JP2009143595A - ガラス板梱包台 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板の積層体の姿勢を変更する際に使用されるガラス板梱包台の低コスト化を図ると共に、その配置位置の自由度を高める。
【解決手段】ガラス板の積層体を一端面側から支持する第1支持面2aを有する第1支持部2と、第1支持部2に対して所定角度をなし、積層体を一平面側から支持する第2支持面3aを有する第2支持部3とを備えたガラス板梱包台1であって、第1支持部2は第1支持面2aの背面側に第1自立部2bを有し、第2支持部3は第2支持面3aの背面側に第2自立部3bを有し、第1自立部2bを水平面上に接地させて自立させたとき、第2支持部3の第2支持面3aが鉛直面に対して第2自立部3b側に所定角度で傾斜し、第2自立部3bを水平面上に接地させて自立させたとき、第2支持部3の第2支持面3aが水平面と実質的に平行になるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス板の積層体の姿勢を変更するガラス板梱包台に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板を初めとする各種ガラス板を輸送する場合には、パレット上に、複数枚のガラス板を、各ガラス板の間に合紙等の保護シートを介在させて縦姿勢(略鉛直姿勢)で積層した状態で梱包するのが通例とされている(例えば、下記の特許文献1参照)。
しかしながら、この種の梱包形態では、衝撃に弱いガラス板の下辺部に、自重による応力が常時作用することになるので、この状態で長時間が経過すると、ガラス板の下辺部に破損が生じるおそれがある。特にガラス板を輸送する際には、輸送時の揺れ等によってガラス板の下辺部に更なる応力が作用することになるので、ガラス板の破損はより顕著な問題となって現れる。
このようなガラス板の破損の問題は、衝撃に弱いガラス板の辺部に応力が作用する梱包形態を採用していることに起因するものであるので、ガラス板の辺部に応力が作用し難い梱包形態を採用すれば、このようなガラス板の破損を低減することが可能となる。そこで、縦姿勢でガラス板をパレット上に梱包した場合に比してガラス板の辺部に応力が作用し難い梱包形態として、複数枚のガラス板をパレット上に横姿勢で積層する梱包形態が提案されている(下記の特許文献2,3参照)。
しかしながら、近年では、FPD用のガラス基板に代表されるように、各種ガラス板の大板化(例えば一辺の寸法が2m以上)が推進されており、これに伴ってガラス基板を横姿勢のままパレット上に積層することが非常に困難なものとなっているのが実情である。すなわち、大板のガラス板では、横姿勢のままパレット上に積層しようとすると、ガラス板が大きく撓むことから、積層する際の作業性が低下するばかりでなく、場合によっては撓みによる変形によりガラス板に破損が生じてしまう。特に、ガラス板がFPD用のガラス基板である場合には、中央部領域に高度な清浄性が要求されることから、該中央部領域への接触は極力避ける方が好ましい。したがって、この場合、パレットにガラス板を積み込む際には中央部領域を除外した極僅かな周縁部を支持手段により支持することになるため、FPD用のガラス基板では、上述の撓みはより顕著な問題となって現れる。
そこで、下記の特許文献4には、ガラス板を梱包するための梱包箱を載置して所定角度に起こすための起倒台(ガラス板梱包台)を使用することが開示されている。詳述すると、この起倒台は、大テーブル部と、大テーブル部の一端部から直立する小テーブル部とからなるL型部材である。そして、大テーブル部を水平状態にした起倒台に梱包箱を載置した後、起倒台により梱包箱を水平から起こし、この状態でガラス板を積載または取り出すようにしている。これにより、ガラス板を水平状態のまま積層または取り出す場合に比して、ガラス板の取り扱いの容易化を図ると共に、ガラス板への負荷を少なくして破損の可能性を低減しようとしている。
特開2005−170399号公報 特開2007−39110号公報 特開2007−112464号公報 特開2007−153395号公報
