JP2013247176A - 有機elモジュールの取り付け構造、並びに、有機elモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】直接照明の機能と間接照明の機能とを備え、有機ELモジュールの取り替え容易な有機ELモジュールの取り付け構造を提供する。
【解決手段】取り付け装置3は、外部電源と電気的に接続される軸受け部92を有し、有機ELモジュール2は、電極部と電気的に接続された給電電極を有し、給電電極は、棒状の回転軸部105aを有し、回転軸部105aを介して軸受け部92と電気的に接続されるものであり、回転軸部105aは、全部又は大部分が有機ELモジュール2の内部から突出した突出姿勢と、当該突出姿勢に対して有機ELモジュール2の内部に退避した退避姿勢と、に姿勢を変更可能であり、有機ELモジュール2は、回転軸部105aが軸受け部92に軸支されることによって、回転軸部105aを中心に周方向に回転可能となっており、かつ、回転軸部105aの姿勢を切り替えることによって取り付け装置3から着脱可能となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に照明として用いられる有機EL(Electro Luminescence)モジュールに関するものである。また、当該有機ELモジュールを壁面等に取り付ける際の取り付け構造に関するものである。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる照明装置として有機ELモジュールが注目され、多くの研究がなされている。
ここで、有機ELモジュールは、有機EL装置に封止構造やケーシングを施したものである。また、有機EL装置は、ガラス基板や透明樹脂フィルム、金属シート等の基材に、有機EL素子を積層し、この有機EL素子に給電するための給電構造を形成したものである。
そして、有機EL素子は、一方又は双方が透光性を有する2つの電極を対向させ、この電極の間に有機化合物からなる発光層を積層したものである。有機EL装置は、電気的に励起された電子と正孔との再結合のエネルギーによって発光する。
すなわち、有機ELモジュールは、自発光デバイスであり、発光層の材料を適宜選択することにより、種々の波長の光を発光することができる。
また、有機ELモジュールは、白熱灯や蛍光灯、LED照明に比べて厚さが極めて小さくて軽量であり、且つ面状に発光するので、設置場所の制約が少ないという特長を有している。さらに、有機ELモジュールは、白熱灯や蛍光灯に比べて発光効率が高いので消費電力が少なく、発熱が少ないという特長も有している。
ところで、近年の居住空間の照明機器は、単なる直接照明としての機能だけではなく、居住空間のデザイン性を高めるといった付加的な機能が求められている。例えば、特許文献1には、有機EL素子を内蔵した発光パネル(有機ELモジュール)を備え、枠部材によって、当該発光パネルを軸支した構造が開示されている。そして、特許文献1の照明装置は、使用者が当該発光パネルを回転させることによって、照明機器の照射光を直接居住空間側に照射する直接照明と、照射光を反射させて居住空間側に反射光を照射させる間接照明とに切り替えることが可能となっている。
特開2009−206030号公報
ところで、有機ELモジュールも、白熱灯や蛍光灯、LED照明と同様、寿命がある。すなわち、有機ELモジュールを長時間使用すると、発光しない発光不能状態に陥る。そのため、有機ELモジュールがこの発光不能状態に至った場合には、新品の有機ELモジュールに交換する必要がある。
ところが、特許文献1に記載の照明装置は、枠部材の軸支部分によって一体的に固定されているため、発光パネル(有機ELモジュール)が発光不能状態になると、照明装置ごと全ての発光パネルを取り替えるか、照明装置を分解して個々の発光パネルを取り替える必要があり、いずれにしても取り替え作業が繁雑となるおそれがあった。
また、模様替えなどの際には、インテリア等の配色に合わせて居住空間全体の配色を変更する場合が多い。このような場合に、特許文献1の照明装置は、発光パネルの取り替えが困難であるため、適宜変更できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決し、直接照明の機能と間接照明の機能とを備え、有機ELモジュールの取り替え容易な有機ELモジュールの取り付け構造、またはそのような取り付け構造に用いられる有機ELモジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、面状に広がりを有する基材上に、有機EL素子と複数の電極を有した有機EL装置を備えた有機ELモジュールと、当該有機ELモジュールを固定可能な取り付け装置と、を備えた有機ELモジュールの取り付け構造であって、前記有機EL素子は、少なくとも第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層されて形成されており、前記電極は、第1電極層又は第2電極層に直接的又は間接的に接続されており、前記取り付け装置は、有機ELモジュールを壁面に対して所定の間隔を空けて支持する支持部を有し、当該支持部は、外部電源と電気的に接続される軸受け部を有し、前記有機ELモジュールは、前記電極と電気的に接続された給電部材を有し、当該給電部材は、棒状の軸部を有し、当該軸部を介して前記軸受け部と電気的に接続されるものであり、前記軸部又は軸受け部の少なくとも一方は、その全部又は大部分が有機ELモジュールの外側又は支持部の外側に向けて突出した突出姿勢と、当該突出姿勢に対して有機ELモジュールの内側又は支持部の内側に向けて退避した退避姿勢とに姿勢を変更することができるものであり、有機ELモジュールは、軸部が前記軸受け部に軸支されることによって、軸部を中心に周方向に回転可能となっており、軸部又は軸受け部の姿勢を切り替えることによって有機ELモジュールを取り付け装置から着脱可能となっていることを特徴とする有機ELモジュールの取り付け構造である。
ここでいう「壁面」とは、面状に広がりを持った平面や曲面を表し、居住空間内の板状部位、例えば、天井や壁、床などを含む。
本発明の構成によれば、有機ELモジュールは、取り付け装置によって壁面に対して所定の間隔を空けて固定され、軸部が前記軸受け部に軸支されることによって、軸部を中心に周方向に回転可能となっている。すなわち、有機ELモジュールを周方向に回転させることによって、有機EL装置からの照射光を居住空間側に直接照らす直接照明としての機能と、有機EL装置からの照射光を壁面に照射し壁面からの反射光を居住空間側に照らす間接照明の機能を備えている。そのため、居住空間のデザインに合わせて、直接照明としての機能と、間接照明の機能を容易に切り替えることができる。
また、本発明の構成によれば、軸部が軸受け部に軸支されることによって、給電部材と軸受け部とが電気的に接続される。すなわち、軸受け部は有機ELモジュール内への給電手段としても機能する。そのため、給電用の配線などを新たに給電用の経路として取り付ける必要がなく、コストを低減できる。
さらに、本発明の構成によれば、軸部又は軸受け部の少なくとも一方は、少なくとも突出姿勢と退避姿勢に姿勢を変更することができ、軸部又は軸受け部の姿勢を切り替えることによって有機ELモジュールを取り付け装置から着脱可能となっている。
