JP2012056174A - 樹脂フロー溢れ出し防止方法および積層成形装置 - Google Patents

樹脂フロー溢れ出し防止方法および積層成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステージ内での積層品の加熱・加圧処理によって積層品からはみ出した熱硬化性樹脂フローがPETフィルムの端から外部に溢れ出して設備に固着して設備を停止させる、といったことが起きないようにした熱硬化性樹脂フローの流出防止方法を提供する。
【解決手段】上下2枚の搬送用PETフィルム10・20の間に加工処理対象の積層品W0を挟んで搬送して、真空ラミネート装置の中へ搬入することにより積層品W0を加工処理する積層品の加工成形方法において、真空ラミネート装置に搬入される前の上流において上下搬送用PETフィルム10・20の両端部をそれぞれ上下で互いに加熱ローラ50で熱圧着して、2枚の搬送用PETフィルム10・20の各両端を長さ方向にシールすることにより、真空ラミネート装置内で樹脂フローFが搬送用PETフィルム20の端部から溢れ出ることを防止した。
【選択図】図2

Description

本発明は、真空ラミネート設備における樹脂フロー溢れ出し防止方法に関するもので、特に、真空ラミネート設備において熱硬化性樹脂のフロー(はみ出し)が搬送用PETフィルムより溢れ出ることを防止する防止方法と、その防止方法を備えた積層成形装置に関するものである。
搬送用PET下フィルム間に処理対象の製品を挟んで搬送しながら第1ステージの真空ラミネート設備で加熱・加圧処理し、第2ステージで対象製品を加圧して表面を平坦化処理する積層成形装置は、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
〈積層成形装置の構成〉
図4は特許文献1に記載された積層成形装置を正面から見た概念図である。
図4において、積層成形装置は、搬送用PET上フィルム巻出しロール11から巻出された搬送用PET上フィルム10を搬送用PET上フィルム巻取りロール12で巻取る上部搬送系と、搬送用PET下フィルム巻出しロール21から巻出された搬送用PET下フィルム20を搬送用PET下フィルム巻取りロール22で巻取る下部搬送系と、上部搬送系と下部搬送系の間に挟まれて搬送される製品を最初に加熱・加圧処理する第1ステージ30と、次いで製品の表面を平坦化処理する第2ステージ40とから成っている。
〈積層成形装置の動作〉
図4で示した積層成形装置の動作は図4に示すように次の順序で行われる。
1)搬送用PET下フィルム20の上流側に製品W0(後述する)が載置され、下流に向けて搬送される。途中で製品W0の上に搬送用PET上フィルム10が被覆され、製品W0は搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20の間に挟まれて第1ステージ30(後述する)に搬入される。
2)製品W0は第1ステージ30内で加熱・加圧処理される。
3)第1ステージ30内で加熱・加圧処理された製品W0は製品W1となって第1ステージ30から搬出され、次いで第2ステージ40(後述する)に搬入される。
4)製品W1は第2ステージ内で表面が平坦化処理される。
5)第2ステージ内で表面が平坦化処理された製品W1は製品W2となって搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20の間に挟まれたまま第2ステージ40から搬出される。
6)搬送に使われたPETフィルムは下流でそれぞれ搬送用PET上フィルム巻取りロール12と搬送用PET下フィルム巻取りロール22に巻き取られ、その際に製品W2は外部に取り出される。
〈製品Wの説明〉
図5は本発明が対象とする製品であるメタルコア基板Wの構成を示す3層の積層体の断面図である。メタルコア基板Wは中央に金属コア層Cと、この金属コア層Cを挟んで上下にプリプレグP1、P2を重ねて成るものである。
プリプレグP1、P2は一般にガラスクロスに熱硬化性樹脂を含浸させたものを使用するが、ガラスクロスのない熱硬化性樹脂だけのものでもよい。
金属コア層Cは後工程でエッチングして回路を形成するための導電性金属箔を備えてもよいし、既にエッチングして回路を形成された導電性金属箔を用いてもよい。
