JPWO2011055714A1 - ガラス板梱包体のアダプタ - Google Patents

ガラス板梱包体のアダプタ Download PDF

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Abstract

本発明は、採板装置のテーブルに適合しないガラス板梱包体をそのテーブルに適合させることができるガラス板梱包体のアダプタを提供する。本発明によれば、ガラス板梱包体40をアダプタ42を介して採板装置のテーブル44に載置する。その際に、テーブル44のピン70、70…にアダプタ42の凹部72、72…を係合させて、テーブル44にアダプタ42を装着する。この後、アダプタ42の4台のブロック62、62…に、ガラス板梱包体40の台座46のフランジ部58、58を当接するとともに、アダプタ42の二対のブロック64、64によって台座46の中央フレーム60を挟み込む。これによって、テーブル44に適合しないガラス板梱包体40を、アダプタ42を介してテーブル44に位置決めすることができる。

Description

本発明はガラス板梱包体のアダプタに関する。
近年、液晶ディスプレイ用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板等のFPD(Flat panel Display)用ガラス基板は大型化のニーズが高まっている。特に、第10世代サイズと称されるガラス基板は、一辺が3000mmを超える。このような大型サイズのガラス基板は、例えば、出荷元で特許文献1等に開示されたガラス板梱包体(ガラス板搬送用パレット)に積層されて収納され、この後、搬送車両によって出荷先まで搬送される。
特許文献1に開示されたガラス板梱包体は、複数枚のガラス板が積層される台座(底枠)と、台座に積層された複数枚のガラス板の周囲の側面に当接されて、台座上のガラス板の位置ずれを抑制する複数の押え枠を有している。このガラス板梱包体によれば、出荷元で台座上に複数枚のガラス板を水平に積層し、次に複数の規制部材をボルト又は専用のねじ等によって台座に取り付けてガラス板の位置ずれを防止する。この後、ガラス板梱包体を搬送車両に搭載して出荷先に搬送する。出荷先でのガラス板の開梱時には、複数の規制部材を台座から取り外した後、ガラス板をガラス板梱包体から1枚ずつ搬出する。
また、本出願人は、特許文献2、3において、縦置き式のガラス板梱包体を開示している。なお、本明細書において「縦置き」という場合はガラス板が鉛直方向に並んで梱包されている形態に限定されず、傾斜した状態で梱包されている形態を含む。
このガラス板梱包体は、台座、底板、背面支持体等から構成されており、台座の上面には載置面が形成され、この載置面は、機械加工により所定の平坦度に仕上げられている。この載置面上に前記底板が所定の傾斜角度で設置され、この底板上にガラス板の下縁が載置される。背面支持体も同様に前記載置面上に所定の角度で立設され、この背面支持体にガラス板の面が支持される。この背面支持体は、フレーム部材と、このフレーム部材に取り付けられた背板とによって構成されている。
また、特許文献3のガラス板梱包体には、背面支持体に支持されたガラス板の側方部に当接されてガラス板の側方移動を規制する側方押え部材が設けられている。したがって、ガラス板は、背面支持体の傾斜角度をもって底板上に積載されるとともに側方押え部材によって側方の位置ずれが規制された状態で、すなわち、ガラス板梱包体に対して位置決めされた状態でガラス板梱包体に梱包される。
日本国特開2000−191066号公報 日本国特開2005−132490号公報 日本国特開2005−298062号公報
ところで、ガラス板梱包体が出荷先に到着すると、アンパッカー(unpacker)と称される採板装置(開梱・採板装置)によって梱包体からガラス板が1枚ずつ取り出される。
この際、出荷元でのガラス積載方法と出荷先でのガラス採板方法が異なる場合、一方を他方に合わせるための無駄な費用や手間が発生したり、ガラス板を載せ変えたりしなければならないという問題が生じる。例えば、特許文献1のようにガラス板梱包体がガラス板を水平に積載する形態であり、採板装置が縦置きのガラス板を取り出す装置である場合に、上記問題が発生していた。
一方、特許文献2、3のような縦置きのガラス板梱包体は、採板装置のテーブルにその台座が載置されるとともに台座がテーブルに位置決めされた後、採板装置のロボットによってガラス板が1枚ずつ取り出される。採板装置のテーブルと台座とは対の関係にあり、すなわち、現存の採板装置のテーブルは、その台座に合わせて製作されているため、その台座とは異なる台座を有するガラス板梱包体は、その採板装置のテーブルに載置することができない。具体的には、テーブル及び台座には、各々が係合する位置決め部材が設けられており、つまり、テーブルの位置決め部材に係合不能な位置決め部材を有する台座(ガラス板梱包体)は、そのテーブルに載置できないという問題があった。
