JP2783920B2 - 板材貯蔵加工システム - Google Patents

板材貯蔵加工システム

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JP2783920B2
JP2783920B2 JP3114537A JP11453791A JP2783920B2 JP 2783920 B2 JP2783920 B2 JP 2783920B2 JP 3114537 A JP3114537 A JP 3114537A JP 11453791 A JP11453791 A JP 11453791A JP 2783920 B2 JP2783920 B2 JP 2783920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タレットパンチプレス
装置の如き板材加工装置を備えた板材貯蔵加工システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレス装置の如き板材加
工装置を含む板材貯蔵加工システムに於いて、板材加工
装置の長時間連続運転のために、板材加工装置に対し被
加工物である板材を供給する板材自動倉庫を板材加工装
置に付随して設けれることは従来より行われている。
【0003】従来の板材自動倉庫は、一般に、板材を積
層載置されたパレットを出入可能に保持するパレット保
持部を複数個有する板材貯蔵棚と、前記板材貯蔵棚に沿
って配置されたレール部材と、前記レール部材に案内さ
れて走行し前記パレット保持部に対するパレットの出入
を行うパレット搬送スタッカクレーンとを有し、パレッ
ト毎、換言すればパレット単位にて板材を板材貯蔵棚か
ら板材加工装置に対し供給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き板材自動倉
庫に於いては、板材の供給は板材貯蔵棚からパレット単
位でしか行うことができず、板材自動倉庫に貯蔵された
板材を板材加工装置に供給する場合は、先ずパレット搬
送スタッカクレーンにより板材貯蔵棚のパレット保持部
にあるパレットを取出してこれをトラバーサに引渡し、
このパレットをトラバーサによりアイドルコンベアに搬
送し、アイドルコンベアによりパレットを所定位置に配
置し、このパレット上の板材をバキュームパット等によ
る一枚取り手段により一枚ずつ板材加工装置のワークテ
ーブル上に載置することが行われる。
【0005】このため、パレット交換に際しては、通常
10分間程度の時間を必要とし、この間、板材加工装置
が休止し、ラインが稼働停止することになる。これは生
産性を低下させる原因になり、特に近年の傾向である多
種少量生産の場合は、同一種の板材(素材)により連続
加工する加工枚数が少なくなり、パレット交換の頻度が
高くなることから、全生産時間に対しパレット交換時間
が占める割合が高くなり、パレット交換作業、即ち板材
交換作業による生産性の低下が著しいものになる。
【0006】また上述の如き板材自動倉庫以外に、一枚
取り手段を有し、一枚取り手段により板材を一枚ずつ取
り出して、これを板材加工装置のワークテーブル上に直
接載置するよう構成された板材自動倉庫が知られている
が、しかしこれにあっても、パレットをパレット保持部
から取出して、このパレットをその一枚取り位置にまで
移動させる必要があり、パレット移動中は板材加工装置
が休止し、ラインが稼働停止することは避けられない。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、本発明においては、板材に対し
て所望の板材加工を行う板材加工装置を設け、この板材
加工装置の近傍に、多数の板材を積載するパレットを支
持せしめるパレット支持ステーション、及び板材をパレ
ットと分離して支持せしめる板材支持ステーションをそ
れぞれ設け、上記板材加工装置に対して離反した位置に
多数の板材を貯蔵しかつ左右方向へ延伸した板材貯蔵棚
を立設し、この板材貯蔵棚に上記パレットを保持するパ
レット保持部を上下方向及び左右方向へ複数備え、上記
板材貯蔵棚の近傍にパレット用走行台車を板材貯蔵棚の
長手方向(左右方向)へ移動可能に設け、このパレット
用走行台車にパレット用キャリッジを昇降可能に設け、
このパレット用キャリッジにパレット用キャリッジに対
