JP4992668B2 - 容器交換装置および容器交換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状体、特に、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)で使用される大型ガラス板を収納する容器(パレット)を交換する容器交換装置および容器交換方法に関するものである。
ガラス板の製造工程では、ガラス板製造窯によって製造された帯状板のガラスを所定サイズのガラス板に切断し、この切断した矩形状のガラス板をコンベアで順次搬送する。これを1枚ずつロボットや専用機で吸着保持し、容器に1枚ずつ収納する。容器に所定枚数のガラス板を収納すると、容器を交換して収納を繰り返す。また、容器に収納されたガラス板をガラス板加工工程に投入する際、ロボットや専用機で1枚ずつガラス板を吸着保持し、ガラス板加工工程に供給を行う。容器から収納されたガラス板の加工工程への投入が終わると、容器を交換して投入を繰り返す。
容器のタイプとしては、所定枚数のガラス板を立てて並べた状態で収納する縦型容器と、所定枚数のガラス板を平置きにして積層収納する平型容器が知られている。平型容器は積み重ね可能であることから、積み重ねることが困難である縦型容器と比較して、容器の占有する、床面積に対する収納枚数の割合が高いという利点がある。このような事情から、現在では平型容器が注目されている。
ところで、従来の容器交換装置では、交換しようとする2つの容器を円形テーブル(ターンテーブル)上の対向する位置に配置し、円形テーブルを180度回転させることによって容器の交換を実施していた。従って、円形テーブルの回転半径分のスペースが必要となるため、容器が大型化すればするほど、容器を交換するために必要な交換スペース(容器交換装置の占有面積)が大きくなっていた。このため、大型ガラス板用の従来の容器交換装置は、占有面積を大きくとるといった問題があった。
平型容器にガラス板を収納および取り出す際、収納取り出し装置の動作範囲を小さくするため、平型容器を傾斜させることがある。平型容器を傾斜させて平型容器にガラス板を収納および取り出す場合、回転テーブル方式では、ガラス板を収納または取り出すために容器を起倒させる機構が、交換する2つの容器に対応して2つ必要で、装置が複雑になり、コストも増大する。さらに、容器の大型化により、円形テーブルの回転動作時間が延長し、実質的に設備を使用していない遊び時間が増加する。
ここで、本発明と直接的に関連する先行技術文献は存在しないが、本発明と関連のあると思われる先行技術文献として、例えば、特許文献1〜3などがある。
特許文献1は、パレットの入替及び収納を自動的に行う自動パレット入替収納取出装置に関するものである。同文献には、支持枠を収納ステーションと部品出入れステーションとの間で往復移動させ、支持枠の支柱に沿って昇降体を昇降させ、昇降体に支持され、パレットをその両側からクランプし、同期させてクランプ方向又はアンクランプ方向に移動させることが開示されている。
特許文献2は、部品供給部により部品を搭載したパレットを作業部に供給し、作業部で空になったパレットを部品供給部に戻し排出するパレットの供給排出装置に関するものである。同文献には、部品供給部と作業部との間に設けられた、パレットを部品供給部から作業部へ移送し、作業部から部品供給部へ移送する上下2段配置の台を、夫々部品供給部、作業部に臨む位置になるように上下駆動することが開示されている。
特許文献3は、液晶ガラスなどの板状部材の収納順序を入れ換える入れ替え装置を備えた搬送システムに関するものである。同文献には、積層された収納容器から目的の収納容器を分離し、目的の収納容器を待避場所へ一時待避させ、目的の収納容器が異なる積層順となるように目的の収納容器を搬入するための空間を形成し、待避場所から搬入することによって、積層された収納容器の積層順を入れ換えることが開示されている。
特開平6−255792号公報 特開2002−185185号公報 特開2006−347753号公報
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解消し、容器を交換するために必要なスペースを小さくすることができる容器交換装置および容器交換方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、夫々板状体が収納される第1の容器と第2の容器とを移動して入れ換える容器交換装置であって、
前記第1および第2の容器が夫々載置される第1および第2の走行台車と、前記第1または第2の走行台車とで前記容器の受け渡しを行う受渡機構と、前記容器が前記容器交換装置に供給または前記容器交換装置から搬出される位置と、前記受渡機構が配置された位置との間を平面視において同一経路で前記第1および第2の走行台車を往復移動させる移動機構とを備え、
前記第1および第2の走行台車のうちの少なくとも一方の走行台車が、前記容器を昇降させる昇降機構を備え、