これらの全体を第1ステージで加熱・加圧することにより絶縁層(プリプレグP1)と導電層(金属コア層C)と絶縁層(プリプレグP2)とが積層された1つの層として成形される。
なお、メタルコア基板である製品Wはここでは3層の積層体を例示しているが、本発明はもちろん3層の積層体に限定されるものではなく、何層であってもかまわない。
〈第1ステージの説明〉
第1ステージでは、プリプレグと金属コア層とプリプレグとを積層して成る多層積層体の製品を成形するために、ラミネート工法が使用されている。
真空チャンバ内で固定定盤と可動定盤との間にプリプレグと金属コア層とプリプレグとを重ね合わせて配置し、真空チャンバを密閉して内部を減圧し、ゴムのダイヤフラムより成る可動盤を固定盤に対して近接作動させることにより熱盤を圧締して熱盤間のプリプレグおよび金属コア層を加熱および加圧して積層している。
〈第2ステージの説明〉
第1ステージから搬出された製品W1は真空中で加熱・加圧されたことで回路パターンの厚さに基づいて表面に凹凸が生じたので、この表面を第2ステージ40の平坦化プレスで所定の温度で加圧してその表面を平坦に成形している。平坦化プレスは、固定的に配設される上盤と、上盤に対向して可動的に配設されるゴムのダイヤフラムより成る下盤と、下盤を上下駆動させると共に上盤と協働して圧締させる駆動手段とから成り、製品W1は加熱手段により加熱されつつ駆動手段によって下盤が駆動されて圧締されて表面の平坦化の2次加工が行われる。
特許第3803820号公報
〈従来の積層成形装置の斜視図〉
図6は従来の積層成形装置の斜視図を示している。
図6において、搬送用PET下フィルム20の上流側に製品W0が載置され、搬送方向Rに向けて搬送される。途中で製品W0の上に搬送用PET上フィルム10が被覆され、製品W0は搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20の間に挟まれて第1ステージ30に搬入され、第1ステージ30内で加熱・加圧処理されて製品W1となって第1ステージ30から搬出され、次いで第2ステージ40に搬入され、第2ステージ内で表面が平坦化処理されて製品W2となって搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20の間に挟まれたまま第2ステージ40から搬出され、搬送に使われたPETフィルムは下流でそれぞれ搬送用PET上フィルム巻取りロール12と搬送用PET下フィルム巻取りロール22に巻き取られ、その際に製品W2は外部に取り出される。
〈従来の積層成形装置の欠点〉
製品Wを上下のPETフィルムに挟んで搬送して第1ステージの真空チャンバで加熱・加圧すると、製品WのプリプレグP2(図5)から熱硬化性樹脂がはみ出してくる。
図7は製品Wの近傍を示す拡大斜視図である。例えば製品Wの横幅(搬送方向Rに直角な方向の幅)が500mmであり、搬送用PET下フィルム20の横幅が550mmであるとすると、プリプレグP2からはみ出した熱硬化性樹脂はフローFとなって搬送用PET下フィルム20上に流れ出し、搬送用PET下フィルム20の横幅は50mm(片側25mm)しか余裕がないので、端からやがて溢れ出して、熱硬化性樹脂フローFが設備に固着してしまうことが起きた。熱硬化性樹脂フローFが設備に固着してしまうと、設備を停止させて清掃する必要があった。
〈従来の解決策〉
図8は従来の解決策を示す製品Wの近傍を示す拡大斜視図である。
図7の搬送用PET下フィルム20は横幅が550mmであったのに対して、図8では搬送用PETフィルム200は横幅が650mmと大きなものを使用して解決したものである。図8の搬送用PETフィルム200を用いれば、プリプレグP2から熱硬化性樹脂がはみ出してフローFとなってPETフィルム200上に流れ出しても、PETフィルム200の横幅は150mm(片側75mm)と充分に余裕があるので、端から溢れ出すことはなく、したがって設備を停止させることは無くなった。
〈従来の解決策の欠点〉
熱硬化性樹脂フローFが搬送用PET下フィルム20の端部から溢れ出ないようにするためには、このように横幅に余裕のあるPETフィルムを使用すれば樹脂がフィルムの端から溢れ出すことがなくなり、したがって設備を損傷しストップすることがなくなったが、しかしながら、これでは横幅の広いPETフィルムを使用するためランニングコストが高価となり、そのための設備も大型化し、設置面積も広くとらなければならないという別の問題が生じた。
