板の主面に分散できる。すなわち、ベルトからの力は、押圧部材から板状体に伝達し、板状体の面内で分散されるので、ベルトからの力をガラス板の主面に分散できる。
本発明の一態様は、前記ガラス板積層体と前記前枠との間には、緩衝部材が配置されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、中間部材によって分散されたベルトからの力は、前枠から緩衝部材を介することによって更に分散される。よって、本発明の一態様によれば、ベルトからの力をより一層ガラス板の主面に分散できる。
以上説明したように本発明のガラス板梱包用パレットによれば、ベルトから前枠に伝達する力が、中間部材を介することによって分散されるので、ガラス板の損傷を防止できる。
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板梱包用パレットの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態の縦積み型のガラス板梱包用パレット10にガラス板積層体12が梱包されたガラス板梱包体14の全体斜視図である。図2は、ガラス板梱包用パレット10及びガラス板積層体12の構成を説明するための説明図である。以下、図1、図2に基づいて説明する。
ガラス板梱包用パレット(以下、「パレット」という。)10は、基台となる台座16の上面に板状の搭載面18が設けられる。この搭載面18の上面に、ガラス板積層体12のガラス板Gの下縁を支持する底板(底受け部材)20が搭載面18に対して傾斜して固定されている。また、搭載面18に立設された背板フレーム(支持部材)22は、底板20の上面(ガラス板Gの下縁を支持する面)に対して90°〜100°、好ましくは約95°となるように搭載面18に立設され、この背板フレーム22の前面にガラス板積層体12の背面を支持する背板(背受け部材)24が立て掛けられて固定される。更に、底板20の上面には、ガラス板Gの下縁を支持した際のガラス板Gとの接触による損傷を防止するために、ゴムや硬質の発泡性樹脂等の底板クッション26が設けられ、背板24の前面にも同様の背板クッション28が設けられている。また、台座16の前面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部30、30が備えられている。
底板20は、搭載面18と底板20との間に配置された、側面視三角形状の底板フレーム32を介して搭載面18の上面に傾斜して載置される。底板20は、その上面が搭載面18に対して好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°に傾斜して配置される。これにより、ガラス板積載装置(不図示)によるガラス板Gのパレット10への積載時に、ガラス板Gの位置決め作業が容易になる。なお、図2の矢印Aが、パレット10に対するガラス板Gの積載方向である。また、各ガラス板G、G…の主面は自重によって背板24側のガラス板Gの主面に接するので、各ガラス板G、G…の主面間に無駄な隙間が生じることはない。
ガラス板積層体12は、矩形状の複数枚のガラス板Gと、複数枚の矩形状の合紙34とから構成され、ガラス板Gと合紙34とが交互に積層されることにより構成される。
ガラス板Gは、液晶ディスプレイ用等のFPD用ガラス板に使用されるものであり、その厚さは0.7mm以下であることが好ましい。なお、実施の形態では、ガラス板Gとガラス板Gとの間に介在されるシートとして合紙34を例示したが、合紙34に限定されるものではない。例えば、樹脂フィルム、樹脂シート、及び発泡樹脂シートであっても合紙34に代えて適用できる。また、シートとして合紙34を使用する場合には、合紙34の原料はバージンパルプが好ましいが、セルロース等を含有している原料を用いてもよい。更に、パレット10に搭載されるガラス板G及び合紙34の枚数は、例えば第6世代(縦1500mm×横1800mm〜縦1500mm×横1850mm)のガラス板Gの場合は300枚以上、第7世代(縦1870mm×横2200mm〜縦1950mm×横2250mm)のガラス板Gの場合は250枚以上であることが好ましい。
底板20および背板24に支持されたガラス板積層体12の前面には、プラスチックダンボール等の板状の2枚の緩衝部材36、36が配置され、ガラス板積層体12の前面が緩衝部材36、36によって被覆される。また、緩衝部材36、36の前面には複数本の枠材からなる前枠38が配置される。この前枠38は、ガラス板積層体12の前面よりも若干大きめのサイズで構成されている。なお、実施の形態では、ガラス板積層体12の前面を2枚の緩衝部材36、36によって被覆したが、ガラス板積層体12の前面を被覆できるのであれば、緩衝部材36の枚数は1枚であっても3枚以上であってもよい。
実施の形態のパレット10では、ガラス板積層体12をパレット10に固定するために、前枠38の前面に、垂直方向(上下方向)に所望の間隔で上部、中央部、および下部に配置された3本のラッシングベルト(ベルト)40、40…が水平方向に掛け渡される。そして、ラッシングベルト40、40…の両端部が、背板フレーム22の両側面に設けられたフック42、42…に取り付けられる。そして、ラッシングベルト40、40…にそれぞれ設けられたラチェット式巻上装置(不図示)を操作してラッシングベルト40、40…に張力を付与していく。このラッシングベルト40、40…の張力が前枠38から緩衝部材36、36を介してガラス板積層体12に付与されることにより、ガラス板積層体12が背板24側に押し付けられてパレット10に固定される。