前記昇降機構が、該昇降機構を備えた走行台車の容器が載置された容器支持部の下面位置を、他方の走行台車の容器支持部に載置された容器の上面位置よりも高い位置まで上昇させ、
前記移動機構が、前記第1および第2の走行台車を、逆方向に、かつ、夫々の容器位置が異なる高さで交差するように移動させて、前記第1の容器と前記第2の容器とを入れ換えることを特徴とする容器交換装置を提供するものである。
ここで、前記受渡機構には、前記容器を前記板状体の収納角度もしくは取り出し角度に傾斜させる起倒機が設けられており、
前記起倒機は、前記容器を支持する背面支持部材および傾斜時容器支持部材と、前記背面支持部材および傾斜時容器支持部材を、前記第1および第2の走行台車の移動方向と略直交し、かつ、前記第1および第2の走行台車の容器支持部の上面と平行な方向に延びる軸を中心として回動させる機構と、を備えていることが好ましい。
また、前記起倒機が、前記背面支持部材および前記傾斜時容器支持部材を回動させることにより、前記容器を、前記第1の走行台車または前記第2の走行台車と前記受渡機構とで受け渡しすることが好ましい。
もしくは、前記第1および第2の走行台車の両方が前記容器を昇降させる昇降機構を備え、
前記第1および第2の走行台車の昇降機構が前記容器を昇降させることにより、前記容器を、前記第1の走行台車または前記第2の走行台車と前記受渡機構とで受け渡しすることが好ましい。
また、本発明は、板状体が収納される第1の容器と第2の容器とを移動して入れ換える容器交換方法であって、
前記第1および第2の容器が夫々載置される第1および第2の走行台車と、前記第1または第2の走行台車とで前記容器の受け渡しを行う受渡機構と、前記容器が前記第1または第2の走行台車に供給または前記第1または第2の走行台車から搬出される位置と、前記受渡機構が配置された位置との間を平面視において同一経路で前記第1および第2の走行台車を往復移動させる移動機構とを備え、
前記第1および第2の走行台車のうちの少なくとも一方の走行台車が、前記容器を昇降させる昇降機構を備える容器交換装置において、
前記昇降機構が、該昇降機構を備えた走行台車の容器が載置された容器支持部の下面位置を、他方の走行台車の容器支持部に載置された容器の上面位置よりも高い位置まで上昇させ、
前記移動機構が、前記第1および第2の走行台車を、逆方向に、かつ、夫々の容器位置が異なる高さで交差するように移動させて、前記第1の容器と前記第2の容器とを入れ換えることを特徴とする容器交換方法を提供する。
本発明によれば、第1および第2の走行台車のうちの一方の容器支持部を上昇させ、夫々の走行台車が、逆方向に、容器を容器交換装置に供給または搬出する位置と受渡機構が配置された位置との間を平面視において同一経路で、かつ、異なる高さで交差するように移動させることにより、容器を入れ換える。そのため、2つの容器分の長さと概略1つ分の容器の横幅があれば、2つの容器を入れ換えることができるので、従来の円形テーブル方式と比べて、容器を交換するために必要なスペースを大幅に小さくすることができる。
例えば、第8世代サイズのガラス板で比較すると、従来の円形テーブル方式では、必要となるスペースは約36m2である。これに対し、本発明にかかわる容器交換方式の場合には約21m2であり、両者の違い、本発明の容器交換方式の優位性は明確である。本発明の容器交換方式の優位性は、容器の寸法が大きくなればなるほどさらに明確になる。
また、本発明によれば、容器を傾斜させる機構をガラス板収納または取り出し位置に1つ設ければよいので、容器を起倒する機構を減らして設備を簡素化でき、コストダウンを実現することができる。
また本発明によれば、一方の容器に板状体が収納、または容器から板状体が取り出されている間に、容器交換装置から他方の容器をフォークリフトによって搬出し、次に板状体が収納、または取り出される容器をフォークリフトによって、容器交換装置に供給することができる。つまり、2つの作業を同時進行させることができるので、作業効率を向上させることができる。
さらに本発明によれば、将来、容器がさらに大型化した場合であっても、大型化した容器の長さおよび幅分のスペースが増えるだけであり、また交換時間もその長さ分の移動距離に要する時間が延びるだけなので、従来の回転テーブル方式と比較して、占有面積の増大を抑えることができ、また容器交換効率を向上させることができる。
以下に、添付の図面に基づいて、本発明の容器交換装置および容器交換方法の好適実施形態を詳細に説明する。
本発明の容器交換装置は、所定枚数の板状体を収納する容器を入れ換えるもの、例えば、所定枚数のガラス板が積層されて収納された平型(平置き)の容器(以下、実容器という)と、ガラス板が収納されていない空の容器(以下、空容器という)とを入れ換えるものである。以下、本発明の容器交換装置の説明を行う前に、容器と、この容器にガラス板を収納する、もしくは、容器からガラス板を取り出す収納取出装置について説明する。
まず、容器について説明する。
図1は、平型容器1の側断面図である。容器1には、所定寸法、例えば、いわゆる第8世代サイズ(約2000mm×約2300mm以上)と称されるガラス板4が収納される。この容器1は、台座3と、台座3上に設置される上張り材5とで構成され、数十〜数百枚のガラス板4が水平に積層された状態で収納される。