すなわち、取り付け装置に有機ELモジュールを取り付ける際には、突出姿勢の軸部を軸受け部内に挿入することで、軸部が軸受け部に軸支されて、有機EL装置と外部電源が電気的に接続され、有機EL装置を駆動させることが可能となる。あるいは、軸部を突出姿勢の軸受け部内に挿入することで、軸部が軸受け部に軸支されて、有機EL装置と外部電源が電気的に接続され、有機EL装置を駆動させることが可能となる。
一方、取り付け装置から有機ELモジュールを取り外す際には、軸受け部内に挿入された状態の軸部を退避姿勢にすることで、軸受け部内から軸部が引き抜かれて、取り付け装置から有機ELモジュールを取り外すことが可能となる。あるいは、軸部が挿入された状態の突出姿勢の軸受け部を退避姿勢にすることで、軸受け部内から軸部が外れて、取り付け装置から有機ELモジュールを取り外すことが可能となる。
このように、突出姿勢と退避姿勢を切り替えることによって取り付け装置から有機ELモジュールを着脱可能であるため、容易に有機ELモジュールを取り替えることが可能である。そのため、たとえ有機ELモジュールが発光不能状態に陥ったとしても、容易に新しい有機ELモジュールに取り替えることができる。また、模様替えなどの際で、インテリア等の配色に合わせて居住空間の配色を変更する場合にも、取り付け装置に取り付ける有機ELモジュールを適宜変更することができる。
請求項2に記載の発明は、前記取り付け装置は、少なくとも2つの壁面が交差する角部近傍に取り付けられるものであり、取り付け装置は、光を反射可能な反射面を備えた反射部材と、1つの壁面に対して支持部を固定する取り付け部を有し、当該反射部材は、他の壁面と取り付け部に跨がって取り付けられるものであることを特徴とする請求項1に記載の有機ELモジュールの取り付け構造である。
ここでいう「角部近傍」とは、2つの壁面が交差する角部からの距離が、有機ELモジュールの長辺の長さよりも近い位置にあることを表す。2つの壁面が交差する角部からの距離が有機ELモジュールの短辺の長さ以下であることが好ましく、有機ELモジュールの長辺の長さの2/3以下であることが特に好ましい。
本発明の構成によれば、取り付け装置は、少なくとも2つの壁面が交差する角部近傍に取り付けられるものであり、反射部材の反射面は、前記給電部材の軸部に対面する側に設けられている。例えば、取り付け装置を居住空間の天井と壁との境界部位(角部)近傍に取り付けた場合には、有機ELモジュールの照射光を反射部材の反射面に照射することによって、反射光を居住空間に伝える疑似的なコーブ照明として機能することができる。また、有機ELモジュールの照射光を反射部材の反射面に照射することによって、反射光を居住空間に伝える疑似的なコーニス照明として機能することができる。
請求項3に記載の発明は、複数の有機ELモジュールを並設する有機ELモジュールの取り付け構造であって、前記軸部は、有機ELモジュールの一辺の中央に設けられており、当該軸部は、隣接する有機ELモジュールの軸部と、並設方向に同一直線上に並んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機ELモジュールの取り付け構造である。
本発明の構成によれば、有機ELモジュールの一辺の中央に設けられているため、回転しやすい。
また、本発明の構成によれば、隣接する有機ELモジュールの軸部は、並設方向に同一直線上に並んでいるため、特許文献1に比べて、隣接する有機ELモジュールの発光部位間の距離を短くすることができる。すなわち、有機EL装置の設置場所の制約が少ないという特長を活かすことができる。
請求項4に記載の発明は、面状に広がりを有する基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL素子と、第1電極層又は第2電極層に直接的又は間接的に接続された複数の電極を有した有機EL装置を備えた有機ELモジュールにおいて、外部電源と電気的に接続される軸受け部を有した取り付け装置に取り付けて、壁面に対して所定の間隔を空けて固定できる有機ELモジュールであって、前記電極と電気的に接続された給電部材を有し、当該給電部材は、棒状の軸部を有し、当該軸部を介して前記軸受け部と電気的に接続されるものであり、等該軸部は、全部又は大部分が有機ELモジュールの内部から突出した突出姿勢と、当該突出姿勢に対して有機ELモジュールの内部に退避した退避姿勢と、に姿勢を変更することができるものであり、軸部が前記軸受け部に軸支されることによって、軸部を中心に周方向に回転可能となっており、かつ、軸部の姿勢を切り替えることによって取り付け装置から着脱可能となっていることを特徴とする有機ELモジュールである。
本発明の構成によれば、有機ELモジュールを周方向に回転することによって、有機EL装置からの照射光を居住空間側に直接照らす直接照明としての機能と、有機EL装置からの照射光を壁面に照射し壁面からの反射光を居住空間側に照らす間接照明の機能を備えている。そのため、居住空間のデザインに合わせて、直接照明としての機能と、間接照明の機能を容易に切り替えることができる。
また、本発明の構成によれば、突出姿勢と退避姿勢を切り替えることによって取り付け装置から着脱可能であるため、容易に有機ELモジュールを取り替えることが可能である。それ故に、たとえ有機ELモジュールが発光不能状態になっても、容易に新しい有機ELモジュールに取り替え可能である。同様に、模様替えなどの際でインテリア等の配色に合わせて居住空間の配色を変更する場合であっても、取り付け装置に取り付ける有機ELモジュールを適宜変更することができる。
本発明の構成によれば、直接照明の機能と間接照明の機能の双方の機能を有し、有機ELモジュールを取り替え可能であるため、環境適応性及びデザイン性に優れている。
本発明の第1実施形態に係る有機ELモジュールの取り付け構造の概念図である。 図1の有機ELモジュールと取り付け装置を表す分解斜視図である。 図2の有機ELモジュールの分解斜視図である。 図2の有機ELモジュールのA−A断面図であり、理解を容易にするため、ハッチングを省略している。 図3の有機ELモジュールの分解斜視図であり、フレーム部材を省略した図である。 図5の有機EL装置の電極部と有機EL素子との関係を示す模式図である。 図3の要部の分解斜視図である。 図9の第1導電部材の説明図であり、(a)は第1導電部材を引き延ばした断面図を示し、(b)は第1導電部材を折り曲げた断面図を表す。 図7のベース部材の一部破断斜視図である。 図7のベース部材の平面図である。 図7の給電電極の斜視図である。 図2の取り付け装置の概念図である。 図8の第1導電部材のベース部材への取りつけ手順を示す説明図であり、(a)〜(d)は各工程を示す。 第1導電部材を取り付けたベース部材に第2導電部材を取り付ける際の斜視図である。 ベース部材に給電電極を取り付ける際の斜視図である。 ベース部材に押さえ板を取り付ける際の斜視図である。 有機ELモジュールの回転軸部の姿勢を表す説明図であり、(a)突出姿勢を表し、(b)は退避姿勢を表す。なお、理解を容易にするため、押さえ板を省略している。 