するパレットの出入れを行うパレット出入れ具を設け、
上記パレット保持部からパレットを取入れた後にこのパ
レットを前記パレット支持ステーションへ移送せしめる
パレット移送手段を設け、上記板材貯蔵棚の近傍に板材
用走行台車を上記長手方向へ移動可能に設け、この板材
用走行台車に板材用キャリッジを昇降可能に設け、この
板材用キャリッジに板材用キャリッジに対して板材の出
入れをパレットと分離して行う板材出入れ具を設け、上
記パレット保持部から板材をパレットと分離して取入れ
た後にこの板材を前記板材支持ステーションへ移送せし
める板材移送手段を設けてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】前記の構成により、同一種類の多数の板材に対
して板材加工を行う場合には、パレット用走行台車を前
記長手方向(左右方向)へ移動させると共に、パレット
用キャリッジを昇降させることにより、パレット用キャ
リッジを所定のパレット保持部に対応する位置に位置せ
しめる。そして、パレット出入れ具により所定のパレッ
トを所定のパレット保持部からパレット用キャリッジに
取入れる。
【0009】所定のパレット保持具から所定のパレット
を取入れた後に、パレット用走行台車を上記長手方向へ
移動させると共に、パレット用キャリッジを下降させる
ことにより、パレット用キャリッジをパレット移送手段
に近接せしめる。次に、パレット出入れ具により所定の
パレットをパレット用キャリッジからパレット移送手段
へ送出す。そして、パレット移送手段により所定のパレ
ットをパレット支持ステーションへ移送せしめる。これ
によって、パレット支持ステーションに位置したパレッ
トに積載された多数の板材を順次板材加工装置へ搬入す
ることが可能となる。
【0010】多数種の板材に対して板材加工を行う場合
には、板材用走行台車を前記長手方向へ移動させると共
に板材用キャリッジを昇降させることにより、板材用キ
ャリッジを所定のパレット保持部に対応する位置に位置
せしめる。そして、板材出入れ具により所定の板材保持
部から板材用キャリッジへ板材をパレットと分離して取
入れる。
【0011】板材をパレットと分離して取入れた後に、
板材用走行台車を上記長手方向へ移動させると共に、板
材用キャリッジを下降させることにより、板材用キャリ
ッジを板材移送手段に近接せしめる。次に、板材出入れ
具により板材を板材用キャリッジから板材移送手段へパ
レットと分離して送出す。そして、板材移送手段により
この板材を板材支持ステーションへ移送せしめる。これ
によって、板材支持ステーションに位置した板材を板材
加工装置へ搬入することが可能になる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0013】図1、図2は本発明による板材自動倉庫を
タレットパンチプレス装置を含む板材貯蔵加工システム
に適用した一実施例を示している。板材貯蔵加工システ
ムは、タレットパンチプレス装置1とこれに付随する板
材自動倉庫3および横送り装置5とを含んでいる。
【0014】タレットパンチプレス装置1は、タレツト
ディスク7、キャレッジベース9、キャレッジ11、ワ
ーククランプ手段13、センタテーブル15、サイドテ
ーブル17を有する一般的構造のものである。
【0015】板材自動倉庫3は、二つの板材貯蔵棚19
を互いに平行に有しており、板材貯蔵棚19には各々板
材Wを積層載置されたパレットPを出入可能に保持する
パレット保持部21が上下左右に複数個設けられてい
る。二つの板材貯蔵棚19間には板材貯蔵棚19の延在
方向に沿って上部レール23と下部レール25とが互い
に平行に設けられている。
【0016】上部レール23と下部レール25にはパレ
ット搬送スタッカクレーン27が係合しており、パレッ
ト搬送スタッカクレーン27は上部レール23と下部レ
ール25とに案内されて二つの板材貯蔵棚19間をこれ
らの延在方向に沿って板材貯蔵棚19のパレット保持部
21の各々に対応する位置と二つの板材貯蔵棚19間よ
り離れて横送り装置5との間にパレットPの授受を行う
ホームポジションHaとの間に走行するようになってい
る。
【0017】パレット搬送スタッカクレーン27は従来
のものと同等のものであってよく、これは、図3、図4