しかしながら、上記の特許文献4に開示の起倒台は、同文献の図8に記載されているように、大テーブル部の下面の一端部のみが下方側に突出した形状をなすことから、大テーブル部を水平状態にした起倒台は、水平面上に自立することはできない。また、起倒台を起こした状態でも、同文献の図9に記載されているように、下方側に位置する小テーブル部の下面が水平面に対して角度をなしているので、この場合にも起倒台は水平面上に自立することはできない。
したがって、このような起倒台では、姿勢を維持するための何らの姿勢維持手段(例えば、起倒台の傾斜角度を適宜調整するような回転装置)が別途必要となることから、装置構成が複雑且つ大掛かりなものとなり、設備コストの高騰を招くことになる。しかも、このような姿勢維持手段を設ける場合には、起倒台の配置位置を自由に変更することが実質的に不可能となる。
本発明は、以上の実情に鑑み、ガラス板の積層体の姿勢を変更する際に使用されるガラス板梱包台の低コスト化を図ると共に、その配置位置の自由度を高めることを技術的課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、ガラス板の積層体を一端面側から支持する第1支持面を有する第1支持部と、該第1支持部に対して所定角度をなし、前記積層体を一平面側から支持する第2支持面を有する第2支持部とを備えたガラス板梱包台において、前記第1支持部は前記第1支持面の背面側に第1自立部を有し、前記第2支持部は前記第2支持面の背面側に第2自立部を有し、前記第1自立部を水平面上に接地させて自立させたとき、前記第2支持部の第2支持面が鉛直面に対して前記第2自立部側に所定角度で傾斜し、前記第2自立部を水平面上に接地させて自立させたとき、前記第2支持部の第2支持面が前記水平面と実質的に平行になることに特徴づけられる。なお、ここでいう「水平面に対して実質的に平行」とは、第2支持面が水平面と完全に平行となる状態のみならず、第2支持面が水平面に対して±10°以内で傾斜している場合をも含む。
このような構成によれば、ガラス板梱包台は、第1自立部と第2自立部とを有することから、いずれか一方の自立部を水平面上に接地させた状態で自立可能となる。そして、第1自立部を水平面上に接地させて自立させたときに、第2支持部の第2支持面が鉛直面に対して第2自立部側に所定角度で傾斜し、他方、第2自立部を水平面上に接地させて自立させたときに、第2支持部の第2支持面が水平面と実質的に平行となる。そのため、かかるガラス板梱包台を起倒させて、第1自立部が水平面上に接地された状態と、第2自立部が水平面上に接地された状態とを入れ替えるだけで、ガラス板の積層体の姿勢を、第2支持面に倣った縦姿勢(傾斜姿勢)と横姿勢(実質的に水平姿勢)との相互間で容易に変更することができる。そして、第1自立部や第2自立部を水平面上に接地して自立させるだけで、ガラス板の積層体を一平面側から支持する第2支持面の姿勢は自動的に決定されることから、別途姿勢維持手段が必要となることもない。したがって、複雑な姿勢維持手段を省略し、ガラス板梱包台の低コスト化を好適に図ることが可能となると共に、その配置位置を自由に設定することが可能となる。
上記の構成において、前記第1自立部又は前記第2自立部の少なくとも一方に、フォークリフトの爪挿入部を有し、該爪挿入部にフォークリフトの爪を挿入して水平面に対して起倒させることにより、前記第1自立部を水平面上に接地させた状態と、前記第2自立部を水平面上に接地させた状態とが相互に入れ替えられるように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、ガラス板梱包台の起倒作業が、既存のフォークリフトにより容易に実現可能となる。
上記の構成において、前記第1自立部又は前記第2自立部の少なくとも一部が、水平面上に接地された状態のまま起倒するように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、ガラス板梱包台を起倒させることによって、第1自立部が水平面上に接地された状態と、第2自立部が水平面上に接地された状態とを入れ替える際に、第1自立部と第2自立部との少なくとも一部が水平面上に接地された状態のままとなることから、ガラス板梱包台を水平面上から持ち上げる場合に比して起倒作業を円滑且つ安定した状態で行うことができる。特に、ガラス板梱包台によってガラス板の積層体を支持した状態では総重量が増すことから、第1自立部と、第2自立部との少なくとも一部を、水平面上に接地させた状態のまま起倒するように構成されていることは有利となる。