そして、実施の形態のパレット10では、中間部材としての第1の実施の形態であるガイド部材(中間部材)44、44…が前枠38の前面に設けられ、このガイド部材44にラッシングベルト40が掛け渡されている。すなわち、実施の形態のパレット10は、前枠38とラッシングベルト40との間に、ラッシングベルト40に当接されるとともに、前枠38の前面に対しラッシングベルト40を離間させて掛け渡すガイド部材44が、前枠38の前面に固定されている。このガイド部材44は、ラッシングベルト40の本数(3本)に応じて3台設けられているが、ラッシングベルト40の本数及びガイド部材44の台数は、ガラス板積層体12のサイズに応じて設定されるものである。例えば、1つのガラス板積層体12に対して、ラッシングベルト40の本数が3本、ガイド部材44の台数が1台でもよい。また、前枠38に対するガイド部材44の固定位置も同様である。
ガイド部材44は、図1の如くラッシングベルト40を前枠38の前面に対して水平方向に、前方向に凸形状の円弧状に掛け渡す部材である。
ガイド部材44は、上下に間隔をもって平行に配置された一対の前方向に凸形状の半楕円板46、46と、半楕円板46と半楕円板46とを連結するとともに、前方向に凸形状の円弧状に沿って配置された複数本のガイドバー48、48…とから構成される。半楕円板46の外周縁部は、前面側に位置する円弧状縁部46Aと背板24側に位置する直線状縁部46Bとからなり、直線状縁部46Bが前枠38に溶接等によって固定される。また、ガイドバー48、48…は、図1、図2において鉛直方向に配置され、その表面にラッシングベルト40が当接される。
次に、ガイド部材44の作用について説明する。
図3(a)は、ガイド部材44にラッシングベルト40からの力が作用したときに、各ガイドバー48、48…に発生する力の方向を矢印aで示した模式図である。また、図3(b)は、ガイド部材44から前枠38に伝達された前記力であって、水平方向(X軸)における前記力の大きさ(Y軸)の分布を示した説明図である。前記力は、ガイドバー48、48…から半楕円板46、46を介して前枠38の複数本の枠材に伝達され、これらの枠材から図2の緩衝部材36、36を介してガラス板積層体12のガラス板Gのガラス板の主面に伝達される。
図1、図2に示したガラス板積層体12のガラス板の主面が、緩衝部材36、前枠38及びガイド部材44を介してラッシングベルト40から受ける力の方向は、図3(a)に示すように、ラッシングベルト40が接しているガイドバー48、48…の接点の接線に対する直交方向(矢印aで示す法線方向)である。すなわち、ガラス板積層体12のガラス板の主面は、ガイド部材44の全体から力を受ける。これにより、ラッシングベルト40と対向しているガラス板積層体12のガラス板の主面は、図3(b)の如く、ラッシングベルト40の掛け渡し方向に沿って略均等な力を受ける。よって、ガイド部材44によれば、ラッシングベルト40からの力をガラス板の主面に分散できるので、前記力が前枠38の外枠のエッジに集中することに起因するガラス板積層体12のガラス板の損傷を防止できる。また、ラッシングベルト40からガラス板の主面に伝達した力は、ラッシングベルト40の掛け渡し方向に対して直交する方向にも分散する。そして実施の形態では、3台のガイド部材44、44…を備えているので、3本のラッシングベルト40からガラス板の主面に伝達した力は、ガラス板の主面の略全域に分散することになる。なお、ガイド部材44では、複数本のガイドバー48、48…に沿ってラッシングベルト40を円弧状に掛け渡しているが、ガイドバー48に代えて円弧状の板状体を用いてもよい。
比較例を図4に示す。
図4(a)は、前枠38にラッシングベルト40を直接掛け渡した従来の固定形態を示した模式図である。また、図4(b)は、ラッシングベルト40から前枠38に伝達された力であって、水平方向(X軸)における前記力の大きさ(Y軸)の分布を示した説明図である。図4(b)の如く、従来の固定形態では、前記力が前枠38の外枠のエッジに集中することが分かる。
次に、中間部材として板ばね部材50を用いた第2の実施の形態を図5に示す。
図5(a)は、板ばね部材50にラッシングベルト40からの力が作用したときに、板ばね部材50に発生する力の方向を矢印aで示した模式図である。矢印aのうち中央に記載した矢印aは、板ばね部材50と前枠38との接触点における力の方向を示している。また、図5(b)は、板ばね部材50から前枠38に伝達された前記力であって、水平方向(X軸)における前記力の大きさ(Y軸)の分布を示した説明図である。