有機ELモジュールの取り付け構造の模式図であり、取り付け装置内の電気回路を示している。 図2の有機ELモジュールにおける電流の流れを表す模式図であり、図面上図は、図2の有機ELモジュールのA−A断面図であり、図面下図は、図2における有機ELモジュールのB−B断面図である。なお、理解を容易にするため、ハッチングを省略し、電流の導電経路に関与する領域を黒塗りで示し、電流を白矢印で示している。 有機ELモジュールの取り付け構造の使用例であり、(a)有機ELモジュールを直接照明として使用する場合、(b)有機ELモジュールをコーブ照明として使用する場合、(c)有機ELモジュールをコーニス照明として使用する場合である。なお、照射光を矢印で示している。 他の実施形態に係る有機ELモジュールの取り付け構造の模式図である。 別の実施形態に係る有機ELモジュールの概念図である。 さらに別の実施形態に係る取り付け装置の概念図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、有機ELモジュール2の上下左右の位置関係は、図2の姿勢を基準に説明する。すなわち、有機ELモジュール2を天井116と平行にし、有機ELモジュール2の発光面31が地面(図面下側)を向いている状態を基準とする。
本実施形態の有機ELモジュールの取り付け構造1は、図1のように、有機ELモジュール2と、当該有機ELモジュール2を居住空間の壁面に取り付け可能な取り付け装置3と、を有している。
ここでいう「壁面」とは、面状に広がりを持った平面や曲面を表し、居住空間内の板状部位、例えば天井や壁、床などを含む。
有機ELモジュール2は、取り付け装置3によって軸支されており、給電電極10a,10bを回転軸として周方向に回動可能となっている。そして、有機ELモジュール2の発光面31の位置を変更することによって、居住空間に発光面31を向けて、直接光を照射する直接照明と、壁面に発光面31を向けて、光を反射させ間接的に居住空間に照射する間接照明として機能する。
有機ELモジュール2は、図5,図7のように発光機能を有する有機EL装置5と、複数の第1導電部材6と、ベース部材7と、第2導電部材8と、給電電極10a,10bと、押さえ板11とを備え、有機EL装置5と第1導電部材6とベース部材7をコーキング部材12(図4参照)によって一体化したものである。そして、有機ELモジュール2は、図3のようにこれらをフレーム部材15によって一体化し、強度を高めている。
まず、有機ELモジュール2の各構成部材及び取り付け装置3について説明する。
本実施形態の有機EL装置5は、図4のように透光性を有した基板20(基材)上に有機EL素子30を積層しており、その上に封止部材25が被覆したものである。さらに有機EL装置5は、封止部材25上に均熱板26が載置されたものである。
有機EL装置5は、図5のようにその面内において、駆動時に実際に発光する発光面31を有した発光領域32と、駆動時の給電に寄与する複数の電極部35,36を有した給電領域37,38を有している。具体的には、発光領域32は、長手方向lにおいて有機EL装置5の中央に位置しており、その周囲であって、長手方向lに対向する2辺近傍にそれぞれ給電領域37,38が配されている。また、発光面31は、幅方向w(長手方向及び部材厚方向に対して直交する方向)において、発光領域32の中央に位置している。
なお、本実施形態の有機EL装置5は、少なくとも基板20側から光を取り出すいわゆる「ボトムエミッション」型の有機EL装置である。
有機EL装置5の発光領域32の構成について説明すると、有機EL装置5の発光領域32は、図4,図5のように面状に広がりをもった基板20上に、少なくとも1又は複数の有機EL素子30が積層されており、有機EL素子30上を封止部材25が覆っている。そして、当該封止部材25上に面状に広がりをもった均熱板26が載置されている。
封止部材25は、少なくとも発光領域32の発光面31を覆っている。封止部材25は、有機EL素子30の面上であって、電極部35,36以外の領域全体を覆っていることが好ましい。
均熱板26は、図5のように少なくとも発光面31の部材厚方向(上下方向)の投影面上に配されており、間接的に発光面31全面を覆っている。そのため、有機ELモジュール2の駆動時に発光面31で発生した熱が封止部材25を介して均熱板26に伝わることで平面状にまんべんなく均熱化することができる。それ故に、局所的に集熱されることを防止でき、熱による発光欠陥の発生を防止することができる。
一方、有機EL装置5の発光領域32の外側に位置する給電領域37,38の構成について説明すると、有機EL装置5の給電領域37,38は、図5,図6のように有機EL素子30内の第1電極層21又は第2電極層23と電気的に接続された電極部35,36(35a〜35c,36a〜36c)を複数有している。
本実施形態の有機EL装置5では、給電領域37には、3つの電極部35a,35b,35cが幅方向wに1列に並設されており、給電領域38には、3つの電極部36a,36b,36cが幅方向wに1列に並設されている。そして、発光領域32を挟んで長手方向lに対向する電極部35a,36a、電極部35b,36b、電極部35c,36cは、それぞれ図6のように同極の電極層と電気的に接続されている。具体的には、幅方向wの中央側に位置する電極部35b,36bは、有機EL素子30内の第2電極層23と電気的に接続されており、その両外側(幅方向wに対向する2辺側)に位置する電極部35a,36a、電極部35c,36cは、有機EL素子30内の第1電極層21と電気的に接続されている。
なお、有機EL装置5を形成する各部位の詳細な説明については、後述する。
続いて第1導電部材6について説明する。
第1導電部材6(6a,6b,6c)は、図7のように塑性変形させて使用可能な部材であり、第1導電部材6は有機EL装置5と第2導電部材8とを電気的に接続する部材である。第1導電部材6a〜6cは、図8(b)のように折り曲げて使用され、いずれも引き延ばすと、図8(a)のような長い箔状の部材となる。また、第1導電部材6a〜6cは、いずれも帯状に延びている。
第1導電部材6は、図8のように電気伝導性を有した導電箔40と、導電箔40の少なくとも片面の大部分を覆う絶縁性フィルム41から形成されている。
すなわち、第1導電部材6は、導電箔40の両面が絶縁性フィルム41から露出した露出領域45,46と、導電箔40の少なくとも片面(有機EL装置5側の面)が絶縁性フィルム41に覆われた被覆領域47が存在する。また、被覆領域47は、長手方向の中間に位置しており、露出領域45,46は、被覆領域47の長手方向の両外側に位置している。
露出領域45は、有機ELモジュール2を組み立てた際に折り曲げて使用する領域であり、有機EL装置5の電極部35と接触可能な電極給電部50と、後述するベース部材7の貫通孔62(図9等)(第1導電部材6a,6cは貫通孔75,76)を通過して第2導電部材8a,8bと直接接触可能な導電部51とを有している。すなわち、電極給電部50は、電極部35との電気的な接点として機能する部位であり、導電部51は、第2導電部材8a又は第2導電部材8bとの電気的な接点として機能する部位である。
