JP2016034843A - ガラス板用合紙及び合紙付きガラス板並びにガラス板梱包体 - Google Patents
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Abstract
【課題】合紙から発生するパーティクルの量を低減することができ、かつ異物の侵入に起因するガラス板の疵の発生を抑制することができるガラス板用合紙及び合紙付きガラス板並びにガラス板梱包体を提供する。【解決手段】実施形態の合紙10、54、62、70によれば、合紙10、54、62、70の一部に硬化処理部を備えたので、硬化処理部36、52、64、76を備えていない非硬化処理部のみの合紙と比較して、合紙10、54、62、70から発生するパーティクルの量を低減することができる。また、硬化処理部36、52、64、76を除く非硬化処理部34、50、66、72、74は、硬化処理部36、52、64、76よりも平滑度が小さいことからクッション性を有しているので、異物の侵入に起因するガラス板Gの疵の発生を抑制することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、ガラス板用合紙及び合紙付きガラス板並びにガラス板梱包体に関する。
特許文献1には、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のFPD(Flat Panel Display)に用いられるガラス板を、合紙を介して積層し、この積層体を梱包するパレットが開示されている。
前記積層体は、ガラス板製造工場にてパレットに梱包された後、ディスプレイ製造工場にトラック等の輸送手段によって輸送される。
前記積層体に使用される合紙は、合紙ロールから帯状の合紙を引き出し、帯状の合紙をカッターによって所定のサイズに切り出すことによって使用される。合紙としては、バージンパルプを原料としたもの、又は古紙が使用される。
一方、ディスプレイ製造工場に搬入された積層体は、ディスプレイ製造工場にて開梱されてガラス板が取り出される。このガラス板の表面には、電子デバイス用の機能層(薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)、カラーフィルタ(CF:Color Filter))等が形成されるが、その機能層形成工程の前に備えられた洗浄工程にてガラス板の表裏面が洗浄される。
また、帯状のガラス板を円筒状の芯材に巻き付けたガラスロールの形態で輸送することが特許文献2に開示されている。このガラスロールにおいても、ガラスロールの径方向においてガラス板とガラス板との間に合紙が介在するように、帯状のガラス板とともに合紙が巻き付けられる。
ところで、ガラス板は、その表裏面が合紙に圧接された状態で積層されるため、ガラス板の表裏面に、合紙から発生したパーティクルが付着するという問題がある。
ガラス板の表裏面に付着したパーティクルは、前記洗浄工程にて除去されるものの、パーティクルの付着量が多い場合には、洗浄により取りきれないパーティクルがガラス板の表面に残留し、ガラス板の品質の低下を招く。特に、ガラス板の表面は、電子デバイス用機能層の形成面となるので、パーティクルの残量が多い場合には、断線、パターニング不良の発生原因となる。
よって、積層体の状態又はガラスロールの状態において、ガラス板の表裏面に付着するパーティクルの付着量を低減できれば、ガラス板の品質を向上することが可能になり機能層形成工程以後の後工程の歩留まりが向上するという利点がある。
なお、パーティクルとは、合紙に存在するパルプ及び粘着性異物等の樹脂成分の屑をいう。また、前記粘着性異物とは、合紙を製造する段階で古紙を混入した際に、古紙回収ルートの途中で古紙に貼着されていた粘着テープ等の完全に固化されていない粘着成分、又は紙から脱落した紙粉や紙中に含まれる粘着性の樹脂分をいう。また、パーティクルには、合紙の原料系から混入する砂利等の異物も含まれる。
一方で、合紙から発生するパーティクルの量を低減するためには、抄紙工程において合紙を硬化処理することにより、合紙の平滑性を向上させて合紙の密度を大きくすればよいことが知られている。
しかしながら、合紙を硬化処理すると合紙が硬くなる(平滑度(日本工業標準規格:JIS P8119,1998)が大きくなる)ことから、このような合紙とガラス板との間に微小な異物が侵入すると、合紙のクッション性の低下に起因して、異物によりガラス板に疵が付き易くなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、合紙から発生するパーティクルの量を低減することができ、かつ異物の侵入に起因するガラス板の疵の発生を抑制することができるガラス板用合紙及び合紙付きガラス板並びにガラス板梱包体を提供することを目的とする。
本発明の一態様のガラス板用合紙は、前記目的を達成するために、ガラス板間に介在されるガラス板用合紙において、前記合紙に、処理部と非処理部とが備えられ、前記処理部のパーティクルの発生量は、前記非処理部のパーティクルの発生量よりも少ないことを特徴とする。