板ばね部材50は、後方向(ガラス板積層体方向)に凸形状の円弧状に構成され、中央部50Aが前枠38の水平方向の中央部に固定され、自由端である両端部50B、50Bにラッシングベルト40が掛け渡される。この状態でラッシングベルト40を二点鎖線で示すように巻き上げると、板ばね部材50は二点鎖線の如く、ラッシングベルト40からの力によって板ばね部材50が直線状に向けて弾性変形する。このとき、板ばね部材50に発生する矢印a方向の力のうち、板ばね部材50の両端部50B、50B及びその近傍で発生する力が前枠38の水平方向の端部に向けて拡散する。これにより、図5(b)の如く、ラッシングベルト40からの力が前枠38の外枠のエッジに集中せず分散する。
よって、中間部材として、板ばね部材50を備えた第2の実施の形態を使用しても、ラッシングベルト40からの力が前枠38の外枠のエッジに集中することに起因するガラス板積層体12のガラス板の損傷を防止できる。
次に、中間部材として押圧部材52と板状体54とを用いた第3の実施の形態を図6に示す。
図6(a)は、押圧部材52にラッシングベルト40からの力が作用したときに、押圧部材52に発生する力の方向を矢印aで示した模式図である。また、図6(b)は、押圧部材52から板状体54を介して前枠38に伝達された前記力であって、水平方向(X軸)における前記力の大きさ(Y軸)の分布を示した説明図である。
押圧部材52は金属製、樹脂製又はゴム製であって円筒状又は円柱状に構成される。この押圧部材52は、前枠38の水平方向における中央部に配置され、その上下端部に突設された軸53(一方の軸53のみ図示)が、前枠38に固定された上下一対のフランジ56(一方のフランジ56のみ図示)に支持されている。この押圧部材52の外周面にラッシングベルト40が掛け渡される。
板状体54は、金属製、樹脂製又はゴム製であって前枠38の水平方向における中央部に取り付けられる。すなわち、板状体54は、前枠38と押圧部材52との間に配置されている。したがって、この中間部材によれば、ラッシングベルト40からの力を、押圧部材52から板状体54を介して前枠38に伝達する構成となっている。
押圧部材52にラッシングベルト40を掛け渡してラッシングベルト40を巻き上げると、ラッシングベルト40からの力が押圧部材52に伝達し、その力は押圧部材52から矢印aの方向で板状体54に伝達する。そして、前記力は、板状体54の面内で分散して前枠38に伝達する。これにより、図6(b)の如く、ラッシングベルト40からの力が前枠38の外枠のエッジに集中せず分散する。よって、中間部材として、押圧部材52と板状体54とからなる第3の実施の形態を使用しても、ラッシングベルト40からの力が前枠38の外枠のエッジに集中することに起因するガラス板積層体12のガラス板の損傷を防止できる。
また、実施の形態では、ガラス板積層体12と前枠38との間に、緩衝部材36を配置しているため、前述の中間部材によって分散されたラッシングベルト40からの力は、前枠38から緩衝部材36を介することによって更に分散される。よって、ラッシングベルト40からの力をより一層ガラス板の主面に分散できる。
なお、上述した実施の形態では、中間部材として第1〜第3の実施の形態を説明したが、これらの形態に限定されるものではなく、第1〜第3の実施の形態と同様の機能、作用を生じさせる中間部材であれば如何なる部材であっても適用できる。また、実施の形態では、ラッシングベルト40を水平方向に掛け渡す形態を例示したが、ラッシングベルト40を鉛直方向に掛け渡す形態の場合には、中間部材をラッシングベルト40の掛け渡し方向に沿うように前枠38に固定すればよい。
G…ガラス板、10…ガラス板梱包用パレット、12…ガラス板積層体、14…ガラス板梱包体、16…台座、18…搭載面、20…底板、22…背板フレーム、24…背板、26…底板クッション、28…背板クッション、30…開口部、32…底板フレーム、34…合紙、36…緩衝部材、38…前枠、40…ラッシングベルト、42…フック、44…ガイド部材、46…半楕円板、46A…円弧状縁部、46B…直線状縁部、48…ガイドバー、50…板ばね部材、50A…中央部、50B…両端部、52…押圧部材、54…板状体、56…フランジ
Claims (5)
- ガラス板とシートとが交互に積層されてなるガラス板積層体の下縁を支持する底受け部材と、前記ガラス板積層体の背面を支持する背受け部材と、前記背受け部材を支持する支持部材と、前記ガラス板積層体の前面に配置されるとともに複数本の枠材からなる前枠と、前記前枠の前面に掛け渡されて前記支持部材に両端部が固定され、前記ガラス板積層体を前記背受け部材に押し付ける力を、前記前枠を介して前記ガラス板積層体に付与するベルトと、を備えたガラス板梱包用パレットにおいて、
前記前枠と前記ベルトとの間には、前記ベルトに当接されるとともに前記前枠の前面に対し前記ベルトを離間させて掛け渡す中間部材が配置されていることを特徴とするガラス板梱包用パレット。 - 前記中間部材は、前記ベルトを円弧状に掛け渡すガイド部材を備える請求項1に記載のガラス板梱包用パレット。
- 前記中間部材は、板ばね部材を備える請求項1に記載のガラス板梱包用パレット。
- 前記中間部材は、前記前枠の中央部に設けられた押圧部材と、前記押圧部材と前記前枠の前面との間に配置された板状体とを備える請求項1に記載のガラス板梱包用パレット。
- 前記ガラス板積層体と前記前枠との間には、緩衝部材が配置される請求項1、2、3又は4に記載のガラス板梱包用パレット。
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