上記の構成において、前記第1自立部と前記第2自立部とが、それぞれ枠体で構成されていてもよい。
このようにすれば、ガラス板梱包台自体の軽量化を確実に図ることができるので、起倒作業をより円滑に実行できるようになり、作業性の向上の観点からも非常に有利となる。
上記の構成において、前記ガラス板の積層体が、少なくとも前記第2支持面に着脱自在に当接されるパレット上に載置されるようにしてもよい。
以上のように本発明に係るガラス板梱包台によれば、複雑な姿勢維持手段を省略し、ガラス板梱包台の低コスト化を好適に図ることが可能となると共に、その配置位置を自由に設定することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1,図2は、本発明の一実施形態に係るガラス板梱包台1を模式的に示す側面図である。これら各図に示すように、このガラス板梱包台1は、ガラス板の積層体を一端面側から支持する第1支持面2aを有する第1支持部2と、この第1支持部2に対して所定角度をなし、積層体を一平面側から支持する第2支持面3aを有する第2支持部3とを備えている。
詳述すると、特徴的な構成として、上記の第1支持部2は第1支持面2aの背面側に第1自立部2bを有し、上記の第2支持部3は第2支持面3aの背面側に第2自立部3bを有している。
そして、図1に示すように、第1自立部2bを水平面上に接地させて自立させたとき、第2支持部3の第2支持面3aが鉛直面に対して第2自立部3b側に所定角度で傾斜するようになっている。この第2支持面3aの鉛直面に対する傾斜角度は、0°超45°以下(好ましくは15°以上25°以下)の範囲内で設定される。
他方、図2に示すように、第2自立部3bを水平面上に接地させて自立させたとき、第2支持部3の第2支持面3aが水平面と実質的に平行になるようになっている。ここで、水平面と実質的に平行とは、第2支持部3の第2支持面3aの第1支持部2側端部が、他端部側よりも下方に位置するように僅かに傾斜している場合をも含み、この実施形態では第2自立部3bの第2支持面3aの水平面に対する傾斜角度は、0°以上10°以下(好ましくは0°以上5°以下)の範囲内で設定される。
また、軽量化の観点から第1自立部2bと第2自立部3bは枠体で構成されると共に、それぞれの自立部2b,3bには枠体の隙間を利用してフォークリフトの爪を挿入するための爪挿入部4,5が形成されている。この爪挿入部4,5は、フォークリフトにより、ガラス板梱包台1を移動させる際、または、ガラス板梱包台1を水平面に対して起倒させる際に利用される。
さらに、図1に示すように第1自立部2bを水平面上に接地させたときに、第1自立部2bの接地面の最後方に位置するコーナー部Xは、図2に示すように第2自立部3bを水平面上に接地させたときにも、水平面上に接地するようになっている。すなわち、このコーナー部Xは、第2自立部3bの一部も兼ねるようになっており、図3に示すように、当該コーナー部Xはガラス板梱包台1を起倒させる際の支点として機能するようになっている。
なお、この実施形態では、ガラス板は、第1支持部2の第1支持面2aと、第2支持部3の第2支持面3aとに、着脱自在に当接するパレット6上に積層されるようになっている。詳述すると、このパレット6は、ガラス板の平面部が載置される基台部7と、基台部7の一端部に立設された立設部8とを有するL字型をなし、基台部7が第2支持部3の第2支持面3aに当接し、立設部8が第1支持部2の第1支持面2aに当接するようになっている。
次に、上記のように構成されたガラス板梱包台1を使用して、パレット6にガラス板の積層体を梱包する方法を説明する。なお、ガラス板としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ(PDP)、フィールドエミッションディスプレイ(FED(SEDを含む))等のフラットパネルディスプレイ用のガラス基板が挙げられる。