図2は、台座3の平面図である。この台座3においては、図2に示すように、形鋼を縦横に複数本格子状に組んで枠体30が形成されている。また、枠体30の上面にガラス板4が積層される上張り材(ガラス板が積層される底板)5が固定され、上張り材5の上面にガラス板4の保護材6(図1参照)が固定されている。この上張り材5は、台座3上にガラス板4を安定して載置するため、及びガラス板4を収納する容器内部空間内への塵埃侵入防止のために配設されている。
また、容器1は、収納されるガラス板4の形状に合わせて、その平面視が、ガラス板の寸法よりも多少大きい矩形に構成されている。なお、容器1は、所定枚数のガラス板4を積載した場合に、その重量に耐えられる構造、及び剛性が必要である。
さらに、ガラス板4を収納、または取り出す際、後述する実施形態では容器1を傾斜させるので、容器1を傾斜させた際、ガラス板4の位置を固定するための部材である側板15が、上張り材5の1辺の中央部にその辺に平行に配設、固定されている。
側板15の内側には、ガラス板4の保護材17が固定されている。保護材17の表面には、ガラス板の滑り性を高めるために摩擦抵抗の小さいガラス端面滑動用部材20が貼り付けられている。ガラス板4は、側板15に固定された上記保護材17に貼り付けられたガラス端面滑動用部材20に当接され、この状態で積載される。
なお、側板15は、図示例のように、上張り材5の1辺の中央部の1箇所に設けても良いし、例えば、2分割など、所定数に分割して、所定間隔ずつ離して配置しても良い。すなわち、側板15は、容器1を傾斜させた時に、ガラス板4が落下しない構成になっていれば、どのような構成でも良い。
台座3には、フォークリフト(図示せず)のフォークを受け入れるためのフォークリフト用穴11(図1参照)が、台座3の各側面につき例えば2つ形成される。これにより、容器1は、台座3の縦横いずれの方向からもフォークリフトのフォークを受け入れることができる。なお、容器1は、材質、寸法、および構造等も何ら限定されない。すなわち、容器1は、容器1に収納される板状体に応じて、その特性を決定すれば良い。
容器1にガラス板4を収納する時は、ガラス板4同士が直接接触することを避けるために、ガラス板4、4間に薄い紙である合紙18(図3参照)を挟んだ状態でガラス板4が積層される。なお、合紙の代わりに樹脂等のシートを用いてもよい。
次に、ガラス板用の収納取出装置について説明する。
図3は、本例のガラス板用収納取出装置50の概略平面図である。同図に示す収納取出装置50は、ガラス板製造ライン(図示せず)の下流側に設置されたコンベア52に隣接して設置され、搬送装置(搬送手段)54及び後述する容器交換装置90を主体として構成されている。収納取出装置50は、ガラス板4を再加工する加工工程に投入時には、容器1に収納されたガラス板4の取り出し装置として機能し、ガラス板製造工程からの採板時には、容器1にガラス板4を1枚ずつ収納する収納装置として機能する。
搬送装置54は、例えば汎用のロボットであり、そのアーム58の先端部には、複数の吸着パッド(図示せず)が面一に配列された吸着ハンド60が連結されている。ガラス板4を採板する際、搬送装置54は、合紙18が載置されたガラス板4がコンベア52の下流側の採板位置に搬送されてくると、吸着ハンド60をその採板位置まで矢印方向に移動させ、吸着ハンド60によってガラス板4を合紙18を介して吸着し、この後、容器交換装置90(図4,5参照)によって予め所定の角度に傾斜されている容器1にガラス板4を合紙18とともに収納する。
この動作を搬送装置54が繰り返すことにより、ガラス板4が1枚ずつ容器1に収納されていく。
また、ガラス板4を投入する際、搬送装置54は、容器1に積載されたガラス板4の位置まで吸着ハンド60を移動させ、あらかじめ合紙取り機構(図示せず)によって合紙18を取り除かれたガラス板4を吸着ハンド60によって吸着し、この後、ガラス板加工工程の受け渡し部に投入する。この動作を搬送装置54が繰り返すことにより、ガラス板4が1枚ずつガラス板加工工程に投入されていく。
図4は、ガラス板用収納取出装置50において、ガラス板を収納または取り出す時の容器1の状態を説明する図である。容器交換装置90の背面板110(背面支持部材)および底面板112(傾斜時容器支持部材)はL型に設けられ、これらの板によって画成される空間(容器載置部)に容器1が載置される。本例のガラス板用収納取出装置50では、ガラス板4を収納、または取り出す際、図4(a)に示すように、位置決め部材15(図2も参照)を容器1の下方に位置させて、同4(b)に示すように、上張り材5と水平面Hとのなす角度が所定角度となるように容器1を、軸62(図5の軸116)を中心に傾斜させる。
なお、容器1を、上述したように傾斜させることは必須ではない。また、収納取出装置50は、材質、寸法、および構造等も何ら限定されない。すなわち、収納取出装置50は、使用する容器1に応じて、その特性を決定すれば良い。