露出領域46は、有機ELモジュール2を組み立てた際に有機EL装置5の電極部36と接触可能な電極給電部52を有している。すなわち、電極給電部52は、電極部36との電気的な接点として機能する部位である。
また、電極給電部50と導電部51と電極給電部52は、引き延ばした状態において、いずれも第1導電部材6の同一の面に形成されており、絶縁性フィルム41側の面に位置している。
そして、第1導電部材6は、導電部51に第2導電部材8が接触し、電極給電部50,52に有機EL装置5の電極部35,36が接触することによって、導電箔40を介して有機EL装置5と第2導電部材8を電気的に接続可能となっている。
第1導電部材6の裏面側(ベース部材7側)に注目すると、第1導電部材6の裏面には、第1導電部材6を折り曲げた際に露出領域45の導電箔40が被覆領域47の導電箔40と重なる重なり部位53がある。
この重なり部位53は、有機ELモジュール2を組み立てた際に電極給電部50と導電部51との間の電流の導電経路を短くするとともに有機EL装置5内での十分な導電面積を確保する部位である。
導電箔40は、導電性を有した箔状体であり、折曲可能な部材である。導電箔40の素材としては、導電性を有していれば、特に限定されるものではなく、銅箔や白金箔、金箔、銀箔などが採用できる。本実施形態では、銅箔を採用している。
絶縁性フィルム41は、絶縁性を有したフィルムである。絶縁性フィルム41の素材は、絶縁性を有していれば、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が採用できる。
続いて、ベース部材7について説明する。
ベース部材7は、図7のように第1導電部材6の一部と第2導電部材8、並びに給電電極10a,10bの大部分をその内部に収納する部材である。
ベース部材7は、図10のように平面視すると天面部63が略「日」字状をしており、天面部63の中間部54を挟んで天面部63から下方に向けて延伸した2つの通電孔55,56を有している。すなわち、通電孔55,56は、天面部63上に所定の間隔を空けて形成されており、それぞれ天面部63での開口形状が長方形となっている。通電孔55,56は、図7のようにいずれも長辺が幅方向wを向いており、中間部54を挟んで対向する位置にある。
一方の通電孔55に注目すると、通電孔55は、図9,図10のように天面部63から下方に向けて延伸した穴であり、下方側(有機EL装置5側)から上方側(押さえ板11側)に向けて順に第1底面部57と、第2底面部58の2つの段状に連続した底面部を有している。すなわち、第1底面部57と第2底面部58は、側壁部60を介して段状に連続している。そして、第1底面部57上には、第1底面部57と側壁部60によって囲まれた第1収納空間61が形成されている。第1底面部57であって、長手方向lの外側に位置する側壁部60との境界部位には、図10のようにスリット状の貫通孔62が形成されている。
また、第2底面部58と天面部63は、図9,図10のように側壁部65を介して段状に連続しており、第2底面部58上には、第2底面部58と側壁部65によって囲まれた第2収納空間66が形成されている。第2収納空間66は、ベース部材7の幅方向wほぼ全体に延伸している。そして、貫通孔62と第1収納空間61と第2収納空間66は互いに連続しており、通電孔55は、部材厚方向に貫通した貫通孔となっている。
もう一方の通電孔56に注目すると、通電孔56は、図9,図10のように通電孔55と同様、天面部63から下方に向けて延伸した穴であり、第1収納空間61の個数が異なる。通電孔56は、下方側(有機EL装置5側)から上方側(押さえ板11側)に向けて順に、2つの第1底面部67,68と、第2底面部70を有している。第1底面部67と第2底面部70は、側壁部71を介して段状に連続しており、第1底面部68と第2底面部70は、側壁部72を介して段状に連続している。そして、第1底面部67,68上には、第1底面部67,68と側壁部60,60によって囲まれた第1収納空間73,74が形成されている。
また、第1底面部67,68の長手方向lの外側に位置する側壁部71,72との境界部位には、図10のようにスリット状の貫通孔75,76がそれぞれ形成されている。第2底面部70と天面部63は、側壁部77を介して段状に連続しており、第2底面部70上には、第2底面部70と側壁部77によって囲まれた第2収納空間78が形成されている。そして、貫通孔75,76と第1収納空間73,74と第2収納空間78は互いに連続しており、通電孔56も、通電孔55と同様、部材厚方向に貫通した貫通孔となっている。
天面部63に注目すると、天面部63の長手方向lの中央に位置する中間部54は、図9,図10のように通電孔55,56の第2収納空間66,78から中央に向けて延伸した切り欠き穴100,101が設けられている。すなわち、切り欠き穴100,101は中間部54を長手方向に互いに近接するように延伸した切り欠きであり、ともに切り欠き形状が正方形状の切り欠きである。切り欠き穴100,101は幅方向中央に位置している。
また、天面部63であって、切り欠き穴100,101に第2収納空間66,78を挟んで対向する位置には、切り欠き溝102,103が形成されている。すなわち、切り欠き溝102,103は、図7のようにベース部材7の長手方向lのそれぞれの端部に設けられている。
切り欠き溝102,103は、図9のように切り欠き形状が「U」字状の切り欠きであり、給電電極10a,10bの回転軸部105a,105bと係合可能な曲部を有している。この曲部は、給電電極10a,10bの回転軸部105a,105bの外周面とほぼ同じ曲面となっている。
そして、切り欠き穴100と切り欠き溝102は、図10のように第2収納空間66を介して同一直線上に並んでおり、切り欠き穴101と切り欠き溝103は、第2収納空間78を介して同一直線上に並んでいる。
ベース部材7全体からみると、通電孔55の第1収納空間61と、通電孔56の第1収納空間73,74は、図10のように幅方向に互い違いとなっており、幅方向に一方側から順に第1収納空間73、第1収納空間61、第1収納空間74となっている。通電孔55の第1収納空間61は、幅方向中央側に位置しており、通電孔56の第1収納空間73,74は、それぞれ幅方向の端部近傍に位置している。
続いて、第2導電部材8a,8bについて説明する。
第2導電部材8a,8bは、図7のように長方形状の箔状であり、第1導電部材6と給電電極10a,10bとを電気的に接続する部材である。第2導電部材8a,8bは、共に電気伝導性を有していれば特に限定されないが、銅箔、銀箔、金箔、白金箔であることが好ましい。第2導電部材8a,8bの面積は、ベース部材7の第2収納空間66,78(図10参照)の底面積とほぼ等しい。
続いて、給電電極10a,10bについて説明する。
なお、給電電極10a,10bの各部の符号において、特に断りのない限り、末尾に「a」を付した場合は、給電電極10aにおける部位を表し、末尾に「b」を付した場合は、給電電極10bにおける部位を表す。
給電電極10a,10bは、電気伝導性を有した部材であり、有機ELモジュール2を組み立てた際に、弾性部材110の弾性によってフレーム部材15の内外に突出・退出が可能となっている。また、給電電極10a,10bは、取り付け装置3の支持部86,87によって軸支されることで、回転軸として機能する部材である。