まず、ガラス板梱包台1を水平面上に対して倒した状態、すなわち、第2支持部3の第2自立部3bを水平面上に接地させた状態とし、その第2支持部3の第2支持面3aの上に、図2に示すようにL字型のパレット6の基台部7を当接させる。この際、パレット6の立設部8は第1支持部2の第1支持面2aに当接させる。その後、ガラス板梱包台1の第2支持部3の第2自立部3bに設けられた爪挿入部5にフォークリフトの爪を挿入し、図3に示すように、第1支持部2の第1自立部2bのコーナー部Xを支点としてガラス板梱包台1を水平面から起こし、第1自立部2bを水平面上に接地させる。このようにすれば、起倒作業の間、コーナー部Xは常に水平面上に接地された状態となることから、水平面からガラス板梱包台1を完全に持ち上げる場合に比して、ガラス板梱包台1の起立作業を円滑かつ安定して行うことができる。なお、フォークリフトとしては、爪が回転可能に構成されたものを使用することが好ましい。また、水平面上に起立させたガラス板梱包台1に、空のパレット6を直接載置するようにしてもよい。
次に、図4に示すように、起立したガラス板梱包台1に載置されたパレット6の基台部7に、ガラス板Gを順次積層していく。この際、ガラス板Gは、縦姿勢の状態で、第2支持部3の第2支持面3aに倣って傾斜したパレット6の基台部7に立て掛けるようにして積層される。なお、積層されるガラス板Gの相互間には、必要に応じて保護シート(例えば発泡樹脂シート)が介装される。
そして、所定量のガラス板Gをパレット6に積層した後、ガラス板Gをベルトやストレッチフィルム等でパレット6に固定し、この状態で、上記と同様にフォークリフトによりコーナー部Xを支点としてガラス板梱包台1を水平面上に倒し、図5に示すように、第2支持部3の第2自立部3bを水平面上に接地させる。これにより、第2支持部3の第2支持面3a上に当接されたパレット6の基台部7が水平面と実質的に平行になることから、基台部7上に積層されたガラス板Gの積層体を実質的に水平姿勢で積層された状態に変更することができる。なお、このように実質的に水平姿勢でパレット6の基台部7上に積層されたガラス板Gの積層体は、例えば、ガラス板Gの積層体が梱包されたパレット6の爪挿入部9に、ガラス板梱包台1の起倒時に使用したフォークリフトの爪を挿入して持ち上げることにより所定位置まで移送される。
以上のような梱包方法によれば、最終的には水平姿勢で積層されるガラス板Gを、パレット6に積み込む段階では縦姿勢で取り扱うことができる。そして、縦姿勢でガラス板Gをパレット6に積み込む際には、例えば、ガラス板Gの上部を吸着パッド等の支持手段で支持した状態で、この支持手段から吊り下げるようにしてパレット6へと積み込むことができるので、横姿勢のままガラス板Gをパレット6に積み込む場合のように、ガラス板Gに撓みが生じるという事態を可及的に低減することができる。なお、ガラス板Gが液晶ディスプレイ用のガラス基板等である場合には、その成形方法としてダウンドロー法(例えばオバーフローダウンドロー法や、スロットダウンドロー法)が採用されるのが通例であり、この場合にはガラス板Gが縦姿勢で成形されることになるので、パレット6に積層する段階でガラス板Gを縦姿勢で取り扱うことができ、この梱包方法はより有用となる。
さらに、ガラス板梱包台1は、特徴的な構成として第1自立部2bと第2自立部3bとを有することから、そのいずれか一方の自立部2b,3bを水平面上に接地させた状態で自立可能となる。そして、第1自立部2bを水平面上に接地させて自立させたときに、第2支持部3の第2支持面3aが鉛直面に対して第2自立部3b側に所定角度で傾斜し、他方、第2自立部3bを水平面上に接地させて自立させたときに、第2支持部3の第2支持面3aが水平面と実質的に平行となる。そのため、ガラス板梱包台1を起倒させて、第1自立部2bが水平面上に接地された状態と、第2自立部3bが水平面上に接地された状態とを入れ替えるだけで、ガラス板Gの積層体の姿勢を、第2支持面3aに倣った縦姿勢(傾斜姿勢)と横姿勢(実質的に水平姿勢)との相互間で容易に変更することができる。そして、第1自立部2bや第2自立部3bを水平面上に接地して自立させた段階で、第2支持面3aの姿勢は自動的に決定されることから、第2支持面3aの姿勢を維持するために別途姿勢維持手段が必要となることもない。したがって、複雑な姿勢維持手段を省略し、ガラス板梱包台1の低コスト化を好適に図ることが可能となると共に、その配置位置を自由に設定することが可能となる。