次に、本発明の容器交換装置について説明する。
図5は、本発明の容器交換装置90の構成を表す一実施形態の概略斜視図である。また、図6〜図12は、図5に示す装置90の動作を判りやすく説明した図である。以下、これらの図面を参照して説明を行う。
図5に示す容器交換装置90は、所定枚数のガラス板を収納した実容器92(図6参照)と、ガラス板が収納されていない空容器94(図6参照)と、を交換するものである。容器交換装置90は、基本的に、第1および第2の架台96,97と、受渡機構56(起倒機98)と、第1および第2の走行台車100,102と、第1および第2の移動制御部(図示せず)と、によって構成されている。
第1の架台96は、起倒機98、後述する、第2の走行台車100が沿って直動するガイド(レール)104が配設されるとともに、第2の移動制御部などが設置される、直方体形状の枠体である。第1の架台96の長さ方向の一方側(図6中、左右方向の左側)は、第1および第2の走行台車100,102に容器を供給、搬出する位置(以下、容器供給搬出位置ともいう)である。
第2の架台97は、後述する、第1の走行台車100が沿って直動するガイド(レール)105が配設されるとともに、第1の移動制御部などが設置される、直方体形状の枠体である。第2の架台97は、図5に示すように、第1の架台96と略平行に設置され、その長さ方向(図6中、左右方向)の両側が、第1の架台96の長さ方向の両端から所定の長さ突出している。また、第2の架台97の下面は、後述する第2の走行台車102用のガイド104および第2の走行台車の滑動機構129よりも高くなっている。
起倒機98は、受渡機構56(図3参照)と容器傾斜機構(図4参照)の機能とを兼ね備えるものであり、図6に示すように、第1の架台96の長さ方向の容器を供給、搬出する位置と反対側(図6中、左右方向の右側)に配置されている。起倒機98の背面板110(背面支持部材)および底面板112(傾斜時容器支持部材)(図6参照)はL型に設けられ、これらの板によって画成される空間(容器載置部)に容器が載置される。起倒機98は、第1および第2の走行台車100,102によって、容器が起倒機98の上方の所定の位置に搬送される時、背面板110の上面の第1および第2の走行台車100,102の容器支持部106、122の上面に対する角度(以下、背面板110の角度ともいう)が0〜−10度となる位置に停止して待機する。また、起倒機98は、昇降機構114により、第1の架台96の幅方向(つまり、第1および第2の走行台車100,102の移動方向とほぼ直交し、かつ、第1および第2の走行台車100,102の容器支持部106,122の上面と平行な方向)に延びる軸116を中心として、背面板110の傾斜角度を−10〜85度の範囲で背面板110を回動させることにより、容器を傾斜させて(図4参照)、第1の走行台車100または第2の走行台車102との間で容器の受け渡しを行うとともに、容器をガラス板の収納位置もしくは取り出し位置に設置する。
なお、受渡機構56の一例として起倒機98を例示したが、受渡機構56は、容器傾斜機構の機能を備える起倒機98に限定されない。すなわち容器を傾斜させる必要がなければ起倒機98(容器傾斜機構)を設ける必要はなく、受渡機構56として台座を設け、この台座の上に容器を平置きした状態でガラス板4の収納および取り出しを行う構成としても良い。すなわち、受渡機構56は、第1または第2の走行台車100,102との間で容器の受け渡しを行うことができるものであれば、その具体的な構成は何ら限定されない。
また、傾斜時容器支持部材は、上記の底面板112のように板状部材であっても良いが、容器を傾斜させた時に、容器が落下しない、もしくはずれないように容器と係合して支えることができる機構のものであれば、その具体的な構成は何ら限定されない。
昇降機構114の具体的手段は、昇降機能を実現することができれば何ら限定されないが、例えば、パワーシリンダ、油圧シリンダ、エアーシリンダ、スクリュージャッキ等を一例として挙げることができる。以下同様である。
第1の走行台車100は、その本体126の下部に滑動機構127が設けられており、第2の架台97の枠体上に、その長さ方向と平行に形成されたガイド105に沿って、第1の移動制御部の制御により、第2の架台97の長さ方向に直動する。滑動機構127は例えばLMガイド、リニアガイド、または車輪が例示でき、異なる滑動機構を組み合わせてもよい。第1の走行台車100は、図5に示すように、起倒機98の背面板110の周囲を囲むように、コの字型に形成された容器支持部106を有する。容器支持部106の上面に、実容器92、または空容器94が載置される。後述するように、走行台車100は、容器受け渡し時および容器搬送時に生じやすい起倒機98の背面板110の上面と容器の底面との擦れを防止するために、容器支持部106の第2の架台97の長さ方向の両端部に昇降機構を設け、この昇降機構により容器支持部106を昇降させて容器94を容器支持部に載置してもよい。また、昇降機構は本体126の中央部に設置し、両端部に直動機構を設けても良い。なお、擦れ防止対策としては、起倒機に昇降機構を設けても良い。