一方の給電電極10aは、外部電源の正極と電気的に接続され、もう一方の給電電極10bは、外部電源の負極と電気的に接続されるものである。
給電電極10a,10bは、図11のように本体部材108a,108bと、本体部材108a,108bの端部に取り付けられる弾性部材110から形成されている。
本体部材108a,108bは、一方の端部(弾性部材110と反対側)から順に回転軸部105a,105bと、導電部106a,106bと、位置決め部107a,107bとを有している。
回転軸部105a,105bは、円柱状の部位であり、取り付け装置3の軸受け部92,93内で回転軸として機能する部位である。
導電部106a,106bは、板状の部位であり、第2導電部材8と面接触することで第2導電部材8と電気的に接続する部位である。導電部106a,106bの長さL1は、第2導電部材8の幅L2(図7参照)よりも小さい。
位置決め部107a,107bは、長方形状の棒状部位であり、弾性部材110によって押圧される部位である。位置決め部107a,107bは、ベース部材7の切り欠き穴100又は切り欠き穴101と嵌合可能となっている。
弾性部材110は、弾性を有し、本体部材108a,108bを付勢する機能を有する部材であれば特に限定されないが、例えば、コイルばねや板バネなどの公知のばねが採用できる。本実施形態では、コイルばねを採用している。
続いて、押さえ板11について説明する。
押さえ板11は、図7のように長方形状の板状体である。押さえ板11は、ベース部材7から給電電極10a,10bが離反することを防止する部材である。押さえ板11は、絶縁性を有していれば、特に限定されないが、絶縁性樹脂であることが好ましく、ポリカーボネート樹脂であることがより好ましい。
押さえ板11は、ベース部材7の天面部63全面を被覆可能な大きさとなっている。
続いて、フレーム部材15について説明する。
フレーム部材15は、図3のように額縁状の部材であり、基板20の剛性を補強する部材である。フレーム部材15は、有機ELモジュール2を組み立てた際に有機EL装置5の4辺を囲み、有機EL装置5とベース部材7と押さえ板11とを一体化し、互いの離反を防止する機能を有する。フレーム部材15は、図4のように押さえ板11を介して給電電極10a,10bをベース部材7上の導電箔40に押しつける部材である。
フレーム部材15は、図3のように断面形状が「コ」字状の枠体であり、天面部80と、底面部81と、天面部80と底面部81を接続する立壁部82を有している。立壁部82は、給電部材の一部が挿通可能な挿通孔83,84を有している。
挿通孔83,84は、開口形状が円形の貫通孔であり、有機ELモジュール2を組み立てた際に、ベース部材7の切り欠き溝102,103と対応する位置に設けられている。すなわち、挿通孔83,84は、長手方向lに対向する位置にあり、切り欠き溝102,103と連続している。また、挿通孔83,84は、給電電極10a,10bの回転軸部105a,105bを挿通可能となっている。
続いて、有機ELモジュール2を取り付ける取り付け装置3について説明する。
取り付け装置3は、外部電源と有機ELモジュール2を電気的に接続し、且つ、有機ELモジュール2の給電電極10a,10bを軸支する部材である。
取り付け装置3は、図12のように壁面への取り付け部85と、取り付け部85から立設された支持部86,87とによって形成されている。
取り付け部85は、壁面に面状に取り付けられる部材であり、公知の締結要素によって、壁面(本実施形態では、壁117)に取り付け可能となっている。取り付け部85は、その内部に電気回路を有しており、支持部86,87の導電部材90,91と電気的に接続されている。
支持部86,87は、図12のように長尺状の部位であり、その内部に導電部材90,91が内蔵されている。また、支持部86,87は、突出方向先端部(取り付け部85と反対側端部)近傍に軸受け部92,93を有している。軸受け部92,93は、支持部86,87の側面から導電部材90,91に向かって延伸した給電穴であり、その内壁は導電部材90,91と連続し、電気的に接続されている。そして、軸受け部92,93は、有機ELモジュール2の給電電極10a及び/又は給電電極10bをその内部に挿脱可能となっている。
軸受け部92,93は、給電電極10a,10bの回転軸部105a,105bを挿通する軸受けとして機能する。すなわち、軸受け部92,93内部で給電電極10a,10bの回転軸部105a,105bがそれぞれ回転可能となっている。
また、図2に示されるように、支持部86,87の取り付け部85からの突出長さW1は、有機ELモジュール2の回転半径R1よりも長い。
続いて、有機ELモジュール2の一般的な組み立て手順に従って各部材の位置関係について説明する。
まず、第1導電部材6をベース部材7に設置する工程について説明する。なお、第1導電部材6a〜6cについてはベース部材7に設置する工程が同じであるため、特に断りのない限り、第1導電部材6bについて説明し、第1導電部材6a,6cについては説明を省略する。
第1導電部材6bを折り曲げ、ベース部材7に取り付ける。具体的には、第1導電部材6bの電極給電部50が端部になるように折り曲げ(図13(a)から図13(b))、重なり部位53の縁で折り返す(図13(b)から図13(c))。
そして、ベース部材7の貫通孔62内に第1導電部材6bの一部を挿入し、第1収納空間61を第1導電部材6bによって充填されるようにさらに内側に折り曲げる(図13(c)から図13(d))。
このとき、図14のように第1導電部材6bの一部(導電部51の反対側の面)がベース部材7上に載置されており、導電部51が第1収納空間61(図10参照)内に位置している。また、導電部51は、部材厚方向上方を向いている。
また、このとき、図4のように露出領域45の導電箔40と被覆領域47の導電箔40がベース部材7を挟んでいる。導電部51と反対側の面は、ベース部材7と接着されている。
また、全体からみると、図7のように第1収納空間73,61,74のそれぞれに第1導電部材6a,6b,6cが並設されている。そして、各第1導電部材6a,6b,6cは、互いに所定の間隔を空けて配されている。具体的には、第1導電部材6a,6b間の間隔は、有機EL装置5の電極部35a,35b間及び/又は電極部36a,36bと等しい。同様に第1導電部材6b,6c間の間隔は、有機EL装置5の電極部35b,35c間及び/又は電極部36b,36cと等しい。第1導電部材6a,6b,6cの電極給電部50a,50b,50cは、幅方向wに直線上に並んでおり、同様に、電極給電部52a,52b,52cも幅方向wに直線上に並んでいる。
ベース部材7の貫通孔75,62,76内に第1導電部材6a,6b,6cがそれぞれ挿入されており、その一部がベース部材7の貫通孔75,62,76内を経由して、ベース部材7の裏面側(上方側)に張り出している。すなわち、第1導電部材6a,6b,6cはベース部材7の表面側とベース部材7の裏面側を、導電箔40を介して電気的に接続している。
次に、別途工程によって組み立てられた有機EL装置5上に、上記した工程によって一体化された第1導電部材6a,6b,6cとベース部材7を載置する。