台座をそのテーブルに合わせて製作し直すこともできるが、その台座を有するガラス板梱包体を多数台保有している場合にはコストがかさむため好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、採板装置のテーブルに適合しないガラス板梱包体をそのテーブルに適合させることができるガラス板梱包体のアダプタを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、ガラス板梱包体が搭載されるアダプタであって、前記ガラス板梱包体を採板装置の取り出しに合わせた姿勢に配置可能であることを特徴とするガラス板梱包体のアダプタを提供する。
本発明においては、例えばガラス板梱包体がガラス板を水平に積載する形態であり、かつ、採板装置が縦置きのガラス板を取り出す装置である場合には、ガラス板梱包体をアダプタに搭載してガラス板梱包体を縦置きにして出荷する。これにより、ガラス板を水平に積載するガラス板梱包体であっても、アダプタによってその姿勢が縦置きに変更されているので、出荷先においてガラス板を載せ変えることなく、出荷先の採板装置によってガラス板を問題無く取り出すことができる。
すなわち、本発明の前記ガラス板梱包体は水平積層式であってもよい。また、前記アダプタは、底面支持部、背面支持部及び台座を有し、前記台座の上面に前記底面支持部及び前記背面支持部が固定され、前記底面支持部及び前記背面支持部によって傾斜した前記ガラス板梱包体を支持する構成としてもよい。
なお、本発明のアダプタは、多数台のガラス板梱包体毎に備えておく必要はなく、出荷台数に合わせた台数だけ備えおけばよい。すなわち、ガラス板梱包体をアダプタに搭載して出荷し、取り出しを完了したガラス板梱包体と一緒にアダプタを出荷先から出荷元に戻すことで、そのアダプタを繰り返し使用することができる。これにより、少数台のアダプタを備えておくだけで出荷先の採板装置に対応することができるので、アダプタの製作費用は嵩まない。
また、本発明は、前記目的を達成するために、ガラス板梱包体の台座と採板装置のテーブルとの間に配置されるアダプタであって、前記テーブルに対して前記ガラス板梱包体を位置決めする位置決め部材を有し、前記位置決め部材は、前記台座の位置決め用基準部材と係合される第1の係合部と、前記テーブルの位置決め用基準部材と係合される第2の係合部とを備えていることを特徴とするガラス板梱包体のアダプタを提供する。
本発明においては、例えばアダプタの第2の係合部を採板装置のテーブルの位置決め用基準部材に係合させてアダプタをテーブルに装着し、この後、ガラス板梱包体の台座の位置決め用基準部材をアダプタの第1の係合部に係合させて台座をアダプタに装着すれば、採板装置のテーブルに適合しないガラス板梱包体を、アダプタを介してそのテーブルに位置決めすることができる。
本発明のアダプタによって、ガラス板梱包体と採板装置との位置決め寸法に差が合った場合であっても、アダプタを用いることによって、採板動作を容易に行うことができる。このアダプタは出荷先に備えておき、ガラス板梱包体を採板装置に搭載する際に使用すればよい。なお、ガラス板梱包体がアダプタを介して採板装置のテーブルに搭載されるため、アダプタの高さ分だけ、ガラス板の採板位置が基準位置から高くなるが、その高さの差は、採板装置のロボットのティーチングにより調整する。
なお、前記第1の係合部は、テーパ面を有するブロックであってもよい。また、前記第2の係合部は、凹部であってもよい。
以上説明したように本発明のガラス板梱包体のアダプタによれば、採板装置のテーブルに適合しないガラス板梱包体をそのテーブルに適合させることができる。
第1の実施の形態のガラス板梱包体の全体斜視図 図1に示したガラス板梱包体がアダプタに搭載された側面図 第2の実施の形態のガラス板梱包体がアダプタを介して採板装置のテーブルに搭載された斜視図 ガラス板梱包体の台座の底面を下方から見た斜視図 図3に示したアダプタの上面を上方から見た斜視図 図3に示したアダプタに対して台座が位置決めされた状態を示す台座の底面図 図3に示したテーブルに対してアダプタが位置決めされたアダプタの底面図