なお、第1の走行台車100の容器支持部106の形状は、コの字型に限定されず、容器を支えることができればどのような形状でも良いが、コの字型にすることで容器底面との接触面積を大きくできる利点がある。また、コの字型にすることで、両側の容器支持部を連結でき、第1の移動制御部により、両側の容器支持部を同期して移動することが可能になる。
第1の移動制御部は、第1の走行台車100を移動させるものである。第1の移動制御部は、図示していないが、例えば第1の架台96に設置された第1のサーボモータと、第1のサーボモータを制御する第1の制御部と、第1のサーボモータによって駆動される第1のタイミングベルトとを有する。また、第1の走行台車100は第1のタイミングベルトに連結されている。
第1の移動制御部の制御により、第1のサーボモータは正逆回転を行い、第1のタイミングベルトが図6中左右に駆動され、第1の走行台車100は、第1のタイミングベルトの移動に応じて、同図中左右に移動する。
第2の走行台車102は、第1の走行台車100と同様に、その本体128の下部に滑動機構129(図5参照)が設けられており、第1の架台96の長さ方向に、かつ、第1の走行台車100用のガイド105の外側にガイド105と略平行に夫々形成されたガイド104に沿って、第2の移動制御部の制御により、第1の架台96の長さ方向に移動する。第1の走行台車100用のガイド105と、第2の走行台車102用のガイド104とは略同じ長さである。第2の走行台車102は、図5に示すように、第1の走行台車100の容器支持部106の幅方向より外側に夫々、矩形状の容器支持部122を有する。容器支持部122の上面に、実容器92、または空容器94が載置される。容器支持部122は、図5に示すように、夫々第1の架台96の幅方向の外側向きに容器の幅よりも所定長さ延在している。また、容器支持部122は、その本体128同士が第2の架台97の下で連結されているので、第2の移動制御部の制御によって、両側の容器支持部122を同期させて移動させることができる。また、夫々の容器支持部122の、第1の架台96の長さ方向の両端部に設けられた、昇降制御部(昇降機構)115により、同期して昇降することが可能である。なお、昇降機構は本体128の中央部に設置し、両端部に直動機構を設けても良い。
ここで、両側の容器支持部122の形状および寸法等は、容器を支えることができれば何ら限定されない。
第2の移動制御部は、第2の走行台車102を移動させるものである。第2の移動制御部は、図示していないが、第1の架台96に設置された第2のサーボモータと、第2のサーボモータを制御する第2の制御部と、第2のサーボモータによって駆動される第2のタイミングベルトとを有する。また、第2の走行台車102は第2のタイミングベルトに連結されている。
第2の移動制御部の制御により、第2のサーボモータは正逆回転を行い、第2のタイミングベルトが同図中左右に駆動され、第2の走行台車102は、第2のタイミングベルトの移動に応じて、図6中左右に移動する。
本実施形態において、容器を交換する際、第1および第2の移動制御部は、第1および第2のサーボモータを逆方向に回転させる。すなわち、第1のサーボモータが正回転の時には第2のサーボモータは逆回転であり、例えば第1の走行台車100は右側から左側へ、第2の走行台車102は左側から右側へというように、両者は逆方向に移動する。その逆も同様である。装置を簡素化およびコンパクトにするために、第1の走行台車と第2の走行台車が同期して移動することが好ましい。
第1および第2の移動制御部は、本発明の移動機構を構成するものであって、第1の走行台車100と第2の走行台車102とを、逆方向に移動させることができれば、その具体的な構成は何ら限定されない。
次に、図6〜図12を参照しながら、実容器92の搬出時を例に挙げて、容器交換装置90の動作とともに、本発明の容器交換方法を説明する。なお、図6〜図12では、装置90の動作を判りやすく説明する目的から、装置構成を省略して示している。また、ガラス板4を収納する場合と取り出す場合とは、供給または搬出する容器が実容器であるか空容器であるかの違いはあるが動作は同様であるので、本実施の形態においては、空パレットを容器交換装置90に供給し、ガラス板が積載された実容器92を容器交換装置90から搬出する時、すなわち、ガラス板を採板して容器に収納する場合について説明する。
(ステップ1)
以下の説明では、初期状態として、起倒機98の容器載置部に、既に容器92が載置されているものとする。図6に示すように、起倒機98は、昇降制御部114により、その軸116を中心として、図中右回りに回動されて上方に押し上げられ、背面板110の角度が0〜85度の範囲でロボットハンドの届く距離により定める所定の角度(以下、本実施例の傾斜角度という)に傾斜された状態とされている。
本実施形態のように、ガラス板4を空容器94に収納する時には、前述のガラス板用の収納取出装置50によって、ガラス板4が起倒機98上に載置された容器94内に1枚ずつ収納される。なお、ガラス板4を実容器92から供給する時には、収納取出装置50によって、容器92内に収納されたガラス板4が1枚ずつ取り出される。