に示されている如く、自走装置29を搭載された走行台
車31を有し、パレット用走行台車31には二本のポス
ト33が立設され、二本のポスト33間にはローラ35
によりパレット用キャリッジ37が昇降可能に設けられ
ている。キャリッジ37にはポスト33に取付られた巻
き上げ機39のワイヤー41が係合しており、キャリッ
ジ37は巻き上げ機39により昇降駆動されるようにな
っている。キャリッジ37には図4で見て左右方向に伸
縮可能なフォーク43(パレット出入れ具)が設けられ
ており、フォーク43は伸縮作動によりパレット保持部
21に対するパレットPの出入を行い、パレットPのパ
レット保持部21とキャリッジ37との間の受渡しを行
うようになっている。
【0018】横送り装置(パレット移送手段)5は、図
1に示されてる如く、上部レール23と下部レール25
の延在方向に直交する方向に設けられた案内レール45
に案内されて往復動するトラバーサ47を有し、トラバ
ーサ47は、パレット搬送スタッカクレーン27のホー
ムポジションHaにてパレット搬送スタッカクレーン2
7との間にパレットPの受渡しを行われ、パレットPを
アイドルコンベア49あるいは51とのパレット受渡し
ポジションTa、TbとホームポジションHaとの間に
横送りするようになっている。
【0019】アイドルコンベア49と51との間には周
知の構造の一枚取り装置53が設けられており、一枚取
り装置53は、アイドルコンベア49あるいは51より
パレットPを搬入され、このパレットP上の板材Wを一
枚ずつタレットパンチプレス装置1のサイドテーブル1
7上に供給し、またサイドテーブル17上の板材Wをパ
レットP上に搬出するようになっている。ここで、一枚
取り装置53におけるパレットPを支持する部分が本発
明のパレット支持ステーションに相当する。
【0020】上部レール23と下部レール25にはパレ
ット搬送スタッカクレーン27に加えて一枚取り用スタ
ッカクレーン55が係合している。一枚取り用スタッカ
クレーン55は上部レール23と下部レール25とに案
内されて二つの板材貯蔵棚19間をこれらの延在方向に
沿って板材貯蔵棚19のパレット保持部21の各々に対
応する位置とパレット搬送スタッカクレーン27との干
渉を避けるためにホームポジションHaとは反対の側に
設けられたホームポジションHbとの間に走行するよう
になっている。
【0021】一枚取り用スタッカクレーン55は、図
2、図5に示されている如く、自走装置57を搭載され
た板材用走行台車59を有し、走行台車59には二本の
ポスト61が立設され、二本のポスト61間にはローラ
63により板材用キャリッジ65が昇降可能に設けられ
ている。キャリッジ65にはポスト61に取付られた巻
き上げ機67のワイヤー69が係合しており、キャリッ
ジ65は巻き上げ機67により昇降駆動されるようにな
っている。
【0022】キャリッジ65には図2で見て左右方向に
伸縮可能なパット支持レール71が設けられており、パ
ット支持レール71にはパット支持桟73が固定され、
パット支持桟73にパット支持部材75が流体圧シリン
ダ装置77により上下動可能に設けられている。パット
支持部材75には一枚取り手段として複数個のバキュー
ムパット(板材出入れ具)79が設けられており、バキ
ュームパット79は、パット支持レール71の伸縮によ
り図2に示されている如くパレット保持部21内に進入
し、パレット保持部21のパレットP上の板材Wの直上
に位置して板材Wを一枚ずつ取り出すようになってい
る。またパット支持部材75にはパレットP上の板材W
の一枚取りを援助するマグネットロータ81とバキュー
ムパット79よりの板材Wの取り外しを行うエアージェ
ット式エジェクタ83とが流体圧シリンダ装置85によ
り上下動可能に設けられており、更にパット支持部材7
5には二枚取り異常検出器87が設けられている。
【0023】板材貯蔵棚19の最下段のパレット保持部
21の一つにはローラコンベア(板材移送手段)89が
配置されており、ローラコンベア89は一枚取り用スタ
ッカクレーン55のバキュームパット79により一枚取
りされた板材Wを一枚取り用スタッカクレーン55より
受け渡され、これをタレットパンチプレス装置1のサイ
ドテーブル17に隣接して配置された板材支持ステーシ
ョンとしての中間テーブル91上へ搬送するようになっ
ている。