本発明の一態様の合紙付きガラス板は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板の各々のガラス板間に、本発明のガラス板用合紙が介在されてなることを特徴とする。
本発明の一態様の合紙付きガラス板は、前記目的を達成するために、帯状のガラス板がロール状に巻かれたガラスロールの各々のガラス板間に、本発明のガラス板用合紙が介在されてなることを特徴とする。
本発明の一態様のガラス板梱包体は、前記目的を達成するために、本発明の合紙付きガラス板が梱包容器に梱包されてなることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、非処理部と比較して、パーティクルの発生量が少ない処理部を合紙に備えたので、処理部によって、合紙から発生するパーティクルの量を低減することができ、また、非処理部によって、異物の侵入に起因するガラス板の疵の発生を抑制することができる。
本発明の一態様のガラス板用合紙は、前記処理部が硬化処理部であり、前記非処理部が非硬化処理部であり、前記合紙の少なくとも一方の主面に、前記硬化処理部と前記非硬化処理部とが備えられており、前記硬化処理部の前記ガラス板との接触面の平滑度は、前記非硬化処理部の前記ガラス板との接触面の平滑度よりも大きいことが好ましい。
本発明の一態様によれば、合紙の少なくとも一方の主面の一部に硬化処理部を備えたので、硬化処理部を備えていない非硬化処理部のみの合紙と比較して、合紙から発生するパーティクルの量を低減することができる。また、硬化処理部を除く非硬化処理部は、硬化処理部よりも平滑度が小さいことからクッション性を有しているので、異物の侵入に起因するガラス板の疵の発生を抑制することができる。
また、本発明のガラス板用合紙を使用することにより、合紙からのパーティクルの付着量が低減され、かつ異物による疵の発生が抑制された合紙付きガラス板(ガラスロール、ガラス板積層体)、及びこの合紙付きガラス板を梱包容器に梱包してなるガラス板梱包体を提供できる。
本発明の一態様は、前記非硬化処理部は、前記合紙の縁部に備えられ、前記硬化処理部は、前記合紙の縁部を除く部分に備えられることが好ましい。
本発明の一態様によれば、合紙の縁部に非硬化処理部が備えられているので、この縁部に圧接されるガラス板の縁部には、パーティクルが付着するが、ガラス板の縁部は、ディスプレイ製造工場にて切断され、廃棄される場合がある。よって、ディスプレイとして使用しないガラス板の縁部に圧接される合紙の縁部に非硬化処理部を備えることが好ましい。
本発明の一態様は、前記硬化処理部及び前記非硬化処理部のうち少なくとも一方が複数備えられていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、硬化処理部を複数備えても、また、非硬化処理部を複数備えても、本発明の効果を得ることができる。
本発明の一態様は、前記硬化処理部の平滑度は20秒以上であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、硬化処理部の平滑度が20秒以上であるので、硬化処理部からのパーティクルの発生を確実に抑制できる。また、非硬化処理部の平滑度が20秒未満であるので、硬化処理部と比較してクッション性を有することができる。
本発明の一態様は、前記硬化処理部は、前記非硬化処理部に対して凹んでいることが好ましい。
本発明の一態様によれば、電子デバイス用機能層の形成面となり得る場合のある、ガラス板の表面を合紙の硬化処理部に対面させた場合、切断されて廃棄されるガラス板の縁部が非硬化処理部に圧接され、縁部を除く製品部の表面が硬化処理部によって保護される。
本発明の一態様は、前記処理部が貫通孔であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、処理部を貫通孔とすることにより、処理部から発生するパーティクルの発生量を、非処理部のパーティクルの発生量よりも少なくすることができる。すなわち、貫通孔の内周部からパーティクルは発生するが、その発生量は非処理部と比較して微量だからである。
前記硬化処理部は、合紙の抄紙工程におけるカレンダー工程、又は乾燥工程において備えられることが好ましい。
以上説明したように本発明のガラス板用合紙によれば、合紙から発生するパーティクルの量を低減することができ、かつ異物の侵入に起因するガラス板の疵の発生を抑制することができる。また、本発明によれば、合紙からのパーティクルの付着量が低減され、かつ異物による疵の発生が抑制された合紙付きガラス板及び合紙付きガラス板を梱包容器に梱包してなるガラス板梱包体を提供できる。
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板用合紙及び合紙付きガラス板並びにガラス板梱包体の好ましい実施形態について説明する。