このとき、有機EL装置5の電極部35a,36aは、第1導電部材6aの電極給電部50a,52aと接触している。同様に有機EL装置5の電極部35b,36bは第1導電部材6bの電極給電部50b,52bと接触しており、有機EL装置5の電極部35c,36cは第1導電部材6cの電極給電部50c,52cと接触している。
その後、有機EL装置5の側面と、各第1導電部材6a,6b,6cの一部にコーキング原料を塗布して、コーキング部材12を形成する。
このとき、有機EL装置5の側面と、各第1導電部材6a,6b,6cの一部を覆うようにコーキング部材12が形成されている。コーキング部材12の外側側面は、図5のようにベース部材7の端面と面一となっている。
なお、ここで使用するコーキング部材12の原料としては、接着性を有し、固化する原料であれば特に限定されないが、絶縁性を有する熱硬化性樹脂であることが好ましい。特に防水性を有した樹脂であることがより好ましい。
コーキング部材12の形成後、図14のようにベース部材7の第2収納空間66,78内に第2導電部材8a,8bを設置する。
このとき、第1導電部材6a,6b,6cの導電部51a,51b,51cと第2導電部材8a,8bの下面とが接触している。また、図15に示されるように第2収納空間66,78内に第2導電部材8a,8bを底面とする導電空間111,112が形成されている。導電空間111,112と切り欠き穴100,101と切り欠き溝102,103はそれぞれ直線状に連続している。
図15のように導電空間111,112と切り欠き穴100,101と切り欠き溝102,103に跨がって給電電極10a,10bを取り付ける。
このとき、切り欠き穴100,101内に、位置決め部107a,107bの一部と弾性部材110,110が位置しており、導電空間111,112内に導電部106a,106bが位置しており、切り欠き溝102,103内に回転軸部105a,105bが位置している。
また、弾性部材110,110は、本体部材108a,108bの位置決め部107a,107bの端面を付勢した状態で設けられている。導電部106a,106bの長手方向l外側端面は、ベース部材7の側壁部65に当接している。回転軸部105a,105bは、切り欠き溝102,103を経由して、その大部分がベース部材7の外部に露出している。すなわち、回転軸部105a,105bは、大部分がベース部材7から張り出している。導電部106a,106bと中間部54側の側壁部65,77との間には所定の間隔が空いており、空間が形成されている。給電電極10a,10bは同一直線上に並んでおり、一本の回転軸を形成している。
その後、図16のように給電電極10a,10bを第2導電部材8に押さえつけるように押さえ板11をベース部材7の天面部63上に載置する。
コーキング部材12の外側からコーキング部材12とベース部材7との接続部位を覆うように、フレーム部材15を取り付け、押さえ板11と、ベース部材7を一体化する。
このとき、フレーム部材15は、図4のように底面部81上に有機EL装置5の基板20が載置されており、天面部80の下面に押さえ板11が位置している。すなわち、フレーム部材15は、有機EL装置5とベース部材7と押さえ板11を部材厚方向に挟持しており、立壁部82の剛性によって、有機EL装置5とベース部材7と押さえ板11が互いに離反することを防止している。給電電極10a,10bからみると、給電電極10a,10bは、第2導電部材8と押さえ板11によって厚み方向に挟持されている。
また、位置決め部107a,107bは切り欠き穴100,101の内壁と押さえ板11の下面とによって挟まれており、長手方向以外の動きを規制されている。さらに、導電空間111,112内に平面状に広がりを有した導電部106a,106bが配されているため、本体部材108a,108bは周方向の動きが規制されている。
フレーム部材15の挿通孔83,84から回転軸部105a,105bが両外側に張り出している。すなわち、回転軸部105a,105bは互いに離反する方向に突出している。
回転軸部105a,105bは、弾性部材110の弾性復元力によって、常に突出するように付勢されている。このように、有機ELモジュール2は、図17(a)のように外力を受けない限り、フレーム部材15から回転軸部105a,105bが突出した突出姿勢を取っている。
以上が、有機ELモジュール2の一般的な組み立て手順である。
続いて、上記した手順によって形成された有機ELモジュール2を取り付け装置3に取り付ける際の一般的な取り付け手順に沿って有機ELモジュール2の各部材と、取り付け装置3との位置関係について説明する。
あらかじめ、壁面(本実施形態では壁117)に取り付け部85を公知の締結要素によって取り付ける。
このとき、支持部86,87は、壁117に対して立設した状態となっている。また、取り付け装置3の隣接する支持部86,87の間隔は、有機ELモジュール2の長さとほぼ等しいか、やや大きい。そのため、有機ELモジュール2の回転軸部105a,105bが通常の突出姿勢(図17(a))では、取り付けることができない。
そこで、本実施形態では、使用者が外力を加えることによって、一時的に有機ELモジュール2の姿勢を変更させて、取り付け装置3に取り付ける。
具体的には、使用者は、突出姿勢の有機ELモジュール2(図17(a))に対して、回転軸部105a,105bを押圧しながら、支持部86,87の軸受け部92,93内に回転軸部105a,105bを差し込む(図17(b))。
このとき、有機ELモジュール2は、図17(b)のような一時的にフレーム部材15内に回転軸部105a,105bの大部分又は全部が退避した退避姿勢を取るため、回転軸部105a,105bがほとんど突出せず、支持部86,87間に有機ELモジュール2を介在させることができる。そして、弾性部材110の復元力によって退避姿勢から突出姿勢に戻ると、軸受け部92,93内に回転軸部105a,105bが挿入され、回転軸部105a,105bが軸支された状態となる。
この退避姿勢における有機ELモジュール2の内部構造に注目すると、弾性部材110の弾性復元力に逆らって本体部材108a,108bが押し込まれ、導電空間111,112内を長手方向lの中間部54側に導電部106a,106bが移動する。
また、上記したように隣接する支持部86,87間の間隔が有機ELモジュール2のフレーム部材15の長さとほぼ等しいため、回転軸部105a,105bは、支持部86,87の軸受け部92,93内にほぼ収納されており、ほとんど外部に露出しない。そのため、有機ELモジュール2の駆動中に、使用者が誤って回転軸部105a,105bに触れることがない。
続いて、取り付け装置3から取り外す際について説明する。
有機ELモジュール2を一方の支持部86,87側に押し込み、有機ELモジュール2を支持部86,87の突出方向にスライドさせる。
このとき、有機ELモジュール2は、一時的に退避姿勢を取るため、有機ELモジュール2を取り外すことができる。
以上のように本実施形態の有機ELモジュールの取り付け構造1は、有機ELモジュール2を容易に取り外し可能となっている。