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板梱包体のアダプタの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態のガラス板梱包体10の全体斜視図である。同図に示すガラス板梱包体10には出荷元において、複数枚、例えば80〜150枚の矩形状のガラス板が水平に、かつ、ガラス板の相互間にガラス板よりも大きなサイズの矩形状の合紙を介して積層されて収納される。また、積層されたガラス板には、ラッピングシート12が被せられている。
このガラス板梱包体10は、一辺が約2300mmを超えるサイズであり、その質量は300kgを超える。また、このガラス板梱包体10に収納されるガラス板はFPD用、特に液晶ディスプレイに使用される縦横のサイズが約2000mmを超えるサイズのガラス基板であり、該ガラス基板の厚さは1mm以下である。なお、ガラス板梱包体10及びガラス板のサイズは、これに限定されるものではない。
ガラス板梱包体10は台座14、横押え板16、16…、及び位置決め板18、18等から構成される。
台座14は平面視矩形状に構成され、複数本の枠材22、22…を組み付けてフレーム状に構成される。枠材22は、例えばアルミニウム合金製又はステンレス鋼製である。また、台座14の全側面には、フォークリフトの一対のフォーク爪(fork)が挿入される開口部24、24が台座14の一側面に少なくとも2箇所設けられている。更に、台座14の上面には不図示の載置板が固定されている。この載置板は、金属製の上張り材とゴム又は樹脂製の振動吸収用緩衝材とによって構成されており、上張り材の上面にガラス板が積層されている。
横押え板16は側面視において略L字状に形成されており、台座14の四つの側面のうちの3つの側面に不図示の連結部材によって連結されている。この横押え板16は、ラッピングシート12に覆われたガラス板を、ラッピングシート12を介して挟持するように、積層されたガラス板の側面をガラス板の面方向に押さえるものである。なお、図1では、台座14の一側面に対して横押え板16が2台配置されているが、配置数はこれに限定されるものではない。
位置決め板18は、台座14の残りの一側面に固定され、この位置決め板18、18にガラス板の端面を当接することにより、台座14に積載する際のガラス板の位置合わせが行われる。なお、この位置決め板18も横押え板16と同様に着脱可能としてもよく、また、位置決め板18に代えて横押え板16を設けてもよい。また、ラッピングシート12とガラス板の間には、ガラス板が輸送時に破損しないようにエアバッグ(airbag)等の緩衝材を介在させることが好ましい。
このガラス板梱包体10は前述したように、出荷元において台座14を水平に保持し、その上面にガラス板を積層して梱包する形態であり、水平姿勢に保持された状態で搬送車両に搭載され、その状態で出荷先に搬送される。
ところで、出荷先の採板装置が縦置き状態のガラス板を取り出す装置である場合、水平状態のガラス板梱包体10をそのまま出荷先に納品したのでは、取り出し姿勢が異なるため、ガラス板梱包体10からガラス板を取り出すことができない。
そこで、このような積層姿勢と取り出し姿勢とが異なるプロセス間でガラス板を取り出させるために、実施の形態では図2の如く、ガラス板梱包体10を縦置き型のアダプタ26に縦置きに搭載してガラス板梱包体10を出荷する。
アダプタ26は台座28、背面支持部30、及び底面支持部32等から構成され、台座28の上面に側面視において三角形状の背面支持部30が固定され、同様に台座28の上面に側面視において三角形状の底面支持部32が固定される。このアダプタ26に対してガラス板梱包体10は、台座14の底面14Aが背面支持部30の傾斜面30Aに傾斜支持され、台座14の側面14Bが底面支持部32の傾斜面32Aに載置されることにより、縦置きに搭載される。背面支持部30の傾斜面30Aの傾斜角度θが、採板装置で取り出し可能な縦置きの角度に設定されている。
これにより、ガラス板を水平に積載するガラス板梱包体10であっても、アダプタ26によってその姿勢が縦置きに変更されるため、出荷先においてガラス板を載せ変えることなく、出荷先の採板装置によってガラス板を問題無く取り出すことができる。
このアダプタ26は、多数台のガラス板梱包体10、10…毎に備えておく必要はなく、搬送車両で搬送される出荷台数に合わせた台数だけ備えおくことが好ましい。すなわち、ガラス板梱包体10をアダプタ26に搭載して出荷し、取り出し完了したガラス板梱包体10と共にアダプタ26を出荷先から出荷元に戻すことで、アダプタ26を繰り返し使用する。これにより、少数台のアダプタ26を備えておくだけで出荷先の採板装置に対応することができるので、アダプタ26の製作費用を抑えることができる。
図3は、第2の実施の形態のガラス板梱包体40がアダプタ42を介して採板装置のテーブル44に搭載された斜視図である。