図1は、合紙(実施形態の合紙)10を用いて積層されたガラス板積層体(実施形態の合紙付きガラス板(ガラス板積層体ともいう。)以下、「積層体」という。)12を、パレット(梱包容器)14にて梱包する縦積み型のガラス板梱包体(実施形態のガラス板梱包体。以下、「梱包体」という。)16の全体斜視図である。図1の矢印Aは、パレット14に対する合紙10及びガラス板Gの積層方向を示している。なお、梱包容器として、縦積みのパレット14を例示したが、これに限定されるものではなく、積層体12を箱詰めする箱体であってもよい。
〔パレット14の構成〕
図1の如く、パレット14は、基台となる台座18、ガラス板Gの下端面が載置される底受け板20、側面視三角形状のフレーム22、ガラス板Gの面(表面又は裏面)が支持される平板状の背受け板24、及び壁体26等を備えて構成される。
図1の如く、パレット14は、基台となる台座18、ガラス板Gの下端面が載置される底受け板20、側面視三角形状のフレーム22、ガラス板Gの面(表面又は裏面)が支持される平板状の背受け板24、及び壁体26等を備えて構成される。
底受け板20は、台座18の上面に備えられた搭載面28上に、搭載面28に対して傾斜して設けられる。フレーム22は搭載面28上に立設され、フレーム22の前面の傾斜面が、底受け板20の主面(ガラス板Gを下縁部が載置される面)に対して80°〜100°、特に好ましくは約90°に設定され、この傾斜面に背受け板24が立て掛けられて固定される。底受け板20及び背受け板24には、ガラス板Gを載置した際のガラス板Gとの接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(不図示)が設けられている。
台座18の搭載面28の後部には壁体26が立設され、この壁体26にフレーム22が支持されている。また、台座18の前面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される一対の開口部30が備えられている。
底受け板20は、搭載面28と底受け板20との間に配置された複数の三角形状の底片32を介して搭載面28上に傾斜して載置される。また、底受け板20は、その主面が台座18の搭載面28に対して好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°に傾斜して配置される。これにより、ガラス板積載装置(不図示)によるパレット14へのガラス板積載時に、ガラス板Gの位置決め作業が容易になる。また、各ガラス板Gの主面は自重によって背受け板24側のガラス板Gの主面に接するので、各ガラス板Gの主面間に無駄な隙間が生じることはない。更に、載置するガラス板Gの安定化を図ることができ、ガラス板Gの前方(図1の矢印Xの方向)へのずれや崩壊を防止でき、併せて傷や割れを防止できる。
なお、図1に示したパレット14に、積層体12のY方向の横ずれを規制する横押さえ部材を設けてもよい。また、図1に示したパレット14は、積層体12を縦積みするパレットであるが、積層体12を水平方向に平積みする形態のパレットであってもよい。すなわち、積層体12がパレットに梱包されてなる梱包体は、図1の梱包体16に限定されるものではない。
〔積層体12〕
積層体12は、パレット14に対し、複数枚のガラス板Gと複数枚の合紙10とを交互に積層することにより構成される。
積層体12は、パレット14に対し、複数枚のガラス板Gと複数枚の合紙10とを交互に積層することにより構成される。
〈ガラス板G〉
ガラス板Gは、液晶ディスプレイ用等のFPD用ガラス板に使用されるものであるが、太陽光発電、二次電池、又は有機EL素子等の電子デバイスに使用されるものであることが好ましい。ガラス板Gの厚さは0.7mm以下であることが好ましい。また、ガラス板Gは、第5世代(G5)と称される縦約1300mm×横約1100mmのサイズのガラス板であるが、ガラス板Gのサイズは、第5世代に限定されるものではなく、第6世代(縦約1500mm×横約1800mm)以上のサイズまたは第5世代未満のガラス板であってもよい。
ガラス板Gは、液晶ディスプレイ用等のFPD用ガラス板に使用されるものであるが、太陽光発電、二次電池、又は有機EL素子等の電子デバイスに使用されるものであることが好ましい。ガラス板Gの厚さは0.7mm以下であることが好ましい。また、ガラス板Gは、第5世代(G5)と称される縦約1300mm×横約1100mmのサイズのガラス板であるが、ガラス板Gのサイズは、第5世代に限定されるものではなく、第6世代(縦約1500mm×横約1800mm)以上のサイズまたは第5世代未満のガラス板であってもよい。
〈合紙10〉
合紙10は、ガラス板Gを保護するために、ガラス板Gよりも大きいサイズの紙である。また、合紙10の上部片10Aは、合紙10からガラス板Gを引き剥がす際に、合紙用吸着部材(不図示)に吸着保持されるため、ガラス板Gの上縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。また、合紙10の側部片10Bも同様に、合紙10からガラス板Gを引き剥がす際に、前記合紙用吸着部材に吸着保持されるため、ガラス板Gの側縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。合紙10の原料は、バージンパルプが好ましいが、古紙でもよい。