なお、このようにパレット6の基台部7の上に実質的に水平姿勢で積層された複数枚のガラス板Gを取り出す際にも同様に、ガラス板Gの積層体が梱包されたパレット6を、水平面上に倒したガラス板梱包台1の上に載置し、その後、このガラス板梱包台1を水平面から起こすことにより、縦姿勢の状態のままガラス板Gをパレット6から取り出すことが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施することができる。例えば、第1支持部2の第1支持面2aと第2支持部3の第2支持面3aとのなす角、およびパレット6の基台部7と立設部8とのなす角は90°に限らず、90°未満(好ましくは60°以上80°以下)に設定してもよい。このようにすれば、ガラス板の積層体を支持したガラス板梱包台1を水平面上に倒した段階、換言すれば、第2支持部3の第2自立部3bを水平面上に接地させた段階で、各ガラス板Gは、パレット6の基台部7と立設部8とのなす角に応じて、順次相互にずれながら積層されることになる。すなわち、積層されたガラス板Gの辺部は、階段状を呈することになる。したがって、積層されたガラス板Gの辺部に、その上方のガラス板Gの荷重が直接掛かることがなくなり、ガラス板Gの辺部に作用する応力は低減される。その結果、ガラス板Gの破損を低減することが可能となる。
また、上記の実施形態では、パレット6として、基台部7と、基台部7に立設された立設部8とを有するL字型のものを説明したが、立設部8はパレット6に対して着脱自在に構成されていてもよい。また、パレット6を基台部7のみから構成してもよい。
本発明の一実施形態に係るガラス板梱包台を、水平面上から起こした状態を模式的に示す側面図である。 本実施形態に係るガラス板梱包台を、水平面上に倒した状態を模式的に示す側面図である。 本実施形態に係るガラス板梱包台を起倒させる途中の状態を模式的に示す側面図である。 本実施形態に係るガラス板梱包台を使用して、パレットにガラス基板を梱包する手順を説明する図である。 本実施形態に係るガラス板梱包台を使用して、パレットにガラス基板を梱包する手順を説明する図である。
符号の説明
1 ガラス板梱包台
2 第1支持部
2a 第1支持面
2b 第1自立部
3 第2支持部
3a 第2支持面
3b 第2自立部
4,5 爪挿入部
6 パレット
7 基台部
8 立設部
9 爪挿入部
G ガラス板
X コーナー部

Claims (5)

  1. ガラス板の積層体を一端面側から支持する第1支持面を有する第1支持部と、該第1支持部に対して所定角度をなし、前記積層体を一平面側から支持する第2支持面を有する第2支持部とを備えたガラス板梱包台において、
    前記第1支持部は前記第1支持面の背面側に第1自立部を有し、
    前記第2支持部は前記第2支持面の背面側に第2自立部を有し、
    前記第1自立部を水平面上に接地させて自立させたとき、前記第2支持部の第2支持面が鉛直面に対して前記第2自立部側に所定角度で傾斜し、
    前記第2自立部を水平面上に接地させて自立させたとき、前記第2支持部の第2支持面が水平面と実質的に平行になることを特徴とするガラス板梱包台。
  2. 前記第1自立部又は前記第2自立部の少なくとも一方に、フォークリフトの爪挿入部を有し、該爪挿入部にフォークリフトの爪を挿入して水平面に対して起倒させることにより、前記第1自立部を水平面上に接地させた状態と、前記第2自立部を水平面上に接地させた状態とが相互に入れ替えられる請求項1に記載のガラス板梱包台。
  3. 前記第1自立部又は前記第2自立部の少なくとも一部が、水平面上に接地された状態のまま起倒するように構成されている請求項2に記載のガラス板梱包台。
  4. 前記第1自立部と前記第2自立部とが、それぞれ枠体で構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラス板梱包台。
  5. 前記ガラス板の積層体が、少なくとも前記第2支持面に着脱自在に当接されるパレット上に載置される請求項1〜4のいずれか一項に記載のガラス板梱包台。
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