このガラス板梱包体40は、大サイズのガラス板を縦置き状態で梱包するものであって、複数枚のガラス板を、各々合紙を挟んで積層し、このガラス積層体を斜めに立て掛けた状態で梱包する梱包体である。なお、大サイズのガラス板とは、例えば対角線の長さが約107cm(42インチ)のガラス基板を4枚又は6枚切り出すことが可能なサイズのマザーガラスが例示される。また、ガラス板梱包体40の用途は、これに限定されるものではなく、多種のガラス板の梱包体として適用することができる。更に、前記ガラス積層体は、シートに包装された状態でガラス板梱包体40に梱包されて出荷される。
ガラス板梱包体40は台座46、背面支持体48、及び3枚の底板50、50…等から構成される。
台座46は、長短多数本の鋼材を縦横、高さ方向に溶着することにより、平面視で矩形状に構成され、溶着組み立て後に機械加工(研削加工)によって上面の載置面52が所定の平坦度に加工されている。また、台座46の前後方向の端面にはフォークリフトの爪(fork)を挿入できるように開口部54、54が形成されている。また、載置面52には、背面支持体48が立設され、背面支持体48の水平板56に約15°の角度θで傾斜した平坦な3枚の底板50、50…が設けられている。これらの底板50、50…は、台座46の長手方向に所定の間隔をもって同一直線上に固定される。これらの底板50、50…にガラス板の下縁が載置され、背面支持体48の傾斜した前面にガラス板の面が支持されることにより、複数枚のガラス板がガラス板梱包体40に梱包される。なお、底板50の枚数は3枚に限定されるものではなく、長尺の1枚板であってもよく、多数枚であってもよい。更に、底板50の傾斜角度θは約15°に限定されるものではなく、ガラス板の下縁を安定して載置できる角度に適宜設定されるものである。
背面支持体48は、長いもの短いものが混在し、多数の鋼材を縦横、高さ方向に溶着することにより、側面視で略直角三角形形状に構成される。また、背面支持体48の傾斜した前面は、水平板56に対して約105°(底板50に対して約90°)の角度θで傾斜されている。この傾斜した前面には、樹脂製の緩衝板(不図示)が取り付けられる。この緩衝板を介してガラス板の面が背面支持体48に支持されることにより、複数枚のガラス板がガラス板梱包体40に梱包される。なお、背面支持体48の前面の傾斜角度θは約105°に限定されるものではなく、底板50の傾斜角度に基づき、底板50の傾斜角度とのなす角度が90°となるように設定されるものである。
ところで、縦置きのガラス板梱包体40は、通常であれば、採板装置のテーブル44にその台座46が直接載置されるとともに、台座46がテーブル44に位置決めされて、梱包したガラス板が1枚ずつ取り出される。しかしながら、テーブル44と台座46とは対の関係にあるため、テーブル44に適合しない台座46を有するガラス板梱包体40は、テーブル44に直接載置することができない。
このため、第2の実施の形態では、ガラス板梱包体40をテーブル44に載置するためのアダプタ42を備えている。すなわち、このアダプタ42は、テーブル44に対してガラス板梱包体40を位置決めする位置決め部材を有している。
以下、前記位置決め部材について図4〜図7を参照して説明する。なお、これらの図に示す位置決め部材は一例であって、この形態に限定されるものではない。すなわち、テーブル44に対してガラス板梱包体40を位置決めする位置決め部材であれば、如何なる部材であってもよく、また、チャッキング装置等のアクチュエータであってもよい。
図4は、ガラス板梱包体40の台座46の底面を下方から見た斜視図、図5は、アダプタ42の上面を上方から見た斜視図、図6は、アダプタ42に対して台座46が位置決めされた状態を示す台座46の平面図、図7はテーブル44に対してアダプタ42が位置決めされたアダプタ42の底面図である。
図4に示すように台座46の底面には、位置決め用基準部材が設けられている。この位置決め用基準部材は、台座46の長手方向両側に形成された矩形のフランジ部58、58と、格子状に設けられた中央フレーム60とによって構成される。
また、図5に示すアダプタ42には、台座46のフランジ部58、58と中央フレーム60とに係合される第1の係合部を備えている。この第1の係合部は、フランジ部58、58に当接される4台のブロック62、62…と、中央フレーム60を挟持する二対のブロック64、64とから構成される。
ブロック62は、平面視において矩形状のアダプタ本体66の4隅部に固着されている。また、ブロック64は、互いに対向した面がテーパ状である一対のブロック片68、68から構成される。