第1の走行台車100は、容器支持部106が、起倒機98の背面板110が下方に引き下げられ、その背面板110の角度が略0度になった時に、第1の走行台車100の容器支持部106上面の高さが背面板110の上面の高さとほぼ同じ高さとなるようにして、図6中右側の起倒機98と容器を受け渡す位置(以下、容器受渡位置ともいう)に待機している。
一方、第2の走行台車102は、容器支持部122の上面に空容器94が載置されて、容器供給搬出位置で待機している。
図5に示すように、この容器交換装置90に供給される容器、もしくは、容器交換装置90から搬出される容器は、前述の通りフォークリフトにより搬送される。本実施形態の場合、容器の供給時には、空容器94が第2の走行台車102の容器支持部122の所定位置に載置される。一方、容器の搬出時には、第1の走行台車100上に載置されて容器供給搬出位置まで移動された実容器92が運び出される。
(ステップ2)
図7に矢印で示すように、第2の走行台車102の両側の容器支持部122が、昇降制御部115により所定高さ上昇される。具体的には、第2の走行台車102の両側の容器支持部122は、その下面位置が、後述する、第1の走行台車100上に載置された実容器92の上面位置よりも高い位置まで上昇される。
(ステップ3)
図8右側に矢印で示すように、実容器92が載置された起倒機98が、その軸116を中心として、図中左回りに回動されて下方に引き下げられ、背面板110の角度が略0度の位置(水平の位置)まで移動する。これにより、実容器92は、起倒機98の背面板110および第1の走行台車100によって支えられる。さらに起倒機98が、背面板110の角度がマイナスになるように回動すると、第1の走行台車100の容器支持部106の上面位置より背面板110上面が下がり、実容器92は第1の走行台車100によって支えられて、実容器92が受け渡される。
なお、第1の走行台車100に昇降機構を設けた場合は、第1の走行台車100は、容器受渡位置で、起倒機98の背面板110が下方に引き下げられ、その背面板110の角度が略0度になった時に、第1の走行台車100の容器支持部106上面の高さが、背面板110の上面の高さと略同じか、またはそれより下方の高さとなるようにして待機する。次いで起倒機98が下降移動して背面板110の角度が略0度となる位置で停止した後、第1の走行台車100の容器支持部106の上面が起倒機98の背面板110の上面よりも高くなるように容器支持部106を上昇させて、容器を受け渡ししてもよい。これにより、容器受け渡し時および第1の走行台車100の移動時に、実容器92の下面と起倒機98の背面板110の上面とが擦れることを確実に防止できる。また、起倒機98と第1の走行台車100の昇降機構とを組み合わせて容器の受け渡しを行うようにしても良い。
(ステップ4)
図9に示すように、第1および第2のサーボモータが夫々逆方向に回転され、これに応じて、第1および第2のサーボモータに対応する夫々のタイミングベルトが夫々逆方向に駆動される。その結果、同図に左右の矢印で示すように、第1の走行台車100は、右側から左側の第2の走行台車102が待機していた位置(容器供給搬出位置)まで移動し、第2の走行台車102は、第1の走行台車100の逆方向へ、左側から右側の第1の走行台車100が待機していた位置(容器受渡位置)まで移動する。
(ステップ5)
図10の右側に矢印で示すように、第2の走行台車102の両側の容器支持部110が、昇降制御部115によって第2の走行台車102の容器支持部110の上面が起倒機98の背面板110の上面と略同じ高さか、または下方の位置まで下降される。略同じ高さに下降されると、空容器94は、起倒機98の背面板110および第2の走行台車100によって支えられる。
また、同時に、第1の走行台車100が昇降機構を備え、容器の受け渡し時に上昇動作した場合は、容器支持部106は、昇降機構によって上昇分が下降される(図示せず)。
この時点で、第1の走行台車100の位置と第2の走行台車102の位置が入れ換えられる。すなわち、第1および第2の走行台車に載置された容器92,94の位置が入れ換えられる。
(ステップ6)
図11右側に矢印で示すように、起倒機98が、昇降制御部114により、その軸116を中心として、図中右回りに回動されて上方に押し上げられ、本実施例の傾斜角度に傾斜される。起倒機98の背面板110が上昇されて第2の走行台車102の容器支持部122の上面よりも高くなると、空容器94は、起倒機98の背面板110によって支えられ、空容器94が走行台車102から起倒機98のL型の容器保持部に載置される。この状態で、採板されたガラス板4が、空容器94内に1枚ずつ順次積層され、所定枚数のガラス板4が収納される。なお、上記の起倒機98の動作前に、第2の走行台車102の容器支持部122の上面を起倒機98の背面板110の上面より下方となるよう移動した場合は、第2の走行台車102の容器支持部110の上面が起倒機98の背面板110の上面より低くなった時点で、空容器94は、起倒機98の背面板110によって支えられ、L型の容器保持部に載置される。