続いて、本発明の有機ELモジュール2を図18のように取り付け装置3に取り付け、電気的に外部電源に繋いだ場合の予想される電流の流れについて説明する。なお、ここでは、第1導電部材6aと第1導電部材6bを通過する電流の関係について説明し、第1導電部材6cと第1導電部材6bを通過する電流の関係については同様であるため省略する。
外部電源から流れる電流は、取り付け装置3の支持部86に内蔵される導電部材90を介して軸受け部92に至り、軸受け部92から給電電極10aの回転軸部105aに伝わる。図19(a)のように給電電極10aの回転軸部105aに至った電流は、給電電極10aの内部を伝わり、導電部106aから第2導電部材8aを介して第1導電部材6aの導電部51に至り、第1導電部材6a内で、導電部51から電極給電部50,52の双方に伝わり、有機EL装置5の電極部35a,36aに至る。電極部35a,36aに至った電流は、第1電極層21に伝わって第1電極層21内を面状に広がり、有機EL素子30内を伝わって機能層22が発光し、第2電極層23に伝わる。このとき、機能層22に電圧が印加され機能層22が発光する。
第2電極層23に至った電流は、図19(b)のように第1導電部材6bの電極給電部50,52に伝わり、第1導電部材6b内を伝わって導電部51に至り、第2導電部材8bに伝わる。第2導電部材8bから給電電極10bの導電部106bに伝わり、給電電極10bの導電部106bから給電電極10b内を通って回転軸部105bから軸受け部93に伝わる。軸受け部93から支持部87内の導電部材91を伝わって外部電源に至る。
続いて、有機ELモジュールの取り付け構造1の応用例について説明する。
図1に示される有機ELモジュールの取り付け構造1は、居住空間の天井116と壁117との境界部位に設置されている。具体的には、天井116と壁117とによって形成される角部近傍であって、壁117に取り付け部85を固定し、図1のように、天井116と取り付け部85に跨がるように反射部材115が敷設されている。反射部材115は、円弧状の反射面を有しており、当該反射面は、有機ELモジュール2の回転軸部105a,105bを中心とした円弧状となっている。すなわち、当該反射面は、全部又は一部が回転軸部105a,105bとの距離が一定となっている。
ここでいう「角部近傍」とは、天井116と壁117が交差する角部から取り付け装置3の支持部86又は支持部87までの最短距離が、有機ELモジュール2の長辺の長さよりも近い位置にあることを表す。天井116と壁117が交差する角部から取り付け装置3の支持部86又は支持部87までの最短距離が有機ELモジュール2の短辺の長さ以下であることが好ましく、有機ELモジュール2の長辺の長さの2/3以下であることが特に好ましい。
また、図1に示される有機ELモジュールの取り付け構造1は、1つの取り付け装置3について複数の有機ELモジュール2が並設されている。そして、隣接する有機ELモジュール2間に1つの取り付け装置3の支持部86又は支持部87が位置しており、隣接する有機ELモジュール2の双方を軸支している。隣接する有機ELモジュール2のそれぞれの回転軸部105a,105bは並設方向に同一直線上に並んでいる。そのため、並設方向に隣接する有機ELモジュール2間の間隔を狭めることができる。
有機ELモジュール2は、取り付け装置3に対して相対的に回転可能であるため、図20(a)のように直接有機ELモジュール2の発光面31を居住空間側に向けることによって、通常の直接照明として機能する。また、図20(b)のように天井116側に有機ELモジュール2の発光面31を向けることによって、反射部材115の反射面が照射光を反射して、居住空間側に伝える。すなわち、有機ELモジュール2は、発光面31の位置を変化させることによって疑似的なコーブ照明として機能する。また、この状態において反射部材115の反射面は、光の光軸に対して交差している。
図20(c)のように壁117側に有機ELモジュール2の発光面31を向けることによって、反射部材115の反射面が照射光を反射して、居住空間側に伝える。すなわち、有機ELモジュール2は、発光面31の位置を変化させることによって疑似的なコーニス照明としても機能する。また、この状態において反射部材115の反射面は、光の光軸に対して交差している。
このように、図19に示される有機ELモジュールの取り付け構造1は、少なくとも3つの照明として機能するため、居住空間のレイアウトの変更等に柔軟に対応できる。
最後に、有機EL装置5を構成する各部位について説明する。
基板20は、透光性を有した基板が採用されている。例えば、フレキシブル基板やプラスチック基板などから適宜選択され採用される。ガラス基板やフィルム基板は透明性や加工性の良さの点から特に好ましい。
本実施形態では、基板20としてガラス基板が採用されている。
基板20の厚みは、0.3mmから5mmであり、0.5mmから3mmであることが好ましい。
また、基板20の面積は、25cm2から4m2であり、50cm2から2m2であることが好ましく、100cm2から2500cm2であることが特に好ましい。
有機EL素子30は、少なくとも、第1電極層21と、機能層22(有機発光層)と、第2電極層23から形成される積層体である。本実施形態では、基板20側から順に第1電極層21と、機能層22と、第2電極層23が積層されて形成されている。
第1電極層21の素材は、特に限定されるものではなく、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化錫(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)等の金属酸化物や、銀(Ag)、クロム(Cr)等のような金属などが採用される。機能層内の発光層から発生した光を効果的に取り出せる点では、透明性が高いITOあるいはIZOが特に好ましい。本実施形態では、ITOを採用している。
機能層22は、第1電極層21と第2電極層23との間に設けられ、少なくとも一つの発光層を有している層である。機能層22の素材は、主に有機化合物からなる複数の層から構成されている。この機能層22は、一般な有機EL装置に用いられている低分子系色素材料や、共役系高分子材料などの公知なもので形成することができる。また、この機能層22は、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などの複数の層からなる積層多層構造であってもよい。
第2電極層23の素材は、特に限定されるものではなく、例えば銀(Ag)やアルミニウム(Al)などが挙げられる。本実施形態の第2電極層23は、Alで形成されている。
封止部材16は、防水性及び絶縁性を有した公知の部材であり、例えば、SiO2等が採用できる。本実施形態では、SiO2を採用している。
均熱板17は、均熱性を有した板状体であり、例えば、グラファイトシートやアルミ板などが採用できる。
電極部35,36は、第1電極層21又は第2電極層23と直接的又は間接的に接続され、電気的に接続された部材である。電極部35,36の素材としては、電気伝導性を有すれば特に限定されるものではなく、例えば、異方性導電膜(ACF)や低温半田などが採用できる。また、第1電極層21又は第2電極層23の一部を電極部35,36として使用してもよい。なお、本実施形態では、電極部35,36は異方性導電膜(ACF)によって形成されている。