したがって、図6の如く、台座46のフランジ部58、58に4台のブロック62、62…を当接するとともに、台座46の中央フレーム60を一対のブロック片68、68からなる二対のブロック64、64で挟み込むことにより、アダプタ42に対して台座46(ガラス板梱包体40)が位置決めされる。
一方、図7の二点鎖線で示すようにテーブル44の上面には、位置決め用基準部材が設けられている。この位置決め用基準部材は、平面視矩形状に形成されたテーブル44の略隅部に立設された4本のピン70、70…によって構成される。
また、アダプタ42の底面には、第2の係合部を備えている。この第2の係合部は、4本のピン70、70…が係合される4箇所の凹部72、72…によって構成される。これらの凹部72、72の外側隅部にピン70がそれぞれ係合することにより、テーブル44に対してアダプタ42が位置決めされる。
したがって、実施の形態によれば、アダプタ42の凹部72、72…にテーブル44のピン70、70…を係合させて、テーブル44にアダプタ42を装着し、この後、アダプタ42の4台のブロック62、62…に、ガラス板梱包体40の台座46のフランジ部58、58を当接するとともに、アダプタ42の二対のブロック64、64によって台座46の中央フレーム60を挟み込む。これによって、テーブル44に適合しないガラス板梱包体40が、アダプタ42を介してテーブル44に位置決めされる。よって、実施の形態では、アダプタ42を使用することにより、ガラス板梱包体40と採板装置のテーブル44との位置決め寸法の差を吸収することができ、採板装置によるガラス板の取り出しを問題無く実施することができる。
このアダプタ42は出荷先に備えておき、ガラス板梱包体40をテーブル44に搭載する際に使用すればよい。これにより、アダプタ42を多数台のガラス板梱包体40毎に備えておく必要はなく、アダプタ42の製作費用を削減できる。
なお、ガラス板梱包体40がアダプタ42を介してテーブル44に搭載されるため、アダプタ42の高さ分だけ、ガラス板の取り出し位置が基準位置よりも高くなるが、その高さの差は、採板装置のロボットのティーチングにより調整する。
また、図3の二点鎖線で示すようにテーブル44には、ガラス板の取り出しを待つ次のガラス板梱包体40′がアダプタ42を介して搭載されている。このガラス板梱包体40′は、ガラス板梱包体40に対して背面を合わせるように搭載されている。ガラス板梱包体40′は、ガラス板梱包体40のガラス板の取り出しが完了した後、テーブル44の180度の回転により、不図示の採板装置による取り出し位置に位置されてそのガラス板が取り出される。
本出願を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2009年11月6日出願の日本特許出願(特願2009-255122)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10…ガラス板梱包体
12…ラッピングシート
14…台座
16…横押え板
18…位置決め板
22…枠材
24…開口部
26…アダプタ
28…台座
30…背面支持部
32…底面支持部
40…ガラス板梱包体
42…アダプタ
44…テーブル
46…台座
48…背面支持体
50…底板
52…載置面
54…開口部
56…水平板
58…フランジ部
60…中央フレーム
62…ブロック
64…ブロック
68…ブロック片
70…ピン
72…凹部

Claims (5)

  1. ガラス板梱包体が搭載されるアダプタであって、
    前記ガラス板梱包体を採板装置の取り出しに合わせた姿勢に配置可能であることを特徴とするガラス板梱包体のアダプタ。
  2. 前記ガラス板梱包体は水平積層式であり、
    前記アダプタは、底面支持部、背面支持部及び台座を有し、
    前記台座の上面に前記底面支持部及び前記背面支持部が固定され、
    前記底面支持部及び前記背面支持部によって傾斜した前記ガラス板梱包体を支持することを特徴とする請求項1に記載のガラス板梱包体のアダプタ。
  3. ガラス板梱包体の台座と採板装置のテーブルとの間に配置されるアダプタであって、
    前記テーブルに対して前記ガラス板梱包体を位置決めする位置決め部材を有し、
    前記位置決め部材は、前記台座の位置決め用基準部材と係合される第1の係合部と、前記テーブルの位置決め用基準部材と係合される第2の係合部とを備えていることを特徴とするガラス板梱包体のアダプタ。
  4. 前記第1の係合部は、テーパ面を有するブロックであることを特徴とする請求項3に記載のガラス板梱包体のアダプタ。
  5. 前記第2の係合部は、凹部であることを特徴とする請求項3に記載のガラス板梱包体のアダプタ。
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