合紙10は、ガラス板Gを保護するために、ガラス板Gよりも大きいサイズの紙である。また、合紙10の上部片10Aは、合紙10からガラス板Gを引き剥がす際に、合紙用吸着部材(不図示)に吸着保持されるため、ガラス板Gの上縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。また、合紙10の側部片10Bも同様に、合紙10からガラス板Gを引き剥がす際に、前記合紙用吸着部材に吸着保持されるため、ガラス板Gの側縁から所定量(例えば50〜100mm)食み出される。合紙10の原料は、バージンパルプが好ましいが、古紙でもよい。
合紙10の両側の縦辺に沿った、側部片10Bを含む縁部には、非硬化処理部(非処理部)34が帯状に備えられている。また、縁部を除く合紙10には、硬化処理部(処理部)36が帯状に備えられる。硬化処理部36は、硬化処理部36を除く他の非硬化処理部34と比較して、光沢及び平滑性(平滑度)が高い部分である。また、非硬化処理部34は、ガラス板Gが積層された形態において、ガラス板Gの縦辺からガラス板Gの内側に10mm程度入った範囲に備えられる。
すなわち、非硬化処理部34は、合紙10の側部片10Bの幅(例えば50〜100mm)に対して10mm程度長い帯状のエリアに備えられる。つまり、実施形態の合紙10によれば、合紙10の一部に硬化処理部36が備えられるとともに、合紙10の両側の縦辺に沿った2個所に非硬化処理部34が備えられる。
実施形態の合紙10は、合紙10の一部に硬化処理部36を備えているので、合紙10から発生するパーティクルの量を低減できる。また、クッション性を有する非硬化処理部34によって、ガラス板Gと合紙10との間に浸入した異物に起因するガラス板Gの疵の発生を抑制できる。なお、前記10mmの寸法は、それ以上であってもそれ以下であってもよい。
硬化処理部36は、合紙10の抄紙工程のカレンダー工程又は乾燥工程を経ることによって備えられる。
〔カレンダー工程での硬化処理部36の形成方法〕
〈第1の形成方法〉
図2は、カレンダー工程に配置される一対のニップローラ38、40を示した斜視図である。
〈第1の形成方法〉
図2は、カレンダー工程に配置される一対のニップローラ38、40を示した斜視図である。
カレンダー工程において合紙10(抄紙工程では、連続した帯状の合紙)は、矢印B方向に搬送されながら、矢印C、D方向に回転されている一対のニップローラ38、40の間を通過する。合紙10は、ニップローラ38、40の間を通過中にニップローラ38、40によって加圧処理される。これにより、合紙10の搬送方向に沿った両側の縁部(対向する2辺の縁部)を除く部分に硬化処理部36が備えられる。
図2の下側に配置されたニップローラ38は円筒状に構成され、その軸長Lは、合紙10の幅寸法Wより長めに構成される。これにより、合紙10が蛇行しても合紙10の縁部を除く部分を確実に硬化させることができる。合紙10は、その幅方向の全域がニップローラ38の周面に当接されて搬送される。
図2の上側に配置されたニップローラ40は、合紙10の両側の縁部を除く部分に当接される。
よって、合紙10がニップローラ38、40の間を通過する際に、合紙10の両側の縁部を除く部分がニップローラ38とニップローラ40とによって挟圧(pinch)されて加圧処理される。これによって、合紙10の両側の縁部を除く部分に硬化処理部36が備えられる。また、合紙10の両側の縁部が非硬化処理部34(図1参照)となる。
カレンダー工程を通過した合紙10は、例えばワインダー工程(不図示)を経て巻き取られた後、図1に示した所望サイズの矩形状の合紙10に切断され、ガラス板用合紙として使用される。すなわち、巻き取られた帯状の合紙10は、その長手方向(カレンダー工程における搬送方向)に直交する方向に切断されて図1の如く、合紙10の縦辺に沿って非硬化処理部34が位置するようにパレット14に積層される。
図3(A)は、図1の合紙10とガラス板Gとの積層状態の一例を誇張して示した説明図である。同図の如く合紙10の表面(主面)の硬化処理部36は、ニップローラ38、40(図2参照)によって挟圧されるため、非硬化処理部34に対して凹んでいる。つまり、硬化処理部36の処理面は、非硬化処理部の処理面に対して凹んでいる。この硬化処理部36に、ガラス板Gが収納されるようにガラス板Gが積層される。ガラス板Gの積層時において、ガラス板Gの表面(電子デバイス用機能層の形成面)を硬化処理部36に対面させた場合、その表面が硬化処理部36によって保護される。また、図3(A)の積層形態とは異なるが、切断されて廃棄されるガラス板の縁部を、非硬化処理部34に当接し、縁部を除く製品部の表面を硬化処理部36によって保護してもよい。