〈本発明の目的〉
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので、横幅の広いPETフィルムを使用しなくても、熱硬化性樹脂フローが搬送用PETフィルムから外部に溢れ出ないようにでき、したがって、真空ラミネート設備を停止することの必要がない樹脂フロー溢れ出し防止方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、第1発明は、上下2枚の搬送用PETフィルムの間に加工処理対象の積層品を挟んで搬送して、真空ラミネート装置の中へ搬入することにより積層品を加工処理する積層品の加工成形方法であって、前記真空ラミネート装置に搬入される前の上流において前記上下搬送用PETフィルムの両端部をそれぞれ上下で互いに熱圧着して、前記2枚の搬送用PETフィルムの各両端を長さ方向にシールすることにより、前記真空ラミネート装置内で樹脂フローが前記搬送用PETフィルムの端部から溢れ出ることを防止するものである。
第2発明は、第1発明において、前記上下2枚の搬送用PETフィルムの両端部がそれぞれ熱圧着された部位を最終的にそれぞれカッターで切って前記上下2枚の搬送用PETフィルムに互いに分離させることを特徴としている。
第3発明は、上下の搬送用PETフィルム巻出しロールと、前記上下の搬送用PETフィルム巻出しロールから巻出された搬送用PET上フィルムを水平方向の搬送手段として用いた後前記上下の搬送用PETフィルムをそれぞれ巻取る搬送用PETフィルム巻取りロールと、前記搬送用PET上フィルムを水平方向に搬送中に搬送対象物に加工処理をするステージと、を備えて成る積層成形装置であって、前記ステージの上流の前記上下の搬送用PETフィルムのそれぞれ両端近傍に前記上下の搬送用PETフィルムのそれぞれ両端を熱圧着させる加熱圧着装置を配設したことを特徴としている。
第4発明は、第3発明において、前記加熱圧着装置が加熱ローラであることを特徴としている。
第5発明は、第4発明において、前記上下2枚の搬送用PETフィルムの両端部がそれぞれ熱圧着された部位をそれぞれ切って前記上下2枚の搬送用PETフィルムに互いに分離させるためのカッターを前記搬送用PETフィルム巻取りロール側に配設したことを特徴としている。
上記構成によれば、横幅の広いPETフィルムを使用しなくても、熱硬化性樹脂フローが搬送用PETフィルムから外部に溢れ出ないようにでき、したがって真空ラミネート設備を停止する必要がなくなる。
図1は本発明に係る積層成形装置を正面から見た概念図である。 図2は本発明により配設された加熱ローラおよびカッターと搬送用PETフィルムとの位置関係を説明するための積層成形装置の斜視図である。 図3は製品の近傍を示す拡大斜視図である。 図4は特許文献1に記載された積層成形装置を正面から見た概念図である。 図5は加工処理対象の積層品である製品(ワーク)の積層構成を示す断面図である。 図6は従来の積層成形装置の斜視図である。 図7は製品の近傍を示す拡大斜視図である。 図8は従来の解決策に係る搬送用PETフィルムを用いたときの製品の近傍を示す拡大斜視図である。
以下、横幅の広いPETフィルムを使用しなくても熱硬化性樹脂フローが搬送用PETフィルムから外部に溢れ出ないようになる本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
〈本発明に係る積層成形装置の構成〉
図1は本発明に係る積層成形装置を正面から見た概念図である。
図1において、積層成形装置は、搬送用PET上フィルム巻出しロール11から巻出された搬送用PET上フィルム10を搬送用PET上フィルム巻取りロール12で巻取る上部搬送系と、搬送用PET下フィルム巻出しロール21から巻出された搬送用PET下フィルム20を搬送用PET下フィルム巻取りロール22で巻取る下部搬送系と、上部搬送系と下部搬送系の間に挟まれて搬送される製品を最初に加熱・加圧処理する第1ステージ30と、次いで製品の表面を平坦化処理する第2ステージ40から成っている。以上の構成は従来装置と同じであり、また、第1ステージ30および第2ステージ40も従来装置(図4)のそれと同じである。