【0024】上述の如き構成による板材自動倉庫3に於
いては、一種類の板材による加工枚数が多い場合には、
従来と同様にパレット搬送スタッカクレーン27により
パレット単位にて板材Wの搬出が行われる。この場合に
は、一枚取り用スタッカクレーン55をホームポジショ
ンHbに退避させた状態にてパレット搬送スタッカクレ
ーン27をホームポジションHaより所望の板材Wが貯
蔵されているパレット保持部21の正面位置まで走行さ
せると共に、そのパレット保持部21の高さ位置までキ
ャリッジ37を昇降させ、次にフォーク43をそのパレ
ット保持部21内に対し伸ばして当該パレット保持部2
1のパレットPをすくい上げてキャリッジ37によりパ
レットPごと板材Wを担持する。この状態にてフォーク
43を元の位置に戻し、その後にキャリッジ37を最降
下位置にまで降下させると共に、パレット搬送スタッカ
クレーン27をホームポジションHaまで走行させ、再
びフォーク43を伸ばしてパレットPを横送り装置5の
トラバーサ47上に載せ変える。
【0025】そしてトラバーサ47によりパレットPを
パレット受渡しポジションTa、Tbとホームポジショ
ンHaに横送りし、これをトラバーサ47が内蔵してい
るローラ(図示省略)の駆動によりアイドルコンベア4
9あるいは51上に移す。次に一枚取り装置53にて今
まで使用されていたパレットPを一枚取り装置53より
空きのアイドルコンベア49あるいは51へ退かせ、こ
れが完了すると、アイドルコンベア49あるいは51が
内蔵しているチェーンコンベア(図示省略)によりパレ
ットPを一枚取り装置53へ移動させる。一枚取り装置
53へ移動されたパレットP上に板材Wは一枚取り装置
53により一枚ずつタレットパンチプレス装置1のサイ
ドテーブル17上に供給されるようになる。
【0026】これに対し多種少量生産に於ける如く、一
種類の板材Wによる加工枚数が少ない場合には、一枚取
り用スタッカクレーン55により一枚ずつ板材Wの搬出
が行われる。この場合には、パレット搬送スタッカクレ
ーン27をホームポジションHaに退避させた状態にて
一枚取り用スタッカクレーン55をホームポジションH
bより所望の板材Wが貯蔵されているパレット保持部2
1の正面位置まで走行させると共に、そのパレット保持
部21の高さ位置までキャリッジ65を昇降させ、次に
パット支持レール71をそのパレット保持部21内に対
し伸ばしてバキュームパット79を当該パレット保持部
21のパレットP上の板材Wの直上に位置させる。そし
てバキュームパット79を流体圧シリンダ装置77によ
り板材W上に降下させ、マグネットロータ81による板
材Wの磁気吸着とエアージェット式エジェクタ83によ
るエアーブローにより最上位の板材Wと二枚目の板材W
との引き離しを行ってバキュームパット79により最上
位の一枚の板材Wを吸着し、流体圧シリンダ装置77に
よるパット支持部材75の上昇駆動により板材Wを持ち
上げ、二枚取り異常検出器87により一枚取りを確認す
る。
【0027】この確認後にパット支持レール71を元に
戻し、その後にキャリッジ65を最降下位置にまで降下
させると共に、一枚取り用スタッカクレーン55をロー
ラコンベア89が配置されている最下段のパレット保持
部21の正面位置まで走行させる。この位置にてパット
支持レール71を伸ばし、バキュームパット79が吸着
保持している一枚の板材Wをローラコンベア89上に移
動させ、バキュームパット79による板材Wの吸着保持
を開放し、この板材Wをローラコンベア89上に載置さ
せてローラコンベア89を駆動する。これによりローラ
コンベア89上の板材Wは中間テーブル91を経由して
タレットパンチプレス装置1のサイドテーブル17上に
搬送される。
【0028】尚、一枚取り用スタッカクレーン55はタ
レットパンチプレス装置1に於ける板材Wの加工中に次
に必要な板材Wがあるパレット保持部21まで移動して
上述の作動と同様の作動によりそのパレット保持部21
に貯蔵された板材Wの一枚取りを行い、ローラコンベア
89が配置されている最下段のパレット保持部21の位
置に戻って待機していればよく、これにより加工すべき
板材Wが一枚毎に異なっていてもタレットパンチプレス
装置1は素材交換による休止時間を最小限にして実質的
な連続運転を行える得るようになる。