なお、合紙10の上辺及び下辺に沿って非硬化処理部34が位置するように合紙10をパレット14に積層してもよい。また、ニップローラ38、40の材質は公知のものであり、一方が金属製、他方が弾性を有する樹脂製でもよく、双方が金属製であってもよい。
〈第2の形成方法〉
図4(A)は、カレンダー工程に配置される一対のニップローラ46、48を示した斜視図である。また、図4(B)は、ニップローラ46、48によって備えられた複数の円形の非硬化処理部50と、非硬化処理部50を除く硬化処理部52とを示した合紙54の平面図である。図4(C)は、合紙54がガラス板用合紙として使用された説明図であり、合紙54を実線で示し、ガラス板Gを破線で示している。なお、図4(C)では、合紙54の中央にガラス板Gを位置させているが、この位置関係に限定されるものではない。例えば、図4(C)において、合紙54に対してガラス板Gを下方にずらし、合紙54の下辺とガラス板Gの下辺を一致させた位置関係でもよい。
図4(A)は、カレンダー工程に配置される一対のニップローラ46、48を示した斜視図である。また、図4(B)は、ニップローラ46、48によって備えられた複数の円形の非硬化処理部50と、非硬化処理部50を除く硬化処理部52とを示した合紙54の平面図である。図4(C)は、合紙54がガラス板用合紙として使用された説明図であり、合紙54を実線で示し、ガラス板Gを破線で示している。なお、図4(C)では、合紙54の中央にガラス板Gを位置させているが、この位置関係に限定されるものではない。例えば、図4(C)において、合紙54に対してガラス板Gを下方にずらし、合紙54の下辺とガラス板Gの下辺を一致させた位置関係でもよい。
カレンダー工程において合紙54は、図4(A)の如く矢印E方向に搬送されながら、矢印F、G方向に回転されている一対のニップローラ46、48の間を通過する。合紙54は、ニップローラ46、48の間を通過中にニップローラ46、48によって加圧処理される。これにより、合紙54の表面全体に複数の円形の非硬化処理部50と、硬化処理部52とが備えられる。
ニップローラ46は円筒状に構成され、その軸長L1は、合紙54の幅寸法W1より長めに構成される。合紙54は、その幅方向の全域がニップローラ46の周面に当接されて搬送される。
ニップローラ48も同様に円筒状に構成され、その軸長L2は、合紙54の幅寸法W1より長めに構成される。合紙54は、その幅方向の全域がニップローラ48の周面に当接されて搬送される。
また、ニップローラ48の表面には、所望の深さを有する複数の円形の開口部56が間隔をもって千鳥状(zigzag)に規則的に配置されているが、不規則に配置してもよい。
よって、合紙54がニップローラ46、48の間を通過すると、ニップローラ46とニップローラ48とによって挟圧される合紙54の表面の一部に、つまり、ニップローラ48の開口部56を除く周面に当接される合紙54の一部に、硬化処理部52が備えられる。そして、ニップローラ48の開口部56の上方を通過する部分は、ニップローラ46、48によって加圧処理されないので、その部分に非硬化処理部50が備えられる。これにより、図4(B)で示したように、合紙54の一部に硬化処理部52が備えられる。
カレンダー工程を通過した合紙54は、図4(C)に示す所望サイズの矩形状の合紙54に切断され、ガラス板用合紙として使用される。
図3(B)は、図4の合紙54とガラス板Gとの積層状態の一例を誇張して示した説明図である。同図の如く合紙54の表面の硬化処理部52の面は、ニップローラ46、48(図4(A)参照)によって挟圧されるため、非硬化処理部50の面に対して凹んでいる。このような硬化処理部52と非硬化処理部50とが形成された合紙54の表面に、ガラス板Gが積層される。ガラス板Gの積層時において、ガラス板Gの表面(電子デバイス用機能層の形成面)を合紙54の表面に対面させた場合、ガラス板Gの表面は、非硬化処理部50のみに当接され、又は、ガラス板Gが非硬化処理部50に圧接されることにより、非硬化処理部50が潰れて硬化処理部52にも当接される。
なお、ニップローラ48に備えられる開口部56は円形に限定されず、楕円又は矩形等その他の形状であってもよい。また、開口部56に限定されず、溝であってもよい。また、開口部56に代えて、ニップローラ48の周面から突出する突起物を設けてもよい。この場合には、非硬化処理部50と硬化処理部52のパターンが、図4(B)で示したパターンと逆になる。すなわち、硬化処理部52及び非硬化処理部50のうち少なくとも一方が複数備えられる。
〈第3の形成方法〉
図5は、矩形状の合紙70に、二点鎖線で示す矩形状のガラス板Gが積層された平面図である。合紙70の4辺の縁部には非硬化処理部72が備えられ、また、合紙70を同サイズで4分割するように、縁部を除く部分に十字形状の非硬化処理部74が備えられる。矩形状の硬化処理部76は、非硬化処理部72、74を除く部分であり、同サイズで四か所に備えられている。