本発明が従来装置と異なる点は、以下で述べるように2点ある。
〈本発明が従来装置と異なる点1〉
異なる第1点は、第1ステージの上流(搬送方向Rの逆方向)で、搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20が重なった位置のフィルム両端部に、両フィルム10・20の両端部を互いに熱圧着させるための加熱装置50を設けた点である。この加熱装置50を設けたことにより、加熱装置50を通過した搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20は両端部が長さ方向に熱圧着されるので、製品W1からはみ出した熱硬化性樹脂フローFが搬送用PET下フィルム20の上に流れ出して端部まで達しても上下フィルムの端部は互いにシールされているので、端から外部に溢れ出すことはなく、中に封じ込められる。したがって設備を停止させることは無くなる。
また、上下フィルムの端部は互いにシールされるスペースが横幅方向にあればよいので、図7のような横幅が狭い(550mmの)搬送用フィルムであっても、シールには充分な幅(製品の横幅が500mmなので、片側に25mmの余裕がある。)となるので、図7のような横幅が狭い搬送用フィルムで充分であり、したがって図8のような幅広の搬送用フィルムを用いる必要がなくなる。
《具体的な加熱装置50》
本発明で用いられる加熱装置50としては、上下のPETフィルムの端部を熱圧着できるものであれば何でも構わないが、内部に電気ヒータを内蔵した加熱ローラが操作が簡単で安全で上下のPETフィルムの端部を損傷せずに効率よくヒートシールできるので、有効である。
〈本発明が従来装置と異なる点2〉
本発明が従来装置と異なる第2点は、上記のように上流で加熱装置50によって搬送用PET上下フィルム10・20の両端部を互いに熱圧着させたので、熱シールされた搬送用PET上下フィルム10・20の両端部を下流で互いに上下に分離するためのカッター60を設けた点である。
第2ステージから搬出された製品W2を取り出すために、カッター60で搬送用PET上下フィルム10・20の熱圧着部を上下に切り離して、それぞれ搬送用PET上フィルム巻取りロール12と搬送用PET下フィルム巻取りロール22に巻き取ることで、製品W2は外部に取り出される。
図1でカッター60によって切断される搬送用PET上下フィルム10・20の熱圧着された黒塗りで描いた部分は、カッター60が搬送用PET上下フィルム10・20の熱圧着部分を切断する様子を説明するため、ここだけ搬送用PET上下フィルム10・20の両端の部分を示している(なお、他の部分は搬送用PET上下フィルム10・20が互いに離れて描いているが、これは搬送用PET上下フィルム10・20の中央部位を示しているからである。)。
カッター60でカットされると、そこから熱硬化性樹脂フローFが外部に飛散することはあるが、第1ステージおよび第2ステージの通過後であるので、格別に問題はない。
〈本発明に係る積層成形装置〉
図2は本発明により配設された加熱ローラ50およびカッター60と搬送用PETフィルムとの位置関係を説明するための積層成形装置の斜視図、図3は製品W1の近傍を示す拡大斜視図である。
《本発明に係る加熱ローラ50の機能》
図2において、搬送用PET下フィルム20の上流側に製品W0が載置され、搬送方向Rに向けて搬送される。途中で製品W0の上に搬送用PET上フィルム10が被覆され、製品W0は搬送用PET上フィルム10と搬送用PET下フィルム20の間に挟まれて加熱ローラ50の下を通過する。加熱ローラ50によって搬送用PET上フィルム10と下フィルム20の両端は上下のフィルムが熱圧着されて、第1ステージ30に搬入される。第1ステージ30内で加熱・加圧処理されるとき、製品W1のプリプレグP2(図5)から熱硬化性樹脂がはみ出してくる。しかしながら、図3の製品W1の近傍を示す拡大斜視図から判るように、製品W1からはみ出した熱硬化性樹脂フローFは搬送用PET下フィルム20上に流れ出し、搬送用PET下フィルム20の端に到達しても、搬送用PET上フィルム10と下フィルム20の両端は熱圧着で長さ方向にそれぞれシール(太線S)されているから外部に溢れ出すことがない。
したがって、熱硬化性樹脂フローFが設備に固着することがなく、設備を停止させることもなくなる。