一方、空容器94に1枚ずつガラス板を収納している間に、第1の走行台車100の容器支持部106の上に載置された実容器92は、前述の通り、フォークリフトによって搬出される。
第1の走行台車100に昇降機能を設けた場合、第1の架台96の容器供給搬出位置において、例えば、その上に載置される容器の底面内の四隅に対応する位置に1つずつ、合計で4つの、容器1を仮置きする台座を設けて、第1の走行台車100から台座に実容器92を仮置き(受渡し)し、次いで台座上からフォークリフトによって実容器92を搬出し、また台座上にフォークリフトによって空容器94を仮置きし、次いで第2の走行台車102が走行台車102の容器支持部122を上昇させて空容器94を容器支持部122に載置させても良い。
(ステップ7)
図12に左右の矢印で示すように、第1および第2のサーボモータが夫々逆方向に、ステップ4の時とは反対方向に回転され、同様に、夫々のタイミングベルトが逆方向に駆動される。その結果、第1の走行台車100は、同図に左右の矢印で示すように、左側から右側の第2の走行台車102が待機していた位置(容器受渡位置)まで移動し、第2の走行台車102は、その逆方向へ右側から左側の第1の走行台車100が待機していた位置(容器供給搬出位置)まで移動する(戻される)。すなわち、第1および第2の走行台車100,102は、容器供給搬出位置と容器受渡位置とを平面視において同一経路で往復する。
これにより、ステップ1の状態となり、これ以後、上記ステップ1〜7までの動作が繰り返される。
本発明の容器交換装置90では、第2の走行台車102の両側の容器支持部122を上昇し、第1および第2の走行台車100,102を、逆方向に、容器1を容器供給搬出位置と容器受渡位置との間を平面視において同一経路で、かつ、異なる高さで交差するように移動することにより、容器を入れ換える。この交換方式であれば、2つの容器分の長さと概略1つ分の容器の横幅があれば、2つの容器を入れ換えることができる。従って、従来の円形テーブル方式と比べて、容器を交換するために必要なスペースを大幅に小さくすることができる。
また、本発明の容器交換装置90の交換方式では、従来の回転テーブル方式のように、回転テーブル上の容器夫々に起倒機を必要とせず、ガラス板を採板または取り出す位置の1箇所に1つで良いので、起倒機を減らして、設備を簡素化でき、コストダウンを実現することができる。
上記実施形態の場合のように、昇降機構により、容器の下方側から昇降させる場合、第1および第2の走行台車100、102の位置を入れ換える時に、昇降機構と第2の走行台車102に載置された容器とが衝突しないためには、外側に容器支持部122がある第2の走行台車102に昇降機構を設けて、容器支持部122を第1の走行台車110の容器支持部106に載置された容器1よりも高い位置にする必要がある。
これに対し、例えば第1の走行台車100を容器の上方側から支持する場合、第1の走行台車100を昇降させても良い。
従って、第1および第2の走行台車100,102のどちらであっても、一方の走行台車の容器支持部の底面を、他方の走行台車に載置された容器の上面よりも上昇することができる。すなわち、一方の走行台車の容器支持部の底面を、他方の走行台車に載置された容器の上面よりも上昇するための昇降機構は、第1および第2の走行台車100,102のうちの少なくとも一方に設けられていれば良い。なお、昇降機構は、設置の観点からは、下方側から昇降する構成とする方が望ましい。
なお、本発明は、実容器と空容器とを交換するものに限定されず、実容器と実容器、もしくは、空容器と空容器とを交換する目的にも使用できる。実施形態のように、実容器と空容器とを交換する場合、軽い空容器の方を上昇させる方が望ましいが、これは昇降機構のパワや各部材の剛性の問題なので、それらの条件を満足していれば、重い実容器の方を上昇させる構成とすることも可能である。つまり、ガラス板を容器から取り出すために容器を交換する時、実容器を空容器の上方で交差させて移動させても良い。
また、容器が矩形状の場合、容器の載置方向は、その長辺を容器支持部の幅方向に向けても、短辺を容器支持部の幅方向に向けても良い。しかし、第1および第2の走行台車の移動距離の観点から、容器の長辺を容器支持部の幅方向に向けて、容器を走行台車に載置する方が望ましい。これにより、第1および第2の走行台車の移動距離が短くなり、容器交換の作業効率を向上させることができる。
また、実施形態では、板状体として、ガラス板を例示したが、本発明が対象とする板状体の材質、寸法および重量等は、何ら限定されるものではなく、樹脂板、金属板等の各種板状体についても適用できる。一例を挙げると、本発明は、特に、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型FPDで使用される大型ガラス板を運ぶ容器の交換に好適である。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明の容器交換装置および容器交換方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