図5は、矩形状の合紙70に、二点鎖線で示す矩形状のガラス板Gが積層された平面図である。合紙70の4辺の縁部には非硬化処理部72が備えられ、また、合紙70を同サイズで4分割するように、縁部を除く部分に十字形状の非硬化処理部74が備えられる。矩形状の硬化処理部76は、非硬化処理部72、74を除く部分であり、同サイズで四か所に備えられている。
図6に示すガラス板Gは、ディスプレイ製造工場にて同サイズに4分割される大サイズのものである。つまり、ガラス板Gは、一点鎖線で示す十字状の切断線K、Lに沿って切断されることにより、ディスプレイ製造工場にて4枚の小サイズのガラス板に分割される。
このような分割を前提としたガラス板Gの場合には、分割される小サイズのガラス板の縁部が非硬化処理部72、74に当接されるように積層されることが好ましい。
図6は、カレンダー工程において、図5の合紙70を製造する一対のニップローラ78、80を示した斜視図である。
カレンダー工程において合紙70は、矢印M方向に搬送されながら、矢印N、P方向に回転されている一対のニップローラ78、80の間を通過する。合紙70は、ニップローラ78、80の間を通過中にニップローラ78、80によって加圧処理される。
図6の下側に配置されたニップローラ78は円筒状に構成される。図6の上側に配置されたニップローラ80は、ニップローラ80の周面から突出した矩形状の4つの突起面82が備えられ、これらの突起面82が合紙70の表面に圧接される。
よって、合紙70は、ニップローラ78、80の間を通過する際に、ニップローラ78とニップローラ80の4つの突起面82とによって挟圧されて加圧処理される。これによって、図5に示した非硬化処理部72、74と4つの硬化処理部76とがその表面に備えられた合紙70が製造される。
図3(C)は、図5の合紙70とガラス板Gとの積層状態の一例を誇張して示した説明図である。同図の如く合紙70の表面の硬化処理部76の面は、ニップローラ78、80(図6参照)によって挟圧されるため、非硬化処理部72、74の面に対して凹んでいる。このような硬化処理部76と非硬化処理部72、74とが形成された合紙70の表面に、ガラス板Gが積層される。ガラス板Gの積層時において、ガラス板Gの表面(電子デバイス用機能層の形成面)を合紙70の表面に対面させた場合、ガラス板Gの表面は、その縁部GBが非硬化処理部72、74に当接され、又は、縁部GBが非硬化処理部72、74に圧接されることにより、非硬化処理部72、74が潰れて、ガラス板Gの製品部GAが硬化処理部76にも当接される。なお、図3(C)では、製品部GAと縁部GBとの境界を破線Qで示している。
実施形態では、合紙の一部を硬化させることにより合紙に処理部を備えさせたが、これに限定されるものではなく、合紙に貫通孔を形成することによって処理部を備えさせてもよい。貫通孔のパーティクルの発生量は、貫通孔を除く他の部分(非処理部)のパーティクルの発生量よりも少なくすることができる。すなわち、貫通孔の内周部からパーティクルは発生するが、その発生量は非処理部と比較して微量だからである。前記貫通孔の好ましい例としては、例えば図3(B)、図4で示されている非硬化処理部50を貫通孔とし、硬化処理部52を非硬化処理部としたり、図3(C)、図5、図6で示されている硬化処理部76を貫通孔としたりすることで適用できる。
〔乾燥工程での硬化処理部の形成方法〕
図7(A)は、乾燥工程に配置される円筒状のドライヤーロール(ヤンキードライヤーともいう)58及びテンションローラ60を示した側面図であり、図7(B)は、図7(A)の合紙62のH部の拡大図である。
図7(A)は、乾燥工程に配置される円筒状のドライヤーロール(ヤンキードライヤーともいう)58及びテンションローラ60を示した側面図であり、図7(B)は、図7(A)の合紙62のH部の拡大図である。
ドライヤーロール58は円筒状に構成され、その軸長は、合紙62の幅寸法より長めに構成される。合紙62は、その幅方向の全域がドライヤーロール58の周面に当接されて搬送される。
乾燥工程において合紙62は、例えば100度以上200度以下に加熱されたドライヤーロール58の表面に巻き付けられて、ドライヤーロール58の矢印Iで示す回転により、矢印J方向に搬送される。合紙62は、ドライヤーロール58を通過中に加熱されて乾燥される。この際に、図7(B)で示す、ドライヤーロール58の表面に当接される合紙62の上面に硬化処理部64が備えられ、その下面に非硬化処理部66が備えられる。
すなわち、図7に示した硬化処理部64の形成方法は、ドライヤーロール58によって合紙62の一方の主面を加熱して、その一方の主面に硬化処理部64を備えさせる方法である。
〔実施形態の合紙の特徴〕
実施形態の合紙10、54、62、70によれば、合紙10、54、62、70の一部に硬化処理部を備えたので、硬化処理部36、52、64、76を備えていない非硬化処理部のみの合紙と比較して、合紙10、54、62、70から発生するパーティクルの量を低減することができる。また、硬化処理部36、52、64、76を除く非硬化処理部34、50、66、72、74は、硬化処理部36、52、64、76よりも平滑度が小さいことからクッション性を有しているので、異物の侵入に起因するガラス板Gの疵の発生を抑制することができる。