《本発明に係るカッター60の機能》
加熱ローラ50によって搬送用PET上下フィルム10・20の両端部を互いに熱圧着でシールされた搬送用PET上下フィルム10・20が、図2で示すように第1ステージ30および第2ステージ40でそれぞれ処理された後第2ステージ40から搬出されると、第2ステージ40の出口近傍のフィルム両端部位に配設されたカッター60で搬送用PET上下フィルムのシールされた両端部を互いに上下に分離される。このように分離された搬送用PET上下フィルム10と20はその後それぞれ搬送用PET上フィルム巻取りロール12と搬送用PET下フィルム巻取りロール22に巻き取られ、両者に挟まれていた製品W2は外部に取り出されることができる。このとき中に封じ込められていた熱硬化性樹脂フローFが外部に飛散することがあるが、第1ステージおよび第2ステージの通過後であるので格別問題はない。
このように、本発明によれば、搬送用PET上下フィルム10と20の両端部を長さ方向に互いに熱圧着させるための加熱装置(加熱ローラ)50を設けて、両端部を熱圧着シールしたので、製品W1からはみ出した熱硬化性樹脂フローFが搬送用PET下フィルム20の端から外部に溢れ出すことはなく、したがって設備を停止させることが無くなる。
また、製品を取り出すにには、熱シールされた搬送用PET上下フィルム10・20の両端部を下流で互いに上下に分離するためのカッター60を設け、これで搬送用PET上下フィルム10・20の両端部を下流で互いに上下に分離するので、困難なく製品W2は外部に取り出すことができる。
10 搬送用PET上フィルム
11 搬送用PET上フィルム巻出しロール
12 搬送用PET上フィルム巻取りロール
20 搬送用PET下フィルム
21 搬送用PET下フィルム巻出しロール
22 搬送用PET下フィルム巻取りロール
30 第1ステージ
40 第2ステージ
50 加熱装置(加熱ローラ)
60 カッター
W 製品(メタルコア基板)
W0 第1ステージに搬入される前の製品
W1 第1ステージで処理された製品
W2 第2ステージで処理された製品
F 熱硬化性樹脂から流れ出したフロー
R 搬送方向
S 熱圧着されたシール部位

Claims (5)

  1. 上下2枚の搬送用PETフィルムの間に加工処理対象の積層品を挟んで搬送して、真空ラミネート装置の中へ搬入することにより前記積層品を加工処理する積層品の加工成形方法であって、前記真空ラミネート装置に搬入される前の上流において前記上下搬送用PETフィルムの両端部をそれぞれ上下で互いに熱圧着して、前記2枚の搬送用PETフィルムの各両端を長さ方向にシールすることにより、前記真空ラミネート装置内で樹脂フローが前記搬送用PETフィルムの端部から溢れ出ることを防止することを特徴とする積層品の加工成形時における樹脂フロー溢れ出し防止方法。
  2. 前記上下2枚の搬送用PETフィルムの両端部がそれぞれ熱圧着された部位を最終的にそれぞれカッターで切って前記上下2枚の搬送用PETフィルムに互いに分離させることを特徴とする請求項1記載の積層品の加工成形時における樹脂フロー溢れ出し防止方法。
  3. 上下の搬送用PETフィルム巻出しロールと、前記上下の搬送用PETフィルム巻出しロールから巻出された搬送用PET上フィルムを水平方向の搬送手段として用いた後前記上下の搬送用PETフィルムをそれぞれ巻取る搬送用PETフィルム巻取りロールと、前記搬送用PET上フィルムを水平方向に搬送中に搬送対象物に加工処理をするステージと、を備えて成る積層成形装置であって、
    前記ステージの上流の前記上下の搬送用PETフィルムのそれぞれ両端近傍に前記上下の搬送用PETフィルムのそれぞれ両端を熱圧着させる加熱圧着装置を配設したことを特徴とする積層成形装置。
  4. 前記加熱圧着装置が加熱ローラであることを特徴とする請求項3記載の積層成形装置。
  5. 前記上下2枚の搬送用PETフィルムの両端部がそれぞれ熱圧着された部位をそれぞれ切って前記上下2枚の搬送用PETフィルムに互いに分離させるためのカッターを前記搬送用PETフィルム巻取りロール側に配設したことを特徴とする請求項4記載の積層成形装置。
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