上記した実施形態では、有機ELモジュール2の対向する2辺に回転軸部105a,105bが設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機ELモジュール2の角部に回転軸部105a,105bを設けても良い。
上記した実施形態では、取り付け装置の支持部1つにつき、外部電源の正極と電気的に接続された導電部材90又は負極と電気的に接続された導電部材91を内蔵していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図21のように支持部1つにつき外部電源の正極と電気的に接続された導電部材90と、外部電源の負極と電気的に接続された導電部材91との双方を内蔵していてもよい。
上記した実施形態では、給電電極10a,10bの双方が伸縮自在となっており、姿勢変更が可能であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、給電電極10a,10bのうち一方が、姿勢変更できればよい。
上記した実施形態では、給電電極10a,10bがともに突出・退避姿勢をとるものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、給電電極10a,10bのうち一方が突出・退避姿勢を取れればよい。
上記した実施形態では、有機ELモジュール2を取り替える際に、給電電極10a,10bを同時に突出姿勢から退避姿勢、及び退避姿勢から突出姿勢に姿勢を変更させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、給電電極10a,10bのうち一方のみを突出姿勢から退避姿勢、退避姿勢から突出姿勢に姿勢を変更させて、有機ELモジュール2を取り替えてもよい。
上記した実施形態では、天井116と取り付け部85に跨がって反射部材115を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射部材を設けなくてもよい。すなわち、直接壁面によって反射させてもよい。
上記した実施形態では、有機ELモジュール2と回転軸部105とが一体的となって取り付け装置3の支持部86,87に対して相対的に回転する構造であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機ELモジュール2内で回転軸部105が相対的に回転する構造であってもよい。例えば、図22に示される有機ELモジュールでは、第2導電部材8と一体となった固定受け部120が設けられており、この固定受け部120内を、回転軸部105を備えた本体部材121が回転可能となっている。
上記した実施形態では、回転軸部105が突出姿勢及び退避姿勢をとるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、取り付け装置3の軸受け部が可動するものであってもよい。例えば、図23に示される有機ELモジュールでは、軸受け部130が弾性部材131によって付勢されている。そして、有機ELモジュールの取り付け装置3への取り付け時には、弾性部材131の弾性によって一時的に退避姿勢をとることで取り付けることが可能となっている。
1 有機ELモジュールの取り付け構造
2 有機ELモジュール
3 取り付け装置
10a,10b 給電電極(給電部材)
35,36 電極部(電極)
92,93 軸受け部
105a 回転軸部(軸部,第1軸部)
105b 回転軸部(軸部,第2軸部)
115 反射部材

Claims (4)

  1. 面状に広がりを有する基材上に、有機EL素子と複数の電極を有した有機EL装置を備えた有機ELモジュールと、
    当該有機ELモジュールを固定可能な取り付け装置と、を備えた有機ELモジュールの取り付け構造であって、
    前記有機EL素子は、少なくとも第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層されて形成されており、
    前記電極は、第1電極層又は第2電極層に直接的又は間接的に接続されており、
    前記取り付け装置は、有機ELモジュールを壁面に対して所定の間隔を空けて支持する支持部を有し、
    当該支持部は、外部電源と電気的に接続される軸受け部を有し、
    前記有機ELモジュールは、前記電極と電気的に接続された給電部材を有し、
    当該給電部材は、棒状の軸部を有し、当該軸部を介して前記軸受け部と電気的に接続されるものであり、
    前記軸部又は軸受け部の少なくとも一方は、その全部又は大部分が有機ELモジュールの外側又は支持部の外側に向けて突出した突出姿勢と、当該突出姿勢に対して有機ELモジュールの内側又は支持部の内側に向けて退避した退避姿勢とに姿勢を変更することができるものであり、
    有機ELモジュールは、軸部が前記軸受け部に軸支されることによって、軸部を中心に周方向に回転可能となっており、
    軸部又は軸受け部の姿勢を切り替えることによって有機ELモジュールを取り付け装置から着脱可能となっていることを特徴とする有機ELモジュールの取り付け構造。
  2. 前記取り付け装置は、少なくとも2つの壁面が交差する角部近傍に取り付けられるものであり、
    取り付け装置は、光を反射可能な反射面を備えた反射部材と、1つの壁面に対して支持部を固定する取り付け部を有し、
    当該反射部材は、他の壁面と取り付け部に跨がって取り付けられるものであることを特徴とする請求項1に記載の有機ELモジュールの取り付け構造。
  3. 複数の有機ELモジュールを並設する有機ELモジュールの取り付け構造であって、
    前記軸部は、有機ELモジュールの一辺の中央に設けられており、
    当該軸部は、隣接する有機ELモジュールの軸部と、並設方向に同一直線上に並んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機ELモジュールの取り付け構造。
  4. 面状に広がりを有する基材上に、第1電極層、有機発光層、及び第2電極層が積層された有機EL素子と、第1電極層又は第2電極層に直接的又は間接的に接続された複数の電極を有した有機EL装置を備えた有機ELモジュールにおいて、
    外部電源と電気的に接続される軸受け部を有した取り付け装置に取り付けて、壁面に対して所定の間隔を空けて固定できる有機ELモジュールであって、
    前記電極と電気的に接続された給電部材を有し、
    当該給電部材は、棒状の軸部を有し、当該軸部を介して前記軸受け部と電気的に接続されるものであり、
    当該軸部は、全部又は大部分が有機ELモジュールの内部から突出した突出姿勢と、当該突出姿勢に対して有機ELモジュールの内部に退避した退避姿勢と、に姿勢を変更することができるものであり、
    軸部が前記軸受け部に軸支されることによって、軸部を中心に周方向に回転可能となっており、かつ、軸部の姿勢を切り替えることによって取り付け装置から着脱可能となっていることを特徴とする有機ELモジュール。
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