実施形態の合紙10、54、62、70によれば、合紙10、54、62、70の一部に硬化処理部を備えたので、硬化処理部36、52、64、76を備えていない非硬化処理部のみの合紙と比較して、合紙10、54、62、70から発生するパーティクルの量を低減することができる。また、硬化処理部36、52、64、76を除く非硬化処理部34、50、66、72、74は、硬化処理部36、52、64、76よりも平滑度が小さいことからクッション性を有しているので、異物の侵入に起因するガラス板Gの疵の発生を抑制することができる。
更に、図1、図3(A)に示した合紙10においては、非硬化処理部34が合紙10の縁部に備えられている。この合紙10では、合紙10の縁部に圧接されるガラス板Gの縁部に、パーティクルが付着する場合があるが、ガラス板Gの縁部は、ディスプレイ製造工場にて切断され、廃棄される場合がある。よって、ディスプレイとして使用しないガラス板Gの縁部に圧接される合紙10の縁部に非硬化処理部34を備えることが好ましい。
更にまた、硬化処理部36、52、64、76のガラス板Gとの接触面の平滑度(日本工業標準規格:JIS P8119,1998)は20秒以上であることが好ましく、30秒以上であることがより好ましく、50秒以上であることがさらに好ましい。これにより、硬化処理部36、52、64、76からのパーティクルの発生を確実に抑制できる。
また、実施形態の合紙10、54、62、70を使用することにより、合紙10、54、62、70からのパーティクルの付着量が低減され、かつ異物による疵の発生が抑制された積層体12、及び積層体12をパレット14に梱包してなる梱包体16を提供できる。
〔ガラスロール〕
図1〜図7に説明した合紙10、54、62、70は、図1に示したパレット14に適用するために、帯状の合紙から矩形状の合紙に切断されたものである。
図1〜図7に説明した合紙10、54、62、70は、図1に示したパレット14に適用するために、帯状の合紙から矩形状の合紙に切断されたものである。
これに対して、帯状のガラス板を円筒状の芯材にロール状に巻き付けたガラスロールを、梱包容器に梱包して輸送することが知られている。このようなガラスロールの場合には、ガラスロールの径方向においてガラス板とガラス板との間に、帯状の合紙10(54、62、70)が介在するように、帯状のガラス板ととともに合紙10(54、62、70)を巻き付ければよい。
ガラス板は、薄板のガラス板製造装置であるフロート窯によって製造された帯状のガラス板であり、フロート窯の後段に設置された徐冷炉から連続的に送り出されている。また、ガラス板は、ガラス板の搬送速度と、その周速度とが同速度になるように駆動部により制御された芯材によって巻き取られている。
ガラス板の製造方法は、フロート窯を用いたフロート法に限定されず、スロットダウンドロー法、オーバーフローダウンドロー法、又はリドロー法であってもよい。
一方で、合紙10(54、62、70)は、合紙ロールに巻回されており、合紙ロールから引き出された合紙10(54、62、70)がガラス板とガラス板との間に挟まれ、その摩擦抵抗により合紙ロールが従動されて合紙10(54、62、70)がガラス板とガラス板との間に供給される。
これにより、ガラス板とガラス板との間に合紙10(54、62、70)が介在されたガラスロールを提供できる。
〔産業上の利用可能性〕
本発明の硬化処理部及び非硬化処理部は、合紙の少なくとも一方の主面に備えられていればよい。一方の主面のみに硬化処理部及び非硬化処理部が備えられている合紙であれば、その一方の主面に、ガラス板の表面(電子デバイス用機能層の形成面)を接触させれば、ガラス板の表面を保護することができる。また、合紙の一方の主面及び他方の主面に硬化処理部及び非硬化処理部が備えられている合紙であれば、ガラス板の表裏面を保護することができる。
本発明の硬化処理部及び非硬化処理部は、合紙の少なくとも一方の主面に備えられていればよい。一方の主面のみに硬化処理部及び非硬化処理部が備えられている合紙であれば、その一方の主面に、ガラス板の表面(電子デバイス用機能層の形成面)を接触させれば、ガラス板の表面を保護することができる。また、合紙の一方の主面及び他方の主面に硬化処理部及び非硬化処理部が備えられている合紙であれば、ガラス板の表裏面を保護することができる。
また、硬化処理部及び非硬化処理部の形成方法は、帯状の合紙を搬送しながら行う方法に限定されるものではなく、硬化処理部及び非硬化処理部を形成する前段階の帯状の合紙を矩形状に切断し、この矩形状合紙に硬化処理部及び非硬化処理部を形成してもよい。例えば、矩形状合紙を連続的に流しながらプレス加工により硬化処理部及び非硬化処理部を矩形状合紙に形成してもよいし、矩形状合紙をテーブル等の定盤に1枚ずつ載置してプレス加工により硬化処理部及び非硬化処理部を形成してもよい。矩形状合紙の非硬化処理部は、少なくとも1辺の縁部に形成されていることが好ましく、対向する2辺の縁部にあることがより好ましく、4辺全ての縁部にあることがさらに好ましい。