平型容器の側断面図である。 図1に示した平型容器の台座の平面図である。 ガラス板用収納取出装置の概略平面図である。 (a)および(b)は、それぞれ起倒機の正面図および側面図である。 本発明の容器交換装置の構成を表す一実施形態の概略斜視図である。 容器交換装置の動作を表す概略図である。 図6に続く容器交換装置の動作を表す概略図である。 図7に続く容器交換装置の動作を表す概略図である。 図8に続く容器交換装置の動作を表す概略図である。 図9に続く容器交換装置の動作を表す概略図である。 図10に続く容器交換装置の動作を表す概略図である。 図11に続く容器交換装置の動作を表す概略図である。
符号の説明
1 容器
3 台座
4 ガラス板
5 上張り材
6 保護材
11 フォークリフト用穴
15 側板
17 保護材
18 合紙
20 ガラス端面滑動用部材
30 枠体
50 ガラス板用収納取出装置
52 コンベア
54 搬送装置
56 受渡機構
58 アーム
60 吸着ハンド
62,116 軸
90 容器交換装置
92,94 容器
96,97 架台
98 起倒機
100,102 走行台車
104,105 ガイド(レール)
106,122 容器支持部
110 背面板
112 底面板
114,115 昇降制御部
126,128 本体
127,129 滑動機構

Claims (5)

  1. 板状体が収納される第1の容器と第2の容器とを移動して入れ換える容器交換装置であって、
    前記第1および第2の容器が夫々載置される第1および第2の走行台車と、前記第1または第2の走行台車とで前記容器の受け渡しを行う受渡機構と、前記容器が前記容器交換装置に供給または前記容器交換装置から搬出される位置と、前記受渡機構が配置された位置との間を平面視において同一経路で前記第1および第2の走行台車を往復移動させる移動機構とを備え、
    前記第1および第2の走行台車のうちの少なくとも一方の走行台車が、前記容器を昇降させる昇降機構を備え、
    前記昇降機構が、該昇降機構を備えた走行台車の容器が載置された容器支持部の下面位置を、他方の走行台車の容器支持部に載置された容器の上面位置よりも高い位置まで上昇させ、
    前記移動機構が、前記第1および第2の走行台車を、逆方向に、かつ、夫々の容器位置が異なる高さで交差するように移動させて、前記第1の容器と前記第2の容器とを入れ換えることを特徴とする容器交換装置。
  2. 前記受渡機構には、前記容器を前記板状体の収納角度もしくは取り出し角度に傾斜させる起倒機が設けられており、
    前記起倒機は、前記容器を支持する背面支持部材および傾斜時容器支持部材と、前記背面支持部材および傾斜時容器支持部材を、前記第1および第2の走行台車の移動方向と略直交し、かつ、前記第1および第2の走行台車の容器支持部の上面と平行な方向に延びる軸を中心として回動させる機構と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の容器交換装置。
  3. 前記起倒機が、前記背面支持部材および前記傾斜時容器支持部材を回動させることにより、前記容器を、前記第1の走行台車または前記第2の走行台車と前記受渡機構とで受け渡しすることを特徴とする請求項2に記載の容器交換装置。
  4. 前記第1および第2の走行台車の両方が前記容器を昇降させる昇降機構を備え、
    前記第1および第2の走行台車の昇降機構が前記容器を昇降させることにより、前記容器を、前記第1の走行台車または前記第2の走行台車と前記受渡機構とで受け渡しすることを特徴とする請求項1または2に記載の容器交換装置。
  5. 板状体が収納される第1の容器と第2の容器とを移動して入れ換える容器交換方法であって、
    前記第1および第2の容器が夫々載置される第1および第2の走行台車と、前記第1または第2の走行台車とで前記容器の受け渡しを行う受渡機構と、前記容器が前記第1または第2の走行台車に供給または前記第1または第2の走行台車から搬出される位置と、前記受渡機構が配置された位置との間を平面視において同一経路で前記第1および第2の走行台車を往復移動させる移動機構とを備え、
    前記第1および第2の走行台車のうちの少なくとも一方の走行台車が、前記容器を昇降させる昇降機構を備える容器交換装置において、
    前記昇降機構が、該昇降機構を備えた走行台車の容器が載置された容器支持部の下面位置を、他方の走行台車の容器支持部に載置された容器の上面位置よりも高い位置まで上昇させ、
    前記移動機構が、前記第1および第2の走行台車を、逆方向に、かつ、夫々の容器位置が異なる高さで交差するように移動させて、前記第1の容器と前記第2の容器とを入れ換えることを特徴とする容器交換方法。
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