【0029】本願発明の構成をまとめると以下のように
なる。
【0030】即ち、板材Wに対して所望の板材加工を行
う板材加工装置1を設け、この板材加工装置1の近傍
に、多数の板材Wを積載するパレットPを支持せしめる
パレット支持ステーション、及びパレットPと分離して
板材Wを支持せしめる板材支持ステーション91をそれ
ぞれ設け、上記板材加工装置1に対して離反した位置に
多数の板材Wを貯蔵しかつ左右方向(図1において左右
方向)へ延伸した板材貯蔵棚19を立設し、この板材貯
蔵棚19にパレットPを保持するパレット保持部21を
上下方向及び左右方向へ複数備え、上記板材貯蔵棚19
の近傍にパレット用走行台車31を板材貯蔵棚19の長
手方向(左右方向)へ移動可能に設け、このパレット用
走行台車31にパレット用キャリッジ37を昇降可能に
設け、このパレット用キャリッジ37にパレット用キャ
リッジ37に対するパレットPの出入れを行うパレット
出入れ具43を設け、パレット保持部21からパレット
Pを取入れた後にこのパレットPを前記パレット支持ス
テーションへ移送せしめるパレット移送手段を設け、上
記板材貯蔵棚19の近傍に板材用走行台車59を上記長
手方向へ移動可能に設け、この板材用走行台車59に板
材用キャリッジ65を昇降可能に設け、この板材用キャ
レッジ65に板材用キャリッジ65に対して板材Wの出
入れをパレットPと分離して行う板材出入れ具79を設
け、上記パレット保持部21から板材WをパレットPと
分離して取入れた後に、この板材Wを板材支持ステーシ
ョン91へ移送せしめる板材移送手段89を設けてなる
ことを特徴とする。
【0031】本実施例の作用をまとめると以下のように
なる。
【0032】即ち、同一種類の多数の板材Wに対して板
材加工を行う場合には、パレット用走行台車31を上記
長手方向へ移動させると共にパレット用キャリッジ37
を昇降させることにより、パレット用キャリッジ37を
所定のパレット保持部21に対応する位置に位置せしめ
る。そして、パレット出入れ具43により所定のパレッ
ト保持具21からパレット用キャリッジ37へ所定のパ
レットPを取入れる。
【0033】所定のパレットPをパレット用キャリッジ
37へ取入れた後に、パレット用走行台車31を上記長
手方向へ移動させると共に、パレット用キャリッジ37
を下降させることにより、パレット用キャリッジ37を
パレット移送手段5に近接せしめる。次に、パレット出
入れ具43により所定のパレットPをパレット用キャリ
ッジ37からパレット移送手段5へ送出す。そして、パ
レット移送手段5の作動により所定のパレットPをパレ
ット支持ステーションへ移送せしめる。これによって、
所定のパレットに積載された多数の板材を一枚づつパレ
ット支持ステーションから板材加工装置1へ搬入するこ
とができる。
【0034】種類の異なる多数の板材Wに対して板材加
工を行う場合には、板材用走行台車59を前記長手方向
へ移動させると共に、板材用キャリッジ65を昇降させ
ることにより、板材用キャリッジ65を所定のパレット
保持部21に対応する位置に位置せしめる。そして、板
材出入れ具79により所定のパレット保持部21から板
材用キャリッジ65へ板材WをパレットPと分離して取
入れる。
【0035】板材WをパレットPと分離して取入れた後
に、板材用昇降台車59を上記長手方向へ移動させると
共に、板材用キャリッジ65を下降させることにより、
板材用キャリッジ65を板材移送手段89に近接せしめ
る。次に、板材出入れ具79により板材Wを板材用キャ
リッジ65から板材移送手段89へパレットPと分離し
て送出す。そして、板材移送手段89により板材Wを板
材支持ステーション91へ移送せしめる。これによっ
て、板材Wを板材支持ステーション91から板材加工装
置1へ搬入することが可能になる。
【0036】以上のごとき、本実施例の発明によれば、
パレット用走行台車31、パレット用キャリッジ37、
パレット出入れ具43、パレット移送手段5を用いて所
定のパレットPを所定のパレット保持部21からパレッ
ト支持ステーションへ移送せしめることができる他に、
板材用走行台車59、板材用キャリッジ65、板材出入
れ具79、板材移送手段89を用いて板材Wを所定のパ
レット保持部21から板材支持ステーション91へパレ
ットPと分離して移送せしめることができる。従って、