また、合紙に硬化処理部及び非硬化処理部を備える前に、合紙の硬化処理部及び非硬化処理部の形成面を予めスクラブ洗浄して紙粉を除去しておくことも、パーティクルを低減する観点から好ましい。
更に、合紙の少なくとも一方の主面に、水洗除去することができる水溶性有機酸塩を含む処理液を予め塗布した合紙を使用してもよい。これにより、合紙の成分がガラス板に付着しないので、ガラス板の清浄性を保持することができる。
更にまた、ガラス板間に合紙を介在させる場合には、ガラス板の電子デバイス用機能層の形成面と、合紙のワイヤー面とを対向させることが好ましい。これにより、合紙からガラス板の電子デバイス用機能層の形成面に付着する紙粉等のパーティクルの数をより一層低減することができる。合紙のワイヤー面とは、合紙の抄紙工程において、液状の合紙を、ワイヤーを通して水抜きする際にワイヤーに接している面をいう。
G…ガラス板、10…合紙、12…積層体、14…パレット、16…梱包体、18…台座、20…底受け板、22…フレーム、24…背受け板、26…壁体、28…搭載面、30…開口部、32…底片、34…非硬化処理部、36…硬化処理部、38、40…ニップローラ、46、48…ニップローラ、50…非硬化処理部、52…硬化処理部、54…合紙、56…開口部、58…ドライヤーロール、60…テンションローラ、62…合紙、64…硬化処理部、66…非硬化処理部、70…合紙、72、74…非硬化処理部、76…硬化処理部、78、80…ニップローラ、82…突起面
Claims (10)
- ガラス板間に介在されるガラス板用合紙において、
前記合紙に、処理部と非処理部とが備えられ、前記処理部のパーティクルの発生量は、前記非処理部のパーティクルの発生量よりも少ないことを特徴とするガラス板用合紙。 - 前記処理部が硬化処理部であり、前記非処理部が非硬化処理部であり、
前記合紙の少なくとも一方の主面に、前記硬化処理部と前記非硬化処理部とが備えられており、
前記硬化処理部の前記ガラス板との接触面の平滑度は、前記非硬化処理部の前記ガラス板との接触面の平滑度よりも大きい請求項1に記載のガラス板用合紙。 - 前記非硬化処理部は、前記合紙の縁部に備えられ、前記硬化処理部は、前記合紙の縁部を除く部分に備えられる請求項2に記載のガラス板用合紙。
- 前記硬化処理部及び前記非硬化処理部のうち少なくとも一方が複数備えられている請求項2に記載のガラス板用合紙。
- 前記硬化処理部の前記ガラス板との接触面の平滑度は20秒以上である請求項2から4のいずれか1項に記載のガラス板用合紙。
- 前記硬化処理部は、前記非硬化処理部に対して凹んでいる請求項2から5のいずれか1項に記載のガラス板用合紙。
- 前記処理部が貫通孔である請求項1に記載のガラス板用合紙。
- 複数枚のガラス板の各々のガラス板間に、請求項1から7のいずれか1項に記載のガラス板用合紙が介在されてなることを特徴とする合紙付きガラス板。
- 帯状のガラス板がロール状に巻かれたガラスロールの各々のガラス板間に、請求項1から7のいずれか1項に記載のガラス板用合紙が介在されてなることを特徴とする合紙付きガラス板。
- 請求項8または9に記載の合紙付きガラス板が梱包容器に梱包されてなることを特徴とするガラス板梱包体。
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JP2014158772A JP2016034843A (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | ガラス板用合紙及び合紙付きガラス板並びにガラス板梱包体 |
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CN112660604A (zh) * | 2019-10-15 | 2021-04-16 | Agc株式会社 | 玻璃夹纸、层叠体和包装体 |
US11192338B2 (en) | 2017-10-12 | 2021-12-07 | Tredegar Surface Protection, Llc | Films for use as interleaves between substrates |
KR20220072780A (ko) | 2020-11-25 | 2022-06-02 | 에이지씨 가부시키가이샤 | 유리판용 합지, 유리판 적층체 및 유리판 곤포체 |
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2014
- 2014-08-04 JP JP2014158772A patent/JP2016034843A/ja active Pending
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