多数種の板材Wに対して板材加工を行う場合に、パレッ
トPと分離して板材単位で板材加工装置1へ搬入できる
ため、上記板材Wに対して板材加工を行って板材Wを板
材加工装置1から搬出した後に、直ちに次の板材Wを板
材加工装置1へ搬入して板材加工を行うことができ、加
工ラインの稼働停止を抑制して、作業能率向上の効果を
奏する。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、パレッ
ト用走行台車、パレット用キャリッジ、パレット出入れ
具、パレット移送手段を用いて所定のパレット保持部か
らパレット支持ステーションへ所定のパレットを移送せ
しめることができる他に、板材用走行台車、板材用キャ
リッジ、板材出入れ具、板材移送手段を用いて板材を所
定のパレット保持部から板材支持ステーションへパレッ
トと分離して移送せしめることができる。従って、多数
種の板材に対して板材加工を行う場合に、パレットと分
離して板材単位で板材加工装置へ搬入できるため、上記
板材に対して板材加工を行って板材を板材加工装置から
搬出した後に、直ちに次の板材を板材加工装置へ搬入し
て板材加工を行うことができ、加工ラインの稼働停止を
抑制して、作業能率向上の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板材自動倉庫をタレットパンチプ
レス装置を含むパンチプレスシステムに適用した一実施
例を示す平面図である。
【図2】本発明による板材自動倉庫をタレットパンチプ
レス装置を含むパンチプレスシステムに適用した一実施
例を示す側面図である。
【図3】本発明による板材自動倉庫に用いられるパレッ
ト搬送スタッカクレーンの一実施例を示す正面図であ
る。
【図4】本発明による板材自動倉庫に用いられるパレッ
ト搬送スタッカクレーンの一実施例を示す側面図であ
る。
【図5】本発明による板材自動倉庫に用いられる一枚取
り用スタッカクレーンの一実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス装置 3 板材自動倉庫 5 横送り装置 19 板材貯蔵棚 21 パレット保持部 23 上部レール 25 下部レール 27 パレット搬送スタッカクレーン 37 キャリッジ 39 巻き上げ機 43 フォーク 47 トラバーサ 55 一枚取り用スタッカクレーン 65 キャリッジ 67 巻き上げ機 71 パット支持レール 79 バキュームパット 89 ローラコンベア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材に対して所望の板材加工を行う板材
    加工装置を設け、この板材加工装置の近傍に、多数の板
    材を積載するパレットを支持せしめるパレット支持ステ
    ーション、及び板材をパレットと分離して支持せしめる
    板材支持ステーションをそれぞれ設け、上記板材加工装
    置に対して離反した位置に多数の板材を貯蔵しかつ左右
    方向へ延伸した板材貯蔵棚を立設し、この板材貯蔵棚に
    上記パレットを保持するパレット保持部を上下方向及び
    左右方向へ複数備え、上記板材貯蔵棚の近傍にパレット
    用走行台車を板材貯蔵棚の長手方向へ移動可能に設け、
    このパレット用走行台車にパレット用キャリッジを昇降
    可能に設け、このパレット用キャリッジにパレット用キ
    ャリッジに対するパレットの出入れを行うパレット出入
    れ具を設け、上記パレット保持部からパレットを取入れ
    た後にこのパレットを前記パレット支持ステーションへ
    移送せしめるパレット移送手段を設け、上記板材貯蔵棚
    の近傍に板材用走行台車を上記長手方向へ移動可能に設
    け、この板材用走行台車に板材用キャリッジを昇降可能
    に設け、この板材用キャリッジに板材用キャリッジに対
    して板材の出入れをパレットと分離して行う板材出入れ
    具を設け、上記パレット保持部から板材をパレットと分
    離して取入れた後にこの板材を前記板材支持ステーショ
    ンへ移送せしめる板材移送手段を設けてなることを特徴
    とする板材貯蔵加工システム。
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